JP4497147B2 - 半導体チップの製造方法、半導体装置の製造方法、回路基板の製造方法及び電子機器の製造方法 - Google Patents

半導体チップの製造方法、半導体装置の製造方法、回路基板の製造方法及び電子機器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体チップの製造方法、半導体チップを含んだ半導体装置の製造方法、半導体装置が組み込まれた回路基板の製造方法、及び回路基板が実装された電子機器の製造方法に関し、特に金属バンプを形成するためのスルーホールの加工に関する。
近年、マルチメディア・情報機器の進展には著しいものがあり、電子機器は、小型軽量化・大容量化とともにデータ処理の高速化が進んでいる。それに伴って、マイクロプロセッサやメモリの性能も著しく向上している。しかし、その周辺部分の技術進歩は相対的に立ち遅れており、例えば300MHzを超えるような周波数のCPUクロックはキャッシュメモリまでの配線ノイズ、信号遅延による誤動作及び不要輻射が生じ易くなっており、システム全体の性能を周辺部が制限している状況になっている。
このような問題を解決するには、クロストーク、信号遅延等の電気特性の改善が必要である。そのためのアプローチの1つとして、従来、基板上に2次元的に並べられていたLSIチップや部品を3次元に実装して、チップ間の配線長を短縮し、電気的性能の向上や単位面積当たりの集積度の向上を図る方法が提案されている。
3次元実装については例えば特開平8−264712号公報、特開平5−63137号公報等により提案されているものがある。これらのものは、半導体ウェハを重ねて導電材料を埋め込んだスルーホールによってチップの電極同士を接続することにより3次元の実装を実現している。しかしながら、このスルーホールは穴径10μm、板厚(長さ)数百μm程度の貫通穴であるが、その穴をどのようにして開けるかについては明示されていない。
このスルーホールの生成に際してはレーザ加工やエッチングが考えられる。しかし、レーザ加工の場合には、加工飛散物(ドロスやデブリ等と呼ばれている)が電極周辺に付着してしまい信頼性が低下する。また、基材の損傷(われ、ひび)防止の観点からパルス当たりのエネルギーを大きくできないのでスルーホールを生成するためには多くのパルスを必要とし、そのため加工時間が長くなる。一方、エッチングの場合には、異方性エッチング技術を用いたとしても、結晶異方性のために高アスペクト比の構造のものを生成することができない。
本発明は、高アスペクト比・高信頼性の上下導通構造を有する半導体チップの製造方法、その半導体チップを含んだ半導体装置の製造方法、回路基板の製造方法及び電子機器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体チップの製造方法は、面方位が(100)面のシリコン基板からなる結晶性基板にレーザ光を斜めに照射して先行穴を形成する工程と、KOH水溶液又は有機アルカリエッチング液による異方性エッチングを行って前記先行穴を拡大してスルーホールを形成する工程とを有する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、前記スルーホールの内壁に絶縁膜を形成する工程と、前記内壁が絶縁されたスルーホールに導電材を形成して、前記結晶性基板の一方の面側と他方の面側とを電気的に導通状態にする金属バンプを形成する工程と
を更に有する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、前記結晶性基板に形成された電極パッド部分にレーザ光を照射して先行穴を形成し、前記電極パッドと前記金属バンプとを電気的に接続する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、前記結晶性基板の一方の面側及び他方の面側にそれぞれ保護膜を形成し、前記保護膜を介して前記結晶性基板にレーザ光を照射する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、前記電極パッドが形成された側の面からレーザ光を照射する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、前記電極パッドが形成された側とは反対側の面からレーザ光を照射する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、前記結晶性基板の電極パッドが形成された側の面及びその反対側の面からレーザ光を照射する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、中央部に開口部を有する電極パッドを保護膜で覆い、レーザ光を前記保護膜を介して前記開口部を通過させる。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、前記電極パッドと前記結晶性基板の表面との間にパターン化された保護膜を形成し、その保護膜の形状により異方性エッチングのエッチング形状を規制する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、レーザ光を位相格子により分岐させて基板に照射する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、レーザ光をランダム偏光に変換して基板に照射する。
