JP2003209673A - ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置

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JP2003209673A
JP2003209673A JP2002005397A JP2002005397A JP2003209673A JP 2003209673 A JP2003209673 A JP 2003209673A JP 2002005397 A JP2002005397 A JP 2002005397A JP 2002005397 A JP2002005397 A JP 2002005397A JP 2003209673 A JP2003209673 A JP 2003209673A
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JP2002005397A
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Koichi Mukai
弘一 向井
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ITU−T勧告V.21、V.17、V.2
9、V.27ter/300bpsのファクシミリ通信
全体の時間を短縮することを可能とする。 【解決手段】 ITU−T勧告V.21、V.17、
V.29、27ter/300bpsのファクシミリ通
信フェーズB、D、E信号の送受信部分を同時にバイナ
リコード信号を送受信する全2重手順化する。特に、3
00bpsのバイナリコード信号によるファクシミリ通
信において、受信側は、回線接続後にCED信号または
ANSam信号を送信し、送信側からの時間を短縮化し
た通信手順を示すトーン信号を検出した場合、DIS2
信号を送信するとともに送信側からのDCS1信号を受
信する全2重通信を行い、送信側は、前記トーン信号の
送信後に前記DIS2信号を検出した場合、前記DCS
1信号を送信するとともに前記DCS1信号を受信する
全2重通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
に関し、特に、ITU−T勧告V21、17、29、2
7ter/300bpsに準じた通信手順の時間の短縮
化を可能とするファクシミリ通信方法及びファクシミリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ファクシミリ装置の通信で行われ
るバイナリコード信号方式の通信手順では、ITU−T
のT.30勧告に準拠した手順に従って行われる。この
T.30の通信手順では、送受信間における呼接続が行
われた後、CED信号(被呼局識別)またはANSam
信号(変形応答トーン)を伝送するフェーズA、DIS
信号(デジタル識別信号)、DCS信号(非標準機能設
定信号)、TCF信号(トレーニングチェック)、高速
信号のTCF信号等を伝送するフェーズB、画情報PI
Xの伝送のフェーズC、MPS信号(マルチページ信
号)、MCF信号(メッセージ確認)、EOP信号(手
順終了)等を伝送するフェーズD、DCN信号(切断命
令)を伝送するフェーズEと続く。また、ITU−T勧
告V21、17、29、27terにおいては、この手
順の中のフェーズB、D、Eは、回線状況が悪くても確
実に双方の端末情報のやりとりを可能とするため伝送速
度300bpsが使用され、半2重動作で通信されてい
る。
【0003】しかしながら、300bpsでは伝送速度
が低い上に、近年の各社の非標準手順、Fコード等の採
用により、前記フェーズ、特にフェーズBで伝送する情
報量が増えている為、前記フェーズの時間が非常に長く
なり、画情報のPIXが高速化されてきている中、前記
フェーズの長時間化により、結局、全体の伝送時間も長
くなっている。
【0004】ところで、ITU−T勧告V.8及びIT
U−T勧告V.34通信手順に関連して、伝送速度12
00bpsのフェーズBの全2重動作により通信時間を
短縮するようにしたファクシミリ装置が特開平10−2
71309号公報に記載されている。
【0005】図7は、前記公報記載のファクシミリ装置
のITU−T勧告T.30 ANNEX Fの通信手順を
示す図である。このファクシミリ装置の通信手順は、応
答局が全2重動作に以降した後のフェーズBにおいて、
発呼局に対しNSF(非標準機能識別信号)/CSI/
DIS信号を送出する。この際NSF信号には自局が全
