JP4491813B2 - 連結構造体 - Google Patents

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Description

この発明は、プレハブカマレス工法等に用いられる連結構造体に関するものである。
プレハブカマレス工法とは、送電線を、送電線鉄塔に設けられた延線金車に掛け渡して送電線鉄塔の間に延線を行い、その後、緊線工程を行うものである。すなわち、送電線の端部に圧縮型引留クランプ等のクランプが装着され、このクランプに連結構造体の一端部が枢結され、この連結構造体の他端部に延線ワイヤのコネクタが枢結される。そして、送電線と延線ワイヤとをこの連結構造体を介して連結された状態にて、延線ワイヤを引張って送電線を延線するものである。
そして、連結構造体としては、一対の直角クレビスリンクと、この直角クレビス間に配設される中間連結体とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、図13と図14と図15とに示すように、連結構造体は、クランプ70に配置される第1直角クレビスリンク71と、延線ワイヤのコネクタ73側に配置される第2直角クレビスリンク72と、この直角クレビスリンク71、72間に配置されて、これらを連結する中間連結体74とを備える。この場合、中間連結体74のクレビス部75に第1直角クレビスリンク71のアイ部76が挿入され、枢結軸77を介して、中間連結体74と第1直角クレビスリンク71とが枢結される。また、中間連結体74のアイ部78が第2直角クレビスリンク72のクレビス部79に挿入され、枢結軸80を介して、中間連結体74と第2直角クレビスリンク72とが枢結される。
そして、第1直角クレビスリンク71のクレビス部81に、送電線69のクランプ70のアイ部82が挿入され、枢結軸83を介して、枢結されると共に、延線ワイヤ(図示省略)のコネクタ73のクレビス部84に第2直角クレビスリンク72のアイ部85が挿入され、枢結軸86を介して枢結される。この状態にて延線作業が行われる。
また、中間連結体74の中央には工具取付用孔部87が設けられ、この工具取付用孔部87を介して緊線用工具88(図15参照)が取付けられる。すなわち、緊線用工具88はその一端部側にクレビス部90を有し、このクレビス部90にて中間連結体74の中央部を挟んだ状態で、上記工具取付用孔部87に嵌合される連結軸91を介して、中間連結体74に取付けられる。そのため、延線作業後は、工具取付用孔部87を介して、中間連結体74に緊線用工具88を取付け、この緊線用工具88の他端側を碍子連用張上げ装置(図示省略)が連結されて、矢印のように引張られる緊線作業が行われることになる。
特許第3195558号明細書
このように、従来のこの種の連結構造体においては、工具取付用孔部87を有する中間連結体74を必要としていた。そのため、部品点数が多く連結構造体全体として長くなると共に、部品点数が多い分コスト高となっていた。しかも、緊線作業後においては工具取付用孔部87を必要としないので、工具取付用孔部は無用なものとなると共に、強度の劣化を招くことになっていた。
また、送電線の弛度を調整する必要があり、この弛度調整のために使用される弛度調整工具は、バーニヤ金具に連結することになる。すなわち、図16と図17に示すように、バーニヤ金具94は、一対の外側プレート95、96と、この外側プレート95、96間に介在される内側プレート97とを備える。また、外側プレート95、96及び内側プレート97には、それぞれ、係合孔98、99・・が設けられている。そして、対向する係合孔98、99に係合ピン100を係合させることによって、外側プレート95、96と内側プレート97とを連結し、対向する係合孔98、99を相違させることによって、長さを調整することができる。
