JP4467993B2 - マニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トランスミッションのシフトコントロール装置に関し、特に、マニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置に関する。
特許文献1の発明の実施の形態には、一端にシフトケーブルが係止され、シフト操作に応じてシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心にして揺動し、セレクト操作に応じて該シフトアンドセレクトシャフトの軸方向に沿って移動するアウターレバーを備えた自動車用手動変速機において、一端がケースに枢支され他端に慣性マスが取り付けられ、前記アウターレバーがシフト方向に揺動した場合には該アウターレバーと係合して該シフト方向に揺動し、該アウターレバーがセレクト方向に移動した場合には不動である慣性レバーを備えている自動車用手動変速機のシフト装置が開示されている。
特開2003−106449号公報(段落0031〜0035、図1)
特許文献1の装置のようにマニュアルトランスミッションのシフト操作系にマスダンパーを付加するとシフトフィーリング向上に効果がある一方で、シフト操作前半にシフトレバーの揺り戻り(図3参照)が生じるため、シフトフィーリングが低下するおそれがある。
本発明の目的は、シフト操作系に慣性マスを付加することによって生じるシフトフィーリングの低下が防止されるトランスミッションのシフトコントロール装置を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明は、第1の視点において、シフトレバーのシフト方向の操作に応じて該シフト方向に揺動するアームと、前記アームがニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動した際に該アームと係合することにより、該アームを介して前記シフトレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、前記アームの一端に取付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子と、前記慣性マスに前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、前記滑子が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝と、を有し、前記溝の形状は、前記アームが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、該滑子が該溝内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は該滑子が該溝の壁面と係合することにより該アームと前記慣性マスが前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている、ことを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置を提供する。
本発明は、好ましくは、前記慣性マスが、前記シフトレバーの少なくともセレクト操作に対して不動な部材に枢支されることを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置を提供する。
本発明は、第1の視点に基づく第2の視点において、前記アームの他端を前記不動な部材に枢支する枢軸ピンと、前記アームの中間部を前記シフトレバーに連結する連結ピンと、を有し、前記枢軸ピンと前記連結ピンとの軸間距離を「L1」、前記枢軸ピンと前記滑子との軸間距離を「L2」とすると、L2/L1の比を大きくすることにより、前記シフトレバーの慣性を増大させたことを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置を提供する。
本発明は、第の視点において、シフトアンドセレクトシャフトの軸に対して揺動自在に支持され、シフトアウターレバーがニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際に該シフトアウターレバーと係合するアームと、前記アームに取り付けられ、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動して該アームと係合した際に、該アームを介して前記シフトアウターレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、を有する、ことを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置を提供する。
本発明は、第の視点において、少なくともセレクト操作に対して不動な部材に揺動自在に枢支され、前記シフトアウターレバーがニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際に該シフトアウターレバーと係合するアームと、前記アームに取り付けられ、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動して該アームと係合した際に、該アームを介して前記シフトアウターレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、を有する、ことを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置を提供する。
本発明によれば、シフト操作系において、シフトストロークの途中から、慣性マスがシフトレバー又はシフトアウターレバーに作用するため、シフトマス付加によるデメリット、すなわち、シフト操作前半におけるシフトレバーの揺り戻りが解消され、シフト操作後半においてシフト操作力の変動が小さくなり、この結果、広範囲に亘ってシフトフィーリングが向上される。また、本発明によれば、慣性マスの動作範囲が小さくなるため、シフトコントロール装置をコンパクトに構成することができる。
