JP4469606B2 - アルキルケテンダイマーの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、溶剤の不含下で、カルボン酸塩化物と第三級アミンとを激しく混合しながら反応させ、かつ反応混合物からアルキルケテンダイマーを単離することによって、アルキルケテンダイマーを製造するための方法に関する。
EP−A−0550107では、溶剤の不含下で、カルボン酸塩化物とトリエチルアミンとを反応させることによってアルキルケテンダイマーを製造するための方法が開示されている。カルボン酸塩化物を、激しく混合しながらトリエチルアミン中に、トリエチルアミン1モルに対し3ml/時の速度で導入し、その際、混合、供給速度および熱交換については、混合物の粘度を、60℃で測定した場合に250mPasを下廻るように調整した(100秒−1を上廻る剪断速度)。この過剰量のアミンはその後に、反応混合物から、希塩酸での処理により抽出される。反応は、50〜100℃、好ましくは55〜65℃の温度で実施される。
EP−A−0612739では同様に、脂肪酸ハロゲン化物と第三級アミンとの反応によって、アルキルケテンダイマーを製造するための方法が開示されている。これらの方法において、少なくとも1.15モルの第三級アミンを、脂肪酸ハロゲン化物1mol当たりに添加し、かつ、反応を、脂肪酸ハロゲン化物の量に対して、10質量%以下の付加的な溶剤の存在下でおこなう。このアルキルケテンダイマーは、第三級アミンのストリッピングおよび引き続いての希酸での抽出によって得られる。
EP−A−0684940では同様に、カルボン酸ハロゲン化物と第三級アミンとからの、アルキルケテンダイマーの製造方法が開示されている。反応は、回分的に、アルキルケテンを含有し、かつ、第三級アミンのヒドロハロゲン化物結晶を生じる出発反応混合物の存在下および脂肪酸ハロゲン化物に対して10質量%以下の溶剤の存在下でおこなう。
EP−A−0741121では、不活性有機溶剤の存在下での、脂肪酸ハロゲン化物と第三級アミンとの反応による、アルキルケテンダイマーの製造方法が開示されている。反応混合物を後処理するために、不活性有機溶剤の大部分を最初に除去し、その後に水または水蒸気を添加し、さらに蒸留させた。このようにして得ることができるアルキルケテンダイマーは、少量のみの溶剤残量を含有し、かつ、一般に、約90質量%のアルキルケテンダイマー含量を有していた。アルキルケテンダイマー中の溶剤残量は少量であっても、多くの適用に対して不利である。
本発明の目的は、溶剤不含のアルキルケテンダイマーを、高い空時収量で、かつ少なくとも89質量%のアルキルケテンダイマ−含量で製造することである。
この課題は、本発明によれば、溶剤の不含下で、カルボン酸塩化物と第三級アミンとを激しく混合しながら反応させ、かつ反応混合物からアルキルケテンダイマーを単離することによる、アルキルケテンダイマーの製造方法によって達成され、その際、カルボン酸ハロゲン化物と第三級アミンとを、1:1〜1:1.6のモル比で、65〜150℃の温度で、かつ1〜30分の滞留時間で反応させる。
反応において形成されるアルキルケテンダイマーが、反応条件下で液体であるのに対して、反応によって反応混合物中に形成される塩は、実際に反応混合物中で不溶であり、かつ、混合物の粘性を著しく増加させる。したがって、反応混合物の60℃での粘性は、たとえば300mPas〜100Pas(Physica 回転式粘度計によって測定)である。反応混合物の粘度は、好ましくは500〜8000mPasである。
アルキルケテンダイマーは、たとえば、一般式(I)
Figure 0004469606
[式中、RはC〜C30−アルキルまたはC〜C30−アルケニルであり、かつ、
は水素またはC〜C−アルキルであり、
その際、アルキル基Rおよび、Rがアルキルを意味する場合にはRは、それぞれ直鎖または分枝鎖であってもよい]により特徴付けられる。反応の際に使用されるカルボン酸塩化物は、たとえば、一般式(II)
Figure 0004469606
[式中、RおよびRは式(I)に示された意味を有する]を有する。カルボン酸塩化物(II)は、好ましくは14〜22個の炭素原子を有する。さらに異なるカルボン酸塩化物の混合物が使用されてもよい。工業的に重要な混合物の例は、天然由来の脂肪酸の塩化によって得られる混合物、たとえば、ヤシ油、タル油、ヒマシ油、オリーブ油、牛脂またはパーム核油から得られる脂肪酸に基づく酸塩化物である。酸塩化物のための典型的な例は、ミリスチン酸塩化物、パルミチン酸塩化物、ステアリン酸塩化物、ベヘン酸塩化物、オレイン酸塩化物およびイソステアリン酸塩化物である。
