JP2006336747A - シャフトと自在継手のヨークとの結合部 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シャフト7aの先端部をヨーク3aの基端部8aに設けた1対の抑え板部9c、9d同士の間に、正規の位置関係でのみ挿入可能にできる構造を実現する。
【解決手段】 上記シャフト7aの先端部の両外側平面14a、14aを、このシャフト7aの先端面16から離れるに従って互いに近付く方向に傾斜させる。又、上記両抑え板部9c、9dの互いに対向する面である両抑え面10a、10aを、上記基端部8aの基端面18に向かうに従って互いに近付く方向に傾斜させる。そして、上記シャフト7aの先端面16部分での上記両外側平面14a、14a同士の間隔Tを、上記ヨーク3aの基端面18部分での上記両抑え面10a、10a同士の間隔dよりも大きくする。この構成により、上記シャフト7aの先端部と上記基端部8aとの重畳量が適正でない限り、この先端部を上記両抑え板部9c、9d同士の間に挿入できなくなって、上記課題を解決できる。【選択図】 図1
【解決手段】 上記シャフト7aの先端部の両外側平面14a、14aを、このシャフト7aの先端面16から離れるに従って互いに近付く方向に傾斜させる。又、上記両抑え板部9c、9dの互いに対向する面である両抑え面10a、10aを、上記基端部8aの基端面18に向かうに従って互いに近付く方向に傾斜させる。そして、上記シャフト7aの先端面16部分での上記両外側平面14a、14a同士の間隔Tを、上記ヨーク3aの基端面18部分での上記両抑え面10a、10a同士の間隔dよりも大きくする。この構成により、上記シャフト7aの先端部と上記基端部8aとの重畳量が適正でない限り、この先端部を上記両抑え板部9c、9d同士の間に挿入できなくなって、上記課題を解決できる。【選択図】 図1
Description
この発明に係るシャフトと自在継手のヨークとの結合部は、例えばステアリング装置に於いて、このステアリング装置を構成する各種シャフトの端部と自在継手のヨークとを結合する為に利用する。
自動車の前輪に舵角を付与する為のステアリング装置では、ステアリングホイールの操作に伴って回転するステアリングシャフトの動きを、図4に示す様な十字軸式の自在継手1を介して、ステアリングギヤの入力軸に伝達する。この自在継手1は、1対のヨーク2、3同士を十字軸4を介して結合したものである。この十字軸4に設けられた4個所の端部は、それぞれ上記各ヨーク2、3の先端部に、軸受カップ5、5内に設けられた複数本のニードルを介して揺動自在に支持している。従って、上記両ヨーク2、3の中心が同一直線上に位置しなくても、両ヨーク2、3同士の間で回転力の伝達を行なえる。
この様な自在継手1を使用してステアリング装置を組み付ける場合、例えば一方(図4の左方)のヨーク2をステアリングシャフト等の一方のシャフト6の端部に、溶接或はねじ止め等により予め結合固定し、他方(図4の右方)のヨーク3を他方のシャフト7の端部に結合する。この様な組み付け作業を行なうのに通常は、上記一方のシャフト6を車体に支持した後、このシャフト6と他方のシャフト7とを自在継手1により結合する。
従って、ステアリング装置を構成する自在継手1のヨーク2、3のうち、少なくとも上記他方のヨーク3は、例えば、特許文献1に記載されている様に、シャフト6を軸方向に動かす事なく接続作業を行なえる、所謂横入れ式のものが好ましい。例えば図4に示した自在継手1の場合、一方のヨーク2は一方のシャフト6の端部に溶接固定しているが、他方のヨーク3は、図5に示す様に、断面がU字形の基端部8を有する、横入れ式のものとしている。
