JP4482791B2 - 遊技機の包装システム - Google Patents
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Description
解決しようとする課題は、遊技機への不正改造の発見を容易にし且つ不正改造の防止を図るための二重包装を自動化した遊技機の包装システムを提供することである。
(請求項1)全体として矩形状に構成された外枠と、その外枠に枢支され遊技板が設けられる本体枠と、その本体枠の背面側に設けられ制御を行う部分とを備えてなる遊技機を包装するためのシステムであって、
前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱可塑性材料からなる内包装用シートを前記遊技機の外周へ被着するシート被着手段と、前記遊技機の外周へ被着された前記内包装用シートの少なくとも一部に熱処理を施す熱処理手段とを有し、前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように前記遊技機の外周に前記内包装用シートを略密着させて包装する内包装装置と、
前記遊技機の下方に二つ折りの外包装用シートを展開状に通過させつつ両側縁を上方として繰り出すシート展開供給手段と、そのシート展開供給手段によって繰り出された前記外包装用シートの前記遊技機前方側及び後方側にて縦方向に熱溶着及び切断を施す縦方向熱溶着切断手段と、その縦方向熱溶着切断手段により分離形成されて前記遊技機を収容する前記外包装用シートからなる袋の開口部を熱溶着する袋口熱溶着手段とを有し、前記内包装装置によって前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように前記内包装用シートが外周に略密着して包装された前記遊技機の全体を前記外包装用シートにより密封状に包装する外包装装置と、
少なくとも前記外包装装置によって前記遊技機全体に包装された前記外包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する印刷手段と
を備えたことを特徴とする遊技機の包装システム。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
また、内包装装置は、内包装用シートを被着した状態で熱処理により収縮させて遊技機の外周へ略密着させるので、シートを伸張させて遊技機へ巻きつけて包装する従来方法のようにシートの伸張強度や巻きつけ強度を調整することは必要とされない。このため、内包装用シートの破れや、内包装用シートの巻きつけにより遊技機の各構成部材へ悪影響を与える等の不具合が生じることがない。
続いて、外包装装置において、シート展開供給手段が、遊技機の下方に二つ折りの外包装用シートを展開状に通過させつつ両側縁を上方として繰り出し、縦方向熱溶着切断手段が、シート展開供給手段によって繰り出された包装用シートの遊技機前方側及び後方側にて縦方向に熱溶着及び切断を施し、袋口熱溶着手段が、縦方向熱溶着切断手段により分離形成されて遊技機を収容する外包装用シートからなる袋の開口部を熱溶着する。よって、袋を形成する外包装用シートの供給から、内包装用シートが外周に包装された遊技機の全体を外包装用シートにより密封状に包装するまでの一連の工程を自動化することができる。
このように、手段1によれば、内包装装置により、遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように遊技機の外周に内包装用シートを略密着させて包装し、さらに、外包装装置により、内包装用シートが外周に包装された遊技機の全体を外包装用シートにより密封状に包装する。つまり、手段1により、遊技機に対して内包装用シートによる包装を施す工程と、外包装用シートによる包装を施す工程とを自動的且つ連続的に実施することができる。
さらに、印刷手段により、少なくとも外包装装置によって遊技機全体に包装された外包装用シートに遊技機に関する情報を印刷する。つまり、請求項1に記載の発明により、遊技機に対して内包装用シートによる包装を施す工程と、外包装用シートによる包装を施す工程とを自動的且つ連続的に実施し、さらに、外包装用シートに遊技機に関する情報を印刷することができる。
前記内包装装置によって前記遊技機の外周に包装された前記内包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する第1印刷手段と、
前記外包装装置によって前記遊技機全体に包装された前記外包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する第2印刷手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の包装システム。
請求項2に記載の発明によれば、第1印刷手段により、遊技機を包装する内包装用シートに遊技機に関する情報が印刷され、更に、第2印刷手段により、遊技機を包装する外包装用シートに遊技機に関する情報が印刷されるので、各包装用シートの偽造困難性が高められ、不正改造の発見がより確実になると共に、不正改造の未然防止効果の向上を図ることができる。また、内包装用シート及び外包装用シートにそれぞれ遊技機に関する情報が印刷されているので、出荷、納品、ホールへの設置作業等の際に容易に情報を視認することができる。
前記第2印刷装置は、前記外包装装置によって包装された外包装用シートに前記第1の情報とは少なくとも一部が異なる第2の情報を印刷することを特徴とする請求項2に記載の遊技機の包装システム。
