JP3735289B2 - 無洗米の品質評価方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搗精後の精白米を無洗化処理した無洗米製品について、その品質評価を行う無洗米の品質評価方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、炊飯前に研がずに炊けるいわゆる無洗米については公知である。この無洗米の製法としては、搗精後の精白米に付着した糠粉やアリューロン層を水中搗精により除去したり、精白米に付着した糠粉やアリューロン層を粘着性物質で吸着・除去したり、精白米を乾式により研米して糠粉やアリューロン層を除去したりするものが知られている。このような製法で得られる無洗米については、炊飯前に研がずに炊けて便利であるだけでなく、食味がよく、かつ、保管性に優れているといった更なる付加価値が求められてきている。これまでは、製品の品質を知るために、製品を水に浸けて振とう混合したときの濁度、製品の白度、製品の水分、脂肪酸度、水浸割粒率などを無洗米の評価項目として取り上げていた。
【0003】
例えば、濁度では、無洗米試料20gを三角フラスコに入れ、200mlの水を注いだ後、ゴム栓をして振とう機(ヤマト科学(株)製、振とう機、型式SA−31A)により10分間振とう(144〜150サイクル/分、スピード目盛3.5)し、その希釈液を濁度計(野田通信(株)製、濁度計、型式M−204)にて測定する、という方法により行われる。一般的には、濁度計にて測定した値が80ppm以下であれば無洗米として望ましいとされている。
【0004】
しかしながら、上記の濁度、白度、水分、脂肪酸度、水浸割粒率といった評価項目では、無洗米加工前の精白米と同じ評価項目が適用されており、製品となる無洗米表面に付着した微量の糠成分となる種皮層、果皮層及びアリューロン層と、胚乳層とを識別することができなかった。このように、微量の糠成分を識別することができる無洗米の評価法が確立されていないことから、必然的に無洗米専用の評価測定機器も存在しない。また、現在、精米工場などで普及している食味評価装置により無洗米相互を点数評価することも考えられるが、実際は、精白米の品種や銘柄と官能による食味との点数評価であり、精白米とは加工歩留まり及び表面状態が異なる無洗米の品質を評価することは困難であった。
【0005】
ところで、蛍光発光を利用してタンパク質や澱粉質などの組成を識別することは従来から公知であり、例えば、特公昭61-18980号公報では、穀粒の外皮層、アリューロン層及び澱粉質胚乳成分部分を信頼をもって識別することができる方法が開示されている。これによれば、粉砕して製造した穀粒製品中の割合を同定する方法において、約250〜約300nmの波長帯に電磁輻射線で照射して製品中の澱粉質胚乳部分を励起して蛍光発光させ、約300〜約370nmの波長帯にある電磁輻射線で照射して製品中のアリューロン層部分を励起して蛍光発光させ、さらに、約410〜約490nm波長帯にある電磁輻射線で照射して製品中の外皮層部分を励起して蛍光発光する工程と、その結果製品により放出される蛍光を分析して製品中の澱粉質胚乳、アリューロン層及び外皮層の相対割合を同定する工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0006】
一方、特開昭62-73139号公報には、選択された波長範囲の電磁放射線のランプにより穀粒試料を照明して、その穀粒の露出した澱粉部分に蛍光を発生させ、それによって穀粒試料の損傷部分と非損傷部分との間で視覚的な対照を起こさせて、損傷部分と非損傷部分とを識別する穀粒損傷測定システムが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公昭61-18980号公報に開示された穀粒の成分識別方法にあっては、澱粉質胚乳部分、アリューロン層部分及び外皮層部分を、それぞれの部位に適した特有の励起波長を照射して、その蛍光発光を別々に測定したものを、粒全体に組み合わせるという手法であるから、例えば、アリューロン層部分の領域と外皮層部分の領域とが重複する箇所が生じて(励起の重なり現象)、正確な成分分析が行なえない欠点がある。また、特開昭62-73139号公報に開示された穀粒損傷測定システムでは、穀粒が損傷しているか否かしか判定できないので、穀粒の成分分析などに用いることができなかった。さらに、両者ともに、穀粒の各成分と食味などの官能値との相関が関連づけられておらず、また、従来の食味評価装置にあっては、無洗米表面に付着した微量の糠成分による食味の影響が考慮されておらず、無洗米に対しての食味評価を詳細に分析することはできなかった。
