JP4466053B2 - 浴室サウナ装置 - Google Patents

浴室サウナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4466053B2
JP4466053B2 JP2003393616A JP2003393616A JP4466053B2 JP 4466053 B2 JP4466053 B2 JP 4466053B2 JP 2003393616 A JP2003393616 A JP 2003393616A JP 2003393616 A JP2003393616 A JP 2003393616A JP 4466053 B2 JP4466053 B2 JP 4466053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathroom
water
bathroom sauna
hot water
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003393616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005152197A (ja
Inventor
芳寛 西水流
聡 藤井
康浩 鈴木
文吾 竹内
康文 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003393616A priority Critical patent/JP4466053B2/ja
Publication of JP2005152197A publication Critical patent/JP2005152197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4466053B2 publication Critical patent/JP4466053B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

本発明は浴室周辺に設置して浴室内を高温高湿なサウナ空間にするための浴室サウナ装置に関する。
従来、この種の浴室サウナ装置は、浴室等をサウナ対象室として、ボイラーなどの熱源から供給された温水をミスト噴出手段としての噴出ノズルから噴出させる事により浴室内を高温高湿な状態にする方法が知られている(例えば特許文献1)。
以下、その浴室サウナ装置について図7を参照しながら説明する。
図6に示すように、浴室101の天上部102に設置された浴室サウナ装置103内部には、浴室101内の空気を浴室サウナ装置103内部に取りこむための吸込み口104、浴室サウナ装置内部で昇温した空気を装置外に吹出す為の吹出し口105、空気を循環させるための循環ファン106、空気を昇温するための熱交換器107、熱交換器に温水を供給するための温水循環経路108、温水循環経路108を循環する温水の循環を閉止するための循環水閉止弁109、加湿用の水を浴室内に噴霧するためのノズル110、ノズルに加湿用の温水を供給するための加湿温水供給経路111、加湿温水供給経路111に供給する温水の供給を停止するための加湿水閉止弁112が設けられている。
浴室サウナ装置103に設けられた温水循環経路108は外部配管113を介してボイラーなどの熱源114の暖房用温水循環回路115に接続され、熱源114から供給された温水を浴室サウナ装置103内部に循環させる。温水循環経路108上に設けられた熱交換器108上で、循環ファン106により装置内に取り込まれた浴室内空気と熱交換を行うことで浴室内空気を昇温する。熱交換器107で熱交換を行う事により低温となった温水は温水循環経路108及び外部配管113を介して熱源114に戻り、再び昇温されて浴室サウナ装置103に供給される。一方、循環ファン106により吸込み口104から浴室サウナ装置103内部に取りこまれた浴室内空気は熱交換器107で昇温された後、吹出し口105を通って浴室内に戻される事で浴室内の空気を昇温する。
これに対して、浴室サウナ装置103に設けられた加湿用温水供給経路111は外部給湯配管116により、熱源114の給湯回路117に接続され、熱源114から供給された加湿用温水は外部給湯配管116を介して浴室サウナ装置103内の加湿温水供給経路111に供給され、加湿温水供給経路111に接続されたノズル110から浴室内へ細かい霧状に噴出されることで浴室内の空気を加湿する。
