JP4497206B2 - 吸気混合ガス導入構造 - Google Patents

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Description

本発明は、複数バンクを備えると共に共通吸気通路から分岐する個別吸気通路にて各気筒に吸気を分配する内燃機関において吸気にガスを導入する吸気混合ガス導入構造に関する。
内燃機関の吸気中にガスを導入する装置の1つとして、内燃機関の燃焼室から排出された排気を、循環路を通過させることにより再度、燃焼室内に導入する排気再循環装置(以下EGRと略す場合がある)が知られている(例えば特許文献1〜4参照)。
特許文献1では吸気通路において排気側の圧力よりも低い位置を選択して排気導入のための開口部を設けることにより十分な排気導入を可能とするものである。
特許文献2,3ではV型内燃機関において、バンク毎に配置された吸気通路群の間に1本のEGR通路を配置して、このEGR通路から両方のバンクの気筒個々の吸気通路に対して導入通路の開口を設けることで、気筒毎に排気を導入している。
特許文献4では、全気筒に共通の吸気通路にて排気を吸気中に導入している。
特開2005−163684号公報(第6−8頁、図1−3) 実開平02−74561号公報(第18頁、図4) 特開平10−122071号公報(第3頁、図1−2) 特開2005−133644号公報(第4−5頁、図1)
特許文献1では内燃機関は複数バンクではなく、複数バンクに適用した場合にバンク毎に十分な排気導入は可能かも知れないが、全バンクの気筒に均一な排気導入を実行することについては特許文献1の内容からは不明であり、そのまま適用できない。例え適用したとしても排気圧よりも低圧側を選択しているのみであり均一な排気導入量になるかは不明である。
特許文献2,3では1本のEGR通路から両側の吸気通路群に直近で接続しているのみである。この形態では、特に吸気通路群の分岐前の共通吸気通路がいずれに存在するかにより、吸気通路群の各吸気通路内での圧力分布が均一とは限らず、特許文献2,3のごとく単純に直近の吸気通路の壁面と接続したのでは、各気筒で均一な排気導入量とならない可能性が高い。このため燃焼不安定のおそれを考慮して、各気筒に対する排気導入量は理論的な導入量に近づけることができず抑制しなくてはならなくなり、燃費向上が十分でない。
特許文献4では、分岐前の共通吸気通路部分に排気導入を実行している。このため全気筒に均一な排気導入量とすることが容易である。しかし吸気通路群よりも上流側での排気導入であるため、実際に排気を導入してから燃焼室に到達するまでの吸気経路が長くなり、応答性に問題が生じる。
これらの問題は、吸気に導入される他のガスであるブローバイガスやキャニスターからのパージ燃料ガスについても同じである。
本発明は、複数バンクの内燃機関においても、ガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の吸気混合ガス導入構造は、2つのバンクを備えると共に共通吸気通路から分岐する個別吸気通路にて各気筒に吸気を分配する内燃機関において吸気にガスを導入する吸気混合ガス導入構造であって、前記共通吸気通路と前記個別吸気通路との分岐部分は、両バンク内でいずれか一方のバンクに偏って配置され、前記個別吸気通路の配列方向に直交する方向且つ両バンクにおいて共通する方向の壁面にガスの導入口を形成したことを特徴とする。
このように単純に直近の吸気通路の壁面に導入口を形成するのではなく、個別吸気通路の配列方向に直交する方向の内で両バンクにおいて共通する方向の壁面にガスの導入口を形成している。このことにより、簡易な構成にて、個別吸気通路内にて吸気圧が同等な位置に導入口を形成できる。したがってガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。
そして、各バンクにて個別吸気通路内を流れる吸気の圧力が同等となる位置にガスの導入口を形成したことにより、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。この導入口は分岐前の共通吸気通路部分ではなく個別吸気通路であるのでガス導入の応答性は低下せず、維持できる。
加えて、分岐部分がいずれかのバンクに偏っている場合には、発明が解決しようとする課題の項で述べたごとく、単純に直近の吸気通路の壁面と接続したのでは、各気筒で均一なガス導入量とならない可能性が高い。しかし本発明では、個別吸気通路内を流れる吸気の圧力が同等となる位置を選択してガスの導入口を形成しているので、ガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。
