JP2002101076A - シリアル通信システム、シリアル通信装置、シリアル通信方法、および、シリアル通信制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

シリアル通信システム、シリアル通信装置、シリアル通信方法、および、シリアル通信制御プログラムを記録した媒体

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JP2002101076A
JP2002101076A JP2000287050A JP2000287050A JP2002101076A JP 2002101076 A JP2002101076 A JP 2002101076A JP 2000287050 A JP2000287050 A JP 2000287050A JP 2000287050 A JP2000287050 A JP 2000287050A JP 2002101076 A JP2002101076 A JP 2002101076A
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transmission
data
clock
line
serial communication
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Satoru Akiyama
哲 秋山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置間で送受信のタイミングがずれた場合の
通信不良を早期に検知すること。外部からのノイズの影
響を受けにくくすること。 【解決手段】 送信用データを送信用ラインからデータ
信号線を介して外部に送信するに際し、送信中における
送信用ラインの送信信号レベル、開放状態にある受信用
ラインの受信信号レベルを検出し、検出した送信信号レ
ベルと受信信号レベルとを比較し、該レベル値が異なっ
ている場合には通信異常と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアル通信シス
テム、シリアル通信装置、シリアル通信方法、および、
シリアル通信制御プログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半二重シリアル通信装置では、特
開昭61−208331号公報に開示されているよう
に、送信および受信のタイミングをビジィーラインで判
別し、各装置がデータラインにデータを同時に出力しな
いように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、送信および受信のタイミングを判別するため
にビジィーラインが必要である。
【0004】そこで、本発明の目的は、ビジィーライン
を削減し、データラインを使って送信と受信とのタイミ
ングを判別するシリアル通信において、装置間で送受信
のタイミングがずれた場合の通信不良を早期に検知する
ことが可能な、シリアル通信システム、シリアル通信装
置、シリアル通信方法、および、シリアル通信制御プロ
グラムを記録した媒体を提供することにある。
【0005】また、本発明の目的は、ビジィーラインを
削減し、データラインを使って送信と受信とのタイミン
グを判別するシリアル通信において、外部からのノイズ
の影響を受けにくい信頼性の高い、シリアル通信システ
ム、シリアル通信装置、シリアル通信方法、および、シ
リアル通信制御プログラムを記録した媒体を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の装置と
第2の装置の間で、双方向にデータを送受信する単一の
データ信号線を介して、半二重シリアル通信を行うシス
テムであって、前記第1の装置、および、前記第2の装
置は、送信用ラインに接続され、送信用データを送信す
る送信手段と、受信用ラインに接続され、受信用データ
を受信する受信手段と、前記データ信号線と、前記送信
用ラインおよび前記受信用ラインとの間で、送信又は受
信に対応して接続の切替えを行う切替え手段と、前記切
替え手段によって、前記受信用ラインを開放状態とし、
かつ、前記送信用ラインと前記データ信号線とを接続状
態として、前記送信手段によって前記送信用データを前
記送信用ラインから前記データ信号線を介して外部に送
信するに際して、該送信中における前記送信用ラインの
送信信号レベル、および、前記開放状態にある前記受信
用ラインの受信信号レベルを検出する検出手段と、前記
検出した送信信号レベルと受信信号レベルとを比較し、
該レベル値が異なっている場合には通信異常と判断する
判断手段とを具えることによって、シリアル通信システ
ムを構成する。
【0007】本発明は、第1の装置と第2の装置との間
で、双方向にデータを送受信する単一のデータ信号線を
介して半二重シリアル通信を行うシステムであって、前
記第1の装置は、所定のデータ数分のクロックを送出す
るクロック送出手段と、送信時は、前記クロック送出手
段から送出するクロックの周期を第1クロック周期に設
定する手段と、受信時は、前記クロック送出手段から送
出するクロックの周期を第2クロック周期に設定する手
段とを具え、前記第2の装置は、前記クロック送出手段
から送出された前記クロックの周期を計数する計数手段
と、前記計数手段で計数したクロックの周期が、前記第
1クロック周期又は前記第2クロック周期に相当するか
を判別するクロック判別手段と、前記判別手段の判別結
果に基づいて、データ転送中において前記クロックの周
期が変化したかを検出するクロック周期変化検出手段
と、前記検出されたクロックの周期が変化している場合
には通信異常と判定する判定手段とを具えることによっ
て、シリアル通信システムを構成する。
【0008】本発明は、第1の装置と第2の装置との間
で、双方向にデータを送受信する単一のデータ信号線を
介して、半二重シリアル通信を行うシステムであって、
前記第1の装置、および、前記第2の装置は、前記デー
タ信号線に発生したノイズを、各信号通過帯域に対応し
て除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ除去手段の信
号通過帯域を切り替える切替手段と、前記データ信号線
の信号レベルの変化を検出することによって、受信から
送信に切り替える切替タイミングを判定する切替タイミ
ング判定手段と、前記判定した切替タイミングに合わせ
て、前記切替手段によって前記ノイズ除去手段の信号通
過帯域を変更する制御手段とを具えることによって、シ
リアル通信システムを構成する。
【0009】本発明は、双方向にデータを送受信する単
一のデータ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル
通信を行うシリアル通信装置であって、送信用ラインに
接続され、送信用データを送信する送信手段と、受信用
ラインに接続され、受信用データを受信する受信手段
と、前記データ信号線と、前記送信用ラインおよび前記
受信用ラインとの間で、送信又は受信に対応して接続の
切替えを行う切替え手段と、前記切替え手段によって、
前記受信用ラインを開放状態とし、かつ、前記送信用ラ
インと前記データ信号線とを接続状態として、前記送信
手段によって前記送信用データを前記送信用ラインから
前記データ信号線を介して外部に送信するに際して、該
送信中における前記送信用ラインの送信信号レベル、お
よび、前記開放状態にある前記受信用ラインの受信信号
レベルを検出する検出手段と、前記検出した送信信号レ
ベルと受信信号レベルとを比較し、該レベル値が異なっ
ている場合には通信異常と判断する判断手段とを具える
ことによって、シリアル通信装置を構成する。
【0010】本発明は、双方向にデータを送受信する単
一のデータ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル
通信を行うシリアル通信装置であって、所定のデータ数
分のクロックを送出するクロック送出手段と、送信時
は、前記クロック送出手段から送出するクロックの周期
を第1クロック周期に設定する手段と、受信時は、前記
クロック送出手段から送出するクロックの周期を第2ク
ロック周期に設定する手段とを具えることによって、シ
リアル通信装置を構成する。
【0011】ここで、前記他の装置は、前記クロック送
出手段から送出された前記クロックの周期を計数する計
数手段と、前記計数手段で計数したクロックの周期が、
前記第1クロック周期又は前記第2クロック周期に相当
するかを判別するクロック判別手段と、前記判別手段の
判別結果に基づいて、データ転送中において前記クロッ
クの周期が変化したかを検出するクロック周期変化検出
手段と、前記検出されたクロックの周期が変化している
場合には通信異常と判定する判定手段とを具えることに
よって、シリアル通信装置を構成する。
【0012】本発明は、双方向にデータを送受信する単
一のデータ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル
通信を行うシリアル通信装置であって、前記データ信号
線に発生したノイズを、各信号通過帯域に対応して除去
するノイズ除去手段と、前記ノイズ除去手段の信号通過
帯域を切り替える切替手段と、前記データ信号線の信号
レベルの変化を検出することによって、受信から送信に
切り替える切替タイミングを判定する切替タイミング判
定手段と、前記判定した切替タイミングに合わせて、前
記切替手段によって前記ノイズ除去手段の通過帯域を変
更する制御手段とを具えることによって、シリアル通信
装置を構成する。
【0013】本発明は、双方向にデータを送受信する単
一のデータ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル
通信を行うシリアル通信方法であって、送信用データ
を、送信用ラインから前記データ信号線を介して外部に
送信する送信工程と、受信用データを、前記データ信号