特開2002−336327号公報
このような従来の浴室サウナ装置では、加湿用の温水を吹出すノズルの孔径が噴霧する水滴の径を小さくするためにノズルの孔径も小さい場合が多く、接続された配管内を流通する加湿水にごみ等が含まれているとノズル部分で目詰まりを生じるという問題があり、加湿水供給経路に加湿水の内部に含まれるごみ等を除去するためのフィルターを設けることが一般的である。
しかしながら、浴室サウナ装置設置後の初回起動時には配管内に含まれるごみ等が通常使用状態よりも多く、初回の起動時にフィルターが劣化してしまい、通常使用時に加湿用温水が給水されないようになってしまうことがある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、初回運転時に加湿用温水配管内に多量のごみなどが存在した場合でもフィルター等につまりが生じず、初期劣化を防止する事ができる浴室サウナ装置を提供する事を目的としている。
また、通常使用状態においても、運転を終了した際に加湿用温水供給経路内に残った加湿用水がノズルの温水噴出口を介して空気と接触しているため、配管内に残った水内部でレジオネラ菌などが繁殖し、次回起動時にこれらの菌を浴室内に噴霧してしまう可能性があるため運転終了時には装置内部の加湿水を装置外部に排出する必要があるが、浴室内にいる人に水をかけることなく排水するのが難しく、利用者に不快感を与える等の問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、運転停止後に装置内部に残った水を排水する事で装置内部に菌が発生するのを防止し、排水時も使用者に不快感を与えることなく排水を行うことができる浴室サウナ装置を提供することを目的としている。
発明の浴室サウナ装置は上記目的を達成するために浴室内を加熱及び加湿することにより浴室内をサウナ空間とする浴室サウナ装置において、前記浴室サウナ装置に供給する加湿用の加湿水の通水経路上に前記浴室サウナ装置に汚濁した加湿用水が供給されないようにするため、前記浴室サウナ装置に供給する加湿水の通水経路に前記浴室サウナ装置を迂回し、直接排水経路へと通じる迂回経路が、前記浴室サウナ装置初回運転時には前記浴室サウナ装置に供給される加湿水が前記迂回経路へと導かれることで直接排水され本体内部には通水しない構造とし、初回運転が終了し、通常運転を行う際には前記浴室サウナ装置本体へと加湿水を通水し、迂回経路へは通水しないように流路を切り換えるための通水経路切り換え手段を設け、通水路切り換え手段が三方弁であり、前記三方弁内部の弁切り換え構造が形状記憶合金により形成することで、常温付近の水が通水される場合は通水経路を迂回経路へと接続し、高温の温水が通水される場合は前記形状記憶合金製の弁切り換え構造が変形し、本体内部へ加湿水を通水する経路へと接続するようにしたものである。
この手段により、使用者が特別な操作を行うことなく、試運転時に常温の水を通水する事で配管内のごみ等を迂回経路を介して排出し、通常使用時には温水を供給する事で自動的に浴室サウナ装置内部に温水が供給されるようになり、通水経路を切り換えるという使用者の手間を省く事が可能となる。
また本発明の浴室サウナ装置は、浴室サウナ装置から排出される排水経路をユニットバス下部に設けられた浴槽及び洗い場の排水を一時貯留しするためのドレンパンへと接続するようにしたものである。
この手段により、浴室サウナ装置の運転終了後に装置内部に残った加湿水を装置外部に排出することが可能となり、装置内に菌などが発生するのを防止する事が可能になり、排水時も使用者に排水による不快感を与えることなく浴室サウナ装置内部を清潔に保つ事が可能となる。
また本発明の浴室サウナ装置は、浴室サウナ装置の排水経路を浴室内のドレンパンに接続する際に、ユニットバス内とユニットバス外を貫通する貫通孔をユニットバス壁面に設け、前記貫通孔にフランジ面を有する管接続部材を挿入し、前記管接続部材のフランジ面と壁面の間にシール材を圧着固定する事で浴室外に水蒸気等の湿気が漏れないようにしたものである。
この手段により、浴室サウナ装置の排水経路を浴室内のドレンパンに接続するために浴室壁面に貫通口を設けた場合でも、浴室内の水分を浴室外にもらすことなく密閉する事が可能となり、湿気もれによるカビの発生などを防止する事が可能となる。
また本発明の浴室サウナユニットは、浴室サウナ装置から排出される排水を浴室内壁面に沿って排水するようにしたものである。
