JP4485756B2 - 無洗米の製造方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、無洗米の製造方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
「無洗米」とは、精米機又は研磨機で仕上げた精白米を、消費者が洗米せずに炊いても糠臭くない程度まで、精白米に残留している糠(以下、「肌糠」という)をほぼ完全に除糠した米のことであるが、その無洗米を生産する方法として、公開されている実用技術としては、本件発明者が開発した「水洗式」が唯一の製造方法である(例えば、特許文献1がある。)。
【0003】
しかし、上記方法では、精白米を水で洗浄する方式のため、除糠した糠が「とぎ汁」となって排出し、これの排水処理に膨大な費用と、スペース等が必要になる。また、とぎ汁は高栄養成分のため、腐敗しやすく、排水処理によって回収された汚泥は強い悪臭を発し、産業廃棄物取引業者に高額を支払って引き取ってもらうとしても、そのような悪臭物の汚泥の発生及び取り出しは、清潔環境を旨とする食品(無洗米)の製造工場にとって極めて不都合なものとなる。
【0004】
そこで、水洗式において、加水量を可及的に少なくし、そのとき汁の水分を蒸発させて排水処理をしている場合もあるが、その場合でも、相当な排水量となるので、それを蒸発させるにはボイラーや乾燥機が必要となるだけでなく、膨大な燃料を消費して大量のCO2を発生し、大気環境上、極めて不都合なものとなる。また米量の約5%の加水と攪拌によって、米粒に纏いついているドロドロの濃厚なとぎ汁を熱付着材によって拭き取り、とぎ汁が移転した熱付着材を乾燥させて処理する場合もあるが、それも上記の不都合が解消されるわけではない。
【0005】
以上の通り、水洗式は、公開された公知技術としては、唯一の実用無洗米の製法ではあるが、上記の通りの不具合がある。更に、それだけでなく、同方法による無洗米製造装置内には作業終了後もとぎ汁が付着しているので、作業終了時に、毎回、装置を分解して水で洗浄しないと装置そのものが悪臭をだすだけでなく、たちまち雑菌が繁殖し、不潔となる。したがって、それを防ぐために掃除時間と手間が大変なものとなる。
【0006】
そのため、水を用いずに、いわゆる「乾式無洗米製法」とか、米粒表面を僅かに湿らす程度の加水をする「湿式無洗米製法」なるものがある。
【0007】
しかしながら、それらは名称だけで、実体は大正時代からある研摩米の製法そのもので、その製法による米は、通常の精白米とほとんど変わりないものであり、単に消費者の洗米回数が少し減らせる程度に過ぎず、到底無洗米の名に値しないものである。
無洗米の製造方法には以上の如き問題があるが、更に、無洗米の品質を安定させる技術的手段も公開されていないため、市販されている無洗米は消費者より苦情を受けるほど品質がばらつくものが見られる。
【0008】
【特許文献1】
特許第2602090号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明では、排水処理を必要とせず、「水洗式」と同等の除糠度で、且つ、安定した高品質の無洗米を製造できる無洗米の製造方法及びその装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(請求項1記載の発明)
この発明の無洗米の製造方法は、攪拌装置を構成する筒体内に装填された攪拌ロールの外周に、高突条及び低突条を軸方向に交互に配列し、該低突条は回転作用により、精白米を筒体の内周面が構成する硬質物に打ち付けて、該精白米の肌面の微細な陥没部に入り込んで付着している肌糠を、該肌糠の粘性により前記硬質物の内周面に付着させて抜き出し、更に、該低突条の周方向反対側において、筒体の内周面に近接して回転する高突条の回転作用によって、精白米群を筒体の内周面の硬質物に擦り付けながら回転させて、該硬質物に付着した肌糠を削り落とし、再び精白米に混在させ、前記作用を繰り返して、精白米の肌糠の除糠を行うものとしている。
【0011】
(請求項2記載の発明)
この発明の無洗米の製造方法は、請求項1記載の発明の無洗米の製造方法を、精白米を加熱させた状態で行うようにしている。
【0012】
(請求項3記載の発明)
この発明の無洗米の製造方法は、上記請求項1又は2記載の発明に関し、攪拌装置により精白米の肌糠の剥離を行い、その後、分離装置により精白米と肌糠を分離するものとしている。