特に、本発明の第の視点に係る装置によれば、セレクト操作においては慣性マスが不動であるため、シフトコントロール装置をよりコンパクトに構成することができる。
本発明の第1又は第2の視点に係る装置はFR車両に好適に適用される。
本発明の第又は第の視点に係る装置はFF車両に好適に適用される。本発明の第の視点又は第の視点に係る装置をFF車両に適用した場合には、慣性マスの動作範囲が小さくなることにより又はセレクト操作に伴う慣性マスの動きがないため、シフトコントロール装置をそれぞれさらにコンパクトに構成することができる。
本発明は、シフト位置がシフトレバーの操作に応じてコントロールされるトランスミッション、又はシフト操作によりシフトアウターレバーがシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心として揺動することによりシフト位置がコントロールされるトランスミッションに好適に適用される。
本発明の好ましい実施の形態に係る装置は、前記慣性マスに接続され該慣性マスをニュートラル位置に復帰させる付勢力を発生するばねを有する。このばねの作用によって、シフト操作によりシフトレバー又はシフトアウターレバーが慣性マスに力を作用しない状態でニュートラル位置に戻る際、慣性マスもニュートラル位置に復帰することができる。
本発明の好ましい実施の形態に係る装置は、シフト位置がシフトレバーの操作に応じてコントロールされるトランスミッションにおいて、前記シフトレバーのシフト方向の操作に応じて該シフト方向に揺動するアームと、前記アームがニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動した際に該アームと係合することにより、該アームを介して前記シフトレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、前記アームに取付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子(ピン)と、前記慣性マスに前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、前記滑子が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝(長穴)と、を有し、前記溝の形状は、前記アームが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、該滑子が該溝内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は該滑子が該溝の壁面と係合することにより該アームと前記慣性マスが前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている。この実施の形態によれば、溝形状に応じて慣性マスが回動を開始する点が定められ、例えば、慣性マスはニュートラル位置では回転せず、シフトストローク30%付近で回動を開始して、シフトレバーの慣性を増大させることができる。好ましくは、前記装置は、前記アームの他端を前記不動な部材に枢支する枢軸ピンと、前記アームの中間部を前記シフトレバーに連結する連結ピンと、を有し、前記枢軸ピンと前記連結ピンとの軸間距離を「L1」、前記枢軸ピンと前記滑子との軸間距離を「L2」とすると、L2/L1の比を大きくすることにより、前記シフトレバーの慣性を増大させる。
本発明の好ましい実施の形態に係る装置は、シフト操作によりシフトアウターレバーがシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心として揺動することによりシフト位置がコントロールされるトランスミッションにおいて、前記シフトアンドセレクトシャフトの軸に対して揺動自在に支持され、前記シフトアウターレバーがニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際に該シフトアウターレバーと係合するアームと、前記アームに取り付けられ、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動して該アームと係合した際に、該アームを介して前記シフトアウターレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、前記アームに取り付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子(ピン)と、前記シフトアウターレバーに前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、前記滑子が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝(長穴)と、を有し、前記溝の形状は、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、該滑子が該溝内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は該滑子が該溝の壁面と係合することにより該シフトアウターレバーと前記アームが前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている。
