JPH05142154A - 穀粒の等級判別装置 - Google Patents

穀粒の等級判別装置

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Publication number
JPH05142154A
JPH05142154A JP32946491A JP32946491A JPH05142154A JP H05142154 A JPH05142154 A JP H05142154A JP 32946491 A JP32946491 A JP 32946491A JP 32946491 A JP32946491 A JP 32946491A JP H05142154 A JPH05142154 A JP H05142154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grain
value
transmitted light
light amount
grade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32946491A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kato
隆司 加藤
Kazuo Shigemi
和男 重見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Seisakusho KK
Original Assignee
Shikoku Seisakusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Shikoku Seisakusho KK filed Critical Shikoku Seisakusho KK
Priority to JP32946491A priority Critical patent/JPH05142154A/ja
Publication of JPH05142154A publication Critical patent/JPH05142154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀粒に光を照射して透過光量を測定すること
で穀粒の品質を判別し、等級を表示する。 【構成】 1つの穀粒に対して穀粒を横切って所定間隔
毎に透過光量を測定する。透過光量測定時間(t)、透
過光量急激増加回数(TN)、最大透過光量値(M
P)、透過光量急激増加発生位置割合(PR)、透過光
量平均値(MKM)を各別に演算評価して、各評価値を
集計した総合評価値(TV)に基づいて等級を判別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀粒の等級を判別する
等級判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】玄米の品質判別装置が特開平2−147
844号公報や特開平1−161136号公報に記載さ
れている。この装置に用いられる技術は、試料玄米の各
1粒毎に光を照射し、透過光量と反射光量を測定して、
両光量を演算処理して玄米の品質、つまり、整粒、腹白
粒、乳白粒、青未熟粒、着色粒、青死粒、白死粒を判別
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の玄米品質判別装
置は、反射光量と透過光量の両方を測定しているため、
各玄米の品質が比較的正確に判別できるが、装置の構造
が複雑で高価となる。しかしながら、穀粒の等級は、穀
粒の品質によって決めたものではない。例えば、米粒等
の穀粒は、農産物検査法に基づく農産物規格規定によっ
て等級が決定されるが、これによると、水稲うるち玄米
の場合には、一等標準品は整粒(被害粒、死米、未熟
米、異種粒及び異物を除いた粒をいう)70%以上、二
等標準品は整粒60%以上、三等標準品は整粒45%以
上である。このため、この発明では、透過光量のみを測
定し、その透過光量が整粒の照射部分位置によって変わ
ることを利用して、概略の品質を判別し、等級を決定で
きるようにすることを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】穀粒の移動径路を挟んで
発光体1と受光量検出センサ2を設け、所定時間毎に検
出する穀粒の透過光量データを演算装置3に入力し、各
穀粒の透過光量測定時間(t)、穀粒の透過光量測定中
の光量急激増加回数(TN)、急激増加時の最大透過光
量値(MP)、最大透過光量値の発生位置割合(P
R)、透過光量平均値(MKM)を各別に演算評価し、
各評価値を集計した総合評価値(TV)に基づいて等級
を判別するようにした。
【0005】
【発明の作用及び効果】穀粒は所定速度で移動しながら
発光体1と透過光量検出センサ2との間を通過し、所定
時間毎に検出した透過光量が演算装置3に入力される。
演算装置3では、この測定データが整粒か屑粒かの判定
手段として、穀粒の透過光量を測定していた測定時間
(t)、穀粒の透過光量測定中に急に測定値が増加した
回数(TN)、最大に増加したときの測定値(MP)、
全測定値を平均した平均値(MKM)、増加最大測定値
(MP)測定した位置の全体に占める割合(PR)を演
算評価し、各評価値を集計して総合評価値(TV)を出
す。その後、事前に演算装置3に入力していた基準値と
この総合評価値(TV)を比較して等級を判別する。こ
のように、等級の判別が透過光量検出センサ2の測定デ
ータのみを使用して行えるので、構成が簡単で安価とな
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を説明する。等級判
別装置のケース20の中央には、モータ4で回転する送
り円盤5を水平状態で回転するように設けている。送り
円盤5は透明の板で、外周縁には穀粒の長手方向を放射
方向へ向けるようV字状の凹溝6を所定間隔で多数設け
ている。この送り円盤5の周縁を上下から挟み込むよう
に3個の穀粒測定器7,8,9を設けている。
【0007】各穀粒測定器7,8,9は、下側に発光体
1を設け、光が円盤5を通過して上方へ透過するように
し、上側に設けた受光量検出センサ2で透過した光量を
検出するようにしている。各穀粒測定器7,8,9は、
