JP2005198863A - 遊技機の包装方法及びその方法により包装された遊技機 - Google Patents

遊技機の包装方法及びその方法により包装された遊技機

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Abstract

【課題】 熱収縮包装される包装用シートの捲れを防止すると共に、開封した場合に確実に痕跡を残すことが可能な遊技機の包装方法及びその方法により包装された遊技機を提供する。
【解決手段】 熱可塑性材料からなる包装用シートSを遊技機P1の外周に被着し、包装用シートSの少なくとも一部を熱収縮させると共に遊技機P1に装着された遊技板保護材90の凸部材92に接着させるので、包装用シートSの捲れが確実に防止される。また、包装用シートSの接着を剥がすと包装用シートS及び凸部材92に痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機、特に、不正改造防止を考慮した遊技機の包装方法及びその方法により包装された遊技機に関する。
従来、パチンコ機等の遊技機の出荷には、遊技機全体をホールに納入する形態と、いわゆる板替えの際に遊技板をホールに納入する形態とがあるが、遊技機全体を製造して納入する場合、遊技機の製造ラインにて、遊技機全体を製造し、製造した遊技機の遊技板や基板ボックスやROMに証紙を貼付した後、不正改造防止のため遊技機全体をビニール袋に密封するように袋詰めされている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、遊技機全体を包装したビニール袋を開封して遊技機を取り出し、制御装置に不正改造を行った後、ビニール袋内に遊技機を戻し、ビニール袋の開封部分を何らかの方法によって塞ぐなどの細工が行われた場合は、元の包装状態と殆ど見分けが付かない場合も生じうるという問題が指摘されている。
一方、不正改造防止とパチンコ機の外径寸法の確認作業容易化の観点から、内枠と外枠とから構成されるパチンコ機の内枠のみを封印包装して外枠と共に配送可能としたパチンコ機の包装方法が提案されている。具体的には、(1)伸縮性の有るビニールシートを伸張して内枠の機能、製品に支障のない強度で制御装置部分に横方向に巻きつけ、巻きつけた箇所を接着材や熱溶着、又はパチンコ機メーカのロゴ等が明示されているテープなどで封印包装する方法、(2)内枠全体を袋状のシートに上から入れて、上部で密封する方法、(3)内枠に対して縦方向に制御装置部分にシートを巻きつけテープで封印する方法、(4)シートを分割して制御装置部分に巻きつけてテープで封印する方法、(5)制御装置部分にテープのみを巻きつける方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献2に記載されたパチンコ機の包装方法では、作業性や不正改造発見の観点で欠点がある。例えば、(1)、(3)又は(4)の各方法では、ビニールシートを伸張して内枠に巻きつけるため、シートの伸張強度が強すぎるとシートの破れや不正改造保護部分の破損を生じる可能性があり、弱すぎると不正改造保護部分への密着性が不足し、元の包装状態と見分けがつかないように再包装を行うことが容易になってしまうという欠点がある。また、(2)又は(5)の方法についても、元の包装状態と略同様の外観を呈するように再包装を行うことが比較的容易であるという欠点がある。
そこで、本出願人は、このような問題点に鑑みて、特願2003−317588号において、メイン基板等の遊技機の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、熱可塑性材料からなる包装用シートを遊技機の外周に被着するシート被着工程と、遊技機の外周に被着された包装用シートの少なくとも一部に熱風の吹きつけ等による熱処理を施す熱処理工程とを備えた遊技機の包装方法を提案している。さらに、本出願人は、特願2004−325340号において、この包装方法を実施するための包装装置を提案している。そして、これら本出願人提案による遊技機の包装方法及び包装装置によれば、包装用シートの被熱処理部分が収縮して遊技機の外周形状に沿って略密着するので、不正改造の発見がより確実になると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
特開2003−93623号公報 特開2002−52157号公報
しかしながら、包装用シートを熱収縮させる際に包装用シートが風等に起因して捲れ上がる事態も想定され得る。また、熱収縮包装された包装用シートを丁寧にずらしながら遊技機から取り外すことにより、痕跡を殆ど残すことなく包装を開封することも不可能とは断定できないという問題がある。
解決しようとする課題は、熱収縮包装される包装用シートの捲れを防止すると共に、開封した場合に確実に痕跡を残すことが可能な遊技機の包装方法及びその方法により包装された遊技機を提供することである。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.熱可塑性材料からなる包装用シートを遊技機の外周に被着すると共に、前記包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させるようにした遊技機の包装方法であって、
前記遊技機の外周に被着された前記包装用シートの少なくとも一部を前記遊技機側に接着させることを特徴とする遊技機の包装方法。
手段1によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートを遊技機の外周に被着し、包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させると共に遊技機側に接着させるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及び遊技機側に痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
2.前記包装用シートの熱収縮と前記遊技機側への接着とを同一の熱処理で行うことを特徴とする手段1に記載の遊技機の包装方法。
手段2によれば、包装用シートを熱収縮させるための熱処理において、包装用シートが熱収縮して遊技機の外周に略密着すると、包装用シートが遊技機側の接着面に接触して接着される。すなわち、包装用シートの熱収縮と遊技機側への接着とを同一の熱処理で行うので、包装用シートの少なくとも一部を遊技機側の接着面に接触させるための工程を別途設ける必要がなく、遊技機の熱収縮包装に使用される従来の包装装置をそのまま使用して包装用シートの接着を行うことができる。
3.前記遊技機の外周に被着された前記包装用シートの少なくとも一部を風圧によって前記遊技機側に設けた接着面に接触させることにより接着を行うことを特徴とする手段1に記載の遊技機の包装方法。
手段3によれば、遊技機の外周に被着された包装用シートの少なくとも一部に空気を吹きつけ、その風圧によって遊技機側に設けた接着面に接触させるので、簡単な送風装置を用いて確実に包装用シートの接着を行うことができる。
4.前記遊技機側の表面に接着剤の塗布により接着面が形成されたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段4によれば、遊技機側の表面に接着剤を塗布することにより接着面が形成されているため、遊技機の外周に被着された包装用シートが接着剤を介して確実に遊技機側に接着される。
5.前記接着剤は着色されていることを特徴とする手段4に記載の遊技機の包装方法。
