JP6323673B2 - 遊技機用梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機を梱包する遊技機用梱包装置に関する。
従来、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機の製造ラインにおいては、製造された遊技機の本体枠、基板ボックス、ROM等に、各種遊技機管理団体の検査を受けたことを示す情報や各種管理団体が付した管理番号等が記載されたラベルである証紙等の識別情報を貼付した後、不正改造防止のため遊技機全体をプラスチックフィルムの袋に密封するように包装している。最近ではプラスチックフィルムに密封する際にシュリンク包装が利用されている。このシュリンク包装は、遊技機に汚れの付着、埃の侵入防止と共に、傷が付かないようにするためである。
このシュリンク包装は、熱収縮性プラスチックフィルムで遊技機等の商品をラフに包み、シュリンクトンネルなどの加熱装置によりフィルムを商品の形状に収縮させる包装方法である。遊技機等の製品を包装するシュリンク包装については、例えば特許文献1の特開2003−231568号の「包装材及び包装構造」が提案されている。
シュリンク包装により密封するように袋詰めされた遊技機は、ダンボール箱に詰められ、その後出荷される。
特開2003−231568号公報
しかし、このようにシュリンク包装された遊技機であっても、このプラスチックフィルムを遊技機から抜き取り、遊技機に不正改造を施し、その後このプラスチックフィルムを被せるという不正が行われやすいという問題を有していた。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技機にシュリンク包装されたプラスチックフィルムを容易には抜き取りづらくしてその後の不正改造を防止できる遊技機用包装装置を提供することにある。
本発明は、遊技機を熱収縮性プラスチックフィルムで包装し、該プラスチックフィルムを加熱して熱収縮させ、遊技機を密封するように梱包する遊技機用梱包装置であって、遊技機に形成されている開閉自在になる接合部の隙間に、前記プラスチックフィルムの一部を差し込むフィルム差込手段を備え、前記プラスチックフィルムを加熱し、包装したプラスチックフィルムの一部が遊技機に差し込まれた状態で熱収縮させるように構成した、ことを特徴とする。
上記構成の発明では、加熱してプラスチックフィルムを熱収縮させる前に、フィルム差込手段によりプラスチックフィルムの一部を遊技機に形成されている接合部の隙間に差し込んでいるので、そのままプラスチックフィルムの一部が隙間に差し込まれた状態で熱収縮される。プラスチックフィルムの熱収縮後には、その接合部を完全に閉止することにより、この部分のプラスチックフィルムは強固に挟み込まれた状態になる。シュリンク包装のプラスチックフィルムを不正に抜き取ることを防止することができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置によるダンボール箱に梱包された遊技機の検査状態を示す概略説明斜視図である。 プラスチックフィルムに密封された遊技機をダンボール箱に梱包する状態を示す概略斜視図である。 実施例1の遊技機用の識別情報読取検査装置を示す概略構成図である。 撮像部と噴射部の拡大斜視図である。 噴射部を用いてプラスチックフィルムを平坦にする状態を示す拡大断面図であり、(a)は圧縮空気の噴射前の状態、(b)は圧縮空気の噴射中の状態である。 複数の噴射ノズルを備えた変形例1の噴射部を示す拡大正面図である。 複数の噴射ノズルを備えた変形例1の噴射部を示す拡大側面図である。 環状のスリットを開けた変形例2の環状噴射部を示す拡大正面図である。 環状のスリットを開けた変形例2の環状噴射部を示す拡大側面図である。 噴射ノズルが撮像方向中心線から広がる方向へ傾斜した変形例3の噴射部を示す拡大正面図である。 噴射ノズルが撮像方向中心線から広がる方向へ傾斜した変形例3の噴射部を示す拡大正面図である。 噴射ノズルが撮像方向中心線から背中合わせに傾斜した変形例4の噴射部を示す拡大正面図である。 噴射ノズルが撮像方向中心線から背中合わせに傾斜した変形例4の噴射部を示す拡大側面図である。 噴射ノズルを撮像部(レンズ)の周囲で回転するように構成した変形例5の噴射部を示す拡大側面図である。 噴射ノズルが撮像部(レンズ)の周囲で回転するように構成した変形例5の噴射部を示す拡大正面図である。 撮像部に吸引部を備えた実施例2の識別情報読取検査装置を示す拡大側面図である。 撮像部に吸引部を備えた実施例2の識別情報読取検査装置を示す拡大正面図である。 実施例2の吸引部を用いてプラスチックフィルムをレンズの間近で平坦にしている状態を示す拡大断面図であり、(a)は吸引前の状態、(b)は吸引中の状態である。 吸引部が撮像部のレンズ、フィルター又はフードの面領域より引っ込んだ状態に配置した変形例1の吸引部を示す拡大側面図である。 実施例3の遊技機用梱包装置を示す概略構成図である。 実施例3の遊技機用梱包装置の作業工程を示す概略工程図である。 実施例3の遊技機用梱包装置を構成するフィルム差込手段である気体噴射装置を示す正面図である。 実施例3の遊技機用梱包装置の気体噴射装置を用いて遊技機をプラスチックフィルムでシュリンク梱包する状態を示す説明図あり、(a)は気体噴射した状態の平面図、(b)は加熱している状態の平面図、(c)は熱収縮した状態の平面図、(d)は遊技機を施錠した状態の平面図、(e)は接合部の拡大図である。 気体噴射装置の変形例1を示す正面図である。 気体噴射装置の変形例2を示す正面図である。 板状部材から成るフィルム差込手段の変形例3を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 板状部材がその面方向に揺動自在になるフィルム差込手段の変形例4を示す正面図である。 ワイヤー状部材から成るフィルム差込手段の変形例5を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 ワイヤー状部材が支持板の進退方向に変形自在になるワイヤー状フィルム差込装置の変形例6を示す断面図である。
図1は遊技機用の識別情報読取検査装置1によるダンボール箱6に梱包された遊技機2の検査状態を示す概略説明斜視図である。図2はプラスチックフィルム5で密封された遊技機2をダンボール箱6に梱包する状態を示す概略斜視図である。
本発明の遊技機用の識別情報読取検査装置1は、製造ラインから送られてくる完成品の遊技機2を検査する際に利用する装置である。例えば、遊技機2には、その遊技盤3の右下の位置に機械番号及び機種名等が判別できる証紙4やマトリックス型二次元コード等の識別情報が貼付される。その後、遊技機2は、基板等の不正改造の防止と共に、埃が付着しないようにビニール袋等のプラスチックフィルム5に詰め込まれる。このプラスチックフィルム5で密封された状態で、遊技機2は略立方体形状のダンボール箱6に梱包される。
一般的に、遊技機2に検査済みを意味する証紙4が貼付されると共に、ダンボール箱6の表面には出荷票21が貼付される。この出荷票21は、遊技機2の機種名、製造番号、納品先(搬送先)等の出荷情報が印刷されている。この出荷票21についても、本発明の識別情報読取検査装置1で自動的に読取検査される。
このダンボール箱6に梱包された遊技機2は、その状態でローラ7上で搬送されながら、ダンボール箱6の表面に貼付された出荷票21と、遊技機2に貼付された証紙4やマトリックス型二次元コード等の識別情報が読み取られる。このときは、ダンボール箱6内部の遊技機2に貼付された証紙4等については、ダンボール箱6に開けられた小窓8から内部の遊技機2に貼付された証紙4等が、ガラス板9を透過して識別情報読取検査装置1により自動的に読取検査される。または、遊技機主部10のハンドル近くに開けられた検査窓11を透過して、遊技盤3に貼付された証紙4等については、識別情報読取検査装置1により自動的に読取検査される。
