JP4648620B2 - 遊技機の包装装置 - Google Patents
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前記遊技機を搬送する搬送手段と、
前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱収縮性を有する熱可塑性材料からなる包装用シートを供給するシート供給手段と、
前記包装用シートに熱溶着及び切断を施す熱溶着切断手段と、
前記搬送手段によって前記遊技機が搬送されつつ前記シート供給手段によって前記包装用シートが供給されることにより前記遊技機の外周へ巻きつけられる前記包装用シート上部の少なくとも前記遊技機前面及び背面の上部を覆う箇所に第1の熱処理を施す第1の熱処理手段と、
前記包装用シートに前記第1の熱処理が施された後、前記遊技機の外周に巻きつけられた前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の制御を行う部分の電子部品搭載箇所を覆う部分を避けつつ、少なくとも前記遊技機外周における一又は複数の段差部分近傍を覆う箇所に第2の熱処理を施す第2の熱処理手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機の包装装置。
特に、包装用シートにおいて制御を行う部分の電子部品搭載箇所を覆う部分避けて熱処理を施すので、熱処理によって電子部品を損傷することが防止される。ここで、電子部品とは、包装用シートに熱処理が施された場合に耐熱温度を超える可能性がある部品であり、例えば、遊技機の各部を制御するためのCPUや制御プログラムが記憶されたROM等を指している。
また、包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい段差部分近傍を覆う箇所に熱処理が施されるので、当該箇所において確実に熱収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
そして、手段1によって包装された包装用シートは、遊技機の外周形状に沿って略密着しているため、包装用シートを一旦切断・開封して、遊技機の制御を行う部分等に不正改造を行った後、元の包装状態と全く見分けがつかないように再包装することは不可能である。よって、不正改造の発見をより確実にすると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。また、第1の熱処理によって包装用シートのずり落ちが防止されることにより、大量生産される個々の遊技機に対して安定した包装を施すことが可能となるため、不正改造の発見がより容易になるという利点がある。
尚、第1の熱処理を行う箇所は、遊技機に巻きつけられる包装用シート上部の前面側又は背面側のいずれか一面でもよく、或いは前面側及び背面側の両方でもよく、さらに包装用シートの上部に加えて下部にも第1の熱処理を施してもよい。
前記シート供給手段は、前記遊技機の搬送経路を挟んで両側に設けられ、熱可塑性材料からなる長尺状の包装用シートがそれぞれ巻回された一対のシートロールより前記包装用シートをそれぞれ繰り出し、前記搬送手段によって搬送される前記遊技機の両側から前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、前記包装用シートを供給し、
前記熱溶着切断手段は、開閉自在に設けられた一対の熱溶着バーが設けられると共に、一方の熱溶着バーの内面に切断用ヒータ線が設けられ、前記シート供給手段により供給された前記一対の包装用シートに前記遊技機の搬送方向前方側及び後方側でそれぞれ熱溶着及び切断を施し、
前記第1の熱処理手段は、前記熱溶着切断手段により前記一対の包装用シートに前記遊技機の搬送方向後方側で熱溶着及び切断が施される前に、前記搬送手段によって前記遊技機が搬送されつつ前記シート供給手段によって前記包装用シートが供給されることにより前記遊技機の外周へ巻きつけられる前記包装用シート上部の少なくとも一部に第1の熱処理を施し、
前記第2の熱処理手段は、前記熱溶着切断手段により前記遊技機の搬送方向後方側で熱溶着及び切断が施された後、前記遊技機の外周に巻きつけられた前記包装用シートの少なくとも一部に第2の熱処理を施すことを特徴とする手段1に記載の遊技機の包装装置。
手段3によれば、第1の熱処理手段による第1の熱処理温度が第2の熱処理手段による第2の熱処理温度よりも低く設定されているので、遊技機に緩く巻きつけられた包装用シートがずり落ちない程度に熱収縮させることができる。一方、第2の熱処理手段による第2の熱処理温度が相対的に高く設定されることにより、包装用シートを十分に熱収縮させて遊技機に強固に密着させることができる。