このため、外側プレート95、96の送電線側の端部に、工具連結用の連結金具101を連結軸102を介して連結すると共に、内側プレート97の反送電線側の端部に、工具連結用の連結金具103を連結軸104を介して連結していた。そして、各連結金具101、103には工事用孔105、106が設けられ、この工事用孔105、106を介して、弛度調整工具93を装着していた。なお、この図16と図17に示す連結構造体においては、各工事用孔105、106は、その軸心が相互に直交する工事用第1孔105a、106aと工事用第2孔105b、106bとを備える。このため、図16においては、工事用第1孔105a、106aを使用して、弛度調整工具93を装着しているが、図17の仮想線で示すように、工事用第2孔105b、106bを使用して、弛度調整工具93を装着することができる。
このように、従来のこの種の連結構造体においては、工事用孔105、106を有する連結金具101、103を必要としていた。そのため、部品点数が多く連結構造体全体として長くなると共に、部品点数が多い分コスト高となっていた。しかも、弛度調整作業後においては工事用孔105、106を必要としないので、工事用孔105、106は無用なものとなって、強度の劣化を招くことになっていた。
この発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、緊線作業等を簡単に行うことができ、しかも、コスト低減を達成できる連結構造体を提供することにある。
そこで、請求項1の連結構造体は、送電線1の先端側に取付けられて、枢支部Sを介して揺動可能に枢結される連結金具7を備えた連結構造体であって、上記枢支部Sは筒状連結体10にて構成され、この筒状連結体10の孔部を工具取付孔21としたことを特徴としている。
上記請求項1の連結構造体は、送電線1の先端側に揺動可能に枢結される連結金具7は、その枢支部Sが筒状連結体10にて構成され、しかも、この筒状連結体10の孔部を工具取付孔21としているので、工具取付孔を有する中間連結体を別途必要としない。
請求項2の連結構造体は、送電線1のクランプ2と、延線ワイヤのコネクタ3との間に配設されて、これらを連結する連結構造体であって、筒状連結体10を介して揺動可能に枢結される連結金具7を備え、この筒状連結体10の孔部を緊線用工具20が装着される緊線工事用の工具取付孔21としたことを特徴としている。
上記請求項2の連結構造体では、筒状連結体10の孔部にて緊線用工具20が装着される緊線工事用の工具取付孔21を構成するので、従来において必要としていた緊線工事用孔を有する中間連結体を必要としない。すなわち、緊線工事時(緊線作業時)では、筒状連結体10の孔部に緊線用工具20を装着することができ、これによって、送電線1の緊線作業を行うことができる。また、連結構造体にて送電線1のクランプ2とコネクタ3とを連結した状態として、コネクタ3に延線ワイヤを連結することによって、送電線1の延線作業を行うことができる。
請求項3の連結構造体は、送電線1のクランプ2と、ヨークに引止められる先端金具60との間に配設されて、これらを連結する連結構造体であって、バーニヤ金具35と上記クランプ2とを連結する送電線側連結体Aと、バーニヤ金具35と上記先端金具60とを連結する先端金具側連結体Bとを備えると共に、送電線側連結体Aと先端金具側連結体Bとの少なくともいずれか一方は、枢支部S、Sを介して揺動可能とされる連結金具51、52を有し、この枢支部Sを上記筒状連結体10にて形成して、この筒状連結体10の孔部にて弛度調整工具36が装着される弛度調整用の工具取付孔21としたことを特徴している。
請求項3の連結構造体では、バーニヤ金具35とクランプ2とを連結する送電線側連結体Aと、バーニヤ金具35と上記先端金具60とを連結する先端金具側連結体Bとの少なくともいずれか一方は、枢支部S、Sを介して揺動可能とされる連結金具51、52を有し、この枢支部Sを上記筒状連結体10にて形成して、この筒状連結体10の孔部にて弛度調整工具36が装着される弛度調整用の工具取付孔21としているので、従来において必要としていた弛度調整の工事用孔を有する連結金具を必要としない。すなわち、弛度調整作業時において、筒状連結体10の孔部に、弛度調整工具36を装着することができ、これによって、弛度調整作業を行うことができる。
請求項4の連結構造体では、上記筒状連結体10を圧入固定することを特徴としている。
上記請求項4の連結構造体では、筒状連結体10を圧入固定するのみで、この筒状連結体10を使用した連結作業を行うことができる。