請求項3に記載の発明によれば、内包装装置によって包装された内包装用シートには、遊技機に関する第1の情報が印刷され、外包装装置によって包装された外包装用シートには、第1の情報とは少なくとも一部が異なる第2の情報が印刷されるので、それぞれの包装用シートの用途に応じて異なる情報の印刷を行うことができる。
前記第2の情報には、少なくとも前記遊技機の納品先に関する情報が含まれていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機の包装システム。
請求項4に記載の発明によれば、内包装用シートには少なくとも遊技機を識別可能な識別情報が含まれた第1の情報が印刷されているので、内包装用シートが包装された状態で遊技機を識別できると共に、内包装用シートが当該遊技機に固有のものとなり、包装用シートの偽造防止を図ることができる。また、外包装用シートには少なくとも遊技機の納品先に関する情報が含まれた第2の情報が印刷されているので、外包装用シートを視認することにより納品先に関する情報(例えば、納品先名や納品先住所等)を知ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、内包装用シートに印刷される第1の情報と外包装用シートに印刷される第2の情報とは、少なくとも一部が共通しているので、内包装用シートと外包装用シートとが正しい組合わせで包装されていることを確認することができる。従って、例えば、何らかの理由により包装ラインが一旦停止し、その後、稼働が再開された場合にも内包装用シートと外包装用シートとの組合わせが正しいか否かを確認することができる。尚、第1の情報と第2の情報との共通の情報としては、台数管理情報(例えば、遊技機の納品総数と当該遊技機の通し番号)等を用いることができる。
前記印刷手段は、前記識別情報取得手段によって取得された情報に基づいて前記遊技機に関する情報の印刷を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
請求項6に記載の発明によれば、識別情報取得手段が、遊技機に付された当該遊技機を識別可能な情報を正確且つ迅速に取得し、印刷手段は、識別情報取得手段によって取得された情報に基づいて遊技機に関する情報の印刷を行うので、作業者が遊技機に貼り付けられた証紙を視認して識別情報としての管理番号を端末に入力する等の手作業を省くことができる。
遊技機P1は、図1乃至図3に示すように、外枠10、本体枠20、遊技板30、前面枠60及び機構板80を備えて構成されるパチンコ機である。尚、図1は遊技機P1を正面から見て示す正面図であり、図2は図1の遊技機P1を上面から見て示す上面図であり、図3は図1の遊技機P1を背面から見て示す背面図であるが、実際の出荷時にはガラス枠61の背面に出荷時用の所定の紙が挿入されており、遊技領域31は隠れた状態となっている。
本体枠20は、図3において矩形開口10aの左端にて枢支されており、図示しない回転軸を中心に回動し、外枠10に対して開閉可能かつ着脱可能に被着される。
遊技板30は、前面では、図3において下端中央から右巻きに概略一回転する外枠レールに取り囲まれる略円形の領域が遊技領域31となっている。この遊技領域31には、多数の釘や、複数の入賞口や、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト球回収口や、遊技の状況を表示する表示装置などが配設されている。
遊技機包装ラインAでは、最初に、動作確認や汚れ確認等の最終検査が終了した遊技機P1における所定の3箇所に検査済みを意味する証紙を貼付する(証紙貼付け工程S1、図4参照)。前面側では、図1に示すように遊技板30の右下に証紙P11を貼付し、背面側では、図3に示すようにROM83に証紙P12を貼付するとともにメイン基板ボックス82に証紙P13を貼付する。ここで、証紙P11には製品である遊技機を識別する管理番号が印字され、証紙P12にはROM83のロットを識別するロット管理番号が印字され、証紙P13にはメイン基板ボックス82を識別する部品管理番号が印字されている。すなわち、証紙P11に印字された管理番号は、製品である遊技機に付されるとともに同製品を識別する識別情報であり、証紙P13に印字された部品管理番号は、遊技機を構成する部品に付されるとともに同部品を識別する識別情報である。また、ROM83に貼付される証紙P12に印字されたロット管理番号は、ROMの同一ロット(例えば、1000個)では同じ番号とされ、ロット別に異なる番号とされている。同ロット管理番号は、透明なメイン基板ボックス82を介して視認可能となっている。尚、遊技機の種類によりメイン基板ボックスの取り付け位置が異なる場合があるが、このような場合にはメイン基板ボックスやROMに応じた位置に証紙が貼付されることになる。
次に、証紙に印字された管理番号をCCD撮像装置を使用して取得する(管理番号取得工程S2、図4参照)。すなわち、図5に示すように、証紙P11〜P13に印字された管理番号を撮像するために、それぞれ、CCD撮像素子を有してデジタルの画像データを出力するCCD撮像装置131〜133が設けられている。尚、図5は、管理番号取得工程S2〜第2印刷工程S6に相当する遊技機包装ラインAの様子を模式的に示す側面図である。遊技機包装ラインAは、互いに接続された制御盤121,122の制御に基づいて動作するようになっている。すなわち、制御盤122は、最下階の制御盤121と連携しながらCCD撮像装置131〜133、内包装装置201、第1印刷装置180、外包装装置301、ベルトコンベア151,152,153、昇降リフト160の動作の制御を行う。また、最下階の制御盤121は、制御盤122と連携し、昇降リフト160の動作を検出しながら、ベルトコンベア170や、第2印刷装置190の制御を行っている。ここで、遊技機P1は側面を進行方向としてベルトコンベア151上を移送されるようになっており、遊技板に貼付された証紙P11を撮像するCCD撮像装置131と、ROMとメイン基板ボックスに貼付された証紙P12,P13を撮像するCCD撮像装置132,133とは対向する位置に配置されている。また、証紙P11〜P13を照らすための図示しない照明も取り付けられている。