【0013】
(請求項4記載の発明)
この発明の無洗米の製造方法は、上記請求項3記載の発明に関し、攪拌ロールに、被搬送物を輸送するように形成されたスクリュー羽根と、それに続いて攪拌ロールに形成され、前記スクリュー羽根と逆方向に捻じられた抵抗羽根の作用により、低突条での精白米の打ち付け以前に、精白米を発熱させるようにしている。
【0014】
(請求項5記載の発明)
この発明の無洗米の製造方法は、上記請求項3又は4記載の発明に関し、攪拌ロールの低突条と、前記低突条と周方向反対側の高突条との対を、複数個設けてある。
【0015】
(請求項6記載の発明)
この発明の無洗米の製造方法は、上記請求項3記載の発明に関し、除湿機の取入れ空気の冷却と加熱を別々に行うことを可能となし、大気の湿度に応じて前記除湿機の取り入れ空気を冷却した後、冷却空気の湿度を変えて湿度調節を行った空気を分離装置に供給するものとしている。
【0016】
(請求項7記載の発明)
この発明の無洗米の製造方法は、上記請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発明に関し、作業終了後に、熱風を機内の米粒の通過経路に送るようにしてある。
【0017】
(請求項8記載の発明)
この発明の無洗米の製造装置は、筒体内に回転自在に支持された攪拌ロールの奥端に、輸送方向のスクリュー羽根と、それに続いて攪拌ロールに形成され、該スクリュー羽根と逆方向に捻じった抵抗羽根と、さらにその先端に略軸線方向に延びる高突条と、前記高突条と周方向反対側に低突条が固着された攪拌装置を設け、精白米を筒体の内周面が構成する硬質物に打ち付けて、該精白米の肌面の微細な陥没部に入り込んで付着している肌糠を、該肌糠の粘性により前記硬質物の内周面に付着させて抜き出し、更に、該低突条の周方向反対側において、筒体の内周面に近接して回転する高突条の回転作用によって、精白米群を筒体の内周面の硬質物に擦り付けながら回転させて、該硬質物に付着した肌糠を削り落とし、再び精白米に混在させ、前記作用を繰り返して、精白米の肌糠の除糠を行ない、該攪拌装置により精白米から肌糠の剥離を行い、その後、分離装置により精白米と肌糠とを分離するものとしている。
【0018】
(請求項9記載の発明)
この発明の無洗米の製造装置は、上記請求項8記載の発明に関し、攪拌ロールの低突条と高突条が一対となし、その対が互い違いに入れ替わって複数対が形成されている。
【0019】
(請求項10記載の発明)
この発明の無洗米の製造装置は、上記請求項8記載の発明に関し、分離装置は、多数の孔を有する板から成るタ−ンテ−ブル形式のものであって、下面側から吸気と送気が行われるようになっている。
【0020】
(請求項11記載の発明)
この発明の無洗米の製造装置は、上記請求項8又は9記載の発明に関し、攪拌装置を駆動する電動機の電流値と、筒体内に設けたセンサーによる筒体内の米温、含水率、その他米粒の情報から、筒体の排出口に設けたシャッタの開度を調節することにより、前記攪拌装置の筒体内の米粒密度を調節するものとしている。
【0021】
(請求項12記載の発明)
この発明の無洗米の製造装置は、上記請求項11記載の発明に関し、筒体内に設けたセンサーに、エアーチューブより圧縮空気を噴射するものとしている。
【0022】
(請求項13記載の発明)
この発明の無洗米の製造装置は、上記請求項8乃至12のいずれか一項に記載の発明に関し、作業終了後に、熱風を機内の米粒の通過経路に送るようにしてある。
【0023】
なお、この発明における無洗米の製造方法及びその装置における作用・効果については、発明の実施の形態の欄で明らかにする。
【0024】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態における無洗米の製造方法及びその装置について説明する。
【0025】
図1はこの発明の無洗米の製造方法を利用した無洗米の製造装置の正面(一部断面)図を示している。
【0026】
図2及び図3は前記無洗米の製造装置を構成する攪拌装置1等を示す部分断面図を示し、図4は前記無洗米の製造装置を構成する分離装置6の平面図を示している。
【0027】
(この無洗米の製造装置の基本的な構成について)