請求項5の連結構造体は、上記筒状連結体10は、その一端側に係止用鍔部25が設けられると共に、その他端側にねじ部26が設けられ、筒状連結体10を嵌合させた状態で外部へ突出する上記ねじ部26にナット部材27を螺着することを特徴としている。
上記請求項5の連結構造体では、筒状連結体10を嵌合させた状態において、外部へ突出するねじ部26にナット部材27を螺着すれば、筒状連結体10を抜け止めされた状態に維持することができる。
請求項6の連結構造体は、筒状連結体10の孔部への連結用ボルト部材16の挿入を可能としたことを特徴としている。
上記請求項6の連結構造体では、筒状連結体10の孔部への連結用ボルト部材16の挿入を可能としたので、この孔部を使用しない状態、つまり緊線作業や弛度調整作業を行わない状態において、筒状連結体10の孔部へ連結用ボルト部材16を挿入すれば、筒状連結体10を介した連結状態の安定化を図ることができる。
上記請求項1の連結構造体によれば、従来において必要としていた工具取付孔を有する中間連結体を必要としない。これによって、部品点数の減少化を図って、コストの低減化及びコンパクト化を達成できる。
上記請求項2の連結構造体によれば、筒状連結体の孔部にて緊線用工具が装着される緊線工事用の工具取付孔を構成するので、従来において必要としていた緊線工事用孔を有する中間連結体を必要としない。これによって、部品点数の減少化を図って、作業性の向上及びコストの低減化を図ることができ、しかも、長さ寸法を小さくできて、コンパクト化を達成できる。また、連結構造体にて送電線のクランプとコネクタとを連結した状態として、コネクタに延線ワイヤを連結することによって、送電線の延線作業を行うことができる。
請求項3の連結構造体によれば、筒状連結体の孔部にて弛度調整工具が装着される弛度調整用の工具取付孔を構成するので、従来において必要としていた弛度調整工事用の工具取付孔を有する連結金具を必要としない。これによって、部品点数の減少化を図って、作業性の向上及びコストの低減化を図ることができ、しかも、長さ寸法を小さくできて、コンパクト化を達成できる。
上記請求項4の連結構造体によれば、筒状連結体を圧入固定するのみで、この筒状連結体を使用した連結作業を行うことができる。これにより、連結作業の簡略化を図ることができる。
上記請求項5の連結構造体によれば、筒状連結体を嵌合させた状態において、外部へ突出するねじ部にナット部材を螺着すれば、筒状連結体を抜け止めされた状態を維持することができる。このため、簡単に連結作業を行うことができ、しかも安定した連結状態を維持することができる。また、ナット部材を取外すことによって、筒状連結体の連結状態を解除することができ、分解作業を簡単に行うことができ、この連結構造体の各構成部品の点検修理の容易化を図ることができる。
上記請求項6の連結構造体によれば、孔部を使用しない状態、つまり緊線作業や弛度調整作業を行わない状態において、筒状連結体の孔部へ連結用ボルト部材を挿入すれば、筒状連結体を介した連結状態の安定化を図ることができる。このため、延線作業等を安定して行うことができると共に、この送電線が連結構造体を介してがいし装置に取付けられた際に、安定した取付け(連結)状態を維持することができる。
次に、この発明の連結構造体の具体的な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は上記連結構造体の要部分解断面図を示し、図2はこの連結構造体の連結状態を示し、(a)は一部断面で示す要部拡大側面図であり、(b)は一部断面で示す要部拡大正面図である。この連結構造体は、送電線を送電線鉄塔間に延線する作業、及び延線作業後の緊線作業を行うことができる。この場合、図3と図4に示すように、送電線1の一端部に、クランプ(例えば、圧縮型引留クランプ)2を圧縮して取付け、延線作業(延線工事)において使用する延線ワイヤ(図示省略)のコネクタ3と、このクランプ2との間に、この連結構造体を配置することになる。クランプ2はその先端(反送電線側の端面)にアイ部4を有する。また、コネクタ3は、送電線側にクレビス部5と有すると共に、反送電線側に上記延線ワイヤが係合する係合部6を有する。
