JP2008219975A - コジェネレーション装置と該コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法 - Google Patents

コジェネレーション装置と該コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単、安価な構成で、電流センサの配線状態を正確に確認することを可能とすると共に、余剰電力をその電力量に対応させて消費することが可能なコジェネレーション装置と該コジェネレーション装置における電流センサの配線確認方法を提供する。
【解決手段】余剰電力消費ヒータ22の消費電力をPWM制御で変化させる消費電力可変手段を有し、消費電力可変手段に外部電源周波数よりも小さな周波数で余剰電力消費ヒータ22をON/OFFさせると共に、電流センサ16におけるU相、V相との配線状態確認状況に応じ、余剰電力消費ヒータ22のON/OFF周波数を変化させ、電流センサ16の検出した電流量から電流センサ16における前記U相、V相の配線状態を確認するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、コジェネレーション装置と該コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法に係り、特に、外部電源と電力使用装置とに接続されて、発電手段と、該発電手段の余剰電力を消費する余剰電力消費手段と、外部電源の電流量を検出して発電手段の余剰電力を余剰電力消費手段で消費させ、逆潮流を防止するための電流検出手段とを備え、該電流検出手段の配線接続状況を正確に確認できるようにした、コジェネレーション装置と該コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法に関するものである。
最近のコジェネレーション装置は、天然ガスなどの比較的クリーンなエネルギーを用いるエンジンを用いて発電機を駆動し、低出力で運転すると効率が低下するため、稼働時には例えば1KWなどの定格で運転すると共に、家庭内の電力使用装置の負荷の時間的な変動に対応させ、商用系統と連系しながら給電と給湯を行えるようにしている。
このようなコジェネレーション装置は例えば特許文献1に、商用系統に電流センサを、電力使用装置側に蓄電手段と余剰電力消費ヒータとを設け、電流センサで商用系統の電流量を検出し、家庭内の電力使用装置の使用電力が小さいときに発電機の余剰電力が商用系統に逆潮流しないよう、蓄電手段に電力を蓄電すると共に余剰電力消費ヒータを動作させるように制御しながら通電し、給湯用加熱が行えるようにしたコジェネレーション装置が示されている。
これを図4に基づいて簡単に説明すると、図中50A、50B、50C、……は一般家庭等の電力消費箇所に設けられ電力消費機器、52は発電手段として熱と電力を発生し、複数の電力消費機器50に電力を供給する熱電併給装置で、発電機52gとその発電機52gを駆動するガスエンジン52eとを備えて交流電力を発電するように構成されている。53はコジェネレーションシステムの運転を制御する運転制御部、54は発電機52gの出力電力を商用系統60から供給される電力と同じ電圧と周波数にするためのインバータ、55は複数の電力消費機器50のうちの一部の電力消費機器50に設けられ、発電機52gが発電して余った余剰電力を商用系統60へ逆潮流させないためと、自己が消費する電力を蓄えるための蓄電池、56は余剰電力を蓄電池55に蓄えたり蓄電池55から放電させたりする制御を行う充放電制御部である。
57は熱電併給装置52が発生した電気を、電力消費機器50A、50B、50C、……や蓄電池55への充電によっても使い切れないとき、この余剰電力を使って水を温めたりする電気ヒータで、例えば発電機52gの出力電力1KWと同程度の電力を消費するヒータを用いる。58は余剰電力を蓄電池55に蓄えるために交流を直流に変換する直流電源部、59は蓄電池55への充電状態と蓄電した電力を消費する運転状態とを切り換える充電断続用スイッチ、60は外部電源としての商用系統、61は家庭内に設けられた分電盤、62は商用ライン、63は給電線、64は商用ライン62を流れる電流を計測し、逆潮流が発生するか否かを検出する電流センサ、65はヒータ用分配線、66は電気ヒータ57に供給される電力を調節するためのスイッチング回路、67は冷却水循環路、68は冷却水循環ポンプである。なお、図示はしていないが、冷却水循環路67を通ってガスエンジン52eや電気ヒータ57で温められた温水は、貯湯タンクなどに蓄えられ、暖房端末などに供給されて屋内暖房などに使用される。
そしてこのコジェネレーションシステムでは、ガスエンジン52eによって駆動される発電機52gにより発電された電力は、系統連系用のインバータ54によって電圧と周波数が商用系統60と同じになるよう揃えられ、給電線63に送り出される。一方、ガスエンジン52eの排熱は、冷却水循環ポンプ68から冷却水循環路67を通して送られてくる冷却水を温め、また、発電機52gで発電されて、電力消費機器50A、50B、50C、……で使い切れなかった余剰電力で駆動される電気ヒータ57により温められ、図示していない貯湯タンクに蓄えられたり、暖房端末などに供給されて屋内暖房などに使用される。