本発明の好ましい実施の形態に係る装置は、シフト操作によりシフトアウターレバーがシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心として揺動することによりシフト位置がコントロールされるトランスミッションにおいて、少なくともセレクト操作に対して不動な部材に揺動自在に枢支され、前記シフトアウターレバーがニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際に該シフトアウターレバーと係合するアームと、前記アームに取り付けられ、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動して該アームと係合した際に、該アームを介して前記シフトアウターレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、前記アームに取り付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子(ピン)と、前記シフトアウターレバーに前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、前記滑子が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝(長穴)と、を有し、前記溝の形状は、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、該滑子が該溝内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は該滑子が該溝の壁面と係合することにより該シフトアウターレバーと前記アームが前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている。
本発明の好ましい実施の形態において、本発明のシフトコントロール装置は、例えば、下記のようなマニュアルトランスミッションに適用される。
前記マニュアルトランスミッションは、常時噛合式のギヤ部と、前記ギヤ部の変速を行う操作機構部と、本発明が適用されるコントロール部と、を含んで構成される。
前記ギヤ部は、複数の軸を有し、該複数の軸に複数のギヤが遊転可能又は一体回転可能に装着され、互いに異なる該軸に装着された複数のギヤ同士が常時噛み合わされる。
前記装置機構部は、前記軸を軸方向に沿って移動することにより遊転可能な前記ギヤを該軸に一体回転可能に固定するスリーブ等を備えたシンクロナイザリング機構を有する。
前記コントロール部は、シフトアンドセレクトシャフトに軸方向に移動可能に連結されて複数の前記スリーブにそれぞれ接続される複数のシフトフォーク、セレクト方向に操作されることにより前記複数のシフトフォークのいずれかを選択し、シフト方向に操作されることにより選択された前記シフトフォークを介していずれかの前記ギヤを前記軸に固定して所定の変速段を実現するためのシフトレバー(シフトアウターレバー)と、を含んで構成される。
本発明の好ましい実施の形態において、本発明のシフトコントロール装置は、例えば、下記のようなマニュアルトランスミッションに適用される。
前記マニュアルトランスミッションは、常時噛合式のギヤ部と、前記ギヤ部の変速を行う操作機構部と、本発明が適用されるコントロール部と、を含んで構成される。
前記ギヤ部は、複数の軸を有し、該複数の軸に複数のギヤが遊転可能又は一体回転可能に装着され、互いに異なる該軸に装着された複数のギヤ同士が常時噛み合わされる。
前記装置機構部は、前記軸を軸方向に沿って移動することにより遊転可能な前記ギヤを該軸に一体回転可能に固定するスリーブ等を備えたシンクロナイザリング機構を有する。
前記コントロール部は、一端にシフトケーブルが係止され、シフト操作に応じてシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心として揺動し、且つセレクト操作に応じて前記シフトアンドセレクトシャフトの軸方向に移動するシフトアウターレバーを有する。シフトアウターレバーのセレクト方向の揺動に応じてシフトフォークが選択され、シフトアウターレバーのシフト方向の揺動に応じて前記シフトフォークを介して前記スリーブが所定のギヤを所定の軸に回転方向に関して固定されることにより、所定の変速段が達成される。
比較例1
図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明する。まず、第1の比較例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明する。第1の比較例並びに第1及び第2の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフト位置及びセレクト位置がシフトレバーの操作に応じてコントロールされるマニュアルトランスミッションを備えたFR車両に適用される。
図1(A)は第1の比較例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、図1(B)は図1(A)の側面動作図である。
図1(A)及び図1(B)を参照すると、トランスミッションケース74には、シフトレバーリテーナ75が取り付けられている。シフトレバーリテーナ75は、シフトレバー61の大球部をシフト方向及びセレクト方向に揺動可能に受容している。トランスミッションケース74には、シフトレバーシャフトハウジング62を挿通したシフトアンドセレクトシャフト63が支持されている。また、シフトレバーシャフトハウジング62はシフトフォークシャフト(図示せず)に連結される構成になっている。トランスミッションケース74には、アーム支持シャフト66を介して、アーム65の一端が揺動可能に枢支されている。
シフトレバー61の先端は、シフトレバーシャフトハウジング62に収容されている。シフトレバーシャフトハウジング62には、シフトブロック64が固定されている。シフトブロック64に形成された溝には、アーム取付ピン67が収容されている。
シフトレバー61の先端とアーム65の中間部とは、アーム取付ピン67を介して連結されていることにより、シフトレバー61のシフト方向の操作に応じてアーム65は同シフト方向に揺動する。
アーム65の他端部には溝68が形成されている。トランスミッションケース74の外側には、カバー72が取り付けられている。トランスミッションケース74の内側には、慣性円板支持シャフト70を中心軸として、慣性円板69が回動可能に枢支されている。慣性円板69の外周部には慣性円板取付ピン71が取り付けられている。慣性円板取付ピン(滑子)71がアーム65の溝68に係合していることにより、アーム65がシフト方向に沿って揺動したとき、慣性円板取付ピン71は溝68に沿って変位して、慣性円板69は慣性円板支持シャフト70を中心軸として回動する。