この手段により、浴室サウナ装置を浴室天上部付近に取付けた場合でも、排水経路を長くすること無く、使用者に不快感を与えることの無い排水が可能となる。
本発明によれば、性能の劣化の少ない浴室サウナ装置を提供できる。
また、本発明によれば、装置内に人体に害を及ぼす可能性の有る菌の発生を防止することが可能となる。
発明の請求項に記載の発明は、浴室内を加熱及び加湿することにより浴室内をサウナ空間とする浴室サウナ装置において、前記浴室サウナ装置に供給する加湿用の加湿水の通水経路上に前記浴室サウナ装置に汚濁した加湿用水が供給されないようにするため、前記浴室サウナ装置に供給する加湿水の通水経路に前記浴室サウナ装置を迂回し、直接排水経路へと通じる迂回経路が、前記浴室サウナ装置初回運転時には前記浴室サウナ装置に供給される加湿水が前記迂回経路へと導かれることで直接排水され本体内部には通水しない構造とし、初回運転が終了し、通常運転を行う際には前記浴室サウナ装置本体へと加湿水を通水し、迂回経路へは通水しないように流路を切り換えるための通水経路切り換え手段を設け、通水路切り換え手段が三方弁であり、三方弁内部の弁切り換え構造が形状記憶合金により形成されており、常温付近の水が通水される場合は通水経路を迂回経路へと接続し、高温の温水が通水される場合は前記形状記憶合金製の弁切り換え構造が変形し、本体内部へ加湿水を通水する経路へと接続するようにしたものであり、これにより加湿水の汚濁の強い、浴室サウナ装置設置直後の試運転時は温水ではなく常温の水を通水することで浴室サウナ装置を迂回する経路へと加湿水を通水し、汚濁が低減した段階で通常の温水を通水することで自動的に加湿水を浴室サウナ装置本体に通水することが可能となり、使用者が特別な操作を行う手間を省きながら浴室サウナ装置の汚濁による性能劣化を防止することが可能となる。
また、本発明の請求項に記載の発明は、浴室サウナ装置から排出される排水経路をユニットバス下部に設けられた浴槽及び洗い場の排水を一時貯留するためのドレンパンへと接続することで浴槽内及び洗い場から排出される排水と同時に排水できるようにしたものであり、これにより浴室サウナ装置の運転を停止した際に、浴室サウナ装置内に残った加湿水を装置外部に排水することが可能となり、浴室サウナ装置内部に菌などが発生するのを防止することが可能となり、浴室サウナ装置を衛生的に保つことが可能となる。
また、本発明の請求項に記載の発明は、浴室サウナ装置から排出される排水の排水経路をユニットバス外部からユニットバス下部に設けられた浴槽及び洗い場の排水を一時貯留するためのドレンパンに隣接する壁面近傍まで配設し、ユニットバス壁面を貫通する貫通孔をユニットバス壁面に設け、前記貫通孔にフランジ面を有する管接続部材を挿入し、前記管接続部材のフランジ面と壁面の間にシール材を圧着固定する事により、浴室サウナ装置から排出される排水を前記ドレンパンに排水するようにしたものであり、これにより、浴室サウナ装置の運転を停止した際に、浴室サウナ装置内に残った加湿水を装置外部に排水することが可能となり、浴室サウナ装置内部に菌などが発生するのを防止することが可能となり、浴室サウナ装置を衛生的に保つことが可能となり、壁面貫通部における浴室内の水蒸気が浴室外に漏れるのを防止することが可能となる。
また、本発明の請求項に記載の発明は、浴室サウナ装置から排出される排水を浴室内壁面に沿って排水するようにしたものであり、これにより、排水用の配管を比較的短くしながら使用者に不快感を与えることなく浴室サウナ装置内部の残水を排水することが可能となり、浴室サウナ装置内部を衛生的に保つことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
参考の形態1)
図1に示すように、浴室101の天上部102に設置された浴室サウナ装置103内部には、浴室101内の空気を浴室サウナ装置103内部に取りこむための吸込み口104、浴室サウナ装置内部で昇温した空気を装置外に吹出す為の吹出し口105、空気を循環させるための循環ファン106、空気を昇温するための熱交換器107、熱交換器に温水を供給するための温水循環経路108、温水循環経路108を循環する温水の循環を閉止するための循環水閉止弁109、加湿用の水を浴室内に噴霧するためのノズル110、ノズルに加湿用の温水を供給するための加湿温水供給経路111、加湿温水供給経路111に供給する温水の供給を停止するための加湿水閉止弁112が設けられている。
