JP4465568B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コマンドを送信する第1の制御装置と、その第1の制御装置から送信されたコマンドを受信する第2の制御装置とを備える遊技機に関し、詳しくは、第1の制御装置から送信されたコマンドを第2の制御装置で正しく受信するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコ機のように高度に電装化された遊技機においては、遊技機全体を制御するメイン制御装置と、各電装機器(例えば、図柄表示器、払出装置等)を制御するサブ制御装置が設けられる。そして、メイン制御装置では遊技の状態に応じてコマンドの作成及び送信を行い、サブ制御装置ではメイン制御装置から送信されたコマンドを受信し、この受信したコマンドに基づいて各電装機器を制御する。
このような遊技機において、メイン制御装置からサブ制御装置へコマンドを伝送する手順は、まず、メイン制御装置が、出力ポートにコマンドをセット(コマンド信号線の状態を変化)された状態でサブ制御装置にコマンド受信処理を起動する起動信号(典型的には、ライト信号)を出力する。サブ制御装置では、メイン制御装置から出力された起動信号を受信すると、サブ制御装置の入力ポートに受信しているコマンドを取込む処理が行われる。これによりメイン制御装置からサブ制御装置にコマンドが伝送されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した遊技機が設置される遊技店には多くの電気設備等が設けられノイズが発生し易い環境にある。このため、第1の制御装置と第2の制御装置を接続する信号ラインにノイズがのる場合がある。上記信号ラインのうち起動信号を伝送する信号ラインにノイズがのった場合、サブ制御装置はメイン制御装置から起動信号が出力されたものと判断してコマンド受信処理を開始することとなる。したがって、起動信号を伝送する信号ラインにのるノイズは、サブ制御装置が誤ってコマンドを受信する原因(遊技機の誤動作の原因)となる。
上述した問題を解決するためには、起動信号を伝送する信号ラインにのるノイズを除去する必要があり、そのための方法として一般的に信号ラインにフィルタ回路を設けることが行われる。しかしながら、このようなフィルタ回路を信号ラインに設けた場合、フィルタ回路に入力する信号の状態が変化(メイン制御装置が起動信号を出力)してから、フィルタ回路から出力される信号の状態が変化(サブ制御装置が起動信号を受信)するまでに時間遅れが生じることとなる。このため、メイン制御装置が起動信号を出力してからサブ制御装置がコマンド受信処理を開始するまでの時間が、このフィルタ回路による時間遅延だけ長くなることとなる。これにより、メイン制御装置の出力ポートにコマンドをセットした状態で維持する時間(コマンド送信に要する時間)も、このフィルタ回路による時間遅れを考慮して長く設定しなければならないこととなる。
【0004】
本発明は上述した実情に鑑みなされたものであり、その目的は、起動信号を伝送する起動信号ラインにのるノイズを除去でき、かつ、各制御装置間のコマンド送信処理に要する時間を短くすることができる遊技機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】
上記課題を解決するため本願の遊技機は、メイン制御装置と、メイン制御装置から送信されたコマンドを受信するサブ制御装置と、サブ制御装置によって制御され、メイン制御装置からサブ制御装置に送信されたコマンドに基づいて動作する電装装置と、メイン制御装置とサブ制御装置を接続する制御信号ラインと、メイン制御装置とサブ制御装置を接続するデータラインと、制御信号ラインに設けられた第1のデジタルフィルタと、データラインに設けられた第2のデジタルフィルタと、を備えている。メイン制御装置は、データラインにコマンドを出力すると共に制御信号ラインに制御信号を出力するコマンド送信処理を実行するようプログラムされている。サブ制御装置は、制御信号ラインを介してメイン制御装置からの制御信号が入力したときに、メイン制御部からデータラインに出力されているコマンドを受信するコマンド受信処理を実行するようプログラムされている。第1のデジタルフィルタは、第1所定期間未満の入力信号を除去する第1ノイズ除去回路と、その第1ノイズ除去回路に第1ノイズ除去回路の処理周期を規定するクロック信号を出力する第1クロック回路により構成されており、第2のデジタルフィルタは、第2所定期間未満の入力信号を除去する第2ノイズ除去回路と、その第2ノイズ除去回路に第2ノイズ除去回路の処理周期を規定するクロック信号を出力する第2クロック回路により構成されている。そして、第1クロック回路と第2クロック回路が共有化され、一つのクロック回路から第1ノイズ除去回路と第2ノイズ除去回路にクロック信号が出力されると共に、前記第1所定期間と前記第2所定期間が同一に設定されている。