【0008】
本発明は上記問題点にかんがみ、正確な成分分析を行うとともに、食味などの官能的な評価をも行なって、無洗米に対してその等級付けを行うことが可能な無洗米の品質評価方法及びその装置を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、被測定物に励起光を照射して得られる自家蛍光の輝度の違いにより、その表面に付着する外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別して品質を評価する無洗米の品質評価方法であって、前記被測定物へ約 560 〜 570nm 付近の緑色領域の波長を励起光として照射するとともに、前記測定物から約 590nm 以上の赤色領域の波長を自家蛍光として取得する、という技術的手段を講じた。
【0010】
これにより、搗精後の精白米を無洗化処理した無洗米製品について、その表面に付着した外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別し、被測定物となる無洗米を、例えば、炊飯前に製品を2〜3回程度洗った方が美味しい炊き上がりとなる軽処理無洗米、炊飯前に製品を1回程度洗った方が美味しい炊き上がりとなる中処理無洗米及び炊飯前に製品を洗わずに炊ける重処理無洗米の3つのグループに区分けし、品質を評価することができる。
【0011】
【0012】
特に、可視光線領域の自家蛍光を取得することで、CCDラインセンサ又はCMOSセンサ、モニターなどの簡単な映像取得手段を選択することができ、目視によっても表面に付着した外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を把握することができる。
【0013】
そして、前記外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別するとともに、当該無洗米の食味を評価して表示するから、各部分の量的な割合と食味値などの官能値との相関を関連付けて、無洗米に対しての食味評価を詳細に分析することができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
この無洗米製品の品質評価を行う装置にあっては、簡単な映像取得手段によって提供することができる。そして、前記被測定物保持手段は、被測定物の供給、測定位置への移動及び被測定物保持手段から被測定物の排出を連続的に行うことがきるとともに、被測定物の表部と裏部とを測定することでより正確に品質評価を行い、さらに、被測定物を2粒重ならないように単層状態で整列させ、画像をきれいに取得することができる。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
まず、無洗米の製法であるが、例えば、図6に示すような、搗精後の精白米に付着した糠粉やアリューロン層を水中搗精により除去する無洗米製造装置Aや、図7に示すような、精白米に付着した糠粉やアリューロン層を粘着性物質で吸着・除去する無洗米製造装置Bを適用する製法がある。
【0021】
図6を参照すれば、無洗米製造装置A(特開平11-42056号公報参照)は、一端に精白米の供給部101を、他端に排出部102を各々設けて、精白米の連通部103を形成し、該連通部103の排出部102側を遠心脱水部104に形成する一方、前記供給部101と前記遠心脱水部104との間の前記連通部103を搗精部105に形成するとともに、該搗精部105に水分添加手段106を接続した搗精装置107と、該搗精装置107の前記排出部102とを連通し、かつ、該搗精装置107から排出される精白米を調質する調質装置108とから構成される。そして、精白米が供給部101から搗精部105に供給されると、水分添加手段106からの水も搗精部105に供給されるが、このときの水の添加量は、精白米に対して5〜20重量%で、好ましくは15重量%が添加される。精白米は水とともに搗精部105内のスクリュー109、110、111により移送されるとともに、攪拌・搗精される。これにより、精白米の付着糠が水中で遊離し、搗精が進み、このときの搗精度合いは精白米に対して0.5〜2.0%である。そして、搗精部105を通過した米粒は次工程の遠心脱水部104へ供給される。
【0022】
遠心脱水部104では、米粒と水がスクリュー112によりさらに下方へ移送され、多孔壁113から糠粉及びアリューロン層を含んだ水が排水される。次に、米粒は遠心脱水部104から排出部102を経て排出され、調質装置108にて乾燥させられる。
【0023】