浴室サウナ装置103に設けられた温水循環経路108は外部配管113を介してボイラーなどの熱源114の暖房用温水循環回路115(図示せず)に接続され、熱源114から供給された温水を浴室サウナ装置103内部に循環させる。温水循環経路108上に設けられた熱交換器108上で、循環ファン106により装置内に取り込まれた浴室内空気と熱交換を行うことで浴室内空気を昇温する。熱交換器107で熱交換を行う事により低温となった温水は温水循環経路108及び外部配管113を介して熱源114に戻り、再び昇温されて浴室サウナ装置103に供給される。一方、循環ファン106により吸込み口104から浴室サウナ装置103内部に取りこまれた浴室内空気は熱交換器107で昇温された後、吹出し口105を通って浴室内に戻される事で浴室内の空気を昇温する。
これに対して、浴室サウナ装置103に設けられた加湿用温水供給経路111は外部給湯配管116により、熱源114の給湯回路117(図示せず)に接続され、熱源114から供給された加湿用温水は外部給湯配管116を介して浴室サウナ装置103内の加湿温水供給経路111に供給され、加湿温水供給経路111に接続されたノズル110から浴室内へ細かい霧状に噴出されることで浴室内の空気を加湿する。
浴室サウナ装置103の加湿水供給経路111の入り口部には三方弁1が備えられており、三方弁1の入り口側は熱源114から供給される外部温水配管116に接続されており、三方弁1の出口側の一方は浴室サウナ装置103内部の加湿温水供給経路111に接続されており、他方は浴室サウナ装置103内部に設けられた迂回経路2に接続されている。迂回経路2は浴室サウナ装置103外部に排水を行うための排水経路3に接続されている。排水経路3は浴室サウナ装置103外部に設けられた外部排水配管4に接続され、外部排水配管は浴室外を浴室下部に設けられた浴室内の浴槽及び洗い場の排水を一時貯留するためのドレンパン5近傍の壁面付近まで配設され、ドレンパン5近傍の壁面を貫通することによりドレンパン5に浴室サウナ装置103から排出された水を排水する。浴室壁面の貫通部には図2に示すようにフランジ面を持つ管接続部材6をフランジ面でシール材7を浴室壁面に圧着するように取り付けることで浴室内の水蒸気を浴室外部に漏らさないような構造としている。
浴室サウナ装置103を浴室1に設置した直後は外部配管113内部には配管設置時のゴミなどが付着しており、初回の通水時にこれらのゴミが押し流され、浴室サウナ装置103に流入する可能性がある。このため、初回通水時には三方弁1の通水方向を三方弁3入り口から迂回経路2側に通水する方向にしておき、初回通水時に押し流されてくる配管内のゴミ等を迂回経路2方向へ通水させ排水経路3へと送る。一定量以上の通水を行うことによって配管内の洗浄を行い、浴室サウナ装置103に送られる加湿水の汚濁が低減した状態となった場合には三方弁1の通水方向を入り口から浴室サウナ装置103内部の加湿温水供給経路111側に通水する方向に切り替え、加湿温水供給経路111の下流に設けられたノズル110から温水を浴室内に噴霧することで浴室内を加湿する。
浴室サウナ装置103の運転を停止した際には三方弁1の通水方向を加湿温水供給経路111と迂回経路2を連通させるように接続させ、加湿温水供給経路111内に残った温水が迂回経路2を通って排水経路3に流通するようにし、加湿温水供給経路111内に残った水をすべて排水するようにする。
上記のような構成をとることにより、熱源から供給される加湿用温水の汚濁が激しい場合に、三方弁を切り替えることにより、浴室サウナ装置内部にゴミ等の汚濁物が侵入しないようにすることが可能となり、汚濁物が浴室サウナ装置内の加湿温水供給経路やノズルの温水噴出し部に付着することによるつまりに伴う加湿温水の供給不足を回避することが可能となり、浴室サウナ装置の性能低下を防止することが可能となる。
また、浴室サウナ装置の運転を停止した際に、三方弁を切り替えることで浴室サウナ装置内の加湿水供給経路内に残された残水を排水経路を介して浴室下部のドレンパンに排水することが可能となり、残水が浴室サウナ装置内部に残ることによって菌などが発生する状況を事前に回避することが可能となり浴室サウナ装置内部を衛生的に保つことが可能となる。
また、浴室サウナ装置から排水するための排水経路を浴室下部に設けられたドレンパンに接続することによって、比較的簡便な配管設置により浴室サウナ装置からの排水を行うことが可能となる。