そして余剰電力による電気ヒータ57の駆動は、発電機52gの発電電力が商用系統60側に逆潮流しないよう、商用ライン62に流れる電流を測定した電流センサ64からの信号を受けた運転制御部53が、スイッチング回路66を制御して供給電力を調節して行う。
すなわち熱電併給装置52に余剰電力が無いとき、電流センサ64を通して商用系統60からの電流(以下、正方向電流と称する)が検出されるが、熱電併給装置52に余剰電力が生じると、電流センサ64の正方向電流値は検出されなくなる。そのため運転制御部53は、電流センサ64にて検出される正方向電流値が低下する傾向のとき、その正方向電流値が逆潮流防止用の設定下限電流値となるよう、スイッチング回路66を制御するように構成されている。
そしてこのようなコジェネレーションシステムは、一般的に例えば炊事場回りの外に、熱電併給装置52とエンジンの廃熱を利用する給湯ユニット、及びこれら熱電併給装置52や給湯ユニットを制御する運転制御部53などを含む発電・給湯ユニットを設けて行われるが、商用系統60からの電流を検出する電流センサ64は、家庭内の配電盤61のところに設置する関係上、電流センサ64から炊事場回りの外に設置される運転制御部53までの配線が必要になる。
現在一般的に、家庭で用いられる高出力のルームエアコンや伝熱利用の乾燥機、クッキングヒータなどには200Vの機器が使われていることが多いが、こういったコジェネレーション装置に用いる商用系統も、一般的に単相3線200Vが使用される。そのため、この電流センサ64から発電・給湯ユニットにおける運転制御部53での配線は、U相、N相、V相の3線に対応させて3本の配線が必要になるが、この配線を間違え、余剰電力がないにもかかわらず逆潮流を誤検出し、発電ができない不具合が起きることがある。
特開2006−158148号公報
このような問題に対しては、例えばコジェネレーション装置設置時、例えば前記図4に示した特許文献1のコジェネレーション装置に設けられた、商用系統60との連系を行うブレーカ(図示せず)をONし、3線を接続した状態で余剰電力消費用の電気ヒータ57をONすると、U相、V相に接続した電流センサ64の電流が増減することでU相、V相の正逆を確認することができる。また、U相のみ、またはV相のみを接続し、電気ヒータ57をONすることでU相、V相のそれぞれに接続した電流センサ64の電流値の増減により、相順が正しく接続されているかどうかも判断することができる。
しかしながら、このようにして電流センサ64の配線状態を確認する方法でも、誤検出が発生することが判明した。すなわち家庭内には、いろいろな負荷が動いていて、その負荷をON/OFFするタイミングと電流センサ64の配線状態を確認するタイミングが一致すると、本来増加するはずの電流が減少したり、減少するはずの電流が増加したりして正しい判定ができなくなるケースが生じる。
例えば洗浄トイレの便座用ヒータは、前記した余剰電力用の電気ヒータ57と同じ1KW程度のものがあるが、この便座用ヒータは半導体により、PWM(Pulse Width Modulation)スイッチングを行って便座温度を一定としている。また、エアコンもインバータを用いてPWM制御しており、冷蔵庫のコンプレッサが稼動したり停止すると、その都度、大きな電流が流れたり止まったりする。そのため、これらの負荷のスイッチング周期と、配線状態確認のための余剰電力消費用の電気ヒータ57のON/OFFタイミングが一致する、あるいは余剰電力消費用の電気ヒータ57のON後にこういった負荷がONしたりOFFすると、前記したように本来増加するはずの電流が減少したり、減少するはずの電流が増加する、あるいは増減を繰り返すなどの現象が生じ、正しい判定ができなくなる。
また、前記特許文献1に示されたコジェネレーション装置では、余剰電力消費用のヒータ57は交流側に設けられているが、この場合、余剰電力消費用のヒータ57をU相、V相それぞれに設ける必要があり、また、余剰電力を細かく消費するためには、例えば100W刻みに段階的に複数の電気ヒータ57を設け、余剰電力量に応じて対応する電気ヒータ57に通電するなどの処理が必要になる。しかしこのようにした場合でも、100W以下の細かい制御はできないし、それをするためには、さらに細かく段階的にヒータを設ける必要があって、部品数の増大、ひいてはコストの増大に繋がってしまう。
そのため本発明においては、簡単、安価な構成で、商用系統の電流を検出する電流センサの配線状態を正確に確認することを可能とすると共に、余剰電力をその電力量に対応させて消費することが可能なコジェネレーション装置と該コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明になるコジェネレーション装置は、
外部電源と電力使用装置とに接続された発電ユニットを備え、該発電ユニットは発電手段と、該発電手段の余剰電力を消費する余剰電力消費手段と、前記発電手段と余剰電力消費手段とを制御する制御手段とで構成され、前記外部電源はU相、N相、V相からなってU相とV相の電流を測定する電流検知手段が設けられ、前記制御手段は、前記電流検知手段出力に基づいて前記発電手段の発電した余剰電力を前記余剰電力消費手段に消費させるよう制御するコジェネレーション装置において、
