JP4598872B2 - タイミングリカバリ回路、通信ノード、ネットワークシステム、及び電子機器 - Google Patents

タイミングリカバリ回路、通信ノード、ネットワークシステム、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、データ通信において受信したデータにクロック信号を同期してラッチするタイミングリカバリ回路に関するものである。
例えば、ネットワークに接続した機器の間で通信を行なう場合、受信側の機器のクロックと送信側の機器のクロックが同期していないうえ、電源ノイズや温度など動作環境の違いによりクロック周波数も同一ではないことが多い。このため、こうした機器間でデータ通信を行なうには、受信側の機器において受信したデータを基に同期化を行なう必要がある。この処理は、一般にタイミングリカバリやデータクロックリカバリなどと呼ばれている。
一般的なタイミングリカバリでは、受信側でクロックを発生し、そのクロックと受信したデータの位相差を検出し、検出した位相差に応じてクロックの周波数または位相を調整することでデータ受信に適した位相のクロックを生成する。そして、こうして調整されたクロックでデータをラッチすることでデータの受信を行なっている。また、継続的にクロックの調整を繰り返すことで、仮に受信データの位相が変動したとしても常にクロックの位相を理想的な位置に調整し、データを受信するフリップフロップのセットアップ制約やホールド制約に違反しないようにしている。
このようなタイミングリカバリを行なうタイミングリカバリ回路の一例としては次のようなものがある(例えば特許文献1を参照)。すなわち、判定回路によって、受信データの立上がりエッジで、多相クロック信号をサンプリングし、そのサンプリング状態から受信データの再生に最適なサンプリングクロック信号を判定する。このサンプリングクロック信号は、クロック選択回路を介してサンプリング回路に供給する。そして、クロック選択回路から供給されたサンプリングクロック信号にしたがって、サンプリング回路によって、受信データのラッチを行なう。
このように、受信データの遷移点との関係に着目して最適なクロックを選択し、それに同期して受信データをラッチすることで、ジッタなどによって位相が変動するデータを正確に受信することが可能となる。
特開2003−134096号公報
しかしながら、上記のタイミングリカバリ回路では、判定回路で受信データのサンプリングに用いられるクロックと、サンプリング回路で受信データのラッチに用いられるクロックの位相とが必ずしも一致しないという問題がある。この原因は、判定回路とサンプリング回路が物理的に別回路で実現されており、位置的にも離れているためである。つまり、判定回路による判定時には、受信データをラッチするのに最適な位相であると判断されたクロックでも、実際にサンプリング回路に供給されるまでには、クロック選択回路を介しているため、ずれが生じてしまい最適な位相ではなくなってしまう可能性があるということである。
この問題は、回路のレイアウトに注意することである程度解決することが可能であるが、データの通信レートが上がるにつれてデータ1ビットに対するずれの大きさが相対的に大きくなり、そのずれは無視できなくなってくる。
本発明は上記の問題に着目してなされたものであり、受信データとクロックの位相比較結果を正確に反映したデータ受信処理を行なえるようにすることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、
基準クロックの立ち上がりエッジが発生するタイミングを内包する比較期間内に受信データの変化が発生したか否かを検知する比較期間判定部と、
前記受信データの立ち上がりエッジが前記基準クロックに対して前にあるか後ろにあるかの判定、及び前記受信データの立下りエッジが前記基準クロックに対して前にあるか後ろにあるかの判定を行ない、それぞれの判定結果を示す第1判定信号及び第2判定信号を出力する位相判定部と、
前記比較期間判定部の検知結果、及び前記位相判定部の出力に応じたレベルの信号を、同期データとして同期クロックに同期させて出力する同期データ生成部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、受信データとクロックの位相比較結果を正確に反映したデータ受信処理が可能になる。