また、本発明に係る半導体チップの製造方法は、レーザ光を円偏光させて前記結晶性基板に照射する。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、面方位が(100)面のシリコン基板からなる結晶性基板に斜めにレーザ光を照射して先行穴を形成する工程と、KOH水溶液又は有機アルカリエッチング液による異方性エッチングを行って前記先行穴を拡大してスルーホールを形成する工程と、前記スルーホールの内壁に絶縁膜を形成する工程と、前記内壁が絶縁されたスルーホールに導電材を形成して、前記結晶性基板の一方の面側と他方の面側とを電気的に導通状態にする金属バンプを形成する工程とを含んだ製造方法により半導体チップを製造し、そして、その半導体チップを積層して半導体装置を製造する。
また、本発明に係る回路基板の製造方法は、面方位が(100)面のシリコン基板からなる結晶性基板に斜めにレーザ光を照射して先行穴を形成する工程と、KOH水溶液又は有機アルカリエッチング液による異方性エッチングを行って前記先行穴を拡大してスルーホールを形成する工程と、前記スルーホールの内壁に絶縁膜を形成する工程と、前記内壁が絶縁されたスルーホールに導電材を形成して、前記結晶性基板の一方の面側と他方の面側とを電気的に導通状態にする金属バンプを形成する工程とを含んだ製造方法により半導体チップを製造し、その半導体チップを積層して半導体装置を製造し、そして、その半導体装置を組み込んで回路基板を製造する。
また、本発明に係る電子機器の製造方法は、面方位が(100)面のシリコン基板からなる結晶性基板に斜めにレーザ光を照射して先行穴を形成する工程と、KOH水溶液又は有機アルカリエッチング液による異方性エッチングを行って前記先行穴を拡大してスルーホールを形成する工程と、前記スルーホールの内壁に絶縁膜を形成する工程と、前記内壁が絶縁されたスルーホールに導電材を形成して、前記結晶性基板の一方の面側と他方の面側とを電気的に導通状態にする金属バンプを形成する工程とを含んだ製造方法により半導体チップを製造し、その半導体チップを積層して半導体装置を製造し、その半導体装置を組み込んで回路基板を製造し、そして、その回路基板を搭載して電子機器を製造する。
本発明においてはその態様に応じて例えば次のような利点がある。
(1)レーザ光を照射して先行穴を形成してから異方性エッチングを行ってスルーホールを形成するようにしたことから、厚みに対して細い穴を開けることが難しいという制約がなく、高アスペクト比のスルーホールが得られる。
(2)また、レーザ加工のみによりスルーホールを生成する場合には加工時間が長くかかるが、異方性エッチングにより先行穴を拡大してスルーホールを形成するようにしたことから、バッチ処理が可能となり加工時間の短縮化が可能になっている。また、スルーホールの径のバラツキが少なく均一化される。
(3)また、スルーホールの穴径(穴幅)の拡大は保護膜の開口寸法や、異方性エッチングの時間を調整することにより任意に調整することができる。
(4)更に、レーザ光の照射によって発生するドロスや内壁に残る加工屑が異方性エッチングの際に自動的に取り除かれる。
(5)レーザ加工による内壁面の荒れやレーザによる熱的な変質が異方性エッチングにより除去されてシリコンの滑らかな結晶面が露出する。そのため、絶縁膜形成工程において形成する絶縁膜にピンホールができないように確実に形成でき、なおかつ、必要最小限の厚さにできる。
(6)結晶性基板はその表面側及び裏面側にそれぞれ保護膜が形成され、保護膜を介して結晶性基板にレーザ光を照射する。このレーザ光の照射は、電極パッドが形成された側の面、電極パッドが形成された側の反対側の面又はその両側の面からなされる。レーザ光の照射によりエッチングしたい箇所を露出させることができるので、フォトリソグラフィーによる工程が省略され、製造コストの削減が可能になっている。また、レーザ光の照射により発生するドロスは異方性エッチングの際に除去される。更に、上記の保護膜は異方性エッチングの際に、半導体チップに形成されている各種素子の保護膜を兼ねることができる。
(7)電極パッドはその中央部に開口部を有し且つ保護膜で覆われており、レーザ光はその開口部を通過する。このため、電極パッドはレーザ光によって削られることがなく、異方性エッチングの際にエッチングされることが避けられる。
(8)電極パッドと基板との間にパターン化された保護膜が形成され、その保護膜の形状により異方性エッチングのエッチング形状を規制する。このため、保護膜の形状により任意のエッチング形状が得られ、任意の形状のスルーホールが得られる。
(9)レーザ光を位相格子により分岐させて基板に照射するので、同時に複数箇所の先行穴を開けることができることから、加工時間を大幅に短縮することができる。
(10)レーザ光を円偏光させて基板に照射するので、先行穴の加工曲がりが抑えられ、穴径の不要な拡大を抑えることができる。また、先行穴の加工曲がりが抑えられるので、それだけ穴位置の精度が高くなり信頼性が高められる。さらにまた、これにより電極パットも小さくできる。レーザ光を円偏光させる代わりに、レーザ光をランダム偏光に変換しても同様の効果が得られる。
(11)表面に電極パッドが形成された基板の電極パッド部分にレーザ光を照射して先行穴を形成してからエッチングを行って先行穴を拡大してスルーホールを形成するようにしたので、結晶性を有しない基板であっても所定の効果(高アスペクト比・高信頼性の上下導通構造を有する半導体チップを効率よく製造できる)が得られる。
(12)半導体チップを積層して半導体装置を製造する。このため、この半導体装置の製造方法は上記の利点を含んだものとなる。更に、LSIチップを3次元的に実現できるので、配線長が短くなり電気的性能が向上し(高速化、不要な輻射波の減少、誤動作の減少)、また、単位面積当たりの集積度も向上するため、各種電子機器を小型化できる。半導体チップ同士を直接積層して半導体装置を製造するので、ピラミッド状ではなく、直方体状に積層することができ、この点からも単位面積当たりの集積度が向上する。
実施形態1.