また、排水経路を浴室外に配設し、浴室壁面を貫通させて浴室下部に設けられたドレンパンに排水を行う場合においてもフランジ面を持つ管接続部材をフランジ面でシール材を浴室壁面に圧着するように取り付けることで浴室内の水蒸気を浴室外部に漏らさないようにすることが可能となる。
なお、本発明におけるサウナ空間とは、通常空間よりも高温、高湿で、使用者の発汗が促進される空間であり、望ましくは人体の体温よりも温度が高く、通常空間よりも絶対湿度の高い空間であり、一例としては40℃、相対湿度80%程度の空間である。ただし、人体からの発汗が促進される空間であれば良く、温度、湿度とも使用者の好みに合わせて変化させられることが望ましい。
(実施の形態
図3に示すように三方弁1内部は弁本体8内部に三方向の流路8a、8b、8cが構成されており、それぞれの流路が連通している。弁本体8内部には弁体9が挿入されており、弁体9は形状記憶合金製で温度が変化することにより変形することが可能に構成されており、流路8a、8b、8cのうちいずれか二つの流路を連通させ、残るひとつの流路を閉塞するように構成される。
三方弁1は初期状態においては流路8aと流路8bを連通し、流路8cを閉塞する状態となっている。この状態で流路8aを熱源114から供給される加湿温水の流通する外部配管113に、流路8bを迂回経路2に、流路8cを浴室サウナ装置内部の加湿温水供給経路111に接続する。
浴室サウナ装置103を設置し、初めて運転を行う際には形状記憶合金製の弁体9は三方弁1の流通方向を加湿温水を直接迂回経路を介して排水させる方向に流通させる状態となっており、浴室サウナ装置に常温の水を通水させることで浴室サウナ装置設置直後の配管内に残されたゴミ等を迂回経路を介して排水とともに排出することができる。一定量以上の通水を行い、配管内に残されたゴミ等を排出した後、外部熱源により浴室サウナ装置103に一定温度(たとえば60℃)の温水を供給することで三方弁1内部の形状記憶合金製の弁体9が変形し流路8aと流路8cを連通させ流路8bを閉塞させるように変形する。これにより、浴室サウナ装置103の初回運転時において、汚濁した加湿水が浴室サウナ装置103内部に流入することに伴う浴室サウナ装置の性能劣化を防止することが可能となるとともに、加湿水の汚濁が低減し、通常運転を行う場合には温水を供給するだけで使用者が特別な操作を行うことなく自動的に浴室サウナ装置103の加湿温水供給経路111に温水を供給し浴室内の加湿を行うことが可能となる。
参考の形態2)
図4に示すように三方弁1内部は弁本体8内部に三方向の流路8a、8b、8cが構成されており、それぞれの流路が連通している。弁本体8内部には弁体9が挿入されており、ばね10により一方向の流路を閉塞する方向に押し付けられることで流路8a、8b、8cのうちいずれか二つの流路を連通させ、残るひとつの流路を閉塞するように構成される。
三方弁1は初期状態においては、ばね10を圧縮した状態で弁体9を弁本体8に水溶性の固定材11で固定されており、流路8aと流路8bを連通し、流路8cを閉塞する状態となっている。この状態で流路8aを熱源114から供給される加湿温水の流通する外部配管113に、流路8bを迂回経路2に、流路8cを浴室サウナ装置内部の加湿温水供給経路111に接続する。
浴室サウナ装置103を設置し、初めて運転を行う際には三方弁1の流通方向は加湿温水を直接迂回経路を介して排水させる方向に流通させる状態となっており、浴室サウナ装置設置直後の配管内に残されたゴミ等は迂回経路を介して排水とともに排出される。一定量以上の通水が行われた場合、弁体9を固定していた固定材11が加湿水により溶解し、弁体9の固定が解除される、固定が解除された弁体はばね10により流路8bを閉塞する方向に移動し、流路8aと流路8cを連通させるようになる。これにより、一定量以上の通水を行うことにより加湿温水が自動的に加湿温水供給経路111に供給されるようになり、浴室内の加湿を行うことが可能になる。この際、水溶性の材料で構成される固定材11が加湿水に溶解し、弁体9の固定が解除されるまでに必要となる通水量を浴室サウナ装置103設置時に配管内に残されたゴミ等が排出されるのに十分な量に設定することにより、浴室サウナ装置103の初回起動時において、汚濁した加湿水が浴室サウナ装置103内部に流入することに伴う浴室サウナ装置の性能劣化を防止することが可能となるとともに、加湿水の汚濁が低減した場合には、使用者が特別な操作を行うことなく自動的に浴室サウナ装置103の加湿温水供給経路111に温水を供給し浴室内の加湿を行うことが可能となる。