図1は、実施形態1に係るタイミングリカバリ回路100の構成を示すブロック図である。 図2は、比較期間判定部110の構成例を示す図である。 図3は、位相判定部120の構成例を示す図である。 図4は、同期データ生成部130の構成例を示す図である。 図5は、論理回路131によるRDの生成を説明するフローチャートである。 図6は、実施形態1に係る、第1クロック、第2クロック、基準クロック、受信データの遷移点の位置関係、比較期間判定部110の出力、及び位相判定部120の出力の一覧を示す図である。 図7は、実施形態1の変形例に係る位相判定部120の構成例を示す図である。 図8は、実施形態1の変形例に係る、第1クロック、第2クロック、基準クロック、受信データの遷移点の位置関係、比較期間判定部110の出力、及び位相判定部120の出力の一覧を示す図である。 図9は、実施形態1の変形例に係る、論理回路131によるRDの生成を説明するフローチャートである。 図10は、実施形態2に係るタイミングリカバリ回路200の構成を示すブロック図である。 図11は、実施形態2に係る位相判定部120の構成例を示す図である。 図12は、実施形態2に係る、第1クロック、第2クロック、基準クロック、受信データの遷移点の位置関係、比較期間判定部110の出力、及び位相判定部120の出力の一覧を示す図である。 図13は、実施形態2に係る同期データ生成部130の構成例を示す図である。 図14は、実施形態2に係る論理回路131によるRDの生成を説明するフローチャートである。 図15は、実施形態3に係るタイミングリカバリ回路300の構成を示すブロック図である。 図16は、実施形態3に係る比較期間判定部110の構成例を示す図である。 図17は、実施形態3に係る、第1クロック、第2クロック、基準クロック、受信データの遷移点の位置関係、比較期間判定部110の出力、及び位相判定部120の出力の一覧を示す図である。 図18は、実施形態3に係る同期データ生成部130の構成例を示す図である。 図19は、実施形態3に係る論理回路131によるRDの生成を説明するフローチャートである。 図20は、実施形態3の変形例に係る比較期間判定部110の構成例を示す図である。 図21は、実施形態3の変形例に係るタイミングリカバリ回路の構成を示すブロック図である。 図22は、実施形態3の変形例に係る同期データ生成部130の構成例を示す図である。 図23は、実施形態3の変形例に係る論理回路131によるRDの生成を説明するフローチャートである。 図24は、実施形態4に係るネットワークシステム400を示すブロック図である。 図25は、実施形態5に係る電子機器500を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態や変形例の説明において、一度説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るタイミングリカバリ回路100の構成を示すブロック図である。タイミングリカバリ回路100は、受信データを同期クロックに同期させて出力する回路である。タイミングリカバリ回路100は、図1に示すように、比較期間判定部110、位相判定部120、及び同期データ生成部130を備えている。
(比較期間判定部110の構成)
比較期間判定部110は、位相の異なる第1クロックと第2クロックを受信して、第1クロックと第2クロックのエッジにはさまれた期間を比較期間と認識し、受信データの変化が発生したか否かを検知する。詳しくは、この比較期間内に受信データの遷移点があった場合に、遷移の方向に応じて、rise検知信号とfall検知信号を出力する。rise検知信号は、第1クロックのエッジと第2クロックのエッジの間に受信データの立ち上がりエッジがある場合にH、それ以外の場合にLとなる信号である。また、fall検知信号は、第1クロックのエッジと第2クロックのエッジの間に受信データの立下りエッジがある場合にH、それ以外の場合にLとなる信号である。
比較期間判定部110は、例えば、図2のように構成することができる。
図2において、フリップフロップ111〜フリップフロップ114は、クロックの立ち上がりエッジに同期してデータを取り込むフリップフロップである。これらのフリップフロップは、リセット機能を備えており、リセット信号がLの場合に出力をLにリセットする。