この無洗米の製造装置は、図1や図2に示すように、攪拌装置1、分離装置6及びそれに付随する構成物が方体の機枠26内に設けられており、前記機枠26はその外壁がパネルで囲われていると共に、上段フロア32により仕切られた上・下段はそれぞれ略密閉状態に保たれるようにしてある。
【0028】
前記機枠26の上段内には、図1に示すように、左側(先端側)の排出口4が低くなる態様で攪拌装置1を配設してあり、前記攪拌装置1は、その先端側を支枠33により、中程及び後端側を支枠34により、それぞれ機枠26に対して位置決めしてある。
【0029】
攪拌装置1は、精白米から肌糠を剥離するためのものであり、図2に示すように、軸受2,2’により回転自在に支持された主軸3aと、前記主軸3aと同軸で一体的に回転する胴体3bとから成る攪拌ロール3を有しており、前記攪拌ロール3の胴体3bは筒体53内に挿入されるようにして構成されている。ここで、上記胴体3bの周面部には、図2や図3に示すように、被移送物を右側から左側へ移送するスクリュー羽根5、前記スクリュー羽根5と逆方向に捩じった抵抗羽根50、周方向に180°間隔で配置された高突条51と低突条52(高突条51及び低突条52は軸方向に交互に複数配列)が順に固着されている。また、この攪拌装置1では、図2に示すように、モータ18の回転力を主軸3aに付与することにより、胴体3bを回転させるようにしている。
【0030】
上記筒体53には、図2に示すように、上部である後端側に供給口10を、下部である先端側に排出口4を、それぞれ連通接続してあり、前記供給口10には、ホッパー11の下端に連結したメジャリング12が供給管13によって連結されている。
【0031】
ホッパー11には図1や図2に示すように、上限センサー35及び下限センサー36を設けてあり、前記上限センサー35及び下限センサー36はいずれもホッパー11に精白米を供給する搬送機の制御機構(いずれも図示せず)に電線で接続されている。
【0032】
メジャリング12は、図2に示すように、回転羽根14によって定量の流量で精白米を供給口10に供給できるようにしたものであり、図示しないモータにより回転駆動せしめられている。
【0033】
上記供給管13には、図1や図2に示すようにヒータ27aを内装した熱風ブロワー27からの熱風が送風管15を介して送り込まれるようになっている。
【0034】
上記排出口4には、図1や図2に示すように、シャッター16を設けてあり、筒体53内に設けた4個のセンサー(図示せず)により、前記シャッター16の開度を調節する制御機構17を設けてある。また、この排出口4には図1に示すように、機枠26の上段フロア32を貫通してターンテーブル式の分離装置6に至る排出管19を延設してあり、前記排出管19の下端部を拡大された拡散部19aとしてある。
【0035】
他方、前記機枠26の下段内には、図1に示すように、多数の精白米とこれに付着した又は混在している肌糠を分離するための分離装置6を設けてあり、上記拡散部19aに入ってきた精白米及び肌糠が前記分離装置6の後述するコンベヤ60上の落下位置19b(斜線部分)に落下するようになっている。
【0036】
この分離装置6は、図1や図4に示すように、移送路60aに精白米よりも小さく且つ肌糠よりも大きい多数の孔60bを有するコンベヤ60と、前記移送路60aの上面側の空気を孔60bから吸引する吸気手段61、前記移送路60aの上面側の所定位置において孔60bを介して移送路60aの下面から上面に向かって空気を噴出させ、移送途中の精白米に吹き上げ力を付与する空気噴出手段62と、除糠された精白米を製品排出口21側に引き出す排出手段63とを備えている。
【0037】
ここで、この実施形態では、図1や図4に示すように、コンベヤ60を、電動機により回転駆動される平面視円形状のターンテーブルにより構成されており、空気噴出手段62は90°間隔で配置させてある。吸気手段61は、図1や図4に示すように、コンベヤ60を構成するターンテーブルを上面板とするエアーチャンバー61aを形成し、前記エアーチャンバー61a内の空気を糠排出ダクト61c(途中に図示しない集塵機が接続されている)を介して吸引ブロワー61bで吸引するようにして成るものとしている。空気噴出手段62は、図1や図4に示すように、移送路60aと略同幅の空気噴出部62aと吹上げブロワー62cとをパイプ62bで接続して構成されており、前記空気噴出部62aの上端面はターンテーブルに対して滑動自在に接触させてある。なお、この空気噴出手段62は、上述した如く90°間隔で配置されている(図4に示す)ものであり、図1においては、空気噴出部62a、パイプ62b及び吹上げブロワー62cが1セットのみ示されているが、全ての空気噴出手段62は空気噴出部62a、パイプ62b及び吹上げブロワー62cを有している。