この横入れ式のヨーク3の基端部8は、1対の抑え板部9a、9bを含んで構成される。互いに離隔して配置されたこれら両抑え板部9a、9bは、それぞれの内側面を、互いに平行な抑え面10、10としている。そして、一方(図5の左方)の抑え板部9aの開口側端部にナット11を内嵌固定する事によりねじ孔12を設けている。又、他方の抑え板部9bの開口側端部に、このねじ孔12と同心でこのねじ孔12よりも大径の通孔13を形成している。尚、ねじ孔12は、上記抑え板部9aに直接形成する場合もある。又、ナット11をヨーク3に内嵌固定しない構造のものもある。
一方、上述の様に構成されるヨーク3に、その先端部を結合されるシャフト7は、少なくとも先端部の断面形状を、図6に示す様な小判形としている。即ち、このシャフト7の先端部外周面に、互いに平行な1対の外側平面14、14を形成し、接続時にはこの外側平面14、14と上記抑え面10、10とを密接させる事により、上記ヨーク3に対するシャフト7の回転防止を図る。
上述の様な形状を有するシャフト7の端部を前述の様なヨーク3の基端部8に接続固定する場合には、先ず、図4に実線で示す様に、上記シャフト7の端部を上記基端部8の開口側に配置する。そして、この状態から、例えば上記ヨーク3を十字軸4を中心に回動させる事により、このヨーク3を図4の実線状態から鎖線状態にまで、同図で反時計方向に揺動させて、上記シャフト7の端部をヨーク3の基端部8内に挿入する。尚、ヨーク3を動かさずにシャフト7の端部を動かす事で、シャフト7の端部をヨーク3の基端部8内に挿入する場合もある。何れにしても、シャフト7の端部を基端部8内に挿入する以前には、上記通孔13に抑えボルト(図示省略)を挿入しない。
上述の様にしてシャフト7の端部をヨーク3の基端部8内に挿入し、上記各抑え面10、10と外側平面14、14(図5〜6参照)とを対向させたならば、上記通孔13に挿通した抑えボルトの先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔12に螺合し、更に緊締する。この緊締に基づき、上記1対の抑え面10、10同士の間隔が狭まり、これら各抑え面10、10と上記各外側平面14、14とが強く当接して、上記シャフト7の先端部が上記基端部8に結合固定される。尚、上記シャフト7の端部片縁部には切り欠き15を形成して、このシャフト7と上記抑えボルトの杆部との干渉を防止すると共に、万一この抑えボルトが緩んだ場合にも、上記ヨーク3がシャフト7の軸方向に抜けるのを防止している。又、抑え板部9a、9b同士を締め付ける為の手段は、上述した様な構造以外に、例えば特許文献2〜4に記載された構造もある。
上述の様なヨーク3とシャフト7とを結合固定する作業は、エンジンルーム内の様な狭い空間で行なう場合が多い。従って、上記ヨーク3の基端部8に設けた1対の抑え板部9a、9b同士の間に、上記シャフト7の先端部を挿入する際に、これらシャフト7と基端部8とを目視しつつ行なえない場合が多い。この様な場合でも、上記抑え板部9a、9b同士の間に上記シャフト7の先端部を挿入する作業を容易に行なわせる為には、このシャフト7の先端部を上記両抑え板部9a、9b同士の間に、図7〜8に示す様な正規の位置関係でのみ挿入可能にする事が好ましい。この位置関係が正規状態からずれると、上記切り欠き15の関係で、上記抑えボルトを上記ねじ孔12及び通孔13に挿通できなくなる。この様な場合、上記シャフト7の先端部を上記両抑え板部9a、9b同士の間に挿入し直さなければならず、このシャフト7と上記ヨーク3との結合部の組立作業の能率が悪化する。この為、これらヨーク3或いはシャフト7の一部に、このシャフト7の挿入位置及び挿入方向を規制する部材を設ける事が考えられる。但し、前記自在継手1を設置する空間は限られており、しかも、この自在継手1は使用時に回転する部材である為、上記位置関係を正規に規制する為の構造が、この自在継手の旋回半径を大きくするものとなる事は好ましくない。