フリップフロップ111とフリップフロップ112は、受信データの立ち上がりエッジに同期して、それぞれ第1クロック、第2クロックを取り込む。このため、第1クロックのエッジと第2クロックのエッジの間に受信データの立ち上がりエッジがある場合には、フリップフロップ111の出力がH、フリップフロップ112の出力がLとなる。このとき、比較期間判定部110はHのrise検知信号を出力し、それ以外の場合にはLのrise検知信号を出力する。
なお、本実施形態では、フリップフロップ111及びフリップフロップ112は、同期クロックがHとなった後の任意のタイミングでリセットされ、次に第1クロックの立ち上がりエッジ直前にリセットが解除されることが望ましい。このような構成を最も容易に実現するには、同期クロックを第1クロックの反転信号とし、リセット信号として第1クロックを用いればよい。ただし、この場合は、第2クロックの立ち上がりエッジは第1クロックの立下りエッジの前になければならない。
以後の説明では、リセット信号は、同期クロックの立ち上がりエッジ直後にLとなり、第1クロックの立ち上がりエッジ直前にHになる信号とする。
fall検知信号の生成は、rise検知信号の生成と同様に、第1クロックと第2クロックを、それぞれフリップフロップ113、フリップフロップ114で取り込んだ結果に基づいて行なう。rise検知信号の生成と異なる点は、これらのフリップフロップが受信データの反転信号に同期して動作する点である。これによって受信データの立下りエッジが、第1クロックと第2クロックの立ち上がりエッジの間に存在するかの判定が行なわれる。
これまでの説明で明らかであるが比較期間判定部110は、第1クロックの立ち上がりエッジ、第2クロックの立ち上がりエッジをそれぞれ比較期間の始点と終点と規定し、その間に受信データに遷移があったかどうかを判定する回路である。
(位相判定部120の構成)
位相判定部120は、受信データと基準クロックを受信し、両者の位相関係を判定する。なお、基準クロックは比較期間内に立ち上がりエッジを持つクロックである。
位相判定部120は、詳しくは、基準クロックに対して受信データの遷移点が前にあるか後ろにあるかを判定し、判定結果に応じた信号(後述する第1判定信号と第2判定信号)を出力する。また、位相判定部120は、比較期間判定部110が出力したrise検知信号とfall検知信号を受信し、受信データの遷移点が比較期間内にあった場合のみ、位相進み信号と位相遅れ信号を出力する。
位相判定部120は、例えば、図3のように構成することができる。位相判定部120は、RSラッチ121,122を含んでいる。RSラッチ121、RSラッチ122は、NAND型のRSラッチである。
RSラッチ121は、受信データとリセット信号との論理積を取った結果を一方の入力とし、基準クロックとリセット信号との論理積を取った結果をもう一方の入力としている。論理積を取ることによって、リセット信号の立ち上がりエッジ直前までの期間は、RSラッチ121は出力がHにリセットされ、その結果、比較期間開始前の受信データの変化は無視される。
リセット信号がHになると、RSラッチ121は、受信データと基準クロックを受信する。基準クロックがHになる前に受信データがHになると、RSラッチ121はLを出力し、結果としてHの第1判定信号を出力する。その後、基準クロックがHになっても、RSラッチ121の出力は、リセット信号がLになるまで維持される。
反対に受信データの立ち上がりエッジよりも先に基準クロックの立ち上がりエッジが発生した場合には、RSラッチ121の出力はHに固定され、第1判定信号はLとなる。また、比較期間中に受信データに立ち上がりエッジが発生しなかった場合にも第1判定信号はLとなる。このような動作によって、位相判定部120は、基準クロックに対して受信データの立ち上がりエッジが先か後かを判定する。
RSラッチ122は、受信データの反転信号と基準クロックに関してRSラッチ121と同様の判定を行なう。すなわち、RSラッチ122は、受信データの立下りエッジが基準クロックの先に発生したか後に発生したかを判定し、先に発生した場合はHの第2判定信号を出力し、後に発生した場合や立下りエッジが存在しなかった場合はLの第2判定信号を出力する。
以上のように、第1判定信号、第2判定信号は、それぞれ基準クロックに対する受信データの立ち上がりエッジ、立下りエッジに関する位相比較結果である。