請求項2に記載の吸気混合ガス導入構造では、2つのバンクを備えると共に共通吸気通路から分岐する個別吸気通路にて各気筒に吸気を分配する内燃機関において吸気にガスを導入する吸気混合ガス導入構造であって、前記共通吸気通路と前記個別吸気通路との分岐部分は、両バンク内でいずれか一方のバンクに偏って配置され、前記個別吸気通路の配列方向に直交する方向且つ両バンクにおいて共通する方向の分岐部分から伸びる個別吸気通路の湾曲部分の壁面のうちで、バンク間にて前記個別吸気通路内を流れる吸気の圧力が同等となる位置にガスの導入口を形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の吸気混合ガス導入構造では、請求項1または2において、前記共通吸気通路は、前記分岐部分にてサージタンクを形成し、該サージタンクから前記個別吸気通路が分岐して形成されていることを特徴とする。
このように分岐部分にサージタンクが形成されている場合も同様に単純に直近の吸気通路の壁面と接続したのでは、各気筒で均一なガス導入量とならない可能性が高いが、本発明を適用することにより、ガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。
請求項に記載の吸気混合ガス導入構造では、請求項1または2において、前記両バンクにおいて共通する方向は、前記分岐部分が偏在している方向であることを特徴とする。
個別吸気通路は分岐部分から各バンクの気筒に向けて湾曲するが、いずれのバンクの個別吸気通路についても、分岐部分が偏在している方向の壁面は湾曲の内側となる。したがって吸気圧が同等の壁面位置に導入口を形成できる。このことによりガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。しかも個別吸気通路の湾曲内側は低圧化にて同等化することとなるので、単位時間当たりのガス導入量が増加し、より高応答に多量のガスを導入することが容易となる。
請求項に記載の吸気混合ガス導入構造では、請求項1または2において、前記両バンクにおいて共通する方向は、前記分岐部分が偏在している方向とは反対方向であることを特徴とする。
個別吸気通路は分岐部分から各バンクの気筒に向けて湾曲するが、いずれのバンクの個別吸気通路についても、分岐部分が偏在している方向と反対方向の壁面は湾曲の外側となり、吸気圧は共に高圧化にて同等化する。このように吸気圧が同等の壁面位置に導入口を形成することによりガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。
請求項に記載の吸気混合ガス導入構造では、請求項1〜3のいずれか一項において、前記分岐部分から伸びる前記個別吸気通路の湾曲部分で湾曲内側に相当する側の壁面にガスの導入口を形成したことを特徴とする。
このように湾曲内側に相当する側の壁面にガスの導入口を形成したことにより、ガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。しかも個別吸気通路の湾曲内側は低圧化にて同等化するので、単位時間当たりのガス導入量が増加し、より高応答に多量のガスを導入することが容易となる。
請求項に記載の吸気混合ガス導入構造では、請求項1〜3のいずれか一項において、前記分岐部分から伸びる前記個別吸気通路の湾曲部分で湾曲外側に相当する側の壁面にガスの導入口を形成したことを特徴とする。
このように湾曲外側に相当する側の壁面にガスの導入口を形成したことにより吸気圧は共に高圧化にて同等化する。したがってガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。
請求項に記載の吸気混合ガス導入構造では、請求項1〜のいずれか一項において、前記ガスは排気であることを特徴とする。
このようにEGRに適用でき、排気導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一な排気導入量を実現することができる。
請求項に記載の吸気混合ガス導入構造では、請求項1〜のいずれか一項において、前記ガスは、ブローバイガス又はキャニスターからのパージ燃料ガスであることを特徴とする。
このようにブローバイガス処理やパージに適用でき、各ガス導入の応答性を維持したまま、各気筒に対して均一なガス導入量を実現することができる。
[実施の形態1]
図1は上述した発明が適用されたV型6気筒内燃機関における吸気混合ガス導入機構の概略構成縦断面を示している。図2はその要部を拡大して示している。本実施の形態では、EGRとして吸気混合ガス導入機構が実現されている。
内燃機関はFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式の車両に搭載されているものであり、図1では前方(図示F方向)に右バンク2及び後方(図示R方向)に左バンク4が配置されている。これらのバンク2,4における気筒6,7,8,9,10,11とこれらの各気筒6〜11へ吸気を供給する吸気通路12,13,14,15,16,17とにおける縦断面構成が示されている。
