JP4501768B2 - 変速機のシフト機構 - Google Patents

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Description

この発明は変速機のシフト機構に関し、より特定的には、慣性マス(マスダンパ)を有する変速機のシフト機構に関するものである。
従来、変速機のシフト機構は、たとえば特開平8−42689号公報(特許文献1)、特開平9−257127号公報(特許文献2)および特開2001−246957号公報(特許文献3)に開示されている。
特開平8−42689号公報 特開平9−257127号公報 特開2001−246957号公報
特許文献1でマスダンパのないシフト機構が開示されている。特許文献2では変速レバーに結合される片持ち腕に負荷質量が設けられた自動車の変速機用シフト装置が開示されている。特許文献3では、車室内に設けられるシフトレバーと、手動変速機の外側に設けられるケーブルレバーと、シフトレバーとケーブルレバーとを連結するシフトケーブルとを有する手動変速機のシフトレバー構造において、シフトレバーの一端側に手動変速機の変速操作部を接続して設けるとともに、ケーブルレバーの中央部位にシフトケーブルを接続して設け、シフトレバーの他端側には別体に形成したマス部を溶着した構造が開示されている。
上述のような従来の技術では、手動変速機のシフト機構において慣性マスが変速機ケーブル外側に設けられており、変速機の車両搭載性を悪化させるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、小型化が可能で搭載性が向上した変速機のシフト機構を提供することを目的とする。
この発明に従った変速機のシフト機構はケースと、ケース内に収納され、軸方向の変位と周方向の回動が可能なシフトセレクトレバーシャフトと、ケース内でシフトセレクトレバーシャフトと第一係合部において係合し、慣性マスと結合され、第一回動軸を中心として回動する第一インナーレバーと、ケース内でシフトセレクトレバーシャフトと第二係合部において係合し、アウターレバーと結合され、第二回動軸を中心として回動する第二インナーレバーとを備える。第一係合部から第一回動軸までの長さよりも第一回動軸から慣性マス重心までの長さが長く、第二係合部から第二回動軸までの長さよりも第二回動軸からアウターレバーの操作点までの長さが長い。
このように構成された変速機のシフト機構においては、第一インナーレバーに慣性マスを設けることによって、変速機の小型化が可能になる。また、2つのレバー比の効果によって慣性マスの効果が増大し、慣性マスの軽量化が可能となる。
この発明に従った変速機のシフト機構は、ケースと、ケース内に収納され、軸方向の変位と周方向の回動が可能なシフトセレクトレバーシャフトと、ケース内でシフトセレクトレバーシャフトと第一係合部において係合し、慣性マスと結合され、第一回動軸を中心として回動する第一インナーレバーと、第一インナーレバーと第二係合部において係合し、アウターレバーと結合され、第二回動軸を中心として回動し、アウターレバーの回動に応じて第二回動軸から第二係合部までの距離が変化する第二インナーレバーとを備え、第一係合部から第一回動軸までの長さよりも第一回動軸から慣性マス重心までの長さが長く、第二係合部から第二回動軸までの長さよりも第二回動軸からアウターレバーの操作点までの長さが長い。
このように構成された変速機のシフト機構では、シフト操作量に応じて、レバー比が変化することで操作状況に応じたレバー比を供することができる。
好ましくは、シフトセレクトレバーシャフトを軸方向に移動させるように慣性マスが第一回動軸を中心として回動する。
好ましくは、第一および第二回動軸の少なくとも一方はシフトセレクトレバーシャフトと非平行である。
この発明に従えば、小型化が可能で、かつ車両への搭載性が向上する変速機のシフト機構を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った変速機のシフト機構の断面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。図1および図2を参照して、この発明の実施の形態1に従った変速機のシフト機構1はケース10と、ケース10内に収納され、軸方向の変位と周方向の回動が可能なシフトセレクトレバーシャフト60と、ケース10内でシフトセレクトレバーシャフト60と第一係合部62において係合し、慣性マス50と結合され、慣性マス50と第一係合部62との間の第一回動軸44を中心として回動する第一インナーレバー40と、ケース10内でシフトセレクトレバーシャフト60と第二係合部61において係合し、アウターレバー20と結合され、アウターレバー20と第二係合部61との間の第二回動軸24を中心として回動する第二インナーレバー30とを備える。第一係合部62から第一回動軸44までの長さL3よりも第一回動軸44から重心55までの長さL4が長い。第二係合部61から第二回動軸24までの長さL2よりも第二回動軸24からアウターレバー20の操作点としての操作ピン25までの長さL1が長い。