また、位相判定部120は、rise検知信号と第1判定信号との論理積と、fall検知信号と第2判定信号との論理積とを求める。そして、これらの論理積の論理和を求め、それを位相進み信号として出力する。位相進み信号がHであれば、比較期間で受信データの遷移点が基準クロックに対して前にあることを意味している。さらに、位相判定部120は、第1判定信号の反転信号とrise検知信号との論理積と、第2判定信号の反転信号とfall検知信号との論理積とを求める。そして、これらの論理積の論理和を求め、それを位相遅れ信号として出力する。位相進み信号がHであれば、比較期間で受信データの遷移点が基準クロックに対して後にあることを意味している。
(同期データ生成部130の構成)
同期データ生成部130は、rise検知信号、fall検知信号、第1判定信号、第2判定信号を受信し、これらに応じて同期データを生成し、同期クロックに同期して出力する。
なお、同期データが出力された時点で比較期間判定部110、及び位相判定部120の出力はリセットする。
同期データ生成部130は、例えば、図4のように構成することができる。この例では、同期データ生成部130は、論理回路131とフリップフロップ132を備えている。
論理回路131は、比較期間判定部110の出力と位相判定部120の出力をもとに出力(RD)を生成する論理回路である。論理回路131は、具体的には、図5に示すフローチャートに則ってRDを生成する。図5に示すように、ステップS100より処理が開始され、ステップS101でrise検知信号がHであるかを判定する。rise検知信号がHであった場合には、ステップS103でRDとして第1判定信号を出力する。一方、ステップS101でrise検知信号がLと判定した場合は、RDとして第2判定信号の反転信号を出力する。
フリップフロップ132は、RDを同期クロックに同期して出力するフリップフロップである。
上記の構成により、同期データ生成部130は、位相判定部120が受信データの変化を検知した場合に、第1判定信号及び第2判定信号に応じたレベルの信号を同期データとして生成して、同期クロックに同期して出力する。
(タイミングリカバリ回路100の動作)
図6は、本実施形態の構成において、第1クロック、第2クロック、基準クロック、受信データの遷移点の位置関係、比較期間判定部110の出力、及び位相判定部120の出力の一覧を示す図である。
例えば、図6の(b)に示すように、受信データの立上がりエッジが、基準クロック の立上がりエッジよりも前にある場合には、比較期間判定部110は、比較期間にHのrise検知信号とLのfall検知信号を出力する。一方、位相判定部120は、Hの第1判定信号とHの第2判定信号を出力する。ここで、同期データ生成部130は、rise検知信号がHなので、RDとして第1判定信号、すなわちHの信号を同期クロックに同期して出力する。
以上のように、本実施形態によれば、位相比較処理とデータ受信処理の系を共通化することができ、正確に位相比較結果を反映したデータ受信処理を行なうことができる。
《実施形態1の変形例》
実施形態1の別の構成として、位相判定部120として図7に示す構成を用いることも可能である。これは、受信データの立下りエッジを用いない構成である。
この構成での比較期間判定部110と位相判定部120の出力は、各クロックと受信データの位相関係によって図8に示すようになる。そこで、本変形例では、同期データ生成部130の論理回路131は、図9に示すフローチャートに則ってRDを生成するように構成しておく。
論理回路131は、ステップS110より処理が開始されると、ステップS111でrise検知信号がHかどうかを判定する。rise検知信号がHの場合にはステップS118に進み、RDとして第1判定信号を出力する。rise検知信号がLの場合にはステップS112に進む。
ステップS112では、fall検知信号がHかどうかを判定する。fall検知信号がHの場合にはステップS115に進み、RDとして第2判定信号の反転信号を出力し、Lの場合にはステップS113に進む。
ステップS113では第1判定信号がHかつ第2判定信号がLであるかを調べ、そうである場合にはステップS116においてRDとしてHの信号を出力し、そうでない場合にはステップS114においてRDとしてLの信号を出力する。