そして、この連結構造体は連結金具7を備える。この連結金具7は、クランプ2側のクレビス部8と、コネクタ3側のアイ部9とを有し、クレビス部8にクランプ2のアイ部4を挿入した状態で、後述する筒状連結体10にて構成される枢支部Sを介してクランプ2に揺動可能に連結される。また、連結金具7のアイ部9には連結用貫孔14(図1等参照)が設けられている。
連結金具7のクレビス部8には、図1と図2に示すように、対向壁部11、12にそれぞれ貫孔13、13が設けられると共に、クランプ2のアイ部4にも貫孔15が設けられ、図2に示すように、クランプ2のアイ部4がクレビス部8の対向壁部11、12間に挿入された状態で、スリーブ状の筒状連結体10がこれらの貫孔13、13、15に嵌合される。この場合、貫孔13、15のどちらか一方に圧入される。すなわち、筒状連結体10は、連結金具7側の貫孔13、13又はクランプ2側の貫孔15に圧入されて、連結金具7とクランプ2とを揺動自在に連結する。これによって、クランプ2に対して連結金具7は、筒状連結体10の軸心廻りに揺動する。
また、この筒状連結体10には連結用ボルト部材16が挿入される。すなわち、図2(a)(b)に示すように、連結金具7とクランプ2とを連結している筒状連結体10に、ボルト部材16の軸部16aを挿入する。この場合、筒状連結体10の一方の端縁(一方の対向壁部11側の端縁)と、この一方の対向壁部11の外面とをほぼ一致させる。そして、筒状連結体10の一方の端縁にボルト部材16の頭部16bを当接させた状態で、他方の対向壁部12から外部へ突出した軸部16aのねじ部にナット部材17を螺着する。この際、その螺着によって、ボルト部材16とナット部材17とからなる連結具18が筒状連結体10と一体化する場合、筒状連結体10を連結金具7側の貫孔13、13に圧入して、連結金具7と、筒状連結体10と、連結具18とを一体化して、筒状連結体10をクランプ2側の貫孔15に遊嵌状に嵌合するようにするのが好ましい。
次にこの連結構造体を使用した延線作業及び緊線作業を説明する。まず、図3と図4に示すように、筒状連結体10を連結金具7の貫孔13、13とクランプ2の貫孔15に嵌合させることによって、連結金具7とクランプ2とを連結すると共に、筒状連結体10にボルト部材16の軸部16aを挿入して、この軸部16aにナット部材17を螺着し、ボルト部材16とナット部材17とからなる連結具18を筒状連結体10に装着する。さらには、連結金具7のアイ部9をコネクタ3のクレビス部8に挿入して、アイ部9の連結用貫孔14及びクレビス部8の連結用貫孔(図示省略)に挿通される連結具19(例えば、ボルト部材と、これに螺着されるナット部材とからなる)を介して、連結金具7とコネクタ3とを揺動自在に連結する。この場合、連結金具7とクランプ2との連結を先に行っても、あるいは連結金具7とコネクタ3との連結を先に行ってもよい。なお、連結金具7とクランプ2とは筒状連結体10のみでもって連結することができるので、ボルト部材16を筒状連結体10の孔部に挿入しないものであってもよい。
そして、この状態で、コネクタ3に係合される延線ワイヤを牽引することによって、送電線1の延線作業を行うことができる。また、この延線作業終了後は、コネクタ3を取外して、図5(a)(b)(c)に示すように、筒状連結体10の孔部に緊線用工具20を装着する。この際、ボルト部材16を使用していれば、このボルト部材16を取外す必要があるが、使用していない場合、このまま、筒状連結体10の孔部に緊線用工具20を装着することができる。このため、この筒状連結体10の孔部が緊線工事用の工具取付孔21を構成することになる。緊線用工具20はクレビス部22を有し、このクレビス部22の一対の対向壁部22a、22a間に連結金具7のクレビス部8を介在させ、この状態で、クレビス部22に設けられた貫孔及び連結金具7の工具取付孔21にボルト部材23を挿通して、クレビス部22から突出するボルト部材23のねじ部にナット部材24を螺着することによって、工具取付孔21に緊線用工具20を取付けることができる。
このように、緊線用工具20を取付けることによって、この緊線用工具20の基端側の連結用貫孔43を介して碍子連用張上げ装置(図示省略)をこの緊線用工具20に連結することができ、これによって、図5(a)の矢印のように引張られる緊線作業が行われることになる。