各気筒6〜11へ吸気を供給する吸気通路12〜17は、共通吸気通路の一部であるサージタンク18に一体形成され各気筒6〜11毎に分岐した分岐経路12a,13a,14a,15a,16a,17aと、これらに接続したインテークマニホールド20と、これに接続した吸気ポート6a,7a,8a,9a,10a,11aとからなる。この分岐経路12a〜17a、インテークマニホールド20及び吸気ポート6a〜11aが個別吸気通路に相当する。
吸気は、外気からフィルタ等を介してサージタンク18内に取り込まれ、分岐経路12a〜17aを介してインテークマニホールド20の各分岐管22,23,24,25,26,27に分配される。このように分配された吸気は、吸気ポート6a〜11aから吸気弁28,29,30,31,32,33を介して右バンク2の3つの気筒6〜8の燃焼室6b〜8bと左バンク4の3つの気筒9〜11の燃焼室9b〜11bとに供給される。
インテークマニホールド20における右バンク2側の3本の分岐管22〜24の配列と左バンク4側の3本の分岐管25〜27の配列との間にはEGR管36が密接して配置され、EGR管36全体としては吸気通路12〜17の配列方向に伸びるように配置されている。このEGR管36には、内燃機関の運転状態に応じて開度が調節されるEGR弁を介して、燃焼室6b〜11bから排気弁38,39,40,41,42,43を介して排出された排気がEGR用の吸気混合ガスとして再循環されている。
EGR管36と6本の分岐管22〜27とは各分岐管22〜27毎に独立に設けられたガス導入路22a,23a,24a,25a,26a,27aにて接続されて内部が連通されている。右バンク2における各気筒6〜8のガス導入路22a〜24aは、EGR管36の直近の壁面に導入口22b,23b,24bを形成することで分岐管22〜24に対して接続している。この分岐管22〜24における直近の壁面は、分岐管22〜24における後方側(R)の壁面である。
左バンク4における各気筒9〜11のガス導入路25a〜27aは、各分岐管25〜27の後方側(R)まで伸びてから、後方側(R)の各分岐管25〜27の壁面に導入口25b,26b,27bを形成することで分岐管25〜27に対して接続している。
すなわち右バンク2も左バンク4も共に分岐管22〜27に対しては後方側(R)の壁面にて接続し、この後方側(R)の壁面に形成された導入口22b〜27bから排気を各分岐管22〜27の内部に導入している。
共通吸気通路の一部であるサージタンク18は、エンジンルーム内のスペースが限られているため、図1に示したごとくスペースの余裕がある左バンク4側、すなわち後方側(R)に偏在している。このため右バンク2へ吸気を供給する吸気通路12〜14と、左バンク4へ吸気を供給する吸気通路15〜17とは、気筒6〜11の配列方向から見て左右対称ではなく、共に、サージタンク18から前方側(F)へ出てから湾曲状に下方に曲がっている形状である。このため右バンク2側の吸気通路12〜14についても、左バンク4側の吸気通路15〜17についても、湾曲部分を吸気が流れることにより前方側(F)には吸気の衝突による高圧領域Hが、後方側(R)には吸気の剥離による低圧領域Lが形成される。
したがって右バンク2側の導入口22b〜24bについても、左バンク4側の導入口25b〜27bについても、共に吸気圧が低圧化した低圧領域Lに設けられている。
このように右バンク2側の気筒6〜8も、左バンク4側の気筒9〜11も、EGR管36からは低圧領域Lから排気を導入していることになる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).右バンク2も左バンク4もEGR管36からの排気の導入口22b〜27bは共に低圧領域Lである。すなわち各バンク2,4にて各分岐管22〜27内を流れる吸気の圧力が共に低圧化されることにより同等となる位置に排気の導入口22b〜27bが形成されていることになる。したがって両バンク2,4の各気筒6〜11に対して均一な排気導入量を実現することができる。この導入口22b〜27bは、分岐前の共通吸気通路部分、すなわちサージタンク18から上流側に設けられたものではないので、排気導入の応答性は低下せず維持できる。
(ロ).サージタンク18は左バンク4側に偏って配置されている。このためEGR管36からのガス導入路22a〜27aを、単純に直近の各分岐管22〜27における壁面と接続すると、右バンク2では低圧領域L側の壁面に導入口を設けられるが、左バンク4では高圧領域Hの壁面に導入口を設けることになる。このため吸気の圧力が同等となる位置に排気の導入口を形成できず、各気筒6〜11で均一な排気導入量とならない。
しかし本実施の形態では、各分岐管22〜27の壁面の内で、サージタンク18の分岐部分が偏在している方向の壁面に排気の導入口22b〜27bを形成している。すなわち、吸気通路12〜17の配列方向(図1,2の紙面に対する垂直方向)に直交する方向の内で、両バンク2,4において共通する方向の壁面に排気の導入口22b〜27bを形成している。更に別の見方をすると、サージタンク18の分岐部分から伸びる吸気通路12〜17の湾曲部分で湾曲内側に相当する側の壁面に排気の導入口22b〜27bを形成していることになる。