【0038】
前記分離装置6の上方には、図1に示すように、空気の冷却と加熱を別個に行うことが可能な除湿機38に接続された送気ダクト28が配設されていると共に、排出管19の下端の拡散部19aに排風ブロワー29に接続された排気ダクト30が配設されている。
【0039】
なお、符号39は筒体53の奥端の隅に開設した開口部40より排気ダクト30に接続された排塵ホースである。つまり、排風ブロワー29は、排出管19の下端の拡散部19aと、筒体53の奥端開口部40の二箇所より吸気しているのである。また、図1に示すように、符号24は、筒体53内の供給口10近くに設けたセンサーに糠が付着しないようにするため、同センサーに筒体53の外部から圧縮空気を送る四本のエアーチューブ(図示しないが、反対側にも2本ある)であり、符号25は、前記センサーよりそれぞれ送られる信号をアンプ(図示せず)に伝える4本の電線(図示できないが反対側にも2本ある)である。
【0040】
(この無洗米の製造装置の実際の働き等について)
メジャリング12及び熱風ブロワー27以外の各機器の電気機器に通電し、各機器を駆動させながらメジャリング12を定速で回転させると、ホッパー11に入っていた精白米が供給管13を定量で連続的に流下し、供給口10に入った精白米は、スクリュー羽根5によって左方向に送られ、やがて左端の排出口4より排出されるが、その際、攪拌ロール3を駆動する電動機18の負荷電流に対応して調節される制御機構17と、それと連動したシャッター16によって排出口4の開度がある程度調整される。更に米は農産物であるため、田圃、気象条件、品種、含水率、保管状態、精米度、米温、等々の差異のため、無洗米装置に供給される精白米は千差万別である。それを消費者が気にせぬ程度に一定品質に保つには、無洗米に仕上げる際の種々の要件を加減することが不可欠である。そのため筒体53に設けられた4個の各センサーは、それを行うために筒体53内の米粒の実体(米温、含水率、その他の米粒の情報)を電線25を介してコンピュータと制御機構17に伝達して、シャッター16を自動的に操作するので、筒体53内の米圧は当該米粒に対して最適に合わされる。そして筒体53内では、スクリュー羽根5によって、送られた精白米は、先ず逆捻じりの抵抗羽根50にて押し返し作用が生じるため、精白米群は粒間圧力を増して擦れ合い、米粒表面の温度が急上昇する。しかし、急激に擦れ合った発熱のため、高温化するのは米粒の表面部だけで深部はほとんど元の温度のままであり、また表面部も精米機での米温より高温にはさせないから、食味に影響を与えるものではない。そのようにして精白米粒の表面に残存している肌糠が粘性を増した(肌糠は通常の糠とは異なり、粘性が高い上に、温度が上がると一層粘性が高まる)ところを低突条52の回転作用によって、筒体53の内周面(課題を解決するための手段に記載された硬質物に相当する)に精白米が打ち付けられると、精白米に残存していて肌糠が筒体53の内周面に付着し、精白米より脱糠する。勿論そのためには精白米を、(a)筒体53の内周面に打ち付ける低突条52の高さや形状、(b)打ち付け角度及び(c)攪拌ロール3の回転数を最適のものにすることが必要である。また、それらは処理能力に応じて大きさが変わる筒体53の内径によっても一律のものではない。したがって、上記(a)(b)(c)を最適のものとするには、実験によって、前工程にある、精米機より排出され落下しつつある高温の精白米群に、適当な大きさの金属板を、米粒の落下方向に対し、30°〜70°の角度に斜めに当てると、その位置や角度によって、同金属板にたちまち精白米に残存している肌糠が付着し、暫くすると肌糠が堆積するほどに付着する。それによって、精白米が金属板に当たる角度、速度、密度の最適状態を会得することで、筒体53の大きさに応じた上記(a)(b)(c)等の低突条52の高さや角度、及び回転数を選定することができる。