上記遊技機では、メイン制御装置とサブ制御装置とを接続する制御信号ラインとデータラインのそれぞれにデジタルフィルタが設けられる。したがって、メイン制御装置から制御信号とコマンドが出力されると、それらの信号はそれぞれ時間的に遅れてサブ制御装置に伝達される。このため、制御信号のみが時間的に遅れるわけではないため、コマンド送信時間を短くすることができる。また、制御信号ラインにデジタルフィルタが設けられているため、ノイズ等によりサブ制御装置が誤ってコマンド受信処理を開始することが防止される。
【0006】
上記遊技機の作用を具体的に説明するため、例えば、所定周期毎に3バイト(AA、BB、CC)のコマンドを第1の制御装置(メイン制御装置(送信側))から第2の制御装置(サブ制御装置(受信側))に送信する場合を考える。起動信号ライン(制御信号ライン)にのみフィルタ回路を設けた構成では、図1(a)に示すように起動信号ラインの信号のみが時間遅れを生じて第2の制御装置に伝達されることとなる。したがって、コマンド送信時間を長く設定しておかないと、図1(a)に示すように第2の制御装置が1バイト目の受信処理を開始するときには、既にコマンド信号ラインの状態がAAからBBに変化していることとなる。このため、第2の制御装置では1バイト目のコマンドAAを取りこぼすこととなる。
これに対して、起動信号ライン(制御信号ライン)及びコマンド信号ライン(データライン)のそれぞれにフィルタ回路を設けると、図1(b)に示すように、起動信号だけでなくコマンド信号も時間遅れを生じることとなる。したがって、起動信号及びコマンド信号が略同程度の時間だけ遅れて第2の制御装置に伝達されるようにすれば同じコマンド送信時間であっても、図1(b)に示すように、第2の制御装置は第1の制御装置から送信されたコマンドAA、BB、CCを取りこぼすことなく受信することができる。
なお、上述した説明から明らかなように、起動信号ラインとコマンド信号ラインに設ける各フィルタ回路は、略同程度の時間遅れが生じるようなものとすることが好ましく、時間遅れが同程度となるのであれば必ずしも両者を同一構成とする必要は無く、異なる構成のフィルタ回路としても良いことはいうまでも無い。
【0007】
また、上記の遊技機においては、メイン制御装置が送信状態にあるか否かを示す信号を伝送する送信状態信号ラインがさらに設けられ、その送信状態信号ラインにもフィルタ回路が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、メイン制御装置からサブ制御装置に向かって、メイン制御装置が送信状態であるか否かを示す送信状態信号が送信されるため、サブ制御装置ではメイン制御装置が送信状態であるか否かが判断でき、より確実にコマンドをサブ制御装置に送信することができる。この際、送信状態信号についてもフィルタ回路により遅延させられ、他の制御信号と同期が図られるため、送信状態信号を送信する構成としてもコマンド送信時間が長くなることが防止される。
【0008】
上記の遊技機では、デジタルフィルタを使用しているため、制御信号ラインとデータラインの同期をより正確にとることができるため、コマンド送信時間をより短くすることができる。このようなデジタルフィルタとしては、例えば、所定期間未満の入力信号を除去するノイズ除去回路(例えば、シフトレジスタ等により構成)と、そのノイズ除去回路の判断周期を規定するクロック回路とを中心に構成することができる。
このような構成においては、クロック回路の周期を短くすることで、制御信号ラインデータラインの状態変化のズレを小さくし精度を上げることができる。すなわち、上述した構成を有するフィルタ回路においては、入力信号の状態が変化してから所定数のクロックをカウントする際に、各フィルタ回路におけるクロック信号がずれることで各フィルタ回路におけるカウント開始時期がずれ、これにより1周期分(1クロック分)だけ信号出力タイミングがずれる場合がある。したがって、ノイズ除去回路の判断周期を規定するクロック回路の周期を短くすることで、このようなタイミングのズレを小さくし精度を上げることができる。
また、上述したようにフィルタ回路を構成した場合においてさらに好ましくは、各信号ラインに設けられるフィルタ回路のクロック回路を共有化、すなわち、一つのクロック回路から複数のノイズ除去回路にクロック信号を供給するような構成とすることが好ましい。このような構成によれば各信号ラインに設けられたフィルタ回路のクロック信号が共通化されるため、上述した「フィルタ回路毎のカウント開始時期のずれ」という問題をなくすことができる。
さらには、前記クロック回路として熱に強い水晶振動子やVCO等を用いれば、高度に電装化された遊技機において特に有効である。高度に電装化された遊技機では遊技機に装備された各種電装装置から熱が発生し、クロック回路も加熱されるためである。
【0009】
なお、上述したような構成を有するデジタルフィルタ回路を適用した場合には、制御装置間のコマンド送信の高速化にも有効に機能する。以下、この点について図2を参照して説明する。ここで、図2はフィルタ回路に入力する起動信号(送信側)、フィルタ回路から出力される起動信号、及び起動信号の受信状態(受信側)の時間的変化を示すタイミングチャートであり、(a)〜(c)がアナログフィルタ回路(コンデンサ等により構成されるフィルタ回路)を使用したときのタイミングチャートであり、(d)がデジタルフィルタ回路を使用したときのタイミングチャートである。
