JP4415251B2 - 連結構造体 - Google Patents

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Description

この発明は、耐張がいし装置等の連結構造体に関するものである。
耐張がいし装置は、電線(送電線)を支持物に引き留める形で使用されるものであって、強度上又は保安上等により連数(がいし連の連数)を2連とする場合がある。そして、このような耐張がいし装置を設置する場合、プレハブカマレス工法等を使用して、送電線を送電線鉄塔の間に延線を行い、その後、緊線工程を行うものである。すなわち、送電線の端部に圧縮型引留クランプ等のクランプが装着され、このクランプに連結構造体の一端部が枢結され、この連結構造体の他端部に延線ワイヤのコネクタが枢結される。そして、送電線と延線ワイヤとをこの連結構造体を介して連結された状態にて、延線ワイヤを引張って送電線を延線するものである。なお、プレハブカマレス工法は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
耐張がいし装置は、図9と図10に示すように、2連式の場合、送電線(図示省略)を一対のがいし連81、81を介して送電線鉄塔(図示省略)に接続するものである。すなわち、送電線が連結構造体Aを介してがいし連81、81に連結され、このがいし連81、81が連結構造体Bを介して送電線鉄塔側の支持部材82に連結される。連結構造体Aは、ヨーク83と、このヨーク83を複数の送電線に連結する送電線側連結具84、85と、このヨーク83を上記がいし連81、81に連結するがいし側連結具86とを備える。また、連結構造体Bは、ヨーク88と、このヨーク88を一対のがいし連81、81に連結するがいし側連結具89と、このヨーク88を上記支持部材82に連結する支持部材側連結具80とを備える。
連結構造体Aは上記ヨーク83を一対有し、各ヨーク83、83はいわゆる2連ヨークであり、上送電線を支持する上記送電線側連結具84が連結されると共に、下送電線を支持する送電線側連結具85が連結されている。また、一方の送電線側連結具84は、第1平行クレビス90と、このクレビス90にリンク部材91を介して連結される第2平行クレビス92とを備える。他方の送電線側連結具85も、第1平行クレビス93と、第1平行クレビス93と、このクレビス93にリンク部材94を介して連結される第2平行クレビス95とを備える。
がいし側連結具86は、2連ヨーク96と、2連ヨーク96とがいし連81、81とを連結する第1直角クレビス97、97と、2連ヨーク96と上記ヨーク83とを連結するに第2直角クレビス98、98とを有する。すなわち、第1直角クレビス97の第1クレビス部97aにがいし連81の平行ソケットリンク99のアイ部99aを挿入して、連結軸100を介して第1直角クレビス97と平行ソケットリンク99とを連結し、また、第1直角クレビス97の第2クレビス部97bに2連ヨーク96のがいし連側の端縁部を挿入して、連結軸101を介して第1直角クレビス97と2連ヨーク96とを連結する。そして、第2直角クレビス98の第1クレビス部98aに2連ヨーク96の送電線側の端縁部を挿入して、連結軸102を介して第2直角クレビス98と2連ヨーク96とを連結する。また、第2直角クレビス98の第2クレビス部98bに、ヨーク83の頂部83aを挿入して、連結軸103を介して第2直角クレビス98とヨーク83とを連結する。
また、連結構造体Bのがいし側連結具89は、ボールクレビス105と、直角クレビスリンク106とを有し、連結構造体Bの支持部材側連結具80は、平行クレビス107を有する。すなわち、がいし連81にボールクレビス105を付設すると共に、このボールクレビス105のクレビス部105aに、直角クレビスリンク106のアイ部106aを挿入して、連結軸108を介して、ボールクレビス105と直角クレビスリンク106とを連結する。直角クレビスリンク106のクレビス部106bにヨーク88のがいし連側の端縁部を挿入して、連結軸109を介して、直角クレビスリンク106とヨーク88とを連結する。さらに、平行リンク107の第2クレビス部107bにヨーク88の支持部材側の端縁部を挿入して、連結軸110を介して、平行リンク107とヨーク88とを連結する。
