JP4484386B2 - コージェネレーションシステムの診断装置 - Google Patents

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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コージェネレーションシステムにおける診断装置、更に詳細には電気検出器の接続に関する診断を行う診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、商業用電源から商業用配電線を介して家庭等の電力負荷に電力を送給する電力供給システムにコージェネレーションシステムを設置する場合、このコージェネレーションシステムの発電機の出力側が系統連系インバータ及び系統連系用配電線を介して商業用配電線に電気的に接続される。このコージェネレーションシステムを設置する場合、例えば、商業用配電線単相3線式の回路構成で、系統連系用配電線が単相2線式の回路構成であると、商業用配電線のU相線に系統連系用配電線のU相線が接続され、また商業用配電線のV相線に系統連系用配電線のV相線が接続される。また、コージェネレーションシステムはシステム制御手段を含み、このシステム制御手段は、発電機から系統連系インバータ及び系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力を制御する。
【0003】
このようなコージェネレーションシステムにおいては、コージェネレーションシステムの発電機からの電流が商業用電源側に逆潮しないように制御することが行われており、このような制御を行う場合、商業用配電線のU相線及びV相線にそれぞれ電流検出手段が配設され、これら電流検出手段がU相線及びV相線を流れる電流を検出して電流の逆潮が発生しているかを検知している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この商業用配電線に配設される電流検出手段は、正しく接続した(プラスとマイナスとを正しく接続した)ときには、商業用配電線(U相線、V相線)を流れる電流の方向を正しく検知することができる。しかし、この電流検出手段を誤接続した(プラスとマイナスとを逆に接続した)ときには、商業用配電線を流れる電流の方向を反対方向に検知するようになり、特に、コージェネレーションシステムにおいては、誤接続によって電流検出手段が配電線を流れる電流の方向を逆に検知することは重大な接続ミスとなり、商業用電源からの電流が正常に流れているにも拘わらず、この電流検出手段は電流の逆潮を検知し、システム制御手段は、誤った逆潮検知によって系統連系インバータの出力電力を制御するようになり、コージェネレーションシステムを正常に運転できなくなる。このようなことから、商業用配電線に配設される電流検出手段の誤接続を簡単に診断できる診断装置の実現が望まれていた。
【0005】
また、商業用配電線に配設された電流検出手段からの検出信号はシステム制御手段に送給され、システム制御手段はかかる電流検出手段からの検出信号を利用して系統連系インバータの出力電力を制御している。このとき、商業用配電線のU相線に配設された電流検出手段からの検出信号はシステム制御手段のU相側の入力部に、またそのV相線に配設された電流検出手段からの検出信号はシステム制御手段のV相側の入力部に入力される。しかし、電気的接続の誤りにより電流検出手段からの検出信号が誤入力されると、システム制御手段による系統連系インバータの出力電力の制御が所要の通りに行われず、コージェネレーションシステムを正常に運転することができなくなる。このようなことから、商業用配電線に配設された電流検出手段からの検出信号がシステム制御手段に正しく入力されているかを簡単に診断できる診断装置の実現が望まれていた。
【0006】
本発明の目的は、商業用配電線に配設される電流検出器の誤接続を簡単に診断することができるコージェネレーションシステムの診断装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、商業用配電線に配設される電流検出器からの検出信号の誤入力を簡単に診断することができるコージェネレーションシステムの診断装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コージェネレーション用発電機と、前記発電機からの電力を系統連系用配電線を介して商業用電源からの商業用配電線に連系するための系統連系インバータと、前記商業用配電線を流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の検出電流を利用して前記発電機から前記系統連系インバータ及び前記系統連系用配電線を介して前記商業用配電線に送給される電力を制御するためのシステム制御手段と、を具備し、前記システム制御手段は、前記発電機の運転を停止した状態において、前記電流検出器の検出電流に基づいて前記電流検出器の接続状態を診断し、前記電流検出器の検出電流の流れ方向が順方向であると、前記電流検出器の検出値をそのまま検出電流値と設定し、前記電流検出器の検出電流の流れ方向が逆方向であると、前記電流検出器の検出値を反転させて検出電流値と設定することを特徴とするコージェネレーションシステムの診断装置である。
【0008】