アナログフィルタ回路を使用する場合において、図2(a)、(b)に示すように、フィルタ回路に入力する信号(第1の制御装置(メイン制御装置)から送信される信号)がある程度の時間Lowの状態で維持されるときには、フィルタ回路から出力される起動信号がなまっても(遅延が生じても)、その遅延した起動信号を第2の制御装置(サブ制御装置)で受信することが可能である。これに対して、図2(c)に示すように、フィルタ回路への入力信号が短時間しかLowの状態で維持されないときには、フィルタ回路からの出力信号は所定の閾値(第2の制御装置(サブ制御装置)によって起動信号を伝送する信号ラインの状態変化が認識できる値)より電圧が低下する前に電圧が上昇する。したがって、図2(c)に示す場合は、第2の制御装置(サブ制御装置)がフィルタ回路から出力された信号を受信することができないこととなる。
一方、デジタルフィルタ回路を使用する場合においては、図2(c)と同様にフィルタ回路への入力信号が短時間しかLowの状態で維持されないときであっても、フィルタ回路による信号のなまりは生じ得ず、また、フィルタ回路から出力される信号(受信側の信号)の遅延はクロック信号の周期とカウント数にのみ依存する。したがって、図2(d)に示すように、クロック信号の周期とカウント数を適当な値に設定することで、第2の制御装置(サブ制御装置)は起動信号を受信することができることとなる。
以上の説明から明らかなように、デジタルフィルタ回路を使用することで、フィルタ回路による信号のなまりという現象が生じず、短時間の間に変化する信号状態の変化が伝達可能となる。これにより、デジタルフィルタ回路を使用することでデータ送信の高速化が可能となる。
【0010】
また、上記の遊技機においては、サブ制御装置と、デジタルフィルタとが一つの基板上に実装されていることが好ましい。
このような構成によれば、フィルタ回路とサブ制御装置との間の信号ラインにノイズがのる可能性を低くすることができるとともに、フィルタ回路とサブ制御装置が一つの基板上に実装されることでメイン制御装置サブ制御装置との間の配線作業や、これらの装置の遊技機本体への取付作業等を容易化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を遊技機の一種であるパチンコ機に具現化した一実施の形態について、図3乃至図11を用いて説明する。ここで、図3はメイン制御基板と図柄制御基板間のコマンド伝送を行う伝送系の概略構成を示すブロック図であり、図4はフィルタ回路の一部を構成するクロック回路の回路図を示し、図5は同じくフィルタ回路の一部を構成するノイズ除去回路の回路図を示し、図6、図7は図5に示すノイズ除去回路の作用を説明するための図であり、図8及び図9はメイン制御基板におけるコマンド送信処理を示すフローチャートであり、図10は図柄制御基板におけるコマンド受信処理を示すフローチャートであり、図11はメイン制御基板と図柄制御基板間で送受信される各信号・コマンドデータのタイミングチャートである。
【0012】
まず、本実施の形態に係るパチンコ機に装備される制御装置間のコマンド伝送系の概略構成について説明する。
ここで、本実施の形態に係るパチンコ機では、パチンコ機全体を制御するメイン制御基板と、このメイン制御基板と電気的に接続された各サブ制御基板〔図柄表示器(図示省略)に図柄変動処理を行う図柄制御基板、賞球払出装置から賞球の払出制御を行う賞球制御基板、スピーカから効果音やBGMを発生させるための処理を行う音制御基板、遊技盤の内外に装着されたランプの点灯駆動処理を行うランプ制御基板等〕を備える。このメイン制御基板と各サブ制御基板間のコマンド伝送系の構成・作用は、サブ制御基板が異なっても同一であるため、以下の説明はメイン制御基板20と図柄制御基板30間におけるコマンド伝送系についてのみ説明する。
【0013】
図3に示すように、メイン制御基板20には、ROM、RAMを内蔵する1チップ化されたCPU21(請求項にいう、第1の制御装置に相当する。)が実装される。このCPU21は、内蔵したROMに格納されている遊技制御プログラムを実行してパチンコ機全体を統括的に制御する。上記遊技制御プログラムには、図柄制御基板30等の各制御基板に送信する各種コマンドの作成や各制御基板へコマンドを送信するための制御プログラムが含まれる。
上記CPU21には出力ポート23が接続されており、この出力ポート23は、出力バッファ24を介して信号ライン40によって図柄制御基板30に接続されている。なお、上記信号ライン40は、両制御基板20、30間のコマンド送信を制御する制御信号(ライト信号、セレクト信号)を伝送する制御線と、コマンドデータを伝送するコマンド信号線とで構成されている。ここで、ライト信号は図柄制御基板30(CPU31)にコマンド受信処理を起動させるための信号(請求項でいう起動信号に相当する)であり、セレクト信号はメイン制御基板20(CPU21)がコマンド送信状態にあるか否かを示す信号(請求項でいう送信状態信号に相当)である。
【0014】
