JP4480626B2 - ファクシミリ装置,ファクシミリ通信システム及びファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置,ファクシミリ通信システム及びファクシミリ通信方法 Download PDF

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Description

本発明は,ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号の送受信により実行されるファクシミリ通信の技術に関し,特に前記ファクシミリ通信の通信時間の短縮を図る技術に関するものである。
電話回線などの一般公衆回線を介して他のファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を実行するファクシミリ装置では,前記他のファクシミリ装置との間で,ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号(例えば,後述するCNG,MPS,MCF,EOP,DCNなど)を送受信することによりファクシミリ通信が実行される。このファクシミリ通信の実行手順は,ITU−T勧告により標準化されたフェーズA〜フェーズEの5つに分けられた各フェーズによって構成されている。ここで,図6を用いて,前記フェーズA〜フェーズEについて説明する。ここに,図6はファクシミリ装置X1からファクシミリ装置X2に3ページの画像データがファクシミリ送信される場合の従来のファクシミリ通信手順の一例を示している。
図6に示すように,まずフェーズAでは,呼設定を行うため,ファクシミリ装置X1が送信可能状態になったことを示すCNG信号が,該ファクシミリ装置X1からファクシミリ装置X2に送信される。
そして,前記CNG信号を受信したファクシミリ装置X2は,前記CNG信号の受信に応答して,該ファクシミリ装置X2が受信可能状態になったことを示すCED信号を前記ファクシミリ装置X1に送信する。なお,前記CNG信号は周波数1100Hz,前記CED信号は周波数2100Hzのトーン信号であるが,以下のフェーズB〜フェーズEで送受信される各種の信号は,例えば8ビットのバイナリ信号である。
続いて,フェーズBでは,通信の初期設定を行うため,前記ファクシミリ装置X2の機能(例えば,モデムの種類,記録紙幅,解像度など)を示すDIS信号が,該ファクシミリ装置X2から前記ファクシミリ装置X1に送信される。
そして,前記DIS信号を受信した前記ファクシミリ装置X1は,前記DIS信号の受信に応答して,どのような送信条件(例えば,モデムスピード,記録紙幅,解像度など)で通信を開始するかを示すDCS信号と,モデムトレーニングチェック用のTCF信号とを,前記ファクシミリ装置X2に送信する。
前記TCF信号を受信した前記ファクシミリ装置X2は,前記DCS信号に基づく送信条件でモデムトレーニングを実行した後,モデムトレーニングが成功したことを示すCFR信号を前記ファクシミリ装置X1に送信する。なお,前記モデムトレーニングが失敗した場合にはその旨を示すFTT信号が送信される。
そして,フェーズCでは,前記フェーズBで設定された送信条件に基づいて前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2へ,1ページ目の画像データ(メッセージ)が送信される。
その後,フェーズDでは,1ページ目の画像データの送信が終了したことを示すMPS信号が,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2へ送信される。
前記MPS信号を受信した前記ファクシミリ装置X2は,前記MPS信号の受信に応答して,前記1ページ目の画像データを正常に受信したことを示すMCF信号を前記ファクシミリ装置X1に送信する。なお,前記画像データが正常に受信されていない場合には,RTN信号が送信される。
このフェーズC〜フェーズDの手順は,最終ページになるまで繰り返し実行される。
その後,3ページ目の画像データの送信が終了すると,フェーズDでは,最終ページの送信が終了したことを示すEOP信号が,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2へ送信される。
前記EOP信号を受信したファクシミリ装置X2は,前記EOP信号の受信に応答して,3ページ目の画像データを正常に受信したことを示すMCF信号を前記ファクシミリ装置X1に送信する。これにより,前記ファクシミリ装置X1と前記ファクシミリ装置X2との通信の終了を確認するフェーズDが終了する。
最後にフェーズEでは,前記ファクシミリ装置X1と前記ファクシミリ装置X2とのファクシミリ通信を終了するためのDCN信号が,該ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に送信される。これにより,前記フェーズAで設定された呼が開放され,当該フェーズA〜フェーズEに基づくファクシミリ通信は終了する。