管理番号取得工程S2で管理番号等が撮像された後、ベルトコンベア151により遊技機P1を内包装装置201に移送し、遊技機P1の外周へ内包装用シートSH1の密着包装を施す(内包装工程S3、図4)。以下、内包装装置201の構成及び作用について図6及び図7を参照しつつ説明する。ここで、図6は、包装装置201の全体構成を示す正面図であり、図7は、遊技機P1が第1コンベア装置213によって搬送される状態を示す包装装置201の平面図である。尚、図6は、遊技機P1は遊技機背面側を正面とする横向きの起立状態で搬送される状態を表わしており、図7では、機枠215,支柱225等の図示を省略している(図8,9,11,13も同様)。
第3コンベア装置253は、第2コンベア装置252の下流側に設けられ、熱処理位置H3から下流側へ搬送するために設けられた公知のベルトコンベア装置である。尚、第2コンベア装置252及び第3コンベア装置253は、第1コンベア装置213と同様の構成であるので、詳細説明を省略する。
内包装工程S3で内包装用シートSH1が密着包装された遊技機P1は、ベルトコンベア152により装置下流へ移送する。ベルトコンベア152の搬送経路の途中には、コンピュータ110に接続された第1印刷装置180が設けられている。第1印刷装置180は、インクジェット方式により内包装用シートSH1に対して印字するプリンタヘッド182や、図示しないCPU、ROM、RAM、コントロール回路、通信I/O、等を有しており、CPUがROMに書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。プリンタヘッド182は、それぞれ別内容を同時に印刷出力可能な2つのプリンタヘッド182a,182bから構成され、一方のプリンタヘッド182aは、ベルトコンベア152上を搬送される遊技機P1の前面側に、他方のプリンタヘッド182bは、遊技機P1の背面側にヘッド先端が対向し、且つ搬送される遊技機P1表面より所定距離(例えば、数cm〜十数cm)離隔する位置にそれぞれ配置されている。ここで、遊技機P1のメイン基板等の制御基板に対向する位置にプリンタヘッドを配置すると、万が一、内包装用シートSH1に破れがあった場合に、制御基板へインクが付着して不良が発生する可能性がある。そこで、本実施形態では、このような不具合が生じることを防止するためプリンタヘッド182a,182bを、制御基板を避けた位置に対向するように配置されている。プリンタヘッド182a,182bはピエゾ素子を有しており、コントロール回路が印加電圧パターンを生成して同ピエゾ素子を駆動する。すると、プリンタヘッド182a,182bは、ドット単位でインクを吐出する。また、通信I/Oを介してコンピュータ110から入力される情報をRAMに記憶し、同情報を印刷する制御を行う。コンピュータ110から遊技機P1の発送を管理する発送情報が入力されると、ベルトコンベア152上を搬送される遊技機P1に被着された内包装用シートSH1に対してプリンタヘッド182a,182bにより発送情報を印刷する(第1印刷工程S4)。
さらに、内部のRAMに印刷データを保持しているときには通信I/Oを介してコンピュータ110に印刷データ保持中を意味する信号を送出するとともに、印刷データを入力可能となったときには通信I/Oを介して印刷データ入力可能を意味する信号を送出する。尚、第1印刷装置180は、ナイロン等の樹脂材料製シートに対して印刷可能な公知の印刷装置を採用することができる。
第1印刷工程S4で内包装用シートSH1に発送情報が印刷された後、遊技機P1をベルトコンベア152により外包装装置301に移送し、遊技機P1全体を外包装用シートSH2にて密封するように袋詰めを行う(外包装工程S5)。
以下、外包装装置301の構成及び作用について図を参照しつつ説明する。ここで、図18は外包装装置301の正面図、図19は同、平面図、図20はシート供給装置311の説明図、図21はシート把持装置を遊技機の搬入側から示した正面図、図22は縦方向熱溶着切断機構340の正面図、図23は袋緊張装置375の正面図、図24は袋口熱溶着機構385の正面図、図25は二重包装が完了した遊技機P1を示す斜視図である。尚、外包装工程S5で用いられる外包装用シートSH2は、内包装用シートSH1と同様の熱可塑性樹脂等の材質からなる略無色又は内包装用シートSH1とは異なる色に着色された透明又は半透明のシートである。また、シート供給装置311が、本発明のシート展開供給手段を、縦方向熱溶着切断機構340が縦方向熱溶着切断手段を、袋口熱溶着機構385が袋口熱溶着手段をそれぞれ構成するものである。
次に、シート供給装置311から繰り出された外包装用シートSH2は、縦方向熱溶着切断機構340により縦方向熱溶着を施され、その溶着部の中間がヒーター線347によって縦方向に切断される。このとき、切断された外包装用シートSH2の上端部はシート把持装置350の保持片356により把持され、この状態において、横向きで起立姿勢とされた遊技機P1が第1コンベア装置330により外包装用シートSH2の収容空間内に搬送される。