上記連結構造体では、筒状連結体10を介して、連結金具7とクランプ2とを揺動可能に連結し、この筒状連結体10の孔部にて緊線用工具20が装着される緊線工事用の工具取付孔21を構成するので、従来において必要としていた緊線工事用孔を有する中間連結体を必要としない。すなわち、緊線工事時(緊線作業時)において、例えば、連結金具7を送電線1のクランプ2に連結した状態で、連結金具7とクランプ2とを揺動可能に連結している筒状連結体10の孔部に、緊線用工具20を装着することができ、これによって、送電線1の緊線作業を行うことができる。また、延線ワイヤを使用する延線作業においては、連結金具7を送電線1のクランプ2に連結した状態で、この連結金具7に延線ワイヤのコネクタ3を接続すれば、送電線1の延線作業を行うことができる。このように、この連結構造体では、従来において必要としていた緊線工事用孔を有する中間連結体を必要としないので、部品点数の減少化を図って、作業性の向上及びコストの低減化を図ることができ、しかも、長さ寸法を小さくできて、コンパクト化を達成できる。
また、筒状連結体10を、貫孔13、15のどちらか一方に圧入固定するのみで、連結金具7をクランプ2に連結することができる。これにより、連結作業の簡略化を図ることができる。さらに、筒状連結体10の孔部への連結用ボルト部材16の挿入を可能としたので、この孔部を使用しない状態、つまり緊線作業等を行わない状態において、筒状連結体10の孔部へ連結用ボルト部材16を挿入すれば、筒状連結体10を介した連結状態の安定化を図ることができる。このため、延線作業等を安定して行うことができると共に、この送電線1が連結構造体を介してがいし装置に取付けられた際に、安定した取付け(連結)状態を維持することができる。
次に図6は筒状連結体10の変形例を示し、この場合、一端縁に係止用鍔部(外鍔部)25が設けられると共に、他端側の外周面にねじ部26が設けられている。このため、図7に示すように、この筒状連結体10を貫孔13、15に遊嵌状に嵌合させた状態で、係止用鍔部25を連結金具7の一方の対向壁部11の外面に当接させると共に、ねじ部26を連結金具7の他方の対向壁部12から外部へ突出させる。そして、この状態でねじ部26にナット部材27を螺着することによって、この筒状連結体10にて構成される枢支部Sを介して上記図1に示す筒状連結体10と同様、連結金具7とクランプ2とを連結することができる。
この筒状連結体10においても、その孔部をもって緊線工事用の工具取付孔21を構成することができる。また、緊線作業等を行わない状態において、筒状連結体10の孔部へ連結用ボルト部材16を挿入することができ、筒状連結体10を介した連結状態の安定化を図ることができる。
このように、図6に示した筒状連結体10を使用すれば、筒状連結体10を貫孔13、13、15に嵌合させた状態において、外部へ突出するねじ部26にナット部材27を螺着することによって、筒状連結体10を抜け止めした状態で連結金具7をクランプ2に接続することができる。このため、安定した連結状態を維持することができる。また、ナット部材27を取外すことによって、筒状連結体10の連結状態を解除することができ、分解作業を簡単に行うことができ、この連結構造体の各構成部品の点検修理の容易化を図ることができる。
次に図8から図10は筒状連結体10の他の実施形態を示し、この場合、クランプ2に連結される連結金具7以外に、この連結金具7とコネクタ3との間に配置される連結金具28を備える。そして、一方の連結金具7を第1連結金具と呼び、他方の連結金具28を第2連結金具と呼ぶ。第1連結金具7は直角クレビスからなり、第2連結金具28は直角アイからなり、第1連結金具7とクランプ2との枢支部Sに筒状連結体10が使用される。