上述した信号ライン40の他端には、図柄制御基板30に設けられた入力バッファ33が接続される。この入力バッファ33は、デジタルフィルタ34に接続され、このデジタルフィルタ34が入力ポート35を介してCPU31(請求項にいう第2の制御装置に相当する。)に接続される。
上記CPU31は、メイン制御基板20のCPU21と同様に、ROM、RAMを内蔵した1チップ化された電子素子であり、内蔵したROMに格納されている表示制御プログラムを実行することで図柄表示器(典型的には、液晶表示器)に図柄を変動表示する。具体的には、CPU31は、メイン制御基板20(CPU21)から送信されたコマンドを入力ポート35に受信すると、その受信したコマンドを取込み、取込んだコマンドに基づいて図柄表示器に画像信号を出力する。
【0015】
なお、上述したCPU21、CPU31の各NMI端子には、それぞれデジタルフィルタ22、デジタルフィルタ36を介して停電検出部12(電源基板10に設けられている。)に接続される。この停電検出部12は、停電を検出する停電検出回路であり、遊技機への電源供給が遮断されたときに停電信号を出力する。したがって、停電検出部12から出力された停電信号は、それぞれデジタルフィルタ22、デジタルフィルタ36を介してCPU21、CPU31のNMI端子に入力し、これによりCPU21及びCPU31が停電処理を開始するようになっている。
また、上記CPU21のRESET端子及び出力ポート23にはデジタルフィルタ25を介して、また、CPU31のRESET端子及び入力ポート35にはデジタルフィルタ37を介して、電源基板10に設けられたリセット信号出力部14が接続される。このリセット信号出力部14は、遊技機への電源投入時等にCPU21、出力ポート23、CPU31、入力ポート35を初期化するリセット信号を出力する回路である。
なお、メイン制御基板20に設けられるデジタルフィルタ22、25及び図柄制御基板30に設けられるデジタルフィルタ36、37は、前述したCPU21とCPU31間に介装されたデジタルフィルタ34と同一の回路である。
【0016】
次に、上述のように構成される図柄制御基板30に設けられるデジタルフィルタ34について詳細に説明する。
このデジタルフィルタ34は、信号ライン40を構成する各信号線(ライト信号線、セレクト信号線、コマンド信号線)毎に設けられるノイズ除去回路160(図5参照)と、この各ノイズ除去回路の処理周期を規定する一のクロック回路150(図4参照)から構成される。
クロック回路150は、図4に示すように、高周波発振器151と、この高周波発振器151から出力された信号をさらに分周する2つのカウンタ回路155、157を中心に構成される。
すなわち、高周波発振器151(セイコーエプソン社製SG−531)は、水晶発振子とCMOSICとを一つの電子素子に集積化したもので、12MHzの信号を出力する。高周波発振器151から出力された信号は、4ビットバイナリカウンタ155のCK端子に入力する。
この4ビットバイナリカウンタ155(東芝社製74HC161)は、高周波発振器151から出力された信号(12MHz)を4MHzに分周する。すなわち、4ビットバイナリカウンタ155のCO端子から出力される信号は4MHzに分周されており、この信号はインバータ156を介して12段リプルカウンタ157のCK端子に入力する。
12段リプルカウンタ157(東芝社製74HC4040)は、4ビットバイナリカウンタ155から出力された信号(4MHz)を500kHzの信号に分周する。すなわち、12段リプルカウンタ157の3段目の出力端子Q3から出力される信号は500kHzに分周されており、この信号はデップスイッチ158を介してノイズ除去回路160に出力される。
なお、クロック回路150には、さらにリセットIC152(三菱社製M51951)が備えられる。このリセットIC152は、図柄制御基板30に供給される電源電圧が低下し、所定レベル以下となるとリセット信号を出力する。このリセット信号は、上述した4ビットバイナリカウンタ155、12段リプルカウンタ157等で受信され、これらの素子の機能を止める働きをする。
【0017】
次に、上述したクロック回路150の12段リプルカウンタ157から出力された信号(500kHz)が入力するノイズ除去回路160の構成について図5を参照して説明する。
図5に示すように、ノイズ除去回路160は8ビットのシフトレジスタ162を中心に構成される。このシフトレジスタ162(東芝社製74HC164)は、そのA端子に信号ライン40を構成するライト信号線、セレクト信号線、コマンド信号線のうちいずれか一の信号線が接続され、そのB端子には+5Vの電源線が接続され、そのCK端子には上記クロック回路150(12段リプルカウンタ157)から出力された信号(500kHz)が入力するようになっている。また、シフトレジスタ162の1番目の出力端子Qaはインバータ163を介して論理回路165の1番目の端子に接続され、また、2番目の出力端子Qbは論理回路165の2番目の端子に接続され、さらに、5番目の出力端子Qeはインバータ164を介して論理回路165の3番目の端子に接続されている。さらに、シフトレジスタ162の6番目の出力端子Qfはインバータ167を介して図柄制御基板30の入力ポート35に接続されている。