<識別情報読取検査装置1の概略構成>
図3は実施例1の遊技機用の識別情報読取検査装置1を示す概略構成図である。図4は撮像部12と噴射部14の拡大斜視図である。
実施例1の遊技機用の識別情報読取検査装置1は、遊技機2に貼付された証紙4やマトリックス型二次元コード等の識別情報を撮像する撮像部12と、遊技機2を梱包しているプラスチックフィルム5に、圧縮空気等の気体を噴射する噴射ノズル13を有する噴射部14と、撮像部12により撮像した画像から、証紙4等の識別情報に係る所定の情報を読み取る画像処理部15と、この画像処理部15により画像処理した情報を保存又は加工するコンピュータシステム16を備えた検査装置である。
<撮像部12の構成>
撮像部12は、図4に示すように、CCDカメラ、CMOSカメラのような撮像装置である。読みとった画像データは画像処理部15において処理される。撮像部12はダンボール箱6の表面に貼付された出荷票21を撮像する。次にダンボール箱6内の遊技機2に貼付された証紙4等を撮像し、送出されたデータからコンピュータシステム16により、証紙4、出荷票21、定格シール又はマトリックス型二次元コード等の識別情報の貼付がなされているか否かの確認を行う。これと同時に、この証紙4、出荷票21等の識別情報に記載してある機械番号と、定格シールに記載してある機種名とを読み取る。なお、ダンボール箱6の表面の撮像と、その内部の撮像の順番はこれに限定されない。
撮像部12は、図1に示すように、ダンボール箱6の表面に貼付された出荷票21と、遊技機2に貼付された証紙4及び定格シールの読み取りが可能な位置に設置される。図示例では、ダンボール箱6に開けられた小窓8の位置にレンズ17が向けられる高さ位置に撮像部12を設置した状態を示している。
この撮像部12は1か所に限定されず、複数か所に設置することができる。また、図示例では、ダンボール箱6の一面側に設置されているが、ダンボール箱6の両面即ちローラ7を挟むようにそれぞれ設置することも可能である。
<噴射部14の構成>
実施例1の識別情報読取検査装置1は、撮像部12に隣接して噴射部14を備えている。噴射部14は小さい孔の噴射ノズル13を有し、この噴射ノズル13から気体として圧縮空気を噴射させる。圧縮空気は例えばコンプレッサ18から供給する。ボンベから噴射させることも可能である。図示例では、噴射部14の噴射ノズル13を、撮像部12のレンズ17に隣接した状態で取り付けた。これは、遊技機2を梱包しているダンボール箱6に開けられた小窓8が小さい場合でも、この小窓8から圧縮空気をプラスチックフィルム5に容易に噴射してプラスチックフィルム5を平坦状又は遊技機2に密着した状態にするためである。
因みに、ダンボール箱6の表面に貼付された出荷票21を撮像する際は、プラスチックフィルム5は無いので、この噴射部14を使用する必要はない。
<噴射部14の使用状態>
図5は噴射部14を用いて平坦にする状態を示す拡大断面図であり、(a)は圧縮空気の噴射前の状態、(b)は圧縮空気の噴射中の状態である。
実施例1の識別情報読取検査装置1は、遊技機2に貼付されている証紙4等の識別情報を読み取り検査する際に、図5(a)のように、皺又は折れ曲がって鮮明な撮像の邪魔をしているプラスチックフィルム5に、噴射部14から圧縮空気を噴射する。このときプラスチックフィルム5は、図5(b)のように遊技機2のガラス板9に押し当てられる。プラスチックフィルム5は皺、折り目が伸びて平坦状又は遊技機2に密着した状態になり、ガラス板9の内側に貼付されている証紙4等の識別情報を撮像部12で鮮明に撮像することができる。
なお、証紙4等の識別情報が、遊技盤3ではなく、外側のガラス板9の表側に貼付されているときも、噴射させた圧縮空気によりプラスチックフィルム5は証紙4等に押し当てられ平坦状又は遊技機2に密着した状態になるので、この証紙4等を撮像部12で鮮明に撮像することができる。
また、証紙4等がガラス板9以外の遊技機主部10の表側に貼付されているときも、噴射させた圧縮空気がプラスチックフィルム5を証紙4等に押し当て皺、折り目を伸ばして平坦状又は密着した状態にして、この証紙4等を撮像部12で鮮明に撮像することができる。
更に、プラスチックフィルム55の表面に、静電気により付着した埃等も容易に除去することもできるため、撮像部12による誤読を防止することができる。
実施例1の識別情報読取検査装置1について、遊技機2を梱包しているダンボール箱6に開けられた小窓8からも圧縮空気を噴射して、ダンボール箱6内部の遊技機2に貼付された証紙4等を撮像することについて説明した。プラスチックフィルム5に密封するように袋詰めされているが、ダンボール箱6に梱包されていない場合であっても、それに貼付されている証紙4を撮像して読取検査できることは勿論である。
なお、噴射部14からの圧縮空気の噴射は、撮像部12の撮像の際の一瞬でよい。長い時間噴射すると、ダンボール箱6内部に噴射された空気は、ダンボール箱6に開けられた持ち手掛け穴22から排出される程度である(図1、図2参照)。ダンボール箱6の中で圧縮空気の流通が妨げられると却って、プラスチックフィルム5を波打たせるおそれがあるからである。
<画像処理部15とコンピュータシステム16>
画像処理部15は、撮像部12からの画像情報から証紙4、出荷票21等の情報の読み取りをすると共に、その前提として証紙4、出荷票21の有無を判定し、その判定結果は、コンピュータシステム16に出力する。
コンピュータシステム16は、撮像部12から入力されたデータと予め保有していたデータの相互の整合性を調査し、証紙4、出荷票21、定格シール等において印刷ミスや機種間違え等がないか検査を行う。
また、証紙4と定格シールの少なくともいずれかが貼付されていない場合や、データ相互の整合性がない場合には、エラー表示を行う。また、コンピュータシステム16は、読み取った機械番号に基づき、その機械番号に対応する台情報、すなわち、納入先、納入台数、機種名、機械番号の各情報を検索する。その結果、ダンボール箱6の表面に貼られた出荷票21の情報内容と、ダンボール箱6内の遊技機2に貼付された証紙4等の情報内容とが照合される。
<噴射部14の変形例1>
図6は複数の噴射ノズル13を備えた変形例1の噴射部14を示す拡大正面図である。図7は複数の噴射ノズル13を備えた変形例1の噴射部14を示す拡大側面図である。
1個の撮像部12には、必ずしも1個の噴射部14のみを備える必要はなく、撮像部12の周囲に、複数の噴射ノズル13を取り付けることができる。なお、変形例1の噴射部14は、1個の撮像部12に4個の噴射部14を取り付けた状態を示しているが、この数値に限定されないことは勿論である。
プラスチックフィルム5で密封するように袋詰めされている遊技機2は、ハンドルのような突出部分や、遊技機2上部のスピーカのある膨出部分といった凹凸がある。その袋詰めしているプラスチックフィルム5に大きな折り目や多数の皺が生じやすい。このようなプラスチックフィルム5の折り目、皺により撮像部12が証紙4を鮮明に撮像できないことがある。そこで、変形例1の噴射部14は撮像部12の周囲に取り付けた複数の噴射部14の複数の噴射ノズル13から圧縮空気を、証紙等の周囲に向けてプラスチックフィルム5に効率よく当て、このプラスチックフィルム5を広げるように平坦にすることができる。例えば、プラスチックフィルム5の折り目を広げるように圧縮空気を当てることができる。
<環状噴射部31の変形例2>
図8は環状のスリット32を開けた変形例2の環状噴射部31を示す拡大正面図である。図9は環状のスリット32を開けた変形例2の環状噴射部31を示す拡大側面図である。
変形例2の環状噴射部31は、その環状噴射ノズル(スリット32)を撮像部12のレンズ17の周囲の形状に合わせた形状にした。図示例では、撮像部12のレンズ17が円形状になるので、これに合わせた環状噴射ノズル(スリット32)、即ち環状のスリットを形成した構成である。なお、レンズの周囲が略四角形状のときは、略四角形状のスリットを形成する。
この変形例2の環状噴射部31の環状噴射ノズル(スリット32)の構成では、撮像部12の周囲からリング状に圧縮空気を噴射させ、圧縮空気を広範囲に噴射させることができる。そこで、プラスチックフィルム5の多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルム5の折り目も広げるように平坦にすることができる。またはプラスチックフィルム5を遊技機2に密着させることができる。
図示例では、撮像部12のレンズ17の周囲に環状のスリットを開けた環状噴射ノズル32を示している。この変形例2の環状噴射部31は、完全に繋がった状態でスリットを環状に開けているが、このような構成に限定されない。例えば、複数の円弧状のスリットを環状に配置したものでもよい(図示していない)。更に、この環状のスリットに代えて、多数の噴射ノズルを円形状に配置した構成でもよい(図示していない)。
<噴射部14の変形例3>
図10は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから広がる方向へ傾斜した変形例3の噴射部14を示す拡大正面図である。図11は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから広がる方向へ傾斜した変形例3の噴射部14を示す拡大正面図である。
変形例3の噴射部14は、撮像部12の撮像方向を撮像中心線CLとして、この撮像中心線CLから先方へ行くに従い広がる方向へ向けて噴射ノズル13をそれぞれ配置した。図示例では、1個の撮像部12に2個の噴射部14を取り付けた状態を示しているが、4個を取り付けることも可能である。また、撮像中心線CLに対して、5度の角度で噴射ノズル13を傾斜配置している。この5度の角度に限定されないことは勿論である。
この変形例3の噴射部14のように、撮像部12の撮像中心線CLから広がる方向へ傾斜させた状態に2個の噴射ノズル13を取り付けた構成では、撮像部12の撮像方向CLから広がる方向へ傾斜させた方向へ圧縮空気を噴射させることにより、プラスチックフィルム5の多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルム5の折り目も広げるように平坦にすることができる。
<噴射部14の変形例4>
図12は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから背中合わせに傾斜した変形例4の噴射部14を示す拡大正面図である。図13は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから背中合わせに傾斜した変形例4の噴射部14を示す拡大側面図である。
変形例4の噴射部14は、撮像部12の撮像方向を中心線CLとして、2個の噴射ノズル13を撮像中心線CLでそれぞれ反対方向へ向けて配置したものである。図示例では、中心線CLに対して、5度の角度で噴射ノズル13を傾斜配置している。この5度の角度に限定されないことは勿論である。また、1個の撮像部12に2個の噴射部14を取り付けた状態を示しているが、4個を取り付けることも可能である。
この変形例4の噴射部14のように、撮像部12に2個の噴射ノズル13を取り付けた構成でも、撮像部12の撮像中心線CLでそれぞれ反対方向へ傾斜させた方向へ圧縮空気を噴射させることにより、プラスチックフィルム5の多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルム5の折り目も広げるように平坦にすることができる。
<噴射部14の変形例5>
図14は噴射ノズル13を撮像部12(レンズ17)の周囲で回転するように構成した変形例5の噴射部14を示す拡大側面図である。図15は噴射ノズル13が撮像部12(レンズ17)の周囲で回転するように構成した変形例5の噴射部14を示す拡大正面図である。
この変形例5では撮像部12の胴部41に円筒形状の回転体42を回転自在に取り付け、この回転体42の周囲に複数の噴射部14を配置したものである。この回転体42はモータ、圧縮空気等の駆動器で回転させる方法、又は各噴射部14の噴射方向を撮像中心線CL方向に対して傾斜させることで、噴射の際にその反作用で自動的に回転する方法のいずれでもよい。
また図示例では、撮像部12の周囲に2個の噴射ノズル13を配置したものであるが、この2個に限定されないことは勿論である。
この変形例5の回転体42で回転する噴射部14の構成では、撮像部12の周囲に広範囲に圧縮空気を噴射させ、圧縮空気を広範囲に噴射させることができる。そこで、プラスチックフィルム5の多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルム5の折り目も広げるように平坦にすることができる。
図16は撮像部12に吸引部52を備えた実施例2の識別情報読取検査装置1を示す拡大側面図である。図17は撮像部12に吸引部52を備えた実施例2の識別情報読取検査装置1を示す拡大正面図である。図18は実施例2の吸引部52を用いてプラスチックフィルム5をレンズ17の間近で平坦にしている状態を示す拡大断面図であり、(a)は吸引前の状態、(b)は吸引中の状態である。
<吸引部52の構成>
実施例2の識別情報読取検査装置1は、実施例1の噴射部14等に代えて、吸引口51を有する吸引部52を備えている。吸引部52は最低2カ所は必要で、撮像部12を挟むように取り付ける。この吸引部52をプラスチックフィルム5に近づけ空気を吸引すると、プラスチックフィルム5の数カ所を引っ張ることにより、プラスチックフィルム5を撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードに密着させることができる。このプラスチックフィルム5は撮像部12のレンズ17の間近においてプラスチックフィルム5が平坦になるので、この撮像部12で証紙4等を鮮明に撮像することができる。
実施例2の識別情報読取検査装置1は、遊技機2に貼付されている証紙4等の識別情報を読み取り検査する際に、図18(a)のように、皺又は折れ曲がって鮮明な撮像の邪魔をしているプラスチックフィルム5を吸引部52で撮像部12側に密着させる。このときプラスチックフィルム5は、図18(b)のように撮像部12のレンズ17、フィルタ又はフードに張り付けられ、皺、折り目が伸びて平坦状になり、証紙4等の識別情報を撮像部12で鮮明に撮像することができる。このとき吸引部52の吸引は、プラスチックフィルム5を伸ばすことができる程度の弱い吸引力でよい。
実施例2のような構成であれば、空気の吸引によるので、証紙4位置のプラスチックフィルム5のみを吸い付けることができる。この吸引部52は図16、図17に示すように、2カ所に限定されず、撮像部12のレンズ17を囲むように4カ所取り付けることができる。また、撮像部12のレンズ17の周囲に環状のスリット状の吸引を開けた吸引部52にすることができる。更に、複数の円弧状のスリットを環状に配置した吸引部52にすることができる。何れも撮像部12を挟むように取り付ければよい。
<吸引部52の変形例1>
図19は吸引部52が撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードの面領域より引っ込んだ状態(図示例では右側)に配置した変形例1の吸引部52を示す拡大側面図である。
吸引部52は、必ずしも撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードの面領域と同じ面に配置する必要はなく(図16参照)、実施例2では、プラスチックフィルム5をレンズ17、フィルター又はフードの面で平坦になるようにプラスチックフィルム5の周囲が引っ張られる状態にすればよい。そこで、変形例1の吸引部52は、吸引部52が撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードの面領域より引っ込んだ状態に配置した(図示例では右側)。このように構成することで、撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードに当たるプラスチックフィルム5を撮像部12の後方へ引っ張るように吸引部52が引くので、この引っ張られるプラスチックフィルム5が平坦になりやすくなる。
図20は実施例3の遊技機用梱包装置を示す概略構成図である。図21は実施例3の遊技機用梱包装置の作業工程を示す概略工程図である。
本発明の実施例3は、製造ラインから送られてくる完成品の遊技機2をプラスチックフィルム5でシュリンク包装する遊技機用梱包装置である。この遊技機用梱包装置は、遊技機2に熱収縮性プラスチックフィルム5を包装し、このプラスチックフィルム5の一部が遊技機2の隙間c1、c2に差し込まれた状態で、プラスチックフィルム5全体を加熱して熱収縮させ、遊技機2を密封するように梱包する装置である。
<フィルム差込手段(気体噴射装置111)の構成>
図22は実施例3の遊技機用梱包装置を構成するフィルム差込手段である気体噴射装置111を示す正面図である。
本発明の遊技機用梱包装置には、遊技機2に形成されている開閉自在になる接合部の隙間c1、c2にプラスチックフィルム5の一部を差し込むフィルム差込手段としての気体噴射装置111を備えている。この気体噴射装置111は、噴射ノズル112から例えば圧縮空気を噴射する装置である。この圧縮空気は、遊技機2に形成されている接合部c1、c2、例えば遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との接合箇所に噴射する。このときは、遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠とは施錠せずに少し隙間を開けておく(図23(a)参照)。この隙間は広く開けるとプラスチックフィルム5の一部を容易に差し込むことができる。
ここで、熱収縮性プラスチックフィルム5としては、P.V.C(ポリ塩化ビニル
)、P.E(ポリエチレン)、P.O(ポリオレフィン)、P.P(ポリプロピレン)、P.S(ポリスチレン)及びP.E.T(ポリエチレンテレフタレート)などを用いる。プラスチックフィルム5は熱収縮性の性質を有する素材のものであれば、これらの素材のものに限定されない。
このような熱収縮性プラスチックフィルム5から成る袋を遊技機2に包装する際には種々の方法による。例えば、熱収縮性プラスチックフィルム5を用いて既に袋として形成されているものを遊技機2に被せるように包装する方式と、1枚のプラスチックフィルム5を遊技機2に巻き付け、袋状に周囲をシールし、余分な個所を溶断する方式などがある。更に、遊技機2にプラスチックフィルム5を包装する構成であればこれらの方式に限定されないことは勿論である。
プラスチックフィルム5を遊技機2に包装する際には、遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との隙間(接合部c1)を施錠せずに開けておく必要がある。または遊技機主部10と外枠62と隙間(接合部c2)を施錠せずに開けておく必要がある。包装した後に、これらの隙間を開ける作業は煩雑になりやすいからである。
加熱手段としては、図示していないが、シュリンクトンネルといった、トンネル内の上部に遠赤外線ヒーターとこの熱を遊技機2に当てるファンとを備え、このトンネルの下部に遊技機2を移動させるベルトコンベアを備えた装置がある。この遠赤外線を利用した加熱手段は従来の電熱式やスチーム式に比べ、遊技機2に熱による悪影響を及ぼしづらい。勿論、加熱手段はシュリンクトンネルの構成に限定されず、遊技機2の周囲に熱風を噴射する方式等でもよい。
図示例では、遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との接合箇所の隙間c1にプラスチックフィルムの一部を差し込む状態を示しているが、遊技機2には更に遊技機主部10と外枠62にも接合箇所があるので、この接合部の隙間c2にプラスチックフィルム5の一部を差し込むことも可能である。気体噴射装置111によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルム5を、その噴射空気により、遊技機2に形成されている接合部の隙間c1、c2に差し込むことができる。
気体噴射装置111では圧縮空気を用いるので、遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との接合部の隙間c1、又は遊技機主部10と外枠62との接合部の隙間c2の何れにも対応することができる。何れか1か所又は両方の2か所に挟み込むことができる。また、噴射する気体は空気に限定されず、二酸化炭素ガス、その他ガスを用いることも可能である。
<気体噴射装置111による差込動作状態>
図23は実施例3の遊技機用梱包装置の気体噴射装置111を用いて遊技機2をプラスチックフィルム5でシュリンク梱包する状態を示す説明図あり、(a)は気体噴射した状態の平面図、(b)は加熱している状態の平面図、(c)は熱収縮した状態の平面図、(d)は遊技機2を施錠した状態の平面図、(e)は接合部の拡大図である。
この気体噴射装置111を用いて遊技機2をプラスチックフィルム5でシュリンク梱包する状態を説明する。先ず、図23(a)に示すように、遊技機2に熱収縮性プラスチックフィルム5の袋を包装する。このプラスチックフィルム5の袋は遊技機2の外形より大きい。このプラスチックフィルムの余分な部分に気体噴射装置111を用いて圧縮空気を噴射する。この噴射場所は遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との接合部の隙間c1に噴射する。これでプラスチックフィルム5はこの隙間c1に差し込まれる。なお、このときは単に押し込んだだけなので、その後施錠しても、容易に抜き取ることができる。
この噴射した状態で、図23(b)に示すように、加熱装置を用いてプラスチックフィルム5の袋を熱収縮させる。このとき接合部の隙間c1に位置するプラスチックフィルム5を噴射した状態で熱収縮されるので、図23(c)に示すように、そのまま隙間c1内で熱収縮する。
最後に、図23(d)に示すように、遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との接合部を閉止して施錠すると、プラスチックフィルム5はこの隙間c1に強固に挟まれたままの状態になる。このようにプラスチックフィルム5の熱収縮後には、その接合部を完全に閉止することにより、図23(e)に示すように、プラスチックフィルム5は強固に挟み込まれた状態になる。この状態で出荷されれば、シュリンク包装のプラスチックフィルム5を不正に抜き取ろうとしても、このプラスチックフィルム5は遊技機2の隙間c1、c2に強固に挟まれているので抜き取ることを防止することができる。
なお、プラスチックフィルム5は、その一部が遊技機2に差し込まれた後で加熱することも可能である。
<気体噴射装置111の変形例1>
図24は気体噴射装置111の変形例1を示す正面図である。
気体噴射装置111の変形例1は、単に小さい孔からなる噴射ノズル112に代えて、細いスリット状に形成した幅広噴射口113にした。このように幅広噴射口113を用いることで、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に広範囲に差し込むことが可能である。特に、噴射力を高めることにより、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に深く差し込むことが可能になる。
<気体噴射装置111の変形例2>
図25は気体噴射装置111の変形例2を示す正面図である。
気体噴射装置111の変形例2は、複数の噴射ノズル112を直線状に配置した。このように気体噴射装置111に複数の噴射ノズル112を直線状に配置したことで、プラスチックフィルム5を広範囲でも狭い範囲でも接合部の隙間c1、c2に差し込むことが可能になる。即ち、複数の噴射ノズル112から圧縮空気を噴射させれば、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に広範囲に差し込むことができる。逆に、複数の噴射ノズル112全部を使用することなく、特定の噴射ノズル112のみから圧縮空気を噴射させれば、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に狭い範囲にも差し込むことができる。
<フィルム差込手段(板状フィルム差込装置122)の変形例3>
図26は板状部材121から成るフィルム差込手段の変形例3を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
フィルム差込手段の変形例3は、板状部材121により成る板状フィルム差込装置122である。この板状フィルム差込装置122は、支持板123に薄い板状部材121を取り付けたものである。この板状部材121はある程度の弾力性を有する薄い板状の部材である。この板状部材121は例えばプラスチック製の板材で、その角には丸み(R)を付けて、プラスチックフィルム5を破損しないようになっている。板状フィルム差込装置122によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルム5を、板状部材121が遊技機2に形成された接合部の隙間c1、c2に確実に差し込むことができる。例えば、支持板123を進退自在になる機構と組み合わせ、赤外線センサにより進出距離を計測しながら作業するようにする。
板状部材121の差し込む間隔を調節することにより、プラスチックフィルム5の接合部c1、c2の隙間c1、c2における挟み込む深さを容易に調節することが可能である。また、板状部材自体の寸法を調節することにより、プラスチックフィルム5を広範囲でも狭い範囲でも容易に調節することができる。
<フィルム差込手段(板状フィルム差込装置122)の変形例4>
図27は板状部材121がその面方向に揺動自在になるフィルム差込手段の変形例4を示す正面図である。
フィルム差込手段の変形例4は、遊技機2に形成された接合部c1、c2の近傍から押し当て、ずらしながらこの接合部の隙間c1、c2に差し込むように、板状部材121がその面方向に揺動自在に構成された板状フィルム差込装置122である。この板状フィルム差込装置122は例えば板状部材121と支持板123とを金属又はプラスチック製の板バネ124で連結したものである。この板バネ124により板状部材121がその面方向に揺動するようになり、遊技機2に形成された接合部の隙間c1、c2の近傍から押し当てずらしながらこの接合部c1、c2に差し込むことができる。なお、板状部材121を揺動自在に支持する部材は、板バネ124に限定されず、コイルバネ又は板状部材121自体が可撓性を有する素材で形成したものでも良い。
<フィルム差込手段(ワイヤー状フィルム差込装置132)の変形例5>
図28はワイヤー状部材131から成るフィルム差込手段の変形例5を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
フィルム差込手段の変形例5は、遊技機2に形成された接合部c1、c2に略半円形状に湾曲させたワイヤー状部材131でプラスチックフィルム5を差し込むように構成されたワイヤー状フィルム差込装置132である。このワイヤー状部材131は、例えばピアノ線のような金属であって、弾力性を有し、またプラスチックフィルム5を損傷しない程度の変形しやすい素材のものがよい。ワイヤー状フィルム差込装置132によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルム5を、ワイヤー状部材131が遊技機2に形成された接合部の隙間c1、c2に確実に差し込むことができる。ワイヤー状部材131は弾力性を有するので、何らかの障害物に当たっても、変形し少しのずれで適正な位置に容易に復帰させやすい。なお、金属製に限定されず、プラスチック製の素材でも勿論よい。
図示例では、1個の半円形状に湾曲させたワイヤー状部材131を支持板133に取り付けた状態を示しているが、2個を取り付けることも可能である。図示していないが、3個、4個と取り付けることも可能である。
この変形例5のワイヤー状フィルム差込装置132は、このワイヤー状部材131についても、その差し込む間隔を変えることにより、プラスチックフィルム5の接合部の隙間c1、c2における挟み込む深さを容易に調節することができる。また、ワイヤー状部材131の大きさ又は取り付け個数を変えることにより、プラスチックフィルム5を広範囲でも狭い範囲でも容易に調節することができる。
ワイヤー状フィルム差込装置132は、略半円形状に曲げたワイヤー状部材は可撓性を有するので、その面方向に揺動自在になる。そこで、このワイヤー状フィルム差込装置132は、遊技機2に形成された接合部c1、c2の近傍から押し当てずらしながらこの接合部に容易に差し込むことができる。
<ワイヤー状フィルム差込装置132の変形例6>
図29はワイヤー状部材131が支持板133の進退方向に変形自在になるワイヤー状フィルム差込装置132の変形例6を示す断面図である。
ワイヤー状フィルム差込装置132の変形例6は、略半円形状に曲げたワイヤー状部材131の一方の基端部は支持板133に設けた溝134の一端に固定し、ワイヤー状部材131の他方の基端部は溝134の他端において固定せず、この溝134内を移動可能に構成する。このように構成することで、ワイヤー状部材131が遊技機2に押し当てられ、接合部c1、c2の隙間に入らなかったときに、その動きをある程度吸収することができ、遊技機2の破損、プラスチックフィルム5の破断又はワイヤー状フィルム差込装置132の破損を防止することができる。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
上記実施の形態では、本発明の識別情報読取検査装置による読取検査の対象になる遊技機として、例えば図柄表示装置を備えたパチンコ機に対して本発明を利用できるが、それ以外のタイプのパチンコ機に利用してもよい。例えば、遊技球転動部や有利口などが設けられた入賞役物装置を備えたパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を利用できる。また、受け皿として上皿及び下皿が設けられているのではなく、単一の受け皿が設けられたパチンコ機にも、本発明を利用できる。即ち、機械番号及び機種名等が判別できる証紙やマトリックス型二次元コード等の識別情報が貼付されたパチンコ機が本発明の利用対象になる。
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
遊技機用の識別情報読取検査装置A
本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機の製造後、更に梱包後において遊技機等に貼付された証紙、出荷票、その他の貼付又は印刷された識別情報を読み取り検査する遊技機用の識別情報読取検査装置に関する。
従来、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機の製造ラインにおいては、製造された遊技機の本体枠、基板ボックス、ROM等に、各種遊技機管理団体の検査を受けたことを示す情報や各種管理団体が付した管理番号等が記載されたラベルである証紙等の識別情報を貼付した後、不正改造防止のため遊技機全体をビニール袋に密封するように包装されている。遊技機に関する製品の発送を管理する発送管理システムについて、例えば特許文献2の特開2003−93623号の「発送管理システム」が提案されている。
ダンボール箱に詰められた遊技機の証紙の文字、番号、マトリックス型二次元コード等の識別情報については、CCDカメラ、CMOSカメラ等で読み取っている。遊技機は汚れ、埃の侵入を防止すると共に、傷が付かないようにビニール袋、その他の透明なプラスチックフィルムに、遊技機全体を密封するように袋詰めされている。
特開2003−93623号公報
しかし、このビニール袋等の透明なプラスチックフィルムが皺になっていたり、折り目が付いている場合が多く、証紙の文字、番号、マトリックス型二次元コード等の識別情報を正確に読み取ることができないことがあった。また、証紙等の識別情報の面に対してCCDカメラ等の撮像装置の撮像方向に対してプラスチックフィルムが傾斜した状態にあると、光が反射して証紙等の識別情報の文字、番号が読みづらくなることがあった。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、透明なプラスチックフィルムに梱包された状態の証紙等の識別情報の文字、番号を正確に読み取ることができる遊技機用の識別情報読取検査装置を提供することにある。
遊技機用の識別情報読取検査装置A1は、透明なプラスチックフィルムに包装されている遊技機に付された証紙、マトリックス型二次元コードのような識別情報を、読み取り検査する遊技機用の識別情報読取検査装置であって、
前記遊技機に付された識別情報を撮像する撮像部と、
前記遊技機を梱包している前記プラスチックフィルムに、気体を噴射させる噴射ノズルを有する噴射部と、
前記撮像部により撮像した画像から、前記識別情報の所定の情報を読み取る画像処理部と、を備え、
検査のために前記識別情報を撮像する際に、前記プラスチックフィルムにおける該識別情報を被覆している位置に前記噴射部から気体を噴射して該プラスチックフィルムを前記識別情報側に当て該識別情報を前記撮像部により撮像し易く構成した、ことを特徴とする遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機用の識別情報読取検査装置A1では、プラスチックフィルムに密封するように袋詰めされている遊技機に付されている証紙、マトリックス型二次元コード等の識別情報を読み取り検査する際に、噴射部から噴射させた気体が、このプラスチックフィルムを遊技機のガラス板又は証紙等の識別情報そのものに押し当て平坦状に、又は遊技機に密着させることにより、ガラス板の内側又は外側、遊技機の表面等に付されている識別情報を撮像部で鮮明に撮像することができる。
更に、プラスチックフィルムの表面に、静電気により付着した埃等も容易に除去することもできるため、撮像部による誤読を防止することができる。
噴射部から気体をプラスチックフィルムに当て、このプラスチックフィルムを平坦状に、又は遊技機に密着させて、証紙等の識別情報を撮像部で撮像する構成であるために、遊技機を梱包しているダンボール箱に開けられた小窓からも気体を噴射して、ダンボール箱内部の遊技機に付された証紙等の識別情報を容易に撮像することができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A2は、前記撮像部の周囲に、複数の噴射ノズルを有する噴射部を備えた、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A1の遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機全体をプラスチックフィルムに密封するように袋詰めされている場合、ハンドルのような突出部分や、遊技機上部のスピーカのある膨出部分といった凹凸がある遊技機では、袋詰めしているプラスチックフィルム5に大きな折り目や多数の皺が生じやすい。このようなプラスチックフィルムの折り目、皺により撮像部が証紙を鮮明に撮像できないことがある。
そこで、遊技機用の識別情報読取検査装置A2では、撮像部の周囲に取り付けた複数の噴射部の複数の噴射ノズルから圧縮空気を、証紙等の周囲に向けてプラスチックフィルムに効率よく当て、このプラスチックフィルムを広げるように平坦にすることができる。例えば、プラスチックフィルムの折り目を広げるように圧縮空気を当てることができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A3は、前記噴射部の噴射ノズルは、前記撮像部のレンズの周囲の形状に合わせた形状に成る、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A1の遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機用の識別情報読取検査装置A4は、前記噴射部は、複数の噴射ノズルを前記撮像部のレンズの周囲の形状に合わせて環状に配置した、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A1の遊技機用の識別情報読取検査装置。
識別情報読取検査装置A3、A4では、撮像部のレンズの周囲の形状に合わせた環状に圧縮空気を噴射させることにより、圧縮空気を広範囲に噴射させることができる。そこで、プラスチックフィルムの多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルムの折り目も広げるように平坦にすることができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置5は、前記撮像部の撮像方向を中心線として、この撮像中心線から先方へ行くに従い広がる方向へ向けて前記噴射部の噴射ノズルをそれぞれ配置した、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A1又はA2の遊技機用の識別情報読取検査装置。
識別情報読取検査装置A5では、撮像部の撮像方向から広がる方向へ傾斜させた方向へ圧縮空気を噴射させることにより、プラスチックフィルムの多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルムの折り目も広げるように平坦にすることができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A6は、前記撮像部の撮像方向を中心線として、前記噴射部の2個の噴射ノズルを該撮像中心線でそれぞれ反対方向へ向けて配置した、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A1又はA2の遊技機用の識別情報読取検査装置。
識別情報読取検査装置A6では、撮像部に2個の噴射ノズルを取り付けた構成でも、撮像部の撮像中心線でそれぞれ反対方向へ傾斜させた方向へ圧縮空気を噴射させることにより、プラスチックフィルムの多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルムの折り目も広げるように平坦にすることができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A7は、前記撮像部の周囲で、前記噴射部の噴射ノズルを撮像中心線を回転中心にして回転させるように設けた、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A1又はA2の遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機用の識別情報読取検査装置A7では、撮像部の周囲に広範囲に気体を噴射させ、気体を広範囲に噴射させることができるので、プラスチックフィルムの多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルムの折り目も広げるように平坦にすることができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A8は、透明なプラスチックフィルムに包装されている遊技機に付された証紙、マトリックス型二次元コードのような識別情報を、読み取り検査する遊技機用の識別情報読取検査装置であって、