手段5によれば、赤色や青色等に着色された接着剤を塗布することにより着色された接着面が形成されるため、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及び遊技機側に着色された接着剤の痕跡が残るので、包装が開封されたことを容易に発見することができる。
6.前記遊技機側の表面に両面テープの貼付により接着面が形成されたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段6によれば、遊技機側の表面に両面テープの貼付により接着面が形成されているため、遊技機の外周に被着された包装用シートが両面テープを介して確実に遊技機側に接着される。
7.前記両面テープは、接着面が着色されていることを特徴とする手段6に記載の遊技機の包装方法。
手段7によれば、赤色や青色等に着色された接着面を有する両面テープを貼付することにより着色された接着面が形成されるため、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及び遊技機側に着色された接着面の痕跡が残るので、包装が開封されたことを容易に発見することができる。
8.前記包装用シートは、前記遊技機側の前面に接着されることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段8によれば、包装用シートが遊技機側の前面に接着されるので、遊技機側の前面において包装用シートの捲れが防止されると共に包装用シートをずらしつつ取り外すことが防止される。
9.前記包装用シートは、前記遊技機側の背面に接着されることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段9によれば、包装用シートが遊技機側の背面に接着されるので、遊技機側の背面において包装用シートの捲れが防止されると共に包装用シートをずらしつつ取り外すことが防止される。また、遊技機が遊技ホール等に設置された状態で遊技機背面は遊技者から見えないので、美観を損ねることなく任意の箇所に接着面を設けることができる。
10.前記包装用シートは、前記遊技機背面に設けられた遊技機の制御を行う部分の周辺に接着されることを特徴とする手段9に記載の遊技機の包装方法。
手段10によれば、包装用シートが遊技機背面に設けられた遊技機の制御を行う部分の周辺に接着されるので、不正改造の対象として狙われやすい遊技機の制御を行う部分周辺において包装用シート及び遊技機側に開封の痕跡を残すことができ、遊技機の制御を行う部分における不正改造発見の容易化及び不正改造の未然防止をより一層図ることができる。
11.前記包装用シートは、前記遊技機背面に設けられた遊技機の主制御を行う主制御装置の周辺に接着されることを特徴とする手段10に記載の遊技機の包装方法。
手段11によれば、包装用シートが遊技機背面に設けられた主制御装置の周辺に接着されるので、不正改造の対象として狙われやすい主制御装置周辺において包装用シート及び遊技機側に開封の痕跡を残すことができ、主制御装置における不正改造発見の容易化及び不正改造の未然防止をより一層図ることができる。
12.前記包装用シートは、前記遊技機背面に設けられたLED基板、音声ランプ制御基板、液晶パネル制御基板、図柄制御基板、図柄情報基板のいずれか一つ以上を含んでなる役物制御装置の周辺に接着されることを特徴とする手段10又は11に記載の遊技機の包装方法。
手段12によれば、包装用シートが遊技機背面に設けられた役物制御装置の周辺に接着されるので、不正改造の対象として狙われやすい役物制御装置周辺において包装用シート及び遊技機側に開封の痕跡を残すことができ、役物制御装置における不正改造発見の容易化及び不正改造の未然防止をより一層図ることができる。
13.前記包装用シートは、前記遊技機背面に設けられた賞球の払出し制御を行う払出し制御装置の周辺に接着されることを特徴とする手段10乃至12のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段13によれば、包装用シートが遊技機背面に設けられた払出し制御装置の周辺に接着されるので、不正改造の対象として狙われやすい払出し制御装置周辺において包装用シート及び遊技機側に開封の痕跡を残すことができ、払出し制御装置における不正改造発見の容易化及び不正改造の未然防止をより一層図ることができる。
14.前記包装用シートは、前記遊技機側の側面に接着されることを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段14によれば、包装用シートが遊技機側の側面に接着されるので、遊技機側の側面において包装用シートの捲れが防止されると共に包装用シートをずらしつつ取り外すことが防止される。また、遊技機が遊技ホール等に設置された状態で遊技機側面は遊技者から見えないので、美観を損ねることなく任意の箇所に接着面を設けることができる。
15.前記包装用シートは、前記遊技機側の複数箇所に接着されることを特徴とする手段1乃至14のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段15によれば、包装用シートが遊技機側の複数箇所に接着されるので、包装用シートの捲れがより確実に防止される。また、包装を開封した場合には、包装用シート及び遊技機側の複数箇所に痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを容易に発見することができる。
16.前記包装用シートは、前記遊技機側の前面、背面及び側面の少なくとも二面に接着されることを特徴とする手段15に記載の遊技機の包装方法。
手段16によれば、包装用シートが遊技機側の前面、背面及び側面の少なくとも二面に接着されるので、包装用シートの捲れが異なる二面以上において確実に防止されると共に包装がより強固となる。
17.前記包装用シートは、前記遊技機側の前面及び背面において接着されることを特徴とする手段16に記載の遊技機の包装方法。
手段17によれば、包装用シートが遊技機側の前面及び背面に接着されるので、包装用シートの捲れが前面及び背面において確実に防止されると共に包装が極めて強固となる。
18.前記遊技機は、遊技球を流下させる遊技領域を設けた遊技板を有すると共に、その遊技板の前面を覆い保護する遊技板保護材が装着され、
その遊技板保護材の表面に接着面が形成されたことを特徴とする手段1乃至17のいずれかに記載の遊技機の包装方法。
手段18によれば、包装用シートが遊技板保護材に接着されるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及び遊技板保護材に痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができる。
19.前記遊技板保護材は、段ボール紙からなることを特徴とする手段18に記載の遊技機の包装方法。
手段19によれば、包装用シートが段ボール紙からなる遊技板保護材に接着されるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装用シートの接着を剥がすと、包装用シート及び段ボール紙からなる遊技板保護材に確実に痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができる。
20.前記遊技板保護材には、遊技機前方側に突出形成された凸部が設けられ、
その凸部の表面に接着面が設けられたことを特徴とする手段18又は19に記載の遊技機の包装方法。
手段20によれば、遊技機前方側に突出形成された遊技板保護材の凸部の表面に接着面が設けられているので、遊技機の外周に被着された包装用シートが接着面に接触しやすくなり、より確実に接着を行うことができる。