参考の形態
図5に示すように、浴室101の天上部102に設置された浴室サウナ装置103内部には、浴室101内の空気を浴室サウナ装置103内部に取りこむための吸込み口104、浴室サウナ装置内部で昇温した空気を装置外に吹出す為の吹出し口105、空気を循環させるための循環ファン106、空気を昇温するための熱交換器107、熱交換器に温水を供給するための温水循環経路108、温水循環経路108を循環する温水の循環を閉止するための循環水閉止弁109、加湿用の水を浴室内に噴霧するためのノズル110、ノズルに加湿用の温水を供給するための加湿温水供給経路111、加湿温水供給経路111に供給する温水の供給を停止するための加湿水閉止弁112が設けられている。
浴室サウナ装置103に設けられた温水循環経路108は外部配管113を介してボイラーなどの熱源114の暖房用温水循環回路115に接続され、熱源114から供給された温水を浴室サウナ装置103内部に循環させる。温水循環経路108上に設けられた熱交換器108上で、循環ファン106により装置内に取り込まれた浴室内空気と熱交換を行うことで浴室内空気を昇温する。熱交換器107で熱交換を行う事により低温となった温水は温水循環経路108及び外部配管113を介して熱源114に戻り、再び昇温されて浴室サウナ装置103に供給される。一方、循環ファン106により吸込み口104から浴室サウナ装置103内部に取りこまれた浴室内空気は熱交換器107で昇温された後、吹出し口105を通って浴室内に戻される事で浴室内の空気を昇温する。
これに対して、浴室サウナ装置103に設けられた加湿用温水供給経路111は外部給湯配管116により、熱源114の給湯回路117に接続され、熱源114から供給された加湿用温水は外部給湯配管116を介して浴室サウナ装置103内の加湿温水供給経路111に供給され、加湿温水供給経路111に接続されたノズル110から浴室内へ細かい霧状に噴出されることで浴室内の空気を加湿する。
浴室サウナ装置103の加湿水供給経路111の入り口部には初回運転用フィルター12及び通常運転用フィルター13がこの順で接続されており、加湿温水供給経路111に流入する加湿温水に含まれるゴミ等を捕集できるようになっている。
浴室サウナ装置103を浴室1に設置した直後は外部配管113内部には配管設置時のゴミなどが付着しており、初回の通水時にこれらのゴミが押し流され、浴室サウナ装置103に流入する可能性がある。初回通水時に浴室サウナ装置103に流入してくるゴミ等はまず初回運転用フィルター12により捕集され、加湿温水の汚濁を低減させた状態にしてから通常運転用フィルター13を通って加湿温水供給経路111に通水され、ノズルから噴霧されることにより浴室内を加湿する。この際、初回運転用フィルター12により加湿用温水の汚濁が低減されているため、通常運転用フィルター13ではほとんどゴミ等の捕集を行うことなく加湿温水を通水する状態となる。ある一定量以上の通水を行い、配管内に残ったゴミ等を初回運転用フィルター12で捕集した場合、初回運転用フィルター12は捕集したゴミの影響で通水量が低下した状態となる。このような状態となった場合は初回運転用フィルター12を取り外し、通常運転用フィルター13のみで運転を行うことで通水量を確保するようにする。
このような構成をとることで、初回運転時に配管内に残ったゴミ等が大量に流入することによるフィルターの目詰まりで通水量が低下し、浴室サウナ装置103の性能が低下した場合でも、初回運転用フィルター12を取り外すだけで性能を回復させることが可能となり、通常運転における浴室サウナ装置の性能低下を防止することが可能となる。
なお、本発明におけるサウナ空間とは、通常空間よりも高温、高湿で、使用者の発汗が促進される空間であり、望ましくは人体の体温よりも温度が高く、通常空間よりも絶対湿度の高い空間であり、一例としては40℃、相対湿度80%程度の空間である。ただし、人体からの発汗が促進される空間であれば良く、温度、湿度とも使用者の好みに合わせて変化させられることが望ましい。
浴室サウナ装置に汚濁水排除手段を設けることで容易に浴室サウナ装置の性能低下を防止することができ、なおかつ、浴室サウナ装置からの排水経路を設けることで他方式による加湿方法をとった場合においても浴室サウナ装置内部を衛生的に保ちながら運転を行うことができ、浴室以外の居室を換気空調する装置と併用することで居室の加湿を行う用途にも適用できる。