2重動作が可能か否かを示す情報を含めており、発呼局
は、該NSF信号に基づいて応答局が全2重動作が可能
であることを確認すると、発呼局も全2重動作に移行
し、TSI/NSS(非標準機能設定信号)信号を応答
局に送信する。この際発呼局はNSS信号に全2重動作
への移行を指示する情報を含めて送信する。応答局では
TSI/NSS信号を受信し、NSS信号に全2重動作
への移行を指示する情報が含まれている場合は、全2重
動作のままその後の信号の送受信を行うものである。つ
まり、発呼局は応答局からのNSF信号により全2重動
作を起動し、応答局はNSS信号により全2重動作を継
続するように動作する方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載の通信手
順は、ITU−T勧告V.8及びV.34の通信手順を
前提とするものであり、伝送速度1200bpsのフェ
ーズBにおいて、NSF/CSI/DIS信号とTSI
/NSS信号とが一部重複する形で全2重伝送が行われ
るものの、前記バイナリコード信号の重複する全2重動
作の起動は応答局(受信側)から送信されるNSF信号
により起動され、NSS信号の全2重動作への機能設定
により開始されるものであり、図7に示すフェーズB、
D、Eのタイムチャートからも分かるように、実質的な
全2重動作はフェーズBの一部分のみでありその前後大
部分においては実質的に半2重動作で通信手順が実施さ
れる。
【0007】一方、ITU−T勧告V21、V.17、
V.29、V.27ter/300bpsでは、ITU
−T勧告V.8及びV.34の通信手順と比べバイナリ
コード信号の伝送速度が低く通信手順の確実な動作を可
能とするが、伝送速度が低いにも拘わらず半2重動作で
通信手順が実施されており、フェーズB等での情報量の
増加に起因する通信時間の長期化も生じており、全体の
伝送時間の長期化が問題となってきている。
【0008】(目的)本発明の目的は、ITU−T勧告
V.21、V.17、V.29、V.27ter/30
0bpsのファクシミリ通信全体の時間を短縮すること
を可能とするファクシミリ通信方法及びファクシミリ装
置を提供することにある。
【0009】本発明の目的は、ITU−T勧告V.2
1、V.17、V.29、27ter/300bpsの
ファクシミリ通信フェーズB信号の送受信部分を全2重
手順化したファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置
を提供することにある。
【0010】本発明の目的は、ITU−T勧告V.2
1、V.17、V.29、27ter/300bpsの
ファクシミリ通信フェーズB、D、E信号の送受信部分
を全2重手順化したファクシミリ通信方法及びファクシ
ミリ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ通
信方法は、ITU−T勧告V.21、V.17、V.2
9又はV.27terの300bpsのバイナリコード
信号によるファクシミリ通信方法において、受信側は、
回線接続後にCED信号またはANSam信号を送信
し、送信側からの時間を短縮化した通信手順を示すトー
ン信号を検出した場合、DIS2信号を送信するととも
に送信側からのDCS1信号を受信する全2重通信を行
い、送信側は、前記トーン信号の送信後に前記DIS2
信号を検出した場合、前記DCS1信号を送信するとと
もに前記DCS1信号を受信する全2重通信を行う、こ
とを特徴とする。また、送信側は、前記DCS1信号に
続く画信号の送信後、EOP1信号を送信し、受信側か
らのMCF2信号を検出した場合、EOP1信号の送信
状態で前記MCF2信号の受信、EOP1信号の送信の
停止及びDCN信号の送信を行う全2重通信を行うこと
を特徴とする。
【0012】本発明のファクシミリ装置は、ITU−T
勧告V.21、V.17、V.29又はV.27ter
の300bpsのバイナリコード信号による通信手順を
行うファクシミリ装置において、送信側の通信手順を行
う手段として、短縮化した通信手順を指示するためのト
ーン信号を送信するトーン信号送信手段と、バイナリコ
ード信号を送受信するバイナリコード信号送受信手段と
を備え、受信側からのCED信号またはANSam信号
の受信時に、前記トーン信号を送信し、前記トーン信号
の送信後に受信側からDIS2信号が受信されたとき、
当該DIS2信号の受信状態でDCS1信号を送信する
全2重通信を行うことを特徴とする。前記DCS1信号
に続く画信号の送信後、EOP1信号を送信し、受信側
