JP4134938B2 - シャフトと自在継手のヨークとの結合部 - Google Patents

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Description

この発明に係るシャフトと自在継手のヨークとの結合部は、例えばステアリング装置に於いて、このステアリング装置を構成する各種シャフトの端部と自在継手のヨークとを結合する為に利用する。
自動車の前輪に舵角を付与する為のステアリング装置では、ステアリングホイールの操作に伴って回転するステアリングシャフトの動きを、図9に示す様な十字軸式の自在継手1を介して、ステアリングギヤの入力軸に伝達する。この自在継手1は、1対のヨーク2、3同士を十字軸4を介して結合したものである。この十字軸4に設けられた4個所の端部は、それぞれ上記各ヨーク2、3の先端部に、軸受カップ5、5内に設けられたニードル軸受を介して揺動自在に支持している。従って、上記両ヨーク2、3の中心が同一直線上に位置しなくても、両ヨーク2、3同士の間で回転力の伝達を行なえる。
この様な自在継手1を使用してステアリング装置を組み付ける場合、例えば一方(図9の右方)のヨーク2をステアリングシャフト等の一方のシャフト6の端部に、溶接或はねじ止め等により予め結合固定し、他方(図9の左方)のヨーク3を他方のシャフト7の端部に結合する。この様な組み付け作業を行なうのに通常は、上記一方のシャフト6を車体に支持した後、このシャフト6と他方のシャフト7とを自在継手1により結合する。
従って、ステアリング装置を構成する自在継手1のヨーク2、3のうち、少なくとも上記他方のヨーク3は、シャフト6を軸方向に動かす事なく接続作業を行なえる、所謂横入れ式のものが好ましい。例えば図9に示した自在継手1の場合、一方のヨーク2は一方のシャフト6の端部に溶接固定しているが、他方のヨーク3は、図10に示す様に、断面がU字形の基端部8を有する、横入れ式のものとしている。
この横入れ式のヨーク3の基端部8は、1対の抑え板部9a、9bを含んで構成される。互いに離隔して配置されたこれら抑え板部9a、9bは、それぞれの内側面を、互いに平行な抑え面10、10としている。そして、一方(図10の左方)の抑え板部9aの開口側端部にナット11を内嵌固定する事によりねじ孔12を設けている。又、他方の抑え板部9bの開口側端部に、このねじ孔12と同心でこのねじ孔12よりも大径の通孔13を、それぞれ形成している。尚、ねじ孔12は、上記抑え板部9aに直接形成する場合もある。又、ナット11をヨーク3に嵌合固定しない構造のものもある。
一方、上述の様に構成されるヨーク3に、その先端部を結合されるシャフト7は、少なくとも先端部の断面形状を、図11に示す様な小判形としている。即ち、このシャフト7の先端部外周面に、互いに平行な1対の外側平面14、14を形成し、接続時にはこの外側平面14、14と上記抑え面10、10とを密接させる事により、上記ヨーク3に対するシャフト7の回転防止を図る。
上述の様な形状を有するシャフト7の端部を前述の様なヨーク3の基端部8に接続固定する場合には、先ず、図9に実線で示す様に、上記シャフト7の端部を上記基端部8の開口側に配置する。そして、この状態から、例えば上記ヨーク3を十字軸4を中心に回動させる事により、このヨーク3を図9の実線状態から鎖線状態にまで、同図で時計方向に揺動させて、上記シャフト7の端部をヨーク3の基端部8内に挿入する。尚、ヨーク3を動かさずにシャフト7の端部を動かす事で、シャフト7の端部をヨーク3の基端部8内に挿入する場合もある。何れにしても、シャフト7の端部を基端部8内に挿入する以前には、上記通孔13に抑えボルト(図示省略)を挿入しない。
上述の様にしてシャフト7の端部をヨーク3の基端部8内に挿入し、上記各抑え面10、10と外側平面14、14(図10〜11参照)とを対向させたならば、上記通孔13に挿通した抑えボルトの先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔12に螺合し、更に緊締する。この緊締に基づき、上記1対の抑え面10、10同士の間隔が狭まり、これら各抑え面10、10と上記各外側平面14、14とが強く当接して、上記シャフト7の先端部が上記基端部8に結合固定される。尚、上記シャフト7の端部片縁部には切り欠き15を形成して、このシャフト7と上記抑えボルトの杆部との干渉を防止すると共に、万一この抑えボルトが緩んだ場合にも、上記ヨーク3がシャフト7の軸方向に抜けるのを防止している。