21.前記凸部は、前記遊技板保護材の周囲の遊技機前面部分と略同程度又はそれ以上に前方側へ突出形成されたことを特徴とする手段20に記載の遊技機の包装方法。
手段21によれば、凸部が遊技板保護材の周囲の遊技機前面部分と略同程度又はそれ以上に前方側へ突出形成されているので、遊技機外周に被着された包装用シートが凸部に設けられた接着面に確実に接触する。
22.前記遊技板保護材は、二つ折り状態では前記凸部が折り畳まれ、展開状態では前記凸部が起立するように構成されたことを特徴とする手段20又は21に記載の遊技機の包装方法。
手段22によれば、遊技板保護材は、二つ折り状態では凸部が折り畳まれ、展開状態では凸部が起立するので、遊技板保護材を保管等する際には二つ折りすることにより薄い平板状として省スペース化を図ることができ、遊技機へ装着する際には展開して速やかに凸部を起立させることができる。
23.前記凸部は、前記遊技板保護材の一部を切り起こした切り起こし片によって形成されたことを特徴とする手段20又は21に記載の遊技機の包装方法。
手段23によれば、遊技板保護材の一部を切り起こした切り起こし片によって凸部が形成されているので、遊技板保護材を保管等する際には薄い平板状として省スペース化を図ることができ、遊技機へ装着する際には切り起こして速やかに凸部を形成することができる。
24.前記遊技板保護材は、前記遊技板を覆う平板部材と、その保護材本体に取り付けられて前記凸部を形成する凸部材とからなることを特徴とする手段20又は21に記載の遊技機の包装方法。
手段24によれば、遊技板を覆う平板部材と凸部材とを別体で形成して保管等を行い、遊技機への装着時に平板部材に凸部材を取り付けることにより凸部が確実に形成される。
25.前記凸部材は、前記平板部材の表面に接着固定されることを特徴とする手段24に記載の遊技機の包装方法。
手段25によれば、遊技機への装着時に平板部材の表面に凸部材を接着固定することにより凸部が確実に形成される。
26.前記凸部材は、前記平板部材に設けられた切り込みに係合又は開口部に嵌合させて取り付けられることを特徴とする手段24に記載の遊技機の包装方法。
手段26によれば、遊技板を覆う平板部材と凸部材とを別体で形成して保管等を行い、遊技機への装着時に平板部材に設けられた切り込みに係合又は開口部に嵌合させて凸部材を取り付けることにより確実に凸部が形成される。
27.手段1乃至26のいずれかに記載の方法によって包装された遊技機。
手段27によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートを遊技機の外周に被着し、包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させると共に遊技機側に接着させるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及び遊技機側に痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
28.前記遊技機は、パチンコ機であることを特徴とする手段27に記載の遊技機。
手段28によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートをパチンコ機の外周に被着し、包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させると共にパチンコ機側に接着させるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及びパチンコ機側に痕跡が残るので、包装を開封してパチンコ機に不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
29.前記遊技機は、スロットマシンであることを特徴とする手段27に記載の遊技機。
手段29によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートをスロットマシンの外周に被着し、包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させると共にスロットマシン側に接着させるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及びスロットマシン側に痕跡が残るので、包装を開封してスロットマシンに不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
30.前記遊技機は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、前記各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出されるパチロット機であることを特徴とする手段27に記載の遊技機。
手段30によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートをパチロット機の外周に被着し、包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させると共にパチロット機側に接着させるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及びパチロット機側に痕跡が残るので、包装を開封してパチロット機に不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
本発明によれば、熱収縮包装される熱可塑性材料からなる包装用シートを遊技機の外周に被着し、包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させると共に遊技機側に接着させるので、包装用シートの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートの接着を剥がすと包装用シート及び遊技機側に痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。
以下、本発明の遊技機の包装方法の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。最初に、第一の実施形態における遊技機P1の概略構成について図1乃至図3を参照しつつ説明する。遊技機P1は、図1乃至図3に示すように、外枠10、本体枠20、遊技板30、前面枠60及び機構板80を備えて構成されるパチンコ機である。なお、図1は遊技機P1を正面から見て示す正面図であり、図2は図1の遊技機P1を上面から見て示す上面図であり、図3は図1の遊技機P1を背面から見て示す背面図であるが、実際の出荷時にはガラス枠61の背面に遊技板保護材90が挿入されており、遊技領域31は隠れた状態となっている。尚、遊技板保護材90の具体的な構成については後述する。
外枠10は、遊技機P1のベースとなる枠であり、板材により全体として矩形状に構成され、矩形板状の本体枠20よりも僅かに大きいサイズの矩形開口10aを有している。本体枠20は、遊技板30が取り付けられる枠であり、図1において矩形開口10aの左端にて枢支されており、図示しない回転軸を中心に回動し、外枠10に対して開閉可能かつ着脱可能に装着される。また、本体枠20の前面下部20aは、合成樹脂、より具体的には、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂等の熱可塑性樹脂により構成されている。