シフトセレクトレバーシャフト60を軸方向に移動させるように慣性マス50が第一回動軸44を中心として回動する。
第一回動軸44および第二回動軸24はシフトセレクトレバーシャフト60と非平行である。
変速機のシフト機構1は、たとえば車両に搭載される変速機の適切なギアを選択するための機構であり、手動変速機の一部として用いられる。または、手動変速機だけでなく、電気的にギアを選択する変速機や、アクチュエータなどを用いて適切なギアを選択する変速機の一部として用いられてもよい。
ケース10は、たとえばアルミニウム合金などにより構成され、軽量かつ高剛性に構成される。ケース10は箱型であり、その内部に手動変速機のシフト機構を構成するさまざまな部品(要素)が収納される。
ケース10の外部にはアウターレバー20が取付けられる。アウターレバー20は所定の方向に回動可能である。シャフト21は回動中心として作用し、シャフト21は第二回動軸24を中心として回動する。シャフト21を中心としてアウターレバー20が回動する。アウターレバー20の一方端にシャフト21が取付けられ、他方端に操作点としての操作ピン25が取付けられる。操作ピン25はケーブルにより操作され、シャフト21を中心として操作ピン25を回動させることが可能である。
シャフト21はケース10外部からケース10内部に向かって延び、その先端部は第二インナーレバー30に固着されている。すなわち、シャフト21の回動は第二インナーレバー30に伝えられ、第二インナーレバー30がシャフト21を中心として回動する。
第二インナーレバー30の先端部はシフトセレクトレバーシャフト60の第二係合部61に係合している。この実施の形態では、第二係合部61が「O」形状であるが、これに限られるものではなく、第二係合部61が突出しており、この突出部分を受入れる溝が第二インナーレバー30に設けられていてもよい。
シフトセレクトレバーシャフト60は一方向に延びる棒状部材であり、矢印162で示す方向にスライド可能で、かつ矢印161で示す方向に回動可能である。シフトセレクトレバーシャフト60にはピン110が設けられ、ピン110は3本のシフトヘッド120から122のいずれかを選択する。各々のシフトヘッド120から122には、シフトフォーク130から132が取付けられており、シフトフォーク130から132はシンクロ機構を構成するハブスリーブを保持している。第一インナーレバー40は第一係合部62によりシフトセレクトレバーシャフト60と係合している。
シフトセレクトレバーシャフト60の上側に第二インナーレバー30が配置され、下側に第一インナーレバー40が配置される。第一インナーレバー40はシャフト41の端部に固定されており、シャフト41を中心として、すなわち第一回動軸44を中心として回動することが可能である。シャフト41の端部にはアーム51が取付けられ、アーム51の先端にはマスダンパとしての慣性マス50が配置される。慣性マス50はシフトアシスト機構として作用し、慣性マス50はシフトセレクトレバーシャフト60のシフト(スライド)方向の荷重を補助する働きがある。これにより、トランスミッション内部におけるギアの噛合いをスムーズに行なうことができる。かつ、慣性マス50が存在することにより、シフト時に各部で発生する金属接触による振動を室内へ伝えることを防止できる。
操作ピン25の回動半径をL1、第二インナーレバー30の回動半径をL2、第一インナーレバー40の回動半径をL3、慣性マス50の回動半径をL4とする。慣性マス50のレバー比、すなわち操作ピン25の移動距離と慣性マス50の移動距離との比は、以下の式で表わされる。
(L2/L1)×(L4/L3)
なお、図1で示す機構では、矢印161で示す方向がセレクト方向であり、矢印162で示す方向がシフト方向である。
次に、シフト機構1の動作について説明する。運転者はシフトレバーを操作し、この操作がケーブルにより操作ピン25に伝えられ、操作ピン25が第二回動軸24を中心として回動する。この回動がシャフト21へ伝わる。シャフト21が第二インナーレバー30を回動させ、この回動は、第二係合部61を介してシフトセレクトレバーシャフト60へ伝わる。シフトセレクトレバーシャフト60は矢印162で示す方向にスライドする。シフトセレクトレバーシャフト60がスライドすると、第一係合部62においてシフトセレクトレバーシャフト60と係合している第一インナーレバー40は第一回動軸44を中心として回動する。この回動がシャフト41およびアーム51を経由して慣性マス50へ伝えられる。シフトセレクトレバーシャフト60のピン110はいずれかのシフトヘッド120から122に接続されているため、シフトヘッド120から122のいずれかを移動させて、所定の変速段とすることができる。