また、上記論理回路165の出力端子はインバータ166を介して論理回路161の3番目の端子に接続される。この論理回路161の1番目の端子は+5Vの電源線に接続されており、2番目の端子には前述のクロック回路150のリセットIC152から出力されるリセット信号が入力するようになっている。
【0018】
上述したように構成されるため、シフトレジスタ162のA端子に入力される信号の状態が所定の状態(ON状態)となり、その状態が所定期間維持された場合に、シフトレジスタの6番目の端子Qfから信号が出力される。逆に、シフトレジスタ162のA端子に入力される信号がON状態となり、その状態が所定期間維持されない場合には、論理回路161から信号が出力されてシフトレジスタ162がリセットされるため六番目の出力端子Qfからは信号が出力されない。上述したようなノイズ除去回路160の作用を、シフトレジスタ162のA端子に正規の信号が入力する場合(図6の場合)と、シフトレジスタ162のA端子にノイズが入力する場合(図7に示す場合)を例として具体的に説明する。図6、図7には、上から順にクロック信号、シフトレジスタ162のA端子に入力する信号、同じくシフトレジスタ162のQa端子から出力され論理回路165に入力する信号、同じくシフトレジスタ162のQb端子から出力され論理回路165に入力する信号、同じくシフトレジスタ162のQe端子から出力され論理回路165に入力する信号、論理回路165から出力される信号、+5V電源線、リセットICから出力され論理回路161に入力する信号、論理回路161から出力されシフトレジスタ162のCLR端子に入力する信号、シフトレジスタ162のQf端子から出力され入力ポート35に入力する信号を示している。
【0019】
まず、シフトレジスタ162のA端子にクロック信号2周期分の長さの信号(ノイズ)が入力した場合の動作を説明する(図7の場合)。A端子に信号が入力すると、次のクロック信号の立ち上がりと同時にA端子に入力した信号と同一波形の信号がQa端子から出力され、さらに1周期遅れてQb端子からも同一波形の信号が出力される。Qb端子から信号が出力された次の周期では、論理回路165に入力する信号は、それぞれ0→1(highレベル)、1→1(highレベル)、0→0(lowレベル)となるので、論理回路165から出力される信号の状態は0→1に変化する。したがって、論理回路161に入力する信号は、1→1(highレベル)、1→1(highレベル)、1→0(lowレベル)となる。このため、論理回路161から出力される信号の状態が1(highレベル)→0(lowレベル)に変化し、シフトレジスタ162がクリアされる。このため、シフトレジスタ162のQf端子の状態は変化せず、A端子に入力された信号が入力ポート35で受信されることはない。
次に、シフトレジスタ162のA端子に正規の信号〔クロック信号6周期以上の長さの信号(ライト信号、セレクト信号、コマンド信号)〕が入力した場合の動作を説明する(図6の場合)。A端子に信号が入力すると次のクロック信号の立ち上がりと同時にA端子に入力した信号と同一波形の信号がQa端子から出力され、1周期遅れてQb端子から同一波形の信号が出力され、さらに3周期遅れてQe端子から同一波形の信号が出力される。正規の信号は所定の長さの信号であるため、Qf端子から信号が出力されるまでQa端子、Qb端子、Qe端子から出力される信号のレベルは変化せず、このため、論理回路165から出力される信号の状態も変化しないこととなる。したがって、論理回路161から出力される信号のレベルも変化しないためシフトレジスタ162がリセットされることは無く、シフトレジスタ162のQf端子から信号が出力される。この出力された信号は入力ポート35で受信される。
【0020】
上述した説明から明らかなように、シフトレジスタ162に所定周期未満の信号(ノイズ)が入力した場合には、シフトレジスタ162から信号が出力されず、シフトレジスタ162に所定周期以上の信号が入力した場合にのみシフトレジスタ162から信号が出力される。したがって、瞬間的な信号(ノイズ等)は、デジタルフィルタ34により除去される。つまり、デジタルフィルタ34への入力信号の状態が変化してから所定数のクロック信号をカウントする前にもとの状態に戻る場合には、デジタルフィルタ34から信号は出力されず、所定数のクロック信号をカウントした後もその状態が維持される場合には、デジタルフィルタ34から信号が出力される。
なお、本実施の形態では、メイン制御基板20に出力バッファ24を、図柄制御基板30に入力バッファ33を設けることで、これらの各制御基板20、30間を信号ライン40で接続するために生じる伝送ロス(インピーダンス増加による伝送ロス)を防ぎ、メイン制御基板20から出力された信号が図柄制御基板30に確実に伝達される。したがって、本実施の形態では、これらの入出力バッファ24、33及びデジタルフィルタ34を制御装置20、30の間に介装することで、ノイズを除去しながら制御装置20、30の間で確実に信号を送受信することができる。