ともあれ、そのようにして筒体53の内周面に精白米より脱糠した肌糠が付着するが、攪拌ロール3が半回転すると、筒体53の内周面に近接して回転する高突条51の回転作用によって、筒体53とのクリアランスが狭くなったところを精白米群を摺り付けながら回動するので、それによって筒体53の内周面に付着していた肌糠はけずり落とされる。それは前記実験の際、金属板(滑面のステンレスが望ましい)に付着した肌糠を指でこすると簡単に剥離することと同じである。勿論、その場合の高突条51の形状及び筒体53とのクリアランス等も前記実験にて知得できる。したがって、筒体53の内部においても、内周面に付着していた肌糠は高突条51の回転作用と、それによる米粒群の動きによってけずり落とされ、精白米群に混在させられるが、その肌糠は、再び精白米に元通りの状態に付着することはない。何故かというと、肌糠とは単に米粒の表面に付着していたものではなく、厳密にいうと、精白米の肌面は、肉眼では見えない極めて微細な陥没部が無数にあって、その陥没部に肌糠が入り込んでいるため、従来の研磨機の如く、いくら米粒表面を擦っても、ミクロン単位の大きさの陥没部に入り込んでいる肌糠は除去できない所以であるが、本件発明では、その肌糠を、筒体53の内周面にくっつけて、米肌の陥没部より抜き出しているのであるから、また個々の陥没部より抜き出された肌糠と合同してくっついているため、筒体53の内周面より剥離されたときは元のときより大きくなり、再び精白米に混在させられても、元の陥没部に入ることができず、精白米に付着したとしても、せいぜい軽く付着しているだけである。
【0041】
したがって、筒体53内を攪拌されながら、左方向に移動する精白米は、低突条52によって精白米の肌糠が筒体53の内周面に付着せられ、高突条51によって、その肌糠がけずり落とされる状態が幾度となく繰り返され、更に米粒群中に混在した肌糠によって、米肌の肌糠が吸着される作用と相まって、排出口4に達した時は、精白米に残留していた肌糠はほとんど脱糠し、米粒群に弱く付着、または混在した状態となっているのである。その間、高突条51と、低突条52の高低の差から、負荷アンバランス及び回転アンバランスが生じるが、それらが互い違いに入れ替わりながら、複数対組み合わされているため、いずれもバランスが保たれ振動も生じることはない。また、筒体53内に設けた4種のセンサーは流動中の米粒や肌糠と接触するため、センサーにそれらが付着することがあるが、図示しないコンプレッサーより高圧空気が定期的に短時間エアーチューブ24より送気され清掃されるので支障を招くことはない。
【0042】
そのようにして排出口4より排出された米粒と、脱糠された肌糠との混合物は、排出管19を通り、その下端の拡散部19aにて図1では左右方向に拡散されながら、ターンテーブル式の分離装置6に落下する。落下した直後の米粒には未だ肌糠が付着または混在しているが、後述のように分離装置6にて両者は完全に分離され、無洗米となって、製品排出口21より排出する。また分離された肌糠は空気輸送にて、糠排出ダクト61cより集塵機(図示せず)に送られ、空気と分離される。その肌糠は直ぐに2次加工を加えられ、飼料、肥料となって有益に商品化される。
【0043】
ここで、上記分離装置6により精白米と肌糠とは以下のようにして完全に分離される。
【0044】
精白米に付着又は混在しているものは、拡散部19aから図4に示す落下点19b(斜線部分)に落下する。タ−ンテ−ブル型のコンベヤ60が約一回転すると、排出手段63のところに差しかかり、コンベヤ60外に引き出されて製品排出口21から排出される。その間、コンベヤ60上の混合物は糠排出ダクト61cに接続された吸引ブロワー61bの吸気力により、混在物は勿論のこと、精白米に付着している肌糠も精白米相互間を高速に通過する強力な空気流により剥離されてコンベヤ60に形成された孔60bから空気と共に吸引される。
【0045】
ここで、精白米どうしがくっついている箇所は通気されず、上記作用効果を生じないが、この分離装置6ではコンベヤ60の下面側に配置された空気噴出部62aからの噴出力により、その位置にきたときだけ精白米は上向きに吹き上げられる。精白米はすぐに落下することになるが、精白米どうしの位置関係は、それまでとは全く変わってしまっているから、それまで精白米どうしがくっつき合っていた箇所も隙間が生じ、そこに付着していた肌糠は高速に通過する強力な空気流により剥離され吸引される。
【0046】