上述の様に構成される従来構造の場合には、シャフト7とヨーク3とが軸方向にずれる事を防止する為の力は、シャフト7側の外側平面14、14とヨーク3側の抑え面10、10との間に作用する摩擦力のみで得ている。切り欠き15と抑えボルトとの係合は、シャフト7がヨーク3の基端部から抜け出る事を防止するが、これらシャフト7とヨーク3とが軸方向に亙って細かく変位する事は防止できない。ステアリング装置部分で発生するがたつきをなくし、ステアリングホイールを操作する運転者に違和感を与えない様にする為には、上記シャフト7とヨーク3とが軸方向に亙って細かく変位する事を有効に防止する必要がある。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、シャフトとヨークとが軸方向に亙って細かく変位する事を有効に防止できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部は何れも、前述した従来のシャフトと自在継手のヨークとの結合部と同様に、使用時に回転するシャフトと、このシャフトの先端部外周面に形成された互いに平行な1対の外側平面と、断面略U字形で側方が開口した基端部を有し、自在継手を構成するヨークと、互いに離隔して配置され、それぞれの内側面を上記各外側平面と対向する抑え面として、上記基端部を構成する1対の抑え板部と、これら両抑え板部に形成された、互いに同心の通孔若しくはねじ孔と、このうちの通孔を挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔若しくはナットに螺合させる抑えボルトとを備えている。
特に、本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部に於いては、上記シャフトの各外側平面及び上記1対の抑え板部の抑え面は共に平面状であり、上記抑えボルトを緊締する以前に於けるこれら各抑え面同士の間隔を、この抑えボルトの緊締力の影響を強く受ける側方の開口側で広く、上記各抑え板部同士を連結する連結部の側で狭くし、上記抑えボルトの緊締に伴って上記各抑え板部の抑え面同士の間隔を縮める事により、これら抑え面同士を平行にして、これら各抑え面と上記各外側平面とを均一に当接させている。
上述の様に構成される本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部によれば、シャフトとヨークとの軸方向に亙る保持力を大きくして、これらシャフトとヨークとが軸方向に亙って細かく変位する事を防止できる。
即ち、抑えボルトの緊締に伴って各抑え板部の抑え面と1対の外側平面とが均一に当接する様になって、外側平面と抑え面との間に大きな摩擦力が作用し、上記シャフトとヨークとの軸方向に亙る保持力が大きくなる。
この為、シャフトとヨークとが軸方向に亙って細かく変位する事を有効に防止して、ステアリング装置部分で発生するがたつきをなくし、ステアリングホイールを操作する運転者に違和感を与える事を防止できる。
[参考例の第1例]
図1〜3は、本発明に関する参考例の第1例を示している。尚、本参考例の特徴は、ヨーク3とシャフト7との間に軸方向に亙る大きな力が加わった場合にも、これら両部材3、7同士が軸方向にずれる事を防止する為の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述した従来構造と同様であるから、同等部分に関する図示及び説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本参考例の特徴部分を中心に説明する。
シャフト7に形成された互いに平行な1対の外側平面14、14の両端縁部のうち、熱間圧延軟鋼板製のヨーク3の抑え板部9a、9bに形成したねじ孔12及び通孔13に近い側の端縁(図1〜2の上端縁)部分には段部16、16を、上記各外側平面14、14から凹入する状態で形成している。従って、上記各抑え板部9a、9bの抑え面10、10のうち、上記1対の段部16、16と対向する部分は、上記通孔13を挿通し、上記ねじ孔12に螺合した抑えボルトの緊締に拘らず、相手面である外側平面14、14に当接する事はない。この結果、上記1対ずつの外側平面14、14と抑え面10、10とが互いに当接する当接面の両端縁のうち、上記ねじ孔12及び通孔13側の端縁とこれらねじ孔12及び通孔13の中心線との距離Lが、上記段部16、16の幅寸法W16(図1参照)分だけ大きくなる。
上述の様に構成される本参考例のシャフトと自在継手のヨークとの結合部の場合には、上記1対ずつの外側平面14、14と抑え面10、10とが当接する当接面の両端縁のうち、上記ねじ孔12及び通孔13側の端縁とこれらねじ孔12及び通孔13との距離を大きくした事に伴ない、抑えボルトの緊締に伴って上記端縁と抑え面10、10との当接部の面圧が高くなる。この結果、この当接部に大きな摩擦力が作用して、上記シャフト7とヨーク3との軸方向に亙る保持力が大きくなる。