すなわち、クランプ2のアイ部4が第1連結金具7の第1クレビス部30間に挿入された状態で、筒状連結体10が、第1連結金具7の第1クレビス部30の貫孔13、13又はクランプ2側の貫孔15に圧入されて、第1連結金具7とクランプ2とを揺動自在に連結する。これによって、クランプ2に対して第1連結金具7は、筒状連結体10の軸心廻りに揺動する。また第2連結金具28の第1アイ部32が第1連結金具7の第2クレビス部31間に挿入された状態で、第1連結金具7の第2クレビス部31の連結用貫孔14及び第2連結金具28の第1アイ部32の連結用貫孔29に挿入される枢支軸33を介して、揺動自在に第1連結金具7と第2連結金具28とが連結される。さらに、延線作業時には、第2連結金具28の第2アイ部34がコネクタ3のクレビス部5間に挿入された状態で、ボルト部材とこれに螺合するナット部材とからなる連結具19を介して、第2連結金具28とコネクタ3とが連結される。
この図8〜図10に示す連結構造体を使用した延線作業時では、この連結構造体を介して、クランプ2とコネクタ3とを連結すれば、コネクタ3に係合される延線ワイヤを牽引することによって、送電線1の延線作業を行うことができる。また、この延線作業終了後は、コネクタ3を取外して、図10(a)(b)に示すように、クランプ2と第1連結金具7とを連結する筒状連結体10の孔部に緊線用工具20を装着することができる。すなわち、この筒状連結体10の孔部が緊線工事用の工具取付孔21を構成することになる。このように、緊線用工具20を取付けることによって、この緊線用工具20の他端側を碍子連用張上げ装置(図示省略)を連結することができ、これによって、図10(a)の矢印のように引張られる緊線作業が行われることになる。
この図8〜図10に示す連結構造体によれば、上記図1等に示す連結構造体に比べて、部品点数が多くなって、全体としても長さ寸法が大きくなる。しかしながら、図13等に示す従来の連結構造体よりも、部品点数を減少させて、全体の長さ寸法を小さくすることができ、作業性の向上及びコストの低減化を図ることできる。
ところで、送電線1とがいし装置とはバーニヤ金具35(図11と図12参照)を介して連結される。このため、図11等に示すような弛度調整工具36を使用する弛度調整作業を必要とした。バーニヤ金具35は、例えば、一対の外側プレート37、38と、この外側プレート37、38間に介在される内側プレート39とを備える。また、外側プレート37、38及び内側プレート39には、それぞれ、係合孔40、41・・が設けられている。そして、対向する係合孔40、41に係合ピン42を係合させることによって、外側プレート37、38と内側プレート39とを連結し、対向する係合孔40、41を相違させることによって、長さを調整することができる。
また、弛度調整工具36は、一対の基板44、45と、この基板44、45間に配置されるシリンダ機構46と、この基板44、45を連結するガイドロッ47等を備える。そして、図11に示すように、この場合の連結構造体は、クランプ2とバーニヤ金具35とを連結する送電線側連結体Aと、がいし装置側のヨーク(図示省略)に引止められる先端金具60とバーニヤ金具35とを連結する先端金具側連結体Bとを備える。各連結体A、Bは、それぞれバーニヤ金具側の第1連結金具51と、反バーニヤ金具側の第2連結金具52とを備える。この場合、第1連結金具51と第2連結金具52とは枢支部Sを介して揺動可能に連結されている。そして、枢支部Sに筒状連結体10が使用され、この筒状連結体10の孔部にて弛度調整工具36が装着される弛度調整用の工具取付孔21を構成する。
すなわち、第1連結金具51は、クレビス部51aとアイ部51bとを有し、第2連結金具52は第1クレビス部52aと第2クレビス部52bとを有する。そして、バーニヤ金具35の内側プレート39の先端部(クランプ側の端部)が第1連結金具51のクレビス部51aに挿入されて、連結軸54を介して内側プレート39の先端部と第1連結金具51とが連結され、第2連結金具52の第1クレビス部52aに第1連結金具51のアイ部51bが挿入されて、筒状連結体10を介して、第1連結金具51と第2連結金具52とが連結される。この筒状連結体10としては、図1に示すようなスリーブ型のものであっても、図6に示すようなねじ部26を有するものであってもよい。また、クランプ2には連結金具55が連結され、第2連結金具52の第2クレビス部52bにこの連結金具55のアイ部55aが挿入され、連結軸56を介して第2連結金具52と連結金具55とが連結される。なお、連結金具55のクレビス部55bにクランプ2のアイ部4が挿入されて、連結軸57を介して連結金具55とクランプ2とが連結される。