前記発電ユニットは、前記余剰電力消費手段の消費電力をPWM(Pulse Width Modulation)制御でデューティ比を変化させる消費電力可変手段を有し、前記制御手段は、該消費電力可変手段に外部電源周波数よりも小さな周波数で前記余剰電力消費手段をON/OFFさせると共に、前記外部電源のU相、V相に設けた電流検知手段の配線状態確認状況に応じて前記余剰電力消費手段のON/OFF周波数を変化させるよう構成され、
前記電流検知手段の検出した電流量から前記U相、V相に設けた電流検知手段と前記発電ユニットとの配線状態を確認する機能を有していることを特徴とする。
そして、前記発電ユニットは、前記発電手段出力を直流に変換する交流直流変換手段と、該交流直流変換手段出力を交流に変換する直流交流変換手段とを有し、前記余剰電力消費手段は、前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間に設けられている。
さらに、前記発電ユニットは、前記直流交流変換手段出力におけるU相、N相、V相の出力を同時に外部電源と連系させる第1のスイッチ手段と、前記U相を前記外部電源と連系させる第2のスイッチ手段と、前記V相を前記外部電源と連系させる第3のスイッチ手段とを有し、前記制御手段は、前記第1のスイッチ手段の投入でU相、V相の配線の正逆確認を、前記第2と第3のスイッチ手段のそれぞれの投入でU相とV相の配線状態確認をおこなう。
また、このコジェネレーション装置における電流検出手段の接続確認方法は、
電力使用装置と外部電源とに接続された発電ユニットを備え、U相、N相、V相からなる前記外部電源におけるU相とV相とに設けた電流検知手段の前記発電ユニットとの配線状態を、前記発電ユニットを構成する発電手段の余剰電力を消費する余剰電力消費手段に通電することで確認する、コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法であって、
前記発電ユニットと外部電源におけるU相、N相、V相を連系させた状態で前記余剰電力消費手段を前記外部電源周波数より小さな周波数でON/OFFし、前記電流検知手段により検知した電流の増減でU相、V相の配線方向を判断する第1のステップと、前記発電ユニットと外部電源におけるU相とV相とを順次連系させて前記余剰電力消費手段を前記外部電源周波数よりも小さな周波数でON/OFFし、対応する電流検知手段により検知した電流の増減により配線相順の正誤を判断する第2のステップと、前記第1のステップと第2のステップで配線方向と相順正誤のいずれか、または両方の確認ができなかった場合、前記前記余剰電力消費手段をON/OFFする周波数を前記外部電源周波数よりも小さなまま変化させ、前記第1、第2のステップを実施する第3のステップとからなり、
前記余剰電力消費手段をON/OFFする周波数を変化させることで前記電流検知手段の前記発電ユニットとの配線状態確認を行うことを特徴とする。
このように、余剰電力消費手段をPWM制御でデューティ比を変化させて消費電力を変化させる消費電力可変手段を設け、この消費電力可変手段により、外部電源周波数よりも小さな周波数で余剰電力消費手段をON/OFFさせると共に、発電ユニットとU相、V相に設けた電流検知手段との配線状態確認状況に応じ、余剰電力消費手段のON/OFF周期を変化させるようにしたことで、例え家庭内の電力使用装置がON/OFFして配線状態確認がうまく行えない事態が生じても、余剰電力消費手段のON/OFF周期を変化させることで、電力使用装置のON/OFFと余剰電力消費手段のON/OFFを区別することができ、簡単、安価な構成で電流検知手段の発電ユニットとの配線状態確認を、誤検出を起こすことなく正確に実施することができる。また、余剰電力消費手段の消費電力をPWM制御で変化できるようにしたことで、外部電源(商用系統)への逆潮流を起こさないぎりぎりのところで余剰電力を消費するようにすることができ、発電電力を有効利用できる。
そして余剰電力消費手段を、発電ユニットを構成する交流直流変換手段と直流交流変換手段との間の直流部分に設置することで、発電ユニットとU相、V相に設けた電流検知手段との配線状態確認時、外部電源を整流して余剰電力消費手段に接続する必要はあるが、前記した従来のコジェネレーション装置のように、余剰電力消費手段をU相、V相それぞれに設けたり、また、余剰電力を細かく消費するため、例えば100W刻みに段階的に複数の電気ヒータを設けるなどのことが不要となり、電流検知手段の発電ユニットとの配線状態確認と、外部電源(商用系統)への逆潮流防止を簡単、安価な構成で実施できる。
また、前記電流検知手段におけるU相とV相の前記発電ユニットとの配線を、それぞれの相におけるプラスとマイナスを同一色とすると共に、U相とV相とで異なった色とすることで、通常こういった配線は、例えばプラスを赤、マイナスを白といった具合の配色をするが、それだとどの線がU相でどの線がV相かわからなくなるが、そういった不具合が生じなくなる。
さらに、前記消費電力可変手段は、前記制御手段に設けられたCPUによりPWM制御におけるデューティ比とON/OFFの周波数を変化させる半導体スイッチで構成することで、前記したように外部電源(商用系統)への逆潮流を起こさないぎりぎりのところで余剰電力を消費するようにすることができ、発電電力を有効利用できる。
