JP4473808B2 - ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、クラウン部材とヘッド本体とが溶接によって接合されたゴルフクラブヘッド及びその製造方法に関する。
例えば図16に示されるように、クラウン部に開口部oが設けられたヘッド本体bと、前記開口部oを閉じるクラウン部材cとが接合された中空構造のゴルフクラブヘッドaが知られている(例えば下記特許文献1ないし2参照)。このようなクラブヘッドaは、例えば、クラウン部材cの軽量化を図ることによって重心を低くでき、ひいては打球の打ち出し角を大きくして飛距離の増大を期待できる。
ところで、上述のようなヘッドにおいて、ヘッド本体bとクラウン部材cとの接合部の強度を高めるために、ヘッド本体bの開口部oの周りには、前記クラウン部材cの内面かつ周縁部と重ねられる受け部fが環状に設けられる。クラブヘッドaの低重心化を図るためには、前記受け部fの巾Aを極力小さくすることが効果的である。しかしながら、従来の接合方法では、この巾Aを小さくすると接合強度が低下すると考えられていた。
特開2003−250938号公報 特開2003−245381号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、ヘッド本体の開口部の周りに、クラウン部材の内面かつ周縁部と重ねられる巾の小さい受け部を設けるとともに、該ヘッド本体と前記クラウン部材とをレーザー溶接にて接合することを基本として、接合部の強度を低下させることなく低重心化を容易に図り得るゴルフクラブヘッド及びその製造方法を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、クラウン部に開口部が設けられた金属材料からなるヘッド本体と、金属材料からなりかつ前記ヘッド本体に固着されることにより前記開口部を閉じるクラウン部材とを含む中空構造のゴルフクラブヘッドであって、前記ヘッド本体は、前記開口部の周りに、前記クラウン部材の内面かつ周縁部と重ねられる受け部が設けられ、該受け部の巾は0.3〜0.8mmであり、しかも該受け部と前記クラウン部材とがレーザー溶接によって接合されるとともに、前記レーザー溶接による溶接ビードは、ヘッド外面から前記受け部の内周面に至ることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記クラウン部材は、厚さが0.40〜0.60mmの圧延材からなる請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記受け部は、前記開口部の周りに環状で連続して設けられている請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、前記受け部は、前記開口部の周りに間欠的に設けられている請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッドである。
また、請求項5記載の発明は、クラウン部に開口部が設けられた金属材料からなるヘッド本体と、金属材料からなりかつ前記ヘッド本体に固着されることにより前記開口部を閉じるクラウン部材とを含む中空構造のゴルフクラブヘッドであって、前記ヘッド本体は、前記開口部の周りに、前記クラウン部材の内面かつ周縁部と重ねられる受け部が設けられ、しかも該受け部と前記クラウン部材とが、ヘッドの外面側から前記ヘッド本体と前記クラウン部材との隙間に照射されるレーザービームを用いたレーザー溶接によって接合されるとともに、前記レーザー溶接による溶接ビードは、ヘッド外面から前記受け部の内周面に至ることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、前記溶接ビードは、前記受け部の内周面の全域を覆っていることを特徴とする請求項5に記載のゴルフクラブヘッドである。
また、請求項7記載の発明は、前記溶接ビードの巾は、1.5〜3.0mmである請求項5又は6に記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項8記載の発明は、クラウン部に開口部が設けられた金属材料からなるヘッド本体と、金属材料からなりかつ前記開口部を閉じるクラウン部材とを接合する工程を含んで中空構造のゴルフクラブヘッドを製造するゴルフクラブヘッドの製造方法であって、前記開口部の周りに、前記クラウン部材の内面かつ周縁部と重ねられる巾が0.3〜0.8mmの受け部が設けられた前記ヘッド本体を準備する工程と、前記ヘッド本体の前記受け部に前記クラウン部材を保持させる工程と、前記クラウン部材の外周縁と前記ヘッド本体との間をヘッド外面側からのレーザー溶接によって接合する工程とを含むとともに、前記レーザー溶接による溶接ビードは、ヘッド外面から前記受け部の内周面に至ることを特徴とする。
また請求項9記載の発明は、前記ヘッド本体を準備する工程は、前記開口部がないか又は前記開口部よりも小さい仮の開口部が設けられたヘッド本体の一次成形品を鋳造により成型する段階と、前記一次成形品にレーザ加工により前記開口部を形成する段階とを含む請求項8記載のゴルフクラブヘッドの製造方法である。
