JP5156629B2 - 自在継手用ヨーク - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸の一端側が接続される自在継手用ヨークに関する。
自在継手100は、軸線がある角度で交わる2軸を連結し、一方の軸の回転力を他方の軸に伝達するためのもので、例えば、図9に示すように、軸線が相互に直交する十字軸101と、十字軸101を構成する各軸の両端部にそれぞれ接続してこの軸線中心に揺動自在に設けられ、回転軸111,112の一端側がそれぞれ接続される2つのヨーク102,105(第1ヨーク102及び第2ヨーク105)とから構成される。
尚、このような自在継手100は、例えば、自動車のステアリング装置などに設けられ、このステアリング装置は、ステアリングホイール(ハンドル)の操作により回転するステアリングシャフト111の回転力を、当該自在継手100を介してステアリングギアの入力軸112に伝達し、前輪に舵取り角を与えるように構成される。
前記第1ヨーク102は、基部103と、間隔を隔てて相互に対向するように基部103から延設された一対の対向側壁104とを備え、基部103の外面にステアリングシャフト111の一端側が固設され、対向側壁104の先端部側内面に十字軸101が取り付けられる。
前記第2ヨーク105は、図9乃至図11に示すように、前記接続されるステアリングギアの入力軸112の軸線方向に沿って開口した開口部106aを有する筒状に形成され、入力軸112の一端側が挿入されてこの入力軸112の外周面に内周面が当接する挿入部106と、挿入部106の開口部106aを間に挟んで対峙するように挿入部106との付け根側からその反対側に向けて延設された一対の締付部107と、入力軸112の接続側とは反対側に向けて且つ入力軸112の軸線方向に沿って挿入部106から延設され、間隔を隔てて相互に対向するように設けられた一対の対向側壁108と、一対の締付部107を締め付けるためのボルト109とを備える。
前記挿入部106の内周面には、入力軸112の一端側外周面に形成されたセレーション112aと係合可能なセレーション106bが形成される。前記一対の締付部107の一方側には貫通穴107aが、他方側にはねじ穴107bが同軸に形成され、前記ボルト109が貫通穴107a内に挿通されてねじ穴107bに螺合するようになっている。前記一対の対向側壁108には、その先端部に十字軸101を取り付けるための取付穴108aが同軸に形成される。
この第2ヨーク105によれば、入力軸112の一端側が挿入部106に挿入された後、貫通穴107a内に挿通されてねじ穴107bに螺合したボルト109により一対の締付部107が締め付けられると、入力軸112が挿入部106によって挟持,固定され、これにより、第2ヨーク105と入力軸112とが結合,固定される。
前記入力軸112の一端側には、環状の切り欠き溝112bが形成されており、この切り欠き溝112bとボルト109の外周部とが係合することにより、入力軸112の軸線方向への移動が規制され、入力軸112が第2ヨーク105から抜けるのが防止される。
ところで、上記の第2ヨーク105では、一対の締付部107がボルト109によって締め付けられると、図11に示すように、締付部107の先端側が互いに接近するように変形してボルト109が曲がり、このボルト109に引張応力だけでなく曲げ応力も作用することとなって、ボルト109の疲労強度(耐久性)が低下するといった問題を生じる。即ち、引張応力及び曲げ応力が作用している状態で、自在継手100を介して伝達される回転力による力がボルト109に繰り返し作用すると、ボルト109が疲労によって折損するまでの時間が著しく短くなるのである。
そして、このような不都合を解消することができそうなヨーク(第2ヨーク105)として、従来、例えば、特開平7−317793号公報に開示されたものがある。このヨーク120は、図12に示すように、前記第2ヨーク105と同様、前記挿入部106、前記一対の締付部107、前記一対の対向側壁108、一対の締付部107を締め付けるための一組のボルト109及びナット121を備える。尚、前記第2ヨーク105と同じ構成部分については、同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
前記一対の締付部107の他方側には、ねじ穴107bに代えて貫通穴107cが形成されており、貫通穴107a,107c内に挿通されたボルト109及びナット121によってこの一対の締付部107が締め付けられることで、入力軸112が挿入部106によって挟持,固定される。