さらに、本実施の形態では、デジタルフィルタ34及び入力バッファ33が集積化されて1チップ化された電子素子とされている。このため、これらの回路を別々に構成する場合に比較してこれらの素子を小型化でき、基板への配置の自由度を向上することができる。なお、本実施の形態では、入力バッファ33とデジタルフィルタ34を1チップ化したが、このような形態以外にも、二つのCPU21、31間を接続するラインに配置される各回路を適宜選択して集積化しても良い。図3に示す場合であれば、例えば、入力バッファ33、デジタルフィルタ34、及び入力ポート35を集積化して1チップとしても良いし、デジタルフィルタ34と入力ポート35を集積化して1チップとしても良い。
【0021】
次に、上述のように構成されるメイン制御基板20及び図柄制御基板30において、メイン制御基板20のCPU21から図柄制御基板30のCPU31に2バイトのコマンドデータを送信する場合の各CPU21、31の処理について、図8乃至図11を用いて説明する。
まず、CPU21で行われるコマンド送信処理について、図8及び図9に基づいて説明する。まず、CPU21は、セレクト信号をON状態(Lowレベル)とする(S12)。次に、ループカウンタLCの値を2とする(S14)。ループカウンタLCの値を2に設定するのは、CPU21からCPU31へのコマンド伝送が2バイトのコマンドデータを1単位として行われるため、伝送されるコマンドデータが1バイト目なのか2バイト目なのかを確認できるようにするためである。
【0022】
次に、コマンドデータ出力処理を行う(S16)。このコマンドデータ出力処理を、図9に基づいて説明する。コマンドデータ出力処理では、まず、CPU21は、出力ポート23に送信すべきデータ(1バイト)をセットする(S42)。次に、ライト信号をON(Lowレベル)とし(S44)、所定時間[CPU31でコマンドデータを受信可能な時間(例えば、10μs)]Lowレベルで維持し(S46)、再びライト信号をOFF(Highレベル)とする(S48)。上記動作によりステップS42で出力ポート23にセットされたコマンドデータがCPU31に受信される。
【0023】
図9で説明したコマンドデータ出力処理が終わると、図8に戻って、CPU21は読み出しポインタを更新する(S18)。この読み出しポインタは、作成されたコマンドデータがどこまで送信処理が完了したかを確認するために設けられたカウント値である。したがって、この読み出しポインタの値により、どのコマンドデータまで送信されたかということが確認される。
次に、ループカウンタLCの値から1を引き(S20)、ループカウンタLCの値が0となるかどうかを判断する(S22)。ループカウンタLCの値が0でない場合(1バイト目しか送信していない場合)には、再度ステップS16〜ステップS20を繰り返すことにより2バイト目のコマンドデータをCPU31に出力する。
ループカウンタLCの値が0である場合(2バイト目のデータ送信が終了している場合)は、セレクト信号をOFF(Highレベル)とし(S24)、コマンドデータ送信処理を終了する。
【0024】
次に、CPU31におけるコマンドデータ受信処理について図10のフローチャートに基づいて説明する。まず、CPU31は、ライト信号がON(Lowレベル)にされたかどうかを判断する(S32)。ライト信号がONされた場合(ライト信号の割り込み処理が入った場合)は、CPU31は、まず、セレクト信号がON(Lowレベル)にされているかどうかを判断する(S34)。すなわち、セレクト信号の状態(HighレベルかLowレベルか)で、CPU21が送信状態にあるか否かを判断する。
そして、セレクト信号がONされていない場合[S34でNOの場合]には、CPU21がデータ送信状態ではないと判断し、そのままコマンドデータ受信処理を終了する。
セレクト信号がONされている場合[S34でYESの場合]には、CPU21がデータ送信状態であると判断し、CPU31の入力ポート35に受信したコマンドデータを有効なコマンドデータとして、CPU31の記憶領域に格納する(S36)。そして、書込カウンタの値を更新し(S38)、CPU31におけるコマンドデータ受信処理を終了する。
ここで、書込カウンタは、コマンドデータをCPU31の記憶領域に書き込む時に受信した順に各コマンドデータに割振られるポインタ値で、この書込カウンタの値をもとにCPU31は格納したコマンドデータの解析を行う。
【0025】
次に、上述したCPU21とCPU31で送受信される各信号・コマンドデータの入出力タイミングを図11のタイミングチャートにより説明する。図11は、上3つが順にCPU21の出力ポート23から出力されるライト信号、セレクト信号、コマンドデータであり、下の3つが順にCPU31の入力ポート35に入力するライト信号、セレクト信号、コマンドデータを示している。
図11に示すように、CPU21は、まず、セレクト信号をON(Lowレベル)する。しかる後、出力ポート23に送信するコマンドデータAAをセットし、ついで、ライト信号を所定時間ON(Lowレベル)する。これにより1バイト目のコマンドデータAAが図柄制御基板30に送信される。そして、ライト信号をOFFした後の所定のタイミングで、出力ポート23に2バイト目のコマンドデータBBをセットする。そして、再びライト信号を所定時間ON(Lowレベル)し、最後にセレクト信号をOFFする。