手段4によれば、第1の熱処理手段による第1の熱処理の温度は、100〜200℃に設定されているので、遊技機に緩く巻きつけられた包装用シートがずり落ちない程度に熱収縮させることができると共に、遊技機を必要以上に加熱して損傷を与えることを防止できる。
手段5によれば、熱溶着切断手段により一対の包装用シートに遊技機の搬送方向後方側で熱溶着及び切断が施される前に、搬送手段によって遊技機が搬送されつつシート供給手段によって包装用シートが供給されることにより遊技機の外周へ巻きつけられる包装用シート上部の少なくとも一部に熱風を吹きつけて熱収縮させるので、包装用シートのずり落ちを防止しつつ遊技機外周へ緩く巻きつけることができる。また、熱風の吹きつけにより熱処理を施す構成としたので、熱風発生手段(例えば、熱風を噴出させるノズル)を遊技機に被着される包装用シートの表面から離隔させた位置に配置することができる。
手段6によれば、熱風発生手段が熱風を継続的に発生させるので、包装用シートに対する熱処理温度が変動することが防止され、多数の遊技機に均一な包装を施すことができる。
前記熱風発生手段の熱風噴出口に対して開閉可能に設けられたシャッタ手段と、
前記搬送状態検出手段による搬送停止の検出に基づいて、前記シャッタ手段を閉状態とするシャッタ制御手段と、
を備えたことを特徴とする手段6に記載の遊技機の包装装置。
手段7によれば、搬送状態検出手段が、搬送手段による遊技機の搬送状態を検出し、シャッタ制御手段が、搬送状態検出手段による搬送停止の検出に基づいて、熱風発生手段の熱風噴出口に対して開閉可能に設けられたシャッタ手段を閉状態とするので、搬送が停止した遊技機に巻きつけられる包装用シートへ、熱風発生手段より継続的に発生する熱風によって必要以上の熱処理が施されることを防止できる。
手段8によれば、シャッタ制御手段が、搬送状態検出手段により所定時間以上の搬送停止が検出されたことに基づいてシャッタ手段を閉状態とするので、包装用シートに必要以上の熱処理が施されることを防止することができる。一方、所定時間未満の短時間の搬送停止では、包装用シートへの熱処理が過度になることはないと考えられるため、シャッタ手段は開状態のまま維持される。
手段9によれば、シャッタ制御手段は、シャッタ手段が閉状態にある場合、搬送状態検出手段により搬送再開が検出されたことに基づいて、シャッタ手段を開状態とするので、搬送再開時には自動的に第1の熱処理が再開される。
手段10によれば、少なくとも遊技機の主制御を行う主制御装置の一部又は全体を覆うように包装用シートが被着され、且つ熱処理によって包装用シートが収縮して遊技機の外周に略密着した状態とされるので、主制御装置への不正改造の発見を容易にすると共に不正改造の未然防止を図ることができる。
手段11によれば、少なくとも遊技機に設けられたLED基板、音声ランプ制御基板、液晶パネル制御基板、図柄制御基板、図柄情報基板のいずれか一つ以上を含んでなる役物制御装置の一部又は全体を覆うように包装用シートが被着され、且つ熱処理によって包装用シートが収縮して遊技機の外周に略密着した状態とされるので、役物制御装置への不正改造の発見を容易にすると共に不正改造の未然防止を図ることができる。
手段12によれば、少なくとも賞球の払出し制御を行う払出し制御装置の一部又は全体を覆うように包装用シートが被着され、且つ熱処理によって包装用シートが収縮して遊技機の外周に略密着した状態とされるので、払出し制御装置への不正改造の発見を容易にすると共に不正改造の未然防止を図ることができる。
手段13によれば、包装用シートの特定箇所へ局所的に熱処理を施して熱収縮させるので、効率的に包装用シートを遊技機の外周に略密着させることができると共に、不必要な箇所へ熱処理を施さないことによりエネルギーの無駄な消費を抑えることができる。
前記第1の熱処理手段及び/又は前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の前記一又は複数の基板ボックスのいずれかの端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機の包装装置。
手段14によれば、包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい基板ボックスの端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すので、遊技機背面における当該箇所において確実に熱収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段15によれば、包装用シートにおいて最上位置の基板ボックスの上端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すことにより、遊技機背面における包装用シートの上部を確実に収縮させて遊技機外周へ略密着させることができる。