そこで、遊技機P1の後側(搬入側)に相当する位置において、外包装用シートSH2に対して縦方向熱溶着切断機構340により2回目の縦方向熱溶着が施され、その縦方向熱溶着の溶着部の中間が縦方向に切断される。このようにして、遊技機P1は、縦方向熱溶着が前後両側に施されて後続の外包装用シートSH2から分離形成された1つの袋aにより包まれた状態とされる。
外包装工程S5で遊技機P1全体が外包装用シートSH2により密封包装されると、ベルトコンベア153により包装された遊技機P1を昇降リフト160に移送し、最下階に移送する。昇降リフト160は、遊技機P1の上下を保持する上下動可能な保持部161,161を有し、制御盤122の制御により所定のタイミングで、密封包装された遊技機P1を保持部161,161にて保持して下方に移送する。密封包装された遊技機P1を最下階に移送すると、ベルトコンベア170により所定の記録位置まで移送する。同記録位置には、コンピュータ110に接続された第2印刷装置190が設けられている。
さらに、内部のRAMに印刷データを保持しているときには通信I/Oを介してコンピュータ110に印刷データ保持中を意味する信号を送出するとともに、印刷データを入力可能となったときには通信I/Oを介して印刷データ入力可能を意味する信号を送出する。
次に、上述した包装ラインに適用される発送管理システム100の構成について、図26を参照しつつ説明する。図26は、発送管理システム100をコンピュータ110の内部構成とともに示した概略ブロック図である。図26において、コンピュータ110の内部では、バス110aに、CPU111、タイマ回路111a、ROM112、RAM113、I/O回路114、ハードディスクドライブ115a、プリンタインターフェイス119、等が接続されている。ハードディスクドライブ115aには、各種制御プログラムや、製品の発送を管理する各種発送情報を記憶したハードディスク115が接続されている。また、CRTインターフェイスを介してディスプレイ116や、音声出力インターフェイスを介して音声出力器117や、入力インターフェイスを介してキーボード118も接続されている。そして、ROM112やハードディスク115に記憶された制御プログラムに基づいて、CPUがRAMをワークエリアとして利用しながら各部を制御するようになっている。
例えば、前記実施形態の内包装装置201において熱風を吹きつける箇所は、一例を示したものであり、遊技機の形状等に応じて適宜変更して実施することが可能であることはいうまでもない。例えば、上皿63近傍を覆う箇所に熱処理を施すことにより、遊技機P1前面の当該箇所において確実に遊技機P1の外周へ略密着させることができる。また、熱処理工程で、内包装用シートSH1において、少なくとも遊技機P1の高耐熱性部材を覆う箇所に熱処理を施すようにしてもよい。例えば、内包装用シートSH1において遊技機P1各部に設けられた金属製部材を覆う箇所に熱処理を施してもよい。また、内包装用シートSH1において遊技機P1に設けられた熱硬化性樹脂製部材(例えば、遊技機前面に設けられた灰皿等)を覆う箇所に熱処理を施してもよい。このように、内包装用シートSH1において金属製部材や熱硬化性樹脂製部材等の高耐熱性部材を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機P1が熱処理によって損傷することを防止することができる。
上述した実施形態から、以下に示す本発明の各手段を抽出することができる。以下、各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.遊技機を包装するためのシステムであって、
前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように前記遊技機の外周に内包装用シートを略密着させて包装する内包装装置と、
前記内包装用シートが外周に包装された前記遊技機の全体を外包装用シートにより密封状に包装する外包装装置と、
を備えたことを特徴とする遊技機の包装システム。
手段2によれば、内包装用シートの遊技機外周への包装状態を、透明又は半透明の外包装用シートを通して容易に視認することができるので、不正改造を容易に感知することができると共に、不正改造の困難性を認識させて不正改造の未然防止を図ることができる。
手段3によれば、着色された内包装用シートの遊技機外周への包装状態を、略無色又は内包装用シートとは異なる色に着色された透明又は半透明の外包装用シートを通して容易に視認することができるので、不正改造を容易に感知することができると共に、不正改造の困難性を認識させて不正改造の未然防止を図ることができる。さらに、所定の色に着色された包装用シートの入手困難性により、不正改造後に再包装を行うことの困難性がより一層高められる。
手段4によれば、内包装用シート及び外包装用シートが共に透明又は半透明であるので、二重に包装が施された遊技機の状態を容易に視認することができ、不正改造を容易に感知することができる。
手段5によれば、印刷手段により、遊技機を包装する内包装用シート及び/又は外包装用シートに遊技機に関する情報が印刷されるので、大量生産される遊技機において、出荷、納品、ホールへの設置作業等の際に内包装用シート及び外包装用シートを開封することなく遊技機に関する情報を視認することができる。また、内包装用シート及び/又は外包装用シートに遊技機に関する情報が印刷されることにより包装用シートの偽造困難性が高められ、不正改造の発見がより確実になると共に、不正改造の未然防止効果の向上を図ることができる。尚、遊技機に関する情報として、例えば、遊技機の管理番号や納品先に関する情報を印刷するように構成してもよい(以下の各手段においても同様)。