以上説明した第1の比較例に係るシフトコントロール装置の動作を説明する。図1(B)中、実線(一部破線)は、シフトレバー61等のニュートラル状態を示している。シフトレバー61をシフト方向(図1(B)中の矢印方向)に操作すると、アーム65がシフト方向に揺動し、慣性円板69に取り付けられた慣性円板取付ピン71がアーム65の溝68と係合していることにより、慣性円板69が回動する。第1の比較例に係るシフトコントロール装置によれば、シフトレバー61のシフト操作に伴って、常に(シフト操作全域、すなわち、ニュートラルからシフト完了までのアーム65の回動角度Aで、又はニュートラルからシフト完了までの慣性円板69の回動角度Bで、)、慣性円板69が回動することにより、慣性円板69はシフトストローク全域においてマスダンパーとして作用する。
図2(A)は本発明の第1の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、図2(B)は図2(A)の側面動作図である。
図2(A)及び図2(B)を参照すると、トランスミッションケース16には、シフトレバーリテーナ17が取り付けられている。シフトレバーリテーナ17は、シフトレバー1の大球部をシフト方向及びセレクト方向に揺動可能に受容している。トランスミッションケース16には、シフトレバーシャフトハウジング2を挿通したシフトアンドセレクトシャフト3が支持されている。なお、シフトレバーシャフトハウジング2の他端はシフトフォークシャフト(図示せず)に連結されている。
第1の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフトレバー1のシフト方向の操作に応じて該シフト方向に揺動するアーム5と、アーム5がニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動した際にアーム5と係合することにより、アーム5を介してシフトレバー1の慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マス9(以下「慣性円板9」と称する)と、を有している。
慣性円板9は、シフトレバー1の少なくともセレクト操作に対して不動な部材、すなわち、トランスミッションケース16に、慣性円板支持シャフト10を中心軸として、回動可能に枢支されている。
アーム5の一端は、アーム支持シャフト6を介して、トランスミッションケース16に枢支されている。
シフトレバー1の先端は、シフトレバーシャフトハウジング2に収容されている。シフトレバーシャフトハウジング2には、シフトブロック4が固定されている。シフトブロック4に形成された溝には、アーム取付ピン7が収容されている。
シフトレバー1の先端とアーム5の中間部とは、アーム取付ピン7を介して連結されていることにより、シフトレバー1のシフト方向の操作に応じてアーム5は同シフト方向に揺動する。
アーム5の一端には、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子8が取り付けられている。一方、慣性円板9には、前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、滑子8が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝11が形成されている。
溝11の形状は、アーム5が前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、滑子8が溝11内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は滑子8が溝11の壁面と係合することによりアーム5と慣性円板9がシフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている。
トランスミッションケース16の外側にはカバー14が取り付けられ、カバー14にはカバー取付ピン15が装着されている。トランスミッションケース16の内側において、慣性円板9とカバー14(或いはトランスミッションケース16)の間には、慣性円板9をニュートラル位置に復帰させるよう作用するバネ13が介装されている。
以上説明した第1の実施例に係るシフトコントロール装置の動作を説明する。第1の実施例に係るシフトコントロール装置においては、シフトレバー1のシフト操作(図2(B)中の矢印方向の操作)に伴って、ニュートラル位置から所定の角度aまでは(シフト操作前半領域では)アーム5のみが揺動し、所定の角度aからシフト完了角度Aの間で、アーム5と共に慣性円板9は回動する。すなわち、第1の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフトストロークの途中から、慣性マスが作用する構成を有する。これによって、第1の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフト操作前半領域におけるシフトレバーの揺り戻りを防止しながら、すなわち、シフト操作前半領域のシフトフィーリングを損なうことなく、マス効果の必要なシフト操作後半のシフトフィーリングを向上させることができる。
図3は、本発明の第1の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置のシフトフィーリングを、前記第1の比較例等に係る装置のシフトフィーリングと対比して説明するための図である。
図3中、実線は慣性マスが取り付けられていないシフトコントロール装置のシフトフィーリングを示す線であり、点線は第1の比較例に係るシフトコントロール装置のシフトフィーリングを示す線であり、破線は第1の実施例に係るシフトコントロール装置のシフトフィーリングを示す線である。