ところで,前記のように複数ページにわたる画像データのファクシミリ送信を行う場合には,稀にページによって前記送信条件が変更されることがある。この場合,前記フェーズDにおいて前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に送信される前記MPS信号に代えて,1ページの画像データの送信が終了したことと前記送信条件を変更することを示すEOM信号が送信される。そして,前記EOM信号を受信した前記ファクシミリ装置X2は,1ページの画像データを受信したことと前記EOM信号を受信したことを示すMCF信号を,前記ファクシミリ装置X1に送信する。その後,既定された待ち時間6秒の経過後,前記フェーズDから前記フェーズBに移行して前記送信条件の再設定が行われる。
このように前記送信条件が変更される場合に,前記フェーズDにおいてEOM信号とトーン信号とを同時に前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に送信することにより,前記フェーズDから前記フェーズBへ移行するまでの待ち時間の短縮を図る技術が特許文献1に開示されている。
特開2000−125101号公報
しかしながら,前記特許文献1の技術は,前記送信条件を変更するという稀な事態が生じた場合において前記フェーズDから前記フェーズBへ移行するまでの待ち時間の短縮を図るものであって,前記送信条件を変更しない場合のファクシミリ通信の通信時間を短縮することができるものではない。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,ファクシミリ通信手順のフェーズD以降におけるファクシミリ通信の通信時間の短縮を図ることのできるファクシミリ装置,ファクシミリ通信システム及びファクシミリ通信方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号を送受信することにより受信端末との間でファクシミリ通信を実行するファクシミリ装置に適用されるものであって,ファクシミリ通信手順のフェーズD以降における前記受信端末への初回の送信の際に,前記進行内容を示すバイナリ信号及びトーン信号を送信し,該送信された前記バイナリ信号又は前記トーン信号のいずれかに応答して前記受信端末から返信された返信信号がバイナリ信号であるかトーン信号であるかを判定し,該判定された前記返信信号と同種の信号で前記進行内容を示す信号を前記受信端末へ送信するように構成される。ここに,ファクシミリ通信手順のフェーズD以降における前記受信端末への初回の送信の際には,前記バイナリ信号と前記トーン信号とを多重化した多重信号を送信することが考えられる。また,前記判定後における前記ファクシミリ通信手順においては,前記返信信号と同種の信号で前記進行内容を示す信号を送信することが望ましい。
これにより,前記トーン信号を送受信することが可能な受信端末との間では,前記判定後における前記ファクシミリ通信手順において,バイナリ信号よりも送信時間の短いトーン信号の送受信によってファクシミリ通信手順を進行させることができるため,ファクシミリ通信の通信時間の短縮を図ることができる。なお,一般に,所定のデータ長の2進数のデジタルデータであるバイナリ信号の送受信は,該バイナリ信号の周波数変調・復調処理が伴うため,トーン信号の送受信よりも長い通信時間を要する。また,バイナリ信号は,そのデータ長が長くなる程,送受信に長い通信時間を要する。
特に,本発明によれば,前記トーン信号を送受信することが可能な受信端末との間では,従来,フェーズDにおいて1ページの送信終了後毎に送信されていた前記MPS信号や前記MCF信号が,トーン信号に代えて送信されるため,送信ページ数の増大に伴ってファクシミリ通信の通信時間の短縮効果が高まる。
ところで,従来,フェーズDの前段で実行されるフェーズBにおいて,フェーズD以降における信号の送信をバイナリ信号で行うかトーン信号で行うかを調製する処理が必要とされていた。しかし,本発明によれば,フェーズD以降の初めの通信時にバイナリ信号及びトーン信号が送信され,該送信に応答して前記受信端末から返信された返信信号が判定され,その後の信号の送信をバイナリ信号で行うかトーン信号で行うかが設定される。そのため,フェーズBにおける前記調整処理は必要なく,手順を簡素化することが可能である。
また,前記返信信号がトーン信号であると判定された場合,即ち前記受信端末が前記トーン信号を送受信することが可能であると判定された場合には,例えばノイズ等の原因により前記受信端末側で前記トーン信号が正常に受信されずに,或いは前記ファクシミリ装置(送信端末)側で前記返信信号が正常に受信されずに前記ファクシミリ通信手順が停滞することを防止して,ファクシミリ通信の信頼性を向上させるべく,前記受信端末へ送信されたトーン信号に応答して該受信端末から返信された返信トーン信号を受信するまでの間,連続的或いは断続的にトーン信号を送信することが考えられる。ここで,前記受信端末側で前記トーン信号が正常に受信されていないと判断するための時間は,前記バイナリ信号を用いていた従来と比べて短く設定することが可能であるため,前記ファクシミリ通信手順における時間的なロスを低減することができる。