本発明に従えば、商業用電源からの電力を送給する商業用配電線に電流検出器が設けられ、システム制御手段は、この電流検出器の検出電流を利用して、発電機から系統連系インバータ及び系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力を制御する。発電機の運転を停止した状態においては、商業用電源からの電力が商業用配電線を介して電力負荷に送給され、従って、この状態における電流の流れ方向を利用することによって、商業用配電線に配設された電流検出器の接続状態を診断することができる。即ち、発電機の運転を停止した状態において、電流検出器の電流が順方向(商業用電源から電力負荷の方向)に流れているときには、この電流検出器の接続状態は正しいので、コージェネレーションシステムを制御するシステム制御手段は、電流検出器の検出値をそのまま検出電流値と設定する。一方、電流検出器の検出電流が逆方向(電力負荷から商業用電源の方向)に流れていると、この電流検出器の接続状態が正しくなく、システム制御手段は、検出検出器の検出値を反転させて検出電流値と設定する。換言すると、このとき、電流検出器の検出電流値はマイナスの値となるので、このマイナスの値をプラスの値にして検出電流値とする。このように電流検出器を流れる電流の方向を調べることによって、電流検出器の接続状態を診断する。また、誤接続の場合であっても、システム制御手段側で自動的に対応し、電流検出器の接続をやり直す必要がなくなる。尚、この電流検出器は、商業用電源からの電力を送給する商業用配電線が例えば単相3線式回路構成から構成される場合、電流検出器は、例えば一対の電流検出手段から構成され、かかる電流検出手段が商業用配電線のU相線及びV相線に配設される。
【0010】
また、本発明は、コージェネレーション用発電機と、前記発電機からの電力を系統連系用配電線を介して商業用電源からの商業用配電線に連系するための系統連系インバータと、前記商業用配電線を流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の検出電流を利用して前記発電機から前記系統連系インバータ及び前記系統連系用配電線を介して前記商業用配電線に送給される電力を制御するためのシステム制御手段と、を具備し、前記商業用配電線は単相3線式回路構成であり、前記電流検出器は第1及び第2電流検出手段から構成され、前記商業用配電線のU相線に前記第1電流検出手段が配設され、前記商業用配電線のV相線に前記第2電流検出手段が配設されており、
前記システム制御手段は、前記発電機を運転した状態において、前記系統連系インバータの出力を変動させることによって、前記系統連系用配電線のU相線から前記商業用配電線の前記U相線に送給される電力及び前記系統連系用配電線のV相線から前記商業用配電線の前記V相線に送給される電力を変動させて、前記電流検出器と前記システム制御手段との接続状態を診断し、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定をその状態に設定維持する一方、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段の前記V相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段の前記U相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定を反対に設定することを特徴とするコージェネレーションシステムの診断装置である。
【0011】
本発明に従えば、商業用電源からの電力を送給する商業用配電線に電流検出器が設けられ、システム制御手段は、この電流検出器の検出電流を利用して、発電機から系統連系インバータ及び系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力を制御する。また、商業用配電線が単相3線式回路構成から構成され、電流検出器は第1及び第2電流検出手段から構成され、第1電流検出手段は商業用配電線のU相線に配設され、第2電流検出器は商業用配電線のV相線に配設される。発電機を運転した状態においては、商業用電源からの電力が商業用配電線を介して電力負荷に送給されるとともに、発電機からの電力が系統連系インバータ、系統連系用配電線及び商業用配電線を介してこの電力負荷に送給される。この運転状態において、系統連系インバータの出力を変動させることによって、系統連系用配電線のU相線及びV相線から送給される電力を変動させ、この電力変動に伴う第1及び第2電流検出手段の検出電流の同調関係によって、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態を診断する。即ち、発電機の運転状態において、系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力が大きくなる(又は小さくなる)と、商業用電源から電力負荷に送給される電力が少なく(又は多く)なり、これによって商業用配電線を流れる電流が小さく(又は大きく)なる。このように系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系用配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態が正しく、システム制御手段はこの接続状態の設定を維持する。一方、系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系用配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、第1電流検出手段の検出信号がシステム制御手段のV相線側入力部に入力され、第2電流検出手段の検出信号がシステム制御手段のU相線入力部に入力されており、従って、それらの接続設定を反対にすることによって、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態を正しく設定することができる。このようにすることによって、誤接続が生じた場合であっても、システム制御手段側で自動的に対応し、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続をやり直す必要がなくなる。
【0014】
また、本発明は、コージェネレーション用発電機と、前記発電機からの電力を系統連系用配電線を介して商業用電源からの商業用配電線に連系するための系統連系インバータと、前記商業用配電線を流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の検出電流を利用して前記発電機から前記系統連系インバータ及び前記系統連系用配電線を介して前記商業用配電線に送給される電力を制御するためのシステム制御手段と、を具備し、前記商業用配電線は単相3線式回路構成であり、前記電流検出器は第1及び第2電流検出手段から構成され、前記商業用配電線のU相線に前記第1電流検出手段が配設され、前記商業用配電線のV相線に前記第2電流検出手段が配設され、また前記系統連系インバータの出力側には電気ヒータ手段が電気的に接続されており、