線を介して受信用ラインに導いて受信する受信工程と、
前記データ信号線と、前記送信用ラインおよび前記受信
用ラインとの間で、送信又は受信に対応して接続の切替
えを行う切替え工程と、前記接続の切替えによって、前
記受信用ラインを開放状態とし、かつ、前記送信用ライ
ンと前記データ信号線とを接続状態として、前記送信用
データを前記送信用ラインから前記データ信号線を介し
て外部に送信するに際して、該送信中における前記送信
用ラインの送信信号レベル、および、前記開放状態にあ
る前記受信用ラインの受信信号レベルを検出する検出工
程と、前記検出した送信信号レベルと受信信号レベルと
を比較し、該レベル値が異なっている場合には通信異常
と判断する判断工程とを具えることによって、シリアル
通信方法を提供する。
【0014】本発明は、第1の装置と第2の装置との間
で、双方向にデータを送受信する単一のデータ信号線を
介して半二重シリアル通信を行うシリアル通信方法であ
って、前記第1の装置は、所定のデータ数分のクロック
を送出するクロック送出工程と、送信時は、前記送出す
るクロックの周期を第1クロック周期に設定する工程
と、受信時は、前記送出するクロックの周期を第2クロ
ック周期に設定する工程とを具え、前記第2の装置は、
前記送出されたクロックの周期を計数する計数工程と、
前記計数手段で計数したクロックの周期が、前記第1ク
ロック周期又は前記第2クロック周期に相当するかを判
別するクロック判別工程と、前記判別の結果に基づい
て、データ転送中において前記クロックの周期が変化し
たかを検出するクロック周期変化検出工程と、前記検出
されたクロックの周期が変化している場合には通信異常
と判定する判定工程とを具えることによって、シリアル
通信方法を提供する。
【0015】本発明は、双方向にデータを送受信する単
一のデータ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル
通信を行うシリアル通信方法であって、前記データ信号
線の信号レベルの変化を検出することによって、受信か
ら送信に切り替える切替タイミングを判定する切替タイ
ミング判定工程と、前記判定した切替タイミングに合わ
せて、前記ノイズを除去するための信号通過帯域を変更
する制御工程と、前記変更した信号通過帯域に基づい
て、前記データ信号線に発生したノイズを除去するノイ
ズ除去工程とを具えることによって、シリアル通信方法
を提供する。
【0016】本発明は、双方向にデータを送受信する単
一のデータ信号線を介して、コンピュータによって、他
の装置と半二重シリアル通信制御を行うためのプログラ
ムを記録した媒体であって、該制御プログラムはコンピ
ュータに、送信用データを送信用ラインから前記データ
信号線を介して外部に送信、又は、受信用データを前記
データ信号線を介して受信用ラインに導いて受信させる
に際して、前記データ信号線と、前記送信用ラインおよ
び前記受信用ラインとの間で、送信又は受信に対応して
接続の切替えを行わせ、前記接続の切替えによって、前
記受信用ラインを開放状態とさせ、かつ、前記送信用ラ
インと前記データ信号線とを接続状態とさせて、前記送
信用データを前記送信用ラインから前記データ信号線を
介して外部に送信させるに際して、該送信中における前
記送信用ラインの送信信号レベル、および、前記開放状
態にある前記受信用ラインの受信信号レベルを検出さ
せ、前記検出させた送信信号レベルと受信信号レベルと
を比較させ、該レベル値が異なっている場合には通信異
常と判断させたことによって、シリアル通信制御プログ
ラムを記録した媒体を提供する。
【0017】本発明は、第1の装置と第2の装置との間
で、コンピュータによって、双方向にデータを送受信す
る単一のデータ信号線を介して、半二重シリアル通信制
御を行うためのプログラムを記録した媒体であって、該
制御プログラムはコンピュータに、前記第1の装置にお
いて、所定のデータ数分のクロックを送出するに際し
て、送信時は、前記送出するクロックの周期を第1クロ
ック周期に設定させ、受信時は、前記送出するクロック
の周期を第2クロック周期に設定させ、前記第2の装置
において、前記送出されたクロックの周期を計数させ、
前記計数手段で計数させたクロックの周期が、前記第1
クロック周期又は前記第2クロック周期に相当するかを
判別させ、前記判別の結果に基づいて、データ転送中に
おいて前記クロックの周期が変化したかを検出させ、前
記検出させたクロックの周期が変化している場合には通
信異常と判定させたことによって、シリアル通信制御プ
ログラムを記録した媒体を提供する。
【0018】本発明は、双方向にデータを送受信する単
一のデータ信号線を介して、コンピュータによって、他
の装置と半二重シリアル通信の制御を行うためのプログ
ラムを記録した媒体であって、該制御プログラムはコン
ピュータによって、前記データ信号線の信号レベルの変
化を検出させることによって、受信から送信に切り替え
る切替タイミングを判定させ、前記判定させた切替タイ
ミングに合わせて、前記ノイズを除去するための信号通
過帯域を変更させ、前記変更させた信号通過帯域に基づ
いて、前記データ信号線に発生したノイズを除去させる
ことによって、シリアル通信制御プログラムを記録した
媒体を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0020】[第1の例]本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図5に基づいて説明する。
【0021】(システム構成)本システムの構成につい
て説明する。
【0022】図1は、本発明に係るシリアル通信システ
ムの構成例を示す。本例では、双方向にデータを送受信
する単一のデータ信号線を介して、半二重シリアル通信
を行うことが可能な、シリアル通信装置100(以下、
装置Aという)、シリアル通信装置101(以下、装置
Bという)を例に挙げて説明する。
【0023】装置Aと装置Bは、データ情報を転送する
データ信号線としてのSC信号線90と、データの送受
信タイミングを規定するSCLK信号線91とによって
接続されている。
【0024】1は、装置Aの制御を行うCPUである。
このCPU1には、装置Bに対する指示(以下、コマン
ドデータという)を送信する出力ポートCOと、装置B
からの受信データ(以下、ステータスデータという)を
入力する入力ポートSIと、シリアル転送のためのクロ
ック出力ポートSCLKと、後述する通信エラーを示す
信号を入力する入力ポートERRとが設けられている。
【0025】また、CPU1内には、送信用のシリアル
なコマンドデータ(ここでは、C7〜C0からなる8ビ
ット)を保持するコマンド送信用バッファ110と、受
信用のシリアルなステータスデータ(ここでは、S7〜
S0からなる8ビット)を保持するステータス受信用バ
ッファ120とが設けられている。
【0026】コマンド送信用バッファ110からのコマ
ンドデータは、出力ポートCOを介して、送信用ライン
111に送出される。一方、受信用ライン121から送
られてきたステータスデータは、入力ポートSIにより
受信され、ステータ受信用バッファ120に保持され
る。
【0027】2は、装置Bの制御を行うCPUであり、
基本的な構成は装置Aと同じである。このCPU2に
は、ステータスデータを送信用ライン131を介して装
置Aに送出する出力ポートSOと、装置Aからのコマン
ドデータを受信用ライン141を介して入力する入力ポ
ートCIと、シリアル転送のためのクロック入力ポート
SCLKと、後述する通信エラーを示す信号を入力する
入力ポートERRとを備えている。
【0028】3a,3bは、送信用ライン111に接続
されたインバータである。
【0029】4a,4bは、NPN型のトランジスタで
あり、入力側のベースがインバータ3a,3bと接続さ
れ、出力側のコレクタがSC信号線90と接続されてい
る。また、トランジスタ4aのコレクタには、受信用ラ
イン121が接続されている。トランジスタ4bのコレ
クタには、受信用ライン141が接続されている。
【0030】5a,5bは、プルアップ抵抗であり、S
C信号線90をプルアップしている。
【0031】トランジスタ4a,4bは、ベースがHレ
ベルの時にON状態となり、SC信号線90をLレベル
にし、ベースがLレベルの時にOFF状態となり、SC
信号線90はプルアップ抵抗5a,5bによってHレベ
ルになる。
【0032】6aは受信用ライン121上に接続された
バッファ、6bは受信用ライン141上に接続されたバ
ッファである。7a,7bは、SCLK信号線91に接
続されたバッファである。
【0033】8a,8bは、排他的論理和の論理回路で
ある。9a,9bは、Dタイプフリップフロップであ
る。
【0034】この論理回路8a,8bは、2入力端子の
うちの一方が送信用ライン111に接続され、他方が受
信用ライン112に接続され、出力端子はDタイプフリ
ップフロップ9a,9bの入力端子Dに接続されてい
る。また、Dタイプフリップフロップ9a,9bの出力
端子Qは、CPU1の入力ポートERRと接続されてお
り、通信異常を示すERR信号を出力する。
【0035】このフリップフロップ9a,9bは、SC
LK信号の立ち上がりエッジに同期してD入力データを
ラッチするように動作するため、ERR信号は、SCL
K信号の立ち上がり時に排他的論理和の論理回路8a,
8bの2入力が同じレベルの場合はLレベルになり、2
入力が互いに異なるレベルの場合はHレベルになる。
【0036】すなわち、データの送信動作を行った後
に、実際のデータ信号線90が送信したデータと違って
いることを検知し、通信エラーとしてERR信号をHレ
ベルにしている。
【0037】(システム動作)以下、本システムの動作
について説明する。
【0038】まず、送受信時の動作の概要について説明
する。
【0039】(送信時)装置Aから装置Bにコマンドデ
ータを送信する場合について説明する。このコマンドデ
ータの送信時には、装置A側では、出力ポートCOおよ
び入力ポートSIは共にLレベルにあり、装置B側で