手段16によれば、包装用シートにおいて最下位置の基板ボックスの下端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すので、遊技機背面における包装用シートの下部を確実に収縮させて遊技機外周へ略密着させることができる。
前記第1の熱処理手段及び/又は前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の一の基板ボックスと隣接する他の基板ボックスとの間を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする手段14乃至16のいずれかに記載の遊技機の包装装置。
手段17によれば、包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい一の基板ボックスと隣接する他の基板ボックスとの間を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機背面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段18によれば、包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい上皿近傍を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機前面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段19によれば、包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい下皿近傍を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機前面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段20によれば、包装用シートにおいて遊技機外周との間に隙間が生じやすい上皿と下皿との間を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機前面の当該箇所において確実に収縮させて遊技機の外周へ略密着させることができる。
手段21によれば、包装用シートにおいて遊技機の高耐熱性部材を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機が熱処理によって損傷することを防止することができる。
手段22によれば、包装用シートにおいて遊技機各部に設けられた金属製部材を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機が熱処理によって損傷することを防止することができる。
手段23によれば、包装用シートにおいて遊技機に設けられた熱硬化性樹脂製部材(例えば、遊技機前面に設けられた灰皿等)を覆う箇所に熱処理が施されるので、遊技機が熱処理によって損傷することを防止することができる。
手段24によれば、包装用シートにおいて包装用シートと遊技機との間に所定の距離が確保される箇所に熱処理が施されるので、遊技機に対する熱伝導が少なく、熱処理による遊技機の損傷を防止することができる。さらに、当該箇所の包装用シートを熱処理によって収縮させることにより、遊技機の外周へ密着させることができる。尚、包装用シートと遊技機との間に所定の距離が確保される箇所とは、例えば、遊技機前面の上皿、下皿の端部近傍及び上皿と下皿との間、遊技機背面の基板ボックスの端部近傍、隣接する基板ボックスの間等である。
手段25によれば、包装用シートが被着された遊技機を装置下流方向へ搬送しつつ熱処理手段による熱処理を行うので、第1の熱処理手段及び/又は第2の熱処理手段を固定配置した状態で包装用シートの広い領域に熱処理を施すことができる。
手段26によれば、第2の熱処理手段が200℃〜400℃の温度で熱処理を施すので、熱可塑性材料からなる包装用シートを確実に収縮させることができると共に、熱によって遊技機を損傷させることがない。
手段27によれば、シート被着手段によって、遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱可塑性材料からなる包装用シートが遊技機の外周に被着されると、熱風発生手段によって発生した熱風が、遊技機に被着された包装用シートの少なくとも一部に向かって吹きつけられることにより確実に熱処理が施され、当該被熱処理部分が確実に熱収縮して遊技機の外周形状に沿って略密着する。また、熱風の吹きつけにより熱処理を施す構成としたので、熱風発生手段(例えば、熱風を噴出させるノズル)を遊技機に被着された包装用シートの表面から離隔させた位置に配置することができる。