請求項1記載のゴルフクラブヘッドは、クラウン部材の内面かつ周縁部を支える受け部の巾が0.3〜0.6mmと非常に小さい。これにより、クラウン部材とヘッド本体との重なり部分が小さくでき、又は大きな開口部を形成できるので、ヘッドの重心をより低くすることができる。また、クラウン部材が金属材料からなるため、CFRPなどを用いたものに比して優れた打球音が得られる。
また、クラウン部材とヘッド本体とはレーザー溶接によって接合される。レーザー溶接は、きわめて小さな領域に非常に密度の高いエネルギーを供給できるので、他の溶接法に比べて短時間での溶接が可能である。これは、組織の変成や熱変形等のような接合部周囲への熱影響を防止して耐久性を向上できる。また、レーザー溶接では、局部的に深い溶け込みが得られるので、ヘッドの内面まで十分に接合できる。従って、受け部の巾を小さくしても確実な溶接を行うことができる。特に、受け部の巾を非常に小さくしたことで、クラウン部材と受け部との重なり部分にまで溶融金属を十分に満たすことが可能となり、非常に高い接合強度が得られる。また請求項5記載のゴルフクラブヘッドでは、レーザー溶接の溶接ビードが受け部の内周面にまで至ることにより、さらに高い接合強度が得られる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1〜3は、それぞれ本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1を規定のライ角及びロフト角に保持して水平面HPに接地させた基準状態の斜視図、平面図及び図2のX−X拡大断面図である。
前記ヘッド1は、ボールを打球する面であるフェース2を前面に有するフェース部3と、前記フェース2の上縁2aに連なりヘッド上面をなすクラウン部4と、前記フェース2の下縁2bに連なりヘッド底面をなすソール部5と、前記クラウン部4とソール部5との間を継ぎかつ前記フェース2のトウ側縁2cからバックフェースBFを通りヒール側縁2dに至ってのびるサイド部6と、クラウン部4のヒール側に設けられかつ図示しないシャフトが装着されるホーゼル部7とを含む。
前記ヘッド1は、図3に示されるように、内部には中空部iが設けられた中空構造を有し、好ましくは、ドライバー(#1)又はフェアウェイウッドといったウッド型として作られる。
前記ヘッド1は、好ましくは400cm3 以上、より好ましくは420cm3 以上、さらに好ましくは430cm3 以上の体積を有するものが望ましい。これにより、ヘッド1の慣性モーメントが大きくなり、ミスショット時のヘッドのブレが最小限に抑えられ、打球の方向性が改善される。また、上述のような体積を有するヘッドは、クラウン部4に大きな開口部を設けることができるので、重量削減効果が十分に期待できる点で好ましい。他方、ヘッド1の体積が大きすぎても、クラブ重量が増加し、例えばスイングバランスの悪化や耐久性の低下を招くおそれがある他、公式競技におけるゴルフ規則に違反する。このような観点より、ヘッド1の体積は、好ましくは470cm3 以下が望ましい。なお、上記ヘッドの体積は、好ましい範囲のため、本発明を何ら制限するものではない。
また、ヘッド1の重量は、スイングバランスなどを考慮し、好ましくは175g以上、より好ましくは180g以上が望ましく、かつ、上限については、好ましくは210g以下、より好ましくは205g以下が望ましい。
図4には、本実施形態のヘッド1の組立前の分解図が示される。本実施形態において、前記ヘッド1は、ヘッド本体1Aと、クラウン部材1Bと、フェース部材1Cとを含む3つの部品から作られる。
前記ヘッド本体1Aは、クラウン部4に第1の開口部O1が、またフェース部3には第2の開口部O2がそれぞれ設けられる。前記第1の開口部O1及び第2の開口部O2は、該ヘッド本体1Aに固着されたクラウン部材1B及びフェース部材1Cによってそれぞれ閉じられる。
本実施形態において、前記ヘッド本体1Aは、前記ソール部5の主要部をなすソール主部5Aと、前記サイド部6の主要部をなすサイド主部6Aと、前記ホーゼル部7と、前記クラウン部4において第1の開口部O1の周りに設けられたクラウン縁部10とを有する。また、ヘッド本体1Aは、前記ソール主部5Aの前縁5Aeと、クラウン縁部10の前縁10eと、これらの間をトウ側及びヒール側で継ぐ前記サイド主部6Aの前縁6Aeとで第2の開口部O2が区画されている。
本実施形態において、前記ヘッド本体1Aは、各部が予め一体に形成された一つの鋳造品(より詳しくはロストワックス精密鋳造品)から形成される。これによって、ヘッド1の生産性が向上する。前記ヘッド本体1Aは、鍛造により又は圧延材を曲げ加工等することにより作られても良いし、また2以上の部材を接合して作ることもできる。
前記ヘッド本体1Aを形成する金属材料は、特に限定されないが、好ましくはステンレス鋼、マルエージング鋼、純チタン又はチタン合金(例えばTi−6Al−4V)等のように鋳造可能なものが望ましい。
前記第1の開口部O1は、本実施形態では、クラウン部4からはみ出すことなくその領域の中に収められている。これにより、クラウン縁部10は、第1の開口部O1の周りを環状に連続してのびるものとして形成される。ただし、第1の開口部O1は、その一部がクラウン部4からサイド部6にはみ出して設けられる態様を含む。また、第1の開口部O1の形状は特に限定されないが、本実施形態のように、クラウン部4の輪郭にほぼ沿うような滑らかな輪郭形状を有するものが望ましい。