前記システム制御手段は、前記発電機を運転した状態において、前記電気ヒータ手段を作動、作動停止することによって、前記系統連系用配電線のU相線から前記商業用配電線の前記U相線に送給される電力及び前記系統連系用配電線のV相線から前記商業用配電線の前記V相線に送給される電力を変動させて、前記電流検出器と前記システム制御手段との接続状態を診断し、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定をその状態に設定維持する一方、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段の前記V相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段の前記U相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定を反対に設定することを特徴とするコージェネレーションシステムの診断装置である。
【0015】
本発明に従えば、商業用電源からの電力を送給する商業用配電線に電流検出器が設けられ、システム制御手段は、この電流検出器の検出電流を利用して、発電機から系統連系インバータ及び系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力を制御する。また、商業用配電線が単相3線式回路構成から構成され、電流検出器は第1及び第2電流検出手段から構成され、第1電流検出手段は商業用配電線のU相線に配設され、第2電流検出器は商業用配電線のV相線に配設される。発電機を運転した状態においては、商業用電源からの電力が商業用配電線を介して電力負荷に送給されるとともに、発電機からの電力が系統連系インバータ、系統連系用配電線及び商業用配電線を介してこの電力負荷に送給される。この運転状態において、系統連系インバータの出力側に接続された電気ヒータ手段を作動、作動停止することによって、系統連系用配電線のU相線及びV相線から送給される電力を変動させ、この電力変動に伴う第1及び第2電流検出手段の検出電流の同調関係によって、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態を診断する。即ち、電気ヒータが作動したときには、系統連系インバータからの電力の一部が電気ヒータに送給されて消費され、系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力は小さくなる一方、電気ヒータの作動が停止したときには、系統インバータからの電力が全て商業用配電線に送給され、この商業用配電線に送給される電力が大きくなり、このように商業用配電線に送給される電力を変動させることによって、電流検出器とシステム制御手段との接続状態を診断する。発電機の運転状態において、系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力が大きくなる(又は小さくなる)と、商業用電源から電力負荷に送給される電力が少なく(又は多く)なり、これによって商業用配電線を流れる電流が小さく(又は大きく)なる。このように系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系用配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態が正しく、システム制御手段はこの接続状態の設定を維持する。一方、系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系用配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、第1電流検出手段の検出信号がシステム制御手段のV相線側入力部に入力され、第2電流検出手段の検出信号がシステム制御手段のU相線入力部に入力されており、従って、それらの接続設定を反対にすることによって、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態を正しく設定することができる。このようにすることによって、誤接続が生じた場合であっても、システム制御手段側で自動的に対応し、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続をやり直す必要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従うコージェネレーションシステムの診断装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明に従う診断装置の一実施形態を装備したコージェネレーションシステムを示す簡略図であり、図2は、図1のコージェネレーションシステムシステムの回路構成を簡略的に示すブロック回路図であり、図3は、図1のコージェネレーションシステムの制御系を示すブロック図であり、図4は、図1のコージェネレーションシステムの診断装置による診断の流れを示すフローチャートである。
【0018】
図示のコージェネレーションシステムは、エンジン2により駆動される発電機4を含む発電装置6と、エンジン2の冷却水から排出される熱を温水のかたちで貯留する貯湯装置8とを備え、貯湯装置8は温水を貯える貯湯タンク10を含んでいる。エンジン2はガスエンジン、ディーゼルエンジンなどであり、このようなエンジン2に代えて、燃料電池等を用いることもできる。発電機4の出力側には系統連系インバータ12が設けられている。系統連系インバータ12は、発電機4の発電電力を商業用電源14から供給される商用電力と同じ電圧及び同じ周波数にするものである。商業用電源14は、例えば単相3線式100Vであり、商業用配電線16を介して電力負荷18、即ち、テレビ、冷蔵庫、洗濯機等の各種電気機器に電気的に接続される。系統連系インバータ12は、コージェネ用スイッチ20を備えた系統連系用配電線22を介して商業用配電線16に電気的に接続され、このスイッチ20が閉状態のときに、発電機4にて発生した発電電力が系統連系インバータ12、系統連系用配電線22及びコージェネ用スイッチ20を介して商業用配電線16に送給される。