以上記載のごとく本発明になるコジェネレーション装置と該コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法は、簡単、安価な構成で、商用系統の電流を検出する電流センサの配線状態を正確に確認することが可能となり、また、余剰電力をその電力量に対応させて消費することが可能であるから、家庭用のコジェネレーション装置として、安価で、効率の良いコジェネレーション装置と、その電流検出手段の確実な配線確認方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明になるコジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法を実施するコジェネレーション装置のブロック図であり、図2は本発明の電流検出手段の配線確認方法のフロー図、図3はコジェネレーション装置の概略ブロック図である。
最初に図3を用い、コジェネレーション装置の概略を説明する。この図3において11は発電機12を駆動する例えばガスエンジンで、発電機12で発電された電力は、系統連系用のインバータ13によって外部電源たる商用系統17の電圧と周波数と同じになるよう揃えられ、給電線49によって配電盤15を通して家庭内の電力使用装置47に送られる。なお、前記したように、このようなコジェネレーション装置においては、エンジンを低出力で運転すると効率が低下するため、稼働時には、例えば1KWなどの定格で運転するようにし、騒音などを押さえるため、この定格運転時に振動などが最も小さくなるようチューニングされている。
また、商用系統17と配電盤15との間には電流センサ16が設けられ、商用系統17から配電盤15を通って電力使用装置47に送られる電力の電流が測定されて、インバータ13内に設けられた制御装置に送られる。そしてインバータ13内の制御装置は、電力使用装置47の使用する電力が少なくなって、商用系統17から配電盤15を通って電力使用装置47に送られる電流が小さくなる、すなわち発電機12の発電した電力が余ると、余剰電力消費用のヒータ22に通電し、商用系統17への逆潮流が起こるのを防止する。
一方エンジン11には、廃熱を利用するための冷却水配管48が設けられ、さらに排熱交換器40からもこの冷却水配管48内の冷却水に熱が与えられると共に、余剰電力消費用のヒータ22によってもこの冷却水に熱が与えられる。そして熱せられた冷却水は、熱交換器41、43によって貯湯タンク42に蓄える水や、図示していない家庭内に設けられた屋内暖房用暖房端末などに供給する水を温めたりする。なお、44、45は同様に家庭内に給湯したりするための熱交換器であり、46は熱源が不足した場合の補助熱源器である。
以上がコジェネレーション装置の概略であるが、次に図1、図2を用い、本発明を詳細に説明する。なお、図1において以上説明してきた図3と同一の構成要素には同一番号が付してある。図中、11はエンジン、12は発電機、13は、発電機12が発電した例えば300V、213Hzの交流を約300Vの直流に変換するAC/DCコンバータ18と、この直流300Vを外部電源たる商用系統17における電圧、周波数と同じ交流にするためのDC/ACインバータ19と、後述する電流センサ16の配線状況を確認するための回路を搭載したインバータ基板であり、これらエンジン11、発電機12、インバータ基板13、ECU基板14によってエンジンユニット10が構成される。なお、AC/DCコンバータ18とDC/ACインバータ19とは、外部電源たる商用系統17は周波数や電圧が変動することはまずないのに対し、発電機12で発電した電力はその電力の使用状況によって周波数や電圧が変動しやすいため、発電機12で発電した電気の電圧と周波数とを外部電源たる商用系統17と同じになるよう揃えるために設けられるものである。
14は、スロットル、ガス電磁弁、点火装置、各種センサ等の電子制御を行うCPU29を搭載してエンジン11を制御するECU基板、20はインバータ基板13に搭載され、このECU基板14に電源を供給する制御電源、21はAC/DCコンバータ18やDC/ACインバータ19を制御すると共に、インバータ基板13外に設けられた余剰電力消費ヒータ22の消費電力を、PWM(Puls Width Modolation)制御によってデューティ(Duty)比を制御する半導体スイッチ23に指示を送るCPU、24は電解コンデンサ、25は外部電源17を整流する整流装置、26のaの符号を付したのは例えばリレーなどで構成してCPU21による制御を可能としたブレーカ、27の符号bを付したのは例えばU相の電流を検出する電流センサ16(以下電流センサ16Uとする)の配線状態を確認するためにU相とN相をONするリレー、28の符号cを付したのは同じくV相の電流を検出する電流センサ16(以下電流センサ16Vとする)の配線状態を確認するためにV相とN相をONするリレーである。なお、余剰電力消費ヒータ22は、前記図3で説明したように、余剰電力で給湯用に冷却水を温めるのにも用いる。