使用されてもよい第三級アミンは、少なくとも1個のメチル基を有するモノアミンまたはジアミンである。好ましくは、一般式(III)
Figure 0004469606
[式中、R、R、Rは互いに独立してC〜C−アルキル、C〜C−アルケニルまたはC〜C−シクロアルキルであるか、あるいはRおよびRは、6個まで、好ましくは4個または5個の炭素原子を有するアルキル鎖を介して結合している]を有する。たとえば、モノアミンは、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジエチルメチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルイソプロピルアミン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、ジメチルブチルアミンおよびジメチル−2−エチルヘキシルアミンである。ジアミンの例は、N,N,N’,N’−テトラメチルプロパンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミンおよびN,N−ジメチル−N’,N’−ジエチルプロパンジアミンである。モノアミンとジアミンとの混合物が可能である。好ましくは使用される第三級アミンは、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジメチルイソプロピルアミン、ジメチルエチルアミンおよびN−メチルピペリジンである。
カルボン酸塩化物と第三級アミンは、モル比1:1〜1:1.6、好ましくは1:1〜1:1.25および特に好ましくは1:1.02〜1:1.10で反応に使用される。この反応は、65〜150℃、好ましくは70〜110℃、および特に好ましくは80〜110℃の温度で実施される。反応体は、たとえば、スタティックミキサまたダイナミックミキサ中で、たとえばポンプ、押出機、ニーダーまたはノズル中で徹底的に混合される。たとえば、カルボン酸塩化物および第三級アミンは、それぞれ互いに別個に計量されてもよく、その後に反応成分は互いに混合され、かつ反応混合物は、ポンプ、ニーダーまたは押出機によって運搬される。
カルボン酸塩化物および第三級アミンは、たとえば、さらに多媒体ノズルで噴霧および混合される。カルボン酸塩化物と第三級アミンとの反応は、極めて迅速に実施され、したがって1分以内に完了する。噴霧時において、第三級アミンとカルボン酸塩化物との微細な生成物流が得られる。噴霧された反応体の平均粒径は、たとえば1μm〜1000μm、好ましくは10μm〜100μmである。適した冷却装置を用いた場合には、反応温度は、前記に示された範囲内で維持される。たとえば、反応成分を徹底的に混合し、かつ大きい熱交換表面を有する反応器、たとえば、熱交換体または遊星形回転式押出機を備えたループ式反応器を使用することが可能である。さらに好ましい場合には、反応帯域から反応熱を、蒸発冷却によって除去することが可能である。その際、第三級アミンは、より容易な揮発性成分であるために蒸発され、かつ濃縮の後に、工程中にフィードバックされる。反応は、大気圧、減圧または超大気圧で、たとえば、50mバール絶対圧〜100バール絶対圧、好ましくは50mバール絶対圧〜10バール絶対圧で実施される。たとえば、外部逆混合を含む管式反応器を使用する場合には、反応は、たとえば大気圧〜100バール絶対圧、好ましくは大気圧〜10バール絶対圧で実施することができる。ニーダー中での連続運転の場合には、たとえば、50mバール絶対圧〜10バール絶対圧の範囲で、かつ、蒸発冷却の使用によって実施することができる。
カルボン酸塩化物と第三級アミンとの反応は、好ましくは連続的に実施される。この目的のために適した装置は、混合および/または熱の除去に役立つ内部構造物を備えているかまたは備えていない管式反応器、連続的に運転されるニーダーまたは混合ノズルおよび運搬装置を備えた管式反応器である。反応器は、さらに適した熱交換体を有していなければならない。反応帯域中の滞留時間は、たとえば、1〜30分、好ましくは1〜15分である。
第三級アミンとカルボン酸塩化物との反応は、特に好ましくは、互いに別個の反応成分の連続的な供給によって、連続的に運転される押出機、たとえば、二軸押出機または遊星形回転式押出機中で、70〜120℃、好ましくは90〜110℃でおこなわれる。この目的のために、特に好ましくはアミン成分として、ジメチルイソプロピルアミン、ジメチルエチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホリンおよびトリエチルアミンが適している。
反応を完了させた後に、反応混合物を通常の方法で、たとえば、物理的方法、たとえば遠心分離によってかまたはアンモニウム塩の水または希酸中への溶解によって後処理する。これらは、たとえば、反応中で形成されたアンモニウム塩を抽出するために、希酸、たとえば希硫酸(約2〜20質量%の濃度)を用いておこなわれる。その際、アンモニウム塩としての過剰量のアミンは、反応中で形成されたアンモニウム塩と一緒になって、水相中で溶解させ、かつ分離除去する。有利な方法においては、反応スラリーを、撹拌器を備えた容器中に導入し、その容器中では、65〜90℃、好ましくは70〜80℃の希硫酸が最初に導入されている。反応スラリーの後処理の好ましい変法において、スラリーが回転軸上に垂直に運搬されるミキサを使用する。相分離の後に、分離されたアルキルケテンダイマーは、好ましくはさらに水を用いて抽出するために、ミキサ−セトラ装置に導かれる。
アルキルケテンダイマーは、なおも、少なくとも89質量%のジケテン含量を有している。多くの場合において、ジケテン含量は少なくとも90質量%であった。
本発明による新規方法によって得られるジケテンは、撥水剤として使用される。これら化合物の最も重要な適用は、製紙におけるエンジンサイズ剤である。この目的のために、保護コロイドを用いて水中に分散されたアルキルケテンダイマーを、ドレイン前に紙料に添加する。通常使用される量は、乾燥紙料に対して0.05〜0.20質量%である。
実施例において示されたラクトン含量は、式(I)のアルキルケテンダイマーの含量を質量%で示すものである。示された滞留時間は、平均滞留時間であり、これは、適した方法(たとえば、染料の濃縮)により測定された。
例1
反応は、全長100cmおよび内径5cmを有する二重壁の管から成る管式反応器中で実施される。この管式反応器は、ほぼ壁近くを通るインテンシブミキサを備えていた。この反応器容量は122mlであった。2個の導入ノズルは、反応器入口に配置された。反応器の中間部において、付加的な出発材料の取り出しまたはサンプリングのための他のノズルが存在する。
この反応器には、その長さにおいて分配された3個の温度測定点、および末端での排出ノズルが含まれている。インテンシブミキサは、2個の反応成分の完全な混合が、第三級アミンとカルボン酸塩化物との融点で生じ、かつ、反応混合物の反応器出口への運搬が、混合に加えて反応器の他の進路において生じるようにデザインされる。反応器の温度は、加熱/冷却循環を用いて調整される。反応器搬出物は、撹拌装置中において回分的または好ましくは連続的に後処理される(通常は、酸、水性抽出による)。回分的な後処理の場合には、反応器搬出物の試料は、希硫酸中で65℃の温度で撹拌される。30分の後に、相の分離が生じる。水相は除去される。有機相は再度水で混合され、かつ15分に亘って65℃で撹拌される。相分離の後に、有機相を除去し、かつIR−分光分析によって試験した。
連続的に後処理する場合には、全反応搬出物は、2工程のミキサ−セトラ装置中に直接導入し、かつアンモニウム塩を65〜70℃の温度で、酸で酸性化された水(たとえば、HSOまたはHCl)を用いて抽出した。
反応を、2個のポンプを含む導入ノズルを介して、ステアリン酸塩化物およびジメチルシクロヘキシルアミンを反応器中に同時に計量供給することによって開始した。反応器中の反応混合物の滞留時間は、計量供給速度によって確立することができる。標準的工程においては、1時間当たり453g(1.5mol)のステアリン酸塩化物および1時間当たり209g(1.65mol)のジメチルシクロヘキシルアミンを、別個の導入ノズルを用いて反応器上部に計量供給した。この反応器温度は60℃であった。放出された反応熱の結果として、反応混合物の内部温度は68〜71℃であり(測定点は供給点付近に配置された)、かつ、このレベルに定められた。約10分の滞留時間の後に、生成物は、反応器の底端で取り出された。全反応器に亘っての温度レベルは、反応器出口で66℃であり、測定点では71℃であった。約2時間に亘っての連続運転の後に、反応搬出物の試料を取り出し、かつ反応混合物を、回分的に、65℃で15分に亘って希硫酸で撹拌しながら後処理した。30分に亘って放置した後に、相分離が生じた。有機相を再度水で抽出し、かつ相分離が生じた。水相を除去し、かつ有機相については、IR−分光分析により試験した。ラクトン含量90.8%が測定された。
例2