また,本発明は,前記ファクシミリ装置(送信端末)と該ファクシミリ装置から受信したトーン信号に応答して前記ファクシミリ装置に前記進行内容を示す返信トーン信号を返信する受信端末との間でファクシミリ通信を実行するファクシミリ通信システム又はファクシミリ通信方法として捉えることができる。
前記ファクシミリ通信システム及び前記ファクシミリ通信方法によれば,前記判定後における前記ファクシミリ通信手順において,バイナリ信号よりも送信時間の短いトーン信号の送受信によってファクシミリ通信手順を進行させることができるため,ファクシミリ通信の通信時間の短縮を図ることができる。
本発明によれば,前記判定後における前記ファクシミリ通信手順において,バイナリ信号よりも送信時間の短いトーン信号の送受信によってファクシミリ通信手順を進行させることができるため,ファクシミリ通信の通信時間の短縮を図ることができる。特に,前記トーン信号を送受信することが可能な端末間では,従来,フェーズDにおいて1ページの送信終了後毎に送信されていた前記MPS信号や前記MCF信号が,トーン信号に代えて送信されるため,送信ページ数の増大に伴ってファクシミリ通信の通信時間の短縮効果が高まる。さらに,フェーズD以降の初めの通信時にバイナリ信号及びトーン信号が送信され,該送信に応答して前記受信端末から返信された返信信号が判定され,その後の信号の送信をバイナリ信号で行うかトーン信号で行うかが設定されるため,フェーズBにおける信号種別の調整処理が必要なく,手順を簡素化することが可能である。
また,前記受信端末側で前記トーン信号が正常に受信されていない,或いは前記ファクシミリ装置(送信端末)側で前記返信信号が正常に受信されていないと判断するための時間を,前記バイナリ信号を用いていた従来と比べて短く設定することが可能であるため,前記ファクシミリ通信手順における時間的なロスを低減することができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るファクシミリ通信システムXの概略構成を示すブロック図,図2はバイナリ信号,トーン信号及び進行内容の対応図,図3はファクシミリ装置X1において制御部8aにより実行される信号種別設定処理の一例を説明するフローチャート,図4は前記ファクシミリ通信システムXにおいて実行されるファクシミリ通信手順のフェーズDの一例を示す図である。
まず,図1のブロック図を用いて,本発明の実施の形態に係るファクシミリ通信システムXの概略構成について説明する。
図1に示すように,前記ファクシミリ通信システムXは,ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号を送受信することによりファクシミリ通信を実行するファクシミリ装置X1及び該ファクシミリ装置X1に電話回線11を介して接続されたファクシミリ装置X2を備えて構成されている。
ここで,前記ファクシミリ装置X1の概略構成について説明する。なお,前記ファクシミリ装置X2は,前記ファクシミリ装置X1と同様に構成されているため,該ファクシミリ装置X2の構成要素を表す符合を括弧書きで示してその図示及び説明を省略する。
前記ファクシミリ装置X1(X2)は,大別すると,スキャナ部1a(1b),画像メモリ2a(2b),画像形成部3a(3b),操作部4a(4b),表示部5a(5b),ファクシミリ通信部6a(6b),記憶部7a(7b),及びこれらの各部を統括的に制御する制御部8a(8b)とを備えている。
前記スキャナ部1a(1b)は,前記ファクシミリ装置X2(X1)に送信するための画像情報を読み取るものであって,CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサを備えている。このスキャナ部1a(1b)では,原稿台にセットされた原稿を搬送させながら,原稿面を走査することにより,前記原稿の画像がライン毎に読み取られて,デジタルデータ化される。このように読み取られた画像データは図示しない画像処理部において所定の画像処理(圧縮処理,濃度補正処理等)が実行され,その後,前記制御部8a(8b)によって前記画像メモリ2a(2b)に一時的に記憶される。
前記画像メモリ2a(2b)は,不揮発性メモリやSDRAMなどの読み書き可能な半導体メモリである。この画像メモリ2a(2b)には,前記スキャナ部1a(1b)で読み取られた画像データや前記ファクシミリ装置X2(X1)から送信されてきた画像データ等が一時的に格納される。