通常、こういったコジェネレーション装置では、停電時に商用系統17に電気が流れると電気系統の保守に支障を来すため、2箇所で解列できるようにすることが定められているが、ブレーカ26はそのうちの一つであり、もう一方はDC/ACインバータ19がゲートブロックとしてブレーカの代わりを勤める。15は商用系統17とDC/ACインバータ19の出力を家庭内の電力使用機器に供給するための配電盤、16は例えばCT(Current Transformer)等で構成された電流センサで、この電流センサ16の測定結果はインバータ基板13のCPU29に送られ、図示はしないがU相の電流を検出する電流センサ16UとV相の電流を検出する電流センサ16Vの2つからなる。なお、通常こういった電流センサ16の配線は、例えばプラスを赤、マイナスを白といった具合の配色をするが、そうするとどの線がU相でどの線がV相かわからなくなるから本発明においては、U相とV相のからインバータ基板13のCPU29迄の配線を、それぞれの相におけるプラスとマイナスを同一色とすると共に、U相とV相とで異なった色、例えばU相を赤で、V相を青で配線し、プラス、マイナスは後で判定するようにした。
この図1に示したコジェネレーション装置では、ECU基板14に搭載されたCPU29により、スロットル、ガス電磁弁、点火装置、各種センサ等が電子制御されるエンジン11が、発電機12を駆動することで発電した例えば300V、213Hzの交流は、インバータ基板13に含まれるAC/DCコンバータ18で約300Vの直流に変換され、その後DC/ACインバータ19で、外部電源たる商用系統17と同じ周波数のAC100V/200Vの交流に変換されて、ブレーカa26から配電盤15を介して家庭内の電力使用装置に給電される。
外部電源たる商用系統17と配電盤15の間には、電流センサ16U、16Vが設けられ、商用系統17の使用電力が検出される。発電機12の出力は前記したように例えば1KWと一定であるため、家庭内の電力使用装置の使用電力がこの1KWを越えると、配電盤15を介して商用系統17から電力が供給される。
しかし逆に、家庭内の電力使用装置の使用電力がこの1KWより少ないと、そのままでは余った電気が商用系統17へ逆潮流する。それを防ぐため、商用系統17と配電盤15の間に設けられた電流センサ16の測定結果がインバータ基板13に搭載した制御用のCPU21に常時送られ、このCPU21が、送られてきた測定結果から商用系統17から配電盤15方向へ流れる電流の減少を検出すると、逆潮流が起きる可能性があるとして、余剰電力消費ヒータ22の使用電力を制御する半導体スイッチ23へ、余剰電力に相当する電力を消費するようPWM制御信号を送る。
そのため半導体スイッチ23は、例えばトランジスタで構成され、ベースに余剰電力分の電力を消費するデューティ比としたPWM信号を入力することで、送られた信号に従って余剰電力相当の電力が余剰電力消費ヒータ22で消費され、商用系統17への逆潮流が防止される。したがって、前記特許文献1に示されたような従来のコジェネレーション装置のように、余剰電力消費手段(ヒータ)をU相、V相それぞれに設けたり、また、余剰電力を細かく消費するため、例えば100W刻みに段階的に複数の電気ヒータを設けるなどのことが不要となり、簡単、安価な構成で商用系統17への逆潮流を防止することができる。
このように構成したコジェネレーション装置において、前記したようにエンジン11、発電機12、インバータ基板13、ECU基板14を含むエンジンユニット10と、前記図3に40で示した排熱交換器、42で示した給湯タンクなどは一般的に炊事場回りの外に設置されるが、商用系統17からの電流を検出する電流センサ16は、家庭内の配電盤15のところに設置する関係上、電流センサ16から炊事場回りの外に設置されるコジェネレーション装置のインバータ基板13までの配線が必要になる。
そしてこの配線は、U相、N相、V相の3線に対応させた3本となるが、この配線を間違え、余剰電力がないにもかかわらず逆潮流を誤検出し、発電ができない不具合が起きることがある。これを検出するため本発明においては、インバータ基板13内に余剰電力消費ヒータ22と並列に電解コンデンサ24、整流装置25、リレーb27、リレーc28が設けられている。以下、これらを用いた本発明の電流センサ16の配線確認方法を、図2のフロー図を用いて説明する。なお、この電流センサ16の配線確認は、コジェネレーション装置設置時の1回行うだけである。
図2におけるステップS20で処理がスタートすると、ステップS21で半導体スイッチ23で余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)が、例えば商用系統17の周波数より小さい1(Hz)に設定される。この余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)は、前記したように家庭内にある、例えば冷蔵庫のコンプレッサの稼動と停止、インバータを用いてPWM制御している洗浄トイレの便座用ヒータ、エアコンなどの電力使用装置のON/OFFのタイミングが、電流センサ16の配線状態を確認するタイミングと一致することで正しい判定ができなかった場合、余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)を変えることで対処するためのもので、例えばこの他に3(Hz)、10(Hz)等、電力使用装置のON/OFFタイミングに影響されにくい周波数を用いる。但しここに記した周波数はあくまでも1例であり、商用系統17の周波数より小さければ上記した周波数に限定されるものではない。