調質装置108では米粒がネット114上に広げられ、風の通風作用を受けて調質・乾燥され、米粒が適当な水分に調質されると、排米口115より無洗米製品として排出される。
【0024】
一方、図7を参照して無洗米製造装置B(特許第3206752号公報参照)を説明すると、無洗米製造装置Bは、その上部から順に湿式加工部200、粒状物混合部201及び分離乾燥部202を備え、精白米が湿式加工部200、粒状物混合部201及び分離乾燥部202を順に通過することで、米粒表面にほとんど糠が付着していない無洗米に仕上げられるのである。
【0025】
湿式加工部200の供給筒203に接続されたスクリュー筒204内に精白米が投入されると、供給筒203付近に臨ませた噴霧口205から米粒重量比約5%の霧状水分が添加され、毎分500回転する供給用スクリュー刃206により搬送終端側に向けて搬送されるとともに、攪拌羽根207によって攪拌される。こうして攪拌されることにより、霧状の水分が米粒表面にむらなく付着し、米粒表面の凹部の糠を軟質化させる。
【0026】
次に、粒状物混合部201では、湿式加工部200の排出口208から排出筒209を経て粒状物混合部201のスクリュー筒210内に供給された米粒は、毎分600回転の供給用スクリュー刃211及び攪拌羽根212によって搬送終端側に向けて攪拌されながら搬送されるのであるが、この際、粒状物供給ホッパー213内の粒状物がスクリュー筒210内に供給される。粒状物は、例えば、タピオカなどの澱粉質のものをアルファー化して乾燥し、硬度2〜5kgf/cm2のほぼ球状となし、かつ、米粒の粒度よりも小さい一定の粒度に造粒して形成したものであり(例えば、粒度を1mm〜1.7mmに造粒するとよい)、70℃〜100℃の高温状態で供給されて米粒と混合される。混合比は、米粒に対して約50重量%(重量比)である。
【0027】
前工程で水分を吸収し軟質化した精白米に付着した糠粉などは、高温の粒状物に接触した瞬間にアルファー化して粒状物に吸着・除去され、糠が精白米の表面に再付着することはない。また、このとき、蒸発潜熱により米粒表面の温度を下げる作用を奏する。
【0028】
また、分離乾燥部202では、粒状物混合部201から排出筒214を経て流下した米粒が、最終工程の分離乾燥部202のスクリーン筒215内に供給され、毎分280回転する供給用スクリュー刃216によって搬送終端側に移送されるとともに攪拌翼217によって攪拌される。このとき、給風口218から毎分60m3で流入する約40℃の風により、やや湿った米粒表面を乾燥させ、同時に、粒状物との分離を容易に行なわしめる。
【0029】
スクリーン筒215を通過した米粒は、製品排出口219から機外へ排出され、精白米の凹部内の糠が完全に除去された無洗米に仕上がる。
【0030】
以上が被測定物となる無洗米の製造法の一例である。そして、これら無洗米の品質を知るために、本発明では、無洗米に励起光を照射し、得られる自家蛍光の輝度の違いを利用して、その粒表面に付着した外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別して品質を評価するのである。
【0031】
図1は本発明の無洗米品質評価装置の概略説明図である。この評価装置1は、被測定物を貯留するホッパー2と、該ホッパー2から所定量の被測定物を取り出すロータリーバルブ付タンク3と、該ロータリーバルブ付タンク3からの被測定物を振動により移送するバイブレータフィーダ4と、該バイブレータフィーダ4から被検査物を整列させて測定位置で保持させる被測定物保持手段5と、該被測定物保持手段5の上方及び下方に位置し、被測定物に励起光を照射する励起用光源6と、被測定物からの透過光又は反射光から得られる自家蛍光の輝度を取得する受光手段7と、整列された被測定物を被測定物保持手段5から削(そ)ぎ落として除去する除去手段8と、該除去手段8により除去された被測定物を受けるホッパー9と、該ホッパー9に接続する受け皿10及び受け皿10内の被測定物を計量するロードセル11を備えたものである。
【0032】
前記受光手段7には、図2に示すように画像処理部12を介して演算制御手段13が接続され、該演算制御手段13からは表示手段14が接続されている。そして、該演算制御手段13では、得られた自家蛍光の輝度から前記被測定物の表面に付着する外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を算出し、表示手段14では、演算制御手段13で演算された無洗米の品質又は食味値を表示する表示器15を備えている。該表示器15として、少なくとも、外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の割合を表示する成分表示部15Aと、当該無洗米の品質又は食味値を点数又はランキングで表示する品質評価表示部15Bとを備えている。また、その他の成分測定機器と接続可能な構成にして、ナイアシン成分表示部15C、可溶性タンパク成分表示部15D、硬さ表示部15E及びアリューロン壁残存度表示部15Fを設けてもよい。