前記内包装装置によって前記遊技機の外周に包装された前記内包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する第1印刷手段と、
前記外包装装置によって前記遊技機全体に包装された前記外包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する第2印刷手段と、
を備えたことを特徴とする手段5に記載の遊技機の包装システム。
手段6によれば、第1印刷手段により、遊技機を包装する内包装用シートに遊技機に関する情報が印刷され、更に、第2印刷手段により、遊技機を包装する外包装用シートに遊技機に関する情報が印刷されるので、各包装用シートの偽造困難性が高められ、不正改造の発見がより確実になると共に、不正改造の未然防止効果の向上を図ることができる。また、内包装用シート及び外包装用シートにそれぞれ遊技機に関する情報が印刷されているので、出荷、納品、ホールへの設置作業等の際に容易に情報を視認することができる。
前記第2印刷装置は、前記外包装装置によって包装された外包装用シートに前記第1の情報とは少なくとも一部が異なる第2の情報を印刷することを特徴とする手段6に記載の遊技機の包装システム。
手段7によれば、内包装装置によって包装された内包装用シートには、遊技機に関する第1の情報が印刷され、外包装装置によって包装された外包装用シートには、第1の情報とは少なくとも一部が異なる第2の情報が印刷されるので、それぞれの包装用シートの用途に応じて異なる情報の印刷を行うことができる。
前記第2の情報には、少なくとも前記遊技機の納品先に関する情報が含まれていることを特徴とする手段7に記載の遊技機の包装システム。
手段8によれば、内包装用シートには少なくとも遊技機を識別可能な識別情報が含まれた第1の情報が印刷されているので、内包装用シートが包装された状態で遊技機を識別できると共に、内包装用シートが当該遊技機に固有のものとなり、包装用シートの偽造防止を図ることができる。また、外包装用シートには少なくとも遊技機の納品先に関する情報が含まれた第2の情報が印刷されているので、外包装用シートを視認することにより納品先に関する情報(例えば、納品先名や納品先住所等)を知ることができる。
手段9によれば、内包装用シートに印刷される第1の情報と外包装用シートに印刷される第2の情報とは、少なくとも一部が共通しているので、内包装用シートと外包装用シートとが正しい組合わせで包装されていることを確認することができる。従って、例えば、何らかの理由により包装ラインが一旦停止し、その後、稼働が再開された場合にも内包装用シートと外包装用シートとの組合わせが正しいか否かを確認することができる。尚、第1の情報と第2の情報との共通の情報としては、台数管理情報(例えば、遊技機の納品総数と当該遊技機の通し番号)等を用いることができる。
前記印刷手段は、前記識別情報取得手段によって取得された情報に基づいて前記遊技機に関する情報の印刷を行うことを特徴とする手段5乃至9のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
手段10によれば、識別情報取得手段が、遊技機に付された当該遊技機を識別可能な情報を正確且つ迅速に取得し、印刷手段は、識別情報取得手段によって取得された情報に基づいて遊技機に関する情報の印刷を行うので、作業者が遊技機に貼り付けられた証紙を視認して識別情報としての管理番号を端末に入力する等の手作業を省くことができる。
前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱可塑性材料からなる内包装用シートを前記遊技機の外周へ被着するシート被着手段と、
前記遊技機の外周へ被着された前記内包装用シートの少なくとも一部に熱処理を施す熱処理手段と、
を備えたことを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
また、手段11の内包装装置は、内包装用シートを被着した状態で熱処理により収縮させて遊技機の外周へ略密着させるので、シートを伸張させて遊技機へ巻きつけて包装する従来方法のようにシートの伸張強度や巻きつけ強度を調整することは必要とされない。このため、内包装用シートの破れや、内包装用シートの巻きつけにより遊技機の各構成部材へ悪影響を与える等の不具合が生じることがない。
手段12によれば、少なくとも遊技機の主制御を行う主制御装置の一部又は全体を覆うように内包装用シートが被着され、且つ熱処理によって内包装用シートが収縮して遊技機の外周に略密着した状態とされるので、主制御装置への不正改造の発見を容易にすると共に不正改造の未然防止を図ることができる。
手段13によれば、少なくとも遊技機に設けられたLED基板、音声ランプ制御基板、液晶パネル制御基板、図柄制御基板、図柄情報基板のいずれか一つ以上を含んでなる役物制御装置の一部又は全体を覆うように内包装用シートが被着され、且つ熱処理によって内包装用シートが収縮して遊技機の外周に略密着した状態とされるので、役物制御装置への不正改造の発見を容易にすると共に不正改造の未然防止を図ることができる。