発光体1と受光量検出センサ2の位置を、凹溝6の中
央、外側、内側にして、穀粒の位置が凹溝6の中央から
乱れた場合にもどれかの穀粒測定器7,8,9が穀粒の
中央部を測定するようにしている。又、送り円盤5の凹
溝6位置には、上側の供給シュート10の供給口11が
開口し、穀粒を凹溝6内へ一粒ずつ供給するようにして
いる。さらに、下方の排出シュート12の排出口13を
送り円盤5の外周下方に開口し、凹溝6上に摺接するよ
う設けたブラシ14の回転によって凹溝6内の穀粒を排
出口13へ向けて掃き出すようにしている。
【0008】穀粒測定器7,8,9では、図4に示され
る如き透過光量データが演算装置5に順次入力される。
この測定データは1粒の穀粒について3個の測定データ
が検出されるが、一番測定時間の長いもの、つまり穀粒
の中央部を測定したと推測されるデータを採用する。こ
のデータでの透過光量(V)は、透過光量が少なくなる
と高い値が出るように処理していて、図示の例では、穀
粒の中央部が透過光量(V)が多く半透明となっている
ことを示し、整粒の場合に多く見られる傾向である。
【0009】乳白粒とか青未熟粒、着色粒とかの屑粒は
図4の如く中央の部分が凹む状態つまり透過光量が多く
なることがなく、全体が平たい丘状になる傾向がある。
透過光量のデータは、次の如く処理して評価する。図4
において、谷の部分の数つまり透過光量が急激に増加し
た回数が2以上ならば整粒の可能性が高く、(TN)=
0とし、谷の数が1ならばTN=3とし、谷が無い場合
にはTN=7とする。谷の最も低い位置つまり最大透過
光量値(MP)は、 MP=0.6×V(V:透過光量を電圧値で表した値) とする。
【0010】透過光量測定時間(t)の評価値(MT)
は、 MT=4×t/T(T:最大値で入力設定) とする。透過光量平均値(MKM)の評価値(MKM
T)は、 MKMT=1.2×MKM とする。図4における一端から谷までの時間長さと他端
から谷までの時間長さの割合つまり透過光量増加位置
(PR)の評価値(PRT)は、 PRT=0.4×b/a or 0.4×a/b(大き
な値の方を採用) とする。(但し、PRT>4はPRT=4とする。) 以上の評価値を集計して総合評価値(TV)を求める。 TV=TN+MP+MT+MKMT+PRT この総合評価(TV)と玄米の品質は表1のとおりとな
る。
【0011】
【表1】
【0012】従って、総合評価(TV)が8以上ものは
(白死、青死)であると推測でき屑粒として粒数を集計
し、総合評価値(TV)が8未満のものは整粒とみなし
て粒数を集計し、測定した穀粒が所定数になる毎に整粒
率を算出すると共に、等級基準入力手段15から入力済
の等級基準の整粒率とこの整粒率を比較判断して、表示
部16にそれぞれ表示することになる。又、演算装置3
には、透過光量測定時間(t)を計時するためにタイマ
ー17からのデータも入力している。
【図面の簡単な説明】
【図1】平断面図である。
【図2】正面図である。
【図3】部分拡大側断面図である。
【図4】透過光量の測定データグラフである。
【図5】制御のブロック図である。
【符号の説明】
1 発光体 2 受光量検出センサ 3 演算装置 t 透過光量測定時間 TN 透過光量急激増加回数 MP 最大透過光量値 PR 最大透過光量値の発生位置割合 MKM 透過光量平均値 TV 総合評価値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒の移動径路を挟んで発光体(1)と
    受光量検出センサ(2)を設け、所定時間毎に検出する
    穀粒の透過光量データを演算装置(3)に入力し、各穀
    粒の透過光量測定時間(t)、穀粒の透過光量測定中の
    光量急激増加回数(TN)、急激増加時の最大透過光量
    値(MP)、最大透過光量値の発生位置割合(PR)、
    透過光量平均値(MKM)を各別に演算評価し、各評価
    値を集計した総合評価値(TV)に基づいて等級を判別
    する穀粒の等級判別装置。
JP32946491A 1991-11-18 1991-11-18 穀粒の等級判別装置 Pending JPH05142154A (ja)

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JP32946491A JPH05142154A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 穀粒の等級判別装置

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JP32946491A JPH05142154A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 穀粒の等級判別装置

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JPH05142154A true JPH05142154A (ja) 1993-06-08

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ID=18221674

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JP32946491A Pending JPH05142154A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 穀粒の等級判別装置

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JP (1) JPH05142154A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030036031A (ko) * 2001-10-31 2003-05-09 가부시끼가이샤 사따께 무세미의 품질평가방법 및 그 장치
JP2012208107A (ja) * 2011-03-28 2012-10-25 Youngtek Electronics Corp 複数の電子素子の外観を検出するためのマルチチャンネル検出システム

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