また、バーニヤ金具35とがいし装置側とを連結する連結構造体Bも、バーニヤ金具側の第1連結金具51と、反バーニヤ金具側の第2連結金具52とを備え、この第1連結金具51と第2連結金具52とが、上記筒状連結体10を介して揺動可能に連結される。そして、この筒状連結体10の孔部にて弛度調整工具36が装着される弛度調整用の工具取付孔21を構成する。
すなわち、この場合の第1連結金具51はクレビス部51cとアイ部51dとを有し、第2連結金具52はクレビス部52cとアイ部52dとを有する。そして、バーニヤ金具35の外側フレーム37、38の反クランプ側の端部間に第1連結金具51のアイ部51dが挿入され、連結軸58を介して外側フレーム37、38と第1連結金具51とが連結される。また、第1連結金具51のクレビス部51cに第2連結金具52のアイ部52dを挿入して、筒状連結体10を介して第1連結金具51と第2連結金具52とを連結する。この場合の筒状連結体10としても、図1に示すようなスリーブ型のものであっても、図6に示すようなねじ部26を有するものであってもよい。なお、第2連結金具52のクレビス部52cにがいし装置側のヨークに引止められる先端金具60もアイ部が挿入され、連結軸61を介して第2連結金具52と先端金具60とが連結される。
このように、筒状連結体10を介して、第1連結金具51と第2連結金具52とを揺動可能に連結し、筒状連結体10の孔部にて弛度調整工具36が装着される弛度調整用の工具取付孔21を構成するので、従来において必要としていた弛度調整の工事用孔を有する連結金具を必要としない。すなわち、弛度調整作業時において、例えば、第1連結金具51と第2連結金具52とを連結した状態で、筒状連結体10の孔部に、弛度調整工具36を装着することができ、これによって、弛度調整作業を行うことができる。このように、弛度調整の工事用孔を有する連結金具を必要としないので、部品点数の減少化を図って、作業性の向上及びコストの低減化を図ることができ、しかも、長さ寸法を小さくできて、コンパクト化を達成できる。
また、上記図11では、筒状連結体10を第1連結金具51と第2連結金具52との連結に用いて、この筒状連結体10を使用して弛度調整工具36を装着するようにしたが、図12に示すように、クランプ2とバーニヤ金具35とを連結する送電線側連結体Aにおいて、第1連結金具51とバーニヤ金具35の内側プレート39との連結に筒状連結体10を使用したり、バーニヤ金具35と先端金具60とを連結する先端金具側連結体Bにおいて、第2連結金具52と先端金具60との連結に筒状連結体10を使用したりすることができる。すなわち、このような連結状態であっても、弛度調整の工事用孔を有する連結金具を必要としないので、部品点数の減少化を図ることができ、作業性の向上及びコストの低減化等を図ることができる。
ところで、図11と図12において、筒状連結体10を使用した連結には、弛度調整工具36を装着しない状態では、この筒状連結体10に連結用ボル部材16を装着することになる。このように、連結用ボル部材16を使用すれば、筒状連結体10を介した連結状態の安定化を図ることができる。
以上にこの発明の連結構造体の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、図6に示すように、ねじ部26を有する場合、連結金具7の対向壁11にねじ孔を設け、このねじ孔に上記ねじ部26を螺着するようにしてもよい。また、筒状連結体10を使用すれば、図2等に示すように、連結金具7をクランプ2に連結することができるので、この筒状連結体10に挿入される連結用ボルト部材16を省略することも可能である。さらに、
図1〜図5に示す連結構造体において、連結具19に筒状連結体10を使用したり、図8〜図10に連結構造体において、連結具19や枢支軸33に筒状連結体10を使用したりしてもよい。また、図1等に示す連結構造体では、クランプ2にアイ部4が形成されているので、連結金具7として、このアイ部4が挿入されるクレビス部8を備えていたが、クランプ2がクレビス部を備えたものであれば、連結金具7として、クランプ2のクレビス部に挿入されるアイ部を備えたものであってもよい。また図11の先端金具側連結体Bにおいて、第1連結金具51とバーニヤ金具35の外側プレート37、38との連結に筒状連結体10を使用してもよい。