本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部は、上述の様な事情に鑑みて、自在継手の旋回半径を大きくする事なく、シャフトの先端部をヨークの基端部に設けた1対の抑え板部同士の間に、正規の位置関係でのみ挿入可能にできる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部は、前述した従来のシャフトと自在継手のヨークとの結合部と同様に、シャフトと、1対の外側平面と、ヨークと、1対の抑え板部と、連結部と、通孔若しくはねじ孔と、抑えボルトとを備える。
このうちのシャフトは、使用時に回転する。
又、上記両外側平面は、上記シャフトの先端部外周面に形成されている。
又、上記ヨークは、自在継手を構成するもので、断面略U字形で側方が開口した基端部を有する。
又、上記両抑え板部は、互いに離隔して配置され、それぞれの内側面を上記両外側平面と対向する抑え面として、上記基端部を構成する。
又、上記連結部は、上記両抑え板部同士を、上記基端部の開口と反対側部分で互いに連結する。
又、上記連結部と上記通孔若しくはねじ孔は、上記両抑え板部に形成されている。
更に、上記抑えボルトは、上記通孔若しくはねじ孔のうちの通孔を挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔若しくはナットに螺合させる。
特に、本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部に於いては、上記両外側平面同士を互いに非平行に傾斜させると共に、上記両抑え面同士を互いに非平行に傾斜させている。これら各面を傾斜させる事により、上記シャフトの先端部を上記両抑え板部同士の間に、正規の位置関係でのみ挿入可能としている。
このうちのシャフトは、使用時に回転する。
又、上記両外側平面は、上記シャフトの先端部外周面に形成されている。
又、上記ヨークは、自在継手を構成するもので、断面略U字形で側方が開口した基端部を有する。
又、上記両抑え板部は、互いに離隔して配置され、それぞれの内側面を上記両外側平面と対向する抑え面として、上記基端部を構成する。
又、上記連結部は、上記両抑え板部同士を、上記基端部の開口と反対側部分で互いに連結する。
又、上記連結部と上記通孔若しくはねじ孔は、上記両抑え板部に形成されている。
更に、上記抑えボルトは、上記通孔若しくはねじ孔のうちの通孔を挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔若しくはナットに螺合させる。
特に、本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部に於いては、上記両外側平面同士を互いに非平行に傾斜させると共に、上記両抑え面同士を互いに非平行に傾斜させている。これら各面を傾斜させる事により、上記シャフトの先端部を上記両抑え板部同士の間に、正規の位置関係でのみ挿入可能としている。
上述の様に構成する、本発明のシャフトと自在継手のヨークとの結合部によれば、自在継手の旋回半径を大きくする事なく、シャフトの先端部をヨークの基端部に設けた1対の抑え板部同士の間に、正規の位置関係でのみ挿入可能にできる。この為、エンジンルーム内の様な狭い空間で、上記両抑え板部同士の間に上記シャフトの先端部を挿入する作業を容易に行なえる。
本発明を実施する場合に、例えば請求項2に記載した様に、シャフトの先端部の両外側平面を、シャフトの先端面から離れるに従って互いに近付く方向に、このシャフトの軸方向に対し傾斜させる。又、1対の抑え板部の互いに対向する面である両抑え面を、ヨークの基端部の基端面に向かうに従って互いに近付く方向に、上記シャフトの軸方向に対し傾斜させる。そして、このシャフトの先端面部分での上記両外側平面同士の間隔を、上記ヨークの基端面部分での上記両抑え面同士の間隔よりも大きくする。
この様な構成を採用すれば、上記シャフトの先端部と上記ヨークの基端部との、このシャフトの軸方向に関する重畳量を、正規分(十分量)確保しない限り、このシャフトの先端部を上記ヨークの基端部に設けた1対の抑え板部同士の間に挿入できない。従って、この挿入作業を狭い空間で行ない、この挿入作業を、上記シャフトと上記基端部とを目視しつつ行なえない場合でも、この挿入作業を容易に行なって、上記シャフトの先端部と上記ヨークの基端部との結合作業の能率化を図れる。