【0033】
さらに、図1及び図3を参照して前記品質評価装置1の構成を詳細に説明する。前記被測定物保持手段5は、被測定物を供給位置と測定位置19と排出位置との間を、A方向又はB方向に適宜モータ(図示せず)により移動させるスライド板構造であり、また、前記励起用光源6からの光線を透過させる透明材料、例えば、ガラス板やアクリル樹脂製で形成してある。また、被測定物を単層状態で複数列に並ばせるように、溝部16を複数列設けてあり、雑然と不揃(そろ)いに並べられたものに比べて取得画像がきれいになる。
【0034】
符号17は光源6と被測定物保持手段5との間に設けられたフィルターであり、励起用光源6を該フィルター17に通すことで約560〜570nm付近の緑色領域の波長を励起光として照射することが可能となる。該フィルター17はモータ18により回動可能となっており(図3参照)、各種フィルター17の使用を選択することができる。
【0035】
また、前記励起用光源6は、一般的なハロゲンランプ、タングステンランプ、キセノンランプなどを使用し、その光線をフィルター17に通して約560〜570nm付近の緑色領域の波長を励起光として照射することが可能であるが、このようなランプは寿命が短く、また、消費電力が多く発熱するという欠点がある。一方で、励起用光源6として光量の大きいレーザー光を使用して鮮明な画像を取得することも考えられるが、付属機器などが必要となり高価となる欠点がある。以上を考慮すれば、励起用光源6としては、長寿命で消費電力も少ないLEDなどの発光ダイオードを使用することが好ましい。発光ダイオードは光量が少ないという欠点があるが、これを解消するため、本実施形態では、複数素子からなるリング型に形成した光源を用いている(図3参照)。このような照明であれば被測定物保持手段5の全面に斑(むら)なく照射することが可能である。そして、このLEDリング型光源6の中央部に受光手段7を配設すると、鮮明な画像を取得することが可能である。なお、被測定物保持手段5は透明材料にて形成してあり、例えば、光源5と受光手段7を上方側と下方側とに配設すれば、米粒の背部(表部)と腹部(裏部)とを測定することができ、より正確に品質評価することができる。
【0035】
前記受光手段7としては、自家蛍光の輝度の違いにより粒表面の各層を同時に識別する必要があるため、広い領域を瞬時に把握できるCCDラインセンサ(又はエリアセンサ)や、CMOSラインセンサ(又はエリアセンサ)を使用するのが好ましい。
【0036】
以下、上記構成の作用を説明する。被測定物である無洗米をホッパー2から投入すると、該ロータリーバルブ付タンク3底部から測定する分量だけの無洗米がロータリーバルブから取り出されるとともに、バイブレータフィーダ4によって無洗米が移送されて、被測定物保持手段5に整列されながら供給される。被測定物保持手段5に無洗米が供給されると、被測定物保持手段5が測定位置19に移動されて測定が開始される。
【0037】
そして、励起用光源6からの光線がフィルター17を通って、約560〜570nm付近の緑色領域の波長が励起光として無洗米に照射される。そうすると、受光手段7には無洗米からの透過光又は反射光から約590nm以上の赤色領域の波長を自家蛍光として取得される。
【0038】
この受光手段7から得られる自家蛍光は、被測定物に励起光を照射して得られる透過光又は反射光を利用するから、反射光のみ又は透過光のみで測定を行うものに対して、被測定物の表面状態のほか、内部状態をも光学的に評価することができる。例えば、図4は米粒の内部状態と輝度との関係を示す図であるが、これにより、自家蛍光の輝度が米粒表面からの深さによって異なることが分かる。図4を参照すれば、果皮層及び種皮層(〜約12μm)の輝度は約40〜50の範囲であり、アリューロン層(約12〜25μm)の輝度は約15〜25の範囲であり、胚乳層(約25μm〜)の輝度は約5〜10の範囲であることが分かる。
【0039】
以上のように、各層の輝度の違いを基準として、被測定物となる無洗米をグループ分けして品質を評価するのである。例えば、図5は外皮層の付着割合を示し、無洗米の処理程度により、A.炊飯前に製品を2〜3回程度洗った方が美味しい炊き上がりとなる軽処理無洗米、B.炊飯前に製品を1回程度洗った方が美味しい炊き上がりとなる中処理無洗米、C.炊飯前に製品を洗わずに炊ける重処理無洗米の3つのグループに区分けして品質を評価するのである。