遊技板30は、前面では、図1において下端中央から右巻きに概略一回転する外枠レールに取り囲まれる略円形の領域が遊技球を流下させる遊技領域31となっている。この遊技領域31には、多数の釘や、複数の入賞口や、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト球回収口や、遊技の状況を表示する表示装置などが配設されている。
前面枠60は、遊技板30の前面側に設けられる合成樹脂製の枠であり、図1において本体枠20の左端にて枢支される。前面枠60には、遊技領域31を臨むガラス板が嵌め込まれるガラス枠61、ガラス枠61の周囲を取り囲むように配置される装飾ランプ62、上皿63が設けられており、遊技板30の前面側となるように本体枠20に取り付けられる。装飾ランプ62は、図示しない電球と、電球を覆うように取り付けられ、電球の光を透過可能な合成樹脂製のランプカバー62aとから構成される。また、上皿63は、払い出された遊技球及び遊技者が投入した遊技球を発射機構40へ供給する樹脂からなる受皿部材である。本体枠20の下部には、遊技球の発射機構40と、概略矩形形状に形成された樹脂製流路板50とが取り付けられる。また、流路板50の前面側にて下皿70が本体枠20下部に枢支されて取り付けられる。下皿70は、上皿63より誘導された遊技球を受けて貯留する樹脂からなる受皿部材である。さらに、本体枠前面下部20aには、発射機構40の一部を構成する発射ハンドル41が取り付けられる。発射ハンドル41は、合成樹脂により構成され、遊技球を発射するために遊技者の手により回動操作される。
機構板80は、合成樹脂により構成されており、本体枠20の背面側に設けられたヒンジ金具により支持されて取り付けられる。同機構板80は、遊技板30を背面側から覆うカバーの役割を果たすとともに、遊技球タンク81に貯留された遊技球を上皿63や下皿70に払い出す遊技球の流路としての役割も果たすようになっている。遊技球タンク81は、遊技機背面の機構板80上部に設けられて払い出し用の遊技球を貯留する樹脂からなるタンク部材である。機構板80の中央から上部には、図示しないLED基板、ランプ制御基板、音声制御基板、液晶パネル制御基板、図柄制御基板、図柄情報基板等が設けられ、これらの基板を覆うように、透明の合成樹脂からなる役物カバー85が取り付けられている。また、役物カバー85の下方には、透明の合成樹脂からなるメイン基板ボックス82が設けられており、同基板ボックス82には遊技板の種類に応じたROM83や図示しないCPUやRAM等を備えるメイン基板84が収容されている。また、メイン基板ボックス82の下方には、透明の合成樹脂からなる払出制御基板ボックス86が設けられており、同基板ボックス86には図示しない払出制御基板87が収容されている。
遊技板保護材90は、遊技板30前面を覆い保護するための部材であり、図4(a),(b)に示すように、段ボール板91と、円柱部92aの後端につば状の後端部92bが設けられた段ボール紙製の凸部材92とから構成される。段ボール板91は、遊技ホール等においてガラス枠61へ嵌め込まれるガラス板と同様の正方形状且つ略同一サイズ(或いは僅かに小さいサイズ)の段ボール紙製の平板部材であり、中央には凸部材92の円柱部92aが嵌め込まれる円形状の開口部91aが形成されている。開口部91aは、直径が凸部材92の円柱部92aの直径よりも僅かに小さく設定され、円柱部92aを嵌合し易くするために周囲に複数の切り込み91bが形成されている。凸部材92は、円柱部92aを段ボール板91の背面側から開口部91aに嵌合させつつ押し込むことにより段ボール板91へ取り付けられる。この時、凸部材92を開口部91bへ押し込んでいくと、つば状の後端部92bが段ボール板91背面に当接し、前方への移動が規制されることにより位置決めされる(図4(b)参照)。そして、図5に示すように、遊技板保護材90が遊技機P1のガラス枠61に装着された状態では、段ボール板91前面の大部分及び凸部材92の円柱部92aが前面枠60中央の開口部分において外部に露出している。尚、凸部材92の段ボール板91への取り付けは、上述した態様に限られず、例えば、凸部材92の後端部92bを段ボール板91の前面側から接着固定するようにしてもよい。
次に、遊技機P1の熱収縮包装に用いる包装装置101の構成について図6及び図7を参照しつつ説明する。ここで、図6は、包装装置101の全体構成を示す正面図であり、図7は、遊技機P1が第1コンベア装置113によって搬送される状態を示す包装装置101の平面図である。尚、図6は、遊技機P1は遊技機背面側を正面とする横向きの起立状態で搬送される状態を表わしており、図7では、機枠115,支柱125等の図示を省略している(図9も同様)。
包装装置101は、図6に示されるように、シート被着機構111と、熱処理機構151と、シート被着機構111及び熱処理機構151の各部と電気的に接続され、装置全体の動作制御を行う制御装置191とから構成される。以下、シート被着機構111及び熱処理機構151の詳細構成について順に説明する。
シート被着機構111は、遊技機P1の制御を行う部分の少なくとも一部を覆うように、包装用シートSを遊技機P1の外周に被着するための装置であり、図6及び図7に示されるように、シート供給機構112と、第1コンベア装置113と、熱溶着切断機構114と、接着剤供給装置128とから構成されている。
シート供給機構112には、機枠115の上流側端部近傍に第1コンベア装置113を挟んで一対の回転軸116,116が回転自在に立設されている。そして、回転軸116,116に、包装用シートSを巻き込んだシートロールRの中空軸をそれぞれ嵌め込むことにより、一対のシートロールR,Rが縦置きで回転自在に設けられる。
ここで、包装用シートSは、熱可塑性材料、好ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ナイロン等の熱可塑性樹脂からなる長尺状のシートである。包装用シートSの幅は、役物カバー85、メイン基板ボックス82及び払出し制御基板ボックス86の全体を覆うことができるように、役物カバー85の上端から払出し制御基板ボックス86下端までの長さよりも若干長く設定されることが好ましい。
また、送りローラ117,117及び118,118は、シートロールR,Rの下流側近傍に設けられ、一方の送りローラ118,118を図示しないモータ制御装置により回転駆動するように設けられている。また、複数(図7では3個)の中間ローラ119,119、及び第1コンベア装置113の下流側端部近傍に設けられた一対のガイドローラ120,120は、それぞれ回転自在に設けられている。そして、シート供給機構111は、図10に示すように、送りローラ117,117及び118,118が図示しないモータ装置の回転制御によってシートロールRからシートSを繰り出し、中間ローラ119を経てガイドローラ120側に供給する。
第1コンベア装置113は、公知のベルトコンベア装置であり、横向き起立姿勢の遊技機P1を上流側から搬入する。第1コンベア装置113は、図示しない電動モータにより駆動される駆動ローラ軸121を回転自在に設け、その駆動ローラ軸121に細長い搬送フレーム122の一端部を相対回転可能に設ける。そして、その搬送フレーム122の下流側端部のローラ123と駆動ローラ軸121とに無端状の搬送ベルト124が掛け渡され、その搬送ベルト124上に載置された遊技機P1を装置下流側へ搬送する。