ところで、支持部材82には支持軸111が設けられ、この支持軸111に連結用金具112のボス部112aが揺動可能に挿通されている。そして、平行リンク107の第1クレビス部107aに連結用金具112のアイ部112bを挿入し、連結軸113を介して、平行リンク107と連結用金具112を連結する。
そして、この耐張がいし装置の緊線作業時には、まず上送電線の緊線作業が行われる。この際、図11に示すように、送電線側連結具84と一方のがいし連81とが同一の直線L(がいし連の軸心線の延長線)上に配置された状態となって、図9と図10のように作業終了状態に比べてヨーク83が揺動した状態となる。すなわち、送電線側連結具84と一方のがいし連81とが同一の直線(延長線)L上に配置された状態となるために、がいし側連結具86がそのがいし側枢支軸(連結軸)100を中心に所定角度だけ矢印a方向に揺動すると共に、ヨーク83が、がいし側連結具86との枢結軸103を中心に矢印b方向に揺動する。このため、ヨーク83の揺動半径は比較的小さく、この揺動角度θとしては例えば、50度と大きくなって、ヨーク83の中間貫孔123から上記延長線Lまでの寸法cが小さく、その後の作業(中間貫孔123を使用した作業)が行いにくい。
そのため、従来では図12に示すように、ロック金具115を使用する必要があった。すなわち、がいし側連結具86の第1直角クレビス97に金具支持片116を設けると共に、ヨーク83に、その送電線側連結具84、85の枢結軸117、118の近傍に連結用貫孔119、120(図11参照)を設ける。そして、金具支持片116の貫孔(図示省略)に嵌合される連結軸121を介してロック金具115の一端部を金具支持片116に連結すると共に、連結用貫孔119に嵌合される連結軸122を介してロック金具115の他端部をヨーク83に連結する。これによって、ヨーク83の揺動角度θを小さくして、ヨーク83の中間貫孔123から延長線Lまでの寸法cを大きくして、作業性の向上を図っている。
特許第3195558号明細書
このように、従来のこの種の連結構造体においては、ロック金具115を使用する必要があり、しかも、緊線作業が終了した後、このロック金具115を取外す必要があった。すなわち、耐張がいし装置の架線作業を終了した後において不必要な部材(部品)を使用することになって、コスト高となると共に、ロック金具115の取付け・取外し作業のために作業時間が大となっていた。特に、ロック金具115を取外す場合、突張った状態となっていわゆる「こぜ」が生じて取外すことが困難となる場合があった。
また、下送電線側が断線した場合、図13に示すように、仮想線で示す状態から実線で示す状態となる。このように、従来では、ヨーク83が大きく揺動するため、上送電線の軸心方向の移動量Sが大きく、大きな衝撃を受けることになって、耐張がいし装置が破損等するおそれがあった。なお、逆に上送電線側が切断した場合も、ヨーク83が図13に示す状態と反対側に大きく揺動することになって、大きな衝撃を受けることになって、耐張がいし装置が破損等するおそれがあった。
次に、図14に示すようにがいし連81が断連した場合(切断された場合)、断連していないがいし連81がその軸心線の延長線L1が、支持部材1の中心線(支持部材側連結具80の平行クレビス107の中心線)の延長線L2に一致しようとして、ヨーク88が仮想線で示す状態からこのヨーク88の連結軸(枢支軸)110を中心に矢印eのように揺動する。このため、ヨーク88が支持部材82に衝突するおそれがあった。このように、衝突すれば、支持部材82やヨーク等が損傷したり、各連結部の連結状態等が損なわれたりするおそれもあった。
また、図14に示すように断連すれば、断連していないがいし連81の軸心方向の移動量S1が大きく、大きな衝撃を受けることになって、耐張がいし装置が破損等するおそれがあった。
この発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、緊線作業等を簡単に行うことができ、しかも、架線後の断線時等の衝撃による損傷を防止できる連結構造体を提供することにある。
そこで、請求項1の連結構造体は、がいし連1と、このがいし連1の軸心線の延長線に対して略平行に配設される上送電線と下送電線とを連結する連結構造体であって、送電線側連結具4、5を介して上送電線と下送電線とに連結されるヨーク3と、このヨーク3のがいし連側への突出部3bを上記がいし連1に連結するがいし側連結具6とを有し、上記がいし側連結具6上記がいし連1とは、略水平な枢支軸21を介して連結することにより略上下方向に揺動自在に連結する一方、上記がいし側連結具6とヨーク3とは、略上下方向に延びる連結軸23を介して連結することにより略上下方向への揺動が規制された状態として連結し、これにより上記がいし側連結具6とがいし連1との枢支軸21を、上送電線又は下送電線の緊線作業時等における上記ヨーク3の略上下方向の揺動中心点とし、緊線されている送電線が上記がいし連1の軸心線の延長線上にほぼ配置されるように上記ヨーク3が傾斜するときのヨーク3の揺動半径を、構造体長さである連長と略同一に設定したことを特徴としている。