例1で記載された管式反応器を使用し、かつ、それぞれ1時間当たり、906g(3mol)のステアリン酸塩化物および406g(3.2mol)のジメチルシクロヘキシルアミンを、導入ノズルを介して供給した。出発材料は、2個のはかりによって計量された。反応器温度は60℃であった。反応熱によって、反応混合物の温度は75〜79℃に増加し、かつ反応器出口に向かって70〜72℃に減少した。約5分に亘っての滞留時間の後に、反応生成物を、反応器の搬出ノズルを介して取り出した。このような反応器に連結されたミキサ−セトラ装置中で、形成されたアミン塩酸塩の水性抽出がおこなわれた。ステアリルジケテンは上相として分離され、かつ連続的に除去された。IR−分光分析によって、3.5時間の連続運転後に取り出された試料の場合には、ラクトン含量92.7%が得られた。
例3
反応器としてニーダーを使用する場合には、これは加熱可能な内部シャフトを備えていてもよい。反応器の内部容量は0.47lであった。シャフトおよびニーダーのハウジングは、外部加熱/冷却循環を介して、別個に加熱することができる。2個の反応成分は、共通の導入ノズルを介して計量供給され、その際、酸塩化物およびアミンは、混合ノズルによって予め混合され、かつ反応器中に直接的供給される。反応混合物の温度は、反応壁に固定された熱電対により測定された。反応器は、60℃に予め加熱され、この場合、内部シャフトは52℃であった。それぞれの場合において、1時間当たり825gのジメチルシクロヘキシルアミンと1750gの獣脂脂肪酸塩化物とを、混合ノズルを介して反応器中に導入する。反応器中の反応混合物の平均滞留時間は9.5分であった。反応混合物は、反応器入口において78〜79℃であり、かつ反応器出口においては71〜73℃であった。反応生成物は、例1の記載と同様に後処理された。これは、90.9%のラクトン含量を有していた。
例4
例3で記載されたニーダーを使用したが、しかしながら、ハウジング温度および内部シャフト温度を75℃に調整した。反応器を、連続的に、ポンプを用いて、1時間当たり1167gのN−メチルピペリジンおよび3185gの獣脂脂肪酸塩化物を反応器中に導入した。反応混合物の温度は94〜97℃に増加した。反応器出口温度は88℃であった。この反応混合物は、たとえば例1に示したように後処理をおこなった。アルキルケテンダイマーは、90.1%のラクトン含量を有していた。
例5
例3に記載された反応器を使用したが、しかしながら、ハウジング温度を70℃に、かつ内部シャフト温度を55℃に調整した。反応器は、1時間当たり1167gのN−メチルピペリジンおよび3185gの獣脂脂肪族塩化物を同時に、連続的に導入することによって運転した。反応混合物の内部温度は、反応器入口で84〜87℃であり、かつ反応器出口で約79℃であり、かつ、これらの平均滞留時間は約5.5分であった。反応混合物は、例1に記載したように後処理をおこなった。アルキルケテンダイマーは、92.5%のラクトン含量を有していた。
例6
反応器は、混合ノズル、環状の二重壁管(内径9mm)およびポンプから構成されている。混合ノズルは、2個の出発材料が、ポンプ付近で混合され、その後に、さらにポンプに運搬される程度に配置されている。もう一つの二重壁の直管(内径9mm)は、第1の環状管の分枝管として、2個の反応成分が、最初に、直管に入る前に、ポンプおよび環状の管式反応器を通過するように配置される。環状の管式反応器中に導入されたポンプは、2kg/h〜20kg/hの調整可能な運搬力を有している。
全反応器は、3個の温度測定装置および2個の圧力測定のための測定点を備えている。温度は、互いに独立して調整可能な2個の加熱循環を介して調整された。測定された全反応器容量は102mlであり、この場合、これは、環状反応器65mlおよび直管37mlを含む。環状の管式反応器の加熱循環の温度は60℃に調整され、かつ、直線の管式反応器の温度は66℃に調整された。
反応は、混合ノズルを介して、186g/hのジメチルイソプロピルアミンおよび584g/hの獣脂脂肪酸塩化物を、環状の管式反応器中に同時に計量供給することによって開始された。これらの反応器の帯域における内部温度は、急速に76〜80℃に増加し、かつこの値で維持された。約7分の滞留時間の後に、生成物は反応器末端で生じ、かつ、pHを調整した後に、水性抽出物によって通常の方法で後処理することができる。第2反応帯域中の温度は、71℃〜72℃に固定され;反応器出口においても70℃であることが測定された。搬出物の後処理の後に、IR−分光分析によりラクトン含量92.1%が測定された。