熱溶着切断機構114は、シート供給機構112から供給されるシートS,Sを、遊技機P1の搬送方向前方側及び後方側でそれぞれ重ね合わせて縦方向に熱溶着し且つ溶着箇所の中間で切断する装置である。熱溶着切断機構114は、第1コンベア装置113の下流側端部近傍に設けられ、図6に示すように、第1コンベア装置113を挟んで左右両側の支柱125,125に、上下に配置されたガイドロッド126が水平方向に進退自在に設けられ、その支柱125に取り付けた空圧シリンダ127のロッドの先端部が、それらのガイドロッド126先端のベース部分に固定する。対向状に配置された一方のベース部分には、2列の縦長の熱溶着バー129を取り付け、他方のベース部分に取り付けた熱溶着バー131の内面に切断用ヒーター線132を縦方向に張設する。そして、一対の熱溶着バー129,131は、各空圧シリンダ127,127により開閉自在に設けられ、それら熱溶着バー129,131を閉じて包装用シートSに熱溶着を施すと共に、その溶着箇所の中間を切断用ヒーター線132により切断するように構成される。
接着剤供給装置128は、第1コンベア装置113に沿って配設され、搬送ベルト124上を搬送される遊技機P1に装着された遊技板保護材90の凸部材端面92cに向かって接着剤を吹きつけるように構成されている。
熱処理機構151は、第2コンベア装置152と、第3コンベア装置153と、熱風発生装置154と、第1送風管161〜第8送風管168と、第1ノズル171〜第8ノズル178とから構成されている。
第2コンベア装置152は、第1コンベア装置113の装置下流側に設けられ、遊技機P1を熱溶着切断位置H1から熱処理位置H3まで搬送するために設けられた公知のベルトコンベア装置である。
第3コンベア装置153は、第2コンベア装置152の下流側に設けられ、熱処理位置H3から下流側へ搬送するために設けられた公知のベルトコンベア装置である。尚、第2コンベア装置152及び第3コンベア装置153は、第1コンベア装置113と同様の構成であるので、詳細説明を省略する。
熱風発生装置154は、図示しない電動ファンとヒータとを内蔵して熱風を発生する装置であり、発生した熱風を送出するための第1送風管161〜第8送風管168が接続されおり、第1送風管161〜第8送風管168の先端に第1ノズル171〜第8ノズル178が設けられている。従って、熱風発生装置154は、電動ファンを駆動させることにより周囲から吸い込まれた空気がヒータによって熱せられ、第1送風管161〜第8送風管168へ送出されて、第1ノズル171〜第8ノズル178から熱風として吹き出すようになっている。
ここで、第1ノズル171〜第8ノズル178の配設位置について説明する。第1ノズル171〜第2ノズル172は、遊技機P1の搬送方向において、第2コンベア装置152の上流側端部からやや下流寄りの位置(予備熱処理位置H2)に、第3ノズル173〜第8ノズル178は、第2コンベア装置152の下流側端部と第3コンベア装置153の上流側端部との間の位置(熱処理位置H3)にそれぞれ設けられる。
そして、第1ノズル171は、遊技機P1が第2コンベア装置152上を搬送される状態において、遊技機P1前面側上部に向かって熱風を吹きつけ可能な位置に設けられる。また、同様の状態で、第2ノズル172は、遊技機P1背面側上部に向かって熱風を吹きつけ可能な位置に設けられる。
第3ノズル173は、遊技機P1が第2コンベア装置152上から第3コンベア装置153上へ搬送される状態において、遊技機P1の前面上部に向かって熱風を吹きつけ可能な位置に設けられ、同様の状態において、第4ノズル174は、遊技機P1前面上下方向中間に向かって、第5ノズル175は、遊技機P1前面下部に向かってそれぞれ熱風を吹きつけ可能な位置に設けられる。
一方、第6ノズル176は、遊技機P1が第2コンベア装置152から第3コンベア装置153にかけて搬送される状態において、遊技機P1の背面上部に向かって熱風を吹きつけ可能な位置に設けられ、同様の状態において、第7ノズル177は、遊技機P1の背面上下方向中間に向かって、第8ノズル178は、遊技機P1の背面下部に向かってそれぞれ熱風を吹きつけ可能な位置に設けられる。
尚、熱風発生装置154は、第1送風管161〜第2送風管162を介して第1ノズル171〜第2ノズル172へ送出される熱風の温度と、第3送風管163〜第8送風管168を介して第3ノズル173〜第8ノズル178へ送出される熱風の温度とを制御装置191において個別に設定可能に構成されている。すなわち、予備熱処理位置H2に設けられた第1ノズル171〜第2ノズル172から吹き出される熱風の温度は、例えば、150℃程度に設定され、熱処理位置H3に設けられた第3ノズル173〜第8ノズル173から吹き出される熱風の温度は、例えば、300℃程度に設定される。ここで、第1〜第2ノズル171〜172から吹き出される熱風の温度が相対的に低く設定されるのは、予備熱処理位置H2における熱風の吹きつけは、遊技機P1に緩く巻きつけられた包装用シートSがずり落ちない程度に熱収縮させればよいため比較的低温で十分だからである。一方、第3ノズル173〜第8ノズル178から吹き出される熱風の温度が相対的に高く設定されるのは、熱処理位置H3における熱風の吹きつけは、包装用シートSを十分に熱収縮させて遊技機P1に強固に密着させるため、ある程度高温とする必要があるからである。
次に、包装装置101により遊技機P1に熱収縮包装を実施する際における作用について図6〜図12を参照しつつ説明する。遊技機P1の組み立てが完了すると、遊技機P1のガラス枠61に遊技板保護材90が装着される。(図5参照)。そして、遊技板保護材90が装着された遊技機P1が本装置101の上流側から第1コンベア装置113へ投入され、搬送ベルト124上に載置された遊技機P1が第1コンベア装置113の下流側端部まで搬送されると、接着剤供給装置128より接着剤が吹きつけられ、遊技板保護材90の凸部材端面92c上に接着面92dが形成される。また、この時、包装用シートS,Sは熱溶着切断機構114の一対の熱溶着バー129,131が閉じることによって熱溶着が施され、同時に熱溶着部分の中間が切断用ヒータ線132によって切断される(図7参照)。これにより、当該遊技機P1を包装するための包装用シートS,Sが、先行して搬送される遊技機を包装するための包装用シートから分離される。そして、熱溶着により接合され且つガイドローラ120,120によって張設された包装用シートS,Sが、遊技機P1の搬送方向先端側の側面に当接し、遊技機P1が搬送ベルト124上を搬送されるのに伴って、包装用シートS,Sがシート供給機構112を介してシートロールR,Rからそれぞれ繰り出されて遊技機P1側へ供給されることにより、遊技機P1の前面側及び背面側が包装用シートS,Sによって徐々に覆われていく。
このとき、遊技機P1外周に緩く巻きつけられた包装用シートSの上部は、予備熱処理位置H2を通過する際に、所定温度(例えば、約150℃)の熱風が第1ノズル171から前面枠60上部に対して、第2ノズル172から遊技機P1背面上部に対してそれぞれ吹きつけられることにより収縮する。尚、以下の説明において、包装用シートSへの第1ノズル171及び第2ノズル172による熱風の吹きつけを「予備熱処理」と称し、後述する第3ノズル173〜第8ノズル178による熱風の吹きつけを単に「熱処理」と称することにより、両者を区別することとする。図8は、当該遊技機P1に巻きつけられた包装用シートへ予備熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。
遊技機P1が第1コンベア装置113上から第2コンベア装置152上へ移り、遊技機P1の搬送方向後方側の側面が熱溶着位置H1を通過すると、包装用シートS,Sは熱溶着機構114の一対の熱溶着バー129,131が閉じることによって遊技機P1の搬送方向後方側で熱溶着が施され、同時に熱溶着部分の中間が切断用ヒータ線132によって切断されることにより筒状に成形される。ここで、遊技機P1外周に緩く巻きつけられた包装用シートSの上部は、予備熱処理位置H2を通過する際に、第1ノズル171及び第2ノズル172からの熱風の吹きつけによる予備熱処理によって収縮するため、包装用シートS,Sが切断されてシートロールR側の包装用シートS,Sから分離されても下方へずり落ちることはない。