は、出力ポートSOおよび入力ポートCIは共にHレベ
ルにある。
【0040】これにより、装置Aでは、トランジスタ4
aがオン状態にあり、送信用ライン111とSC信号線
90とが接続され、受信用ライン121は開放状態とな
る。装置Bでは、トランジスタ4bがオフ状態にあり、
受信用ライン141とSC信号線90とが接続され、送
信用ライン131は開放状態となる。
【0041】従って、装置Aからのコマンドデータの送
信時には、装置Aの送信用ライン111がSC信号線9
0を介して、装置Bの受信用ライン141と接続される
ことになる。
【0042】具体的には、装置Aにおいて、CPU1の
コマンド送信用バッファ110に保持されたシリアルの
コマンドデータは、1ビット単位で出力ポートCOに出
力され、送信用ライン111を介してSC信号線90に
送出される。このようにして送出されたコマンドデータ
は、装置Bにおいて受信用ライン141を介して入力ポ
ートCIに受信される。この受信されたコマンドデータ
は、1ビット単位でコマンド受信用バッファ140に順
次保持される。
【0043】(受信時)装置Bからのステータスデータ
を装置Aで受信する場合について説明する。このステー
タスデータの受信時には、装置A側では、出力ポートC
Oおよび入力ポートSIは共にHレベルにあり、装置B
側では、出力ポートSOおよび入力ポートCIは共にL
レベルにある。
【0044】これにより、装置Aでは、トランジスタ4
aがオフ状態にあり、受信用ライン121とSC信号線
90とが接続され、送信用ライン111は開放状態とな
る。装置Bでは、トランジスタ4bがオン状態にあり、
送信用ライン131とSC信号線90とが接続され、受
信用ライン141は開放状態となる。
【0045】従って、装置Aにおいてステータスデータ
の受信時には、装置Aの受信用ライン121がSC信号
線90を介して、装置Bの送信用ライン131と接続さ
れることになる。
【0046】具体的には、装置Bにおいて、CPU2の
ステータス送信用バッファ130に保持されたシリアル
のコマンドデータは、1ビット単位で出力ポートSOに
出力され、送信用ライン131を介してSC信号線90
に送出される。このようにして送出されたコマンドデー
タは、装置Aにおいて受信用ライン121を介して入力
ポートSIに受信される。この受信されたステータスデ
ータは、1ビット単位でステータス受信用バッファ12
0に順次保持される。
【0047】以下、具体例を挙げて詳細に説明する。
【0048】図2は、正常にシリアル通信が行われた場
合のタイミングチャートを示す。
【0049】CPU1は、装置Bに8ビットのコマンド
データ(C7〜C0)をSCLK信号の立ち上がりに同
期して順次CO出力ポートに出力する。
【0050】CPU2は、SCLK信号の立ち下がりエ
ッジに同期して順次CI入力ポートの入力を取り込み、
コマンドデータを全て受信したら返信のためのステータ
スデータを用意し、SOポートをLレベルにしてSCL
K信号の立ち上がりを待つ。
【0051】CPU1は、SOポートのLレベルを確認
した後、ステータスデータの受信のためにSCLK信号
を出力する。
【0052】CPU2は、CPU1が出力するSCLK
信号の立ち上がりエッジに同期してステータスデータ
(S7〜S0)を順次SO出力ポートに出力する。
【0053】CPU1は、SCLK信号の立ち下がりエ
ッジに同期して順次SI入力ポートの入力を取り込み通
信が終了する。
【0054】本例では、コマンドデータ、ステータスデ
ータ共に8ビットのデータとし、2進数で表した時の最
上位ビットを先頭に順次データを転送している。
【0055】(装置Aの通信動作)図3は、CPU1の
シリアル通信動作のフローチャートを示す。
【0056】図3において、ステップS101は、送信
するコマンドデータを用意し、コマンド送信用バッファ
110にセットする。
【0057】ステップS102は、コマンド送信用バッ
ファの最上位ビット(7ビット目)の値によりCO出力
ポートをセットする処理で、最上位ビットが1ならばC
O出力ポートをHレベルにし、最上位ビットが0ならば
CO出力ポートをLレベルにする。
【0058】ステップS103は、SCLK信号をHレ
ベルにし、転送クロック周期の半分の時間に相当する所
定時間待った後に次のステップに移る。
【0059】ステップS104は、SCLK信号をLレ
ベルにし、転送クロック周期の半分の時間に相当する所
定時間待った後に次のステップに移る。
【0060】ステップS105は、ERR入力ポートの
レベルを判断し、ERR入力ポートがLレベルならば通
信に異常がないのでステップS106へ移り、ERR入
力ポートがHレベルならば通信異常と判断し、ステップ
S115へ移る。
【0061】ステップS106は、コマンド送信用バッ
ファのデータを1ビット左にシフト(7ビット目に6ビ
ット目のデータを移し、6ビット目に5ビット目のデー
タを移し、5ビット目に4ビット目のデータを移し、4
ビット目に3ビット目のデータを移し、3ビット目に2
ビット目のデータを移し、2ビット目に1ビット目のデ
ータを移し、1ビット目に0ビット目のデータを移し、
0ビット目のデータは1にセットする)する。
【0062】ステップS107は、送信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ送信が終了(ループ
回数=7)すればステップS108へ移る。
【0063】ステップS108は、CO出力ポートをH
レベルにすることで、トランジスタ4aをOFF状態に
し、SC信号線を装置Bが使用できるように開放する。
【0064】ステップS109は、装置Bがステータス
データの送信準備が完了したかを判断する処理で、SI
入力ポートがLレベルになったらステータスデータの送
信準備が完了したと判断し、ステップS110へ移る。
【0065】ステップS110は、SCLK信号をHレ
ベルにし、転送クロック周期の半分の時間に相当する所
定時間待った後に次のステップに移る。
【0066】ステップS111は、SCLK信号をLレ
ベルにし、転送クロック周期の半分の時間に相当する所
定時間待った後に次のステップに移る。
【0067】ステップS112は、SI入力ポートの値
がHレベルならばステータス受信用バッファの最下位ビ
ット(0ビット目)に1をセットし、SI入力ポートの
値がLレベルならばステータス受信用バッファ120の
最下位ビットに0をセットする。
【0068】ステップS113は、受信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ受信が終了していな
ければ(ループ回数7未満)ステップS114へ移り、
8ビット分のデータ受信が終了すれば1回分の通信が終
了したのでステップS101へ戻る。
【0069】ステップS114は、ステータス受信用バ
ッファのデータを1ビット左にシフトする。ステップS
115は、通信に異常があるため、通信の初期化動作を
行いステップS101へ戻る。
【0070】(装置Bの通信動作)図4は、CPU2の
シリアル通信動作のフローチャートを示す。
【0071】図4において、ステップS201は、装置
Aからのコマンドデータ受信のために、SCLK信号が
Hレベルになったかを判断し、Hレベルになればステッ
プS202へ移る。
【0072】ステップS202は、SCLK信号がLレ
ベルになったかを判断し、LレベルになればステップS
203へ移る。
【0073】ステップS203は、CI入力ポートの値
がHレベルならばコマンド受信用バッファ140の最下
位ビット(0ビット目)に1をセットし、CI入力ポー
トの値がLレベルならばコマンド受信用バッファ140
の最下位ビットに0をセットする。
【0074】ステップS204は、受信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ受信が終了していな
ければ(ループ回数7未満)ステップS205へ移り、
8ビット分のデータ受信が終了すればステップS206
へ戻る。
【0075】ステップS205は、コマンド受信用バッ
ファ140のデータを1ビット左にシフトする。
【0076】ステップS206は、受信したコマンドデ
ータの内容を解析する。
【0077】ステップS207は、コマンドデータの解
析結果に対応したステータスデータを用意し、ステータ
ス送信バッファにセットする。
【0078】ステップS208は、ステータスの送信準
備が完了したので、SO出力ポートをLレベルにするこ
とでSC信号線をLレベルにし、装置Aにステータス送
信用のSCLK信号を要求する。
【0079】ステップS209は、装置Aからのステー
タスデータ送信のために、SCLK信号がHレベルにな
ったかを判断し、HレベルになればステップS210へ
移る。
【0080】ステップS210は、ステータス送信用バ
ッファの最上位ビット(7ビット目)の値によりSO出
力ポートをセットする処理で、最上位ビットが1ならば
SO出力ポートをHレベルにし、最上位ビットが0なら
ばSO出力ポートをLレベルにする。
【0081】ステップS211は、SCLK信号がLレ
ベルになったかを判断し、LレベルになればステップS
203へ移る。
【0082】ステップS212は、ERR入力ポートの
レベルを判断し、ERR入力ポートがLレベルならば通
信に異常がないのでステップS213へ移り、ERR入
力ポートがHレベルならば通信異常と判断し、ステップ
S215へ移る。
【0083】ステップS213は、送信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ送信が終了していな
ければ(ループ回数7未満)ステップS214へ移り、
8ビット分のデータ受信が終了すれば1回分の通信が終
了したのでステップS201へ戻る。
【0084】ステップS214は、ステータス送信用バ
ッファ130のデータを1ビット左にシフトする。ステ
ップS215は、通信に異常があるため、通信の初期化
動作を行いステップS201へ戻る。
【0085】(通信異常検出)図5は、通信に異常があ