或いは、請求項3に記載した様に、シャフトの先端部の両外側平面を、シャフトの径方向に関して一端から他端に向かうに従って互いに近付く方向に傾斜させる。又、1対の抑え板部の互いに対向する面である両抑え面を、連結部に向かうに従って互いに近付く方向に傾斜させる。そして、上記シャフトの径方向一端部分での上記両外側平面同士の間隔を、ヨークの連結部寄り部分での上記両抑え面同士の間隔よりも大きくする。
この様に構成すれば、前述の図4、7、8に示した切り欠き15を上記連結部に対向させる状態で、上記シャフトの先端部を上記ヨークの基端部を構成する1対の抑え板部同士の間に挿入する事を防止できる。
この様に構成すれば、前述の図4、7、8に示した切り欠き15を上記連結部に対向させる状態で、上記シャフトの先端部を上記ヨークの基端部を構成する1対の抑え板部同士の間に挿入する事を防止できる。
図1〜2は、請求項1、2に対応する、本発明の実施例1を示している。尚、本実施例の特徴は、シャフト7aの先端部とヨーク3aの基端部8aとの、このシャフト7aの軸方向(図1〜2の左右方向)に関する重畳量を、正規分(十分量)確保しない限り、上記シャフト7aの先端部を上記ヨーク3aの基端部に設けた1対の抑え板部9c、9d同士の間に挿入できない様にする為の構造にある。その他の部分の構造及び作用に就いては、前述の図4〜8に示した従来構造と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本実施例の特徴部分を中心に説明する。
本実施例の場合には、上記シャフト7aの先端部の両外側平面14a、14aを、このシャフト7aの軸方向関して、互いに非平行にしている。即ち、これら両外側平面14a、14aを上記シャフト7aの中心軸αに対し、1〜10度程度(これら両外側平面14a、14a同士の間で2〜20度程度)、これら両外側平面14a、14aが上記シャフト7aの先端面16から離れるに従って互いに近付く方向に傾斜させている。又、上記両外側平面14a、14aの基端部(図1の右端部)と上記シャフト7aの中間部外周面とを、傾斜角度が急な段差面17、17により連続させている。上記両外側平面14a、14aを上述の様に傾斜させる事により、これら両外側平面14a、14a同士の間隔である、上記シャフト7aの先端部の厚さ寸法は、上記先端面16側の端部の厚さTが、上記段差面17、17寄りの端部の厚さtよりも大きく(T>t)なっている。
又、上記両抑え板部9c、9dの互いに対向する面である両抑え面10a、10aを、上記ヨーク3aの基端部8aの基端面18に向かうに従って互いに近付く方向に、上記シャフト7aの軸方向(上記中心軸α)に対し傾斜させている。上記両抑え面10a、10aの傾斜角度は、上記両外側平面14a、14aの傾斜角度とほぼ(可能な限り)一致させている。上記両抑え面10a、10aを上述の様に傾斜させる事により、これら両抑え面10a、10a同士の間隔である、上記両抑え板部9c、9dの内寸は、上記基端面18側の端部の内寸dが、この基端面18と反対側の端部の内寸Dよりも小さく(d<D)なっている。これら各部の内寸d、Dは、上記シャフト7aの端部と上記ヨーク3aの基端部8aとを適正に組み合わせた場合に互いに整合(嵌合)する、上記シャフト7aの先端部分の厚さt、Tと同じか、この厚さt、Tをよりも僅かに大きく(d≧t、D≧T)している。但し、上記基端面18側の端部の内寸dは、上記段差面17、17と反対側(シャフト7aの先端面16側)の端部の厚さTよりも小さく(d<T)している。