【0040】
【表1】
【0041】
表1は無洗米の処理程度による米粒表面の露出割合と食味との関係を示すものである。無洗米の処理程度が軽ということは、外皮層が多く付着しているため、高輝度の割合が多く、また、胚乳層はその露出割合が低いため、低輝度の割合が少ないということになる。反対に無洗米の処理程度が重ということは、外皮層が少ないため、高輝度の割合が少なく、また、胚乳層はその露出割合が高いため、低輝度の割合が多いということになる。
【0042】
一方、無洗米の処理程度は重処理のほうが必ずしも食味値が良いとは限らない。表1の米粒を実際に官能試験により外観、香り、味、粘り、硬さなどの評価項目を総合的に評価してみると、精白米、無洗米中処理タイプ、無洗米重処理タイプ、無洗米軽処理タイプという順で食味値が良いことが分かった。したがって、図2に示す演算制御手段13に入力される輝度の高低割合から、無洗米の外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各成分の割合とを関連づけて無洗米処理程度を把握し、さらに、この無洗米処理程度と予め官能試験などで記憶した食味値との相関を関連付けると、無洗米に対しての食味評価を詳細に分析することが可能となる。
【0043】
以上のように算出された、無洗米の外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各成分の割合は、図2の成分表示部15Aに表示されるとともに、無洗米処理程度などの品質や食味値は点数又はランキングで表示する品質評価表示部15Bに表示される。
【0044】
表示手段14により無洗米の品質が表示されて一連の測定が終了すると、被測定物保持手段5から無洗米が除去される。つまり、図1の被測定物保持手段5をA方向に移動させ、再びB方向に戻る際に、除去手段8の突出部8Aを被測定物保持手段5に接触させ、該突出部8Aにより整列された無洗米を被測定物保持手段5から削(そ)ぎ落とすことで除去が行われる。該除去手段8により除去された無洗米はホッパー9から受け皿10に受けられ、受け皿10内の無洗米はロードセル11によって計量される。この計量値は演算制御手段13に入力して、無洗米の品質の統計に利用するとよい。
【0045】
以下、実施例を示し、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1
供試玄米として新潟コシヒカリを使用し、これを精米して、A社製法により加工した無洗米、B社製法により加工した無洗米、C社製法により加工した無洗米、D社製法により加工した無洗米、E社製法により加工した無洗米、F社製法により加工した無洗米の8種類のサンプルを用いて、励起波長560nm、蛍光波長590nmの条件で品質評価を行なった。
【表2】
【0046】
品質評価の結果、食味値は外皮層が少なく、胚乳層が多いという理由でB社製法の無洗米が1位、A社製法の無洗米が2位、C社製法の無洗米が3位となった。
【0047】
実施例2
供試玄米として北海道ほしのゆめを使用し、実施例1と同様の条件で品質評価を行なった。
【表3】
【0048】
品質評価の結果、食味値は外皮層が少なく、胚乳層が多いという理由でB社製法の無洗米が1位となり、A社製及びC社製の無洗米が同率で2位となった。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、被測定物に励起光を照射して得られる自家蛍光の輝度の違いにより、その表面に付着する外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別して品質を評価する無洗米の品質評価方法であって、前記被測定物へ約 560 〜 570nm 付近の緑色領域の波長を励起光として照射するとともに、前記測定物から約 590nm 以上の赤色領域の波長を自家蛍光として取得するので、搗精後の精白米を無洗化処理した無洗米製品について、その表面に付着した外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別し、被測定物となる無洗米を、例えば、炊飯前に製品を2〜3回程度洗った方が美味しい炊き上がりとなる軽処理無洗米、炊飯前に製品を1回程度洗った方が美味しい炊き上がりとなる中処理無洗米及び炊飯前に製品を洗わずに炊ける重処理無洗米の3つのグループに区分けし、品質を評価することができるようになった。
【0050】
【0051】