手段28によれば、熱風発生手段が熱風を継続的に発生させるので、包装用シートに対する熱処理温度が変動することが防止され、多数の遊技機に均一な包装を施すことができる。
手段29によれば、熱風発生手段による熱風の吹きつけ位置よりも装置下流側における遊技機の搬送が停止した場合に、熱風の吹きつけ位置よりも装置上流側にて遊技機1台以上が待機可能であるので、熱風発生手段より継続的に発生する熱風によって包装用シートに必要以上の熱処理が施されることを防止できる。
手段30によれば、第1の熱処理手段及び第2の熱処理手段のうち少なくとも一方が、構造が簡単で安価なヒータによって構成され、ヒータより発せられる熱によって、遊技機に被着される包装用シートに第1の熱処理及び/又は第2の熱処理を確実に施すことができる。
前記第2の熱処理手段は、ヒータからなることを特徴とする手段30に記載の遊技機の包装装置。
手段31によれば、熱風発生手段より発生する熱風によって包装用シートの上部に第1の熱処理を施すことにより包装用シートのずり落ちを防止し、更に、ヒータからの発熱によって第2の熱処理を施すことにより包装用シートを収縮させて、遊技機の外周に密着させることができる。
手段32によれば、熱風発生手段より発生する熱風によって包装用シートの上部に第1の熱処理を施すことにより包装用シートのずり落ちを防止し、更に、包装用シートが被着される遊技機の前面側及び背面側の略全体に対向するように配設されたヒータからの発熱によって第2の熱処理を施すことにより包装用シートを全体に亘って熱収縮させて、遊技機の外周に密着させることができる。
手段33によれば、第1の熱処理手段及び第2の熱処理手段のうち少なくとも一方の先端部分が可動であるので、包装用シートに偏り無く熱処理を施すことができる。例えば、熱処理手段としてノズルの先端より熱風を噴出させる構成を採用した場合、ノズルの先端を上下に首振り状に動かすことにより、遊技機の外周に被着された包装用シートへ上下に万遍なく熱風を吹きつけて均一に熱処理を施すことができる。
手段34によれば、包装用シートが熱可塑性樹脂からなるので、遊技機を確実に保護することができると共に、熱処理によって容易に収縮させ、且つ常温で冷却して硬化させることができる。
手段35によれば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ナイロンのいずれかの熱可塑性樹脂からなる安価な包装用シートを用いて、遊技機を確実に保護することができると共に、熱処理によって容易に収縮させ、且つ常温で冷却して硬化させることができる。
遊技機P1は、図1乃至図3に示すように、外枠10、本体枠20、遊技板30、前面枠60及び機構板80を備えて構成されるパチンコ機である。なお、図1は遊技機P1を正面から見て示す正面図であり、図2は図1の遊技機P1を上面から見て示す上面図であり、図3は図1の遊技機P1を背面から見て示す背面図であるが、実際の出荷時にはガラス枠61の背面に出荷時用の所定の紙が挿入されており、遊技領域31は隠れた状態となっている。
本体枠20は、図3において矩形開口10aの左端にて枢支されており、図示しない回転軸を中心に回動し、外枠10に対して開閉可能かつ着脱可能に被着される。
遊技板30は、前面では、図3において下端中央から右巻きに概略一回転する外枠レールに取り囲まれる略円形の領域が遊技領域31となっている。この遊技領域31には、多数の釘や、複数の入賞口や、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト球回収口や、遊技の状況を表示する表示装置などが配設されている。
第3コンベア装置153は、第2コンベア装置152の下流側に設けられ、第2の熱処理位置H3から下流側へ搬送するために設けられた公知のベルトコンベア装置である。尚、第2コンベア装置152及び第3コンベア装置153は、第1コンベア装置113と同様の構成であるので、詳細説明を省略する。
例えば、前記実施形態では、第1の熱処理を施す箇所を、遊技機P1に巻きつけられる包装用シートS上部の前面側及び背面側の両方としたが、前面側又は背面側のいずれか一面でもよく、さらに包装用シートS上部に加えて下部にも第1の熱処理を施してもよい。