また、前記一対の締付部107の先端には、この締付部107の対峙方向に向けて延設され、互いに当接可能になった当接部107dがそれぞれ形成されており、一組のボルト109及びナット121による締付時にこの当接部107dが互いに当接し、これによって、締付部107の先端側が互いに接近するのが防止される。
特開平7−317793号公報
ところが、上記従来の、特開平7−317793号公報に開示されたヨーク120では、上述のように、ボルト109及びナット121による締付時に、当接部107dの当接によって締付部107の先端側が接近するような変形は防止されるものの、ボルト109及びナット121による締付位置と両当接部107dの当接位置とが離れていることから、図13に示すように、締付部107の挿入部106側の付け根が互いに接近するように変形したり、特に図示はしないが、締付部107の中央部が撓むように変形するため、ボルト109が曲がるのを完全には防止することができない。
したがって、前記ヨーク120においても、前記第2ヨーク105の場合と同様に、このボルト109には、その変形によって引張応力だけでなく曲げ応力も作用し、ボルト109の耐久性が低下する。
また、前記当接部107dを形成すると、前記締付部107の形状が複雑となって、成形が困難になったり、成形工程が増えたり、成形用の金型形状が複雑になるという問題や、成形が困難になったり、成形工程が増えたり、成形用の金型形状が複雑になることで製造コストが上昇するという問題もある。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、一対の締付部及びボルトの変形を防止してボルトの耐久性を高めることができるとともに、成形の容易化や成形工程の削減、成形用の金型形状の単純化、製造コストの低減を図ることができる自在継手用ヨークの提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、回転軸の一端側が接続される自在継手用ヨークに関する。
この自在継手用ヨークは、その基本的な構成として、前記接続される回転軸の軸線方向に沿って開口した開口部を有する、U字状又は筒状に形成され、前記回転軸の一端側が挿入されてこの回転軸の外周面に内周面が当接する挿入部と、この挿入部の開口部を間に挟んで対峙するように前記挿入部から延設された一対の締付部たる第1締付部及び第2締付部と、この一対の締付部をその両外側から締め付ける一組のボルト及びナットとを備え、前記一組のボルト及びナットによって前記締付部が締め付けられることにより、前記挿入部に挿入された回転軸を挟持,固定するように構成される。
前記第1締付部及び第2締付部には、その対峙方向に貫通した同軸の貫通穴がそれぞれ形成されて、例えば、前記第1締付部の貫通穴に前記ボルトが挿通され、前記第2締付部の貫通穴に前記ナットがこの第2締付部と係合可能に嵌挿される。更に、前記ナットは、前記第1締付部と対向する側の端面が、前記第1締付部側に向けて延設されるとともに、前記回転軸と干渉する部位が切り欠かれた形状、即ち、前記端面の一部分が延設された形状に形成される。そして、この構成の場合には、前記ボルト及びナットによる前記締付部の締付前には、前記ナットの端面と前記第1締付部との間に予め設定された隙間が形成されるように構成されるとともに、前記締付時には、前記ナットの端面と前記第1締付部とが当接するように構成される。
かかる構成によれば、回転軸の一端側を挿入部に挿入し、一組のボルト及びナットによって一対の締付部を締め付けると、回転軸が挿入部により挟持されて当該ヨークと回転軸とが結合,固定される。また、このとき、ナットの、第1締付部と対向する側の端面の一部分が第1締付部に当接し、一対の締付部が互いに接近するように変形してボルトが曲がるのが防止される。
斯くして、ナットの、第1締付部と対向する側の端面の一部分を第1締付部側に伸ばしてこの第1締付部と当接させるようにしているので、従来に比べて、一組のボルト及びナットによる締付位置の直近部分で当該一対の締付部の接近(変形)を防止することができる。これにより、ボルトが曲がるのを防止して、このボルトに作用する曲げ応力を極力小さくすることができ、ボルトの耐久性を高めることができる。