図1Aは本発明の実施形態1に係る半導体チップの製造方法(その1)を示した工程図である。この製造方法においては、図1Aに示されるように、面方位が(110)面を有するシリコン基板1上に酸化膜2をパターンニングして形成して、レーザー光により貫通穴(先行穴)3を開ける。そして、異方性エッチングを施すと、面方位(111)面が現れて止まるまでエッチングが進行して、図示のような高アスペクト比のスルーホール4が形成される。
ところが、比較例として挙げられた図1Bに示されるように、異方性エッチングのみを施した場合には面方位(111)面でエッチングが止まる(表面とのなす角度35.4度)。このため、板厚tと開口Lとの関係がt>約0.7Lであるとスルーホールが生成できない。
図2Aは本発明の実施形態1に係る半導体チップの製造方法(その2)を示した工程図である。この製造方法においては、図2Aに示されるように、面方位が(100)面を有するシリコン基板5上に酸化膜2をパターンニングして形成して、レーザ光により貫通穴3を開ける。そして、異方性エッチングを施すと、面方位(111)面が現れて止まるまでエッチングが進行して、図示のような高アスペクト比のスルーホール6が形成される。
ところが、比較例として挙げられた図2Bに示されるように、異方性エッチングのみを施した場合には、面方位(111)面でエッチングが止まる(表面とのなす角度54.7度)。このため、板厚tと開口Lとの関係がt>約1.4Lであるとスルーホールが生成できない。
なお、図1A及び図2Aでは、結晶面でエッチングがきれいに止まっているが、このことはレーザ照射により結晶性が劣化した部分が除去されていることを示している。換言すると、スルーホール以外の部分(例えば素子部分)には劣化がないことを示している。
図3は本発明に係る半導体装置40の正面図である。この半導体装置40は、半導体チップ29が図示のように積層されて構成されている。なお、この半導体装置40は、半導体チップ29同士が金属バンプ30を介して電気的に接続されて積層されており、その点において、1枚のリードフレームの両面に半導体チップが配置されたようなデバイスとは異なる。そして、この半導体チップ29は、例えばDRAM、SRAM、フラッシュメモリ等の記憶装置、ロジック回路等から構成され、それぞれ又は相互に積層することで、例えばシステムLSIを構成することができる。
図4Aは製造途中の半導体チップの部分平面図、図4Bは図4AのB−B断面図、図4Cは図4AのC−C断面図である。面方位が(100)面のシリコン基板10には、トランジスタ、抵抗素子、配線などを含む素子領域9及び電極パッドとしてのアルミニウム膜12が形成されている。このアルミニウム膜12は、酸化膜11を介してシリコン基板10上に形成されており、また、素子領域9と電気的に接続されている。
図5〜図7は図3の半導体装置の製造方法の工程図であり、この工程図を参照しながらその製造方法を説明する。
(a)図4A〜図4Cに示される状態の、面方位が(100)面のシリコン基板10におけるアルミニウム膜12上に耐Siエッチング膜となる酸化シリコン膜13をCVD法(又はPVD法)にて形成する。ここでは酸化シリコン膜13を用いた例を示したが、耐Siエッチング膜としての特性を有する酸化膜であればこれに限るものではない。例えば窒化シリコン膜を用いることができる。このことは次の(b)においても同様である。
(b)シリコン基板10の裏面にも同様にして酸化シリコン膜14をCVD法(又はPVD法)にて形成する。なお、これ以前の工程で裏面の研削加工等を行い、基板自体を薄くすることもできる。
(c)レーザ光を照射してアルミ膜12を貫通する先行穴15をシリコン基板10に形成する。このとき、レーザ光の入射部及び出射部の周辺にはドロス16が発生する。このレーザ光の条件等は後述する実施例において記載されている。