った場合のタイミングチャートである。
【0086】図5において、CPU1はコマンドデータ
として2進数で01010110の8ビットデータの送
信を開始したとする。
【0087】このとき、CPU1からのコマンドデータ
の送信時には、送信用ライン111の送信信号レベルは
Lレベルであるので、このコマンドデータの受信状態に
あるCPU2の受信用ライン141の受信信号レベルは
Hレベルになければならない。また、同時に、CPU2
の送信用ライン131の送信信号レベルもHレベルにな
ければならない。
【0088】しかし、今、CPU2もステータスデータ
の送信を開始してしまったとする。
【0089】このCPU2も誤って送信時となったこと
により、優先度の高い送信用ライン131の信号レベル
がLレベルとなる。これに伴い、受信用ライン141の
信号レベルもHレベルからLレベルに変化してしまう。
【0090】これにより、論理回路8bの2入力端子の
値が互いに異ってしまう状態が存在するため、フリップ
フロップ9bからは、通信異常を示すHレベルのERR
信号が出力され、ERRポートに入力される。
【0091】図5に示す例では、通信途中の5ビット目
を送信した後に、ERRポートがHレベルになっている
ことを検知したことを示すものである。この通信エラー
の検知に伴って、破線で示す以降の送信動作を止め、通
信の初期化動作を行うように制御することになる。
【0092】以上説明したように、送信データを監視す
る事で通信エラーを検知することができる効果がある。
【0093】[第2の例]次に、本発明の第2の実施の
形態を、図6〜図8に基づいて説明する。なお、前述し
た第1の例と同一部分についての説明は省略し、同一符
号を付す。
【0094】図6は、本システムの構成を示すものであ
り、シリアル通信装置100(装置A),シリアル通信
装置101(装置B)からなる。
【0095】本例では、装置A,B間に前述した転送用
クロック信号線であるSCLK信号線91が存在せず、
各装置A,B内にタイマー回路200(装置A),タイ
マー回路201を内蔵させてSCLK信号の発生を制御
するようにした場合の例である。
【0096】以下、タイマー回路200,201の具体
的な構成について説明する。
【0097】図6において、10a,10bはPNP型
トランジスタ、11a,11bは抵抗で、SC信号線を
プルダウンしている。
【0098】トランジスタ10a,10bは、ベースが
Lレベルの時にON状態となり、SC信号線90はプル
アップ抵抗5a,5bによってHレベルになる。また、
トランジスタ10a,10bは、ベースがHレベルの時
にOFF状態となり、SC信号線90はプルダウン抵抗
11a,11bによってLレベルになる。
【0099】12a,12bは発振器であり、イネーブ
ル入力Eとクロック出力CKを有し、イネーブルEの立
ち上がりエッジに同期してクロックの位相を調整するラ
イン同期機能を有している。
【0100】13a,13bは3入力のOR回路、14
a,14bはインバータ、15a,15b,16a,1
6bはAND回路である。
【0101】17a,17,18a,18bは、Dタイ
プのフリップフロップであり、フリップフロップ17
a,17,18a,18bとAND回路16a,16b
とによってワンショットパルス回路を形成している。ワ
ンショットパルス回路は、SC信号の立ち上がりエッジ
に同期して、1クロック分のHパルスをRA,RB信号
に出力する回路である。
【0102】19a,19bは、4ビットカウンタであ
り、リセット入力RSTとイネーブル入力/ENとクロ
ック入力/CKを有し、イネーブル/ENがLレベルの
間はクロック/CKの立ち下がりエッジ毎に出力Q3〜
Q0で表される2進数のカウント値が+1されていき、
イネーブル/ENがHレベルの間はカウント値が変化し
ない。また、リセットRSTがHレベルになると、カウ
ント値は0にリセットされる。
【0103】図7は、正常にシリアル通信が行われた場
合のタイミングチャートを示す。
【0104】CPU1は、CO出力ポートをHレベルに
することにより、装置Bに送信開始を報知する。CO出
力ポートがHレベルになると、トランジスタ10aがO
N状態になり、SC信号線90はHレベルとなる。
【0105】SC信号線90がHレベルになると、OR
回路13a,13bの出力CEA,CEBがHレベルに
なり、その立ち上がりエッジに同期してクロック出力C
LKA,CLKBの位相が調整される。
【0106】また、SC信号線90がHレベルになった
ことにより、RA,RB信号にHレベルのパルスが出力
され、カウンタ19a,19bがリセットされ、カウン
ト値は0になりカウント動作を開始すると共に、AND
回路15a,15bに入力されているQ3A,Q3B信
号もLレベルにかわり、CPU1,2にクロックCLK
A,CLKB信号を伝達できるようになる。
【0107】カウンタ19a,19bは、カウント値が
8になると、出力Q3がHレベルにかわり、/EN入力
がHレベルになるためカウント動作を止める。
【0108】このように各装置A,B内にクロック発生
の制御を行うタイマー回路を内蔵させ、CPU1がCO
出力ポートをHレベルすなわち送信開始の時点からCE
A,CEB信号の周期的な動作に基づいてクロックSC
LKA,SCLKB信号を動作させ、8ビットのデータ
の送信を終了した時点で回路状態を一時的に遮断した状
態に設定することができる。その他の通信処理は、前述
した第1の例で説明した場合と同様に行うことができ
る。
【0109】図8は、通信に異常があった場合のタイミ
ングチャートである。
【0110】図8において、CPU1はコマンドデータ
として2進数で00000000の送信を開始したが、
同時に、CPU2もステータスデータの送信を開始して
しまった場合の例である。
【0111】この場合、通信途中の4ビット目を送信し
た後にERRポートがHレベルになっていることを検知
し、破線で示す以降の送信動作を止め、通信の初期化動
作を行うように動作する。
【0112】このように、最初の通信や、異常状態から
復帰した後などに、全てのデータがSC信号線90を開
放した状態になるようにして通信を行うことによって、
通信の異常を一段と早く検出することができる。
【0113】以上説明したように、転送のためのクロッ
ク信号線がない場合でも、所定タイミングで送信データ
を監視することにより、通信エラーを検知することがで
きる。
【0114】[第3の例]次に、本発明の第3の実施の
形態を、図9〜図13に基づいて説明する。なお、前述
した第1の例と同一部分についてはその説明を省略し、
同一符号を付す。
【0115】(概要)まず、本例の発明の概要について
説明する。
【0116】データ信号線を介して半二重シリアル通信
を行うシステムにおいて、装置Aは、所定のデータ数分
のクロックを送出するクロック送出手段と、送信時は、
クロック送出手段から送出するクロックの周期を第1ク
ロック周期に設定する手段と、受信時は、クロック送出
手段から送出するクロックの周期を第2クロック周期に
設定する手段とを具える。
【0117】装置Bは、クロック送出手段から送出され
たクロックの周期を計数する計数手段と、計数手段で計
数したクロックの周期が、第1クロック周期又は第2ク
ロック周期に相当するかを判別するクロック判別手段
と、判別手段の判別結果に基づいて、データ転送中にお
いてクロックの周期が変化したかを検出するクロック周
期変化検出手段と、検出されたクロックの周期が変化し
ている場合には通信異常と判定する判定手段とを具え
る。
【0118】(システム構成)以下、具体的な構成につ
いて説明する。
【0119】図9は、本システムの構成例を示すブロッ
ク図である。
【0120】装置A,装置Bは、データ情報を転送する
SC信号線90と、データ送受信タイミングを規定する
SCLK信号線91で接続されている。
【0121】図9において、CPU1には、装置Bに対
する指示(コマンドデータ)を送信する出力ポートCO
と、装置Bからの受信データ(ステータスデータ)を入
力する入力ポートSIと、シリアル転送を行うためのク
ロックSCLK信号を出力するクロック出力ポートSC
LKと、シリアル転送のためのクロック出力の開始を指
示する出力ポートSTと、クロックの周期を切り替える
出力ポートT/Rとを備えている。
【0122】CPU2には、装置Aからのコマンドデー
タを入力する入力ポートCIと、装置Aに対してステー
タスデータを送信する出力ポートSOと、シリアル転送
のためのクロック入力ポートSCLKと、後述するSC
LK信号の周期をカウントした値を入力する入力ポート
CNT[3:0]とを備えている。
【0123】30は、発振器であり、送信のためのクロ
ックCLKA信号を出力する。
【0124】31は、発振器であり、受信のためのクロ
ックCLKB信号を出力する。
【0125】本例では、CLKA信号の周期に対してC
LKB信号の周期を3倍に設定している。
【0126】32は、セレクタである。セレクタ32
は、CPU1からのT/R信号が入力される入力端子S
と、CLKA信号が入力される入力端子Aと、CLKB
信号が入力される入力端子Bと、出力端子Qとを備えて
いる。
【0127】CPU1からのT/R信号がHレベルのと
きは入力端子Aを選択し、T/R信号がLレベルのとき
は入力端子Bを選択し、この選択した端子からの信号を
出力端子QからCLK信号として出力する。
【0128】33は、4ビットのカウンタであり、Q3
〜Q0で表される2進数をクロック入力/CKの立ち下
がりエッジ毎に+1する。
【0129】本例では、出力Q3をイネーブル入力/E
Nに接続しているため、カウント値が8(1000b)
になると、カウントを停止する。また、ロード入力LD
にCPU1からのST信号を接続しており、ST信号が
Hレベルになると、クロックCLKの立ち下がりでカウ
ント値を0にリセットする。
【0130】34は、インバータ、35はAND回路で
あり、カウンタ33のカウント値が8未満のときにクロ
ックCLKをSCLK信号に伝達する。
【0131】36は、発振器であり、SCLK信号の周