例7
例7で記載された反応器を使用した。環状の管式反応器のための加熱循環の温度は60℃に調整され、この直管の管式反応器温度は95℃に調整された。
反応器は、186g/hのジメチルイソプロピルアミンおよび584g/hの獣脂脂肪酸塩化物を、混合ノズルを介して、環状の管式反応器中に、同時に計量供給することによって開始した。この反応帯域の内部温度は、急速に76〜80℃に増加し、かつこの値に固定した。約7分の滞留時間の後に、生成物は、反応器末端から生じ、pH調整の後に、通常の方法で、水性抽出による後処理をおこなうことができる。第2反応帯域における温度は、87〜90℃に維持した。反応器出口においても、温度は88℃であることが測定された。搬出物の後処理の後に、分離された上相を、IR−分光分析によって測定し、ラクトン含量90.4%が測定された。
例8
1.2dmの自由容量を有する二軸押出機を、90℃に加熱した。この装置において、獣脂脂肪酸塩化物(TFSCl)およびジメチルイソプロピルアミン(DMiPA)を、第1表で示した流量で、2個のポンプによって計量供給した。発熱反応の結果として、95〜106℃の内部温度が確立された。反応搬出物は、連続的に、反応スラリーを、直接的に、押出機に連結されたミキサ中で後処理した。固体のジメチルイソプロピルアンモニウム塩酸塩を、水相中に溶解した。2個の液相が得られた。その後に、ケテンダイマーの溶融液を、アンモニウム塩の酸性溶液から分離し、かつ2回に亘って、連続的に運転されるミキサ−セトラ−カスケード中で75℃で水で洗浄した。ケテンダイマーのβ−ラクトン含量は第1表に示した。
Figure 0004469606
例9
6個のミキサ要素を備えた、1.7dmの自由容量を有し、かつ2個のショットから成る遊星形回転式押出機を、それぞれのショット中で外部媒体を用いることによって加熱した。獣脂脂肪酸塩化物(TFSCl)およびジメチルイソプロピルアミン(DMiPA)を、第2表中で得られた比で2個のポンプによって供給した。撹拌容器中で、反応スラリーを、回分的に0.362倍の質量の10.6%硫酸と一緒に混合することによって後処理した。固体ジメチルイソプロピルアンモニウム塩酸塩を、水相中で溶解した。2個の液相が得られた。その後に、ケテンダイマー溶融物を、アンモニウム塩の酸性溶液から分離し、かつ2回に亘って75℃で水で洗浄した。このケテンダイマーのβ−ラクトン含量は第2表に示す。
Figure 0004469606
例9a〜9fは、ジメチルイソプロピルアミンを用いておこない、かつ例9g〜9kはジメチルエチルアミンを用いておこなった。
例10
本発明によって製造されたアルキルケテンダイマーと、市販のアルキルケテンダイマーとの紙サイズ剤における比較
例1(a)にしたがって製造されたアルキルケテンダイマーを、70℃で溶融し、かつ、分散剤としての0.1%リグニンスルホネート、2%カチオンデンプンおよび水(添加により100%にする)からなる溶液中で、Ultraturrax撹拌機を用いて、80℃で、6%のケテンダイマーの含量で分散させた。粗エマルションを、高圧ホモジナイザー(APV)を用いて200バールで2回に亘ってホモジナイズし、かつ20℃に冷却した。このようにして得られたAKD分散液を、試験用製紙機で、第3表に示した濃度で、乾燥紙料に対して添加した。紙料は、30質量%のパインスルフェート、70質量%のブナスルフェートおよび20質量%のCaCO(Hydrocarb(R)OG Omya社)を含有していた。このようにして得られた基本重量80g/mを有する紙の疎水特性は、Cobb60S値およびHST−値によって測定された。
ヘラクレス−サイジング−テスターを用いてのサイズ度の測定(HST−値):
紙試料をホルダーにはさんだ;10mlの試験インクを試料上に注ぎ、測定を開始した。反射率の選択されたエンドポイントが達成された場合には、時間カウンタを停止させた。この時間を記録し、かつ浸透時間は秒で示した。
比較例1
比較例として、同様に、6%のアルキルケテンダイマーを含有する水性分散液を、市販のアルキルケテンダイマー(Basoplast(R)20 を濃縮、ラクトン含量85%)から、前記に示された方法によって製造し、かつ前記に示したようなサイズ試験をおこなった。
Figure 0004469606
比較例2