(d)異方性エッチングを行って先行穴15の径を更に大きくする。このときのアルミ膜12のレーザ光の照射により形成された穴も、エッチングによりその径が大きくなる(後退する)。この異方性エッチングの条件は後述する実施例において記載されている。
(e)異方性エッチングにより形成された孔17の内壁に酸化シリコン膜18をCVD法(又はPVD法)にて形成する。このとき、アルミ膜12の穴の内壁にも酸化膜12aが形成されることになる。カバレッジの点を考慮すれば、両側の面から酸化シリコンを形成することが好ましい。なお、本実施形態1においてはこの酸化膜12aのために、図6(i)以降の処理が必要になっている。酸化膜12aは絶縁性があれば良く、酸化膜12aの代わりに、窒化シリコンやポリイミドやテフロン(登録商標)などでもよい。但し、伝搬遅延特性を考慮すれば低誘電率材料の方が望ましい。
(f)銅メッキを施してシリコン基板10の表面及び裏面に銅メッキ層19及び20をそれぞれ形成するとともに、内壁に酸化シリコン膜18が形成された孔17に銅メッキ材20aを充填する。
(g)銅メッキ層19及び20の上に、フォトリソグラフィ技術によりフォトレジスト21及び22をそれぞれ形成する。
(h)フォトエッチングを行って、銅メッキ層19及び20の内、フォトレジスト21及び22により覆われた箇所を除いた他の部分を除去する。
(i)フォトリソグラフィ技術によりレジスト23及び24を形成する。レジスト23については、アルミ膜12の上に位置する酸化シリコン膜13の一部が外部に露出するように形成されている。
(j)外部に露出した酸化シリコン膜13をドライエッチングを行って除去する。このドライエッチングにより酸化シリコン膜13の一部がアルミ膜12の上に残ることになる(これには符号12aが付記されている)。
(k)レジスト23及び24を剥離する。
(l)全面に銅メッキ(無電解)を施して銅メッキ層25,26を形成する。
(m)銅メッキ層25,26の上にレジスト27,28をそれぞれ形成する。
(n)フォトエッチングによりレジスト27,28の内側にある銅メッキ層25,26を除いて、これらの銅メッキ層25,26を除去する。以上の処理により半導体チップ(ICチップ)29が出来上がることとなる。
(o)そして、銅メッキ層19,25、銅メッキ材20a及び銅メッキ層20,26から構成される金属バンプ30にハンダ31又は金を付着する。なお、ハンダ31の代わりに、異方性導電膜(ACF)、ボールバンプ、導電接着剤等を用いてもよい。
(p)ハンダ31の上に、上記と同様にして形成された半導体チップ29を載せて溶着する。以上の処理を繰り返すことにより図3の多層構造の半導体装置40が得られる。
なお、上記の説明は面方位が(100)面のシリコン基板10についてなされたが、面方位が(110)面のシリコン基板についても同様に適用される。また、先行穴を生成する際に、シリコン基板10の表面からレーザ光を照射した例について説明したが、これは裏面側から照射してもよい。その場合には表面側の穴径が小さくなり、金属バンプのサイズを小さくできる。
実施形態2.
図8は本発明の実施形態2の工程説明図であり、これは図5(a)に対応している。本実施形態2においては、電極パッドとして金膜41を用いている。金膜41には実施形態1の図5(d)における酸化膜12aが形成されないので、本字形態2では図6(i)〜図7(n)の処理は不要となっている。
実施形態3.
図9は本発明の実施形態3の工程説明図であり、これは図5(b)(c)に対応している。本実施形態3においては、アルミ膜12の中央部に孔12bを予め設けておく。このようにアルミ膜12に孔12bを設けているので、レーザ光42の照射の際に後退しない。そして、アルミ膜12が酸化シリコン膜11,13によって覆われているので、異方性エッチングの際にエッチングされず(後退しない)、また、酸化シリコン膜18を形成する際に酸化膜12aが発生しない。このため、本実施形態3においても図6(i)〜図7(n)の処理は不要となっている。
実施形態4.