特に、可視光線領域の自家蛍光を取得することで、CCDラインセンサ又はCMOSセンサ、モニターなどの簡単な映像取得手段を選択することができ、目視によっても表面に付着した外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を把握することができる。
【0052】
そして、前記外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別するとともに、当該無洗米の食味を評価して表示するから、各部分の量的な割合と食味値などの官能値との相関を関連づけて、無洗米に対しての食味評価を詳細に分析することができる。
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
そして、この無洗米製品の品質評価を行う装置にあっては、簡単な映像取得手段によって提供することができる。そして、前記被測定物保持手段は、被測定物の供給、測定位置への移動及び被測定物保持手段から被測定物の排出を連続的に行うことがきるとともに、被測定物の表部と裏部とを測定することでより正確に品質評価を行い、さらに、被測定物を2粒重ならないように単層状態で整列させ、画像をきれいに取得することができる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無洗米品質評価装置の概略説明図である。
【図2】 受光手段、演算制御手段及び表示手段の接続を示す概略図である。
【図3】 粒状物保持手段と受光手段を示す概略斜視図である。
【図4】 米粒の内部状態と輝度との関係を示す図である。
【図5】 外皮層の付着割合により無洗米のグループ分けを示す図である。
【図6】 無洗米製造装置の概略構造を示す縦断面図である。
【図7】 無洗米製造装置の概略構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 品質評価装置
2 ホッパー
3 ロータリーバルブ付タンク
4 バイブレータフィーダ
5 被測定物保持手段
6 光源
7 受光手段
8 除去手段
9 ホッパー
10 受け皿
11 ロードセル
12 画像処理部
13 演算制御手段
14 表示手段
15 表示器
16 溝部
17 フィルター
18 モータ
19 測定位置
101 供給部
102 排出部
103 連通部
104 遠心脱水部
105 搗精部
106 水分添加手段
107 搗精装置
108 調質装置
109 スクリュー
110 スクリュー
111 スクリュー
112 スクリュー
113 多孔壁
114 ネット
115 排米口
200 湿式加工部
201 粒状物混合部
202 分離乾燥部
203 供給筒
204 スクリュー筒
205 噴霧口
206 供給用スクリュー刃
207 攪拌羽根
208 排出口
209 排出筒
210 スクリュー筒
211 供給用スクリュー刃
212 攪拌羽根
213 粒状物供給ホッパー
214 排出筒
215 スクリーン筒
216 供給用スクリュー刃
217 攪拌翼
218 給風口
219 製品排出口
Claims (3)
- 被測定物に励起光を照射して得られる自家蛍光の輝度の違いにより、その表面に付着する外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別して品質を評価する無洗米の品質評価方法であって、前記被測定物へ約 560 〜 570nm 付近の緑色領域の波長を励起光として照射するとともに、前記測定物から約 590nm 以上の赤色領域の波長を自家蛍光として取得することを特徴とする無洗米の品質評価方法。
- 前記外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を同時に識別するとともに、当該無洗米の食味を評価して表示してなる請求項1記載の無洗米の品質評価方法。
- 被測定物へ励起光を照射する励起用光源と、被測定物を測定位置で保持させる被測定物保持手段と、前記被測定物から得られる自家蛍光の輝度を取得する受光手段と、前記被測定物の表面に付着する外皮層、アリューロン層及び胚乳層の各部分の量的な割合を算出するとともに、無洗米の品質又は食味値を算出する演算手段と、該演算手段で演算された値を表示する表示手段と、を備えた無洗米の品質評価装置において、
前記被測定物保持手段は、被測定物を供給位置と測定位置と排出位置とに移動させるスライド板構造であって、前記励起用光源からの光線を透過させる透明材料で形成するとともに、被測定物を単層状態で複数列に並ばせるように溝部を複数列設けたことを特徴とする無洗米の品質評価装置。
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