この発明の連結構造体の実施の形態を示す要部拡大分解断面図である。 上記連結構造体の連結状態を示し、(a)は一部断面で示す要部拡大側面図であり、(b)は一部断面で示す要部拡大正面図である。 上記連結構造体の要部側面図である。 上記連結構造体の要部平面図である。 緊線作業時の説明を示し、(a)は要部平面図であり、(b)は要部側面図であり、(c)は要部断面図である。 筒状連結体の変形例を示す一部拡大断面図である。 上記図6に示す筒状連結体を使用した連結構造体の要部拡大断面図である。 連結構造体の他の実施の形態を示す要部側面図である。 上記連結構造体の要部平面図である。 緊線作業時を説明する要部平面図である。 バーニヤ金具に弛度調整工具を装着した状態の平面図である。 バーニヤ金具の側面図である 従来の連結構造体の要部側面図である。 従来の連結構造体の要部平面図である。 従来の連結構造体を使用した緊張作業状態を示す要部側面図である。 従来の連結構造体を使用して、バーニヤ金具に弛度調整工具を装着した状態の平面図である。 従来の連結構造体を使用したバーニヤ金具の連結状態を示す側面図である。
符号の説明
1・・送電線、2・・クランプ、7・・連結金具、10・・筒状連結体、16・・連結用ボルト部材、20・・緊線用工具、21・・工具取付孔、25・・係止用鍔部、26・・ねじ部、27・・ナット部材、35・・バーニヤ金具、36・・弛度調整工具、51・・第1連結金具、52・・第2連結金具、60・・先端金具、A・・送電線側連結体、B・・先端金具側連結体、S・・枢支部

Claims (6)

  1. 送電線(1)の先端側に取付けられて、枢支部(S)を介して揺動可能に枢結される連結金具(7)を備えた連結構造体であって、上記枢支部(S)は筒状連結体(10)にて構成され、この筒状連結体(10)の孔部を工具取付孔(21)としたことを特徴とする連結構造体。
  2. 送電線(1)のクランプ(2)と、延線ワイヤのコネクタ(3)との間に配設されて、これらを連結する連結構造体であって、筒状連結体(10)を介して揺動可能に枢結される連結金具(7)を備え、この筒状連結体(10)の孔部を緊線用工具(20)が装着される緊線工事用の工具取付孔(21)としたことを特徴とする請求項1の連結構造体。
  3. 送電線(1)のクランプ(2)と、ヨークに引止められる先端金具(60)との間に配設されて、これらを連結する連結構造体であって、バーニヤ金具(35)と上記クランプ(2)とを連結する送電線側連結体(A)と、バーニヤ金具(35)と上記先端金具(60)とを連結する先端金具側連結体(B)とを備えると共に、送電線側連結体(A)と先端金具側連結体(B)との少なくともいずれか一方は、枢支部(S)(S)を介して揺動可能とされる連結金具(51)(52)を有し、この枢支部(S)を上記筒状連結体(10)にて形成して、この筒状連結体(10)の孔部にて弛度調整工具(36)が装着される弛度調整用の工具取付孔(21)としたことを特徴とする請求項1の連結構造体。
  4. 上記筒状連結体(10)を圧入固定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの連結構造体。
  5. 上記筒状連結体(10)は、その一端側に係止用鍔部(25)が設けられると共に、その他端側にねじ部(26)が設けられ、筒状連結体(10)を嵌合させた状態で外部へ突出する上記ねじ部(26)にナット部材(27)を螺着することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの連結構造体。
  6. 上記筒状連結体(10)の孔部への連結用ボルト部材(16)の挿入を可能としたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの連結構造体。
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