図3中の上部及び下部を参照すると、シフト操作前半領域において、慣性マスが常に作動する第1の比較例の装置によれば、シフトレバーの揺り戻りが発生している。図3中の上部を参照すると、シフト操作後半領域において、慣性マスが無い装置によれば、シフト操作力及びそのピーク荷重の変動が大きくシフトフィーリングが悪化している。これらに対して、第1の実施例の装置によれば、シフト操作前半領域において、シフトレバーの揺り戻りがなく、シフト操作後半領域において、シフト操作力及びそのピーク荷重の変動が小さくシフトフィーリングが向上されている。
以下の第2の実施例の説明においては、主として、前記第1の実施例に係る装置と本実施例に係る装置との相違点について説明し、本実施例に係る装置が前記第1の実施例に係る装置と同様の構成を有する点については、適宜前記第1の実施例の記載を参照することができるものとする。
本発明の第2の実施例に係るシフトコントロール装置においては、前記第1の実施例とは異なり、慣性円板9において、シフトレバー1から遠い位置(慣性円板9の枢支点を挟んでアーム5の枢支点(或いはシフトレバー1とアーム5の連結点)とは反対側)に溝11が形成され、アーム5と慣性円板9の連結点がアーム5の揺動支点から遠い位置に設定されていることにより、シフトレバー1に作用する慣性が増大されている。
すなわち、本発明の第2の実施例に係るシフトコントロール装置は、アーム5の他端をトランスミッションケース16に枢支するアーム支持シャフト(枢軸ピン)6と、アーム5の中間部をシフトレバー1に連結するアーム取付ピン(連結ピン)7と、を有し、アーム支持シャフト(枢軸ピン)6とアーム取付ピン(連結ピン)7との軸間距離を「L1」、アーム支持シャフト(枢軸ピン)6と滑子8との軸間距離を「L3」とすると、L3/L1の比を大きくすることによりシフトレバー1の慣性を増大させている。
なお、前記第1の実施例においては、アーム支持シャフト(枢軸ピン)6とアーム取付ピン(連結ピン)7との軸間距離を「L1」、アーム支持シャフト(枢軸ピン)6と滑子8との軸間距離を「L2」とすると、L2/L1の比は、本実施例のL3/L1の比より小さくされている。
比較例2
図面を参照して、本発明の第3及び第4の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明する。まず、第2の比較例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明する。第2の比較例並びに第3及び第4の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフト操作によりシフトアウターレバーがシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心として揺動し、セレクト操作によりシフトアウターレバーがシフトアンドセレクトシャフトの軸方向に沿って移動することにより、シフト位置及びセレクトがコントロールされるマニュアルトランスミッションを備えたFF車両に適用される。
図5(A)は第2の比較例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、図5(B)は図5(A)の側面動作図である。
図5(A)及び図5(B)を参照すると、トランスミッションケース86には、シフトアンドセレクトシャフト82が支持されている。シフトアンドセレクトシャフト82の軸には、シフトアウターレバー81が揺動可能に支持されている。シフトアウターレバー81は、シフト操作に応じて揺動する。シフトアウターレバー81には、ボルト85を介してアーム83の一端が固定されている。アーム83の他端には、慣性マス84が取り付けられている。
以上説明した第2の比較例に係るシフトコントロール装置の動作を説明する。図5(B)中、実線(一部破線)は、シフトアウターレバー81等のニュートラル状態を示している。シフト操作に応じてシフトアウターレバー81がシフト方向(図5(B)中の矢印方向)に揺動すると、シフトアウターレバー81に固定されているアーム83も、シフトアンドセレクトシャフト82の軸を中心として揺動する。アーム83には慣性マス84が固定されているため、シフト操作全域において、すなわち、ニュートラルからシフト完了までのアーム83又は慣性マス84の回動角度Aで、慣性マス84はマスダンパーとして作用する。
また、セレクト操作においても、シフトアウターレバ81は少なくともシフトアンドセレクトシャフト82に軸方向に関して固定されているため、セレクト操作に伴って、シフトアンドセレクトシャフト82が、ストロークS1又はS2分、変位すると、慣性マス84も同方向に同じストロークほど移動する。従って、第2の比較例の装置においては、セレクト操作においても、慣性マス84がシフトアウターレバー81に作用する。なお、セレクト方向のマスダンパー作用は不要である。
以上のように、第2の比較例のシフトコントロール装置は、シフトストローク及びセレクトストロークの全域で慣性マスが作用してしまう構成を有している。
図6(A)は本発明の第3の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、図6(B)は図6(A)の側面動作図、図6(C)は図6(B)の溝とピンの嵌合状態を示す図である。
図6(A)〜図6(C)を参照すると、シフト操作によりシフトアウターレバー41がシフトアンドセレクトシャフト42の軸を中心として揺動することによりシフト位置がコントロールされるトランスミッションにおいて、本発明の第3の実施例に係るシフトコントロール装置は、トランスミッションケース49に支持されるシフトアンドセレクトシャフト42の軸に対して揺動自在に支持され、シフトアウターレバー41がニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際にシフトアウターレバー41と係合するアーム43と、アーム43に取り付けられ、シフトアウターレバー41が前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動してアーム43と係合した際に、アーム43を介してシフトアウターレバー41の慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マス44と、を有している。