からのMCF2信号を検出した場合、EOP1信号の送
信状態で前記MCF2信号の受信、EOP1信号の送信
の停止及びDCN信号の送信を行う全2重通信を行うこ
とを特徴とする。
【0013】本発明のファクシミリ装置は、ITU−T
勧告V.21、V.17、V.29又はV.27ter
の300bpsのバイナリコード信号による通信手順を
行うファクシミリ装置において、受信側の通信手順を行
う手段として、短縮化した通信手順を指示するためのト
ーン信号を受信するトーン信号受信手段と、バイナリコ
ード信号を送受信するバイナリコード信号送受信手段と
を備え、CED信号またはANSam信号の送信時に送
信側からの前記トーン信号が受信されたとき、DIS2
信号を送信し、送信側からDCS1信号が検出されたと
き、当該DIS2信号の送信状態でDCS1信号を受信
する全2重通信を行うことを特徴とする。また、送信側
からのDCS1信号に続く画信号の受信後のEOP1信
号を検出した場合、MCF2信号を送信し、当該MCF
2信号の送信状態で前記EOP1信号の受信及びDCN
1信号の受信を行う全2重通信を行うことを特徴とす
る。
【0014】(作用)ITU−T勧告V.21、V.1
7、V.29、27ter(以下、「V.21等」とい
う)/300bpsのファクシミリ通信フェーズB、
D、E信号の送受信部分を全2重手順化し、当該送受信
において送信側から送出する信号をV.21等のチャネ
ル1(ch1)の300bps(以下、「V.21ch
1」という)とし、受信側から送出する信号をV.21
等のチャネル2(ch2)の300bps(以下、
「V.21ch2」という)とする。これにより、フェ
ーズB等で費やされる時間を1/2に削減することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】(構成の説明)図1は、本発明の
ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置の一実施の
形態の構成を示す図である。本発明は、高速変復調回路
11、低速変復調回路12、トーン送信回路13及びト
ーン受信回路14を備えるモデム1と、変復調されたア
ナログ信号を規定のレベルで回線に送出または、モデム
に安定したレベルで信号を入力する為にレベル調整を行
う通信系アナログ回路2と、モデム1の動作の制御を行
う通信制御部3と、例えば図示しないスキャナ及び印刷
装置の制御、通信系アナログ回路2等の制御を含むシス
テム全体の制御を行う端末制御部4と、回線とのインタ
ーフェーズである網制御部5とから構成される。本発明
の通信手順に関連するモデム1及び通信制御部3の動作
又は機能は以下のとおりである。
【0016】高速変複調回路11は、通信制御部3から
の制御により、例えばスキャナからの画信号又は印刷装
置への画信号等をV.21等の標準に準拠した所定の変
復調により送受信する機能を有し、低速変複調回路12
は、通信制御等の300bpsのシグナル信号等を変復
調して送受信する機能を有する。
【0017】トーン送信回路13は、通信制御部3から
の制御により、送受信間で取り決めた通信時間の短縮化
の通信手順の動作の起因となる制御信号として所定の周
波数信号を送信する機能を有し、トーン受信回路14
は、バイナリコード信号(シグナル信号)の送信中でも
電話回線上のトーン信号を受信可能であり、前記トーン
信号を受信すると当該所定の周波数信号であることを認
識し、通信制御部3に通知する機能を有する。
【0018】通信制御部3は、バイナリコード信号の送
受信による制御及びトーン信号の送受信による制御等、
通信手順に関する制御及び画信号等の送受信に関する制
御を行う機能を有する。つまり通信手順に関し、送受信
間(ファクシミリ装置間)における発呼及び着呼等の接
続の制御に加え、フェーズAのCED信号(被呼局識
別:受信側が非音声端末であることを示す。受信側はフ
ァクシミリであることを発信側に知らせる。)またはA
NSam信号(変形応答トーン)の伝送、フェーズBの
DIS信号(デジタル識別信号:受信側の標準CCIT
T能力を表わす。)、DCS信号(非標準機能設定信
号、デジタル命令信号:DIS信号で識別される標準機
能に応答するデジタル設定信号。受信条件を指令す
る。)、TCF信号(トレーニングチェック:トレーニ
ングを確かめ、このデータ速度でチャネルが使用できる
ことを最初に表示するため送出される。)、高速信号の
TCF信号等の伝送、フェーズCの画情報のPIX信号
の伝送、フェーズDのMPS信号(マルチページ信号:
ファクシミリ情報のページの終わりを表わし、確認を受