期をカウントするためのクロックを出力する。
【0132】37は、カウンタであり、RST入力であ
るSCLK信号がHレベルの期間を発振器14からのク
ロックでカウントし、カウント値をQ[3:0]に出力
し、SCLK信号はLレベルのときはカウント値が0に
なる。
【0133】38は、4ビットのフリップフロップであ
り、SCLK信号の立ち下がりエッジでカウンタ37の
カウント値をラッチし、CNT[3:0]に出力する。
【0134】図10は、正常にシリアル通信が行われた
場合のタイミングチャートを示す。CPU1は、送信の
ためのクロックをCLKAにし、装置Bに8ビットのコ
マンドデータ(C7〜C0)をSCLK信号の立ち上が
りに同期して順次CO出力ポートに出力する。
【0135】CPU2は、SCLK信号の立ち下がりエ
ッジに同期して順次CI入力ポートの入力を取り込み、
コマンドデータをすべて受信したら返信のためのステー
タスデータを用意し、SOポートをLレベルにしてSC
LK信号の立ち上がりを待つ。
【0136】CPU1は、SOポートのLレベルを確認
した後、受信のためのクロックをCLKBにし、ステー
タスデータの受信のためにSCLK信号を出力する。
【0137】CPU2は、CPU1が出力するSCLK
信号の立ち上がりエッジに同期してステータスデータ
(S7〜S0)を順次SO出力ポートに出力する。
【0138】CPU1は、SCLK信号の立ち下がりエ
ッジに同期して順次SI入力ポートの入力を取り込み通
信が終了する。
【0139】本例では、コマンドデータ、ステータスデ
ータ共に8ビットのデータとし、2進数で表したときの
最上位ビットを先頭に順次データを転送している。
【0140】(装置Aの通信動作)図11は、CPU1
のシリアル通信動作を示すフローチャートである。図4
はCPU2のシリアル通信動作のフローチャートであ
る。
【0141】図3において、ステップS301は、T/
R信号をHレベルにすることによって、送信に使用する
クロックをCLKAにする。
【0142】ステップS302は、送信するコマンドデ
ータを用意し、コマンド送信用バッファ110にセット
する。
【0143】ステップS303は、ST信号にHレベル
のパルスを出力することによってカウンタ11のカウン
ト値を0に戻し、送信のためのSCLKクロックの出力
を開始する。
【0144】ステップS304は、SCLK信号がHレ
ベルになったかを判断し、HレベルになればステップS
105へ移る。
【0145】ステップS305は、コマンド送信用バッ
ファの最上位ビット(7ビット目)の値によりCO出力
ポートをセットする処理で、最上位ビットが1ならばC
O出力ポートをHレベルにし、最上位ビットが0ならば
CO出力ポートをLレベルにする。
【0146】ステップS306は、SCLK信号がLレ
ベルになったかを判断し、LレベルになればステップS
107へ移る。
【0147】ステップS307は、コマンド送信用バッ
ファのデータを1ビット左にシフト(7ビット目に6ビ
ット目のデータを移し、6ビット目に5ビット目のデー
タを移し、5ビット目に4ビット目のデータを移し、4
ビット目に3ビット目のデータを移し、3ビット目に2
ビット目のデータを移し、2ビット目に1ビット目のデ
ータを移し、1ビット目に0ビット目のデータを移し、
0ビット目のデータは1にセットする)する。
【0148】ステップS308は、送信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ送信が終了(ループ
回数=7)すればステップS309へ移り、終了してい
なければステップS304へ戻る。
【0149】ステップS309は、CO出力ポートをH
レベルにすることで、トランジスタ4aをOFF状態に
し、SC信号線90を装置Bが使用できるように開放す
る。
【0150】ステップS310は、装置Bがステータス
データの送信準備が完了したかを判断する処理で、SI
入力ポートがLレベルになったらステータスデータの送
信準備が完了したと判断し、ステップS311へ移る。
【0151】ステップS311は、T/R信号をLレベ
ルにすることによって受信に使用するクロックをCLK
Bにする。
【0152】ステップS312は、SCLK信号がHレ
ベルになったかを判断し、HレベルになればステップS
313へ移る。
【0153】ステップS313は、SCLK信号がLレ
ベルになったかを判断し、Lレベルになれば、ステップ
S314へ移る。
【0154】ステップS314は、SI入力ポートの値
がHレベルならばステータス受信用バッファ120の最
下位ビット(0ビット目)に1をセットし、SI入力ポ
ートの値がLレベルならばステータス受信用バッファ1
20の最下位ビットに0をセットする。
【0155】ステップS315は、受信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ受信が終了していな
ければ(ループ回数7未満)ステップS316へ移り、
8ビット分のデータ受信が終了すれば1回分の通信が終
了したので、ステップS301へ戻る。
【0156】ステップS316は、ステータス受信用バ
ッファ120のデータを1ビット左にシフトする。
【0157】(装置Bの通信動作)図12は、CPU2
のシリアル通信動作を示すフローチャートである。
【0158】図12において、ステップS401は、装
置Aからのコマンドデータ受信のために、SCLK信号
がHレベルになったかを判断し、Hレベルになればステ
ップS402へ移る。
【0159】ステップS402は、SCLK信号がLレ
ベルになったかを判断し、LレベルになればステップS
403へ移る。
【0160】ステップS403は、CI入力ポートの値
がHレベルならばコマンド受信用バッファ140の最下
位ビット(0ビット目)に1をセットし、CI入力ポー
トの値がLレベルならばコマンド受信用バッファ140
の最下位ビットに0をセットする。
【0161】ステップS404は、SCLK信号の周期
を判断するステップであり、SCLK信号のHレベル期
間のカウント値CNT[3:0]の値が所定値XX(本
例では、6)未満かを判断し、カウント値CNT[3:
0]がXX未満ならばステップS406へ移り、カウン
ト値CNT[3:0]がXX以上ならば通信にエラーが
発生したと認識し、ステップS416へ移る。
【0162】ステップS405は、受信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ受信が終了していな
ければ(ループ回数7未満)ステップS406へ移り、
8ビット分のデータ受信が終了すればステップS407
へ移る。
【0163】ステップS406は、コマンド受信用バッ
ファ140のデータを1ビット左にシフトする。
【0164】ステップS407は、受信したコマンドデ
ータの内容を解析する。
【0165】ステップS408は、コマンドデータの解
析結果に対応したステータスデータを用意し、ステータ
ス送信バッファ130にセットする。
【0166】ステップS409は、ステータスの送信準
備が完了したので、SO出力ポートをLレベルにするこ
とによってSC信号線をLレベルにし、装置Aにステー
タス送信用のSCLK信号を要求する。
【0167】ステップS410は、装置Aからのステー
タスデータ送信のために、SCLK信号がHレベルにな
ったかを判断し、HレベルになればステップS411へ
移る。
【0168】ステップS411は、ステータス送信用バ
ッファの最上位ビット(7ビット目)の値によりSO出
力ポートをセットする処理で、最上位ビットが1ならば
SO出力ポートをHレベルにし、最上位ビットが0なら
ばSO出力ポートをLレベルにする。
【0169】ステップS412は、SCLK信号がLレ
ベルになったかを判断し、LレベルになればステップS
413へ移る。
【0170】ステップS413は、SCLK信号の周期
を判断するステップであり、SCLK信号のHレベル期
間のカウント値CNT[3:0]の値が所定値XX(本
例では、6)未満かを判断し、カウント値CNT[3:
0]がXX以上ならばステップS414は移り、カウン
ト値CNT[3:0]がXX未満ならば通信にエラーが
発生したと認識し、ステップS416へ移る。
【0171】ステップS414は、送信のためのループ
回数を判断し、8ビット分のデータ送信が終了していな
ければ(ループ回数7未満)ステップS415へ移り、
8ビット分のデータ受信が終了すれば1回分の通信が終
了したので、ステップS401へ戻る。
【0172】ステップS415は、ステータス送信用バ
ッファ130のデータを1ビット左にシフトする。
【0173】ステップS416は、通信に異常があるた
め、通信の初期化動作を行い、ステップS401へ戻
る。
【0174】(通信異常検出)図13は、通信に異常が
あった場合のタイミングチャートを示す。
【0175】図13において、CPU1は、コマンドデ
ータの送信を開始したが、5ビット目を送信した後通信
途中で送信と受信が切り替わり、クロックSCLKの周
期が変化したため、CPU2は、破線で示す以降の受信
動作を止め、通信の初期化動作を行う様に動作する。
【0176】以上説明したように、転送のためのクロッ
クSCLKを送信時と受信時で変えることによって、ク
ロックSCLKの周期を使って通信エラーを検知するこ
とができ、また、エラーの発生したタイミングのクロッ
クSCLKの周期により、装置Aが送信状態にあるか受
信状態にあるかを知ることもできる。
【0177】[第4の例]次に、本発明の第4の実施の
形態を、図14に基づいて説明する。なお、前述した第
3の例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符
号を付す。
【0178】本例は、前述した第3の例の変形例であ
り、装置B内の構成を変えた場合の例である。
【0179】図14は、本システムの構成例を示す。装
置Bにおいて、40は、インバータである。41は、4
ビットのカウンタであり、Q3〜Q0で表される2進数
をクロック入力SCLKの立ち下がりエッジ毎に+1す