手段14によれば、少なくとも賞球の払出し制御を行う払出し制御装置の一部又は全体を覆うように内包装用シートが被着され、且つ熱処理によって内包装用シートが収縮して遊技機の外周に略密着した状態とされるので、払出し制御装置への不正改造の発見を容易にすると共に不正改造の未然防止を図ることができる。
手段15によれば、内包装用シートの特定箇所へ局所的に熱処理を施して熱収縮させるので、効率的に内包装用シートを遊技機の外周に略密着させることができると共に、不必要な箇所へ熱処理を施さないことによりエネルギーの無駄な消費を抑えることができる。
手段16によれば、内包装用シートにおいて制御を行う部分の電子部品搭載箇所を覆う部分避けて熱処理を施すので、熱処理によって電子部品を損傷することが防止される。ここで、電子部品とは、内包装用シートに熱処理が施された場合に耐熱温度を超える可能性がある部品であり、例えば、遊技機の各部を制御するためのCPUや制御プログラムが記憶されたROM等を指している。
手段17によれば、内包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい段差部分近傍を覆う箇所に熱処理が施されるので、当該箇所において確実に熱収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
前記熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記内包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の前記一又は複数の基板ボックスのいずれかの端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする手段11乃至17のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
手段18によれば、内包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい基板ボックスの端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すので、遊技機背面における当該箇所において確実に熱収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段19によれば、内包装用シートにおいて最上位置の基板ボックスの上端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すことにより、遊技機背面における内包装用シートの上部を確実に収縮させて遊技機外周へ略密着させることができる。
手段20によれば、内包装用シートにおいて最下位置の基板ボックスの下端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すので、遊技機背面における内包装用シートの下部を確実に収縮させて遊技機外周へ略密着させることができる。
前記熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記内包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の一の基板ボックスと隣接する他の基板ボックスとの間を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする手段18乃至20のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
手段21によれば、内包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい一の基板ボックスと隣接する他の基板ボックスとの間を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機背面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段22によれば、内包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい上皿近傍を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機前面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段23によれば、内包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい下皿近傍を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機前面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段24によれば、内包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい上皿と下皿との間を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機前面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段25によれば、内包装用シートにおいて遊技機の高耐熱性部材を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機が熱処理によって損傷することを防止することができる。