ステップS113の判定を行なう理由は、図8の(d)と図8の(e)の状況では、比較期間判定部110と位相判定部120に供給される受信データにスキューが存在する場合、位相判定部120の出力結果が異なる可能性があるためである。
図8の(d)の状況では、比較期間判定部110は受信データの立ち上がりエッジを検知できないためrise検知信号がLとなる。しかしながら、比較期間判定部110内の受信データに対して位相判定部120内の受信データの位相が早い場合には、位相判定部120では受信データの立ち上がりエッジが第2クロックの立ち上がりエッジよりも前に来て第2判定信号がLになる可能性がある。
また、図8の(e)状況でも、比較期間判定部110は受信データの立下りエッジを検知できないためfall検知信号がLとなる。しかしながら、比較期間判定部110内の受信データに対して位相判定部120内の受信データの位相が遅い場合には、位相判定部120では、立下りエッジが第1クロックの立ち上がりエッジの後に来て第1判定信号がHになる可能性がある。このような状況に対応するため、本変形例では、図9のステップS113において、このような状況に対処するための判定を行なっている。
《発明の実施形態2》
図10は、本発明の実施形態2に係るタイミングリカバリ回路200の構成を示すブロック図である。タイミングリカバリ回路200は、位相判定部120の構成、及び同期データ生成部130の構成が実施形態1のタイミングリカバリ回路100と異なっている。
本実施形態では、位相判定部120は図11のように構成されている。この位相判定部120も、受信データと基準クロックを受信し、本実施形態でも実施形態1と同様の規則で両者の位相関係を判定し、第1判定信号、第2判定信号、位相進み信号、及び位相遅れ信号を出力する。
図11の位相判定部120は、フリップフロップ211〜214を含んでいる。フリップフロップ211〜214は、リセット機能付きのフリップフロップである。実施形態1の位相判定部120(図3を参照)との違いは、受信データと基準クロックをリセット信号でマスクするのに用いるのがフリップフロップか論理積回路かということである。
図11の構成では、フリップフロップのクロック入力に立ち上がりエッジが入力されない限りフリップフロップの出力がLに固定されたままである。そのため、RSラッチ121、RSラッチ122の出力も変化しない。例えば、受信データがHに固定されている状態を考えると、図3の構成ではリセット信号がLからHになった時点で、第1判定信号がHとなるが、本実施形態では、受信データに立ち上がりエッジがないため第1判定信号はLのままとなる。
実施形態1とは上記の構成の違いがあるが、本実施形態でもRSラッチ121は受信データと基準クロックの位相関係を判定し、RSラッチ122は受信データの反転信号と基準クロックの位相関係の判定を行なう。この結果、比較期間判定部110と位相判定部120から出力される信号は、クロックと受信データの位相関係によって、図12のようになる。これらの出力に応じて同期データ生成部130が同期データを生成する。
図13は、本実施形態における同期データ生成部130の構造を示す図である。この同期データ生成部130も、rise検知信号、fall検知信号、第1判定信号、第2判定信号を受信し、これらに応じて同期データを生成し、同期クロックに同期して出力する。なお、本実施形態においても、同期データが出力された時点で、比較期間判定部110及び位相判定部120の出力はリセットされるものとする。
この同期データ生成部130は、図13に示すように、フリップフロップ221、セレクタ222、フリップフロップ132、及び論理回路131を備えている。
フリップフロップ221は、受信データを基準クロックに同期して取り込む。
本実施形態でも論理回路131は、第1判定信号、第2判定信号、rise検知信号、fall検知信号に応じて出力を決定する。具体的には、論理回路131は、図14に示すフローチャートに則って出力を決定する。
ステップS200より処理が開始されると、ステップS201でrise検知信号がHであるかを判定する。判定の結果がHであった場合にはステップS203に進み、第1判定信号を出力する。ステップS201でrise検知信号がLだった場合にはステップS202に進み、第2判定信号の反転信号を出力する。
セレクタ222は、rise検知信号とfall検知信号のいずれかがHの場合に、論理回路131の出力を選択し、それ以外の場合に、フリップフロップ221の出力を選択し、選択した結果をRDとして出力する。