また、一対の締付部に当接部が設けられた従来のヨークに比べて、形状を簡単にすることができ、成形を簡単にしたり、成形工程を減らしたり、成形用の金型形状を簡単にすることができる。また、更に、成形を簡単にしたり、成形工程を減らしたり、成形用の金型形状を簡単にすることで、製造コストを低く抑えることができる。
そして、本発明に係る前記自在継手用ヨークは、前記第1締付部の貫通穴に、この第1締付部と係合可能に環状の当接部材が嵌挿され、前記第2締付部の貫通穴に、前記ナットがこの第2締付部と係合可能に嵌挿されるとともに、前記当接部材に、前記ボルトが挿通され、前記当接部材が、前記ボルトの頭部とナットとの間に位置するように配置されまた、前記ナットは、前記第1締付部と対向する側の端面の少なくとも一部分が、前記第1締付部側に向けて延設されるとともに、前記当接部材は、前記ナットと対向する側の端面の少なくとも一部分が、前記ナット側に向けて延設され、前記ボルト及びナットによる前記締付部の締付前には、前記当接部材の端面と前記ナットの端面との間に予め設定された隙間が形成されるように構成されるとともに、前記締付時には、前記当接部材の端面と前記ナットの端面とが当接するように構成される。
かかる構成を備えた本発明の自在継手用ヨークによれば、ナットと当接部材とを当接させることで、一組のボルト及びナットによる締付時に一対の締付部が互いに接近するように変形してボルトが曲がるのを効果的に防止することができる。また、成形の容易化や成形工程の削減、成形用の金型形状の単純化、製造コストの低減を図ることもできる。
このように、本発明に係る自在継手用ヨークによれば、ナットと当接部材とを当接させて一対の締付部の変形を防止し、ボルトの変形を防止することで、このボルトに作用する曲げ応力を極力小さいものとすることができる。これにより、ボルトの耐久性を高めることができる。また、一対の締付部の形状を簡単にして、成形を簡単にしたり、成形工程を減らしたり、成形用の金型形状を簡単にしたり、製造コストを低く抑えることができる。
本発明の基本的な参考形態に係る自在継手用ヨークの概略構成を示した正面図である。 参考形態に係る自在継手用ヨークの概略構成を示した背面図である。 図1における矢示A−A方向の断面図である。 参考形態に係るナットの概略構成を示した側面図である。 一組のボルト及びナットによる締付状態を示した断面図である。 本発明の他の参考形態に係る自在継手用ヨークの概略構成を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る自在継手用ヨークの概略構成を示した断面図である。 本発明の他の参考形態に係る自在継手用ヨークの概略構成を示した断面図である。 従来例に係る自在継手用ヨークなどの概略構成を示した正面図である。 従来例に係る自在継手用ヨークなどの概略構成を示した断面図である。 図10における矢示B−B方向の断面図である。 従来例に係る自在継手用ヨークなどの概略構成を示した断面図である。 一組のボルト及びナットによる締付状態を示した断面図である。
1 自在継手用ヨーク(第2ヨーク)
11 挿入部
12 一対の締付部
13 第1締付部
14 第2締付部
15 一対の対向側壁
16 ボルト
17 ナット
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。まず、本発明の基本的な参考形態に係る自在継手用ヨークについて説明する。尚、図1は、本発明の基本的な参考形態に係る自在継手用ヨークの概略構成を示した正面図であり、図2は、本参考形態に係る自在継手用ヨークの概略構成を示した背面図である。また、図3は、図1における矢示A−A方向の断面図であり、図4は、本参考形態に係るナットの概略構成を示した側面図である。また、以下の説明では、図1乃至図4に示した自在継手用ヨーク1が、図9乃至図11に示した第2ヨーク105に代えて設けられるものとし、当該ヨーク1以外の説明については、上記と同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図1乃至図4に示すように、この自在継手用ヨーク(第2ヨーク)1は、接続される入力軸112の軸線方向に沿って開口した開口部11aを有する筒状に形成され、入力軸112の一端側が挿入されてこの入力軸112の外周面に内周面が当接する挿入部11と、挿入部11の開口部11aを間に挟んで対峙するように挿入部11との付け根側からその反対側に向けて延設された一対の締付部12たる第1締付部13及び第2締付部14と、入力軸112の接続側とは反対側に向けて且つ入力軸112の軸線方向に沿って挿入部11から延設され、間隔を隔てて相互に対向するように設けられた一対の対向側壁15と、一対の締付部12をその両外側から締め付ける一組のボルト16及びナット17とを備える。