尚、上述の様に、上記当接面の端縁とこれらねじ孔12及び通孔13の中心線との距離Lを大きくする為の段部16、16の幅寸法W16は、ヨーク3及びシャフト7の大きさにより設計的に定める。例えば、一般的にステアリング装置用の自在継手に組み込む構造の場合には、上記距離Lを5.5〜8.5mm程度、より好ましくは6.5〜7.5mm程度とする様に、上記幅寸法W16を規制する。ちなみに、従来構造の場合には、上記距離Lは4.5mmである。尚、上記距離Lの適正値を求めた条件は、次の通りである。
ヨーク3の材質 : 熱間圧延軟鋼板
抑え板部9a、9b部分の板厚 : 5.7〜6.0mm
抑え面10、10及び外側平面14、14同士の間隔D10 : 13mm
外側平面14、14を形成する以前のシャフト7の素材の半径R7 : 8.75mm
抑えボルトのねじ部の直径 : 8mm
抑えボルトの締め付けトルク : 2.4kgf ・m
上述の条件で複数の試料を作成し、ヨーク3を固定した状態でシャフト7に軸方向の力を加え、上記ヨーク3によりシャフト7を軸方向に保持する力(軸保持力)を測定した。この結果を、図3に示す。この図3に示した黒点は、各試料毎に、上記距離Lと軸保持力との関係を示している。この図3から明らかな通り、上記距離Lを7mm程度にすべく、上記幅寸法W16を規制(2.5mm程度に)すれば、上記ヨーク3によりシャフト7を軸方向に保持する力が最も大きくなる。又、上記距離Lを5.5〜8.5mm程度、より好ましくは6.5〜7.5mm程度とする様に、上記幅寸法W16を規制すれば、従来構造に比べて軸保持力の向上を図れる。
[参考例の第2例]
図4は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の場合には、シャフト7に形成した1対の外側平面14、14の片端縁部に傾斜面17、17を形成する事により、上記1対ずつの外側平面14、14と、熱間圧延軟鋼板製のヨーク3の抑え面10、10とが互いに当接する当接面の両端縁のうち、ねじ孔12及び通孔13(図1参照)側の端縁とこれらねじ孔12及び通孔13との距離を大きくしている。その他の構成及び作用は、上述した参考例の第1例の場合と同様である。
[参考例の第3例]
図5は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の場合には、熱間圧延軟鋼板製のヨーク3を構成する1対の抑え板部9a、9bの中間部に段差部18、18を形成し、これら各抑え板部9a、9bの内側面同士の間隔を、これら各段差部18、18よりも先端寄り(図5の上寄り)部分で大きくしている。従って本参考例の場合には、上記各抑え板部9a、9bの内側面のうち、上記各段差部18、18よりも基端寄り(図5の下寄り)部分が、シャフト7に形成した外側平面14、14を抑え付ける為の抑え面10、10として機能する。この様な本参考例の場合も、上記各段差部18、18を形成する位置を規制する事により、上記1対ずつの外側平面14、14とヨーク3の抑え面10、10とが互いに当接する当接面の両端縁のうち、ねじ孔12及び通孔13(図1参照)側の端縁とこれらねじ孔12及び通孔13との距離を大きくして、軸保持力の向上を図れる。その他の構成及び作用は、前述した参考例の第1例の場合と同様である。
[参考例の第4例及び実施例]
図6〜7は本発明に関する参考例の第4例を、図8は本発明の実施例を、それぞれ示している。先ず、図6〜7に示した参考例の第4例の場合には、ヨーク3を構成する1対の抑え板部9a、9bを、抑えボルトを緊締する以前に於いては互いに非平行にしている。即ち、図6に示す様にヨーク3と十字軸4とを組み合わせた状態で、上記1対の抑え板部9a、9b同士の間隔を抑えボルトにより縮めると、この抑えボルトの緊締力の影響は、この抑えボルトを挿通した通孔13及びねじ孔12の近傍部分で強くなり、上記十字軸4に近い側では弱くなる。この為、上記1対の抑え板部9a、9bを、抑えボルトの緊締以前から平行にしていると、これら各抑え板部9a、9bの抑え面10、10とシャフト7の外側平面14、14(図1参照)との当接圧が不均一になる。特に、長期間に亙る使用に伴って、上記各抑え板部9a、9bがへたると、当接圧が不均一となる程度が大きくなり、シャフト7とヨーク3との軸方向に亙る保持力が弱くなる。
そこで、本参考例の場合には、上記1対の抑え板部9a、9bを、上記抑えボルトによる緊締力の影響を強く受ける部分程間隔が広くなる方向に、互いに非平行としている。そして、上記抑えボルトの緊締に伴ってこれら各抑え板部9a、9bの抑え面10、10同士が平行になり、これら各抑え面10、10と上記シャフト7に形成した1対の外側平面14、14とを均一に当接させる様にしている。又、長期間に亙る使用により、上記各抑え板部9a、9bがへたった場合でも、当接圧が不均一となる程度を少なくし、シャフト7とヨーク3との軸方向に亙る保持力を確保する様にしている。