さらに、第3の実施例に係るシフトコントロール装置は、アーム43の中間部に取り付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出するアーム取付ピン(滑子)46と、シフトアウターレバー41に前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、アーム取付ピン46が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝45と、を有している。
溝45の形状は、シフトアウターレバー41が前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、アーム取付ピン46が溝45内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降はアーム取付ピン46が溝45の壁面と係合することによりシフトアウターレバー41とアーム43が前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている。
慣性マス44とトランスミッションケース49の間には、慣性マス44をニュートラル位置に復帰させるよう作用するバネ(ねじりコイルばね)47が介装されている。バネ47の一側は、シフトアンドセレクトシャフト42に巻き回され、バネ47の中間部はケース取付ピン48に支持され、バネ47の他側はアーム取付ピン46に接続されている。
以上説明した第3の実施例に係るシフトコントロール装置の動作を説明する。図6(B)中、実線又は破線はニュートラル状態を示し、2点鎖線はシフト操作完了後の状態を示している。第3の実施例に係るシフトコントロール装置においては、シフト操作に伴って、ニュートラル位置から所定の角度aまでは(シフト操作前半領域では)、アーム取付ピン46がシフトアウターレバー41の溝45に遊嵌している構造によって、シフトアウターレバー41のみが揺動する。所定の角度aからシフト完了角度Aの間は、アーム取付ピン46が溝45とシフト方向に沿って係合するため、シフトアウターレバー41と共にアーム43が揺動し、アーム43に取り付けられた慣性マス44も同様に揺動することにより、マスダンパー作用が行われる。また、シフトアウターレバー41の揺動角度範囲がAであるのに対して、慣性マス44の揺動角度範囲はA−aである。このように慣性マス44の動作範囲が小さいことにより、シフトコントロール装置の構造全体をコンパクトに形成することができる。
シフトアウターレバー41をシフト完了位置からニュートラル位置に操作したとき、バネ47によりアーム43及び慣性マス44はニュートラル状態に復帰する。
なお、アーム43はセレクト操作に伴って軸方向に変位するシフトアンドセレクトシャフト42に支持されているため、慣性マス44はセレクト操作においても作用する。
以上のように、第3の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフト操作に伴ってシフトストロークの途中から慣性マス44がシフトアウターレバー41に作用する構成を有する。したがって、第3の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフト操作前半領域におけるシフトアウターレバー41の揺り戻りを防止しながら、すなわち、シフト操作前半領域のシフトフィーリングを損なうことなく、マス効果の必要なシフト操作後半のシフトフィーリングを向上させることができる(図3参照)。
以下の第4の実施例の説明においては、主として、前記第3の実施例に係る装置と本実施例に係る装置との相違点について説明し、本実施例に係る装置が前記第3の実施例に係る装置と同様の構成を有する点については、適宜前記第3の実施例の記載を参照することができるものとする。
図7(A)〜図7(C)を参照すると、本発明の第4の実施例に係るシフトコントロール装置においては、前記第3の実施例とは異なり、慣性マス54が取り付けられたアーム53がシフトアンドセレクトシャフト52ではなく、トランスミッションケース60に固定されたアーム支持シャフト59に揺動可能に支持されている。前記第3の実施例の溝45が円弧状に形成されていたのに対して、本実施例の溝55は千鳥状に形成されている。
詳細には、本発明の第4の実施例に係るシフトコントロール装置は、少なくともセレクト操作に対して不動な部材、すなわち、トランスミッションケース60に対して揺動自在に枢支され、シフトアウターレバー51がニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際にシフトアウターレバー51と係合するアーム53と、アーム53に取り付けられ、シフトアウターレバー51が前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動してアーム53と係合した際に、アーム53を介してシフトアウターレバー51の慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マス54と、を有している。
さらに、第4の実施例に係るシフトコントロール装置は、アーム53の中間部に取り付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出するアーム取付ピン(滑子)56と、シフトアウターレバー51に前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、アーム取付ピン56が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝55と、を有している。
溝55の形状は、シフトアウターレバー51が前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、アーム取付ピン56が溝55内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降はアーム取付ピン56が溝55の壁面と係合することによりシフトアウターレバー51とアーム53が前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている。