このような簡易な構成により排気導入の応答性を維持したまま、各気筒6〜11に対して均一な排気導入量を実現することができる。しかも各吸気通路12〜17の湾曲内側は低圧化されて低圧領域Lを形成するので、単位時間当たりの排気導入量が増加し、より高応答に多量の排気を導入することが容易となる。
[実施の形態2]
本実施の形態の構成を図3,4に示す。本実施の形態と前記実施の形態1との違いは、EGR管86から伸びるガス導入路72a〜77aは、両バンク52,54共に、各分岐管72〜77の壁面の内で、サージタンク68の分岐部分が偏在している方向とは反対方向の壁面にて排気の導入口72b〜77bを形成している点である。すなわち、吸気通路62〜67の配列方向(図3,4の紙面に対する垂直方向)に直交する方向の内で、両バンク52,54において共通する方向の壁面に排気の導入口72b〜77bを形成している。更に別の見方をすると、サージタンク68の分岐部分から伸びる吸気通路62〜67の湾曲部分で湾曲外側に相当する側の壁面に排気の導入口72b〜77bを形成していることになる。
他の構成は前記実施の形態1と同じである。
したがって各ガス導入路72a〜77aは、いずれも高圧領域Hから、すなわち各分岐管72〜77の湾曲外側から排気を各分岐管72〜77内に導入していることになる。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).右バンク52も左バンク54もEGR管86からの排気の導入口72b〜77bは共に高圧領域Hに設けられている。このことにより、各バンク52,54にて各分岐管72〜77内を流れる吸気の圧力が同等となる位置に排気の導入口72b〜77bが形成されている。したがって両バンク52,54の各気筒56〜61に対して均一な排気導入量を実現することができる。この導入口72b〜77bは、分岐前の共通吸気通路部分、すなわちサージタンク68から上流側ではないので、排気導入の応答性は低下せず維持できる。
[実施の形態3]
前記実施の形態1,2では、吸気通路12〜17,62〜67に配置されているのは、1本のEGR管36,86であった。本実施の形態では、吸気通路に対して図5に示すごとく2本のEGR管を配置している。
図5の(A)の例では、インテークマニホールド120の右バンク側の分岐管122,123,124の配列における後方側(R)に、この配列に沿って1本のEGR管136が配置され、左バンク側の分岐管125,126,127の配列における後方側(R)に、この配列に沿って1本のEGR管137が配置されている。
そして各EGR管136,137から直近の分岐管122〜127の壁面にガス導入路122a〜127aが伸びて排気の導入口122b〜127bを形成している。このことによ各導入口122b〜127bは低圧領域Lに開口して、各EGR管136,137内の排気を分岐管122〜127内を流れる吸気中に導入している。このようにバンク毎にEGR管136,137を配置することにより、それぞれ低圧領域Lにて排気を吸気中に導入させることができる。
すなわち各分岐管122〜127の壁面の内で、サージタンクの分岐部分が偏在している方向の壁面に排気の導入口122b〜127bを形成している。言い換えると、吸気通路の配列方向(図5の紙面に対する垂直方向)に直交する方向の内で、両バンクにおいて共通する方向の壁面に排気の導入口122b〜127bを形成している。更に別の見方をすると、サージタンクの分岐部分から伸びる吸気通路の湾曲部分で湾曲内側に相当する側の壁面に排気の導入口122b〜127bを形成していることになる。
この図5の(A)の構成によれば、前記実施の形態1と同様な効果を生じる。
図5の(B)の例では、インテークマニホールド170の右バンク側の分岐管172,173,174の配列における前方側(F)にこの配列に沿って1本のEGR管186が配置され、左バンク側の分岐管175,176,177の配列における前方側(F)にこの配列に沿って1本のEGR管187が配置されている。
そして各EGR管186,187から直近の分岐管172〜177の壁面にガス導入路172a〜177aが伸びて排気の導入口172b〜177bを形成している。このことによ各導入口172b〜177bは高圧領域Hに開口して、各EGR管186,187内の排気を分岐管172〜177内を流れる吸気中に導入している。このようにバンク毎にEGR管186,187を配置することにより、それぞれ高圧領域Hにて排気を吸気中に導入させることができる。
すなわち各分岐管172〜177の壁面の内で、サージタンクの分岐部分が偏在している方向とは反対方向の壁面に排気の導入口172b〜177bを形成している。言い換えると、吸気通路の配列方向(図5の紙面に対する垂直方向)に直交する方向の内で、両バンクにおいて共通する方向の壁面に排気の導入口172b〜177bを形成している。更に別の見方をすると、サージタンクの分岐部分から伸びる吸気通路の湾曲部分で湾曲外側に相当する側の壁面に排気の導入口172b〜177bを形成していることになる。