本発明の参考の形態1の浴室サウナ装置を示す概略図 同浴室壁面貫通部の詳細図 本発明の実施の形態における三方弁の概略図 本発明の参考の形態の浴室サウナ装置を示す概略図 本発明の参考の形態の浴室サウナ装置の温水系統図 従来の浴室サウナ装置の浴室サウナを示す概略図
符号の説明
1 三方弁
2 迂回経路
3 排水経路
4 外部排水配管
5 ドレンパン
6 管接続部材
7 弁本体
8a 流路1
8b 流路2
8c 流路3
9 弁体
10 ばね
11 固定材
12 初回運転用フィルター
13 通常運転用フィルター
101 浴室
102 天上部
103 浴室サウナ装置
104 吸込み口
105 吹出し口
106 循環ファン
107 熱交換器
108 温水循環経路
109 循環水閉止弁
110 ノズル
111 加湿温水供給経路
112 加湿水閉止弁
113 外部配管
114 熱源
115 暖房用温水循環回路
116 外部給湯配管
117 給湯回路

Claims (4)

  1. 浴室内を加熱及び加湿することにより浴室内をサウナ空間とする浴室サウナ装置において、前記浴室サウナ装置に供給する加湿用の加湿水の通水経路上に前記浴室サウナ装置に汚濁した加湿用水が供給されないようにするため、前記浴室サウナ装置に供給する加湿水の通水経路に前記浴室サウナ装置を迂回し、直接排水経路へと通じる迂回経路が、前記浴室サウナ装置初回運転時には前記浴室サウナ装置に供給される加湿水が前記迂回経路へと導かれることで直接排水され本体内部には通水しない構造とし、初回運転が終了し、通常運転を行う際には前記浴室サウナ装置本体へと加湿水を通水し、迂回経路へは通水しないように流路を切り換えるための通水経路切り換え手段を設け、通水路切り換え手段が三方弁であり、前記三方弁内部の弁切り換え構造が形状記憶合金により形成されており、常温付近の水が通水される場合は通水経路を迂回経路へと接続し、高温の温水が通水される場合は前記形状記憶合金製の弁切り換え構造が変形し、本体内部へ加湿水を通水する経路へと接続するようにしたことを特徴とする浴室サウナ装置。
  2. ユニットバスに取付け、ユニットバスの浴室内の空気を加熱及び加湿する事で浴室内をサウナ空間とする事の出来る浴室サウナ装置において、前記浴室サウナ装置から排出される排水経路をユニットバス下部に設けられた浴槽及び洗い場の排水を一時貯留するためのドレンパンへと接続することで浴槽内及び洗い場から排出される排水と同じ経路で排水できる構造としたことを特徴とする請求項に記載の浴室サウナ装置。
  3. 浴室サウナ装置から排出される排水の排水経路をユニットバス外部からユニットバス下部に設けられた浴槽及び洗い場の排水を一時貯留するためのドレンパンに隣接するユニットバス壁面を貫通する貫通孔をユニットバス壁面に設け、前記貫通孔にフランジ面を有する管接続部材を挿入し、前記管接続部材のフランジ面と壁面の間にシール材を圧着固定する事により、浴室サウナ装置から排出される排水を前記ドレンパンに排水する事を特徴とする請求項に記載の浴室サウナ装置。
  4. 浴室天井部に取付け、前記浴室サウナ装置から排出される排水を浴室内壁面に沿って排水するようにした事を特徴とする請求項1に記載の浴室サウナ装置。
JP2003393616A 2003-11-25 2003-11-25 浴室サウナ装置 Expired - Fee Related JP4466053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003393616A JP4466053B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 浴室サウナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003393616A JP4466053B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 浴室サウナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005152197A JP2005152197A (ja) 2005-06-16