本実施形態において、前記第1の開口部O1は、厚さが非常に小さいクラウン部材1Bで閉じられるので、その面積に依存してクラウン部4の重量を削減させる。十分な低重心化を図るためには、前記第1の開口部O1の面積は、好ましくは40cm2 以上、より好ましくは50cm2 以上が望ましい。他方、クラウン部4での耐久性を確保するために、第1の開口部O1の面積は、好ましくは75cm2 以下、より好ましくは65cm2 以下が望ましい。ここで、第1の開口部O1の面積は、図2に示されるように、基準状態のヘッド1の平面視において水平面HPに投影されたその平面の面積として計算されるものとする。
図5には、図4のI−I断面図が示される。本実施形態において、クラウン縁部10は、実質的にクラウン部4の仕上がり面4oを形成する主部10aと、前記仕上がり面4oからステップ状に凹んで設けられるとともに前記クラウン部材1Bの内面1Biかつ周縁部と重ねられてこれを支える受け部10bとを含む。また、本実施形態の主部10aには、前記仕上がり面4oから突出して前記受け部10bに支えられたクラウン部材1Bの外周縁1Beに沿って小高さで立ち上がる凸部10tが設けられている。
前記主部10a及び受け部10bは、いずれも第1の開口部O1の周りを環状に連続してのびるように設けられる。また、前記クラウン部4の仕上がり面4oとは、塗膜等を除いて完成したヘッドの実質的な外表面であり、多少の研磨代などが見込まれたものであっても良い。また、クラウン部材1Bの内面1Biは、該クラウン部材1Bの中空部i側を向く面である。
前記主部10aは、クラウン部材1Bの外周縁1Beに向き合う内周縁10aeを有するこの内周縁10aeは、クラウン部材1Bの輪郭形状とほぼ近似するが、それよりも僅かに大きな輪郭形状を持っている。従って、上方からクラウン部材1Bを受け部10bに嵌め込みできるとともに、そこで支持されたクラウン部材1Bの外周縁1Beと、前記内周縁10aeとの間には、微小な間隙が形成される。この隙間には、後述のレーザー溶接によって溶融金属が満たされる。
前記クラウン部4の耐久性及び鋳造での容易な成型を確保するために、前記主部10aの厚さt1は、好ましくは0.6mm以上、より好ましくは0.7mm以上が好ましい。他方、該主部10aの厚さt1が大きくなると、クラウン部4の重量が大きくなる傾向があるので、前記厚さt1は、好ましくは0.9mm以下、より好ましくは0.8mm以下が望ましい。
前記受け部10bは、前記主部10aの外面からのステップ量(凹み量)が最適化されることにより、その上で支持されるクラウン部材1Bと前記主部10aとの各外面を面一に仕上げるのに役立つ。これは、後の研磨等による表面仕上げ工程を簡略化し、生産性を高めるのに役立つ。
また、前記受け部10bは、0.3〜0.8mmの幅RWで形成される。該幅RWは、第1の開口部O1の縁と直交する向きで測定される。この受け部10bの幅RWは、一定でも良いしまた変化するものでも良い。
ヘッド1の低重心化のためには、クラウン部材1Bと重なり合う受け部10bの幅RWは小さい程良い。このため、受け部10bの幅RWは、好ましくは0.8mm以下で形成される。また、後で詳しく述べるが、図13に示されるように、前記幅RWが0.8mmを超えると、クラウン部材1Bと受け部10bとの重なり部に溶融金属が十分に満たされない部分が生じ、接合部の強度が低下しやすい。他方、受け部10bの幅RWが小さすぎると、該受け部10bにクラウン部材1Bを嵌め込んだ際、その支えが安定しない。従って、両部材1A、1Bの位置決め精度が悪化するので、接合不良が生じやすくなる。また、ヘッド本体1Aとクラウン部材1Bとの間はレーザー溶接(後述)によって接合されるが、この際、前記幅RWが小さすぎると、クラウン部材1Bの内面側に溶融金属が十分に回り込まなくなるので、接合強度も低下しやすい。従って、受け部10bの幅RWは、0.3mm以上に定められる。このような観点より、受け部の前記幅RWは、好ましくは0.40mm以上、より好ましくは0.50mm以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは0.70mm以下、より好ましくは0.65mm以下が望ましい。
また、前記受け部10bは、前記幅RWが一定でも良いしまた変化するものでも良い。幅RWが変化する場合、長さで重み付けしたその平均幅が0.3〜0.8mmであれば足りるが、特に好ましくは前記幅の最大値が前記数値範囲を満たすことが望ましい。
また、図6に示されるように、受け部10bは、前記第1の開口部O1の周りに間欠的に設けられてても良い。この場合、接合強度の低下を防止するために、受け部10bの第1の開口部O1に沿った合計長さが、該第1の開口部O1の全周長さの少なくとも30%以上、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上であるのが望ましい。
また、前記受け部10bの厚さt2(図2に示す)は特に限定されないが、小さすぎるとクラウン部材1Bを嵌め込んだ仮固定した際に破損や変形が生じるおそれがある。他方、受け部10bの厚さt2が大きすぎると、クラウン部4の重量削減効果が低下する。このような観点より、前記厚さt2は、好ましくは0.60mm以上、より好ましくは0.65mm以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは0.85mm以下、より好ましくは0.70mm以下が望ましい。