上記したように、この分離装置6では、精白米が孔60bを有するコンベヤ60上に落下してから排出されるまでの間、精白米には吸引力と噴出力とが作用することになり、空気の噴出箇所を通過する都度、精白米の位置関係が入れ替わるので、各精白米の全表面の肌糠までも分離される。しかも、精白米を入れ替えるとき、つまり空気噴出部62a上に差しかかったときには、それまでおこし状になっていた吸い付け状態から開放され、更に空気噴出部62aからの空気で吹き上げられるだけであるから、精白米どうしが擦れ合うことなく、精白米の表面が荒れることもない。さらに、処理された精白米が移送路60aより排出される際、排出手段63の真下に位置する空気噴出部62aからの空気の噴出力により精白米が移送路60aから浮き上がったところを排出手段63を構成するスクリュ−の回転作用で円周方向に送られるから一粒も残留せず、全量が製品排出口21から排出される。
【0047】
なお、分離装置6は、上記混合物を、米粒と糠に分離する機能があればあ公知の機器でもよい。但し、上記分離装置6は、単に米粒と糠を分離する篩のようなものではいけない。何故かというと、米粒に肌糠が付着せずに別々の状態で混在しているものばかりではなく、剥離された肌糠の相当な量は、強固ではないが米粒表面に再付着したものがあるから、単なる篩では分離できないからである。したがって、本発明に用いる分離装置は、単に混在している異物だけではなく、米粒に再付着しているものも剥離し、分離できる機能の分離装置でないといけない。例えば、公知のものでは特開昭64−85063号のように粒体の表面に付着しているものを除去しながら分離するものが望まれる。しかし、同公知例では、粒体に付着している異物を除去するには、研磨清浄材を混入させる必要がある。しかし、無洗米は、消費者が洗米せずに、そのまま炊いて食べるものだけに、この実施形態の如く添加物を用いずに、目的を果たせるものが望ましい。
【0048】
なお、この実施形態では、上記分離作業の際、分離装置6の上部空間に除湿機38より送気ダクト28にて送気される。その理由は、除湿機38より、分離装置6に供給する空気が、除湿機38内にある冷却ラジエターが結露して濡れたところを通気するので、その際、空気中に含まれる塵芥が結露水に取り込まれ、ドレンとなって排出されるので、衛生的であることと、大気が乾燥している時は図示しない湿度センサーにより、除湿機38の冷却空気の加熱をせぬことによって、空気を高湿度化し、逆に梅雨時や夜間等、の高湿度時には湿度センサーの発信により、同除湿機38において、冷却後の空気加熱を行い自動的に適切な低湿度化した空気を供給するなどして、送気ダクト28より分離装置6に供給される送気は、米粒が吸湿したり、放湿したりして水分変化を生じさせぬよう、供給空気の湿度を自動的にコントロールするためである。また同除湿機38は後述の通り、作業終了後にも、最除湿空気を送気するものである。更に、排出管19の下端の拡散部19aは、排出ダクト30を介して排風ブロワー29にて吸気されているので、負圧となっているため、製品排出口21より吸気され、製品が排出されても粉塵が排出されることはない。
【0049】
以上のようにして、ホッパー11内の精白米は連続して処理され、ホッパー11内の貯留精白米が少なくなって下限センサー36に感知されると、それが搬送機の制御機構に発信され、搬送機より精白米が攪拌装置1の処理流量以上にホッパー11に供給されて満タンに達すると上限センサー35に感知され、供給が止まる仕組みになっているので、連続運転が可能である。そのようにして原料が供給されなくなって、作業が終了したときは、そのまま放置してもよいが、無洗米は消費者が洗米をせず、そのまま炊いて食べるものだけに、衛生レベルを高めるために、本実施形態では、ホッパー11内の精白米の残量が少なくなって、下限センサー36が発信してから、一定時間以上たっても下限センサー36が感知しないことで、作業終了時を探知し、直ちに、タイマーを介して自動的に熱風ブロワー27に一定時間通電し、送風管15より供給管13を経由して、攪拌装置1内に熱風を吹き込み、攪拌装置1内及び排出管19、更には分離装置6などの米粒の通過箇所を乾燥させ、雑菌の繁殖を封じるのである。また同時に前記除湿機38にも電気的に連絡され、自動的に一定時間、最も除湿された空気が送気ダクト28によって分離装置6に送気され、送気ダクト28内や分離装置6全体を乾燥状態にした上で装置を休止させるのである。