図2を参照して、第一係合部62および第二係合部61はそれぞれ凹部であり、同一線上に並ぶように配置される。第一係合部62および第二係合部61は凹部である必要はなく、凸部であってもよい。
図3は別の例に従った第一係合部および第二係合部の断面図である。図3を参照して、第一係合部62および第二係合部61は互いにずれた位置に存在してもよい。また、図2および図3では第一係合部62がシフトセレクトレバーシャフト60の下側に設けられ、第二係合部61がシフトセレクトレバーシャフト60の上側に設けられるが、これに限られるものではなく、第一係合部62がシフトセレクトレバーシャフト60の上側および下側のいずれに設けられてもよい。また同様に第二係合部61がシフトセレクトレバーシャフト60の上側または下側のいずれに設けられていてもよい。また、シャフト41とシャフト21とを図18で示すように軸方向、回転方向ともに自由な位置に配置してもよい。
さらに、図1では、慣性マス50がケース10内に収納される構造を示したが、これに限られるものではなく、ケース10が二点鎖線で示す位置に存在し、慣性マス50およびアーム51がケース10の外側に存在してもよい。ケース10内は潤滑油101で潤滑される。
このように構成された実施の形態1に従ったシフト機構1では、第一インナーレバー40に慣性マス50を設けることによって、変速機の小型化が可能となる。さらに、2つのレバー比(L2/L1とL4/L3)を調整することによって、慣性マスの効果が増大し、慣性マスの軽量化が可能となる。
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2に従った変速機のシフト機構の断面図である。図4を参照して、実施の形態2に従ったシフト機構1では第一回動軸44と第二回動軸24が互いに平行である点で、実施の形態1に従ったシフト機構1と異なる。第二係合部61はシフトセレクトレバーシャフト60の下側に設けられ、第一係合部62はシフトセレクトレバーシャフト60の上側に設けられる。第二回動軸24を中心として操作ピン25を回動させると、この回動がアウターレバー20を介してシャフト21に伝わる。シャフト21は第二回動軸24を中心として第二インナーレバー30を回動させる。第二インナーレバー30は第二係合部61においてシフトセレクトレバーシャフト60と係合しているため、シフトセレクトレバーシャフト60が矢印162で示す方向にスライドする。このとき、ピン110がいずれかのシフトヘッド120から122に接続されているため、シフトヘッド120から122のいずれかを移動させて所定の変速段とすることができる。
第一インナーレバー40が第一係合部62によりシフトセレクトレバーシャフト60と係合しているため、シフトセレクトレバーシャフト60が矢印162で示す方向へ移動すると、第一インナーレバー40は第一回動軸44を中心として回動する。この回動がシャフト41およびアーム51を経由して慣性マス50へ伝えられ、慣性マス50は第一回動軸44を中心として回動する。
図5は、図4中の矢印Vで示す方向から見た平面図である。図5を参照して、実線で示す位置にアウターレバー20が設けられてもよい。この場合、アーム51とアウターレバー20は同一面上に位置する。これとは異なり、点線で示す位置にアウターレバー20を設けてもよい。この場合、実線で示す位置からのずれはWとなる。アウターレバー20の位置は特に制限されるものではなく、アウターレバー20の動きが第二係合部61を介してシフトセレクトレバーシャフト60に伝達できる位置であれば特に制限されるものではない。
図6は、図4中のVI−VI線に沿った断面図である。図6を参照して、シフトセレクトレバーシャフト60と第一インナーレバー40が第一係合部62において係合(嵌合)している。シフトセレクトレバーシャフト60の第二係合部61に第二インナーレバー30が係合(嵌合)している。
図7は、別の例に従ったシフトセレクトレバーシャフトの断面図である。なお、図7は図5中の点線で示す位置にアウターレバーが存在する場合の断面図である。図7を参照して、シフトセレクトレバーシャフト60の第一係合部62と第二係合部61とは距離Wだけずれて存在する。
このように構成された、実施の形態2に従ったシフト機構でも、実施の形態1に従ったシフト機構と同様の効果がある。
(実施の形態3)
図8は、この発明の実施の形態3に従ったシフト機構の断面図である。図8を参照して、この発明の実施の形態3に従ったシフト機構では、第二インナーレバー30が第一インナーレバー40を経由してシフトセレクトレバーシャフト60と係合している点で、実施の形態1に従ったシフト機構1と異なる。