本実施形態において、前記凸部10tは、クラウン部材1Bの外周縁1Beに沿って、環状に連続してのびている。該凸部10tは、クラウン部材1Bを受け部10bに載せる際にガイド部材として役に立つ。また、凸部10tは、仕上がり面4oから高さTHを有することにより、クラウン部材1Bを受け部10bに載せた後も、該クラウン部材1Bの位置を安定して保持できるので、精度良く両部材の位置決めが行われる。
特に限定されるものではないが、凸部10tに上述の機能を実現させるためには、該凸部10tの高さTHは、好ましくは0.8mm以上、より好ましくは1.0mm以上が望ましい。他方、該凸部10tの高さTHが大きすぎると、後にこれを研磨等によって除去するのに多くの手間を要するので、前記高さTHは、好ましくは1.8mm以下、より好ましくは1.5mm以下が望ましい。また、同様の観点より、凸部10tの幅TWは、好ましくは0.6mm以上、より好ましくは0.7mm以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは1.2mm以下、より好ましくは1.0mm以下が望ましい。なお凸部10tは、第1の開口部O1の周りに間欠的に設けられても良い(図示省略)。
また、本実施形態のヘッド本体1Aは、図7及びそのクラウン部分のA−A断面図である図8に示されるように、先ず、第1の開口部O1が設けられていないヘッド本体の一次成形品1Amとして鋳造成型される。前記一次成形品1Amは、前記第1の開口部O1が完全に埋められている点でヘッド本体1Aと異なっているが、その他の構造については実質的に同一である。なお、この例ではクラウン部に全く開口部が設けられていないが、第1の開口部O1よりも小さい仮の開口部Omが設けられていても良いのは言うまでもない。
しかる後、レーザ加工により前記ヘッド本体の一次成形品1Amに前記第1の開口部O1を形成することにより、ヘッド本体1Aが準備(製造)される。レーザ加工では、図8に示されるように、前記凸部10tの内側に沿ってレーザービームLBが順次照射される。これにより、図9に示されるように、0.3〜0.8mmの幅RWの受け部10bを残して第1の開口部O1が形成される。幅RWが非常に小さい受け部10bを鋳造だけで成形しようとすると、湯流れの問題で正確な形状が得られない傾向があるが、本実施形態のように鋳造成形の後にレーザー加工を施すことにより、第1の開口部O1とともに幅の小さい受け部10bを精度良く形成する事ができる。
本実施形態において、前記フェース部材1Cは、図3及び図4に示されるように、フェース2を形成する基部12と、前記フェース2の縁2aないし2dの少なくとも一部から長さFLでバックフェースBF側にのびる延長部13とを一体に有する。このような基部12と延長部13とは、溶接により接合されているのではなく、プレス等による曲げ加工、鋳造又は鍛造等によって一体に構成されている。これにより、フェース部材1Cは、全体視が略お椀状に形成されている。
フェース部材1Cを形成する材料としては、特に限定されるわけではないが、好ましくは、チタン合金、とりわけTi−15V−3Cr−3Al−3Sn、Ti−22V−4Al(DAT51)、Ti−6Al−4V、Ti−13V−11Cr−3Al又はTi−4.5Al−2.0Mo−1.6V−0.5Feなどが好適である。
前記基部12は、本例では前記フェース2の実質的な全域を含んで構成される。基部12の厚さ、即ちフェース部3の厚さt4は、特に限定されないが、好ましくは3.00mm以上、より好ましくは3.05mm以上、さらに好ましくは3.10mm以上が望ましい。他方、フェース部3の厚さt4が大きくなると重心距離GLが小さくなり、また慣性モーメントも小さくなる傾向がある。このような観点より、前記厚さt4は、好ましくは3.40mm以下、より好ましくは3.35mm以下、さらに好ましくは3.30mm以下が望ましい。本実施形態では、フェース部3の厚さt4は実質的に一定のものが示されるが、各部で厚さが変化する態様を含む。
また前記延長部13は、本実施形態では、クラウン部3の前側(フェース部3側)を形成するクラウン延長部13aと、ソール部4の前側を形成するソール延長部13bと、サイド部5のトウ側部分において前側を形成するトウ延長部13cと、前記サイド部5のヒール側部分においてその前側を形成するヒール延長部13dとを含み、かつ、ホーゼル部7と面する部分は、凹状に切り欠かれている。
また、フェース部材1Cは、前記ヘッド本体1Aの第2の開口部O2に溶接によって接合される。具体的には、各延長部13a、13b、13c及び13dは、それぞれヘッド本体1Aのクラウン縁部10、ソール主部5A、トウ側のサイド主部6A及びヒール側のサイド主部6Aと突き合わされ、その間が溶接により固着される。この際、ヘッド本体1Aの前記第2の開口部O2には、図4に示されるように、フェース部材1Cを差し込みにより保持可能な突起17等を設けておくことが望ましい。これによって、溶接時の両部材1A及び1Cの位置決めが簡単かつ安定して行える。前記溶接は、種々の方法が採用できるが、本実施形態では溶接部の周囲への熱影響が非常に少ないレーザー溶接が用いられる。なおレーザー溶接については、後に詳しく述べる。