け取り次第画情報送出のフェーズのはじめに戻る。)、
MCF信号(メッセージ確認:完全なメッセージが満足
に受信され、更にメッセージが続いてもよいことを表わ
す。)、EOP信号(手順終了:ファクシミリ情報の完
全なページの終わりを表わし、更にこのほかのドキュメ
ントを送らないことを表わし、確認を受信した後フェー
ズEに進む。)等の伝送、フェーズEのDCN信号(切
断命令:フェーズEの開始を表わす。)の伝送、信号受
信の完了を示すターミネート信号やフラグ等の伝送等、
後述する通信手順における各バイナリコード信号の送受
信等の制御機能を有する。特に、通信制御部3では、送
信側及び受信側のファクシミリ装置として、トーン信号
による本発明のフェーズB、更にはフェーズD、Eの通
信手順の開始、フェーズB、D、Eにおけるバイナリコ
ード信号について送信しながら受信し(「全2重通信」
という)、受信確認をターミネート信号とフラグにより
互いに通知するネゴシエーション(ハンドシェーク)等
を行う通信機能を有する。
【0019】(動作の説明)次に本発明の実施の形態の
動作を図面を参照して説明する。図2は、本実施の形態
において実行される短縮手順のシーケンスを示す図であ
る。本実施の形態としてV.21/300bps(2チ
ャンネル:ch1、ch2)を例として以下詳細に説明
する。
【0020】まず送信側からの発呼操作により受信側が
着呼し、受信側が応答して回線が接続された後、受信側
からはCEDまたはANSam信号が送出される。一方
送信側は、回線接続後は受信側から送信される前記CE
D/ANSam信号の待機状態にあり、前記CED/A
NSam信号を検出すると所定のトーン信号を送出す
る。このトーン信号は本発明の短縮手順を実施する契機
となるものであり、送信側及び受信側で予め取り決めら
れた任意の周波数の信号である。
【0021】受信側では前記トーン信号を検出するとそ
れまで送出していたCED/ANSam信号を止めて、
V.21ch2の300bpsのDIS信号(以下、
「DIS2信号」という)を送出する。一方送信側で
は、受信側からのDIS2信号が検出されると、該DI
S2信号を受信しながらV.21ch1の300bps
のDCS信号(以下、「DCS1信号」という)を受信
側に送信する全2重通信の動作を行う。
【0022】DIS2信号及びDCS1信号を相互に認
識する送受信間のネゴシエーションを行い、送信側がD
IS2信号の受信を完了すると、DCS1信号の送出を
停止し、受信側に受信終了を通知する完了を示す一定期
間のターミネート信号を送出する。ターミネート信号は
例えば連続した1のバイナリコード信号である。受信側
では前記ターミネート信号を検出すると、DIS2信号
の送出を停止し、V.21ch2のフラグ信号を送出
し、前記ターミネート信号の終了により前記フラグ信号
を停止する。その後、送信側は画像信号のPIX信号の
送出、受信側は前記PIX信号の受信に移行する。
【0023】次に、送信側からのPIX信号の送出が完
了すると、送信側はV.21ch1の300bpsのE
OP信号(以下、「EOP1信号」という)を送出し、
受信側はV.21ch2の300bpsのMCF信号
(以下、「MCF2信号」という)を送出し、再び全2
重通信を行う。
【0024】送信側は受信側からのMCF2信号を検出
すると、V.21ch1の300bpsのDCN信号
(以下、「DCN1信号」という)を送出して、次に送
信側より一定期間のターミネート信号を送出する。前記
ターミネート信号は例えば連続した1のバイナリコード
信号である。受信側ではターミネート信号を検出する
と、MCF2信号を停止し、V.21ch2のフラグ信
号を送出し、前記ターミネート信号の終了により前記フ
ラグ信号を停止し通信を完了する。
【0025】以上の動作において複数ページの画情報を
送信する場合は、続く画情報の送信のためにEOP1信
号に代えてMPS1信号を送信した後、次ページの画情
報の通信へと移行し、全てのページの送信が終了すると
前述の動作により通信を完了する。
【0026】次に、本実施の形態の詳細な動作について
図3、図4を用いて説明する。図3、図4は、本実施の
形態の送信側のシーケンス動作のフローチャートを示す
図である。
【0027】図3に示すように、まず送信側が発呼を行
い(s1)、その後に受信側が応答して交換機により回
線が接続される。回線接続後、送信側ではフェーズAに
相当する受信側から送出されるCED/ANSam信号
を監視しており(s2)、タイマを起動しタイムアウト