図9は、図8中のIX−IX線に沿った断面図である。図8および図9を参照して、第二インナーレバー30の先端に凹部により第二係合部32が構成され、この第二係合部32が第一インナーレバー40の先端部と係合している。第一回動軸44と第二回動軸24とは直交しており、第一インナーレバー40は第一回動軸44を中心として回動することが可能である。第一インナーレバー40の一端が第二インナーレバー30に係合しており、他端が第一係合部62においてシフトセレクトレバーシャフト60と係合しているため、第二インナーレバー30の回動は逆方向の回動となってシフトセレクトレバーシャフト60に伝達される。この実施の形態におけるレバー比は以下の式で表わされる。
(L2/L1)×(L5/L3)
なお、ケース10が慣性マス50を取囲む構造を示しているが、これに限られるものではなく、二点鎖線で示すようにケース10が小型化され、慣性マス50が外部に設けられていてもよい。
図10は回動した第二インナーレバーの断面図である。図10を参照して、回動前の第二回動軸から第二係合部32までの長さL2と、回動後における第二回動軸から第二係合部32までの長さL2Aとは異なる。
図11は、図8中のXI−XI線に沿った断面図である。図11を参照して、第一インナーレバー40はシャフト41に嵌め合わされ、かつ上下方向に突出した形状とされており、各々の突出部分がシフトセレクトレバーシャフト60および第二インナーレバー30に係合することで第一係合部62および第二係合部32を構成している。
なお、図11では、シフトセレクトレバーシャフト60および第二インナーレバー30に凹部が設けられ、第一インナーレバー40に凸部が設けられているが、逆にシフトセレクトレバーシャフト60および第二インナーレバー30に凸部が設けられて、この凸部に嵌まり合うように第一インナーレバー40に凹部が設けられ、これらが係合することで第一係合部62および第二係合部32が構成されていてもよい。
このように構成された、実施の形態3に従ったシフト機構1では、実施の形態1および2に従ったシフト機構と同様の効果がある。
さらに、シフトセレクトレバーシャフト60への係合部が1つとなり、シフトセレクトレバーシャフト60に複数の係合部を設けなくてもよいという効果がある。
(実施の形態4)
図12は、この発明の実施の形態4に従った変速機のシフト機構の断面図である。図13は、図12中の矢印XIIIで示す方向から見たシフト機構の平面図である。図14は、図12中のXIV−XIV線に沿った断面図である。図15は図12中のXV−XV線に沿った断面図である。図12および図13を参照して、実施の形態4に従ったシフト機構1では、第一インナーレバー40とシャフト41とが一体化されており、第一インナーレバー40が第二インナーレバー30およびシフトセレクトレバーシャフト60に係合している。アウターレバー20と慣性マス50は独立した回転軸上に設定されており、アウターレバー20は第二回動軸24を中心として回動し、慣性マス50は第一回動軸44を中心として回動する。アウターレバー20は第二インナーレバー30と結合されており一体として回動する。慣性マス50は第一インナーレバー40と結合されており一体として回動する。第一インナーレバー40はシフトセレクトレバーシャフト60の溝に入り込んでおり、これを動かすと同時に第一インナーレバー40は第二インナーレバー30に挟まれており動かされる。
レバー比は以下の式で表わされる。
(L4/L3)×(L2/L1)
マスの効果はこのレバー比の二乗に比例するため、L2>L3となるように設定すれば、アウターレバー20と直接結合した場合のレバー比L4/L1に比べて、(L2/L3)の二乗だけ大きなマスの効果を得ることができる。
慣性マス50が単独で旋回できるように軸受けされるとともに、第一インナーレバー40と電動式に接続されている。慣性マス50の旋回軸である第一回動軸44は第一および第二インナーレバーの回動軸と平行もしくは直角である。また、図19で示すように、第一回動軸44を第一および第二インナーレバーの回転軸に対して斜めに配置してもよい。慣性マス50の重心55から旋回軸である第一回動軸44までの距離をL4とし、慣性マス50と第二インナーレバー30との電動接続部である第二係合部32から第一回動軸44までの距離L3との間で、L4がL3より大きくなる構造とする。第二係合部32から第二回動軸24までの距離L2が第二係合部32から第一回動軸44までの距離L3よりも大きくなるようにする。この実施の形態では、リンク機構を用いて慣性マス50を動かしているが、リンク機構でなく、歯車またはチェーンなどにより慣性マス50を動かしてもよい。
図14および図15を参照して、中立時とシフト時におけるレバー比がこの実施の形態では異なる。すなわち、中立時には第二回動軸24から第二係合部32までの距離はL2であるのに対し、シフト時には、第二回動軸24から第二係合部32までの距離はL2Aとなりこの距離L2Aは距離L2よりも大きくなる。シフト開始付近はレバー比が大きくなるため、操作力の低減が可能となり、シフト後半の操作力の小さい範囲ではレバー比が小さくなるためストロークを低減することができる。その結果、ストロークの増加を最小限に抑えて操作力を低減できる構造となっている。