上記の構成により、比較期間内に受信データの遷移点が存在する場合には、論理回路131の出力をRDとして用いることになる。また、比較期間内に受信データの遷移点が存在しない場合、すなわちフリップフロップ221が受信データを取り込むためのタイミングマージンに余裕がある場合には、フリップフロップ221の出力をRDとして用いることになる。
《発明の実施形態3》
図15は、本発明の実施形態3に係るタイミングリカバリ回路300の構成を示すブロック図である。タイミングリカバリ回路300は、比較期間判定部110の構成、及び同期データ生成部130の構成が実施形態1、2等と異なっている。
本実施形態の比較期間判定部110は、実施形態1、2と同様にしてrise検知信号及びfall検知信号を出力するとともに、第1クロックの立ち上がりエッジ発生時点の受信データと第2クロックの立ち上がりエッジ発生時点の受信データをそれぞれ始点情報、終点情報として出力する。
本実施形態では、比較期間判定部110は、図16のように構成されている。図16において、フリップフロップ311とフリップフロップ312は、リセット機能付きフリップフロップである。フリップフロップ311、フリップフロップ312は、それぞれ第1クロック、第2クロックに同期して受信データを取り込む。比較期間判定部110は、フリップフロップ311の出力を始点情報として出力し、フリップフロップ312の出力を終点情報として出力する。また、始点情報の反転信号と終点情報との論理積をrise検知信号として出力し、終点情報の反転信号と始点情報の論理積をfall検知信号として出力する。
このような比較期間判定部110と位相判定部120の組み合わせによって、各クロックと受信データの位相関係に応じた出力は、図17のようになる。同期データ生成部130は、このような出力に応じて同期データを生成して出力する。
本実施形態における同期データ生成部130は、rise検知信号、fall検知信号、第1判定信号、第2判定信号、始点情報、及び終点情報を受信し、これらに応じて同期データを生成し、同期クロックに同期して出力する。なお、本実施形態においても、同期データが出力された時点で、比較期間判定部110及び位相判定部120の出力はリセットされるものとする。
図18は、本実施形態における同期データ生成部130の構造を示す図である。この同期データ生成部130は、図18に示すように、論理回路131とフリップフロップ132を備えている。
本実施形態においても論理回路131は、入力に応じたRDを生成する論理回路である。本実施形態の論理回路131は、図19に示すフローチャートに則ってRDを生成する。論理回路131は、ステップS300より処理を開始し、ステップS301でrise検知信号がHであればステップS304に進みRDとして第1判定信号を出力する。rise検知信号がLであればステップS302に進む。ステップS302では、fall検知信号がHかどうかを調べ、Hの場合にはステップS305において、第2判定信号の反転信号をRDとして出力し、Lの場合にはステップS303において、始点情報をRDとして出力する。
上記のようにして決定されたRDは、フリップフロップ132で同期クロックに同期させられて、同期データとして出力される。
なお、論理回路131では、始点情報の代わりに終点情報を用いてRDを生成することも可能である。終点情報を用いる場合も、比較期間にデータの遷移がない場合は保持した値を同期データとして用いる。
《実施形態3の変形例》
比較期間判定部110として図20に示す構成を用いることも可能である。この場合は、受信データの反転信号に対する始点情報である反転始点情報を同期データの生成に利用する。
図21は、図20の比較期間判定部110を用いた場合のタイミングリカバリ回路の構成を示すブロック図である。このタイミングリカバリ回路では、比較期間判定部110と同期データ生成部130の構成が実施形態3等と異なっている。
図20においてフリップフロップ321〜324は、リセット機能付きのフリップフロップである。
フリップフロップ321、フリップフロップ322は、それぞれ第1クロック、第2クロックに同期して受信データを取り込む。比較期間判定部110は、フリップフロップ321の出力を始点情報として出力し、フリップフロップ322の出力を終点情報として出力する。その際、比較期間判定部110は、始点情報の反転信号と終点情報の論理積をrise検知信号として出力する。