る。
【0180】本例では、出力端子Q3をイネーブル入力
端子/ENに接続しているため、カウント値が8(10
00b)になると、カウントを停止する。
【0181】また、ロード入力LDにCPU2からのS
T信号を接続しており、ST信号がHレベルになるとク
ロックCLKの立ち下がりでカウント値を0にリセット
する。
【0182】従って、前述した第3の例で、SCLK信
号のHレベル期間をカウントしていたカウンタ37は、
本例では、SCLKクロックの8周期分をカウントする
ことになる。その時間に合わせて発振器36のクロック
周期も調整する。
【0183】CPU2は、受信動作の開始と送信動作の
開始時に、ST出力に所定のパルス出力を出力すること
でカウンタ41のカウント値を0に戻し、8ビットの受
信もしくは送信に係る時間をカウンタ41で測定し、カ
ウント値CNT[3:0]と所定の値を比較することに
よって、通信エラーを検知する。
【0184】以上説明したように、送信時と受信時に係
る時間を測定することによって、通信エラーを検知する
ことができる。
【0185】[第5の例]本発明の第5の実施の形態
を、図15〜図16に基づいて説明する。なお、前述し
た第1の例と同一部分についてはその説明を省略し、同
一符号を付す。
【0186】(概要)本例の概要について説明する。
【0187】装置Aは、データ信号線に発生したノイズ
を、各信号通過帯域に対応して除去するノイズ除去手段
と、ノイズ除去手段の信号通過帯域を切り替える切替手
段と、データ信号線の信号レベルの変化を検出すること
によって、受信から送信に切り替える切替タイミングを
判定する切替タイミング判定手段と、判定した切替タイ
ミングに合わせて、切替手段によってノイズ除去手段の
信号通過帯域を変更する制御手段とを備えている。な
お、このような各種の機能は、装置Bにも設けるように
してもよい。
【0188】(システム構成)以下、具体例を挙げて説
明する。
【0189】図15は、本システムの構成例を示す。装
置Aと装置Bは、データ情報を転送するSC信号線と、
データ送受信タイミングを規定するSCLK信号線90
で接続されている。
【0190】図15において、装置Aを制御するCPU
1は、装置Bに対する指示(コマンドデータ)を送信す
る出力ポートCOと、装置Bからの受信データ(ステー
タスデータ)を入力する入力ポートSIと、シリアル転
送のためのクロック出力ポートSCLKと、ノイズフィ
ルタ51の特性を切り替える切替信号CTを出力する出
力ポートCTとを備えている。
【0191】装置Aにおいて、50は、PチャンネルF
ET(MOSトランジスタ)であり、ゲートには出力ポ
ートCTから切替信号CTが入力される。
【0192】51は、PチャンネルFET50により駆
動制御されるノイズフィルタである。ノイズフィルタ5
1には、抵抗(R)52と、コンデンサ(C1)53
と、コンデンサ(C2)54とが設けられている。
【0193】PチャンネルFET50は、ゲートがHレ
ベルのときにON状態となり、SC信号線90に対して
コンデンサ54が接続され、ゲートがLレベルのときに
OFF状態となり、SC信号線90に対してコンデンサ
54は未接続になる。このコンデンサ54が未接続のと
きには、コンデンサ53のみがSC信号線90に接続さ
れることになる。
【0194】また、入力ポートSIに対して、抵抗52
と、コンデンサ53と、コンデンサ54とは、その定数
で決まる時定数(C1・R、C2・R)によって、低域
通過フィルタを構成しており、本例では、コンデンサ5
3に対してコンデンサ54の容量値を数倍(例えば、1
0倍)に設定し、PチャンネルFET50がON状態の
ときに対してOFF状態のときの入力ポートSIに通過
可能な周波数帯域は数倍(約10倍)になる。
【0195】このPチャンネルFET50がOFF状態
のときの通過可能な周波数を決定する抵抗52とコンデ
ンサ53の定数は、使用する通信のデータ転送速度に対
して十分なマージンをもって決定する。
【0196】一方、装置Bを制御するCPU2は、装置
Aからのコマンドデータを入力する入力ポートCIと、
装置Aに対してステータスデータを送信する出力ポート
SOと、シリアル転送のためのクロック入力ポートSC
LKとを備えている。
【0197】装置Bにおいて、SC信号線90とバッフ
ァ6bとの間には、抵抗(R)60と、コンデンサ(C
3)61とが接続されている。
【0198】図16は、シリアル通信のタイミングチャ
ートを示す。
【0199】CPU1は、装置Bに8ビットのコマンド
データ(C7〜C0)をSCLK信号の立ち上がりに同
期して順次CO出力ポートに出力し、8ビット分のデー
タを出力し終わったら、CT出力ポートをHレベルにし
て低域通過フィルタを構成するノイズフィルタ51の特
性をより低域側にする。
【0200】CPU2は、SCLK信号の立ち下がりエ
ッジに同期して順次CI入力ポートの入力を取り込み、
コマンドデータを全て受信したら返信のためのステータ
スデータを用意し、SOポートをLレベルにしてSCL
K信号の立ち上がりを待つ。
【0201】CPU1は、SIポートを監視することに
よってSOポートのLレベルを確認した後、CTポート
をLレベルに戻し、ステータスデータの受信のためにS
CLK信号を出力する。
【0202】CPU2は、CPU1が出力するSCLK
信号の立ち上がりエッジに同期してステータスデータ
(S7〜S0)を順次SO出力ポートに出力する。
【0203】CPU1は、SCLK信号の立ち下がりエ
ッジに同期して順次SI入力ポートの入力を取り込み通
信が終了する。
【0204】本例では、コマンドデータ、ステータスデ
ータ共に8ビットのデータとし、2進数で表した時の最
上位ビットを先頭に順次データを転送している。以上説
明したように、SC信号線90に対してノイズフィルタ
51(低域通過フィルタ)を備え、シリアル転送中と、
送受信の切り替えタイミングとを検知することによっ
て、ノイズフィルタ51の特性を変更し、送受信の切り
替えタイミング時において外部からのノイズの影響を受
け難くすることができる。
【0205】[第6の例]本発明の第6の実施の形態
を、図17〜図18に基づいて説明する。なお、前述し
た第5の例と同一部分についてはその説明を省略し、同
一符号を付す。
【0206】本例は、前述した第5の例(図15参照)
の変形例である。
【0207】図17は、本システムを構成する装置10
0の構成例を示す。
【0208】図17において、71は、発振器であり、
クロック信号CLK1を出力する。
【0209】72は、発振器であり、クロック信号CL
K2を出力する。
【0210】本例では、CLK2は、CLK1の8倍の
周期に設定している。
【0211】73は、セレクタである。このセレクタ7
3には、CPU1のCT端子と接続された入力端子S
と、CLK1を出力する発振器71に接続された入力端
子Aと、CLK2信号を出力する発振器72に接続され
た入力端子Bと、CLK1又はCLK2をCLKとして
出力する出力端子Qとが設けられている。
【0212】セレクタ73の入力端子Sに入力されるC
T信号の信号レベルに応じて、その入力端子Sでの信号
レベルがLレベルのときは出力端子Qを入力端子Aと接
続し、その信号レベルがHレベルのときは出力端子Qを
入力端子Bと接続する。従って、CT信号がLレベルの
ときにはCLK1がCLKとして出力され、CT信号が
HレベルのときにはCLK2がCLKとして出力され
る。
【0213】74,75はDタイプフリップフロップ、
76は排他的論理和回路である。
【0214】77は、イネーブル端子付Dタイプフリッ
プフロップであり、イネーブル端子/ENがLレベルの
ときは入力端子DからのデータをクロックCKの立ち上
がりエッジで取り込み、イネーブル端子/ENがHレベ
ルのときはデータD、クロックCKに関係なくデータを
保持したままとなる。
【0215】従って、SC信号は、ST1信号とST2
信号とが同じレベルになり、排他的論理和76の出力で
あるイネーブル信号/ENがLレベルになる場合、すな
わち、クロック信号CLKの立ち上がりエッジ2周期分
以上続けて同じレベルにならないとSI信号に伝達され
ない。そのため、外部から進入したクロック信号CLK
の周期よりも短いパルスのノイズは除去される。
【0216】図18は、シリアル通信のタイミングチャ
ートを示す。
【0217】CPU1は、装置Bに8ビットのコマンド
データ(2進数で10110001b)をSCLK信号
の立ち上がりに同期して順次CO出力ポートに出力す
る。
【0218】そして、8ビット分のデータを出力し終わ
ったならば、CT出力ポートをHレベルにして、フリッ
プフロップ74,75,77で使用するクロックを周期
の長いCLK2に切り替える。
【0219】CPU2(前述した図15参照)は、SC
LK信号の立ち下がりエッジに同期して順次CI入力ポ
ートの入力を取り込み、コマンドデータを全て受信した
ら返信のためのステータスデータを用意し、SOポート
をLレベルにしてSCLK信号の立ち上がりを待つ。
【0220】CPU1は、SIポートを監視することに
よってSC信号線90のLレベルを確認した後、CTポ
ートをLレベルに戻し、ステータスデータの受信のため
にSCLK信号を出力する。
【0221】CPU2は、CPU1が出力するSCLK
信号の立ち上がりエッジに同期してステータスデータ
(2進数で00101110b)を順次SO出力ポート
に出力する。
【0222】CPU1は、SCLK信号の立ち下がりエ
ッジに同期して順次SI入力ポートの入力を取り込み、
通信が終了する。
【0223】SC信号のN1およびN2のポイントで、
SC信号線90に外部から点線で示したようなノイズ2
50が注入されたとき、ポイントN1では、クロック信
号CLK(=CLK2)の立ち上がりエッジ部分にノイ
ズパルスがないため、ノイズ250は、それ以降SI信
号に伝達されない。
【0224】これに対して、ポイントN2では、クロッ
ク信号CLK(=CLK1)の立ち上がりエッジでノイ
ズ250を取り込んでしまい、その結果、そのノイズ2