次に、第2コンベア装置152により遊技機P1が熱処理位置H3へ搬送されると、図9に示すように、第2コンベア装置152及び/又は第3コンベア装置153によって遊技機P1が搬送されながら、第3ノズル173〜第8ノズル178から遊技機P1へ被着された包装用シートSへ所定温度(例えば、約300℃)の熱風が吹きつけられる。そして、包装用シートSの熱風が吹きつけられた箇所が熱収縮することにより、包装用シートSが遊技機外周へ略密着する。図10は、当該遊技機P1に巻きつけられた包装用シートSへ熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。
具体的には、図10に示されるように、第3ノズル173が、前面枠60前面上部に対して、第4ノズル174が、上皿63を含む前面枠60下部に対して、第5ノズル175が下皿70、発射ハンドル41を含む本体枠前面下部20aに対して、第6ノズル176が遊技機P1背面上部の役物カバー85上縁部に対して、第7ノズル177が遊技機P1背面上下方向中間のメイン基板ボックス82下部及び払出制御基板ボックス86上部に対して、第8ノズル178が、遊技機P1背面下部の払出制御基板ボックス86下縁部に対してそれぞれ熱風を吹きつけることにより、包装用シートSが熱収縮して遊技機P1に略密着する。また、包装用シートSは、熱収縮によって遊技機P1に密着すると、遊技板保護材90の凸部材端面92cに形成された接着面92dに接触することにより接着される。
次いで、遊技機P1は第3コンベア装置153により下流側へ搬送される間に常温で冷却されて包装用シートSの熱収縮部分が硬化するので、包装用シートSの遊技機P1への略密着状態が保たれる。以上により、包装装置101による遊技機P1への包装が完了する。
図11は、熱収縮包装が完了した遊技機P1の側面図であり、図12は、同じく遊技機P1の斜視図である。図11及び図12より、包装用シートSが遊技機P1の外周の段差形状に沿って略密着すると共に、凸部材端面92cの接着面92cにおいて遊技板保護材90に接着されていることがわかる。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートSを遊技機P1の外周に被着し、包装用シートSの少なくとも一部を熱収縮させると共に遊技機P1側に接着させるので、包装用シートSの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートSの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートSの接着を剥がすと段ボール紙製の遊技板保護材90及び包装用シートSに痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。特に、本実施形態では、包装用シートSが遊技機P1前面の遊技板保護材90に接着されるので、遊技機P1前面側において包装用シートSの捲れが防止されると共に包装用シートSをずらしつつ取り外すことが防止される。
また、包装用シートSの熱収縮と遊技機P1側への接着とを同一の熱処理で行うので、包装用シートSの少なくとも一部を遊技機P1側の接着面92dに接触させるための工程を別途設ける必要がなく、熱収縮包装を実施可能な包装装置をそのまま使用して包装用シートSの接着を行うことができる。
また、遊技機P1前方側に突出形成された遊技板保護材90の凸部材端面92cに接着面92dが設けられ、さらに凸部材92が遊技板保護材90の周囲の遊技機前面部分(装飾ランプ62)と略同程度又はそれ以上に前方側へ突出形成されているので、遊技機P1外周に被着された包装用シートSが接着面92dに確実に接触する。すなわち、凸部材92を設けない場合又は凸部材92の突出が少ない場合には、遊技板保護材90の周囲に位置する装飾ランプ62間で包装用シートSが熱収縮によって強く張られた状態となり、包装用シートSが遊技板保護材90上の接着面に接触しない可能性があるが、凸部材92の突出量を装飾ランプ62と略同程度又はそれ以上とすることにより、包装用シートSを凸部材92の接着面92dに確実に接触させて接着することができる。
次に、本実施形態に関する種々の変形例について図面を参照しつつ説明する。第一の変形例では、上述した遊技板保護材90に代えて、図13に示すように、段ボール板291を二つ折り状態(図13(a)参照)とした時は凸部292が折り畳まれ、展開状態(図13(b)参照)とした時は凸部292が立ち上がるように構成した遊技板保護材290を用いる。また、凸部292には接着剤供給装置128から接着剤が吹きつけられることにより接着面292aが形成される。本変形例によれば、遊技板保護材290の保管時等は段ボール板291を二つ折りして凸部292を折り畳んで平板状として省スペース化を図ることができ、遊技機P1への装着時には展開して凸部292を速やかに突出形成することができる。
第二の変形例では、遊技板保護材90に代えて、図14に示すように、段ボール板の一部を切り起こした切り起こし片390aによって凸部を形成した遊技板保護材390を用いる。また、切り起こし片390aには接着剤供給装置128から接着剤が吹きつけられることにより接着面390cが形成される。本変形例によれば、遊技板保護材390の保管時等は切り起こし片390aを切り起こさず平板状とし(図14(a)参照)、省スペース化を図ることができ、遊技機P1への装着時には切り起こし片390aを切り起こして切り込み390bに係合させて固定することにより(図14(b)参照)、速やかに凸部を形成することができる。
第三の変形例では、図15に示すように、遊技板保護材90に代えて、凸部を有しない段ボール板からなる遊技板保護材490を用いる。遊技板保護材490の略中央には接着剤供給装置128から接着剤が吹きつけられることにより接着面490aが形成される。また、本変形例では、包装装置101において、第1ノズル171の下方に常温の空気を送出する第9ノズル179が設けられる。そして、図15に示すように、遊技機P1の外周に被着された包装用シートSに対して第9ノズル179から常温の空気を遊技板保護材490の略中央に向かって強く吹きつけ、包装用シートSを熱収縮させることなく風圧によって遊技板保護材490の接着面490aに接触させることにより確実に接着を行うことができる。
次に、本発明の第二の実施形態について、図16乃至図19を参照しつつ説明する。第二の実施形態における遊技機P2は、スロットマシンであり、図16に示すように、正面側に開口すると共に、複数種類の図柄が表示された複数(3個)の回転リール221が収容される本体キャビネット220と、本体キャビネット220の前面を覆うように開閉可能に取り付けられ、各回転リール221の図柄を視認可能な表示窓を設けたフロントパネル260とを備えている。
本体キャビネット220は、天板、左右の側板、底板、裏板などから構成され、例えば、薄板板金素材を切断、孔あけ、曲げ加工等して所定のパネル形状に加工した後、これ等の部材を溶接して図示する正面側に開口する箱状に形成される。また、本体キャビネット220背面の数箇所(図17では3箇所)に両面テープTが貼付され、遊技機P2が包装装置101に投入される直前に剥離紙が剥がされて接着面が露出した状態とされる。
フロントパネル260は、合成樹脂の成型加工によって、本体キャビネット220の開口部分を覆う扉状に形成される。フロントパネル260には、本体キャビネット220に収容された左・中・右の回転リール221の前面側に対向する位置に、ガラスが嵌め込まれた表示窓263が設けられ、各回転リール221に表示された図柄が視認可能となっている。フロントパネル260上部には装飾ランプ262が設けられている。装飾ランプ262は、図示しない電球と、電球を覆うように取り付けられ、電球の光を透過可能な合成樹脂製のランプカバー262aとから構成される。