一方、フリップフロップ323、フリップフロップ324は、それぞれ第1クロック、第2クロックに同期して受信データの反転信号を取り込む。フリップフロップ323の出力が反転始点情報として出力される。また、比較期間判定部110は、その際に反転始点情報の反転信号とフリップフロップ324の出力との論理積をfall検知信号として出力する。各クロックと受信データの位相関係に応じた比較期間判定部110と位相判定部120の出力は、図17のようになる。
本実施形態における同期データ生成部130は、始点情報、終点情報、反転始点情報、rise検知信号、fall検知信号、第1判定信号、第2判定信号を受信して、それらに応じた同期データを生成する。
図22は、本実施形態における同期データ生成部130の構造を示す図である。この同期データ生成部130は、図22に示すように、論理回路131とフリップフロップ132を備えている。
本実施形態でも論理回路131は、入力に応じたRDを生成する論理回路である。
本実施形態における論理回路131は図23に示すフローチャートに則ってRDを生成する。論理回路131は、ステップS310より処理を開始し、ステップS311でrise検知信号がHか調べる。この結果、rise検知信号がHだった場合はステップS315に進み、RDとして第1判定信号を出力する。rise検知信号がHでなかった場合はステップS312に進み、fall検知信号がHであるかを調べる。fall検知信号がHだった場合は、ステップS316に進みRDとして第2判定信号の反転信号を出力する。fall検知信号がHでなかった場合は、ステップS313に進む。
ステップS313では、始点情報と反転始点情報が等しいかを調べる。この結果、両者が等しい場合は、ステップS317に進みRDとして終点情報を出力し、等しくない場合は、ステップS314に進みRDに始点情報を出力する。
ステップS313において始点情報と反転始点情報の比較を行うのは、第1クロック、第2クロックと受信データの位相関係によってはフリップフロップ321、フリップフロップ322、フリップフロップ323、フリップフロップ324の出力が必ずしも正しい値でない可能性があるためである。本来、始点情報と反転始点情報は反転した関係になっているが、受信データと受信データの反転信号の間のスキューがあった場合やフリップフロップ321、フリップフロップ322、フリップフロップ323、フリップフロップ324の出力がメタステーブル状態となった場合などにはその関係がくずれてしまう。このようなことから、始点情報と反転始点情報が等しい場合には始点情報の信頼性が低いと考えられ、始点情報をRDとして用いず、代わりに終点情報を用いるようにしている。同様に、終点情報でもこのような現象が発生する可能性があるため、より信頼性の高い信号をRDとして選択するようになっている。
上記の処理で決定されたRDは、フリップフロップ132によって、同期クロックに同期させられて同期データとして出力される。
《発明の実施形態4》
実施形態4では、本発明に係るタイミングリカバリ回路を通信ノードに適用した例を説明する。図24は、そのような通信ノードを用いたネットワークシステム400を示している。ネットワークシステム400は、図24に示すように、通信ノード410、ネットワークケーブル420を備えている。
通信ノード410は、接続ポート411、タイミングリカバリ回路412(上記の何れの実施形態、変形のものでもよい)、及び論理回路413を備えている。
ネットワークケーブル420に接続された、それぞれの通信ノード410は、独自のクロック源を持っている。そのため、通信ノード410間のデータ通信は非同期通信となる。ネットワークケーブル420を介して送信されたデータは、接続ポート411で受信され適正な振幅を持った受信データに変換される。この受信データは、タイミングリカバリ回路412に送られ、通信ノード410の内部クロックと受信データの位相比較に応じた位相調整が行われるのと同時に、上記の各実施形態で説明したような同期データ生成処理が行なわれる。生成された同期データは論理回路413に入力され、通信処理が完了する。
《発明の実施形態5》