前記画像形成部3a(3b)は,前記画像メモリ2a(2b)に格納された画像データに応じた可視像(例えばトナー像)を記録紙に転写させて定着させるものであり,感光体ドラム,該感光体ドラムの表面を所定電位に一様に帯電させる帯電装置,前記感光体ドラムの表面を露光走査して静電潜像を形成するLSU,前記静電潜像にトナーを付着させて現像する現像装置,現像されたトナー画像を記録紙に転写する転写装置,転写されたトナー像を記録紙に定着させる定着装置などの周知の各種装置を備えて構成されている。
前記操作部4a(4b)は,ファクシミリ通信を行う相手端末のFAX番号の入力,ファクシミリ通信の開始或いはその停止の指示などに関する操作がユーザによって行われるものであり,例えば,テンキーやプッシュボタンなどを備えて当該ファクシミリ装置X1(X2)の図示しない操作パネル上に適宜配設されている。なお,前記操作パネルがタッチパネル等で構成されている場合は,前記操作部4a(4b)はそのタッチパネル上に具現化されたものであってもよい。
前記表示部5a(5b)は,前記操作部4a(4b)による入力情報や指示内容など,各種の情報を視認可能な情報として表示する液晶ディスプレイパネル(LCD)などで構成されており,前記ファクシミリ装置X1(X2)の図示しない操作パネル上の前記操作部4a(4b)の近傍に配設されている。
前記ファクシミリ通信部6a(6b)は,前記ファクシミリ装置X2(X1)との間でバイナリ信号を送受信するバイナリ信号通信部61a(61b)と,前記ファクシミリ装置X2(X1)との間でトーン信号を送受信するトーン信号通信部62a(62b)と,前記ファクシミリ装置X2(X1)との間で画像データを送受信する画像データ通信部63と,を備えている。
前記バイナリ信号通信部61a(61b)は,ITU−T勧告名称V.21の周波数偏移変調方式に従って前記ファクシミリ装置X2(X1)に送信するバイナリ信号の周波数変調を行う変調機能と,前記ファクシミリ装置X2(X1)から送信されたバイナリ信号の周波数復調を行う復調機能とを有している。
前記トーン信号通信部62a(62b)は,前記ファクシミリ装置X2(X1)に送信する所定の周波数のトーン信号を生成するトーン信号生成機能と,前記ファクシミリ装置X2(X1)から送信されるトーン信号を検知してその周波数を検出するトーン信号検出機能とを有している。
前記画像データ通信部63は,ファクシミリ通信手順のフェーズC(図6参照)において,前記ファクシミリ装置X2から伝送された画像データを受信し或いは前記画像メモリ2a(2b)に記憶された画像データを前記ファクシミリ装置X2に送信するものであって,一般的に前記バイナリ信号通信部61a(61b)や前記トーン信号通信部62a(62b)よりも高速のデータ通信が可能である。
ここに,前記バイナリ信号及び前記トーン信号は,前記ファクシミリ装置X1と前記ファクシミリ装置X2との間で実行されるファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号として用いられるものであって,図2に示すように,各々が対応付けられた状態で前記記憶部7a(7b)に記憶されている。
前記記憶部7a(7b)は,半導体メモリやHDD等で構成されており,前記したように,前記バイナリ信号,前記トーン信号及び前記進行内容が関連付けられた状態で記憶されている。例えば,MCF信号というバイナリ信号及び周波数1250Hzのトーン信号は,1ページの受信正常という進行内容に対応しており,前記ファクシミリ装置X1(X2)では,前記MCF信号又は前記周波数1250HZのトーン信号を前記ファクシミリ装置X2(X1)から受信することにより,該信号に対応する進行内容(1ページの受信が正常に終了したこと)が認識される。
前記制御部8a(8b)は,上述したようにファクシミリ装置X1(X2)を構成する各要素を統括的に制御するものであって,CPUやROM,RAMなどの制御機器を備えて構成されている。前記ROMには,前記ファクシミリ装置X1(X2)の制御や通信などに用いる制御プログラムや通信プログラムのほか,制御及び通信に用いる各種データ(リダイヤルの回数情報など)が格納されており,前記CPUによってこれらプログラムやデータが読み出されて前記RAMで展開,演算されることにより,前記ファクシミリ装置X1(X2)の制御,通信が具体的に実現される。より具体的には,前記ファクシミリ装置X1(X2)では,前記制御部8a(8b)によって前記ファクシミリ通信部6a(6b)が制御され,前記ファクシミリ装置X2(X1)との間で前記記憶部7a(7b)に記憶された前記進行内容に対応した前記バイナリ信号や前記トーン信号が送受信されることによってファクシミリ通信が実行される。
以上のように構成された本ファクシミリ装置X1(X2)では,ファクシミリ通信手順のフェーズDの開始に際して,前記制御部8a(8b)により以下の信号種別設定処理が実行され,該信号種別設定処理後に前記ファクシミリ通信システムXにより送信される前記進行内容に対応する信号の種別(バイナリ信号又はトーン信号)が設定される。