50はST1信号、ST2信号と伝達されるが、ノイズ
250のパルス幅がクロック信号CLKの2周期分以下
のため、イネーブル信号/ENがHレベルとなり、ノイ
ズ250はSI信号には伝達されない。
【0225】以上説明したように、ロジック回路を使っ
てノイズを除去することができ、クロック周期を切り替
えることによって、ノイズに対する周波数特性を変更す
ることができる。
【0226】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器(例えば、PDA(個人情報管理)機器のよう
な小型の画像処理機器、複写機、ファクシミリ装置)か
らなる装置に適用してもよい。
【0227】また、本発明は、システム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成
するためのソフトウェアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そ
のシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、本発明の効果を享受するこ
とが可能となる。
【0228】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0229】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモ
リカード)、ROM(マスクROM、フラッシュEEP
ROMなど)などを用いることができる。
【0230】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0231】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0232】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信用データを送信用ラインからデータ信号線を介して
外部に送信するに際し、送信中における送信用ラインの
送信信号レベル、開放状態にある受信用ラインの受信信
号レベルを検出し、検出した送信信号レベルと受信信号
レベルとを比較し、該レベル値が異なっている場合には
通信異常と判断するようにしたので、装置間で送受信の
タイミングがずれた場合の通信異常を早期に検出するこ
とができる。
【0233】また、本発明によれば、一方の装置におい
て、所定のデータ数分のクロックを送出するに際して、
送信時は送出するクロックの周期を第1クロック周期に
設定し、受信時は送出するクロックの周期を第2クロッ
ク周期に設定し、他方の装置において、送出されたクロ
ックの周期を計数し、計数したクロックの周期が第1ク
ロック周期又は第2クロック周期に相当するかを判別
し、判別の結果に基づいてデータ転送中においてクロッ
クの周期が変化したかを検出し、検出したクロックの周
期が変化している場合には通信異常と判定させたので、
このように転送用のクロックを送信時と受信時とで変え
ることによって、クロックの周期を使って通信異常を検
知することができると共に、外部からのノイズの影響を
受けにくい信頼性の高いシステムを構築することができ
る。
【0234】さらに、本発明によれば、データ信号線の
信号レベルの変化を検出させることによって、受信から
送信に切り替える切替タイミングを判定し、判定した切
替タイミングに合わせて、ノイズを除去するための信号
通過帯域を変更し、変更した信号通過帯域に基づいて、
データ信号線に発生したノイズを除去するようにしたの
で、このようにデータ信号線に対してノイズフィルタを
有し、シリアル転送中と、送受信の切り替えタイミング
とを検知し、この切り替えタイミング時にフィルタの特
性を変更することによって、送受信の切り替えタイミン
グにおいて外部からのノイズの影響を受け難くすること
ができ、信頼性の高いシステムを構築することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である、シリアル通
信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】シリアル通信処理を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】CPU1のシリアル通信処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】CPU2のシリアル通信処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】シリアル通信処理を示すタイミングチャートで
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態である、シリアル通
信システムの構成を示すブロック図である。
【図7】シリアル通信処理を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】シリアル通信処理を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態である、シリアル通
信システムの構成を示すブロック図である。
【図10】シリアル通信処理を示すタイミングチャート
である。
【図11】CPU1のシリアル通信処理を示すフローチ
ャートである。
【図12】CPU2のシリアル通信処理を示すフローチ
ャートである。
【図13】シリアル通信処理を示すタイミングチャート
である。
【図14】本発明の第4の実施の形態である、シリアル
通信システムの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態である、シリアル
通信システムの構成を示すブロック図である。
【図16】シリアル通信処理を示すタイミングチャート
である。
【図17】本発明の第6の実施の形態である、シリアル
通信システムの構成を示すブロック図である。
【図18】シリアル通信処理を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 装置AのCPU 2 装置BのCPU 4a,4b トランジスタ 8a,8b 論理回路 9a,9b フリップフロップ回路 30,31 32 セレクタ 33 カウンタ 36 発振器 37 カウンタ 38 フリップフロップ 51 ノイズフィルタ 52 抵抗 53,54 コンデンサ 60 抵抗 61 コンデンサ 90 SC信号線 91 SCLK信号線 100 シリアル通信装置(装置A) 101 シリアル通信装置(装置B) 110 コマンド送信用バッファ 111 送信用ライン 120 ステータス受信用バッファ 121 受信用ライン 130 ステータス送信用バッファ 131 送信用ライン 140 コマンド受信用バッファ 141 受信用ライン 200,201 タイマー回路 250 ノイズ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の装置と第2の装置の間で、双方向
    にデータを送受信する単一のデータ信号線を介して、半
    二重シリアル通信を行うシステムであって、 前記第1の装置、および、前記第2の装置は、 送信用ラインに接続され、送信用データを送信する送信
    手段と、 受信用ラインに接続され、受信用データを受信する受信
    手段と、 前記データ信号線と、前記送信用ラインおよび前記受信
    用ラインとの間で、送信又は受信に対応して接続の切替
    えを行う切替え手段と、 前記切替え手段によって、前記受信用ラインを開放状態
    とし、かつ、前記送信用ラインと前記データ信号線とを
    接続状態として、前記送信手段によって前記送信用デー
    タを前記送信用ラインから前記データ信号線を介して外
    部に送信するに際して、該送信中における前記送信用ラ
    インの送信信号レベル、および、前記開放状態にある前
    記受信用ラインの受信信号レベルを検出する検出手段
    と、 前記検出した送信信号レベルと受信信号レベルとを比較
    し、該レベル値が異なっている場合には通信異常と判断
    する判断手段とを具えたことを特徴とするシリアル通信
    システム。
  2. 【請求項2】 第1の装置と第2の装置との間で、双方
    向にデータを送受信する単一のデータ信号線を介して半
    二重シリアル通信を行うシステムであって、 前記第1の装置は、 所定のデータ数分のクロックを送出するクロック送出手
    段と、 送信時は、前記クロック送出手段から送出するクロック
    の周期を第1クロック周期に設定する手段と、 受信時は、前記クロック送出手段から送出するクロック
    の周期を第2クロック周期に設定する手段とを具え、 前記第2の装置は、 前記クロック送出手段から送出された前記クロックの周
    期を計数する計数手段と、 前記計数手段で計数したクロックの周期が、前記第1ク
    ロック周期又は前記第2クロック周期に相当するかを判
    別するクロック判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、データ転送中にお
    いて前記クロックの周期が変化したかを検出するクロッ
    ク周期変化検出手段と、 前記検出されたクロックの周期が変化している場合には
    通信異常と判定する判定手段とを具えたことを特徴とす
    るシリアル通信システム。
  3. 【請求項3】 第1の装置と第2の装置との間で、双方
    向にデータを送受信する単一のデータ信号線を介して、
    半二重シリアル通信を行うシステムであって、 前記第1の装置、および、前記第2の装置は、 前記データ信号線に発生したノイズを、各信号通過帯域
    に対応して除去するノイズ除去手段と、 前記ノイズ除去手段の信号通過帯域を切り替える切替手
    段と、 前記データ信号線の信号レベルの変化を検出することに
    よって、受信から送信に切り替える切替タイミングを判