図10は本発明の実施形態4の工程説明図であり、これは図5(a)に対応している。本実施形態4においては、図9の例と同様にアルミ膜12の中央部に孔12bを予め設けておくとともに、酸化シリコン膜11をパターン化してシリコン基板10の一部を露出させておく。このようにすることでアルミ膜12の後退が避けられるとともに、異方性エッチングの際のエッチングパターン(スルーホールの形状)が規格化される。
実施形態5.
図11は上記の各実施形態においてレーザ光によりシリコン基板10に先行穴15を開ける際の装置の構成を示した図である。レーザ光源50からのレーザ光42は、ビームエクスパンダ51及び反射ミラー52を経て位相格子53に到達する。そして、位相格子53で分岐されてシリコン基板10に照射される。
図12A及び図12Bはこのときの状態を示す説明図である。レーザ光42は位相格子53にてこの例では4分岐されてシリコン基板10に照射されて先行穴15を開ける。この分岐は、例えば最初にX方向に分岐し、次に方向を切り替えて(位相格子53とシリコン基板10との相対移動により)Y方向に分岐させる。或いは、位相格子53によりX方向とY方向とを同時に分岐させるようにしてもよい。このようにして同時に複数の先行穴15を開けることができるので、加工時間の短縮化が可能になっている。さらには、2次元的な分岐も可能であり、この場合には1チップ又は1ウェーハを一括で加工することもできる。
実施形態6.
図13は上記の各実施形態においてレーザ光によりシリコン基板10に先行穴15を開ける際の装置の構成を示した図であり、ここではビームエクスパンダ51の出射側にλ/4偏光板56が設けられており、レーザ光42を円偏光させている。
図14Aは図13の装置によりレーザ光を円偏光させたときの加工穴の状態を示した説明図である。図14Bはレーザ光をランダム偏光に変換したときの加工穴の状態を示した説明図である。図示のように先行穴15が曲がらず真っ直ぐに形成されていることが分かる。図14C及び図14Dはレーザ光を直線偏光させた場合の加工穴の状態を示した説明図である。図示のように、先行穴15が曲がって歪んでいることが分かる。これは、内壁に対してP偏光とS偏光とでは吸収率が異なるため起こる現象であると考えられ(図15A及び図15B参照)、一旦いずれかの方向に偏って加工が促進されればスルーホールの導光効果によりさらにその偏りが促進されるためであると考えられる。これに対して、レーザ光をランダム偏光に変換させた場合やレーザ光を円偏光させた場合には、S偏光・P偏光がランダムに照射され、S偏光・P偏光の偏りがないため、スルーホールが曲がっていくという現象を効果的に抑制することができる。
図15A及び図15Bは直線偏光とSiに対するレーザ光吸収率との関係を示した図である。これらの図からP偏光の方がS偏光よりも吸収率が高い(特に80°前後で高くなる)。このため、直線偏光の場合は曲がる可能性が高くなると考えられる。
実施形態7.
上述の例はいずれもシリコン基板に垂直穴をレーザ加工してエッチングする例について説明しているが、本発明はそれに限定されるものではなく、レーザ加工により斜めの穴を形成するようにしてもよい。その具体例は図30〜図37において詳細に図示されているが、面方位が(100)面のシリコン基板に斜め穴をレーザ加工により生成した場合には、面方位(110)面のシリコン基板の場合と同様に、次のような利点がある。
・内部で広がらないストレートな穴が形成できるので、穴間ピッチをより小さくできる。
・穴幅は酸化膜の寸法と同じにできるので、エッチング時間で穴幅を制御する必要がない。
・穴断面形状は面方位(111)面で規定できるので、形状のバラツキがない。
実施形態8.
図16は上述の実施形態に係る半導体装置を実装した回路基板の説明図である。回路基板100には例えばガラスエポキシ樹脂基板等の有機系基板を用いるのが一般的である。回路基板100には例えば銅等からなる配線パターンが所望の回路となるように形成されていて、それらの配線パターンと上述の半導体装置40の外部端子とを機械的に接続することで、それらの電気的導通を図る。そして、その回路基板100を搭載した電子機器として、図17にはノート型パーソナルコンピュータ200、図18には携帯電話300が示されている。
次に、上述の実施形態の具体例を実施例として説明する。
実施例1.