このようにCPU21から出力されたセレクト信号、ライト信号及びコマンドデータAA、BBは、出力バッファ24、入力バッファ33及びデジタルフィルタ34を介して入力ポート35に入力する。入力ポート35に入力する信号は、デジタルフィルタ34を介して伝達されるため、これらの信号は、図11に示すように、CPU21から出力されたタイミングよりそれぞれ所定時間tだけ遅れたタイミングで入力ポート35に入力することとなる。このように入力ポート35に入力する信号は、出力ポート23から出力されたときより所定時間tだけ遅れたものとなるが、全ての信号が所定時間tだけ遅れている。このため、CPU31はコマンドデータAA、BBを取込むために充分な時間を有し、これによりCPU21はコマンドデータAA、BBを出力ポート23に長時間のあいだ設定した状態とする必要が無いこととなる。
なお、上述した遅延時間tは、図4に示すクロック回路150の構成に依存する。すなわち、図4に示すように本実施の形態では、12MHzのクロック信号を500kHz(周期2μs)に分周して使用しているため、源信号のずれは10〜12μsとなる。したがって、信号ライン40にのるノイズがさらに短い時間である場合には、高周波発振器151の周波数を上げれば源信号の遅れともなる遅延時間tを短くすることができる。また、本実施の形態では、12段リプルカウンタ157とノイズ除去回路160の間にデップスイッチ158を介装することで、12段リプルカウンタ157から出力される信号を選択可能としている。したがって、例えば12段リプルカウンタ157のQ2端子から出力されている信号(1MHz)をノイズ除去回路160に出力するようにすれば、源信号のずれは5〜6μsとなる。これにより、遅延時間tを短くすることができる。さらには、ノイズ除去回路160の構成自体を変えることによっても遅延時間tを変更することができる。
【0026】
以上、詳述したように、本実施の形態に係る遊技機においては、メイン制御基板20(CPU21)と図柄制御基板30(CPU31)を接続する信号ライン40の各信号線(ライト信号線、セレクト信号線、コマンド信号線)にフィルタ回路33を設けている。したがって、メイン制御基板20から図柄制御基板30に出力される信号の全てが時間遅れを生じるため、ライト信号線だけにフィルタ回路を設けた場合と比較し、コマンドデータを出力ポート23に設定した状態で維持する時間(コマンド送信処理時間)を短くすることができる。
また、各信号線に設けられたフィルタ回路は、デジタルフィルタで構成され、かつ、クロック回路が共通化されるため、各信号の時間遅れが同一時間となるため、よりコマンド送信処理時間を短くすることができる。さらには、デジタルフィルタによりフィルタ回路を構成することで、このフィルタ回路から出力される信号になまりが生ぜず、信号伝達速度を高速化する場合にも対応することができる。
また、メイン制御基板20と図柄制御基板30間のライト信号線にノイズがのった場合でも、このライト信号線に設けられたフィルタ回路によりノイズが除去されるため、CPU31で誤ってコマンドデータが読み込まれてしまうことを防止できる。
さらに、本実施の形態では、メイン制御基板20から図柄制御基板30にセレクト信号を送信することで、図柄制御基板30はメイン制御基板20がコマンド送信状態にあるか否かを判断することができる。したがって、図柄制御基板30が誤ってコマンドを受信してしまうことをより確実に防止することができる。
【0027】
なお、本実施の形態では、さらに、検出装置から出力される検出信号を、複数の制御装置にそれぞれ伝送する複数の検出信号ラインにも、検出信号ライン毎にデジタルフィルタ回路が設けられる。これにより、検出装置から出力された検出信号は、フィルタ回路によりなまることなく各制御装置で受信され、この検出信号に基づく両制御装置の処理が同期して開始される。このため、各制御装置間の処理にずれが生じることが防止され、ひいては遊技機の誤動作が防止される。また、これらの検出信号ラインに設けられたデジタルフィルタにより、これらの検出信号ラインにのるノイズも除去されるので、各制御装置が誤って処理を開始することも防止される。
具体的に説明すると、本実施の形態においては、メイン制御基板20及び図柄制御基板30の各CPU21、31のNMI端子にそれぞれデジタルフィルタ22、36を介して停電検出部12(外部電源からの電力供給が遮断されたことを検出する検出装置)から出力された停電信号が入力するように構成されている。このため、停電検出部12から出力された停電信号は、フィルタ回路によりなまることなく各CPU21,31のNMI端子で受信され、CPU21,31の停電処理が同期して開始される。したがって、停電回復時に両CPU21,31間の復電処理にずれが生じることが防止され正しく遊技が再開される。