本実施形態のフェース部材1Cは、延長部13が設けられることによって、ヘッド本体1Aとの溶接が、フェース2の縁からヘッド後方へ遠ざけられた位置で行われるので、良好な溶接作業性が得られる。また、中空部i側に残存する溶接ビード15(図3に示す)は、フェース2から離れた位置で残るので、フェース部3の剛性が過度に高められることがない。従って、ヘッド1の反発性能が十分に発揮される。
以上のような観点より、特に好ましくは、延長部13のヘッド前後方向の長さFLは、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上とするのが望ましい。他方、前記延長部13の長さFLが大きすぎると、生産性を低下させるおそれがある。かかる観点より、延長部13の前記長さFLは好ましくは30mm以下、特に好ましくは20mm以下、さらに好ましくは15mm以下が望ましい。
前記クラウン部材1Bは、本実施形態では、圧延材から形成される。図10に示されるように、前記圧延材Mは、回転する一対のロールR、R間に金属素材を摩擦によって噛み込ませ、厚さないし断面積を減じる圧延加工を経て製造された材料であれば良い。従って、圧延加工の前に、例えば金属材料の鋳造、鍛造、研削工程等が行われていても良いし、また圧延工程の後にプレス曲げ、打ち抜き又は切断工程、さらには必要により熱処理工程等が行われても良い。
前記圧延材Mは、加工硬化による材料の機械的特性の向上、均一な厚さ及び欠損の少ない結晶組織という利点を有する。従って、クラウン部材1Bをより薄くして軽量化を図ることができる。具体的には、クラウン部材1Bを例えば0.60mm以下としても、応力集中などを防止でき十分な耐久性が発揮される。
クラウン部材1Bには、鋳造品又は鍛造品が用いられても良い。しかしながら、前者は、引け巣などによって材料に構造欠陥やピンホールが含まれやすく、均質な0.80mm以下の厚さの部品を作るには多くの困難を伴う。また、後者は、厚さのバラツキが生じるので、応力集中が生じやすい傾向がある。従って、小さい厚さと強度を両立させるには、クラウン部材1Bには圧延材Mが最も好ましい。
また、このような圧延材には、例えばチタン合金、とりわけTi−15V−3Cr−3Al−3SnやTi−4.5Al−3V−2Mo−2Fe(SP700)のような比強度が大きくかつ圧延加工性に優れたβチタン合金が好適である。
図10に示されるように、本明細書では、圧延材Mが圧延された矢印Kの方向を圧延方向と呼ぶ。該圧延方向は、当該金属組織の結晶粒を光学又は電子顕微鏡で観察し、その長手方向を圧延方向として定める。また、本明細書では、前記圧延方向は、前記基準状態において、クラウン部材1Bを水平面HPに投影してその投影輪郭を得、該投影輪郭の面積重心の位置で特定されるものとする。そして、図2に示されるように、クラウン部材1Bは、仕上げられたヘッド1において、前記水平面HPに投影された前記圧延方向Kとヘッド前後方向Yとのなす角度θが20度以下、より好ましくは0〜10度、さらに好ましくは0〜5度になるようにヘッド本体1Aに固着されるのが望ましい。
上述のようなクラウン部材1Bは、圧延方向Kに長手方向が配向された結晶粒を有し、それにより圧延方向Kに沿ったヤング率が大きくなる(異方性を持つ)。一方、クラウン部材1Bには、打球時にヘッド前後方向Yに大きな応力が生じる。そこで、クラウン部4において、圧延材Mを、その圧延方向Kがヘッド前後方向Yとほぼ平行になるよう配置することにより、打球時のクラウン部4のひずみが抑えられる。これは、耐久性の向上及びエネルギーロスの低下による反発性の向上をもたらす。また、ヘッド前後方向Yと直交するトウ−ヒール方向では、前記圧延材Mのヤング率は相対的に小さくなるので、クラウン部材1Bは、その面内かつトウ−ヒール方向で打球時の衝撃を緩和して良好な打球感を提供する。
ここで、前記ヘッド前後方向とは、図2に示されるように、基準状態におけるヘッド1の平面視において、ヘッドの重心Gからフェース2に下ろした垂線Nを水平面HPに投影した方向Yとする。なお、この垂線Nの足はスイートスポットSSと呼ばれる。
圧延材Mからクラウン部材1Bを作るための具体的な工程としては、図11(A)に示されるように、例えば圧延材Mから、プレス等にて所定形状のクラウン用部品1BPが打ち抜き加工される。この際、クラウン用部品1BPは、そのヘッド前後方向と前記圧延方向Kとの相対関係が考慮される。しかる後、図11(B)に示されるように、クラウン用部品1BPは、例えば一対の雄型D1及び雌型D2でプレスされ、必要により端部が切削等されて輪郭形状が整えられる。これにより、図4に示されるように、ヘッド前後方向及びトウ−ヒール方向にそれぞれ曲率半径RL、RHで外方に向かって凸となる三次元に湾曲したクラウン部材1Bが形成される。
クラウン部材1Bの厚さt3は、特に限定されないが、大きすぎるとクラウン部4の重量が大きくなってヘッドの重心Gが高くなる傾向があり、逆に小さすぎると、ヘッド1の耐久性を低下させる傾向がある。このような観点より、クラウン部材1Bの厚さt3は、好ましくは0.30mm以上、より好ましくは0.35mm以上、さらに好ましくは0.40mm以上が望ましく、上限に関しては、好ましくは0.70mm以下、より好ましくは0.60mm以下、さらに好ましくは0.55mm以下が望ましい。