上記請求項1の連結構造体では、ヨーク3の揺動中心点をなす枢支軸21をがいし連側に近設して、ヨーク3の揺動半径を、構造体長さである連長と略同一に設定したので、上送電線又は下送電線の緊線作業時等におけるヨーク3の揺動角度が小さく、緊線されている送電線の軸心線の延長線から反対の送電線のヨーク連結部14までの寸法を大きくとることができる。また、架線後において、上送電線又は下送電線が断線した場合、上記緊線作業時と同様、ヨーク3がその揺動中心点(枢支軸21)を中心に揺動して、断線していない送電線ががいし連1の軸心線の延長線上にほぼ配置される状態となる。この際、断線していない状態からこの断線した状態となる変位においては、その断線していない送電線がその軸心線に沿って移動することになる。ところが、このヨーク3の揺動角度が小さいので、断線していない送電線の軸心線の移動量を小さくすることができる。
上記請求項1の連結構造体によれば、上送電線又は下送電線の緊線作業時等におけるヨークの揺動角度が小さく、緊線されている送電線の軸心線の延長線から反対の送電線のヨーク連結部までの寸法を大きくとることができる。これによって、従来において必要としていたロック金具を使用することなく、その後の作業を簡単に行うことができる。しかも、ロック金具の取付・取外しを行わないので、作業性の向上を一層図ることができる共に、ロック金具の使用しない分コストの低減を図ることができる。また、架線後において、上送電線又は下送電線が断線した場合、断線していない状態から断線した状態となる変位においては、断線していない送電線がその軸心線に沿って移動することになるが、このヨークの揺動角度が小さく、断線していない送電線の軸心線の移動量を小さくすることができる。これにより、断線時に発生する衝撃を緩和することができ、断線による破損等を防止でき、連結構造体としての寿命を延ばすことができる。
次に、この発明の連結構造体の具体的な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は上記連結構造体を使用したがいし装置(耐張がいし装置)の要部側面図を示し、図2はこのがいし装置の要部平面図を示す。この場合、送電線(図示省略)がこの発明の一の連結構造体Aを介してがいし連1、1に連結され、このがいし連1、1がこの発明の他の連結構造体Bを介して送電線鉄塔側の支持部材2に連結される。この場合、送電線としては、一対の上送電線と、一対の下送電線とを備える。
連結構造体Aは、ヨーク3と、このヨーク3を複数の送電線に連結する送電線側連結具4、5と、このヨーク3を上記がいし連1、1に連結するがいし側連結具6とを備える。この場合の連結構造体Aのヨーク3は一対有し、各ヨーク3、3はいわゆる2連ヨークであり、上送電線を支持する上記送電線側連結具4が連結(枢支軸を介して枢結)されると共に、下送電線を支持する送電線側連結具5が連結(枢支軸を介して枢結)されている。また、一方の送電線側連結具4は、第1平行クレビス7と、このクレビス7にリンク部材8を介して連結される第2平行クレビス9とを備える。他方の送電線側連結具5も、第1平行クレビス10と、第1平行クレビス10と、このクレビス10にリンク部材11を介して連結される第2平行クレビス12とを備える。
また、ヨーク3は、略矩形状の基部3aと、この基部3aに連設される略三形状の突出部3bとからなり、基部3aの長手方向の一方の端部に送電線側連結具4が連結され、基部3aの長手方向の他方の端部に送電線側連結具5が連結される。また、一方の送電線側連結具4の枢結部13と、他方の送電線側連結具5の枢結部14との間に、貫孔15が設けられている。