以下,図3及び図4を用いて前記ファクシミリ通信システムXにおいて前記ファクシミリ装置X1と前記ファクシミリ装置X2との間で実行されるファクシミリ通信手順のフェーズDについて説明する。ここでは,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2へファクシミリ送信を実行する場合を例に説明する。即ち,前記ファクシミリ装置X1が送信端末,前記ファクシミリ装置X2が受信端末に相当する。
ここに,図3は前記ファクシミリ通信システムXのファクシミリ装置X1において制御部8aにより実行される信号種別設定処理の一例を説明するフローチャート,図4は前記ファクシミリ通信システムXにおいて実行されるファクシミリ通信手順のフェーズDの一例を示す図であって,図4(a)は前記ファクシミリ装置X1と従来周知のファクシミリ装置との間で実行されるファクシミリ通信手順のフェーズDの一例,図4(b)及び図4(c)は前記ファクシミリ装置X1と前記ファクシミリ装置X2との間で実行されるファクシミリ通信手順のフェーズDの一例を示すものである。なお,図3中のS11,S12,…,及びS21,S22,…は前記制御部8a及び前記制御部8bによる処理手順(ステップ)番号を示している。また,前記ファクシミリ通信システムXにおけるファクシミリ通信手順のフェーズA〜フェーズCは,図6を用いて説明した従来のファクシミリ通信手順と異なるところがないため説明を省略する。
前記ファクシミリ通信システムXでは,ファクシミリ通信手順のフェーズA〜フェーズC(図6参照)が順に実行され,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に1ページ分の画像データが送信されると続くフェーズDに移行する。前述したように,従来のフェーズDでは,バイナリ信号である前記MPS信号だけが前記ファクシミリ通信部6aのバイナリ信号通信部61aによって前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に向けて送信される。
しかし,前記ファクシミリ通信システムXにおけるフェーズDでは,図4の左側のフローチャートに示すように,前記フェーズD以降における前記ファクシミリ装置X2への初回の送信の際に,前記制御部8aによって前記ファクシミリ通信部6aが制御されることにより,前記バイナリ信号通信部61aによる前記MPS信号の送信と略同時に,該MPS信号と同様の進行内容に対応する周波数1200Hzのトーン信号(図2参照)が前記トーン信号通信部62aにより送信される(S11)。ここで,前記MPS信号と前記周波数1200Hzのトーン信号との同時送信は,前記ファクシミリ通信部6aにおいて前記MPS信号と前記周波数1200Hzのトーン信号とを多重化し,その多重信号を送信することにより実現される。ここに,前記ファクシミリ通信部6aが制御することにより,前記バイナリ信号及び前記トーン信号を,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2へ送信するときの前記制御部8aが第1の信号送信手段に相当する。
一方,図4の右側のフローチャートに示すように,前記ファクシミリ装置X2では,前記ファクシミリ装置X1から前記進行内容を示す信号を受信したか否かが前記制御部8bによって判断される(S21)。ここでは,前記ステップS11において前記ファクシミリ装置X1から前記MPS信号及び前記周波数1200Hzのトーン信号を多重化した多重信号が送信されているため,該ファクシミリ装置X2では,前記多重信号が受信される。このように,前記ファクシミリ装置X1から信号が受信されると(S21のYes側),処理はステップS22に移行する。なお,前記多重信号は,前記ファクシミリ装置X2のファクシミリ通信部6bにおいて,前記MPS信号と前記周波数1200Hzのトーン信号とに分解される。ここで,多重信号の分解は,例えばバイナリ信号で使用する周波数帯域とトーン信号で使用する周波数帯域との違いに基づいて行われる。そして,分解された前記MPS信号は,前記バイナリ信号通信部61bで受信され,前記周波数1200Hzのトーン信号は,前記トーン信号通信部62bで受信される。
そして,ステップS22では,前記ファクシミリ装置X1から受信した信号にトーン信号が含まれているか否かが前記ファクシミリ装置X2の制御部8bによって判定される。なお,前記判定は,例えば前記トーン信号通信部62bによりトーン信号が受信されたか否かに基づいて行われる。ここでは,前記トーン信号通信部62bが,前記ファクシミリ装置X1から前記周波数1200Hzのトーン信号を受信しているため(S22のYes側),処理はステップS23に移行する。
次に,ステップS23では,前記ファクシミリ装置X1に前記進行内容を送信する際には,該進行内容に対応するトーン信号を送信するように前記制御部8bによって設定される。そして,続くステップS24では,前記制御部8bによって前記ファクシミリ通信部6bが制御されることにより,該ファクシミリ通信部6bのトーン信号通信部62bによって,前記周波数1200Hzのトーン信号に対応する前記進行内容に応答する返信信号として,1ページの受信が正常に終了したことを示す周波数1250Hzのトーン信号(図2参照)が,前記ファクシミリ装置X1に返信される(図4(b)参照)。ここに,前記ファクシミリ通信部6bを制御することにより,トーン信号の受信に応答してトーン信号を返信するときの前記制御部8bがトーン信号返信手段に相当する。