580gの乾燥トルエンおよび279g(2.20mol)の乾燥ジメチルシクロヘキシルアミンを導入し、ほぼ壁近くを通る撹拌機、熱電対および計測装置を備えた二重壁の2l撹拌装置中に、最初に導入し、かつ50℃に加熱した。内部温度が50℃に達した後に、激しい撹拌下で、584g(2.00mol)の獣脂脂肪酸塩化物(C16/C18−混合物)を、はかり上に配置された容器からポンプを用いて反応器中に導入し、その際、234g/hの獣脂脂肪酸塩化物の速度で計量供給ポンプを用いておこなった。放出された反応熱の結果として、温度は急速に70℃に増加した。同様に、反応混合物の粘度は本質的に増加した。外的加熱/冷却循環を使用することによって、温度が75℃を超えることのないように調整した。ステアリン酸塩化物の計量供給後に、混合物をさらに45分間に亘って、65〜70℃で撹拌した。その後に、20.6gの濃硫酸をゆっくりと反応混合物に添加し、その後に、400mlの水で、かつ65℃で15分に亘って撹拌した。30分に亘っての相分離の後に、水相を除去した。有機相を、250gの水で再度洗浄した。水相を分離除去した後に、溶剤を真空下で留去した。
ラクトン含量85.3%を有するアルキルケテンダイマー 507gが得られた(IR−分光分析)。
比較例3(EP−A−550107との比較)
比較例2で記載された撹拌装置において、230g(2.27mol)のトリエチルアミンを最初に導入し、かつ50℃に加熱した。その後に、614g(2.08mol)の獣脂脂肪酸塩化物を、60分に亘って計量供給した。加熱循環の温度は、内部温度が65℃を超えないように調整した。粘性の反応混合物を、さらに15分に亘って65℃で撹拌し、その後に、10%濃度の塩酸 416mlを添加し、かつ60℃で15分に亘って撹拌した。その後に撹拌器を切った。15分後に水相を除去した。100gの水を導入し、かつ、混合物を60℃で15分に亘って撹拌した。その後に撹拌機を切り、かつ水相を30分後に除去した。有機相は約85.4%のラクトン含量を有していた(IT−分光分析)。

Claims (6)

  1. 溶剤の不含下で、カルボン酸塩化物と第三級アミンとを徹底的に混合しながら反応させ、かつ、反応混合物からアルキルジケテンを分離することによって、アルキルジケテンを製造するための方法において、カルボン酸塩化物および第三級アミンを、それぞれ互いに別個に計量供給し、カルボン酸塩化物と第三級アミンとを、1:1〜1:1.6のモル比で、65〜150℃の温度で、1〜30分の滞留時間でニーダーまたは押出機中で混合かつ反応させ、その際、反応混合物の粘度が300mPas〜100Pasであり(Physica回転式粘度測定器での測定)、かつ反応混合物をニーダーまたは押出機を用いて運搬し、その際、カルボン酸塩化物として一般式(II)
    Figure 0004469606
    [式中、R はC 〜C 30 −アルキルまたはC 〜C 30 −アルケニルであり、かつ、
    は水素またはC 〜C −アルキルであり、
    その際、アルキル基R および、R がアルキルを意味する場合にはR は、それぞれ直鎖または分枝鎖であってもよく、かつ、炭素原子の数が14〜22個である]のカルボン酸塩化物またはその混合物が使用され、かつ、
    第三級アミンとして
    一般式(III)
    Figure 0004469606
    [式中、R 、R 、R は互いに独立してC 〜C −アルキル、C 〜C −アルケニルまたはC 〜C −シクロアルキルであるか、あるいはR およびR は、6個までの炭素原子を有するアルキル鎖を介して結合している]のモノアミンが使用される
    ことを特徴とする、アルキルジケテンを製造するための方法。
  2. 反応混合物の粘度が、500mPas〜8000mPasである(Physica回転式粘度測定器で、60℃での測定)、請求項1に記載の方法。
  3. 反応を連続的におこなう、請求項1または2に記載の方法。
  4. 反応を、二軸押出機または遊星形回転式押出機中でおこない、その際、カルボン酸塩化物および第三級アミンを、互いに別個に、かつ連続的に、前記押出機の一つに計量供給し、かつ反応混合物が、押出機を通過させた後に連続的に搬出される、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 反応を、70〜120℃の温度でおこなう、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 反応器中での反応混合物の滞留時間が1〜15分である、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
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