手段26によれば、内包装用シートにおいて遊技機各部に設けられた金属製部材を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機が熱処理によって損傷することを防止することができる。
手段27によれば、内包装用シートにおいて遊技機に設けられた熱硬化性樹脂製部材(例えば、遊技機前面に設けられた灰皿等)を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機が熱処理によって損傷することを防止することができる。
手段28によれば、内包装用シートにおいて内包装用シートと遊技機との間に所定の距離が確保される箇所に熱処理が施されるので、遊技機に対する熱伝導が少なく、熱処理による遊技機の損傷を防止することができる。さらに、当該箇所の包装用シートを熱処理によって収縮させることにより、遊技機の外周へ密着させることができる。尚、包装用シートと遊技機との間に所定の距離が確保される箇所とは、例えば、遊技機前面の上皿、下皿の端部近傍及び上皿と下皿との間、遊技機背面の基板ボックスの端部近傍、隣接する基板ボックスの間等である。
手段29によれば、内包装用シートが被着された遊技機を装置下流方向へ搬送しつつ熱処理手段による熱処理を行うので、熱処理手段を固定配置した状態で包装用シートの広い領域に熱処理を施すことができる。
手段30によれば、熱処理手段が200℃〜400℃の温度で熱処理を施すので、熱可塑性材料からなる内包装用シートを確実に収縮させることができると共に、熱によって遊技機を損傷させることがない。
手段31によれば、シート被着手段によって、遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱可塑性材料からなる内包装用シートが遊技機の外周に被着されると、熱風発生手段によって発生した熱風が、遊技機に被着された内包装用シートの少なくとも一部に向かって吹きつけられることにより確実に熱処理が施され、当該被熱処理部分が確実に熱収縮して遊技機の外周形状に沿って略密着する。また、熱風の吹きつけにより熱処理を施す構成としたので、熱風発生手段(例えば、熱風を噴出させるノズル)を遊技機に被着された内包装用シートの表面から離隔させた位置に配置することができる。
手段32によれば、熱風発生手段が熱風を継続的に発生させるので、内包装用シートに対する熱処理温度が変動することが防止され、多数の遊技機に均一な包装を施すことができる。
前記遊技機を搬送する搬送手段と、
前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、前記内包装用シートを供給するシート供給手段と、
前記内包装用シートに熱溶着及び切断を施す熱溶着切断手段と、
を備え、
前記熱処理手段は、前記遊技機の外周に巻きつけられた前記内包装用シートの少なくとも一部に熱処理を施すことを特徴とする手段11乃至32のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
更に備え、
前記熱処理手段は、前記内包装用シートに前記予備熱処理が施された後、前記遊技機の外周に巻きつけられた前記内包装用シートの少なくとも一部に熱処理を施すことを特徴とする手段33に記載の遊技機の包装システム。
手段34によれば、予備熱処理手段が、搬送手段によって前記遊技機が搬送されつつシート供給手段によって内装用シートが供給されることにより遊技機の外周へ巻きつけられる内包装用シート上部の少なくとも一部に予備熱処理を施す。よって、内包装用シートの上部を熱収縮させることによってずり落ちを防止しつつ、内包装用シートを遊技機外周へ緩く巻きつけることができる。次いで、内包装用シートに前記予備熱処理が施された後、遊技機の外周に巻きつけられた内包装用シートの少なくとも一部に熱処理を施すことにより、当該被熱処理部分が熱収縮して遊技機の外周形状に沿って略密着する。
手段35によれば、予備熱処理手段による予備熱処理の温度が熱処理手段による熱処理の温度よりも低く設定されているので、遊技機に緩く巻きつけられた内包装用シートがずり落ちない程度に熱収縮させることができる。一方、熱処理手段による熱処理温度が相対的に高く設定されることにより、内包装用シートを十分に熱収縮させて遊技機に強固に密着させることができる。
手段36によれば、内包装用シートが熱可塑性樹脂からなるので、遊技機を確実に保護することができると共に、熱処理によって容易に収縮させ、且つ常温で冷却して硬化させることができる。
手段37によれば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ナイロンのいずれかの熱可塑性樹脂からなる安価な包装用シートを用いて、遊技機を確実に保護することができると共に、熱処理によって容易に収縮させ、且つ常温で冷却して硬化させることができる。
前記遊技機の下方に二つ折りの外包装用シートを展開状に通過させつつ両側縁を上方として繰り出すシート展開供給手段と、
そのシート展開供給手段によって繰り出された前記外包装用シートの前記遊技機前方側及び後方側にて縦方向に熱溶着及び切断を施す縦方向熱溶着切断手段と、
その縦方向熱溶着切断手段により分離形成されて前記遊技機を収容する前記外包装用シートからなる袋の開口部を熱溶着する袋口熱溶着手段と、
を備えたことを特徴とする手段1乃至37のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