例えば、前記実施形態において熱風を吹きつける箇所は、一例を示したものであり、遊技機の形状等に応じて適宜変更して実施することが可能であることはいうまでもない。例えば、上皿63近傍を覆う箇所に第2の熱処理を施すことにより、遊技機P1前面の当該箇所において確実に遊技機P1の外周へ略密着させることができる。また、第2の熱処理工程で、包装用シートSにおいて、少なくとも遊技機P1の高耐熱性部材を覆う箇所に第2の熱処理を施すようにしてもよい。例えば、包装用シートSにおいて遊技機P1各部に設けられた金属製部材を覆う箇所に第2の熱処理を施してもよい。また、包装用シートSにおいて遊技機P1に設けられた熱硬化性樹脂製部材(例えば、遊技機前面に設けられた灰皿等)を覆う箇所に第2の熱処理を施してもよい。このように、包装用シートSにおいて金属製部材や熱硬化性樹脂製部材等の高耐熱性部材を覆う箇所に第2の熱処理が施されるので、遊技機P1が熱処理によって損傷することを防止することができる。
また、前記実施形態では、ノズルから熱風を吹きつけることにより遊技機P1の外周に被着された包装用シートSへ第1の熱処理及び第2の熱処理を施す構成としたが、遊技機の搬送経路の両側に熱処理手段としてのヒータを配置し、ヒータから発せられる熱により包装用シートSへ第1の熱処理及び/又は第2の熱処理を施す構成としてもよい。本変形例によれば、第1の熱処理手段及び/又は第2の熱処理手段を、構造が簡単で安価なヒータによって構成することができる。具体的には、例えば、上述した実施形態と同様に、第1の熱処理を第1ノズル171及び第2ノズル172からの熱風により行うと共に、遊技機P1の前面側及び背面側の略全体に対向するようにヒータを配設したヒータボックスを第2の熱処理手段として設け、そのヒータボックス内に包装用シートSが被着された遊技機P1を通過させる構成としてもよい。図19は、包装用シートSが巻きつけられる遊技機P1の前面側及び背面側の略全体に対向するようにヒータを配設した例を示している。本変形例によれば、第1ノズル171及び第2ノズル172より発生する熱風によって包装用シートSの上部に第1の熱処理を施すことにより包装用シートSのずり落ちを防止し、更に、包装用シートSが被着される遊技機P1の前面側及び背面側の略全体に対向するように配設されたヒータからの発熱によって第2の熱処理を施すことにより包装用シートSを全体に亘って熱収縮させて、遊技機P1の外周に密着させることができる。
R シートロール
P1 遊技機
63 上皿
70 下皿
82 メイン基板ボックス(遊技機の制御を行う部分、主制御装置、基板ボックス)
85 役物カバー(遊技機の制御を行う部分、役物制御装置、基板ボックス)
86 払出し制御基板ボックス(遊技機の制御を行う部分、払出し制御装置、基板ボックス)
101 遊技機の包装装置
111 シート被着機構
112 シート供給機構(シート供給手段)
113 第1コンベア装置(搬送手段)
114 熱溶着切断機構(熱溶着切断手段)
129,131 熱溶着バー
132 切断用ヒータ線
151 熱処理機構
152 第2コンベア装置(搬送手段)
153 第3コンベア装置(搬送手段)
154 熱風発生装置(熱風発生手段、第1の熱処理手段,第2の熱処理手段)
161,162 第1,第2送風管(第1の熱処理手段,熱風発生手段)
163〜168 第3〜第8送風管(第2の熱処理手段,熱風発生手段)
171,172 第1,第2ノズル(第1の熱処理手段,熱風発生手段)
171a,172a 熱風噴出口
173〜178 第3〜第8ノズル(第2の熱処理手段,熱風発生手段)
181 シャッタ(シャッタ手段)
182 シャッタ開閉機構(シャッタ手段)
Claims (14)
- 遊技機を包装する装置であって、
前記遊技機を搬送する搬送手段と、
前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱収縮性を有する熱可塑性材料からなる包装用シートを供給するシート供給手段と、
前記包装用シートに熱溶着及び切断を施す熱溶着切断手段と、
前記搬送手段によって前記遊技機が搬送されつつ前記シート供給手段によって前記包装用シートが供給されることにより前記遊技機の外周へ巻きつけられる前記包装用シート上部の少なくとも前記遊技機前面及び背面の上部を覆う箇所に第1の熱処理を施す第1の熱処理手段と、
前記包装用シートに前記第1の熱処理が施された後、前記遊技機の外周に巻きつけられた前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の制御を行う部分の電子部品搭載箇所を覆う部分を避けつつ、少なくとも前記遊技機外周における一又は複数の段差部分近傍を覆う箇所に第2の熱処理を施す第2の熱処理手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機の包装装置。 - 前記遊技機の背面には一又は複数の基板ボックスが配設され、