また、クラウン部材1Bの厚さt3と前記主部10aの厚さt1との比(t1/t3)は、好ましくは1.20以上、より好ましくは1.35以上、さらに好ましくは1.50以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは2.00以下、より好ましくは1.80以下が望ましい。前記比(t1/t3)が1.20を下回ると、クラウン部材1Bと主部10aとの厚さの差が小さくなり、クラウン部4において十分な重量削減効果が得られない傾向がある。逆に前記比(t1/t3)が2.00を超えると、クラウン部4の重量増加が生じたり又はクラウン部材の強度が低下する傾向がある。
次に、前記クラウン部材1Bとヘッド本体1Aとの接合方法について述べる。
図12(A)に示されるように、ヘッド本体1Aの凸部10tで囲まれた領域の中に、前記クラウン部材1B嵌め込まれる。これにより、クラウン部材1Bの内面1Biかつ周縁部が、前記受け部10bの上に載せられかつ保持される。両部材1A及び1Bの位置決め(例えば両部材の外面が実質的に整一すること)が正しく行われるように、受け部10bの外面及びクラウン部材1Bの内面1Biとは正確に予め加工されている。
次に、図12(B)に示されるように、ヘッド1の外面側から、クラウン部材1Bの外周縁1Beと前記ヘッド本体(主部10aの内周面10ae)との間をレーザー溶接によって接合する工程が行われる。本実施形態ではクラウン部4の重量を削減するために、上述のように非常に幅RWの小さい受け部10bが用いられる。また、クラウン部材1Bにも、厚さt3が非常に小さい圧延材が用いられている。このように、幅や厚さが非常に小さな部材同士を接合する場合、プラズマ溶接等を行うと、その熱の影響が溶接部の周囲に広範囲に及んでしまい、クラウン部材1Bに孔が開いたり又は変形する等の問題がある。また、溶接時間が大きくなると、接合部周辺に金属組織の変成等が生じやすい。
そこで、本発明では、レーザー溶接がヘッド本体1Aとクラウン部材1Bとの接合に用いられる。該レーザー溶接は、非常に小さい範囲にピンポイントで、密度の高い熱エネルギを照射できるので、短時間で溶接可能である。これは、周囲組織の変成や変形等のような熱影響を最小限に抑え、ひいては上述のような容積の小さい部材1A、1B同士であっても確実に接合できる。
また、レーザー溶接では、図12(B)に示されるように、ヘッド本体1Aとクラウン部材1Bとの隙間にレーザービームLBを精度良く照射できる。レーザービームLBが照射されることにより、前記各部材1A、1Bは互いに溶け込み合い、これらが固化することで接合される。特にレーザー溶接では、局部的に非常に深い溶け込みが得られるので、図12(C)に示されるように、受け部10bに達する深い接合ビード19が得られる。これにより、周囲の熱損傷を最小限に抑えつつより高い接合強度を得ることができる。
また、図12(C)に示されるように、溶融した金属は、抵抗の少ないヘッド本体1Aの受け部10bとクラウン部材1Bの内面1Biとの界面にも流れ込む、この際、ヘッド本体1Aの受け部10bの巾RWを小さくしているので、界面の実質的全域に溶接ビード19が形成される。これにより、強固な結合作用が得られ、非常に高い接合強度が得られる。もし、前記受け部10bの幅RWが0.8mmよりも大になると、図13に示されるように、溶融金属が固化した溶接ビード19が、受け部10bとクラウン部材1Bとの間を全て満たすことができず、ボールの繰り返し打球により、界面20からクラック等が成長し、接合部の破損等を招きやすくなる。
また、レーザー溶接は、周囲への熱影響を最小限に抑え得るが、その一部はヘッド本体1Aの主部10a側にも伝達される。この際、前記凸部10tは、その熱量の一部を吸い上げてヘッド外部に放出させる。従って、凸部10tは、主部10aへの熱影響を最小限に抑える放熱用の部材としても機能する。
前記レーザー溶接には、例えば炭酸ガスを用いた炭酸ガスレーザーや、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザーが好適である。とりわけ、容易に高出力かつ密エネルギー密度が高いレーザが得られる点でYAGレーザーが好適である。
また、前記レーザー溶接は、例えば大気中、不活性ガス雰囲気中又は真空中など種々の環境で行うことができるので、電子ビーム溶接のように真空チャンバーを必須としない点でも好ましい。
なおヘッド本体1Aに設けられた前記凸部10tは、クラウン部材1Bの溶接後、そのままヘッド1に残存させることもできる。しかし、クラウン部4の重量増加を招くおそれがあるので、前記レーザー溶接後、凸部10tを取り除く工程をさらに行うことが望ましい。この工程は、例えば前記凸部10tを機械加工で切除することで容易に行える。これにより、クラウン部4を凸凹のない滑らかな凸曲面で形成でき、その美感を向上させ得る。
図14には、凸部10tを研磨した後のヘッド1において、ヘッド本体1Aとクラウン部材1Bとの接合部の断面図が示されている。図14(A)の態様では、このようなヘッド1の受け部10bの幅RWは、実質的に受け部10bの内周面10beと、ヘッド外面における溶接ビード19の幅中心の位置19Cとの間の距離として得られる。