他方,前記ステップS22において前記受信信号にトーン信号が含まれておらず,バイナリ信号だけが含まれていると判定された場合には(S22のNo側),処理はステップS25に移行する。このステップS25では,前記ファクシミリ装置X1に前記進行内容を送信する際には,該進行内容に対応するバイナリ信号を送信するように前記制御部8bによって設定される。そして,続くステップS26では,前記制御部8bによって前記ファクシミリ通信部6bが制御され,前記バイナリ信号に対応する前記進行内容に応答する返信信号として,1ページの受信が正常に終了したことを示すMCF信号(図2参照)が,前記ファクシミリ装置X1に返信される(図4(a)参照)。
一方,前記ファクシミリ装置X1では,前記ステップS24又はS26において前記ファクシミリ装置X2から送信された返信信号が,前記ファクシミリ通信部6aにより受信されことが前記制御部8aによって判断されるため(S12のYes側),処理はステップS13に移行する。
そして,ステップS13では,前記返信信号がトーン信号であるか否かが判定される。かかる判定は,例えば前記トーン信号通信部62aでトーン信号が受信されたか否かに基づいて行われる。ここで,前記返信信号がトーン信号であると判定されると(S13のYes側),前記ファクシミリ装置X2がトーン信号の送受信に対応可能であると判断され,処理はステップS14に移行する。他方,前記返信信号がトーン信号ではない,即ち前記返信信号がバイナリ信号(MCF信号)であると判定されると(S13のNo側),前記ファクシミリ装置X2がトーン信号の送受信に対応不能であると判断され,処理はステップS15に移行する。ここに,前記ステップS13において,前記返信信号の種別がバイナリ信号であるかトーン信号であるかを判定する判定処理を実行するときの前記制御部8aが信号種別判定手段に相当する。
ステップS14では,前記ファクシミリ装置X2に前記進行内容を送信する際には,該進行内容に対応するトーン信号を送信するように前記制御部8aによって設定され,当該信号種別設定処理が終了される。これにより,前記ファクシミリ装置X1では,当該ステップS14以降のファクシミリ通信手順においては,前記ファクシミリ通信部6aが前記制御部8aに制御されることにより,前記進行内容に対応するトーン信号が前記トーン信号通信部62aによって前記ファクシミリ装置X2に送信される(図4(c)参照)。ここに,前記ファクシミリ通信部6aを制御することにより,前記返信信号と同種の信号で前記進行内容を示す信号を送信するときの前記制御部8aが第2の信号送信手段に相当する。
一方,前記ファクシミリ装置X1からトーン信号を受信した前記ファクシミリ装置X2では,前記ステップS23においてトーン信号を用いる旨が設定されているため,前記トーン信号に対応する前記進行内容に応答する返信トーン信号が,前記トーン信号通信部62bによって前記ファクシミリ装置X1に返信される。
即ち,前記ファクシミリ装置X1は,トーン信号を送受信することが可能な前記ファクシミリ装置X2との間では,前記ステップS13の判定後における前記ファクシミリ通信手順のフェーズD(図4(c)参照)やフェーズE等において,バイナリ信号よりも送信時間の短いトーン信号を送受信することによってファクシミリ通信手順を進行させることができるため,ファクシミリ通信の通信時間の短縮を図ることができる。なお,一般に,所定のデータ長の2進数のデジタルデータであるバイナリ信号の送受信は,該バイナリ信号の周波数変調・復調処理が伴うため,トーン信号の送受信よりも長い通信時間を要する。また,バイナリ信号は,そのデータ長が長くなる程,送受信に長い通信時間を要する。
また,トーン信号を送受信することが可能な前記ファクシミリ装置X1及び前記ファクシミリ装置X2の間では,従来,フェーズDにおいて1ページの送信終了後毎に送信されていた前記MPS信号や前記MCF信号が,前記周波数1200Hzのトーン信号や前記周波数1250Hzのトーン信号に代えて送信されるため,送信ページ数の増大に伴ってファクシミリ通信の通信時間の短縮効果が高まる。
他方,処理がステップS15に移行すると,ここでは,前記ファクシミリ装置X2に前記進行内容を送信する際には,該進行内容に対応するバイナリ信号を送信するように前記制御部8bによって設定され,当該信号種別設定処理が終了される。これにより,前記ファクシミリ装置X1では,従来通り,前記ファクシミリ通信部6aが前記制御部8aに制御されることにより,前記進行内容に対応するバイナリ信号が前記バイナリ信号通信部61aによって前記ファクシミリ装置X2に送信される(図6参照)。なお,前記ファクシミリ装置X1からバイナリ信号を受信した前記ファクシミリ装置X2では,前記ステップS23においてバイナリ信号を用いる旨が設定されているため,前記バイナリ信号に対応する前記進行内容に応答するバイナリ信号が,前記バイナリ信号通信部61bによって前記ファクシミリ装置X1に返信される。