    定する切替タイミング判定手段と、 前記判定した切替タイミングに合わせて、前記切替手段
    によって前記ノイズ除去手段の信号通過帯域を変更する
    制御手段とを具えたことを特徴とするシリアル通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 双方向にデータを送受信する単一のデー
    タ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル通信を行
    うシリアル通信装置であって、 送信用ラインに接続され、送信用データを送信する送信
    手段と、 受信用ラインに接続され、受信用データを受信する受信
    手段と、 前記データ信号線と、前記送信用ラインおよび前記受信
    用ラインとの間で、送信又は受信に対応して接続の切替
    えを行う切替え手段と、 前記切替え手段によって、前記受信用ラインを開放状態
    とし、かつ、前記送信用ラインと前記データ信号線とを
    接続状態として、前記送信手段によって前記送信用デー
    タを前記送信用ラインから前記データ信号線を介して外
    部に送信するに際して、該送信中における前記送信用ラ
    インの送信信号レベル、および、前記開放状態にある前
    記受信用ラインの受信信号レベルを検出する検出手段
    と、 前記検出した送信信号レベルと受信信号レベルとを比較
    し、該レベル値が異なっている場合には通信異常と判断
    する判断手段とを具えたことを特徴とするシリアル通信
    装置。
  5. 【請求項5】 双方向にデータを送受信する単一のデー
    タ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル通信を行
    うシリアル通信装置であって、 所定のデータ数分のクロックを送出するクロック送出手
    段と、 送信時は、前記クロック送出手段から送出するクロック
    の周期を第1クロック周期に設定する手段と、 受信時は、前記クロック送出手段から送出するクロック
    の周期を第2クロック周期に設定する手段とを具えたこ
    とを特徴とするシリアル通信装置。
  6. 【請求項6】 前記他の装置は、 前記クロック送出手段から送出された前記クロックの周
    期を計数する計数手段と、 前記計数手段で計数したクロックの周期が、前記第1ク
    ロック周期又は前記第2クロック周期に相当するかを判
    別するクロック判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、データ転送中にお
    いて前記クロックの周期が変化したかを検出するクロッ
    ク周期変化検出手段と、 前記検出されたクロックの周期が変化している場合には
    通信異常と判定する判定手段とを具えたことを特徴とす
    る請求項5記載のシリアル通信装置。
  7. 【請求項7】 双方向にデータを送受信する単一のデー
    タ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル通信を行
    うシリアル通信装置であって、 前記データ信号線に発生したノイズを、各信号通過帯域
    に対応して除去するノイズ除去手段と、 前記ノイズ除去手段の信号通過帯域を切り替える切替手
    段と、 前記データ信号線の信号レベルの変化を検出することに
    よって、受信から送信に切り替える切替タイミングを判
    定する切替タイミング判定手段と、 前記判定した切替タイミングに合わせて、前記切替手段
    によって前記ノイズ除去手段の通過帯域を変更する制御
    手段とを具えたことを特徴とするシリアル通信装置。
  8. 【請求項8】 双方向にデータを送受信する単一のデー
    タ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル通信を行
    うシリアル通信方法であって、 送信用データを、送信用ラインから前記データ信号線を
    介して外部に送信する送信工程と、 受信用データを、前記データ信号線を介して受信用ライ
    ンに導いて受信する受信工程と、 前記データ信号線と、前記送信用ラインおよび前記受信
    用ラインとの間で、送信又は受信に対応して接続の切替
    えを行う切替え工程と、 前記接続の切替えによって、前記受信用ラインを開放状
    態とし、かつ、前記送信用ラインと前記データ信号線と
    を接続状態として、前記送信用データを前記送信用ライ
    ンから前記データ信号線を介して外部に送信するに際し
    て、該送信中における前記送信用ラインの送信信号レベ
    ル、および、前記開放状態にある前記受信用ラインの受
    信信号レベルを検出する検出工程と、 前記検出した送信信号レベルと受信信号レベルとを比較
    し、該レベル値が異なっている場合には通信異常と判断
    する判断工程とを具えたことを特徴とするシリアル通信
    方法。
  9. 【請求項9】 第1の装置と第2の装置との間で、双方
    向にデータを送受信する単一のデータ信号線を介して半
    二重シリアル通信を行うシリアル通信方法であって、 前記第1の装置は、 所定のデータ数分のクロックを送出するクロック送出工
    程と、 送信時は、前記送出するクロックの周期を第1クロック
    周期に設定する工程と、 受信時は、前記送出するクロックの周期を第2クロック
    周期に設定する工程とを具え、 前記第2の装置は、 前記送出されたクロックの周期を計数する計数工程と、 前記計数手段で計数したクロックの周期が、前記第1ク
    ロック周期又は前記第2クロック周期に相当するかを判
    別するクロック判別工程と、 前記判別の結果に基づいて、データ転送中において前記
    クロックの周期が変化したかを検出するクロック周期変
    化検出工程と、 前記検出されたクロックの周期が変化している場合には
    通信異常と判定する判定工程とを具えたことを特徴とす
    るシリアル通信方法。
  10. 【請求項10】 双方向にデータを送受信する単一のデ
    ータ信号線を介して、他の装置と半二重シリアル通信を
    行うシリアル通信方法であって、 前記データ信号線の信号レベルの変化を検出することに
    よって、受信から送信に切り替える切替タイミングを判
    定する切替タイミング判定工程と、 前記判定した切替タイミングに合わせて、前記ノイズを
    除去するための信号通過帯域を変更する制御工程と、 前記変更した信号通過帯域に基づいて、前記データ信号
    線に発生したノイズを除去するノイズ除去工程とを具え
    たことを特徴とするシリアル通信方法。
  11. 【請求項11】 双方向にデータを送受信する単一のデ
    ータ信号線を介して、コンピュータによって、他の装置
    と半二重シリアル通信制御を行うためのプログラムを記
    録した媒体であって、 該制御プログラムはコンピュータに、 送信用データを送信用ラインから前記データ信号線を介
    して外部に送信、又は、受信用データを前記データ信号
    線を介して受信用ラインに導いて受信させるに際して、
    前記データ信号線と、前記送信用ラインおよび前記受信
    用ラインとの間で、送信又は受信に対応して接続の切替
    えを行わせ、 前記接続の切替えによって、前記受信用ラインを開放状
    態とさせ、かつ、前記送信用ラインと前記データ信号線
    とを接続状態とさせて、前記送信用データを前記送信用
    ラインから前記データ信号線を介して外部に送信させる
    に際して、該送信中における前記送信用ラインの送信信
    号レベル、および、前記開放状態にある前記受信用ライ
    ンの受信信号レベルを検出させ、 前記検出させた送信信号レベルと受信信号レベルとを比
    較させ、該レベル値が異なっている場合には通信異常と
    判断させたことを特徴とするシリアル通信制御プログラ
    ムを記録した媒体。
  12. 【請求項12】 第1の装置と第2の装置との間で、コ
    ンピュータによって、双方向にデータを送受信する単一
    のデータ信号線を介して、半二重シリアル通信制御を行
    うためのプログラムを記録した媒体であって、 該制御プログラムはコンピュータに、 前記第1の装置において、 所定のデータ数分のクロックを送出するに際して、 送信時は、前記送出するクロックの周期を第1クロック
    周期に設定させ、受信時は、前記送出するクロックの周
    期を第2クロック周期に設定させ、 前記第2の装置において、 前記送出されたクロックの周期を計数させ、 前記計数手段で計数させたクロックの周期が、前記第1
    クロック周期又は前記第2クロック周期に相当するかを
    判別させ、 前記判別の結果に基づいて、データ転送中において前記
    クロックの周期が変化したかを検出させ、 前記検出させたクロックの周期が変化している場合には
    通信異常と判定させたことを特徴とするシリアル通信制
    御プログラムを記録した媒体。
  13. 【請求項13】 双方向にデータを送受信する単一のデ
    ータ信号線を介して、コンピュータによって、他の装置
    と半二重シリアル通信の制御を行うためのプログラムを
    記録した媒体であって、 該制御プログラムはコンピュータによって、 前記データ信号線の信号レベルの変化を検出させること
    によって、受信から送信に切り替える切替タイミングを
    判定させ、 前記判定させた切替タイミングに合わせて、前記ノイズ
    を除去するための信号通過帯域を変更させ、 前記変更させた信号通過帯域に基づいて、前記データ信
    号線に発生したノイズを除去させることを特徴とするシ
    リアル通信制御プログラムを記録した媒体。
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