また、溶接ビード19は、図14(A)のように、受け部10bの内周面10beの一部を覆うものでも良いが、特に好ましくは、図14(B)に示されるように、溶接ビード19が、受け部10bの内周面10beの全域を覆っていることが望ましい。言い換えると、接合前に存在していた受け部10bの内周縁10beが完全に溶解して元の形状を消失するようにレーザー溶接工程を行うのが望ましい。これによって、非常に高い接合強度が得られる。
また、図14(A)、(B)に示されるように、前記溶接ビード19の巾JWは、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2.0mm以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.5mm以下が望ましい。前記巾JWが1.5mm未満の場合、接合強度が低下しやすくなる傾向があり、逆に前記巾JWが3.0mmを超えると、クラウン部3での重量増加、生産性の悪化又は後の仕上げ工程での研磨量の増加等の不具合が生じるおそれがある。
図15には、本発明の他の実施形態が示される。
(A)のものは、クラウン部材1Bが、バックフェースBF側に向かって凸となる略横V字状のものが示される。これにより、クラウン部材1Bは、相対的なものとして、フェース2の上縁2aまでのヘッド前後方向の距離が大きい中央部1Bcと、その両側に設けられたフェース2の上縁2aまでのヘッド前後方向の距離が小さいトウ側部1Bt及びヒール側部1Bhとを含む。このようなクラウン部材1Bは、打球時の衝撃応力が最も大きい中央部1Bcがフェース2から最も離れているため、優れた耐久性を発揮できる。
同図(B)の態様では、(A)の態様とは逆に、相対的なものとして、フェース2の上縁2aまでのヘッド前後方向の距離が最も小さい中央部1Bcと、その両側に設けられたフェース2の上縁2aまでのヘッド前後方向の距離が大きいトウ側部1Bt及びヒール側部1Bhとを含む。このようなヘッド1は、クラウン部4のトウ側及びヒール側の重量が相対的に大きくなるため、ヘッドの重心Gを通る垂直軸周りの慣性モーメントを増大することができる。よって、打球の方向性に優れる。
さらに同図(C)の態様では、複数個のクラウン部材1Bが設けられたヘッド1が示されている。この例では2個であるが、3個以上でも良い。
以上、本発明の実施形態について、ウッド型のゴルフクラブヘッドを例に挙げ説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、アイアン型、ユーティリティ型又はパター型など種々のゴルフクラブヘッドに適用される。
本発明の効果を確認するために、表1の仕様に基づき、ウッド型のゴルフクラブヘッドを製造した。共通仕様などは以下の通りである。
ヘッド体積:450cm3
ヘッド重量:実施例1において200g
ロフト角:11.0度
ライ角:57.5度
ヘッド本体の材料:Ti−6Al−4V
クラウン部材の材料:Ti−15V−3Cr−3Al−3Sn
クラウン縁部の主部の厚さt1:0.7mm
フェース部材の材料:Ti−5.5Al−1Fe
フェース部の厚さt2:3.2mm
また、各例のヘッド本体は、先ず上記チタン合金のインゴットを溶解し、ロストワックス精密鋳造法によって図7に示したようなヘッド本体の一次成形品を作り、その後、そのクラウン部にレーザ加工にて第1の開口部を形成することにより準備された。なお、開口部の周りの受け部の巾は、開口部の大きさを変えることにより調節された。そして、実施例1の第1の開口部の面積は65cm2 であった。
また、クラウン部材は、上記チタン合金の圧延材をプレスし、ヘッド外方に凸となる湾曲を有するものとして準備された。また、クラウン部材の面積は65cm2 に統一されており、ヘッド本体の第1の開口部に表1に示す溶接方法にて接合された。
また、フェース部材は、上記チタン合金を熱間鍛造して図4に示されるような略お椀状に形成され、炭酸ガスレーザー溶接によりヘッド本体に固着された。
テストの方法は次の通りである。
<重心高さ>
図3に示されるように、前記基準状態において、水平面HPからのスイートスポットSSの高さHを測定した。
<良品率>
各供試ヘッドを各々20個製造し、それらについての良品の割合で評価が行われた。良品は、各供試ヘッドのヘッド本体とクラウン部材との溶接部において、ピンホールがなく、かつ、内部まで両部材の金属が十分に溶け込んで境界線が分からないものとした。また、ヘッドの外部については肉眼で、内部についてはホーゼル部から内視鏡を挿入してそれぞれ確認を行った。数値が大きいほど良好である。
<耐久性>
各供試ヘッドにFRP製の同一のシャフト(SRIスポーツ株式会社製のV−25、フレックスX)を装着し45インチのウッド型ゴルフクラブを試作した。そして、上記各クラブをミヤマエ社製のスイングロボットに取り付け、フェースの中心かつヘッドスピード54m/sでゴルフボールを繰り返し打撃した。そして、クラウン部材とヘッド本体との接合部に損傷が生じた打球数を調べた。最大打球数は10000発とした。
表1にテストの結果等を示す。
Figure 0004473808
テストの結果、実施例のヘッドは、優れた生産性及び耐久性を有することが確認できた。