前記第1の熱処理手段及び/又は前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の前記一又は複数の基板ボックスのいずれかの端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の包装装置。 - 前記第1の熱処理手段及び前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも最上位置の基板ボックスの上端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機の包装装置。
- 前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも最下位置の基板ボックスの下端部近傍を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機の包装装置。
- 前記遊技機の背面には複数の基板ボックスが隣接して配設され、
前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の一の基板ボックスと隣接する他の基板ボックスとの間を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。 - 前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の前面に配設された上皿近傍を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の前面に配設された下皿近傍に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記第2の熱処理手段は、前記遊技機に被着された前記包装用シートにおいて、少なくとも前記遊技機の前面に配設された上皿と下皿との間を覆う箇所に熱処理を施すように構成されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記第1の熱処理手段による第1の熱処理温度は、前記第2の熱処理手段による第2の熱処理温度よりも低く設定されたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記第1の熱処理手段による第1の熱処理の温度は、100〜200℃に設定されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記シート被着手段は、少なくとも前記遊技機の主制御を行う主制御装置の一部又は全体を覆うように前記包装用シートを被着することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記シート被着手段は、少なくとも前記遊技機に設けられたLED基板、音声ランプ制御基板、液晶パネル制御基板、図柄制御基板、図柄情報基板のいずれか一つ以上を含んでなる役物制御装置の一部又は全体を覆うように前記包装用シートを被着することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記シート被着手段は、少なくとも賞球の払出し制御を行う払出し制御装置の一部又は全体を覆うように前記包装用シートを被着することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
- 前記搬送手段は、前記遊技機を起立姿勢で搬送し、
前記シート供給手段は、前記遊技機の搬送経路を挟んで両側に設けられ、熱可塑性材料からなる長尺状の包装用シートがそれぞれ巻回された一対のシートロールより前記包装用シートをそれぞれ繰り出し、前記搬送手段によって搬送される前記遊技機の両側から前記遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、前記包装用シートを供給し、
前記熱溶着切断手段は、開閉自在に設けられた一対の熱溶着バーが設けられると共に、一方の熱溶着バーの内面に切断用ヒータ線が設けられ、前記シート供給手段により供給された前記一対の包装用シートに前記遊技機の搬送方向前方側及び後方側でそれぞれ熱溶着及び切断を施し、
前記第1の熱処理手段は、前記熱溶着切断手段により前記一対の包装用シートに前記遊技機の搬送方向後方側で熱溶着及び切断が施される前に、前記搬送手段によって前記遊技機が搬送されつつ前記シート供給手段によって前記包装用シートが供給されることにより前記遊技機の外周へ巻きつけられる前記包装用シート上部の少なくとも一部に第1の熱処理を施し、
前記第2の熱処理手段は、前記熱溶着切断手段により前記遊技機の搬送方向後方側で熱溶着及び切断が施された後、前記遊技機の外周に巻きつけられた前記包装用シートの少なくとも一部に第2の熱処理を施すことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つに記載の遊技機の包装装置。
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