そして次のステップS22で、余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)が1(Hz)に設定され、次のステップS23で図1におけるブレーカa26が投入される。なお、このブレーカa26はリレーで構成し、リレーb27、リレーc28と共にインバータ基板13のCPU21で制御するのが好ましい。
すると配電盤15とブレーカa26とを介して商用系統17からU相、V相間200Vが流れ込み、整流装置25で整流された電流が例えば電解コンデンサ24を充電させる。そのためCPU21は、次のステップS24で余剰電力消費ヒータ22を設定した周波数1HzでON/OFFする。すると、その都度、大きな電流が余剰電力消費ヒータ22に流れたり止まったりし、U相、V相が正しく接続されていれば、それに伴って電流センサ16が測定する電流は余剰電力消費ヒータ22がONしたときに増加し、その後OFFされると減少する。またU相、V相が逆接続されている場合、余剰電力消費ヒータ22がONしたときに電流センサ16に流れる電流は減少し、その後OFFされると増加する。もし何も変化が生じない場合は、断線や配線接続がうまく行われていない可能性がある。
そして次のステップS25でCPU29は、この電流センサ16を流れる電流値からU相、V相が正しく接続されているか否かを判定し、結果を記憶すると共に、例えば1Hzの間に電流減少と増加の両方が起こって判定の正確さが疑わしい場合は、判定不可と記憶する。
そして次のステップS26でCPU29は、ブレーカa26を切断し、U相、N相を接続するリレーb27を投入する。すると前記と同様、配電盤15とブレーカb27とを介して商用系統17からU相、N相間100Vが流れ込み、整流装置25で整流された電流が例えば電解コンデンサ24を充電させる。そのためCPU21は、次のステップS27で余剰電力消費ヒータ22を設定した周波数1HzでON/OFFする。
すると、その都度、大きな電流が余剰電力消費ヒータ22に流れたり止まったりし、U相、N相が正しく接続されていれば、それに伴って電流センサ16Uが測定する電流は余剰電力消費ヒータ22がONしたときに増加し、V相に接続した電流センサ16Vの電流は変化しない。またU相とV相が逆接続されている場合、余剰電力消費ヒータ22がONしたときに電流センサ16Uに流れる電流は変化せず、電流センサ16Vの電流が増加する。もし電流センサ16Uと電流センサ16Vの両方の値が変化しない場合は、断線や配線接続がうまく行われていない可能性がある。
そのため次のステップS28でCPU29は、この電流センサ16U、Vを流れる電流値から現在、U相、V相に接続されている電流センサ16がそれぞれいずれの電流センサ16U、電流センサ16Vであるかを判定し、それを記憶すると共に、例えば1Hzの間に電流減少と増加の両方が起こって判定の正確さが疑わしい場合は、前記と同様判定不可と記憶する。
さらに次のステップS29でCPU29は、ブレーカb27を切断し、V相、N相を接続するリレーc28を投入する。すると前記と同様、配電盤15とブレーカc28とを介して商用系統17からV相、N相間100Vが流れ込み、整流装置25で整流された電流が例えば電解コンデンサ24を充電させる。そのためCPU21は、次のステップS30で余剰電力消費ヒータ22を設定した周波数1HzでON/OFFする。
すると、そのON/OFFの都度、大きな電流が余剰電力消費ヒータ22に流れたり止まったりし、V相、N相が正しく接続されていれば、それに伴って電流センサ16Vが測定する電流は余剰電力消費ヒータ22がONしたときに増加し、U相に接続した電流センサ16Uの電流は変化しない。またU相とV相が逆接続されている場合、余剰電力消費ヒータ22がONしたときに電流センサ16Vに流れる電流は変化せず、電流センサ16Uの電流が増加する。もし電流センサ16Uと電流センサ16Vの両方の値が変化しない場合は、断線や配線接続がうまく行われていない可能性がある。
そのため次のステップS31でCPU29は、この電流センサ16V、Uを流れる電流値から現在、V相、U相に接続されている電流センサ16がそれぞれいずれの電流センサ16V、電流センサ16Uであるかを判定し、それを記憶すると共に、例えば1Hzの間に電流減少と増加の両方が起こって判定の正確さが疑わしい場合は、前記と同様判定不可と記憶する。
このようにして処理がなされると次のステップS33でCPU29は、各配線の状態が確認できたかどうか判断し、できている場合はステップS39に進んで処理を終了し、判定不可と記憶された項目がある場合はステップS34に進み、現在の周波数nが1であるか否かを判定する。現在は前記したようにn=1であるからステップS35に処理が進み、半導体スイッチ23で余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)を、例えば商用系統17の周波数より小さい3(Hz)に設定する。