【0019】
貯湯装置8は、温水を循環させるための温水循環流路24を備えており、温水循環流路24の一端側が貯湯タンク10の底部に接続され、温水循環流路24の他端側が貯湯タンク10の上部に接続され、貯湯タンク10内の温水はこの温水循環流路24を通して循環される。また、この温水循環流路24には、温水を循環させるための循環ポンプ26が配設されている。更に、貯湯タンク10内に電気ヒータ手段28が設けられ、この電気ヒータ手段28は、ヒータスイッチ手段30を介して系統連系インバータ12の出力側に電気的に接続されている。この電気ヒータ手段28は、貯湯タンク10内の温水を加熱する。電気ヒータ手段28及びヒータスイッチ手段30については、後に詳述する。
【0020】
温水循環流路24に関連して、熱交換器32が配設されている。熱交換器32は、エンジン2のラジエタ34からの冷却水を循環させるための冷却水循環流路36を流れる冷却水と温水循環流路24を流れる温水との間で熱交換を行うもので、エンジン2からの冷却水によって温水循環流路24を流れる温水を加熱する。この冷却水循環流路36には、冷却水を循環させるための循環ポンプ38が配設されている。尚、この実施形態形態では、貯湯タンク10に電気ヒータ手段28を配設しているが、このような構成に代えて、電気ヒータ手段28を冷却水循環流路36に配設し、この冷却水循環流路36を流れる冷却水を加熱するようにしてもよい。
【0021】
貯湯タンク10には、水を供給するための水供給流路を構成する給水ライン40が接続されている。給水ライン40の一端側は、貯湯タンク10の底部に接続され、その他端側は、水道管の如き水供給源(図示せ)に接続される。この給水ライン40には減圧逆止弁42が配設され、貯湯タンク10から給水ライン40側に温水が逆流するのを防止する。
【0022】
この貯湯タンク10には、更に、温水を供給する温水供給流路を構成する給湯ライン44が接続されている。給湯ライン44の一端側は貯湯タンク10の上部に接続され、その他端側には、1個又は複数個のカラン(図示せず)が接続され、カランを開栓すると、貯湯タンク10内の温水が給湯ライン44を通して出湯する。
【0023】
次に、図1とともに図2を参照して、図示のコージェネレーションシステムにおける回路構成について説明すると、この実施形態では、商業用電源14からの商業用配電線16は単相3線式の回路構成であり、U相線46、V相線48及び中性線50(O相線)から構成され、U相線46と中性線50との間に例えば100Vの電位差があり、V相線48と中性線50との間に例えば100Vの電位差があり、またU相線46とV相線48との間に例えば200Vの電位差がある。このような単相3線式の配電線16の回路構成では、電力負荷18は、その一部18AについてはU相線46と中性線50との間に接続された構成となり、またその残部18BについてはV相線48と中性線50との間に接続された構成となる。
【0024】
この配電線16には、商業用電源14と電力負荷18(18A,18B)との間に主幹ブレーカ52が配設される。この主幹ブレーカ52は、例えば、所謂3P3E型のものであり、V相線46、V相線48及中性線50にそれぞれその引きはずし素子(図示せず)が配設され、これら引きはずし素子は、U相線46、V相線48及び中性線50を流れる電流を検知し、U相線46、V相線48及び中性線50を流れる電流が定格電流、例えば50Aを超えると、主幹ブレーカ52が商業用配電線16の電気的接続を強制的に遮断する。
【0025】
この実施形態では、コージェネレーションシステムの発電機4からの系統連系用配電線22は単相2線式のものであり、この配電線22のU相線52が商業用配電線16のU相線46に連結され、この配電線22のV相線54が商業用配電線16のV相線48に連結される。そして、系統連系用配電線22が単相2線式であることに関連して、電気ヒータ手段28は、系統連系用配電線22のU相線52に接続されるU相ヒータ手段56及び系統連系用配電線22のV相線54に接続されるV相ヒータ手段58から構成され、U相及びV相ヒータ手段56,58は、それぞれ、3個のヒータ、即ち第1ヒータ60a,62a、第2ヒータ60b,62b及び第3ヒータ60c,62cから構成されている。第1ヒータ60a,62a、第2ヒータ60b,62b及び第3ヒータ60c,62cは、相互に消費電力が相違し、第1ヒータ60a,62aは例えば100Wのもの、第2ヒータ60b,62bは例えば200Wのもの、また第3ヒータ60c,62cは例えば300Wのものから構成される。
【0026】
電気ヒータ手段28の上述した構成に関連して、ヒータスイッチ手段30は、U相ヒータ手段56の作動をオン・オフするためのU相ヒータスイッチ64と、V相ヒータ手段58の作動をオン・オフさせるためのV相ヒータスイッチ66から構成され、このU相ヒータスイッチ64は、U相ヒータ手段56の第1〜第3ヒータ60a,60b,60cをオン・オフさせるための第1〜第3スイッチ68a,68b,68cを有し、またV相ヒータスイッチ66は、V相ヒータ手段58の第1〜第3ヒータ62a,62b,62cをオン・オフさせるための第1〜第3スイッチ70a,70b,70cを有している。従って、U相ヒータスイッチ64の第1(又は第2、第3)スイッチ68a(又は68b,68c)が閉になると、U相ヒータ手段56の第1(又は第2、第3)ヒータ60a(又は60b,60c)が付勢されて貯湯タンク10内の温水が加熱される。また、V相ヒータスイッチ66の第1(又は第2、第3)スイッチ70a(又は70b,70c)が閉になると、V相ヒータ手段58の第1(又は第2、第3)ヒータ62a(又は62b,62c)が付勢されて貯湯タンク10内の温水が加熱される。尚、この実施形態では、U相及びV相ヒータ手段56,58を3個のヒータから構成しているが、1個又は2個、或いは4個以上のヒータから構成するようにしてもよい。