表示窓263の下方には、前方に突出する台状の操作部264が設けられている。この操作部264の上面には、クレジットされている遊技メダルを投入するためのベットスイッチや、クレジットされているメダルを払い出すためのキャンセルスイッチ等を含む各種スイッチ265、及び遊技メダルを投入するためのメダル投入口266が設けられている。また、操作部264の前面には、回転リール221の回転起動操作を行うスタートレバー267、及び左・中・右の回転リール221にそれぞれ対応して設けられたストップスイッチ268が設けられている。ここで、各種スイッチ265、スタートレバー267の先端に設けられた握り部267a及びストップスイッチ268は、それぞれ合成樹脂により構成されている。
フロントパネル260上部の装飾ランプ262と表示窓263との間の領域には、入賞図柄の説明が表示された化粧パネル271が、フロントパネル260上下方向中央に設けられた操作部264の下方の領域には、遊技機P2の機種名称等が描かれた化粧パネル272がそれぞれ取り付けられており、これらの化粧パネル271,272は合成樹脂により構成されている。
フロントパネル260の下部には、各回転リール221の回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて払い出された遊技メダルを受けて貯留するメダル受皿270が設けられている。メダル受皿270は、合成樹脂の成型加工により上面が開口する箱状に形成されている。
次に、包装装置101により遊技機P2に熱収縮包装を実施する場合において、遊技機P2へ被着された包装用シートSへ、第3ノズル173〜第8ノズル178から所定温度(例えば、約300℃)の熱風が吹きつけられる際の作用について説明する。尚、上述したとおり、本体キャビネット220背面に貼付された両面テープTは図示しない剥離紙が剥がされて接着面が露出した状態となっている。図18は、当該遊技機P2に巻きつけられた包装用シートSへ熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。また、図19は、熱収縮包装が完了した遊技機P1の背面図である。図18に示されるように、遊技機P2に被着された包装用シートSにおいて、第3ノズル173が、遊技機P2前面上部に対して、第4ノズル174が、遊技機P2前面の操作部264上部に対して、第5ノズル175が同じく操作部264下部に対して、第6ノズル176が本体キャビネット220背面の上端近傍に対して、第7ノズル177が本体キャビネット220背面の上下方向中央に対して、第8ノズル178が、本体キャビネット220背面の下端近傍に対してそれぞれ熱風を吹きつけることにより、包装用シートSのそれぞれの箇所が熱収縮して遊技機P2に略密着する。また、図18及び図19に示されるように、包装用シートSが熱収縮することによって、本体キャビネット220背面に貼付された両面テープTの接着面に接触するため、包装用シートSは本体キャビネット220に対して接着される。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートSを遊技機P2の外周に被着し、包装用シートSの少なくとも一部を熱収縮させると共に遊技機P2側に貼付された両面テープTの接着面に接着させるので、包装用シートSの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートSの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートSの接着を剥がすと両面テープT及び包装用シートSに痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。特に、本実施形態では、包装用シートSが遊技機P2背面に接着されるので、遊技機P2背面において包装用シートSの捲れが防止されると共に包装用シートSをずらしつつ取り外すことが防止される。また、遊技機P2が遊技ホール等に設置された状態で遊技機P2背面は遊技者から見えないので、美観を損ねることなく任意の箇所に接着面を設けることができる。
次に、本発明の第三の実施形態について、図20乃至図22を参照しつつ説明する。第三の実施形態における遊技機P3は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出されるパチロット機である。遊技機P3は、図20に示すように、正面側に開口すると共に、複数種類の図柄が表示された複数(3個)の回転リール321が収容される本体枠320と、本体枠320の前面を覆うように開閉可能に取り付けられ、各回転リール321の図柄を視認可能な表示窓363を設けた合成樹脂製のフロントパネル360とを備えている。
本体枠320の背面側は、図21に示すように、上述した第一の実施形態の遊技機P1と略同様の構成となっており、機構板380、役物カバー385、メイン基板ボックス382、払出制御基板ボックス386、遊技球タンク381が設けられ、これらの各部材が合成樹脂により構成されている。また、本体枠320側面には両面テープTが貼付され、遊技機P3が包装装置101に投入されるまで、両面テープTの接着面は剥離紙に覆われている。
また、フロントパネル360は、上述した第二の実施形態の遊技機P2のフロントパネル260に類似した構成となっており、上から順に装飾ランプ362、入賞図柄の説明が表示された化粧パネル371、前方に突出する台状の操作部364、各回転リール321の回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて払い出される遊技球を受けて貯留する遊技球受皿370がそれぞれ設けられている。また、操作部364の上面には、クレジットされている遊技球を投入するためのベットスイッチや、クレジットされている遊技球を払い出すためのキャンセルスイッチ等を含む各種スイッチ365、及び遊技球を投入するための遊技球投入口266が設けられている。また、操作部364の前面には、回転リール321の回転起動操作を行うスタートレバー367、及び左・中・右の回転リール321にそれぞれ対応して設けられたストップスイッチ368が設けられている。そして、装飾ランプ362のランプカバー362a、化粧パネル371、各種スイッチ365、スタートレバー367の先端に設けられた握り部367a、ストップスイッチ368及び遊技球受皿370の各部材は合成樹脂により構成されている。