図19及び図20はレーザ光を照射して先行穴を生成した時の特性図である。図19は1kHzでのレーザのショット数と穴深さとの関係をレーザパワー(5mW〜2000mW)をパラメータにして示している。図20は1kHzでのレーザのショット数と穴幅との関係をレーザパワー(5mW〜2000mW)をパラメータにして示している。いずれも、高アスペクト比の先行穴が得られていることが分かる。なお、このときのレーザは、第2高調波のQスイッチYAGレーザを用い、光学系は集光レンズf100を用いている。
実施例2.
また、上記の実施形態1において異方性エッチングにより先行穴を拡径した際のエッチングの条件は次のとおりである。
<エッチングの条件>
エッチング液:KOH水溶液
濃度 :35%重量
薬液温度 :80℃
エッチング時間:1時間(短ければ細穴、長ければ全て(111)面が出現
<ウェハー条件>
材質 :Si(100)(面方位(100)面の結晶性シリコン。以下においても同様
に表現する。)
板厚 :板厚550μm
なお、エッチング液としては、KOH水溶液に代えて有機アルカリエッチング液、例えばヒドラジン、EPW(エチレンジアミン−ピロカテコール−水)、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等、を用いることができる。
実施例3.
図21A、図21B及び図21Cはレーザ光(円偏光が施されている)を照射して先行穴を形成したときのレーザ入射面、孔測断面、レーザ出射面及び孔測断面(切断観察面)の拡大図である。図21A及び図21Bのレーザ入射面及びレーザ出射面はそれぞれ円形となっており、その近傍にドロスが発生している。また、図21Cの先行穴はその直線性(板厚550μm)に優れたものとなっている。なお、図21A及び図21Bの図の下部に示されている、例えば図21A「×2.00K」は2000倍に拡大されていることを意味し、図21Bの「×200」は200倍に拡大されていることを意味する。また、図21Aの「15.0μm」はその近傍に記されているドットの左端から右端までの距離を示している(この例では全ドット分で15μmである)。こうしたことは後述の他の図においても同様である。
実施例4.
図22A及び図22Bは、レーザ光を照射して先行穴を生成した際に発生したドロスのエッチング前の状態とエッチング後の状態を示した図である(上述の図5(c)(d)に対応)。エッチング処理を施した後にはドロスが除去されていることが分かる。
<レーザ条件>
レーザ波長:532μm
集光レンズ:f100mm
ランプ電流:28A<加工条件>
発振周波数:1kHz
パワー :300mW
ショット数:300ショット
直線偏光方向:図の左右方向(磁場)
<ウェハー条件>
材質 :Si(100)
板厚 :550μm
表面状態 :酸化膜付き
<エッチング条件>
エッチング液:KOH水溶液
濃度/温度:35%/80°C
エッチング時間:1時間
実施例5.
図23A、図23B及び図23Cは、エッチング処理後の加工穴の状態を示した入射面、断面(切断観察面)及び出射面をそれぞれ示している。このときのときのレーザの仕様等は次のとおりである。
<レーザ条件>
レーザ波長:532μm
集光レンズ:f100mm
ランプ電流:28A
<加工条件>
発振周波数:1kHz
パワー :300mW
ショット数:300ショット
<ウェハー条件>
材質 :Si(100)
板厚 :550μm
表面状態 :酸化膜付き
<エッチング条件>
エッチング液:KOH水溶液
濃度/温度 :35%/80°C
エッチング時間:1時間
実施例6.
本実施例においてはエッチングの処理時間と先行穴の形状との関係を調べた。このときのレーザの仕様等は次のとおりである。
<レーザ条件>
レーザ波長:532μm
集光レンズ:f100mm
ランプ電流:28A
<加工条件>
発振周波数:1kHz
ショット数:50、500、5000
<ウェハー条件>
材質 :Si(100)
板厚 :550μm
酸化膜 :1.5μm
酸化膜パターン:なし
<エッチング条件>
エッチング液:KOH水溶液
濃度/温度 :35%/80°C
図24A、図24B及び図24Cはエッチング処理を15分施したときの各先行穴(レーザショット数50,500、5000)の状態を示した断面(切断観察面)をそれぞれ示している。
図25A、図25B及び図25Cはエッチング処理を30分施したときの各先行穴(レーザショット数50,500、5000)の状態を示した断面(切断観察面)をそれぞれ示している。
図26A図、図26B及び図26Cはエッチング処理を60分施したときの各先行穴(レーザショット数50,500、5000)の状態を示した断面(切断観察面)をそれぞれ示している。
図27A図、図27B及び図27Cはエッチング処理を90分施したときの各先行穴(レーザショット数50,500、5000)の状態を示した断面(切断観察面)をそれぞれ示している。
図28A図、図28B及び図28Cはエッチング処理を120分施したときの各先行穴(レーザショット数50,500、5000)の状態を示した断面(切断観察面)をそれぞれ示している。
上記の図から明らかなように、エッチング時間を制御することにより先行穴の形状を制御することができることが分かる。
実施例7.