すなわち前記したように、電力使用装置のON/OFFタイミングと配線状態確認のための余剰電力消費ヒータ22のON/OFFタイミングが同期した場合、本来増加するはずの電流が減少したり、減少するはずの電流が増加する、あるいは増減を繰り返すなどの現象が生じ、正しい判定ができなくなるから、ステップS35で余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)を変更し、例えば商用系統17の周波数より小さい3(Hz)に設定するわけであり、その後処理はステップS22に戻り、以上説明してきた処理が繰り返される。
そして、この周波数を3(Hz)に設定した処理でも各配線の状態が確認できない場合、処理がステップS36に進み、現在の周波数nが3であるか否かを判定し、現在n=3であるからステップS37に進み、半導体スイッチ23で余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)を、例えば商用系統17の周波数より小さい10(Hz)に設定する。そして処理はステップS22に戻り、以上説明してきた処理が繰り返される。
さらにこの周波数を10(Hz)に設定した処理でも各配線の状態が確認できない場合、ステップS36から今度はステップS38に進み、周波数nを1に戻して同じ処理を各配線の状態が確認できるまで続ける。但し、いつまでも処理がループしていては困るので、ループ回数を計測し、所定数ループしたら処理を強制的に停止するようにすることが好ましい。
このようにして電流センサ16とインバータ基板13との間の配線状態が確認され、その結果、例えば電流センサ16Uが実際にはV相に接続され、電流センサ16Vが実際にはU相に接続されているような場合や、U相とV相が逆に配線されている場合、CPU29はそれぞれの状態を記憶装置に記憶させ、以後の電流センサ16からの測定結果に対し、記憶した相順を当てはめて余剰電力消費ヒータ22による余剰電力の消費量を決定して半導体スイッチ23に制御信号を送る。そのため余剰電力消費ヒータ22は、余った電力とほぼ等しい電力を供給され、発電機12の発電した電力は、有効利用されることになる。
なお、この電流センサ16とインバータ基板13との間の配線状態の確認結果は、このように記憶させてCPU29側で処理するだけでなく、外部に表示して人手により配線を変更するようにしてもよいことは勿論である。
また以上の説明では、半導体スイッチ23で余剰電力消費ヒータ22をON/OFFする周波数n(Hz)を1(Hz)、3(Hz)、10(Hz)の3種類としたが、もっと多くしても少なくしても良いことは勿論であり、また周波数を変化させる順番も、小さい方から大きい方ではなく、大きい方から小さい方に変化させるようにしても良い。また、本方式では、余剰電力消費ヒータの電流の増減を計測して判断しているが、電流ではなく電力を捕らえて判断しても同様に実現できる。
このように、電流センサ16のインバータ基板13との配線状態を確認することにより、家庭内の電力使用装置がON/OFFしても余剰電力消費ヒータ22のON/OFF周期を変化させることで、電力使用装置のON/OFFなのか余剰電力消費ヒータ22のON/OFFなのかを確認することができ、簡単、安価な構成で電流センサ16のインバータ基板13との配線状態確認を、誤検出を起こすことなく正確に実施することができる。また、余剰電力消費ヒータ22の消費電力をPWMにより変化させるようにしたことで、商用系統17への逆潮流を起こさないぎりぎりのところで余剰電力を消費するようにすることができ、発電電力を有効利用できる。
また、余剰電力消費ヒータ22を、エンジンユニット10を構成するAC/DCコンバータ18とDC/ACインバータ19の間の直流部分に設置したから、商用系統17を整流して余剰電力消費ヒータ22に接続する必要はあるが、前記した従来のコジェネレーション装置のように、余剰電力消費ヒータ57(図4)をU相、V相それぞれに設けたり、また、余剰電力を細かく消費するため、例えば100W刻みに段階的に複数の電気ヒータ57を設けるなどのことが不要となり、電流センサ16のインバータ基板13との配線状態確認と、商用系統17への逆潮流防止を簡単、安価な構成で実施できる。
また、電流センサ16におけるU相とV相のインバータ基板13との配線を、それぞれの相におけるプラスとマイナスを同一色とすると共に、U相とV相とで異なった色としたから、どの線がU相でどの線がV相かわからなくなるといった不具合が生じなくなる。
本発明によれば、コジェネレーション装置設置時の電流センサ16の配線確認を、簡単、安価な構成で正確におこなうことが可能となり、また、余剰電力をその電力量に対応させて消費することが可能となるから、家庭用のコジェネレーション装置として、安価で、効率の良いコジェネレーション装置と、その電流センサ16の配線確認方法を提供することができる。
本発明になるコジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法を実施するコジェネレーション装置のブロック図である。 本発明の電流検出手段の配線確認方法のフロー図である。 コジェネレーション装置の概略ブロック図である。 従来のコジェネレーション装置のブロック図である。