次に、包装装置101により遊技機P3に熱収縮包装を実施する場合において、遊技機P3へ被着された包装用シートSへ、第3ノズル173〜第8ノズル178から所定温度(例えば、約300℃)の熱風が吹きつけられる際の作用について説明する。図22は、当該遊技機P3に巻きつけられた包装用シートSへ熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。図22において、本体枠320側面に貼付された両面テープTは、遊技機P3が包装装置101へ投入される直前に剥離紙が剥がされて接着面が露出した状態となっている。そして、図22に示されるように、第3ノズル173が、遊技機P3前面上部に対して、第4ノズル174が、遊技機P3前面の操作部364上部に対して、第5ノズル175が同じく操作部364下部に対して、第6ノズル176が遊技機P3背面上部の役物カバー385上縁部に対して、第7ノズル177が遊技機P3背面上下方向中間のメイン基板ボックス382下部及び払出制御基板ボックス386上部に対して、第8ノズル178が、遊技機P3背面下部の払出制御基板ボックス386下縁部に対してそれぞれ熱風を吹きつけることにより、包装用シートSが熱収縮して遊技機P3に略密着する。また、包装用シートSが熱収縮することによって、本体枠320側面に貼付された両面テープTの接着面に接触するため、包装用シートSは本体枠320に対して接着される。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、熱可塑性材料からなる包装用シートSを遊技機P3の外周に被着し、包装用シートSの少なくとも一部を熱収縮させると共に遊技機P3側に貼付された両面テープTの接着面に接着させるので、包装用シートSの捲れが確実に防止される。また、包装を開封するためには包装用シートSの接着を剥がすことが必要となるが、包装用シートSの接着を剥がすと両面テープT及び包装用シートSに痕跡が残るので、包装を開封して不正改造が行われたことを確実に発見することができると共に、不正改造の未然防止を図ることができる。特に、本実施形態では、包装用シートSが遊技機P3側面に接着されるので、遊技機P3側面において包装用シートSの捲れが防止されると共に包装用シートSをずらしつつ取り外すことが防止される。また、遊技機P3が遊技ホール等に設置された状態で遊技機P3側面は遊技者から見えないので、美観を損ねることなく任意の箇所に接着面を設けることができる。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、上述した各実施形態においては遊技板保護材90等を段ボール紙製としたが、他の種類の紙製としてもよく、梱包等に使用される他の材料からなる保護材を用いてもよい。また、遊技機側に設けた接着面の位置は、上述した各実施例に示したものに限られず、さらに上述した各実施例で示した位置を適宜組み合わせて実施してもよい。例えば、包装用シートSを遊技機側の複数箇所、好ましくは、遊技機側の前面、背面及び側面の少なくとも二面(例えば、前面及び背面)に接着するようにしてもよい。これにより、包装用シートSの捲れが異なる二面以上において確実に防止されると共に包装がより強固となる。
また、前記第一の実施形態では、包装装置101に接着剤供給装置128を設けて接着剤を遊技板保護材90に塗布する構成としたが、接着剤供給装置128を省略し、遊技機P1を包装装置101へ投入する直前に作業者が刷毛等を使用して接着剤の塗布を行うようにしてもよい。
また、前記第一の実施形態において、赤色や青色等に着色された接着剤を塗布することにより、着色された接着面を形成するようにしてもよい。また、第二又は第三の実施形態において、着色された接着面を有する両面テープを貼付することにより着色された接着面が形成するようにしてもよい。着色された接着剤又は接着面が着色された両面テープを使用した場合、包装用シートSの接着を剥がすと包装用シートS及び遊技機側に着色された接着剤又は両面テープの接着面の痕跡が残るので、包装が開封されたことを容易に発見することができる。
また、前記第一の実施形態において、包装用シートを遊技機背面に設けられた遊技機の制御を行う部分の周辺に接着するようにしてもよい。すなわち、遊技機の主制御を行う主制御装置としてのメイン基板ボックス82、LED基板、音声ランプ制御基板、液晶パネル制御基板、図柄制御基板、図柄情報基板のいずれか一つ以上を含んでなる役物制御装置としての役物カバー85、又は賞球の払出し制御を行う払出し制御装置としての払出制御基板ボックス86に接着するようにしてもよい。本変形例により、不正改造の対象として狙われやすい主制御装置、役物制御装置、又は払出し制御装置周辺において包装用シート及び遊技機側に開封の痕跡を残すことができ、これらの装置における不正改造発見の容易化及び不正改造の未然防止をより一層図ることができる。
本発明は、パチンコ機、スロットマシン、パチンコ機とスロットマシンとを融合した遊技機等の不正改造を防止するための包装が必要とされる各種遊技機の包装へ適用可能である。
本発明の第一の実施形態の遊技機を示す正面図である。 図1の遊技機の上面図である。 図1の遊技機の背面図である。 遊技板保護材を示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)は組み付け完了状態を示す斜視図である。 図4の遊技板保護材が装着された遊技機を示す斜視図である。 遊技機の熱収縮包装に用いる包装装置の正面図である。 遊技機が包装装置によって熱収縮包装される様子を示す平面図である。 第1ノズル及び第2ノズルの配設位置及び遊技機に巻きつけられた包装用シートへ予備熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。 遊技機が包装装置によって包装される様子を示す他の平面図である。 第3ノズル〜第8ノズルの配設位置及び遊技機に巻きつけられた包装用シートへ熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。 熱収縮包装が完了した遊技機の側面図である。 熱収縮包装が完了した遊技機の斜視図である。 第一の変形例における遊技板保護材を示す図であり、(a)は二つ折り状態を示す斜視図、(b)は展開状態を示す斜視図である。 第二の変形例における遊技板保護材を示す図であり、(a)は凸部切り起こし前の状態を示す斜視図、(b)は凸部切り起こし後の状態を示す斜視図である。 第三の変形例において風圧によって包装用シートを遊技板保護材の接着面へ接触させる様子を示す斜視図である。 第二の実施形態の遊技機を示す正面図である。 図16の遊技機の側面図である。 図16の遊技機に巻きつけられた包装用シートへ熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。 熱収縮包装が完了した図16の遊技機の背面図である。 第三の実施形態の遊技機を示す正面図である。 図20の遊技機の側面図である。 図20の遊技機に巻きつけられた包装用シートへ熱処理が施される様子を表わす搬送方向前方側から視た図である。
符号の説明
S 包装用シート
P1 遊技機(パチンコ機)
P2 遊技機(スロットマシン)
P3 遊技機(パチロット機)
T 両面テープ
82 メイン基板ボックス(遊技機の制御を行う部分、主制御装置)
85 役物カバー(遊技機の制御を行う部分、役物制御装置)
86 払出制御基板ボックス(遊技機の制御を行う部分、払出制御装置)
90 遊技板保護材
91 段ボール板(平板部材)
91a 切り込み
91b 開口部
92 凸部材(凸部)
92d 接着面
290 遊技板保護材
291 段ボール板(平板部材)
292 凸部
292a 接着面
390 遊技板保護材
390a 切り起こし片
390b 切り込み
390c 接着面
490 遊技板保護材
490a 接着面

Claims (2)

  1. 熱可塑性材料からなる包装用シートを遊技機の外周に被着すると共に、前記包装用シートの少なくとも一部を熱収縮させるようにした遊技機の包装方法であって、
    前記遊技機の外周に被着された前記包装用シートの少なくとも一部を前記遊技機側に接着させることを特徴とする遊技機の包装方法。
  2. 請求項1に記載の方法によって包装された遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018000533A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 京楽産業.株式会社 遊技機

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