JP4466053B2 true JP4466053B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=34719929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003393616A Expired - Fee Related JP4466053B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 浴室サウナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4466053B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4900564B2 (ja) * 2005-12-06 2012-03-21 株式会社ノーリツ ミスト装置及びミスト機能付き浴室乾燥機
JP2007260007A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd サウナ装置
JP2008237281A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浴室サウナシステム
JP5303849B2 (ja) * 2007-03-29 2013-10-02 パナソニック株式会社 サウナ装置
JP5074945B2 (ja) * 2008-02-08 2012-11-14 大阪瓦斯株式会社 浴用ミスト発生装置におけるフィルター洗浄装置
JP5564076B2 (ja) * 2012-07-03 2014-07-30 大阪瓦斯株式会社 浴用ミスト発生装置におけるフィルター洗浄装置
JP6204068B2 (ja) * 2013-05-23 2017-09-27 株式会社ガスター 加湿器および暖房加湿器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005152197A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6874397B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP4466053B2 (ja) 浴室サウナ装置
WO2019141063A1 (zh) 一种衣物洗干一体机
JP4164037B2 (ja) ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機
JP2000262433A (ja) 手洗い乾燥装置
JP6839406B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP5886228B2 (ja) 風呂システム
JP4606307B2 (ja) シャワー装置及びその運転方法
JP4704963B2 (ja) ミストサウナ装置
JP7135368B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2014018596A (ja) ミストサウナ装置及びそのミストサウナ装置を搭載した浴室暖房乾燥機
JP4442202B2 (ja) サウナ装置
JP2006068129A (ja) ミストサウナ装置
JP2017072330A (ja) 空気調和機用ドレンパン洗浄装置
JP3709763B2 (ja) バキュームブレーカ
JP5092504B2 (ja) サウナ装置
JP4651949B2 (ja) ミスト発生装置、ミストサウナシステム及びその運転方法
JP2001309862A (ja) 洗面手洗いユニット
JP2007296238A (ja) 浴室ミスト装置の排水構造
JP4593527B2 (ja) ミストサウナ機能付き浴室暖房機
JP5303849B2 (ja) サウナ装置
JP4849671B2 (ja) ヒートポンプ式浴室除湿機からの排水処理構造
JP2007260007A (ja) サウナ装置
JP6839405B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2022092433A (ja) 給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061017

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20061114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees