JP6323673B2 - 遊技機用梱包装置 - Google Patents
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Description
シュリンク包装により密封するように袋詰めされた遊技機は、ダンボール箱に詰められ、その後出荷される。
本発明の遊技機用の識別情報読取検査装置1は、製造ラインから送られてくる完成品の遊技機2を検査する際に利用する装置である。例えば、遊技機2には、その遊技盤3の右下の位置に機械番号及び機種名等が判別できる証紙4やマトリックス型二次元コード等の識別情報が貼付される。その後、遊技機2は、基板等の不正改造の防止と共に、埃が付着しないようにビニール袋等のプラスチックフィルム5に詰め込まれる。このプラスチックフィルム5で密封された状態で、遊技機2は略立方体形状のダンボール箱6に梱包される。
図3は実施例1の遊技機用の識別情報読取検査装置1を示す概略構成図である。図4は撮像部12と噴射部14の拡大斜視図である。
実施例1の遊技機用の識別情報読取検査装置1は、遊技機2に貼付された証紙4やマトリックス型二次元コード等の識別情報を撮像する撮像部12と、遊技機2を梱包しているプラスチックフィルム5に、圧縮空気等の気体を噴射する噴射ノズル13を有する噴射部14と、撮像部12により撮像した画像から、証紙4等の識別情報に係る所定の情報を読み取る画像処理部15と、この画像処理部15により画像処理した情報を保存又は加工するコンピュータシステム16を備えた検査装置である。
撮像部12は、図4に示すように、CCDカメラ、CMOSカメラのような撮像装置である。読みとった画像データは画像処理部15において処理される。撮像部12はダンボール箱6の表面に貼付された出荷票21を撮像する。次にダンボール箱6内の遊技機2に貼付された証紙4等を撮像し、送出されたデータからコンピュータシステム16により、証紙4、出荷票21、定格シール又はマトリックス型二次元コード等の識別情報の貼付がなされているか否かの確認を行う。これと同時に、この証紙4、出荷票21等の識別情報に記載してある機械番号と、定格シールに記載してある機種名とを読み取る。なお、ダンボール箱6の表面の撮像と、その内部の撮像の順番はこれに限定されない。
この撮像部12は1か所に限定されず、複数か所に設置することができる。また、図示例では、ダンボール箱6の一面側に設置されているが、ダンボール箱6の両面即ちローラ7を挟むようにそれぞれ設置することも可能である。
実施例1の識別情報読取検査装置1は、撮像部12に隣接して噴射部14を備えている。噴射部14は小さい孔の噴射ノズル13を有し、この噴射ノズル13から気体として圧縮空気を噴射させる。圧縮空気は例えばコンプレッサ18から供給する。ボンベから噴射させることも可能である。図示例では、噴射部14の噴射ノズル13を、撮像部12のレンズ17に隣接した状態で取り付けた。これは、遊技機2を梱包しているダンボール箱6に開けられた小窓8が小さい場合でも、この小窓8から圧縮空気をプラスチックフィルム5に容易に噴射してプラスチックフィルム5を平坦状又は遊技機2に密着した状態にするためである。
因みに、ダンボール箱6の表面に貼付された出荷票21を撮像する際は、プラスチックフィルム5は無いので、この噴射部14を使用する必要はない。
図5は噴射部14を用いて平坦にする状態を示す拡大断面図であり、(a)は圧縮空気の噴射前の状態、(b)は圧縮空気の噴射中の状態である。
実施例1の識別情報読取検査装置1は、遊技機2に貼付されている証紙4等の識別情報を読み取り検査する際に、図5(a)のように、皺又は折れ曲がって鮮明な撮像の邪魔をしているプラスチックフィルム5に、噴射部14から圧縮空気を噴射する。このときプラスチックフィルム5は、図5(b)のように遊技機2のガラス板9に押し当てられる。プラスチックフィルム5は皺、折り目が伸びて平坦状又は遊技機2に密着した状態になり、ガラス板9の内側に貼付されている証紙4等の識別情報を撮像部12で鮮明に撮像することができる。
なお、証紙4等の識別情報が、遊技盤3ではなく、外側のガラス板9の表側に貼付されているときも、噴射させた圧縮空気によりプラスチックフィルム5は証紙4等に押し当てられ平坦状又は遊技機2に密着した状態になるので、この証紙4等を撮像部12で鮮明に撮像することができる。
更に、プラスチックフィルム55の表面に、静電気により付着した埃等も容易に除去することもできるため、撮像部12による誤読を防止することができる。
画像処理部15は、撮像部12からの画像情報から証紙4、出荷票21等の情報の読み取りをすると共に、その前提として証紙4、出荷票21の有無を判定し、その判定結果は、コンピュータシステム16に出力する。
また、証紙4と定格シールの少なくともいずれかが貼付されていない場合や、データ相互の整合性がない場合には、エラー表示を行う。また、コンピュータシステム16は、読み取った機械番号に基づき、その機械番号に対応する台情報、すなわち、納入先、納入台数、機種名、機械番号の各情報を検索する。その結果、ダンボール箱6の表面に貼られた出荷票21の情報内容と、ダンボール箱6内の遊技機2に貼付された証紙4等の情報内容とが照合される。
図6は複数の噴射ノズル13を備えた変形例1の噴射部14を示す拡大正面図である。図7は複数の噴射ノズル13を備えた変形例1の噴射部14を示す拡大側面図である。
1個の撮像部12には、必ずしも1個の噴射部14のみを備える必要はなく、撮像部12の周囲に、複数の噴射ノズル13を取り付けることができる。なお、変形例1の噴射部14は、1個の撮像部12に4個の噴射部14を取り付けた状態を示しているが、この数値に限定されないことは勿論である。
図8は環状のスリット32を開けた変形例2の環状噴射部31を示す拡大正面図である。図9は環状のスリット32を開けた変形例2の環状噴射部31を示す拡大側面図である。
変形例2の環状噴射部31は、その環状噴射ノズル(スリット32)を撮像部12のレンズ17の周囲の形状に合わせた形状にした。図示例では、撮像部12のレンズ17が円形状になるので、これに合わせた環状噴射ノズル(スリット32)、即ち環状のスリットを形成した構成である。なお、レンズの周囲が略四角形状のときは、略四角形状のスリットを形成する。
図10は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから広がる方向へ傾斜した変形例3の噴射部14を示す拡大正面図である。図11は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから広がる方向へ傾斜した変形例3の噴射部14を示す拡大正面図である。
変形例3の噴射部14は、撮像部12の撮像方向を撮像中心線CLとして、この撮像中心線CLから先方へ行くに従い広がる方向へ向けて噴射ノズル13をそれぞれ配置した。図示例では、1個の撮像部12に2個の噴射部14を取り付けた状態を示しているが、4個を取り付けることも可能である。また、撮像中心線CLに対して、5度の角度で噴射ノズル13を傾斜配置している。この5度の角度に限定されないことは勿論である。
図12は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから背中合わせに傾斜した変形例4の噴射部14を示す拡大正面図である。図13は噴射ノズル13が撮像方向中心線CLから背中合わせに傾斜した変形例4の噴射部14を示す拡大側面図である。
変形例4の噴射部14は、撮像部12の撮像方向を中心線CLとして、2個の噴射ノズル13を撮像中心線CLでそれぞれ反対方向へ向けて配置したものである。図示例では、中心線CLに対して、5度の角度で噴射ノズル13を傾斜配置している。この5度の角度に限定されないことは勿論である。また、1個の撮像部12に2個の噴射部14を取り付けた状態を示しているが、4個を取り付けることも可能である。
図14は噴射ノズル13を撮像部12(レンズ17)の周囲で回転するように構成した変形例5の噴射部14を示す拡大側面図である。図15は噴射ノズル13が撮像部12(レンズ17)の周囲で回転するように構成した変形例5の噴射部14を示す拡大正面図である。
この変形例5では撮像部12の胴部41に円筒形状の回転体42を回転自在に取り付け、この回転体42の周囲に複数の噴射部14を配置したものである。この回転体42はモータ、圧縮空気等の駆動器で回転させる方法、又は各噴射部14の噴射方向を撮像中心線CL方向に対して傾斜させることで、噴射の際にその反作用で自動的に回転する方法のいずれでもよい。
また図示例では、撮像部12の周囲に2個の噴射ノズル13を配置したものであるが、この2個に限定されないことは勿論である。
<吸引部52の構成>
実施例2の識別情報読取検査装置1は、実施例1の噴射部14等に代えて、吸引口51を有する吸引部52を備えている。吸引部52は最低2カ所は必要で、撮像部12を挟むように取り付ける。この吸引部52をプラスチックフィルム5に近づけ空気を吸引すると、プラスチックフィルム5の数カ所を引っ張ることにより、プラスチックフィルム5を撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードに密着させることができる。このプラスチックフィルム5は撮像部12のレンズ17の間近においてプラスチックフィルム5が平坦になるので、この撮像部12で証紙4等を鮮明に撮像することができる。
図19は吸引部52が撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードの面領域より引っ込んだ状態(図示例では右側)に配置した変形例1の吸引部52を示す拡大側面図である。
吸引部52は、必ずしも撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードの面領域と同じ面に配置する必要はなく(図16参照)、実施例2では、プラスチックフィルム5をレンズ17、フィルター又はフードの面で平坦になるようにプラスチックフィルム5の周囲が引っ張られる状態にすればよい。そこで、変形例1の吸引部52は、吸引部52が撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードの面領域より引っ込んだ状態に配置した(図示例では右側)。このように構成することで、撮像部12のレンズ17、フィルター又はフードに当たるプラスチックフィルム5を撮像部12の後方へ引っ張るように吸引部52が引くので、この引っ張られるプラスチックフィルム5が平坦になりやすくなる。
本発明の実施例3は、製造ラインから送られてくる完成品の遊技機2をプラスチックフィルム5でシュリンク包装する遊技機用梱包装置である。この遊技機用梱包装置は、遊技機2に熱収縮性プラスチックフィルム5を包装し、このプラスチックフィルム5の一部が遊技機2の隙間c1、c2に差し込まれた状態で、プラスチックフィルム5全体を加熱して熱収縮させ、遊技機2を密封するように梱包する装置である。
図22は実施例3の遊技機用梱包装置を構成するフィルム差込手段である気体噴射装置111を示す正面図である。
本発明の遊技機用梱包装置には、遊技機2に形成されている開閉自在になる接合部の隙間c1、c2にプラスチックフィルム5の一部を差し込むフィルム差込手段としての気体噴射装置111を備えている。この気体噴射装置111は、噴射ノズル112から例えば圧縮空気を噴射する装置である。この圧縮空気は、遊技機2に形成されている接合部c1、c2、例えば遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との接合箇所に噴射する。このときは、遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠とは施錠せずに少し隙間を開けておく(図23(a)参照)。この隙間は広く開けるとプラスチックフィルム5の一部を容易に差し込むことができる。
)、P.E(ポリエチレン)、P.O(ポリオレフィン)、P.P(ポリプロピレン)、P.S(ポリスチレン)及びP.E.T(ポリエチレンテレフタレート)などを用いる。プラスチックフィルム5は熱収縮性の性質を有する素材のものであれば、これらの素材のものに限定されない。
図23は実施例3の遊技機用梱包装置の気体噴射装置111を用いて遊技機2をプラスチックフィルム5でシュリンク梱包する状態を示す説明図あり、(a)は気体噴射した状態の平面図、(b)は加熱している状態の平面図、(c)は熱収縮した状態の平面図、(d)は遊技機2を施錠した状態の平面図、(e)は接合部の拡大図である。
この気体噴射装置111を用いて遊技機2をプラスチックフィルム5でシュリンク梱包する状態を説明する。先ず、図23(a)に示すように、遊技機2に熱収縮性プラスチックフィルム5の袋を包装する。このプラスチックフィルム5の袋は遊技機2の外形より大きい。このプラスチックフィルムの余分な部分に気体噴射装置111を用いて圧縮空気を噴射する。この噴射場所は遊技機前面ユニット61と遊技機主部10の枠との接合部の隙間c1に噴射する。これでプラスチックフィルム5はこの隙間c1に差し込まれる。なお、このときは単に押し込んだだけなので、その後施錠しても、容易に抜き取ることができる。
なお、プラスチックフィルム5は、その一部が遊技機2に差し込まれた後で加熱することも可能である。
図24は気体噴射装置111の変形例1を示す正面図である。
気体噴射装置111の変形例1は、単に小さい孔からなる噴射ノズル112に代えて、細いスリット状に形成した幅広噴射口113にした。このように幅広噴射口113を用いることで、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に広範囲に差し込むことが可能である。特に、噴射力を高めることにより、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に深く差し込むことが可能になる。
図25は気体噴射装置111の変形例2を示す正面図である。
気体噴射装置111の変形例2は、複数の噴射ノズル112を直線状に配置した。このように気体噴射装置111に複数の噴射ノズル112を直線状に配置したことで、プラスチックフィルム5を広範囲でも狭い範囲でも接合部の隙間c1、c2に差し込むことが可能になる。即ち、複数の噴射ノズル112から圧縮空気を噴射させれば、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に広範囲に差し込むことができる。逆に、複数の噴射ノズル112全部を使用することなく、特定の噴射ノズル112のみから圧縮空気を噴射させれば、プラスチックフィルム5を接合部の隙間c1、c2に狭い範囲にも差し込むことができる。
図26は板状部材121から成るフィルム差込手段の変形例3を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
フィルム差込手段の変形例3は、板状部材121により成る板状フィルム差込装置122である。この板状フィルム差込装置122は、支持板123に薄い板状部材121を取り付けたものである。この板状部材121はある程度の弾力性を有する薄い板状の部材である。この板状部材121は例えばプラスチック製の板材で、その角には丸み(R)を付けて、プラスチックフィルム5を破損しないようになっている。板状フィルム差込装置122によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルム5を、板状部材121が遊技機2に形成された接合部の隙間c1、c2に確実に差し込むことができる。例えば、支持板123を進退自在になる機構と組み合わせ、赤外線センサにより進出距離を計測しながら作業するようにする。
図27は板状部材121がその面方向に揺動自在になるフィルム差込手段の変形例4を示す正面図である。
フィルム差込手段の変形例4は、遊技機2に形成された接合部c1、c2の近傍から押し当て、ずらしながらこの接合部の隙間c1、c2に差し込むように、板状部材121がその面方向に揺動自在に構成された板状フィルム差込装置122である。この板状フィルム差込装置122は例えば板状部材121と支持板123とを金属又はプラスチック製の板バネ124で連結したものである。この板バネ124により板状部材121がその面方向に揺動するようになり、遊技機2に形成された接合部の隙間c1、c2の近傍から押し当てずらしながらこの接合部c1、c2に差し込むことができる。なお、板状部材121を揺動自在に支持する部材は、板バネ124に限定されず、コイルバネ又は板状部材121自体が可撓性を有する素材で形成したものでも良い。
図28はワイヤー状部材131から成るフィルム差込手段の変形例5を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
フィルム差込手段の変形例5は、遊技機2に形成された接合部c1、c2に略半円形状に湾曲させたワイヤー状部材131でプラスチックフィルム5を差し込むように構成されたワイヤー状フィルム差込装置132である。このワイヤー状部材131は、例えばピアノ線のような金属であって、弾力性を有し、またプラスチックフィルム5を損傷しない程度の変形しやすい素材のものがよい。ワイヤー状フィルム差込装置132によれば、熱収縮前のフレキシブルなプラスチックフィルム5を、ワイヤー状部材131が遊技機2に形成された接合部の隙間c1、c2に確実に差し込むことができる。ワイヤー状部材131は弾力性を有するので、何らかの障害物に当たっても、変形し少しのずれで適正な位置に容易に復帰させやすい。なお、金属製に限定されず、プラスチック製の素材でも勿論よい。
図29はワイヤー状部材131が支持板133の進退方向に変形自在になるワイヤー状フィルム差込装置132の変形例6を示す断面図である。
ワイヤー状フィルム差込装置132の変形例6は、略半円形状に曲げたワイヤー状部材131の一方の基端部は支持板133に設けた溝134の一端に固定し、ワイヤー状部材131の他方の基端部は溝134の他端において固定せず、この溝134内を移動可能に構成する。このように構成することで、ワイヤー状部材131が遊技機2に押し当てられ、接合部c1、c2の隙間に入らなかったときに、その動きをある程度吸収することができ、遊技機2の破損、プラスチックフィルム5の破断又はワイヤー状フィルム差込装置132の破損を防止することができる。
上記実施の形態では、本発明の識別情報読取検査装置による読取検査の対象になる遊技機として、例えば図柄表示装置を備えたパチンコ機に対して本発明を利用できるが、それ以外のタイプのパチンコ機に利用してもよい。例えば、遊技球転動部や有利口などが設けられた入賞役物装置を備えたパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を利用できる。また、受け皿として上皿及び下皿が設けられているのではなく、単一の受け皿が設けられたパチンコ機にも、本発明を利用できる。即ち、機械番号及び機種名等が判別できる証紙やマトリックス型二次元コード等の識別情報が貼付されたパチンコ機が本発明の利用対象になる。
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機の製造後、更に梱包後において遊技機等に貼付された証紙、出荷票、その他の貼付又は印刷された識別情報を読み取り検査する遊技機用の識別情報読取検査装置に関する。
前記遊技機に付された識別情報を撮像する撮像部と、
前記遊技機を梱包している前記プラスチックフィルムに、気体を噴射させる噴射ノズルを有する噴射部と、
前記撮像部により撮像した画像から、前記識別情報の所定の情報を読み取る画像処理部と、を備え、
検査のために前記識別情報を撮像する際に、前記プラスチックフィルムにおける該識別情報を被覆している位置に前記噴射部から気体を噴射して該プラスチックフィルムを前記識別情報側に当て該識別情報を前記撮像部により撮像し易く構成した、ことを特徴とする遊技機用の識別情報読取検査装置。
更に、プラスチックフィルムの表面に、静電気により付着した埃等も容易に除去することもできるため、撮像部による誤読を防止することができる。
遊技機全体をプラスチックフィルムに密封するように袋詰めされている場合、ハンドルのような突出部分や、遊技機上部のスピーカのある膨出部分といった凹凸がある遊技機では、袋詰めしているプラスチックフィルム5に大きな折り目や多数の皺が生じやすい。このようなプラスチックフィルムの折り目、皺により撮像部が証紙を鮮明に撮像できないことがある。
そこで、遊技機用の識別情報読取検査装置A2では、撮像部の周囲に取り付けた複数の噴射部の複数の噴射ノズルから圧縮空気を、証紙等の周囲に向けてプラスチックフィルムに効率よく当て、このプラスチックフィルムを広げるように平坦にすることができる。例えば、プラスチックフィルムの折り目を広げるように圧縮空気を当てることができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A4は、前記噴射部は、複数の噴射ノズルを前記撮像部のレンズの周囲の形状に合わせて環状に配置した、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A1の遊技機用の識別情報読取検査装置。
識別情報読取検査装置A5では、撮像部の撮像方向から広がる方向へ傾斜させた方向へ圧縮空気を噴射させることにより、プラスチックフィルムの多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルムの折り目も広げるように平坦にすることができる。
識別情報読取検査装置A6では、撮像部に2個の噴射ノズルを取り付けた構成でも、撮像部の撮像中心線でそれぞれ反対方向へ傾斜させた方向へ圧縮空気を噴射させることにより、プラスチックフィルムの多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルムの折り目も広げるように平坦にすることができる。
遊技機用の識別情報読取検査装置A7では、撮像部の周囲に広範囲に気体を噴射させ、気体を広範囲に噴射させることができるので、プラスチックフィルムの多数の皺を伸ばして平坦にすることができ、更にプラスチックフィルムの折り目も広げるように平坦にすることができる。
前記遊技機に付された識別情報を撮像する撮像部と、
前記遊技機を梱包している前記プラスチックフィルムを、前記撮像部側へ密着するように吸引する吸引部と、
前記撮像部により撮像した画像から、前記識別情報の所定の情報を読み取る画像処理部と、を備え、
検査のために前記識別情報を撮像する際に、前記プラスチックフィルムにおける該識別情報を被覆している位置の該プラスチックフィルムを前記吸引部で吸引して、その部分のプラスチックフィルムを前記撮像部側に密着させて該識別情報を前記撮像部により撮像し易く構成した、ことを特徴とする遊技機用の識別情報読取検査装置。
遊技機用の識別情報読取検査装置A10は、前記吸引部は、前記撮像部のレンズの面領域より引っ込んだ状態に配置した、ことを特徴とする識別情報読取検査装置A8又はA9の遊技機用の識別情報読取検査装置。
本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機を梱包する遊技機用梱包装置に関する。
シュリンク包装により密封するように袋詰めされた遊技機は、ダンボール箱に詰められ、その後出荷される。
遊技機に形成されている開閉自在になる接合部の隙間に、前記プラスチックフィルムの一部を差し込むフィルム差込手段を備え、
前記プラスチックフィルムを加熱し、包装したプラスチックフィルムの一部が遊技機に差し込まれた状態で熱収縮させるように構成した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B3は、前記プラスチックフィルムは、その一部が遊技機に差し込まれながら加熱されるように構成した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B5は、前記遊技機に形成されている接合部は、外枠と遊技機主部の枠との接合箇所である、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B1,B2又はB3の遊技機用梱包装置。