手段38によれば、外包装装置において、シート展開供給手段が、遊技機の下方に二つ折りの外包装用シートを展開状に通過させつつ両側縁を上方として繰り出し、縦方向熱溶着切断手段が、シート展開供給手段によって繰り出された包装用シートの遊技機前方側及び後方側にて縦方向に熱溶着及び切断を施し、袋口熱溶着手段が、縦方向熱溶着切断手段により分離形成されて遊技機を収容する外包装用シートからなる袋の開口部を熱溶着する。よって、袋を形成する外包装用シートの供給から、内包装用シートが外周に包装された遊技機の全体を外包装用シートにより密封状に包装するまでの一連の工程を自動化することができる。
SH1 内包装用シート
SH2 外包装用シート
R1 シートロール
R2 シートロール
P1 遊技機
63 上皿
70 下皿
82 メイン基板ボックス(遊技機の制御を行う部分、主制御装置、基板ボックス)
85 役物カバー(遊技機の制御を行う部分、役物制御装置、基板ボックス)
86 払出し制御基板ボックス(遊技機の制御を行う部分、払出し制御装置、基板ボックス)
131〜133 CCD撮像装置(識別情報取得手段)
180 第1印刷装置(印刷装置)
190 第2印刷装置(印刷装置)
201 内包装装置
211 シート被着機構
212 シート供給機構(シート供給手段)
213 第1コンベア装置(搬送手段)
214 熱溶着切断機構(熱溶着切断手段)
229,131 熱溶着バー
232 切断用ヒータ線
251 熱処理機構
252 第2コンベア装置(搬送手段)
253 第3コンベア装置(搬送手段)
254 熱風発生装置(熱風発生手段、予備熱処理手段,熱処理手段)
261,262 第1,第2送風管(予備熱処理手段)
263〜268 第3〜第8送風管(熱処理手段,熱風発生手段)
271,272 第1,第2ノズル(予備熱処理手段)
273〜278 第3〜第8ノズル(熱処理手段,熱風発生手段)
301 外包装装置
311 シート供給装置(シート供給展開手段)
340 熱溶着切断機構(縦方向熱溶着切断手段)
385 袋口熱溶着機構(袋口熱溶着手段)
Claims (6)
- 全体として矩形状に構成された外枠と、その外枠に枢支され遊技板が設けられる本体枠と、その本体枠の背面側に設けられ制御を行う部分とを備えてなる遊技機を包装するためのシステムであって、
前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱可塑性材料からなる内包装用シートを前記遊技機の外周へ被着するシート被着手段と、前記遊技機の外周へ被着された前記内包装用シートの少なくとも一部に熱処理を施す熱処理手段とを有し、前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように前記遊技機の外周に前記内包装用シートを略密着させて包装する内包装装置と、
前記遊技機の下方に二つ折りの外包装用シートを展開状に通過させつつ両側縁を上方として繰り出すシート展開供給手段と、そのシート展開供給手段によって繰り出された前記外包装用シートの前記遊技機前方側及び後方側にて縦方向に熱溶着及び切断を施す縦方向熱溶着切断手段と、その縦方向熱溶着切断手段により分離形成されて前記遊技機を収容する前記外包装用シートからなる袋の開口部を熱溶着する袋口熱溶着手段とを有し、前記内包装装置によって前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように前記内包装用シートが外周に略密着して包装された前記遊技機の全体を前記外包装用シートにより密封状に包装する外包装装置と、
少なくとも前記外包装装置によって前記遊技機全体に包装された前記外包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する印刷手段と
を備えたことを特徴とする遊技機の包装システム。 - 前記印刷手段は、
前記内包装装置によって前記遊技機の外周に包装された前記内包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する第1印刷手段と、
前記外包装装置によって前記遊技機全体に包装された前記外包装用シートに前記遊技機に関する情報を印刷する第2印刷手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の包装システム。 - 前記第1印刷装置は、前記内包装装置によって包装された内包装用シートに前記遊技機に関する第1の情報を印刷し、
前記第2印刷装置は、前記外包装装置によって包装された外包装用シートに前記第1の情報とは少なくとも一部が異なる第2の情報を印刷することを特徴とする請求項2に記載の遊技機の包装システム。 - 前記第1の情報には、少なくとも前記遊技機を識別可能な識別情報が含まれ、
前記第2の情報には、少なくとも前記遊技機の納品先に関する情報が含まれていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機の包装システム。 - 前記第1の情報と前記第2の情報とは、少なくとも一部が共通していることを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機の包装システム。
- 前記遊技機に付された当該遊技機を識別可能な情報を取得する識別情報取得手段を更に備え、
前記印刷手段は、前記識別情報取得手段によって取得された情報に基づいて前記遊技機に関する情報の印刷を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遊技機の包装システム。
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