この図5の(B)の構成によれば、前記実施の形態2と同様な効果を生じる。
[その他の実施の形態]
(a).前記各実施の形態においては、EGRに適用したものであり、吸気通路に導入するガスは排気であったが、これ以外のガスとしてブローバイガスやキャニスターからのパージ燃料ガスが挙げられ、これらのガスを吸気通路に導入する場合も同様に適用できる。
(b).前記各実施の形態ではEGR管は断面が円形であるが、バンク間の空間をより有効に利用するために三角形や台形の断面形状としても良い。
実施の形態1のV型6気筒内燃機関における吸気混合ガス導入機構の概略構成縦断面図。 図1の要部拡大図。 実施の形態2のV型6気筒内燃機関における吸気混合ガス導入機構の概略構成縦断面図。 図3の要部拡大図。 実施の形態3の吸気混合ガス導入機構の要部構成縦断面図。
符号の説明
2…右バンク、4…左バンク、6〜11…気筒、6a〜11a…吸気ポート、6b〜11b…燃焼室、12〜17…吸気通路、12a〜17a…分岐経路、18…サージタンク、20…インテークマニホールド、22〜27…分岐管、22a〜27a…ガス導入路、22b〜27b…導入口、28〜33…吸気弁、36…EGR管、38〜43…排気弁、52…右バンク、54…左バンク、56〜61…気筒、62〜67…吸気通路、68…サージタンク、72〜77…分岐管、72a〜77a…ガス導入路、72b〜77b…導入口、86…EGR管、120…インテークマニホールド、122〜127…分岐管、122a〜127a…ガス導入路、122b〜127b…導入口、136,137…EGR管、170…インテークマニホールド、172〜177…分岐管、172a〜177a…ガス導入路、172b〜177b…導入口、186,187…EGR管、F…前方、R…後方、H…高圧領域、L…低圧領域。

Claims (9)

  1. 2つのバンクを備えると共に共通吸気通路から分岐する個別吸気通路にて各気筒に吸気を分配する内燃機関において吸気にガスを導入する吸気混合ガス導入構造であって、
    前記共通吸気通路と前記個別吸気通路との分岐部分は、両バンク内でいずれか一方のバンクに偏って配置され、
    前記個別吸気通路の配列方向に直交する方向且つ両バンクにおいて共通する方向の壁面にガスの導入口を形成したことを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  2. 2つのバンクを備えると共に共通吸気通路から分岐する個別吸気通路にて各気筒に吸気を分配する内燃機関において吸気にガスを導入する吸気混合ガス導入構造であって、
    前記共通吸気通路と前記個別吸気通路との分岐部分は、両バンク内でいずれか一方のバンクに偏って配置され、
    前記個別吸気通路の配列方向に直交する方向且つ両バンクにおいて共通する方向の分岐部分から伸びる個別吸気通路の湾曲部分の壁面のうちで、バンク間にて前記個別吸気通路内を流れる吸気の圧力が同等となる位置にガスの導入口を形成したことを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  3. 請求項1または2において、前記共通吸気通路は、前記分岐部分にてサージタンクを形成し、該サージタンクから前記個別吸気通路が分岐して形成されていることを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記両バンクにおいて共通する方向は、前記分岐部分が偏在している方向であることを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記両バンクにおいて共通する方向は、前記分岐部分が偏在している方向とは反対方向であることを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記分岐部分から伸びる前記個別吸気通路の湾曲部分で湾曲内側に相当する側の壁面にガスの導入口を形成したことを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  7. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記分岐部分から伸びる前記個別吸気通路の湾曲部分で湾曲外側に相当する側の壁面にガスの導入口を形成したことを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  8. 請求項1〜のいずれか一項において、前記ガスは排気であることを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
  9. 請求項1〜のいずれか一項において、前記ガスは、ブローバイガス又はキャニスターからのパージ燃料ガスであることを特徴とする吸気混合ガス導入構造。
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