本実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。 その平面図である。 図2のX−X拡大断面図である。 組立前のヘッドの分解斜視図である。 図4のI−I断面図である。 ヘッド本体の他の実施形態を示す平面図である。 ヘッド本体の一次成形品を示す斜視図である。 そのA−A断面図である。 開口部を形成した図7のA−A断面図である。 圧延材を説明する略図である。 (A)は圧延材からクラウン部材を部品取りする例を示す平面図、(B)はそれを曲げ加工する断面図である。 (A)〜(C)は、ヘッド本体とクラウン部材との溶接工程を説明する部分断面図である。 ヘッド本体とクラウン部材との他の接合状態を示す断面図である。 ヘッド本体とクラウン部材との接合状態を示す断面図である。 (A)〜(C)は、ヘッド本体とクラウン部材との他の実施形態を示す平面図である。 従来のゴルフクラブヘッドの断面図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
1A ヘッド本体
1B クラウン部材
1C フェース部材
2 フェース
3 フェース部
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
7 ホーゼル部
10 クラウン縁部
10a 主部
10b 受け部
10t 凸部
O1 第1の開口部
O2 第2の開口部

Claims (9)

  1. クラウン部に開口部が設けられた金属材料からなるヘッド本体と、金属材料からなりかつ前記ヘッド本体に固着されることにより前記開口部を閉じるクラウン部材とを含む中空構造のゴルフクラブヘッドであって、
    前記ヘッド本体は、前記開口部の周りに、前記クラウン部材の内面かつ周縁部と重ねられる受け部が設けられ、該受け部の巾は0.3〜0.8mmであり、しかも
    該受け部と前記クラウン部材とがレーザー溶接によって接合されるとともに、
    前記レーザー溶接による溶接ビードは、ヘッド外面から前記受け部の内周面に至ることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記クラウン部材は、厚さが0.40〜0.60mmの圧延材からなる請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記受け部は、前記開口部の周りに環状で連続して設けられている請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記受け部は、前記開口部の周りに間欠的に設けられている請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. クラウン部に開口部が設けられた金属材料からなるヘッド本体と、金属材料からなりかつ前記ヘッド本体に固着されることにより前記開口部を閉じるクラウン部材とを含む中空構造のゴルフクラブヘッドであって、
    前記ヘッド本体は、前記開口部の周りに、前記クラウン部材の内面かつ周縁部と重ねられる受け部が設けられ、しかも
    該受け部と前記クラウン部材とが、ヘッドの外面側から前記ヘッド本体と前記クラウン部材との隙間に照射されるレーザービームを用いたレーザー溶接によって接合されるとともに、
    前記レーザー溶接による溶接ビードは、ヘッド外面から前記受け部の内周面に至ることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  6. 前記溶接ビードは、前記受け部の内周面の全域を覆っていることを特徴とする請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記溶接ビードの巾は、1.5〜3.0mmである請求項5又は6に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. クラウン部に開口部が設けられた金属材料からなるヘッド本体と、金属材料からなりかつ前記開口部を閉じるクラウン部材とを接合する工程を含んで中空構造のゴルフクラブヘッドを製造するゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    前記開口部の周りに、前記クラウン部材の内面かつ周縁部と重ねられる巾が0.3〜0.8mmの受け部が設けられた前記ヘッド本体を準備する工程と、
    前記ヘッド本体の前記受け部に前記クラウン部材を保持させる工程と、
    前記クラウン部材の外周縁と前記ヘッド本体との間をヘッド外面側からのレーザー溶接によって接合する工程とを含むとともに、
    前記レーザー溶接による溶接ビードは、ヘッド外面から前記受け部の内周面に至ることを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法。
  9. 前記ヘッド本体を準備する工程は、前記開口部がないか又は前記開口部よりも小さい仮の開口部が設けられたヘッド本体の一次成形品を鋳造により成型する段階と、
    前記一次成形品にレーザ加工により前記開口部を形成する段階とを含む請求項8記載のゴルフクラブヘッドの製造方法。
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