前記遊技機に付された識別情報を撮像する撮像部と、
前記遊技機を梱包している前記プラスチックフィルムを、前記撮像部側へ密着するように吸引する吸引部と、
前記撮像部により撮像した画像から、前記識別情報の所定の情報を読み取る画像処理部と、を備え、
検査のために前記識別情報を撮像する際に、前記プラスチックフィルムにおける該識別情報を被覆している位置の該プラスチックフィルムを前記吸引部で吸引して、その部分のプラスチックフィルムを前記撮像部側に密着させて該識別情報を前記撮像部により撮像し易く構成した、ことを特徴とする遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機用の識別情報読取検査装置A8では、吸引部をプラスチックフィルムに近づけ空気を吸引すると、プラスチックフィルムの数カ所を引っ張ることにより、プラスチックフィルムを撮像部のレンズ側に密着させることができる。このプラスチックフィルムは撮像部のレンズの間近において平坦になるので、この撮像部で証紙等を鮮明に撮像することができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A9は、前記吸引部は、前記撮像部のレンズを挟むように長方形状の開口を有する吸引口を複数個所に取り付けた、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A8の遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機用の識別情報読取検査装置A10は、前記吸引部は、前記撮像部のレンズの面領域より引っ込んだ状態に配置した、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A8又はA9の遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機用梱包装置B
本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機を梱包する遊技機用梱包装置に関する。
従来、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機の製造ラインにおいては、製造された遊技機の本体枠、基板ボックス、ROM等に、各種遊技機管理団体の検査を受けたことを示す情報や各種管理団体が付した管理番号等が記載されたラベルである証紙等の識別情報を貼付した後、不正改造防止のため遊技機全体をプラスチックフィルムの袋に密封するように包装している。最近ではプラスチックフィルムに密封する際にシュリンク包装が利用されている。このシュリンク包装は、遊技機に汚れの付着、埃の侵入防止と共に、傷が付かないようにするためである。
このシュリンク包装は、熱収縮性プラスチックフィルムで遊技機等の商品をラフに包み、シュリンクトンネルなどの加熱装置によりフィルムを商品の形状に収縮させる包装方法である。遊技機等の製品を包装するシュリンク包装については、例えば特許文献3の特開2003−231568号の「包装材及び包装構造」が提案されている。
シュリンク包装により密封するように袋詰めされた遊技機は、ダンボール箱に詰められ、その後出荷される。
特開2003−231568号公報
しかし、このようにシュリンク包装された遊技機であっても、このプラスチックフィルムを遊技機から抜き取り、遊技機に不正改造を施し、その後このプラスチックフィルムを被せるという不正が行われやすいという問題を有していた。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技機にシュリンク包装されたプラスチックフィルムを容易には抜き取りづらくしてその後の不正改造を防止できる遊技機用包装装置を提供することにある。
遊技機用梱包装置B1は、遊技機を熱収縮性プラスチックフィルムで包装し、該プラスチックフィルムを加熱して熱収縮させ、遊技機を密封するように梱包する遊技機用梱包装置であって、
遊技機に形成されている開閉自在になる接合部の隙間に、前記プラスチックフィルムの一部を差し込むフィルム差込手段を備え、
前記プラスチックフィルムを加熱し、包装したプラスチックフィルムの一部が遊技機に差し込まれた状態で熱収縮させるように構成した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B1では、加熱してプラスチックフィルムを熱収縮させる前に、フィルム差込手段によりプラスチックフィルムの一部を遊技機に形成されている接合部の隙間に差し込んでいるので、そのままプラスチックフィルムの一部が隙間に差し込まれた状態で熱収縮される。プラスチックフィルムの熱収縮後には、その接合部を完全に閉止することにより、この部分のプラスチックフィルムは強固に挟み込まれた状態になる。シュリンク包装のプラスチックフィルムを不正に抜き取ることを防止することができる。
遊技機用梱包装置B2は、前記プラスチックフィルムは、その一部が遊技機に差し込まれた後で加熱されるように構成した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B3は、前記プラスチックフィルムは、その一部が遊技機に差し込まれながら加熱されるように構成した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B4は、前記遊技機に形成されている接合部は、遊技機主部と遊技機前面ユニットとの接合箇所である、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1,B2又はB3の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B5は、前記遊技機に形成されている接合部は、外枠と遊技機主部の枠との接合箇所である、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1,B2又はB3の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B4、B5では、遊技機に形成されている接合部が、遊技機主部と遊技機前面ユニットとの接合箇所では、共に金属製であり、かつ施錠する箇所である。そこで、この隙間に差し込まれたプラスチックフィルムは強固に挟まれているので抜き取りが困難になる。同様に、外枠と遊技機主部の枠との接合箇所も、この隙間に差し込まれたプラスチックフィルムは強固に挟まれているので抜き取りが困難になる。
遊技機用梱包装置B6は、前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に気体を噴射してプラスチックフィルムを差し込むように構成された気体噴射装置である、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1、B2、B3、B4又はB5の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B7は、前記フィルム差込手段は、前記気体噴射装置に複数の噴射口を直線状に配置した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B6の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B6、B7では、気体噴射装置によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルムを、その噴射気体により、遊技機に形成されている接合部の隙間に差し込むことができる。気体噴射装置の噴射口を複数設けることにより、プラスチックフィルムを広範囲に接合部の隙間に差し込むことが可能である。