即ち,前記ファクシミリ装置X1の送信先の端末が,トーン信号の送受信に対応不能である場合には,当該ステップS15において,送信信号がバイナリ信号に設定される。そのため,前記ファクシミリ装置X1は,送信先の端末がトーン信号の送受信に対応不能であっても,従来通りのファクシミリ通信を実行することが可能である。また,前記ファクシミリ装置X1は,前記ファクシミリ通信手順のフェーズBにおける送信条件の初期設定時などに,送信する信号種別を設定するのではなく,前記フェーズDの開始に際して送信する信号種別を設定するものであるため,前記フェーズBにおける設定項目を変更する必要がない。
なお,本実施の形態では,前記ステップS1においてバイナリ信号とトーン信号とが多重化された多重信号が送信される例について述べたが,トーン信号とバイナリ信号とを順次送信するものであってもかまわない。この場合にも,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2へ前記トーン信号が送信された段階で,該ファクシミリ装置X2から該ファクシミリ装置X1へ返信信号としてトーン信号が送信される。なお,前記ファクシミリ装置X2がトーン信号に対応していない場合には,トーン信号の次に送信されるバイナリ信号に応答して返信信号としてバイナリ信号が送信されることとなる。
ここに,図5はファクシミリ通信手順のフェーズDにおける信号再送機能を説明する図であって,図5(a)は従来の信号再送処理,図5(b)は前記ファクシミリ通信システムXにおける信号再送処理を示している。
前記実施の形態で述べたように,前記ファクシミリ装置X2がトーン信号の送受信が可能である場合には,前記ファクシミリ装置X1と前記ファクシミリ装置X2との間で,ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を送信する際に,トーン信号が用いられるが,このトーン信号がノイズ等の影響により前記ファクシミリ装置X1と前記ファクシミリ装置X2との間で正常に伝達されないことが考えられる。
そのため,前記ファクシミリ装置X1(X2)の制御部8a(8b)は,トーン信号の送信開始後,相手からの応答があるまで,前記トーン信号の送信を連続的或いは断続的に送信するように制御する信号再送処理を実行する信号再送機能を備えている。これにより,前記ファクシミリ装置X1及び前記ファクシミリ装置X2の間のファクシミリ通信の信頼性が向上する。
ところで,前記フェーズDにおいてバイナリ信号を用いて前記進行内容を送受信していた従来のファクシミリ通信手順においても,前記制御部8a(8b)が備えた前記信号再送機能により,バイナリ信号の送信開始後,相手からの応答があるまで,前記バイナリ信号が所定時間経過毎に送信されていた。例えば,図5(a)に示すように,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に前記MPS信号を送信した後,前記ファクシミリ装置X2から前記MCF信号が送信されると想定される時間t1が経過した場合であっても,該MCF信号が受信されない場合には,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に再度MPS信号が送信される。
しかし,前記ファクシミリ通信システムXでは,前記フェーズDにおいてトーン信号を用いて前記進行内容が送受信されるため,前記信号再送処理における通信時間が短縮される。具体的には,図5(b)に示すように,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2にトーン信号を送信した後,前記ファクシミリ装置X2から返信信号(トーン信号)が送信されると想定される時間t2が経過した場合であっても,該返信信号が受信されない場合には,前記ファクシミリ装置X1から前記ファクシミリ装置X2に再度トーン信号が送信される。ここで,前述したように,前記トーン信号は,前記バイナリ信号の送信時間に比べて短い通信時間で送信することが可能であるため,前記時間t2を前記時間t1よりも短く設定することができる。即ち,前記ファクシミリ通信システムXにおいては,前記信号再送処理における通信時間の短縮を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るファクシミリ通信システムXの概略構成を示すブロック図。 バイナリ信号,トーン信号及び進行内容の対応図。 ファクシミリ装置X1において制御部8aにより実行される信号種別設定処理の一例を説明するフローチャート。 本発明の実施の形態に係るファクシミリ通信システムXにおいて実行されるファクシミリ通信手順のフェーズDの一例を示す図。 ファクシミリ通信手順のフェーズDにおける信号再送機能を説明する図。 従来のファクシミリ通信手順の一例を説明する図。