それによって、たとえ工場内が高湿度時の梅雨時や、気温低下による夜間の高湿度時といえども、機内は雑菌が繁殖する余地がないほどに乾燥状態にて休止される。また、攪拌装置1が傾斜していること、更には上記の通り作業終了時に供給管13より風が吹き込まれることと相俟って攪拌装置1内には、米粒も肌糠も全く残存しないのである。勿論、分離装置6においても前述の通り全く残存しない。また、とにかく粉塵のたまりやすい筒体53の奥端の隅は、そこに開設した開口部40に排風ブロワー29より、排塵ホース39によって吸気しているので、その憂いはない。更に攪拌装置1内及びそれに連通する排出管19、更には分離装置6等においても、熱風ブロワー27からの送気と、それぞれ吸気されているので粉塵も残らない。このようにこの実施形態の無洗米装置は、自動的に装置内が清掃されるので、人間による機器の操作は勿論のこと、機器の清掃などは一切必要なく、いわゆる無人運転、ひいては無人工場化が実現できるのである。更に、本発明の無洗米製造方法は、水を一滴も用いないから、本来作業終了後の機内の乾燥措置はそれほど必要ではないが、無洗米は消費者が洗米せずに炊いて食べるものであるだけに、衛生レベルを高めるために、各機器を略密閉状の機枠26内に収納し、他より異物の混入を防ぐと共に、機枠26内の運転中の湿度管理を行うと共に、特に作業終了時の機内の乾燥、及び低温度化も図っているのである。
【0050】
(この無洗米の製造装置の優れた効果について)
A.この発明の製法では水を全く用いないから、以下に示す効果を奏することが明らかである。
(1).排水処理の必要がなく、設備投資額も少なく且つランニングコストも低い。
(2).排水処理のスペースが必要ない。
(3).ほぼ完全に除糠され、且つ品質が安定した良質の無洗米が得られる。
(4).製造工場が清潔で衛生的な運営ができる。
(5).作業終了時に装置をいちいち分解して洗浄する必要がなく、大幅に手間と時間が省かれ、ランニングコストが下がる。
(6).洗浄後の米粒を乾燥するエネルギーが不要なため、省エネであり、ランニングコストが下がる。水道費が不要のためランニングコストが下がる。
(7).作業終了後、機内が乾燥されるので衛生的である。
(8).除去された肌糠は新鮮なものだから、飼料、肥料、等に有効に活用でき、水洗式とは逆に副産物収益が得られる。
(9).完全にゼロエミッションのため、大気、水質共に環境負荷が少ない。
【0051】
B.作業終了後、米の通過経路に熱風を通過させるので、雑菌の繁殖を封じられ衛生的である。しかも、この実施形態は水洗式にも利用できる。その場合は、作業終了後に機器の分解の上、洗浄する手間が一切不要となる。
【0052】
C.その他
(1).装置全体が極めて簡単なため、本装置は低コストで生産できる。
(2).攪拌装置1の駆動電動機の電流値や、筒体53内の米温等から排出口4のシャッター16の開度をコントロールするので、常に一定品湿の無洗米が生産できる。
(3).無洗米の製造に関するランニングコストが低い。
(4).装置内に米粒は一粒も残存しないし、肌糠も残存しないからコンタミが防げる。
(5).分離装置6への給風が湿度コントロールしているので、吸湿、または放湿による米粒の水分変化が生じない。
(6).作業終了後、米粒の通過箇所等に高温除湿空気を送入するので機内が衛生的に維持できる。
(7).何一つ添加していないから安全である。
(8).完全無人運転ができる。
【0053】
【発明の効果】
この発明は以下に示すような効果を奏する。
【0054】
発明の実施の形態の欄に記載した内容から、排水処理を必要とせず、「水洗式」と同等の除糠度である高品質の無洗米を製造できる無洗米の製造方法及びその装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の無洗米の製造方法を利用した無洗米の製造装置の正面(一部断面)図。
【図2】 前記無洗米の製造装置を構成する攪拌装置の部分断面図。
【図3】 図2のX−X断面図。
【図4】 前記無洗米の製造装置を構成する分離装置の部分断面図。
【符号の説明】
1 攪拌装置
2 軸受
2’ 軸受
3 攪拌ロール
4 排出口
5 スクリュー羽根
6 分離装置
24 エアーチューブ
39 多孔板
50 抵抗羽根
51 高突条
52 低突条
53 筒体
Claims (13)