また、さらには、本実施の形態では、メイン制御基板20及び図柄制御基板30の各CPU21、31のRESET端子にそれぞれデジタルフィルタ25、37を介してリセット信号出力部14(CPU21,31の制御電源が所定のレベルか否かを検出する検出装置)から出力されたリセット信号が入力するように構成されている。このため、リセット信号出力部14から出力されたリセット信号はなまることなく各CPU21、31のRESET端子に受信されて、各CPU21、31のリセットが同期して行われる。このため、電源投入時等に各CPU21、31が同期してリセットされないことによる不具合(例えば、コマンド受信側の制御装置(CPU31)が立ちあがる前にコマンド送信側の制御装置(CPU21)が立ちあがり、CPU21から送信されたコマンドがCPU31で受信できないという不具合等)を防止することができる。
【0028】
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られることなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0029】
例えば、上述した実施の形態は、メイン制御基板20と図柄制御基板30との間の信号ラインにデジタルフィルタを設けた例であったが、当然のことながら本発明は、遊技機に備付けられる各制御基板間の信号ラインに適宜適用することができる。これによって、これらの各制御基板間を接続する信号ラインにのるノイズを除去しながら、かつ、各制御基板間のコマンド送信処理時間が長くなることを防止することができる。
【0030】
この場合、デジタルフィルタ34に設けたクロック信号の周期を可変として、遊技機が設置される遊技店の環境にあわせて除去するノイズの大きさを微調整できるような構成としてもよい。すなわち、遊技機が設置される遊技店によってはノイズが多く発生する場合(ノイズ信号自体が時間的に長い場合)もあり、このような場合にはクロック信号の周期を微調整して除去できる信号をより多くすることとしても良い。
【0031】
なお、上述した実施の形態は本発明をパチンコ機に適用した例であったが、本発明はこの他にも、例えば、アレンジホール機(一定数の鋼球を遊技盤上に射出して所定の当たり状態を成立させるもの)、スロットマシン、雀球遊技機、パチスロ機等の各種遊技機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遊技機における第1の制御装置と第2の制御装置で行われるコマンド送受信の一例を具体的に説明するための図
【図2】 アナログフィルタとデジタルフィルタの作用を説明するための図
【図3】 メイン制御基板と図柄制御基板間のコマンド伝送を行う伝送系の概略構成を示すブロック図
【図4】 フィルタ回路の一部を構成するクロック回路の回路図
【図5】 フィルタ回路の一部を構成するノイズ除去回路の回路図
【図6】 図5に示すノイズ除去回路の作用を説明するための図
【図7】 図5に示すノイズ除去回路の作用を説明するための図
【図8】 メイン制御基板におけるコマンド送信処理を示すフローチャート
【図9】 メイン制御基板におけるコマンド出力処理を示すフローチャート
【図10】 図柄制御基板におけるコマンド受信処理を示すフローチャート
【図11】 メイン制御基板と図柄制御基板間で送受信される各信号・コマンドデータのタイミングチャート
【符号の説明】
10・・電源基板
20・・メイン制御基板
21・・CPU
23・・出力ポート
24・・出力バッファ
30・・図柄制御基板
31・・CPU
33・・デジタルフィルタ
34・・入力バッファ
35・・入力ポート
40・・信号ライン

Claims (1)

  1. メイン制御装置と、
    メイン制御装置から送信されたコマンドを受信するサブ制御装置と、
    サブ制御装置によって制御され、メイン制御装置からサブ制御装置に送信されたコマンドに基づいて動作する電装装置と、
    メイン制御装置とサブ制御装置を接続する制御信号ラインと、
    メイン制御装置とサブ制御装置を接続するデータラインと、
    制御信号ラインに設けられた第1のデジタルフィルタと、
    データラインに設けられた第2のデジタルフィルタと、を備えており、
    メイン制御装置は、データラインにコマンドを出力すると共に制御信号ラインに制御信号を出力するコマンド送信処理を実行するようプログラムされており、
    サブ制御装置は、制御信号ラインを介してメイン制御装置からの制御信号が入力したときに、メイン制御部からデータラインに出力されているコマンドを受信するコマンド受信処理を実行するようプログラムされており、
    第1のデジタルフィルタは、第1所定期間未満の入力信号を除去する第1ノイズ除去回路と、その第1ノイズ除去回路に第1ノイズ除去回路の処理周期を規定するクロック信号を出力する第1クロック回路により構成されており
    第2のデジタルフィルタは、第2所定期間未満の入力信号を除去する第2ノイズ除去回路と、その第2ノイズ除去回路に第2ノイズ除去回路の処理周期を規定するクロック信号を出力する第2クロック回路により構成されており
    第1クロック回路と第2クロック回路が共有化され、一つのクロック回路から第1ノイズ除去回路と第2ノイズ除去回路にクロック信号が出力されると共に、前記第1所定期間と前記第2所定期間が同一に設定されていることを特徴とする遊技機。
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