【0027】
このコージェネレーションシステムは、更に、システム全体を作動制御するためのシステム制御手段72を備え、このシステム制御手段72が、例えばシステム制御装置(図示せず)に内蔵される。図3を参照して、システム制御手段72は、例えばマイクロプロセッサから構成され、この実施形態では、系統連系インバータ12、コージェネ用スイッチ20、ヒータスイッチ手段30等を作動制御するための作動制御手段74と、後述する如くコージェネレーションシステムを診断運転するための診断制御手段76と、後述する診断運転において誤接続かを判定する異常判定手段78と、異常状態のときに異常信号を生成する異常信号生成手段80と、電流信号を反転させるための電流反転手段82と、後述する電流検出器の接続状態を設定するための接続設定手段84と、を含んでいる。
【0028】
この実施形態では、システム制御手段72は、電流の逆潮が生じない(即ち、電力負荷18側から商業用電源14側に電流が流れない)ように例えばヒータスイッチ手段30を切換制御し、このように制御するために、電流の逆潮を検知するための電流検出器86が商業用配電線16に配設されている。この形態では、商業用配電線16が単相3線式の回路構成であることに関連して、電流検出器86は第1及び第2電流検出手段88,90から構成され、第1電流検出手段88が商業用配電線16のU相線52に配設され、第2電流検出手段90が商業用配電線16のV相線54に配設されている。第1電流検出手段88はU相線46を流れる電流を検出し、また第2電流検出手段90はV相線48を流れる電流を検出し、第1及び第2電流検出手段88,90からの検出信号はシステム制御手段72に送給される。
【0029】
このコージェネレーションシステムにおいては、エンジン2に供給する燃料供給量を調整する流量制御弁92を備えている。発電機4の発電出力はエンジン2の出力と密接に関係しており、流量制御弁92により燃料供給量を制御することによって、エンジン2の出力を制御し、これによって発電機4の発電電力を制御することができる。また、電流検出器86に関する誤接続を知らせるための警報手段94が設けられている。警報手段94は、例えば警報ランプ、警報ブザー等から構成される。
【0030】
上述したコージェネレーションシステムの診断運転は、例えば、次のようにして行われる。主として図2〜図4を参照して、上述したコージェネレーションシステムにおける診断運転について説明する。システム制御手段72の診断制御手段76による診断運転においては、発電装置6の運転、即ちエンジン2の運転を停止し(ステップS1)、この運転の停止状態において、電力負荷18を入れる(ステップS2)。このとき、電力負荷38の全てを入れる必要はなく、その一部の負荷を入れればよい。
【0031】
そして、この電力負荷38の入力状態において、第1電流検出手段88により商業用配電線16のU相線46の電流を検出する。かくすると、第1電流検出手段88の検出信号がシステム制御手段72に送給され、システム制御手段72は、この検出信号に基づいて第1電流検出手段88の接続状態を診断する(ステップS4)。即ち、システム制御手段72の異常判定手段78は、第1電流検出手段88からの検出信号の電流値がプラスであるかマイナスであるかを判別し、電流値がプラスである場合、第1電流検出手段88が正しく接続されているとしてステップS4からステップ5に進むが、この電流値がマイナスである場合、異常判定手段78は誤接続と判定し、電流反転手段82は、第1電流検出手段88の検出電流値を反転し、換言すると、マイナスの値である電流値をプラスの値に反転させ(ステップS6)、以後、システム制御手段72では、反転された電流値でもって信号処理する。発電装置6が運転停止する状態では、電流の逆潮は発生せず、第1電流検出手段88の検出電流値がマイナスになることはその接続状態が反対になっており(即ち、プラスとマイナスとを逆に接続されている)、それ故に、電流反転手段82によって第1電流検出手段88の検出電流値を反転させるものであり、このように反転させることによって、第1電流検出手段88の接続状態を正しく直す必要はなく、信号処理によって自動的に正しい状態に直すことができる。
【0032】
ステップS4からステップS5に、又はステップS4からステップS6を経てステップS5に進むと、次は、第2電流検出手段90の接続状態の診断が行われ、この診断は第1電流検出手段88と同様にして行われる。即ち、第2電流検出手段90は商業用配電線16のV相線48の電流を検出し、この検出信号がシステム制御手段72に送給され、システム制御手段72は、この検出信号に基づいて第2電流検出手段90の接続状態を診断する(ステップS7)。異常判定手段78は、第2電流検出手段90からの検出信号の電流値がプラスであるかマイナスであるかを判別し、電流値がプラスである場合、ステップS7からステップ8に進むが、この電流値がマイナスである場合、異常判定手段78は誤接続と判定し、電流反転手段82は、第2電流検出手段90の検出電流値を反転し、換言すると、マイナスの値である電流値をプラスの値に反転させ(ステップS9)、以後、システム制御手段72では、反転された電流値でもって信号処理する。
【0033】
上述したようにして第1及び第2電流検出手段88,90の接続状態の診断が終了してステップS8に進むと、発電装置6の運転が開始され、この運転状態において、系統連系インバータ12のU相線52への出力電力が変動される(ステップS10)。このインバータ12の出力電力の変動は、例えばシステム制御手段72により流量制御弁92を制御してエンジン2に供給される燃料供給量を制御することによって行うことができ、例えば、燃料供給量を多くする(又は少なくする)と、エンジン2の出力が増大(又は低下)して発電機4の発電出力が上昇し(又は低下し)、インバータ12の出力電力は大きくなる(又は小さくなる)。