遊技機用梱包装置B7は、前記フィルム差込手段は、前記気体噴射装置に複数の噴射口を直線状に配置した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B6の遊技機用梱包装置。
気体噴射装置に複数の噴射口を直線状に設けたフィルム差込手段によれば、プラスチックフィルムを広範囲でも狭い範囲でも接合部の隙間に差し込むことが可能である。
遊技機用梱包装置B9は、前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当て、ずらしながらこの接合部に差し込めるように、前記板状部材がその面方向に揺動自在に構成された、ことを特徴とする遊技機用梱包装置B8の遊技機用梱包装置。
板状部材がその面方向に揺動自在に構成されたフィルム差込手段によれば、遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当てずらしながらこの接合部に容易に差し込むことができる。
このワイヤー状部材についても、その差し込む間隔を変えることにより、プラスチックフィルムの接合部の隙間における挟み込む深さを容易に調節することができる。また、ワイヤー状部材の大きさ又は取付個数を変えることにより、プラスチックフィルムを広範囲でも狭い範囲でも容易に調節することができる。
ワイヤー状部材はその面方向に揺動自在になるので、遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当てずらしながらこの接合部に差し込むことができる。
5 プラスチックフィルム
10 遊技機主部
61 遊技機前面ユニット
62 外枠
111 気体噴射装置
112 噴射ノズル
121 板状部材
122 板状フィルム差込装置
123 支持板
124 板バネ
131 ワイヤー状材
132 ワイヤー状フィルム差込装置
133 支持板
c1,c2 隙間
Claims (10)
- 遊技機を熱収縮性プラスチックフィルムで包装し、該プラスチックフィルムを加熱して熱収縮させ、遊技機を密封するように梱包する遊技機用梱包装置であって、
遊技機に形成されている開閉自在になる接合部の隙間に、前記プラスチックフィルムの一部を差し込むフィルム差込手段を備え、
前記プラスチックフィルムを加熱し、包装したプラスチックフィルムの一部が遊技機に差し込まれた状態で熱収縮させるように構成した、ことを特徴とする遊技機用梱包装置。 - 前記プラスチックフィルムは、その一部が遊技機に差し込まれた後で加熱されるように構成した、ことを特徴とする請求項1の遊技機用梱包装置。
- 前記プラスチックフィルムは、その一部が遊技機に差し込まれながら加熱されるように構成した、ことを特徴とする請求項1の遊技機用梱包装置。
- 前記遊技機に形成されている接合部は、遊技機主部と遊技機前面ユニットとの接合箇所である、ことを特徴とする請求項1,2又は3の遊技機用梱包装置。
- 前記遊技機に形成されている接合部は、外枠と遊技機主部の枠との接合箇所である、ことを特徴とする請求項1,2又は3の遊技機用梱包装置。
- 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に気体を噴射してプラスチックフィルムを差し込むように構成された気体噴射装置である、ことを特徴とする請求項1、2,3,4又は5の遊技機用梱包装置。
- 前記フィルム差込手段は、前記気体噴射装置に複数の噴射口を直線状に配置した、ことを特徴とする請求項6の遊技機用梱包装置。
- 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に板状部材によりプラスチックフィルムを差し込むように構成された装置である、ことを特徴とする請求項1、2,3,4又は5の遊技機用梱包装置。
- 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部の近傍から押し当て、ずらしながらこの接合部に差し込めるように、前記板状部材がその面方向に揺動自在に構成された、ことを特徴とする請求項8の遊技機用梱包装置。
- 前記フィルム差込手段は、前記遊技機に形成されている接合部に、湾曲させたワイヤー状部材でプラスチックフィルムを差し込むように構成された装置である、ことを特徴とする請求項1、2,3,4又は5の遊技機用梱包装置。
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