図29Aは及び図29Bは、面方位(110)面を有するシリコン基板に酸化膜を形成した後にレーザを照射してその後にエッチング処理を施した時の断面(切断観察面)を示している。図29Aはレーザ未貫通穴にエッチング処理を施したときのものであり、図29Bはレーザ貫通穴にエッチング処理を施したときのものである。いずれの場合においても、面方位(111)面が出現し、真っ直ぐな先行穴が得られている。
実施例8.
次に、レーザ加工により斜めの穴を形成した場合の例を垂直穴との対比において説明する。
図30は面方位(100)面のシリコン基板5に斜め45度の穴をレーザ加工してエッチングした場合の平面図である。図31Aは図30のA−A断面図であり、図31Bは図30のB−B断面図である。ここでは、面方位(111)面が出現してエッチングが止まった時の形状が示されている。なお、図においては、斜めの穴の例として貫通穴60及び止まり穴(未貫通穴)61の例が示されている。
図32は面方位(100)面のシリコン基板5に垂直度の穴をレーザ加工してエッチングした場合の平面図である。図33Aは図32のA−A断面図、図33Bは図32のB−B断面図であり、図33Cは図32のC−C断面図である。ここでも面方位(111)面が出現してエッチングが止まった時の形状が示されている。
図34は面方位(110)面のシリコン基板1に垂直度の穴をレーザ加工してエッチングした場合の平面図である。図35Aは図34のA−A断面図、図35Bは図34のB−B断面図であり、図33Cは図32のC−C断面図である。ここでも面方位(111)面が出現してエッチングが止まった時の形状が示されている。
図36及び図37は図31A又は図31Bに対応した貫通穴60及び止まり穴(未貫通穴)61の断面(切断観察面)を示している。
これらの図から面方位が(100)面を有するシリコン基板に斜め穴をレーザ加工により生成した場合には上述の実施形態7で述べた利点があることが分かる。
本発明の実施形態1に係る半導体の製造方法(その1)を示した工程図である。 図1Aの比較例を示した工程図である。 本発明の実施形態1に係る半導体の製造方法(その2)を示した工程図である。 図2Aの比較例を示した工程図である。 本発明に係る半導体装置の正面図である。 製造途中の半導体チップの部分断面図である。 図4AのB−B断面図である。 図4AのC−C断面図である。 図3の半導体装置の製造方法の工程図(その1)である。 図3の半導体装置の製造方法の工程図(その2)である。 図3の半導体装置の製造方法の工程図(その3)である。 本発明の実施形態2の工程説明図である。 本発明の実施形態3の工程説明図である。 本発明の実施形態4の工程説明図である。 上記の各実施形態においてレーザ光によりシリコン基板に先行穴を開ける際の装置の構成例を示した図である。 図11の装置による加工状態は示す説明図(その1)である。 図11の装置による加工状態は示す説明図(その2)である。 上記の各実施形態においてレーザ光によりシリコン基板に先行穴を開ける際の装置の他の構成を示した図である。 図13の装置によりレーザ光を円偏光させたときの先行穴の状態を示した説明図である。 図13の装置によりレーザ光をランダム偏光に変換したときの先行穴の状態を示した説明図である。 図13の装置によりレーザ光を直線偏光(S偏光)させたときの先行穴の状態を示した説明図である。 図13の装置によりレーザ光を直線偏光(S偏光)させたときの先行穴の状態を示した説明図である。 偏光(P/S)とSiのレーザ光吸収率の関係を示した図である。 偏光(P/S)とSiのレーザ光吸収率の関係を示した図である。 上述の実施形態に係る半導体装置を実装した回路基板の説明図である。 図16の回路基板が実装されたノート型パーソナルコンピュータの斜視図である。 図16の回路基板が実装された携帯電話の斜視図である。 レーザ光を照射して先行穴を生成した時の特性図である。 レーザ光を照射して先行穴を生成した時の特性図である。 実施例3として、レーザ光を照射して先行穴を形成したときのレーザ入射面の拡大図である。 実施例3として、レーザ光を照射して先行穴を形成したときのレーザ出射面の拡大図である。 実施例3として、レーザ光を照射して先行穴を形成したときの穴側断面(切断観察面)の拡大図である。 実施例4として、レーザ光を照射して生成されたドロスのエッチング前の状態を示した図である。 実施例4として、レーザ光を照射して生成されたドロスのエッチング後の状態を示した図である。 実施例5として、エッチング処理後の加工穴の入射面を示した図である。 実施例5として、エッチング処理後の加工穴の断面(切断観察面)を示した図である。 実施例5として、エッチング処理後の加工穴の出射面を示した図である。 実施例6として、エッチング処理を15分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数50)である。 実施例6として、エッチング処理を15分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数500)である。 