【0034】
そして、インバータ12の出力電力をかく変動させて、第1電流検出手段88とシステム制御手段72との接続状態が診断される。即ち、システム制御手段72の異常判定手段78は、系統連系インバータ12の出力電力の変動に同期してシステム制御手段72のU相線入力部の電流が変動するか、即ち、図2から理解される如く、インバータ12の出力電力が大きく(又は小さく)なると第1電流検出手段88の検出電流値が下がり(又は上がり)、これによって、システム制御手段72のU相線入力部の電流値が下がる(又は上がる)かを判定し(ステップS11)、システム制御手段72のU相入力部の電流が同期して変動すると、第1電流検出手段88とシステム制御手段72とが正しく接続され、第1電流検出手段88からの検出信号がシステム制御手段72のU相線側入力部に入力しており、従って、接続設定手段84は、そのU相線入力部を第1電流検出手段88からの入力部と設定し(ステップS12)、その後、ステップS13に進む。
【0035】
一方、インバータ12の出力電力を変動させてもこのU相線入力部の電流同期して変動しないときにはステップS14に移り、次に、異常判定手段78は、系統連系インバータ12の上述した出力電力の変動に同期してシステム制御手段72のV相線入力部の電流が変動するかを判定し(ステップS14)、このV相線入力部の電流が同期して変動すると、異常判定手段78は第1電流検出手段88とシステム制御手段72との接続状態が正しくないと判定し、接続設定手段84はV相線入力部を第1電流検出手段88からの入力部入力と、当初の接続設定と反対にし(ステップS15)、以後、システム制御手段72では、かく接続設定された電流値でもって信号処理する。インバータ12のU相線52への出力電力を変動したにも拘わらず、システム制御手段72のV相線入力部の電流が同期して変動するということは、第2電流検出手段90の検出信号がシステム制御手段72のU相線側入力部に入力されており、それ故に、接続設定手段84によって、このV相線入力部を第1電流検出手段88の入力部として設定するものであり、このように接続設定することによって、接続状態を正しく直す必要はなく、自動的に正しい接続状態に修正すことができる。
【0036】
尚、インバータ12の出力電力を上述した如く変動させてもシステム制御手段72のU相線及びV相線入力部の電流が同期して変動しないときにはステップS16に移り、異常判定手段78は、第1電流検出手段88とシステム制御手段72とが接続されていない等の接続異常があるとして異常信号を生成し、この異常信号に基づいて警報手段94が作動し(ステップS17)、この警報手段94は異常であることを知らせる。
【0037】
上述したようにしてステップS12に進むと、次に、系統連系インバータ12のV相線54への出力電力が変動される。このインバータ12の出力電力の変動は、上述したと同様に行われる。そして、インバータ12の出力電力をかく変動させて、第2電流検出手段90とシステム制御手段72との接続状態が診断される。即ち、システム制御手段72の異常判定手段78は、系統連系インバータ12の出力電力の変動に同期してシステム制御手段72のV相線入力部の電流が変動するかを判定し(ステップS18)、システム制御手段72のV相入力部の電流が同期して変動すると、第2電流検出手段90とシステム制御手段72とが正しく接続され、第2電流検出手段90からの検出信号がシステム制御手段72のV相線側入力部に入力しており、従って、接続設定手段84は、そのV相線入力部を第2電流検出手段90からの入力部と設定する(ステップS19)。
【0038】
一方、インバータ12の出力電力を変動させてもこのV相線入力部の電流同期して変動しないときにはステップS20に移り、次に、異常判定手段78は、系統連系インバータ12の上述した出力電力の変動に同期してシステム制御手段72のU相線入力部の電流が変動するかを判定し、このU相線入力部の電流が同期して変動すると、異常判定手段78は第2電流検出手段90とシステム制御手段72との接続状態が正しくないと判定し、接続設定手段84はU相線入力部を第2電流検出手段90からの入力部と、当初の接続設定と反対に設定し(ステップS21)、以後、システム制御手段72では、かく接続設定された電流値でもって信号処理する。
【0039】
尚、インバータ12の出力電力を上述した如く変動させてもシステム制御手段72のU相線入力部及びV相線入力部の電流が同期して変動しないときには、上述したと同様に、ステップS16に移り、異常判定手段78が異常信号を生成し、この異常信号に基づいて警報手段94が作動する(ステップS17)。
このコージェネレーションシステムの診断装置においては、上述したように、第1及び第2電流検出手段88,90の接続状態と、これら電流検出手段88,90とシステム制御手段72との接続状態とを自動的に診断することができ、また誤接続であっても、所要の通りに処理できるようにそれらの接続状態を自動的に修正することができる。尚、この実施形態では、第1及び第2電流検出手段88,90の接続状態と、これら電流検出手段88,90とシステム制御手段72との接続状態との双方を診断しているが、これら双方の診断を必ず行う必要はなく、これらの診断のいずれか一方を行うようにしても所要の効果が達成される。
【0040】
上述した実施形態では、第1及び第2電流検出手段88,90が誤接続である場合、それらの接続状態が自動的に正しい状態に修正されるように構成されているが、このような構成に代えて、例えば、警報手段が誤接続の警報を発し、作業者が正しい接続状態になるように手作業で接続し直すようにしてもよい。この場合の診断の流れは、例えば、図5に示す通りとなる。
【0041】