符号の説明
X…ファクシミリ通信システム
X1…ファクシミリ装置(送信端末の一例)
X2…ファクシミリ装置(受信端末の一例)
1a,1b…スキャナ部
2a,2b…画像メモリ
3a,3b…画像形成部
4a,4b…操作部
5a,5b…表示部
6a,6b…ファクシミリ通信部
7a,7b…記憶部
8a,8b…制御部(照合手段,リモート診断許可手段に相当)
11…電話回線
61a,61b…バイナリ信号通信部
62a,62b…トーン信号通信部
63a,63b…画像データ通信部
S11,S12,,,…処理手順(ステップ)番号
S21,S22,,,…処理手順(ステップ)番号

Claims (6)

  1. ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号を送受信することにより受信端末との間でファクシミリ通信を実行するファクシミリ装置であって,
    ファクシミリ通信手順のフェーズD以降における前記受信端末への初回の送信の際に,前記進行内容を示すバイナリ信号及びトーン信号を送信する第1の信号送信手段と,
    前記第1の信号送信手段により送信された前記バイナリ信号又は前記トーン信号のいずれかに応答して前記受信端末から返信された返信信号がバイナリ信号であるかトーン信号であるかを判定する信号種別判定手段と,
    前記信号種別判定手段により判定された前記返信信号と同種の信号で前記進行内容を示す信号を前記受信端末へ送信する第2の信号送信手段と,
    を備えてなることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記第1の信号送信手段が,前記バイナリ信号と前記トーン信号とを多重化した多重信号を送信するものである請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記第2の信号送信手段が,前記信号種別判定手段による判定後における前記ファクシミリ通信手順において前記返信信号と同種の信号で前記進行内容を示す信号を送信するものである請求項1又は2のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  4. 前記信号種別判定手段により前記返信信号がトーン信号であると判定された場合は,
    前記第2の信号送信手段が,該第2の信号送信手段により前記受信端末へ送信されたトーン信号に応答して該受信端末から返信された返信トーン信号を受信するまでの間,連続的或いは断続的にトーン信号を送信するものである請求項1〜3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  5. ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号を送受信することにより送信端末と受信端末との間でファクシミリ通信を実行するファクシミリ通信システムであって,
    前記送信端末が,
    ファクシミリ通信手順のフェーズD以降における前記受信端末への初回の送信の際に,前記進行内容を示すバイナリ信号及びトーン信号を送信する第1の信号送信手段と,
    前記第1の信号送信手段により送信された前記バイナリ信号又は前記トーン信号のいずれかに応答して前記受信端末から返信された返信信号がバイナリ信号であるかトーン信号であるかを判定する信号種別判定手段と,
    前記信号種別判定手段により判定された前記返信信号と同種の信号で前記進行内容を示す信号を前記受信端末へ送信する第2の信号送信手段と,
    を備えてなり,
    前記受信端末が,
    前記送信端末から受信したトーン信号に応答して前記送信端末に前記進行内容を示す返信トーン信号を返信するトーン信号返信手段を備えてなることを特徴とするファクシミリ通信システム。
  6. ファクシミリ通信を進行させるための進行内容を示す信号を送受信することにより送信端末と受信端末との間でファクシミリ通信を実行するファクシミリ通信方法であって,
    前記送信端末が,
    ファクシミリ通信手順のフェーズD以降における前記受信端末への初回の送信の際に,前記進行内容を示すバイナリ信号及びトーン信号を送信する第1の信号送信工程と,
    前記第1の信号送信工程により送信された前記バイナリ信号又は前記トーン信号のいずれかに応答して前記受信端末から返信された返信信号がバイナリ信号であるかトーン信号であるかを判定する信号種別判定工程と,
    前記信号種別判定工程により判定された前記返信信号と同種の信号で前記進行内容を示す信号を前記受信端末へ送信する第2の信号送信工程と,
    を備えてなり,
    前記受信端末が,
    前記送信端末から受信したトーン信号に応答して前記送信端末に前記進行内容を示す返信トーン信号を返信するトーン信号返信工程を備えてなることを特徴とするファクシミリ通信方法。
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