符号の説明
10 エンジンユニット
11 エンジン
12 発電機
13 インバータ基板
14 ECU基板
15 配電盤
16 電流センサ
17 商用系統
18 AC/DCコンバータ
19 DC/ACインバータ
20 制御電源
21 CPU
22 余剰電力消費ヒータ
23 半導体スイッチ
24 電解コンデンサ
25 整流装置
26 ブレーカ
27 リレー
28 リレー
29 CPU

Claims (7)

  1. 外部電源と電力使用装置とに接続された発電ユニットを備え、該発電ユニットは発電手段と、該発電手段の余剰電力を消費する余剰電力消費手段と、前記発電手段と余剰電力消費手段とを制御する制御手段とで構成され、前記外部電源はU相、N相、V相からなってU相とV相の電流を測定する電流検知手段が設けられ、前記制御手段は、前記電流検知手段出力に基づいて前記発電手段の発電した余剰電力を前記余剰電力消費手段に消費させるよう制御するコジェネレーション装置において、
    前記発電ユニットは、前記余剰電力消費手段の消費電力をPWM(Pulse Width Modulation)制御でデューティ比を変化させる消費電力可変手段を有し、前記制御手段は、該消費電力可変手段に外部電源周波数よりも小さな周波数で前記余剰電力消費手段をON/OFFさせると共に、前記外部電源のU相、V相に設けた電流検知手段の配線状態確認状況に応じて前記余剰電力消費手段のON/OFF周波数を変化させるよう構成され、
    前記電流検知手段の検出した電流量から前記U相、V相に設けた電流検知手段と前記発電ユニットとの配線状態を確認する機能を有していることを特徴とするコジェネレーション装置。
  2. 前記発電ユニットは、前記発電手段出力を直流に変換する交流直流変換手段と、該交流直流変換手段出力を交流に変換する直流交流変換手段とを有し、前記余剰電力消費手段は、前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載したコジェネレーション装置。
  3. 前記発電ユニットは、前記直流交流変換手段出力におけるU相、N相、V相の出力を同時に外部電源と連系させる第1のスイッチ手段と、前記U相を前記外部電源と連系させる第2のスイッチ手段と、前記V相を前記外部電源と連系させる第3のスイッチ手段とを有し、前記制御手段は、前記第1のスイッチ手段の投入でU相、V相の配線の正逆確認を、前記第2と第3のスイッチ手段のそれぞれの投入でU相とV相の配線状態確認をおこなうことを特徴とする請求項1または2に記載したコジェネレーション装置。
  4. 前記電流検知手段におけるU相とV相の前記発電ユニットとの配線を、それぞれの相におけるプラスとマイナスを同一色とすると共に、U相とV相とで異なった色としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載したコジェネレーション装置。
  5. 前記消費電力可変手段は、前記制御手段に設けられたCPUによりPWM制御におけるデューティ比とON/OFFの周波数を変化させる半導体スイッチで構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載したコジェネレーション装置。
  6. 電力使用装置と外部電源とに接続された発電ユニットを備え、U相、N相、V相からなる前記外部電源におけるU相とV相とに設けた電流検知手段の前記発電ユニットとの配線状態を、前記発電ユニットを構成する発電手段の余剰電力を消費する余剰電力消費手段に通電することで確認する、コジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法であって、
    前記発電ユニットと外部電源におけるU相、N相、V相を連系させた状態で前記余剰電力消費手段を前記外部電源周波数より小さな周波数でON/OFFし、前記電流検知手段により検知した電流の増減でU相、V相の配線方向を判断する第1のステップと、前記発電ユニットと外部電源におけるU相とV相とを順次連系させて前記余剰電力消費手段を前記外部電源周波数よりも小さな周波数でON/OFFし、対応する電流検知手段により検知した電流の増減により配線相順の正誤を判断する第2のステップと、前記第1のステップと第2のステップで配線方向と相順正誤のいずれか、または両方の確認ができなかった場合、前記前記余剰電力消費手段をON/OFFする周波数を前記外部電源周波数よりも小さなまま変化させ、前記第1、第2のステップを実施する第3のステップとからなり、
    前記余剰電力消費手段をON/OFFする周波数を変化させることで前記電流検知手段の前記発電ユニットとの配線状態確認を行うことを特徴とするコジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法。
  7. 前記余剰電力消費手段を前記発電ユニットにおける直流部分に接続して前記電流検知手段の配線状態確認を行うことを特徴とする請求項6に記載したコジェネレーション装置における電流検出手段の配線確認方法。
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