そして、がいし側連結具6は、各がいし連側の平行ソケットリンク16、16に連結される直角クレビス17、17と、この直角クレビス17、17に連結されるヨーク(2連ヨーク)18とを備える。すなわち、直角クレビス17の第1クレビス部17aに、平行ソケットリンク16のアイ部16aが挿入されて、連結軸21を介して平行ソケットリンク16に対して揺動可能に直角クレビス17を連結し、直角クレビス17の第2クレビス部17bに、ヨーク18のがいし連側の端縁部を挿入して、連結軸23を介して直角クレビス17とヨーク18とを連結する。また、ヨーク18には上記一対のヨーク3、3が一体状に連結される。すなわち、ヨーク3の突出部3bの先端縁に嵌合用凹部24を設け、この嵌合用凹部24にヨーク18の送電線側の端縁部を嵌合させる。この際、溶接等の固定手段にて、ヨーク18とヨーク3との嵌合部を固定するのが好ましい。
このため、ヨーク3は、図1において、直角クレビス17の連結軸21を中心に矢印X、Y方向揺動が可能となっている。すなわち、ヨーク3の揺動中心点をなす枢支軸(連結軸)21をがいし連側に近設したことになる。このため、ヨーク3の揺動半径Rを、構造体長さである連長と略同一に設定したことになる。
次に、連結構造体Bは、支持部材2に一対のがいし連1、1を連結する連結構造体であって、がいし側連結具25を介して一対のがいし連1、1に連結されると共に、支持部材側連結具26を介して上記支持部材2に連結されるヨーク29を備える。ヨーク29は略矩形平板状の本体部29aと、この本体部29aから突設される突出部29bとからなり、この突出部29bにクレビス部28が設けられている。また、がいし連側にはボールクレビス31が付設され、ボールクレビス31のクレビス部31aに直角クレビスリンク30のアイ部30bを挿入して、連結軸32を介して直角クレビスリンク30とボールクレビス31とを連結する。
ところで、支持部材2には支持軸33が設けられ、この支持軸33に、支持部材側連結具26を構成する連結用金具34のボス部34aが揺動可能に挿通されている。そのため、ヨーク29のクレビス部28に連結用金具34のアイ部34bを挿入し、連結軸35を介して、ヨーク29と連結用金具34を連結する。このため、ヨーク29は連結軸35を中心に矢印X1、Y1方向に揺動が可能となっている。すなわち、ヨーク29の揺動中心点をなす枢支軸(連結軸)35を支持部材2側に近設したことになる。このため、架線後において、例えば、図5に示すように、一方のがいし連1が断連した場合には、上記ヨーク29が揺動中心点(枢支軸35)を中心に揺動して、反断連側のがいし連1が上記支持部材2の中心線の延長線L2上にほぼ配置されるように上記ヨーク29が傾斜するが、ヨーク29の揺動角度θ1が小さく、断連時等の上記支持部材2への接触を回避することができる。
上記のように構成される耐張がいし装置の緊線作業時には、まず、図3に示すように上2条緊線作業を行うことになる。この場合、がいし連1の軸心線の延長線L上に上送電線の軸心線が配設される状態となる。すなわち、図1及び図2に示す架線状態に比べて、ヨーク3がその枢支軸(連結軸)21を中心に矢印X方向に揺動した状態となる。ところが、この揺動半径Rはこの構造体全長である連長と略同一であるので、大きくとれることになり、揺動角度θとして20度程度の小さいものとなる。このため、緊線されている送電線の軸心線の延長線から反対の送電線のヨーク連結部14までの寸法を大きくとることができる。これによって、従来において必要としていたロック金具を使用することなく、その後の作業(貫孔15を使用する作業)を簡単に行うことができる。このため、コストの低減を図ると共に、ロック金具の取付・取外しを行わないので、作業性の向上を一層図ることができる。
また、架線後において、下2条が断線した場合も、図4に示すように、ヨーク3がその枢支軸(連結軸)21を中心に矢印X方向に揺動した状態となる。この際、その断線していない送電線の軸心線に沿った移動量Sを小さくすることができる。これにより、断線時に発生する衝撃を緩和することができ、断線による破損等を防止でき、連結構造体としての寿命を延ばすことができる。
さらに、架線後において、例えば、図5に示すように、一方のがいし連1が断連した場合には、上記ヨーク29が揺動中心点35を中心に揺動して、反断連側のがいし連1が支持部材2の中心線の延長線L2上にほぼ配置されるように、上記ヨーク29が傾斜するが、この場合、支持部材2への接触を回避するように構成したので、接触によるヨーク29や支持部材2の損傷を防止することができる。また、断連時等におけるヨーク29の揺動角度θ1を小さくすることができ、断連していない状態から断連した状態となる変位においては、断連していないがいし連1の軸心線に沿った移動量S1を小さくすることができる。これにより、断連による破損等を一層防止でき、連結構造体としての寿命を延ばすことができる。