本実施例の場合には、上述の様な構成により、上記シャフト7aの先端部と上記ヨーク3aとを、手探りによっても、適正に組み合わせられる様にしている。即ち、本実施例の場合には、上記ヨーク3aを構成する基端部8aと上記シャフト7aの先端部とを、軸方向に関して十分に、且つ適正に(重畳量を過大にする事なく)重畳させない限り、上記シャフト7aの先端部を上記両抑え板部9c、9d同士の間に挿入できない。例えば、上記重畳量が過小である場合には、図2に示す様に、上記シャフト7aの先端部で上記厚さTが大きい部分が、上記内寸dが小さい部分と干渉し、この先端部を上記両抑え板部9c、9d同士の間に挿入できない。これに対して、上記重畳量が過大になると、上記シャフト7aのうちで、上記段差面17、17よりも中間寄り部分が上記内寸dが小さい部分と干渉し、やはり上記シャフト7aの先端部を上記両抑え板部9c、9d同士の間に挿入できない。
要するに、上記重畳量を適正に(過不足なく)しない限り、上記シャフト7aの先端部を上記両抑え板部9c、9d同士の間に挿入できない。従って、この挿入作業を、エンジンルーム内等の狭い空間で行ない、この挿入作業を、上記シャフト7aと上記両抑え板部9c、9dを備えた上記基端部8aとを目視しつつ行なえない場合でも、この挿入作業を容易に行なって、上記シャフト7aの先端部と上記ヨーク3aの基端部8aとの結合作業の能率化を図れる。
図3は、請求項1、3に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合には、シャフト7bの先端部の両外側平面14b、14bを、このシャフト7bの径方向(図3の上下方向)に関して、一端から他端(図3の上端から下端)に向かうに従って互いに近付く方向に傾斜させている。上記両外側平面14b、14bが上記径方向に対し傾斜している角度は、1〜10度程度(これら両外側平面14b、14b同士の間で2〜20度程度)としている。上記両外側平面14b、14bを上述の様に傾斜させる事により、これら両外側平面14b、14b同士の間隔である、上記シャフト7bの先端部の厚さ寸法は、上記一端側の厚さT´が、上記他端側の厚さt´よりも大きく(T´>t´)なっている。
又、ヨーク3bの基端部8bに設けた1対の抑え板部9e、9fの互いに対向する面である両抑え面10b、10bを、上記基端部8bに設けた連結部19に向かうに従って互いに近付く方向に傾斜させている。上記両抑え面10b、10bの傾斜角度は、上記両外側平面14b、14bの傾斜角度とほぼ(可能な限り)一致させている。上記両抑え面10b、10bを上述の様に傾斜させる事により、これら両抑え面10b、10b同士の間隔である、上記両抑え板部9e、9fの内寸は、上記連結部19側の端部の内寸d´が、開口部側の端部の内寸D´よりも小さく(d´<D´)なっている。これら各部の内寸d´、D´は、上記シャフト7bの先端部と上記ヨーク3bの基端部8bとを適正に組み合わせた(このシャフト7bの先端部をこのヨーク3bの基端部8b内に十分に深く挿入した)場合に互いに整合(嵌合)する、上記シャフト7bの先端部分の厚さt´、T´と同じか、この厚さt´、T´よりも僅かに大きく(d´≧t´、D´≧T´)している。但し、上記連結部19側の端部の内寸d´は、上記一端側の厚さT´よりも小さく(d´<T´)している。
本実施例の場合には、上述の様な構成により、上記シャフト7bの先端部と上記ヨーク3bとを、手探りによっても、逆方向に組み合わせない様にしている。即ち、本実施例の構造によれば、前述の図4、7、8に示した切り欠き15を上記連結部19に対向させる状態で、上記シャフト7bの先端部を上記ヨーク3bの基端部8bを構成する1対の抑え板部9e、9f同士の間に挿入する事を防止できる。この為、挿入後にねじ孔12及び通孔13(図5、7、8参照)に整合する部分に上記切り欠き15が存在しない事に、抑えボルトを挿通できない事により始めて気が付き、上記シャフト7bの先端部と上記ヨーク3bとの組み合わせ作業をやり直すと言った無駄を省ける。この為、上記シャフト7bの先端部と上記ヨーク3bの基端部8bとの結合作業の能率化を図れる。
尚、本実施例と前述の実施例1とを組み合わせて(同時に)実施すれば、上記シャフト7bの先端部と上記ヨーク3bの基端部8bとの結合作業の、より一層の能率化を図れる。