前記挿入部11の内周面には、入力軸112の一端側外周面に形成されたセレーション112aと係合可能なセレーション11bが形成される。前記第1締付部13及び第2締付部14には、その対峙方向に貫通する貫通穴13a,14aがそれぞれ同軸に形成されており、貫通穴13aには前記ボルト16が挿通され、貫通穴14aには前記ナット17が第2締付部14と係合可能に嵌挿される。前記一対の対向側壁15には、その先端部に十字軸101を取り付けるための取付穴15aが同軸に形成される。
前記ナット17は、第2締付部14と係合可能な拡径部17aを有する段付き形状に形成されるとともに、第1締付部13と対向する側の端面(先端面)の一部分17bが、貫通穴14aから第1締付部13側に向けて突出して両者間の隙間Sが予め設定された隙間(例えば、約1mm)となるように形成される。また、このナット17の先端面17bは、一対の締付部12の締付時に第1締付部13と当接するようになっている。
また、前記ナット17に形成された、ボルト16と螺合するねじ穴17cは、第2締付部14の肉厚よりも長く設けられている。このように、ねじ穴17cを第2締付部14の肉厚よりも長くすることで、ねじ部分の長さを十分確保することが可能となり、このねじ部分(めねじ)の強度を高めることができる。
尚、この第2ヨーク1は、例えば、板状の部材に冷間プレスや熱間プレスなどのプレス加工を施して、挿入部11、一対の締付部12、一対の対向側壁15を有する所望の形状に成形した後、セレーション11b、貫通穴13a,14a、取付穴15aを切削加工により形成することで、その本体形状を得ることができる。但し、これに限定されるものではなく、どのような製造方法を採用しても良い。
以上のように構成された前記第2ヨーク1によれば、入力軸112の一端側を挿入部11に挿入し、一組のボルト16及びナット17によって一対の締付部12を締め付けると、入力軸112が挿入部11によって挟持,固定され、これにより、当該第2ヨーク1と入力軸112とが結合,固定される。
また、このとき、図5に示すように、ナット17の先端面17bが第1締付部13に当接し、一対の締付部12が互いに接近するように変形してボルト16が曲がるのが防止される。
このように、この第2ヨーク1によれば、ナット17の先端面17bを第1締付部13側に伸ばしてこの第1締付部13と当接させるようにしたので、従来よりも一組のボルト16及びナット17による締付位置の直近部分で当該一対の締付部12の接近(変形)を防止することができる。これにより、ボルト16が曲がるのを防止して、このボルト16に作用する曲げ応力を極力小さくすることができ、ボルト16の耐久性を高めることができる。
また、一対の締付部107に当接部107dが設けられた従来のヨーク120に比べて、形状を簡単にすることができ、成形を簡単にしたり、成形工程を減らしたり、成形用の金型形状を簡単にすることができる。また、更に、成形を簡単にしたり、成形工程を減らしたり、成形用の金型形状を簡単にすることで、製造コストを低く抑えることができる。
以上、本発明の基本的な参考形態について説明したが、他の態様も採り得る
例えば、前記ナット17の形状は、図3及び図4などに示したものに限られず、例えば、図6や図7に示すような形状としても良い。図6に示したナット17は、第1締付部13と対向する側の端面(先端面)17bが円弧状に形成されたもので、この円弧部の曲率半径は貫通穴13aの曲率半径よりも大きくなっている。このようにナット17を形成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施形態に係る第2ヨーク1について、図7に基づき説明する。この第2ヨーク1は、図1乃至図4に示した第2ヨーク1において、ナット17の形状を変更するとともに、第1締付部13の貫通穴13a内に、ボルト16が挿通される環状の当接部材18、第1締付部13と係合可能に嵌挿した構成を備えるものである。この当接部材18は、第1締付部13と係合可能な拡径部18aを有する段付き形状に形成されるとともに、ナット17と対向する側の端面(先端面)18bが、貫通穴13aからナット17側に向けて突出して両者間の隙間Sが予め設定された隙間(例えば、約1mm)となるように形成される。また、当接部材18の先端面18bは、ナット17の先端面と略同形状をした円弧状に形成され、一対の締付部12の締付時に、この当接部材18の先端面18bとナット17の先端面17bとが互いに当接可能に設けられる。尚、図7に示したナット17は、その先端面17bの突出量が、図3,図4及び図6に示したものよりも小さく形成される。