(所定時間の経過)をも監視している(s4)。ステッ
プs2で、CED/ANSam信号が検出されずにタイ
ムアウトした場合には、そこで通信手順が停止(終了)
し(s5)、最終的には回線切断動作が行われる。
【0028】また、前記所定時間内に受信側よりCED
またはANSam信号が送出され、ステップs2でCE
D/ANSamが検出されると、送信側は所定のトーン
信号を送出することにより本発明の手順実行を受信側に
通知する(s3)とともに、DIS2信号を受信するた
めにV.21ch2/300bpsの受信状態に設定
し、フェーズBに相当する受信側からのDIS2信号の
到来を待つ(s6)。同時に通常のDIS信号の検出と
タイマを起動してタイムアウトの監視を行う(s9、s
11)。DIS信号が検出されずにタイムアウトした場
合、そこで終了となる(s12)。ステップs9、s1
1で通常のDIS信号が検出された場合は、受信側に本
発明の通信手順の能力(機能)が無いことを意味するか
ら、通常のT.30シーケンスに移行する(s10)。
【0029】ステップs6で受信側からDIS2信号が
検出されると、送信側は直ちに自ファクシミリ装置を
V.21ch1/300bpsの送信状態に設定して、
DIS2信号を受信しながらDCS1信号の送信を開始
する(s7)。この後、受信側及び送信側のそれぞれD
IS2信号とDCS1信号の同時送信を継続し、互いに
信号を認識するネゴシエーションを行い(s8)、送信
側がDIS2信号を受信したら一定期間のターミネート
信号を送出する(s13)。ターミネート信号送出後、
受信側からのV.21ch2フラグ信号を検出したら
(s14)、送信側は信号送出を停止する(s15)。
その後、送信側はトレーニングTrを送出し、フェーズ
Cに相当する画信号のPIX信号の送出に移行する(s
16)。
【0030】次に図4に示すように、送信側からのPI
X信号の送出が完了したら(s17)、次ページの有無
を確認し(s18)、EOP1または前述のMPS1信
号の送出を行い(s19、s27)、フェーズD、Eに
移行する。つまりフェーズD、Eでは、送信側は画信号
PIXの送出後、次ページの有無を判断し(s18)、
次ページがある場合、EOP1信号の送出を継続しなが
ら(s19)、MCF2信号及びPPR2信号の受信待
ち状態とする(s20、s25)。受信側はMCF2信
号を受信できずPPR2信号が受信された場合は再送シ
ーケンスに移行する(s26)。ステップs20でMC
F2信号が受信されたら、ターミネート信号Tを送出し
(s21)、V.21ch2のフラグの検出状態とし
(s22)、当該フラグが検出されるとEOP1信号の
送出を停止し(s23)、DCN1信号を送出する(s
24)。
【0031】また、ステップs18において、次ページ
が無い場合は、MPS1信号を送出しながら(s2
7)、MCF2信号及びPPR2信号の受信待ち状態と
する(s28、s25)。MCF2信号が受信されずP
PR2信号が受信された場合は、再送シーケンスに移行
する(s26)。ステップs28でMCF2信号が受信
された場合は、ターミネート信号Tを送出し(s2
9)、V.21ch2のフラグの検出状態とし(s3
0)、当該フラグが検出されるとMPS1信号の送出を
停止し(s31)、次ページを送信する(s32)。つ
まり、EOP1信号またはMPS2信号、MCF2信号
のやりとりもフェーズBと同様な全2重通信で行われ
る。
【0032】図5、図6は、本実施の形態の受信側のシ
ーケンス動作のフローチャートを示す図である。図5に
示すように、まず送信側の発呼による着呼に対し(r
1)、受信側が応答して送信側と回線が接続された後、
受信側はフェーズAに相当するCEDまたはANSam
信号を送出する(r2)。受信側は、前記CED/AN
Sam信号に対して送信側より送出される所定のトーン
信号の到来を監視する(r3)。ステップr3で所定の
トーン信号が検出されない場合は、送信側に本発明の通
信手順の能力(機能)がないことを意味するから、通常
のDIS信号を送出し(r7)、通常の半2重通信の通
信手順を実行する。
【0033】ステップr3で所定のトーン信号が検出さ
れた場合、CED/ANSam信号の送出を停止し、本
発明の通信手順を実行するため、フェーズBに相当する
DIS2信号の送信のためのV.21ch2/300b
psの送信状態に設定し、DIS2信号を送出する(r
4)。その後、V.21ch1/300bpsの受信状
態に設定して、受信側からDIS1信号が到来(検出)
されるのを待機する(r5)。
【0034】DCS1信号が検出できない場合は、V.