本参考例の場合、より具体的には、上記1対の抑え面10、10同士の間隔を、上記通孔13及びねじ孔12側で広く、上記十字軸4側で狭くしている。尚、上記通孔13及びねじ孔12側端部に於ける抑え面10、10同士の間隔D1 (図6参照)と、これら両孔13、12の中心線から10mmだけ上記十字軸4側に寄った部分の間隔D2 (図6参照)との差(D1 −D2 )は、各部の剛性に応じて設計的に定めるが、下記の条件で0.08〜0.23mm程度にすれば、上記各抑え面10、10と外側平面14、14との接触状態を均一にして、軸保持力を十分に大きくできる。
ヨーク3の材質 : 熱間圧延軟鋼板
抑え板部9a、9b部分の板厚 : 5.7〜6.0mm
抑え面10、10の間隔D10 : 約13mm
外側平面14、14を形成する以前のシャフト7の素材の半径 : 8.75mm
抑えボルトの締め付けトルク : 2.4kgf ・m
上記両孔12、13の中心線と十字軸4の中心との距離L0 : 44mm
ヨーク3の基端縁と十字軸4の中心点との距離L1 : 56mm
次に、図8に示した実施例の場合にも、上述した参考例の第4例の場合と同様に、ヨーク3を構成する1対の抑え板部9a、9bを、抑えボルトを緊締する以前に於いては互いに非平行にしている。即ち、図8に示す様に断面コ字形のヨーク3を構成する1対の抑え板部9a、9b同士の間隔を抑えボルトにより縮めると、この抑えボルトの緊締力の影響は、上記1対の抑え板部9a、9bの先端側で強くなり、基端側で弱くなる。この為、上記1対の抑え板部9a、9bを、抑えボルトの緊締以前から平行にしていると、これら各抑え板部9a、9bの抑え面10、10とシャフト7の外側平面14、14との当接圧が不均一になる。
そこで、本実施例の場合も、上記1対の抑え板部9a、9bを、上記抑えボルトによる緊締力の影響を強く受ける部分程間隔が広くなる方向に、互いに非平行としている。そして、上記抑えボルトの緊締に伴ってこれら各抑え板部9a、9bの抑え面10、10同士が平行になり、これら各抑え面10、10と上記シャフト7に形成した1対の外側平面14、14とを均一に当接させる様にしている。
本実施例の場合に、より具体的には、上記1対の抑え面10、10同士の間隔を、上記ヨーク3の開口側で広く、連結部25側で狭くしている。尚、上記シャフト7をヨーク3に挿入すると共に、これら両部材7、3の断面の中心線を互いに一致させた状態では、上記抑え面10、10と外側平面14、14との間にくさび状の隙間27、27が形成される。この隙間27、27の傾斜角度θは、各部の剛性に応じて設計的に定めるが、上述した参考例の第4例の場合と同様の条件で1〜2°程度にすれば、上記各抑え面10、10と外側平面14、14との接触状態を均一にして、軸保持力を十分に大きくできる。
本発明に関する参考例の第1例を示す部分断面図。 参考例の第1例に使用するシャフトの端部斜視図。 参考例の第1例の構造の効果を確認する為に行なった実験の結果を示すグラフ。 本発明に関する参考例の第2例を示す、シャフトの端部斜視図。 本発明に関する参考例の第3例を示す部分断面図。 本発明に関する参考例の第4例を示す、自在継手の部分側面図。 本発明の対象となるヨークを図6の右方から見た図。 本発明の実施例を示す部分断面図。 本発明の対象となる構造で、シャフトの端部とヨークの基端部とを結合する状態を示す側面図。 図9のA−A断面図。 同B−B断面図。
符号の説明
1 自在継手
2、3 ヨーク
4 十字軸
5 軸受カップ
6、7 シャフト
8 基端部
9a、9b 抑え板部
10 抑え面
11 ナット
12 ねじ孔
13 通孔
14 外側平面
15 切り欠き
16 段部
17 傾斜面
18 段差部
25 連結部
27 隙間

Claims (1)

  1. 使用時に回転するシャフトと、このシャフトの先端部外周面に形成された互いに平行な1対の外側平面と、断面略U字形で側方が開口した基端部を有し、自在継手を構成するヨークと、互いに離隔して配置され、それぞれの内側面を上記各外側平面と対向する抑え面として、上記基端部を構成する1対の抑え板部と、これら両抑え板部に形成された、互いに同心の通孔若しくはねじ孔と、このうちの通孔を挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔若しくはナットに螺合させる抑えボルトとを備えたシャフトと自在継手のヨークとの結合部に於いて、上記シャフトの各外側平面及び上記1対の抑え板部の抑え面は共に平面状であり、上記抑えボルトを緊締する以前に於けるこれら各抑え面同士の間隔を、この抑えボルトの緊締力の影響を強く受ける側方の開口側で広く、上記各抑え板部同士を連結する連結部の側で狭くし、上記抑えボルトの緊締に伴って上記各抑え板部の抑え面同士の間隔を縮める事により、これら抑え面同士を平行にして、これら各抑え面と上記各外側平面とを均一に当接させる事を特徴とするシャフトと自在継手のヨークとの結合部。
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