実施例6として、エッチング処理を15分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)をそれぞれ示した図(ショット数5000)である。 実施例6として、エッチング処理を30分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数50)である。 実施例6として、エッチング処理を30分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数500)である。 エッチング処理を30分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数5000)である。 実施例6として、エッチング処理を60分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数50)である。 実施例6として、エッチング処理を60分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数500)である。 実施例6として、エッチング処理を60分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数5000)である。 実施例6として、エッチング処理を90分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数50)である。 実施例6として、エッチング処理を90分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数500)である。 実施例6として、エッチング処理を90分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数5000)である。 実施例6として、エッチング処理を120分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数50)である。 実施例6として、エッチング処理を120分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数500)である。 実施例6として、エッチング処理を120分施したときの各先行穴の断面(切断観察面)を示した図(ショット数5000)である。 面方位(110)面のシリコン基板に酸化膜を形成した後にレーザを照射し(レーザ未貫通)その後にエッチング処理を施した時の断面(切断観察面)を示した図である。 面方位(110)面のシリコン基板に酸化膜を形成した後にレーザを照射し(レーザ貫通)その後にエッチング処理を施した時の断面(切断観察面)を示した図である。 面方位(100)面のシリコン基板に斜め45度の穴をレーザ加工してエッチングした場合の平面図である。 図30のA−A断面図である。 図30のB−B断面図である。 面方位(100)面のシリコン基板に垂直度の穴をレーザ加工してエッチングした場合の平面図である。 図32のA−A断面図である。 図32のB−B断面図である。 図32のC−C断面図である。 面方位(110)面のシリコン基板に垂直度の穴をレーザ加工してエッチングした場合の平面図である。 図34のA−A断面図である。 図34のB−B断面図である。 図34のC−C断面図である。 貫通穴及び止まり穴(未貫通穴)の断面(切断観察面)を示した図である。 貫通穴及び止まり穴(未貫通穴)の断面(切断観察面)を示した図である。

Claims (1)

  1. 面方位が(100)面のシリコン基板上に、絶縁膜を介してトランジスタ、抵抗素子、配線を含む素子領域及び素子領域と電気的に接続されている電極パッドとしてのアルミニウム膜を形成する第1の工程と、
    前記電極パッドが形成された前記シリコン基板上にCVD法にて耐Siエッチング膜を形成する第2の工程と、
    前記電極パッドが形成された前記シリコン基板の裏面にCVD法にて耐Siエッチング膜を形成する第3の工程と、
    レーザ光を照射して前記電極パッドと前記絶縁膜と前記シリコン基板とを貫通する先行穴を、シリコン基板に形成する第4の工程と、
    KOH水溶液又は有機アルカリエッチング液による異方性エッチングを行って前記先行穴を拡大してスルーホールを形成する第5の工程と、
    前記スルーホールの内壁にCVD法にて絶縁膜を形成する第6の工程と、
    銅メッキを施して前記シリコン基板の表面及び裏面に銅メッキ層をそれぞれ形成するとともに、内壁に酸化シリコン膜が形成された孔に銅メッキ材を充填して、前記内壁が絶縁されたスルーホールに導電材を形成して、前記シリコン基板の一方の面側と他方の面側とを電気的に導通状態にする金属バンプを形成する第7の工程とを有し、第1の工程から第7の工程までを順次実施することを特徴とする半導体チップの製造方法。
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