慣性マス54とトランスミッションケース60の間には、慣性マス54をニュートラル位置に復帰させるよう作用するバネ(ねじりコイルばね)57が介装されている。バネ57の一側は、アーム支持シャフト59に巻き回され、バネ57の中間部はケース取付ピン58に支持され、バネ57の他側はアーム取付ピン56に接続されている。
以上説明した第4の実施例に係るシフトコントロール装置の動作を説明する。図7(B)中、実線又は破線はニュートラル状態を示し、2点鎖線はシフト操作完了後の状態を示している。第4の実施例に係るシフトコントロール装置においては、シフト操作に伴って、ニュートラル位置から所定の角度aまでは(シフト操作前半領域では)、アーム取付ピン56がシフトアウターレバー51の溝55に遊嵌している構造によって、シフトアウターレバー51のみが揺動する。所定の角度aからシフト完了角度Aの間は、アーム取付ピン56が溝55とシフト方向に沿って係合するため、シフトアウターレバー51と共にアーム53が揺動し、アーム53に取り付けられた慣性マス54も同様に揺動することにより、マスダンパー作用が行われる。また、シフトアウターレバー51の揺動角度範囲がAであるのに対して、慣性マス54の揺動角度範囲はA−a(アーム53の揺動角度としてはB)である。このように慣性マス54の動作範囲が小さいことにより、シフトコントロール装置の構造全体をコンパクトに形成することができる。
シフトアウターレバー51をシフト完了位置からニュートラル位置に操作したとき、バネ57によりアーム53及び慣性マス54はニュートラル状態に復帰する。
アーム53は、セレクト操作に対して不動な部材、すなわち、トランスミッションケース60に支持されたアーム支持シャフト59に支持されているため、慣性マス54はセレクト操作において作用しない。。
以上のように、第4の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフト操作に伴ってシフトストロークの途中から慣性マス54がシフトアウターレバー51に作用する構成を有する。したがって、第4の実施例に係るシフトコントロール装置は、シフト操作前半領域におけるシフトアウターレバーの揺り戻りを防止しながら、すなわち、シフト操作前半領域のシフトフィーリングを損なうことなく、マス効果の必要なシフト操作後半のシフトフィーリングを向上させることができる(図3参照)。さらに、セレクト操作に伴う、慣性マス54の動きがないため、セレクトフィーリングが良好であり、シフトコントロール装置の構造をコンパクトに形成することができる。
本発明は、FF車両又はFR車両に好適なシフトコントロール装置をそれぞれ提供する。本発明は、特に、マニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置に適用されるが、場合によっては、他の操作方式によって操作されるトランスミッションのシフトコントロール装置にも適用可能である。
(A)は第1の比較例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、(B)は(A)の側面動作図である。 (A)は本発明の第1の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、(B)は(A)の側面動作図である。 本発明の第1の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置のシフトフィーリングを説明するための図である。 (A)は本発明の第2の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、(B)は(A)の側面動作図である。 (A)は第2の比較例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、(B)は(A)の側面動作図である。 (A)は本発明の第3の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、(B)は(A)の側面動作図、(C)は(B)の溝とピンの嵌合状態を示す図である。 (A)は本発明の第4の実施例に係るマニュアルトランスミッションのシフトコントロール装置を説明するための正面図、(B)は(A)の側面動作図、(C)は(B)の溝とピンの嵌合状態を示す図である。
符号の説明
1 シフトレバー
2 シフトレバーシャフトハウジング
3 シフトアンドセレクトシャフト
4 シフトブロック
5 アーム
6 アーム支持シャフト
7 アーム取付ピン
8 滑子
9 慣性円板(慣性マス)
10 慣性円板支持シャフト
11 溝
12 慣性円板取付ピン
13 バネ
14 カバー
15 カバー取付ピン
16 トランスミッションケース
17 シフトレバーリテーナ
41 シフトアウターレバー
42 シフトアンドセレクトシャフト
43 アーム
44 慣性マス
45 溝
46 アーム取付ピン(滑子)
47 バネ(ねじりコイルばね)
48 ケース取付ピン
49 トランスミッションケース
51 シフトアウターレバー
52 シフトアンドセレクトシャフト
53 アーム
54 慣性マス
55 溝
56 アーム取付ピン(滑子)
57 バネ(ねじりコイルばね)
58 ケース取付ピン
59 アーム支持シャフト
60 トランスミッションケース
a ニュートラルから慣性マスが作動を開始するまでの角度
A ニュートラルからシフト完了までの角度
L1 アーム支持シャフト(枢軸ピン)6とアーム取付ピン(連結ピン)7との軸間距離
L2,L3 アーム支持シャフト(枢軸ピン)6と滑子8との軸間距離

Claims (7)

  1. シフト位置がシフトレバーの操作に応じてコントロールされるトランスミッションにおいて、
    前記シフトレバーのシフト方向の操作に応じて該シフト方向に揺動するアームと、