図6は連結構造体Aの変形例を示し、この場合、がいし側連結具6が、直角クレビスリンク36と、ヨーク3の頂部に設けられるクレビス37とからなる。すなわち、直角クレビスリンク36のクレビス部36aに平行ソケットリンク16のアイ部16aを挿入して、連結軸35を介して直角クレビスリンク36と平行ソケットリンク16を連結する。また、クレビス37に直角クレビスリンク36のアイ部36bを挿入して、連結軸39を介して直角クレビスリンク36とクレビス37とを連結する。
これによって、この連結構造体Aにおいても、ヨーク3はその枢支軸である連結軸21を中心に矢印X、Y方向に揺動可能となっている。このため、緊線作業時において、図7に示すように、揺動角度θとして小さく、緊線されている送電線の軸心線の延長線Lから反対の送電線のヨーク連結部14までの寸法を大きくとることができる。これによって、上記図1と図2に示す連結構造体Aと同様、コストの低減を図ると共に、その後の作業性の向上を図ることができる。また、架線後において、送電線が断線したとしても、図8に示すように、その断線していない送電線の軸心線に沿った移動量Sを小さくすることができる。これにより、断線時に発生する衝撃を緩和することができ、断線による破損等を防止でき、連結構造体としての寿命を延ばすことができる。
以上にこの発明の連結構造体の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、送電線として、上下に2条づつ架線されるものに限らず、がいし連1、1としても2連に限るものではない。また、連結構造Aのヨーク3としても、緊線作業を行っている送電線ががいし連1の軸心線の延長線L上にほぼ配置された状態において、作業し易い範囲の揺動角度θとなればよく、図例のような、形状・寸法のものにかぎらない。また、連結構造体Bのヨーク29としても、がいし連1が断連した際に、ヨーク29等が支持部材2に接触しない範囲で、形状・寸法等を変更することができる。
この発明の第1の連結構造体及び第2の連結構造体の実施の形態を示す側面図である。 上記第1の連結構造体及び第2の連結構造体の平面図である。 上記第1の連結構造体の緊線状態の要部側面図である。 上記第1の連結構造体の断線状態の要部側面図である。 上記第2の連結構造体の断連状態を示す要部拡大図である。 上記第1の連結構造の変形例を示す要部側面図である。 上記変形例の緊線状態の要部側面図である。 上記変形例の断線状態の要部側面図である。 従来の連結構造体を使用したがいし装置を示す側面図である。 従来の連結構造体を使用したがいし装置を示す平面図である。 従来の連結構造体を使用した緊線状態の要部側面図である。 ロック金具を使用した状態の要部側面図である。 従来の連結構造体を使用したがいし装置の断線状態を示す要部側面である。 従来の連結構造体を使用したがいし装置の断連状態を示す要部側面である。
符号の説明
1・・がいし連、2・・支持部材、3・・ヨーク、4、5・・送電線側連結具、6・・がいし側連結具、21・・枢支軸、25・・がいし側連結具、26・・支持部材側連結具、29・・ヨーク、35・・枢支軸

Claims (1)

  1. がいし連(1)と、このがいし連(1)の軸心線の延長線に対して略平行に配設される上送電線と下送電線とを連結する連結構造体であって、送電線側連結具(4)(5)を介して上送電線と下送電線とに連結されるヨーク(3)と、このヨーク(3)のがいし連側への突出部(3b)を上記がいし連(1)に連結するがいし側連結具(6)とを有し、上記がいし側連結具(6)上記がいし連(1)とは、略水平な枢支軸(21)を介して連結することにより略上下方向に揺動自在に連結する一方、上記がいし側連結具(6)とヨーク(3)とは、略上下方向に延びる連結軸(23)を介して連結することにより略上下方向への揺動が規制された状態として連結し、これにより上記がいし側連結具(6)とがいし連(1)との枢支軸(21)を、上送電線又は下送電線の緊線作業時等における上記ヨーク(3)の略上下方向の揺動中心点とし、緊線されている送電線が上記がいし連(1)の軸心線の延長線上にほぼ配置されるように上記ヨーク(3)が傾斜するときのヨーク(3)の揺動半径を、構造体長さである連長と略同一に設定したことを特徴とする連結構造体。
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