21ch2のフラグ連続信号を送出する(r8)ことに
より、受信側でDCS1信号が正常に受信できていない
ことを送信側に通知する。そして、DIS2信号を再送
する(r4)。受信側でDCS1信号が検出されるまで
同様の動作を繰り返し、DIS2信号を3回送信しても
DCS1信号が検出できない場合(r9)、通信を終了
する(r10)。
【0035】以上の動作により受信側でDCS1信号が
検出されたら(r5)、DIS2信号の送出状態でこの
DCS1信号を受信する全2重通信を行って、送受信間
のネゴシエーションを行い(r6)、ネゴシエーション
が完了したらターミネート信号の検出に移行する(r1
1)。ターミネート信号が検出できたら、送信側がDI
S2の受信が完了したと判断し、また、受信側もDCS
1信号の受信が完了したら、DIS2信号の送出を停止
し(r12)、PIX信号の受信を開始する(r1
3)。
【0036】そしてPIX受信が完了したら(r1
4)、EOP1またはMPS1信号を受信する待機状態
となり、フェーズD、Eに移行する。図6に示すように
フェーズD、Eでは、受信側では送信側からの画信号P
IXに続くEOP1またはMPS2の受信状態とし(r
15、r23)、EOP1信号が受信されたら、EOP
1信号を受信しながらエラーの有無を判断し(r1
6)、エラー有りの場合にはPPR2信号を送出し(r
17)、画情報PIXの再送シーケンスに移行する(r
18)。ステップ16でエラー無しの場合は、EOP1
信号を受信しながらMCF2信号を送出し(r19)、
続いてDCN1信号が受信された後(r20)、ターミ
ネート信号Tが検出されると(r21)、MCF2信号
の送出を停止し、V.21ch2のフラグを一定期間
(例えば数ミリ〜数十ミリ秒)送出する。
【0037】ステップr15においてEOP1信号が受
信されず、MPS1信号が受信された場合は、MPS1
信号を受信しながらエラーの有無を判断し、エラー有り
の場合(r24)は、PPR2信号を送出するステップ
r17に移行し、エラー無しの場合(r24)は、MC
F2信号を送出し(r25)、ターミネート信号Tが検
出されたら(r26)、MCF2信号の送出を停止し、
V.21ch2のフラグを一定期間送出し(r27)、
次ページの受信に移行する(r28)。つまり、EOP
1信号またはMPS2信号、MCF2信号のやりとりは
フェーズBと同様な全2重通信で行われる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、従来のT.30シーケ
ンスにて実行されていた通信での通信時間に比べ、フェ
ーズBにおけるバイナリコード信号の伝送を送受信間で
同時伝送する全2重化とする、つまり受信側のDIS信
号の送信期間に送信側がDCS信号を送信する全2重通
信を行うように構成しているから、フェーズBの動作速
度の遅い300bpsでの通信時間を略1/2に短縮す
ることが可能である。
【0039】更に、ファーズBに加えてフェーズD、E
においても、受信側のMCF信号の期間にも送信側がE
OP、DCNを送信する全2重通信を行うように構成し
ているから、フェーズD、Eの300bpsの通信時間
も略1/2に短縮することが可能である。また、TCF
シーケンスを省略することが可能であり、TCF信号を
削除することにより、通信時間が更に約2secの削減
が図れる。
【0040】従って、通信時間が短縮されることにより
通信費用の削減がはかれる上、一通信の時間が短縮され
る為、送信待ちの時間が短縮され、再発呼の発生を減ら
すことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のファクシミリ通信方法及びファクシ
ミリ装置の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態において実行される短縮手順の
シーケンスを示す図である。
【図3】 本実施の形態の送信側のPIXの送信までの
シーケンスのフローチャートを示す図である。
【図4】 本実施の形態の送信側のPIXの送信後のシ
ーケンスのフローチャートを示す図である。
【図5】 本実施の形態の受信側のPIXの送信までシ
ーケンスのフローチャートを示す図である。
【図6】 本実施の形態の受信側のPIXの送信後のシ
ーケンスのフローチャートを示す図である。
【図7】 ITU−T勧告V.8及びV.34を前提と