図5において、発電装置6の運転を停止し(ステップS31)、この運転の停止状態において、電力負荷18を入れ(ステップS32)、この電力負荷38の入力状態において、第1電流検出手段88により商業用配電線16のU相線46の電流を検出し、この第1電流検出手段88の検出信号に基づいて第1電流検出手段88の接続状態を診断する(ステップS34)。この場合、システム制御手段72の異常判定手段78は、第1電流検出手段88からの検出信号の電流値がプラスであるかマイナスであるかを判別し、電流値がプラスであるときには、第1電流検出手段88が正しく接続されているとしてステップS34からステップ39に進むが、この電流値がマイナスであるときには、異常判定手段78は誤接続と判定し、異常信号生成手段80が異常信号を生成し(ステップS35)、警報手段94が作動して、第1電流検出手段88が誤接続であることを知らせる(ステップS36)。そして、作業者が第1電流検出手段88の接続状態を正しく直すと、ステップS37からステップS38に進み、警報手段94の作動が停止し、このようにして第1電流検出手段88の診断が終了する。
【0042】
このようにしてステップS39に進むと、次に、第2電流検出手段90の接続状態の診断が行われ、ステップS39〜ステップS44によって行われる第2電流検出手段90の接続状態の診断は、上述したステップS33〜ステップS38により行われる第1電流検出手段88の接続状態の診断と同様に行われる。このようにしても、第1及び第2電流検出手段88,90の接続状態を診断することができる。
【0043】
また、上述した実施形態では、第1及び第2電流検出手段88,90とシステム制御手段72とが誤接続である場合、それらの接続状態が自動的に正しい状態に修正されるように構成されているが、このような構成に代えて、第1及び第2電流検出手段88,90の接続状態と同様に、警報手段が誤接続の警報を発し、作業者が正しい接続状態になるように手作業で接続し直すようにしてもよい。
【0044】
以上、本発明に従うコージェネレーションシステムの診断装置の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の実施形態では、第1及び第2電流検出手段88,90とシステム制御手段72との接続状態を診断するのに、系統連系インバータ12のU相線52及びV相線54への出力電力を変動させて系統連系用配電線22から商業用配電線16に送給される発電電力を変動しているが、このような構成に代えて、U相ヒータ手段56(第1〜第3ヒータ60a,60b,60cの少なくともいずれか一個又は2個以上)及びV相ヒータ手段58(第1〜第3ヒータ62a,62b,62cの少なくともいずれか1個又は2個以上)を作動、作動停止させて、系統連系用配電線22から商業用配電線16に送給される発電電力を変動するようにしてもよい。
【0045】
また、図示の実施形態では、商業用配電線16が単相3線式の回路構成であるコージェネレーションシステムに適用して説明したが、これに限定されるものではなく、商業用配電線16が3相3線式の回路構成であるコージェネレーションシステムにも同様に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の請求項1のコージェネレーションシステムの診断装置によれば、発電機の運転停止状態における電流の流れ方向を利用することによって、商業用配電線に配設された電流検出器の接続状態を診断することができる。電流検出器の接続状態が正しいときには電流検出器の検出値をそのまま検出電流値と設定し、この電流検出器の接続状態が正しくないときには、検出検出器の検出値を反転させて検出電流値と設定するので、誤接続の場合であっても、システム制御手段側で自動的に対応することができる。
【0048】
また、本発明の請求項2のコージェネレーションシステムの診断装置によれば、発電機を運転した状態において、系統連系インバータの出力を変動させることにより、系統連系インバータ及び系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力を変動することによって、電流検出器を流れる電流が変動し、この電流検出器の電流変動を利用することによって、商業用配電線に配設された電流検出器とシステム制御手段との接続状態を診断することができる。系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、システム制御手段はこの接続状態の設定を維持する一方、系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態を反対に設定するので、これらの間に誤接続が生じた場合であっても、システム制御手段側で自動的に対応することができる。
【0049】
また、本発明の請求項3のコージェネレーションシステムの診断装置によれば、発電機を運転した状態において、電気ヒータ手段を作動、作動停止することにより、系統連系インバータ及び系統連系用配電線を介して商業用配電線に送給される電力を変動することによって、電流検出器を流れる電流が変動し、この電流検出器の電流変動を利用することによって、商業用配電線に配設された電流検出器とシステム制御手段との接続状態を診断することができる。系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、システム制御手段はこの接続状態の設定を維持する一方、系統連系用配電線のU相線から送給される電力を変動させたときに、システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、系統連系配電線のV相線から送給される電力を変動したときに、システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、第1及び第2電流検出手段とシステム制御手段との接続状態を反対に設定するので、これらの間に誤接続が生じた場合であっても、システム制御手段側で自動的に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う診断装置の一実施形態を装備したコージェネレーションシステムを示す簡略図である。