尚、本実施例と前述の実施例1とを組み合わせて(同時に)実施すれば、上記シャフト7bの先端部と上記ヨーク3bの基端部8bとの結合作業の、より一層の能率化を図れる。
1 自在継手
2 ヨーク
3、3a、3b ヨーク
4 十字軸
5 軸受カップ
6 シャフト
7、7a、7b シャフト
8、8a、8b 基端部
9a〜9f 抑え板部
10、10a、10b 抑え面
11 ナット
12 ねじ孔
13 通孔
14、14a、14b 外側平面
15 切り欠き
16 先端面
17 段差面
18 基端面
19 連結部
2 ヨーク
3、3a、3b ヨーク
4 十字軸
5 軸受カップ
6 シャフト
7、7a、7b シャフト
8、8a、8b 基端部
9a〜9f 抑え板部
10、10a、10b 抑え面
11 ナット
12 ねじ孔
13 通孔
14、14a、14b 外側平面
15 切り欠き
16 先端面
17 段差面
18 基端面
19 連結部
Claims (3)
- 使用時に回転するシャフトと、このシャフトの先端部外周面に形成された1対の外側平面と、断面略U字形で側方が開口した基端部を有し、自在継手を構成するヨークと、互いに離隔して配置され、それぞれの内側面を上記両外側平面と対向する抑え面として、上記基端部を構成する1対の抑え板部と、これら両抑え板部同士を上記基端部の開口と反対側部分で互いに連結する連結部と、これら両抑え板部に形成された通孔若しくはねじ孔と、このうちの通孔を挿通した状態で、その先端部に形成した雄ねじ部を上記ねじ孔若しくはナットに螺合させる抑えボルトとを備えたシャフトと自在継手のヨークとの結合部に於いて、上記両外側平面同士を互いに非平行に傾斜させると共に、上記両抑え面同士を互いに非平行に傾斜させる事により、上記シャフトの先端部を上記両抑え板部同士の間に、正規の位置関係でのみ挿入可能とした事を特徴とするシャフトと自在継手のヨークとの結合部。
- 両外側平面が、シャフトの先端面から離れるに従って互いに近付く方向に、両抑え面が、ヨークの基端面に向かうに従って互いに近付く方向に、それぞれ上記シャフトの軸方向に対し傾斜しており、上記シャフトの先端面部分での上記両外側平面同士の間隔が、上記ヨークの基端面部分での上記両抑え面同士の間隔よりも大きい、請求項1に記載したシャフトと自在継手のヨークとの結合部。
- 両外側平面が、シャフトの径方向に関して一端から他端に向かうに従って互いに近付く方向に、両抑え面が、連結部に向かうに従って互いに近付く方向に、それぞれ傾斜しており、上記シャフトの径方向一端部分での上記両外側平面同士の間隔が、ヨークの連結部寄り部分での上記両抑え面同士の間隔よりも大きい、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したシャフトと自在継手のヨークとの結合部。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008111405A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Nsk Ltd. | ステアリング装置 |
JP2009204110A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Nsk Ltd | 自在継手のヨークとシャフトとの締結構造 |
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2005
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WO2008111405A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Nsk Ltd. | ステアリング装置 |
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