具体的には、シフト操作力は第二インナーレバー30から第一インナーレバー40を経由してシフトセレクトレバーシャフトに伝達される。このとき、第二インナーレバー30の長さは中立時にはL2であるが、シフト後はL2Aとなり大きくなる構造とされる。よって、一番操作力の必要なシフト開始時から同期時にはレバー比が大きく、操作量の必要がない同期後はレバー比を小さくしてストロークを短くすることができる。
このようなレバー比の可変構造について詳細に説明する。図16を参照して、L2=25、L3=15とした場合、8mmのシフトストロークを得る場合、シフト角度θは16.4度となる。また、L2Aは28.4となる。
これに対し、図17で示す機構では、L2=L2Aであり、レバー比は変化しない。この場合、シフト角度θは18.7度となる。図16および図17の機構では、シフト角度の比率は18.7/16.4=1.14であり、14%のシフトストロークの低減を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従った変速機のシフト機構の断面図である。 図1中のII−II線に沿った断面図である。 別の例に従った第一係合部および第二係合部の断面図である。 この発明の実施の形態2に従った変速機のシフト機構の断面図である。 図4中の矢印Vで示す方向から見た平面図である。 図4中のVI−VI線に沿った断面図である。 別の例に従ったシフトセレクトレバーシャフトの断面図である。 この発明の実施の形態3に従った変速機のシフト機構の断面図である。 図8中のIX−IX線に沿った断面図である。 回動した第二インナーレバーの断面図である。 図8中のXI−XI線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態4に従った変速機のシフト機構の断面図である。 図12中の矢印XIIIで示す方向から見たシフト機構の平面図である。 図12中のXIV−XIV線に沿った断面図である。 図12中のXV−XV線に沿った断面図である。 レバー比の可変構造を説明するために示すインナーレバーの平面図である。 従来のインナーレバーの平面図である。 実施の形態1に従った変速機のシフト機構の断面図である。 実施の形態2に従った変速機のシフト機構の断面図である。
符号の説明
1 シフト機構、10 ケース、20 アウターレバー、21 シャフト、24 第二回動軸、25 操作ピン、30 第二インナーレバー、32 第二係合部、40 第一インナーレバー、44 第一回動軸、50 慣性マス、55 重心、60 シフトセレクトレバーシャフト、61 第二係合部、62 第一係合部、101 潤滑油、110 ピン、120 シフトヘッド、130 シフトフォーク。

Claims (4)

  1. ケースと、
    前記ケース内に収納され、軸方向の変位と周方向の回動が可能なシフトセレクトレバーシャフトと、
    前記ケース内で前記シフトセレクトレバーシャフトと第一係合部において係合し、慣性マスと結合され、第一回動軸を中心として回動する第一インナーレバーと、
    前記ケース内で前記シフトセレクトレバーシャフトと第二係合部において係合し、アウターレバーと結合され、第二回動軸を中心として回動する第二インナーレバーとを備え、
    前記第一係合部から前記第一回動軸までの長さよりも前記第一回動軸から前記慣性マス重心までの長さが長く、前記第二係合部から前記第二回動軸までの長さよりも前記第二回動軸から前記アウターレバーの操作点までの長さが長い、変速機のシフト機構。
  2. 前記シフトセレクトレバーシャフトを軸方向に移動させるように前記慣性マスが前記回動軸を中心として回動する、請求項1に記載の変速機のシフト機構。
  3. 前記第一および第二回動軸の少なくとも一方は前記シフトセレクトレバーシャフトと非平行である、請求項1に記載の変速機のシフト機構。
  4. ケースと、
    前記ケース内に収納され、軸方向の変位と周方向の回動が可能なシフトセレクトレバーシャフトと、
    前記ケース内で前記シフトセレクトレバーシャフトと第一係合部において係合し、慣性マスと結合され、第一回動軸を中心として回動する第一インナーレバーと、
    前記第一インナーレバーと第二係合部において係合し、アウターレバーと結合され、第二回動軸を中心として回動し、前記アウターレバーの回動に応じて前記第二回動軸から前記第二係合部までの距離が変化する第二インナーレバーとを備え、
    前記第一係合部から前記第一回動軸までの長さよりも前記第一回動軸から前記慣性マス重心までの長さが長く、前記第二係合部から前記第二回動軸までの長さよりも前記第二回動軸から前記アウターレバーの操作点までの長さが長い、変速機のシフト機構。
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