このように、ナット17と当接部材18とを当接させるようにした本実施形態においても、上述した参考形態と同様に、一組のボルト16及びナット17による締付位置の直近部分で、当該締付時に一対の締付部12が互いに接近するように変形するのを防止することができる。これにより、上記と同様、ボルト16が曲がるのを防止してこのボルト16に作用する曲げ応力を極力小さくし、ボルト16の耐久性を高めることができる。また、形状も簡単であり、成形を簡単にしたり、成形工程を減らしたり、成形用の金型形状を簡単にしたり、製造コストを低く抑えることができる。
尚、本発明の具体的な態様は、図7に示したものに限られるものでは無く、例えば、ナット17の形状は、図3に示した形状を採用することができる。また、上例では、挿入部11の形状が筒状をした第2ヨーク1を一例に挙げて説明したが、この挿入部11の形状は、筒状に限られるものではない。例えば、図8に示すように、U字状をした挿入部11を有する第2ヨーク2についても、本発明を適用することができる。
図8に示した第2ヨーク2は、当接部材18を設けていない例であるが、この第2ヨーク2は、接続される入力軸112の軸線方向に沿って開口した開口部11aを有するU字状に形成され、入力軸112の一端側が挿入されてこの入力軸112の外周面に内周面が当接する前記挿入部11と、挿入部11から更に延設され、挿入部11の開口部11aを間に挟んで対峙する一対の締付部12と、前記一対の対向側壁15と、一組のボルト16及びナット17とを備える。また、前記入力軸112は、その一端側に平行な二平面が形成されており、この二平面が挿入部11の平面部分と対峙するように挿入部11に挿入される。
また、図7に示したナット17は、入力軸112との干渉を防止するために、先端側の一部を切り欠いた形状としているが、例えば、一組のボルト16及びナット17による締付位置が入力軸112から離れた位置に設定されて入力軸112と干渉しないような場合には、このような切り欠き形状は設けなくても良い。
以上のように、本発明に係る自在継手用ヨークは、一対の締付部及びボルトの変形を防止してボルトの耐久性を高めることができるとともに、成形の容易化や成形工程の削減、成形用の金型形状の単純化、製造コストの低減を図ることができるものとして好適である。

Claims (1)

  1. 回転軸の一端側が接続される自在継手用ヨークであって、
    前記接続される回転軸の軸線方向に沿って開口した開口部を有する、U字状又は筒状に形成され、前記回転軸の一端側が挿入されてこの回転軸の外周面に内周面が当接する挿入部と、この挿入部の開口部を間に挟んで対峙するように前記挿入部から延設された一対の締付部たる第1締付部及び第2締付部と、この一対の締付部をその両外側から締め付ける一組のボルト及びナットとを備え、前記一組のボルト及びナットによって前記締付部が締め付けられることにより、前記挿入部に挿入された回転軸を挟持,固定するように構成された自在継手用ヨークにおいて、
    前記第1締付部及び第2締付部には、その対峙方向に貫通した同軸の貫通穴がそれぞれ形成され、
    前記第1締付部の貫通穴には、この第1締付部と係合可能に環状の当接部材が嵌挿され、前記第2締付部の貫通穴には、前記ナットがこの第2締付部と係合可能に嵌挿されるとともに、前記当接部材には、前記ボルトが挿通されて、前記当接部材は、前記ボルトの頭部とナットとの間に位置するように構成され、
    更に、前記ナットは、前記第1締付部と対向する側の端面の少なくとも一部分が、前記第1締付部側に向けて延設されるとともに、前記当接部材は、前記ナットと対向する側の端面の少なくとも一部分が、前記ナット側に向けて延設され、
    前記ボルト及びナットによる前記締付部の締付前には、前記当接部材の端面と前記ナットの端面との間に予め設定された隙間が形成されるように構成されるとともに、前記締付時には、前記当接部材の端面と前記ナットの端面とが当接するように構成されていることを特徴とする自在継手用ヨーク。
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