気体噴射装置に複数の噴射口を直線状に設けたフィルム差込手段によれば、プラスチックフィルムを広範囲でも狭い範囲でも接合部の隙間に差し込むことが可能である。
遊技機用梱包装置B8は、前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に板状部材によりプラスチックフィルムを差し込むように構成された装置である、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1、B2、B3、B4又はB5の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B9は、前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当て、ずらしながらこの接合部に差し込めるように、前記板状部材がその面方向に揺動自在に構成された、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B8の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B8、B9では、板状部材からなるフィルム差込手段によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルムを、板状部材が遊技機に形成されている接合部の隙間に確実に差し込むことができる。板状部材の差し込む間隔を変えることにより、プラスチックフィルムの接合部の隙間における挟み込む深さを容易に調節することができる。また、板状部材自体の寸法を変えることにより、プラスチックフィルムを広範囲でも狭い範囲でも容易に調節することができる。
板状部材がその面方向に揺動自在に構成されたフィルム差込手段によれば、遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当てずらしながらこの接合部に容易に差し込むことができる。
遊技機用梱包装置B10は、前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に、湾曲させたワイヤー状部材でプラスチックフィルムを差し込むように構成された装置である、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1、B2、B3,B4又はB5の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B10では、ワイヤー状部材からなるフィルム差込手段によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルムを、ワイヤー状部材が遊技機に形成されている接合部の隙間に確実に差し込むことができる。ワイヤー状部材は可撓性を有するので、何らかの障害物に当たっても変形し、少しのずれがあっても適正な位置に復帰しやすく、プラスチックフィルムを容易に差し込むことができる。
このワイヤー状部材についても、その差し込む間隔を変えることにより、プラスチックフィルムの接合部の隙間における挟み込む深さを容易に調節することができる。また、ワイヤー状部材の大きさ又は取付個数を変えることにより、プラスチックフィルムを広範囲でも狭い範囲でも容易に調節することができる。
ワイヤー状部材はその面方向に揺動自在になるので、遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当てずらしながらこの接合部に差し込むことができる。
因みに、特徴A1乃至特徴A10、特徴B1乃至特徴B10のいずれか1つ又はそれらの組み合わせを上記特徴A1乃至A10に適用してもよい。
以下に、本発明の遊技機用の識別情報読取検査装置の読取検査対象になり得る遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル)と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構のソレノイド)と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品(釘等)とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部(作動口等)を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技機用梱包装置は、主にパチンコ機の遊技機の梱包に利用することができるが、開閉自在になる接合部が形成された遊技機であれば、パチンコ機以外の様々な遊技機、その他の機器、装置に広く利用することができる。
2 遊技機
5 プラスチックフィルム
10 遊技機主部
61 遊技機前面ユニット
62 外枠
111 気体噴射装置
112 噴射ノズル
121 板状部材
122 板状フィルム差込装置
123 支持板
124 板バネ
131 ワイヤー状材
132 ワイヤー状フィルム差込装置
133 支持板
c1,c2 隙間

Claims (10)

  1. 遊技機を熱収縮性プラスチックフィルムで包装し、該プラスチックフィルムを加熱して熱収縮させ、遊技機を密封するように梱包する遊技機用梱包装置であって、
    遊技機に形成されている開閉自在になる接合部の隙間に、前記プラスチックフィルムの一部を差し込むフィルム差込手段を備え、
    前記プラスチックフィルムを加熱し、包装したプラスチックフィルムの一部が遊技機に差し込まれた状態で熱収縮させるように構成した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置。
  2. 前記プラスチックフィルムは、その一部が遊技機に差し込まれた後で加熱されるように構成した、ことを特徴とする請求項1の遊技機用梱包装置。
  3. 前記プラスチックフィルムは、その一部が遊技機に差し込まれながら加熱されるように構成した、ことを特徴とする請求項1の遊技機用梱包装置。
  4. 前記遊技機に形成されている接合部は、遊技機主部と遊技機前面ユニットとの接合箇所である、ことを特徴とする請求項1,2又は3の遊技機用梱包装置。
  5. 前記遊技機に形成されている接合部は、外枠と遊技機主部の枠との接合箇所である、ことを特徴とする請求項1,2又は3の遊技機用梱包装置。
  6. 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に気体を噴射してプラスチックフィルムを差し込むように構成された気体噴射装置である、ことを特徴とする請求項1、2,3,4又は5の遊技機用梱包装置。
  7. 前記フィルム差込手段は、前記気体噴射装置に複数の噴射口を直線状に配置した、ことを特徴とする請求項6の遊技機用梱包装置。
  8. 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に板状部材によりプラスチックフィルムを差し込むように構成された装置である、ことを特徴とする請求項1、2,3,4又は5の遊技機用梱包装置。
  9. 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当て、ずらしながらこの接合部に差し込めるように、前記板状部材がその面方向に揺動自在に構成された、ことを特徴とする請求項8の遊技機用梱包装置。
  10. 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に、湾曲させたワイヤー状部材でプラスチックフィルムを差し込むように構成された装置である、ことを特徴とする請求項1、2,3,4又は5の遊技機用梱包装置。
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