する従来の通信手順を示す図である。
【符号の説明】
1 モデム 11 高速変復調回路 12 低速変復調回路 13 トーン送信回路 14 トーン受信回路 2 通信系アナログ回路 3 通信制御部 4 端末制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告V.21、V.17、
    V.29又はV.27terの300bpsのバイナリ
    コード信号によるファクシミリ通信方法において、 受信側は、回線接続後にCED信号またはANSam信
    号を送信し、送信側からの時間を短縮化した通信手順を
    示すトーン信号を検出した場合、DIS信号を送信する
    とともに送信側からのDCS信号を受信する全2重通信
    を行い、 送信側は、前記トーン信号の送信後に前記DIS信号を
    検出した場合、前記DCS信号を送信するとともに前記
    DCS信号を受信する全2重通信を行う、ことを特徴と
    するファクシミリ通信方法。
  2. 【請求項2】 送信側は、前記DCS信号に続く画信号
    の送信後、EOP信号を送信し、受信側からのMCF信
    号を検出した場合、EOP信号の送信状態で前記MCF
    信号の受信、EOP信号の送信の停止及びDCN信号の
    送信を行う全2重通信を行うことを特徴とする請求項1
    記載のファクシミリ通信方法。
  3. 【請求項3】 ITU−T勧告V.21、V.17、
    V.29又はV.27terの300bpsのバイナリ
    コード信号による通信手順を行うファクシミリ装置にお
    いて、 送信側の通信手順を行う手段として、短縮化した通信手
    順を指示するためのトーン信号を送信するトーン信号送
    信手段と、バイナリコード信号を送受信するバイナリコ
    ード信号送受信手段とを備え、受信側からのCED信号
    またはANSam信号の受信時に、前記トーン信号を送
    信し、前記トーン信号の送信後に受信側からDIS信号
    が受信されたとき、当該DIS信号の受信状態でDCS
    信号を送信する全2重通信を行うことを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記DCS信号に続く画信号の送信後、
    EOP信号を送信し、受信側からのMCF信号を検出し
    た場合、EOP信号の送信状態で前記MCF信号の受
    信、EOP信号の送信の停止及びDCN信号の送信を行
    う全2重通信を行うことを特徴とする請求項3記載のフ
    ァクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 ITU−T勧告V.21、V.17、
    V.29又はV.27terの300bpsのバイナリ
    コード信号による通信手順を行うファクシミリ装置にお
    いて、 受信側の通信手順を行う手段として、短縮化した通信手
    順を指示するためのトーン信号を受信するトーン信号受
    信手段と、バイナリコード信号を送受信するバイナリコ
    ード信号送受信手段とを備え、CED信号またはANS
    am信号の送信時に送信側からの前記トーン信号が受信
    されたとき、DIS信号を送信し、送信側からDCS信
    号が検出されたとき、当該DIS信号の送信状態でDC
    S信号を受信する全2重通信を行うことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 送信側からのDCS信号に続く画信号の
    受信後のEOP信号を検出した場合、MCF信号を送信
    し、当該MCF2信号の送信状態で前記EOP信号の受
    信及びDCN信号の受信を行う全2重通信を行うことを
    特徴とする請求項5記載のファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006339767A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kyocera Mita Corp ファクシミリ装置,ファクシミリ通信システム及びファクシミリ通信方法

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