    前記アームがニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動した際に該アームと係合することにより、該アームを介して前記シフトレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、
    前記アームの一端に取付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子と、
    前記慣性マスに前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、前記滑子が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝と、を有し、
    前記溝の形状は、前記アームが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、該滑子が該溝内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は該滑子が該溝の壁面と係合することにより該アームと前記慣性マスが前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている、ことを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置。
  2. 前記アームの他端を前記不動な部材に枢支する枢軸ピンと、
    前記アームの中間部を前記シフトレバーに連結する連結ピンと、
    を有し、
    前記枢軸ピンと前記連結ピンとの軸間距離を「L1」、前記枢軸ピンと前記滑子との軸間距離を「L2」とすると、L2/L1の比を大きくすることにより前記シフトレバーの慣性を増大させたことを特徴とする請求項記載のトランスミッションのシフトコントロール装置。
  3. 前記慣性マスに接続され該慣性マスを前記ニュートラル位置に復帰させる付勢力を発生するばねを有することを特徴とする請求項1記載のトランスミッションのシフトコントロール装置。
  4. シフト操作によりシフトアウターレバーがシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心として揺動することによりシフト位置がコントロールされるトランスミッションにおいて、
    前記シフトアンドセレクトシャフトの軸に対して揺動自在に支持され、前記シフトアウターレバーがニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際に該シフトアウターレバーと係合するアームと、
    前記アームに取り付けられ、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動して該アームと係合した際に、該アームを介して前記シフトアウターレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、
    前記アームに取り付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子と、
    前記シフトアウターレバーに前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、前記滑子が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝と、を有し、
    前記溝の形状は、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、該滑子が該溝内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は該滑子が該溝の壁面と係合することにより該シフトアウターレバーと前記アームが前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている、ことを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置。
  5. 前記慣性マスに接続され該慣性マスを前記ニュートラル位置に復帰させる付勢力を発生するばねを有することを特徴とする請求項記載のトランスミッションのシフトコントロール装置。
  6. シフト操作によりシフトアウターレバーがシフトアンドセレクトシャフトの軸を中心として揺動することによりシフト位置がコントロールされるトランスミッションにおいて、
    少なくともセレクト操作に対して不動な部材に揺動自在に枢支され、前記シフトアウターレバーがニュートラル位置からシフト方向に沿って所定分揺動した際に該シフトアウターレバーと係合するアームと、
    前記アームに取り付けられ、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動して該アームと係合した際に、該アームを介して前記シフトアウターレバーの慣性をシフトストロークの途中から増大させる慣性マスと、
    前記アームに取り付けられ、前記シフト方向と交差するセレクト方向に沿って突出する滑子と、
    前記シフトアウターレバーに前記シフト方向に沿って延在するよう形成され、前記滑子が該シフト方向に沿って変位可能に嵌合する溝と、を有し、
    前記溝の形状は、前記シフトアウターレバーが前記ニュートラル位置から前記シフト方向に沿って所定分揺動するまでは、該滑子が該溝内を前記シフト方向に沿って自在に移動し、該所定分移動した以降は該滑子が該溝の壁面と係合することにより該シフトアウターレバーと前記アームが前記シフト方向に沿って一体に揺動するよう形成されている、ことを特徴とするトランスミッションのシフトコントロール装置。
  7. 前記慣性マスに接続され該慣性マスを前記ニュートラル位置に復帰させる付勢力を発生するばねを有することを特徴とする請求項記載のトランスミッションのシフトコントロール装置。
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