【図2】図1のコージェネレーションシステムシステムの回路構成を簡略的に示すブロック回路図である。
【図3】図1のコージェネレーションシステムの制御系を示すブロック図である。
【図4】図1のコージェネレーションシステムの診断装置による診断の流れを示すフローチャートである。
【図5】第1及び第2電流検出手段の接続状態を診断する他の診断方法の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 エンジン
4 発電機
6 発電装置
8 貯湯装置
12 系統連系インバータ
14 商業用電源
16 商業用配電線
18,18A,18B 電力負荷
22 系統連系用配電線
28 電気ヒータ手段
30 スイッチ手段
72 システム制御手段
74 作動制御手段
76 診断制御手段
78 異常判定手段
82 電流反転手段
84 接続設定手段
86 電流検出器
88,90 電流検出手段

Claims (3)

  1. コージェネレーション用発電機と、前記発電機からの電力を系統連系用配電線を介して商業用電源からの商業用配電線に連系するための系統連系インバータと、前記商業用配電線を流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の検出電流を利用して前記発電機から前記系統連系インバータ及び前記系統連系用配電線を介して前記商業用配電線に送給される電力を制御するためのシステム制御手段と、を具備し、前記システム制御手段は、前記発電機の運転を停止した状態において、前記電流検出器の検出電流に基づいて前記電流検出器の接続状態を診断し、前記電流検出器の検出電流の流れ方向が順方向であると、前記電流検出器の検出値をそのまま検出電流値と設定し、前記電流検出器の検出電流の流れ方向が逆方向であると、前記電流検出器の検出値を反転させて検出電流値と設定することを特徴とするコージェネレーションシステムの診断装置。
  2. コージェネレーション用発電機と、前記発電機からの電力を系統連系用配電線を介して商業用電源からの商業用配電線に連系するための系統連系インバータと、前記商業用配電線を流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の検出電流を利用して前記発電機から前記系統連系インバータ及び前記系統連系用配電線を介して前記商業用配電線に送給される電力を制御するためのシステム制御手段と、を具備し、前記商業用配電線は単相3線式回路構成であり、前記電流検出器は第1及び第2電流検出手段から構成され、前記商業用配電線のU相線に前記第1電流検出手段が配設され、前記商業用配電線のV相線に前記第2電流検出手段が配設されており、
    前記システム制御手段は、前記発電機を運転した状態において、前記系統連系インバータの出力を変動させることによって、前記系統連系用配電線のU相線から前記商業用配電線の前記U相線に送給される電力及び前記系統連系用配電線のV相線から前記商業用配電線の前記V相線に送給される電力を変動させて、前記電流検出器と前記システム制御手段との接続状態を診断し、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定をその状態に設定維持する一方、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段の前記V相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段の前記U相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定を反対に設定することを特徴とするコージェネレーションシステムの診断装置。
  3. コージェネレーション用発電機と、前記発電機からの電力を系統連系用配電線を介して商業用電源からの商業用配電線に連系するための系統連系インバータと、前記商業用配電線を流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の検出電流を利用して前記発電機から前記系統連系インバータ及び前記系統連系用配電線を介して前記商業用配電線に送給される電力を制御するためのシステム制御手段と、を具備し、前記商業用配電線は単相3線式回路構成であり、前記電流検出器は第1及び第2電流検出手段から構成され、前記商業用配電線のU相線に前記第1電流検出手段が配設され、前記商業用配電線のV相線に前記第2電流検出手段が配設され、また前記系統連系インバータの出力側には電気ヒータ手段が電気的に接続されており、
    前記システム制御手段は、前記発電機を運転した状態において、前記電気ヒータ手段を作動、作動停止することによって、前記系統連系用配電線のU相線から前記商業用配電線の前記U相線に送給される電力及び前記系統連系用配電線のV相線から前記商業用配電線の前記V相線に送給される電力を変動させて、前記電流検出器と前記システム制御手段との接続状態を診断し、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段のU相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段のV相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定をその状態に設定維持する一方、前記系統連系用配電線の前記U相線から送給される電力を変動させたときに、前記システム制御手段の前記V相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するとともに、前記系統連系配電線の前記V相線から送給される電力を変動したときに、前記システム制御手段の前記U相線入力部から入力された検出電流がその変動に同調して変動するときには、前記第1及び第2電流検出手段と前記システム制御手段との接続設定を反対に設定することを特徴とするコージェネレーションシステムの診断装置。
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