- 攪拌装置を構成する筒体内に装填された攪拌ロールの外周に、高突条及び低突条を軸方向に交互に配列し、該低突条は回転作用により、精白米を筒体の内周面が構成する硬質物に打ち付けて、該精白米の肌面の微細な陥没部に入り込んで付着している肌糠を、該肌糠の粘性により前記硬質物の内周面に付着させて抜き出し、更に、該低突条の周方向反対側において、筒体の内周面に近接して回転する高突条の回転作用によって、精白米群を筒体の内周面の硬質物に擦り付けながら回転させて、該硬質物に付着した肌糠を削り落とし、再び精白米に混在させ、前記作用を繰り返して、精白米の肌糠の除糠を行うことを特徴とする無洗米の製造方法。
- 請求項1記載の無洗米の製造方法において、前記精白米を加熱させた状態で行うようにしたことを特徴とする無洗米の製造方法。
- 請求項1又は2の無洗米の製造方法において、前記攪拌装置により精白米の肌糠の剥離を行い、その後、分離装置により精白米と肌糠を分離することを特徴とする無洗米の製造方法。
- 請求項3記載の無洗米の製造方法において、前記攪拌装置を構成する攪拌ロールに、被搬送物を輸送するように形成されたスクリュー羽根と、それに続いて攪拌ロールに形成され、前記スクリュー羽根と逆方向に捻じられた抵抗羽根の作用により、低突条での精白米の打ち付け以前に、精白米を発熱させるようにしたことを特徴とする無洗米の製造方法。
- 請求項3又は4記載の無洗米の製造方法において、前記攪拌装置を構成する攪拌ロールの低突条と、前記低突条と周方向反対側の高突条との対を、複数個設けてあることを特徴とする無洗米の製造方法。
- 請求項3記載の無洗米の製造方法において、前記分離装置に湿度調節を行った空気を供給する除湿機の、取入れ空気の冷却と加熱を別々に行うことを可能となし、大気の湿度に応じて前記除湿機の取り入れ空気を冷却した後、冷却空気の湿度を変えて湿度調節を行った空気を分離装置に供給することを特徴とする無洗米の製造方法。
- 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の無洗米の製造方法において、前記攪拌装置内における作業終了後に、熱風を攪拌装置内の米粒の通過経路に送るようにしてあることを特徴とする無洗米の製造方法。
- 筒体内に回転自在に支持された攪拌ロールの奥端に、輸送方向のスクリュー羽根と、それに続いて攪拌ロールに形成され、該スクリュー羽根と逆方向に捻じった抵抗羽根と、さらにその先端に略軸線方向に延びる高突条と、前記高突条と周方向反対側に低突条が固着された攪拌装置を設け、精白米を筒体の内周面が構成する硬質物に打ち付けて、該精白米の肌面の微細な陥没部に入り込んで付着している肌糠を、該肌糠の粘性により前記硬質物の内周面に付着させて抜き出し、更に、該低突条の周方向反対側において、筒体の内周面に近接して回転する高突条の回転作用によって、精白米群を筒体の内周面の硬質物に擦り付けながら回転させて、該硬質物に付着した肌糠を削り落とし、再び精白米に混在させ、前記作用を繰り返して、精白米の肌糠の除糠を行ない、該攪拌装置により精白米から肌糠の剥離を行い、その後、分離装置により精白米と肌糠とを分離することを特徴とする無洗米の製造装置。
- 請求項8記載の無洗米の製造装置において、前記攪拌ロールの低突条と高突条が一対をなし、その対が互い違いに入れ替わって複数対が形成されていることを特徴とする無洗米の製造装置。
- 請求項8記載の無洗米の製造装置において、前記分離装置は、多数の孔を有する板から成るタ−ンテ−ブル形式のものであって、下面側から吸気と送気が行われるようになっていることを特徴とする無洗米の製造装置。
- 請求項8又は9記載の無洗米の製造装置において、前記攪拌装置を駆動する電動機の電流値と、筒体内に設けたセンサーによる筒体内の米温、含水率、その他米粒の情報から、筒体の排出口に設けたシャッタの開度を調節することにより、前記攪拌装置の筒体内の米粒密度を調節することを特徴とする無洗米の製造装置。
- 請求項11記載の無洗米の製造装置において、前記攪拌装置の筒体内に設けたセンサーに、エアーチューブより圧縮空気を噴射することを特徴とする無洗米の製造装置。
- 請求項8乃至12のいずれか一項に記載の無洗米の製造装置において、前記攪拌装置内の作業終了後に、熱風を攪拌装置内の米粒の通過経路に送るようにしてあることを特徴とする無洗米の製造装置。
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