上記のようなネットワークシステムに限らず、本発明に係るタイミングリカバリ回路の用途はある。例えば図25は、記憶媒体から情報を読み出すリードチャネル(電子機器500)への適用例を示した図である。
電子機器500は、図25に示すように、記憶媒体510、読取ヘッド520、アナログフロントエンド530(図中ではAFEと略記)、タイミングリカバリ回路540(上記の何れの実施形態、変形のものでもよい)、及び論理回路550を備えている。
記憶媒体510に記録されている情報は、読取ヘッド520で読み取られ、アナログフロントエンド530(信号出力回路)で波形整形処理が行なわれてからタイミングリカバリ回路540に送られる。
タイミングリカバリ回路540は、位相制御処理を行ないながら同期データを生成し、それを論理回路550に送る。リードチャネルでは高速なデータの読み出しが求められるうえ、記憶媒体の傾きや回転速度などによって読み取られるデータにジッタが発生する。そのため、正確にデータを受信するためには、本発明に係るタイミングリカバリ回路が好適である。
本発明に係るタイミングリカバリ回路は、受信データとクロックの位相比較結果を正確に反映したデータ受信処理が可能になるという効果を有し、データ通信において受信したデータにクロック信号を同期してラッチするタイミングリカバリ回路等として有用である。
100 タイミングリカバリ回路
110 比較期間判定部
111〜114 フリップフロップ
120 位相判定部
121 RSラッチ
122 RSラッチ
130 同期データ生成部
131 論理回路
132 フリップフロップ
200 タイミングリカバリ回路
211〜214 フリップフロップ
221 フリップフロップ
222 セレクタ
300 タイミングリカバリ回路
311〜312 フリップフロップ
321〜324 フリップフロップ
400 ネットワークシステム
410 通信ノード
411 接続ポート
412 タイミングリカバリ回路
413 論理回路
420 ネットワークケーブル
500 電子機器
510 記憶媒体
520 読取ヘッド
530 アナログフロントエンド
540 タイミングリカバリ回路
550 論理回路

Claims (19)

  1. 基準クロックの立ち上がりエッジが発生するタイミングを内包する比較期間内に受信データの変化が発生したか否かを検知する比較期間判定部と、
    前記受信データの立ち上がりエッジが前記基準クロックに対して前にあるか後ろにあるかの判定、及び前記受信データの立下りエッジが前記基準クロックに対して前にあるか後ろにあるかの判定を行ない、それぞれの判定結果を示す第1判定信号及び第2判定信号を出力する位相判定部と、
    前記比較期間判定部の検知結果、及び前記位相判定部の出力に応じたレベルの信号を、同期データとして同期クロックに同期させて出力する同期データ生成部と、
    を備えたことを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  2. 請求項1のタイミングリカバリ回路であって、
    前記受信データは、第1の値と第2の値との間で変化する信号であり、
    前記位相判定部は、前記比較期間において、前記受信データの前記第2の値から前記第1の値への変化が前記基準クロックの立ち上がりエッジよりも時間的に前に発生した場合に、前記第1の値の第1判定信号を出力し、それ以外の場合に、前記第2の値の第1判定信号を出力するとともに、前記比較期間において、前記受信データの前記第1の値から前記第2の値への変化が前記基準クロックの立ち上がりエッジより時間的に前に発生した場合に、前記第1の値の第2判定信号を出力し、それ以外の場合に、前記第2の値の第2判定信号を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  3. 請求項1のタイミングリカバリ回路であって、
    前記受信データは、第1の値と第2の値との間で変化する信号であり、
    前記位相判定部は、前記比較期間の始点から前記基準クロックの立ち上がりエッジまでの間に前記受信データが前記第1の値であった場合に、前記第1の値の第1判定信号を出力し、それ以外の場合には、前記第2の値の第1判定信号を出力するとともに、前記比較期間の始点から前記基準クロックの立ち上がりエッジまでの間に前記受信データが前記第2の値であった場合に、前記第1の値の第2判定信号を出力し、それ以外の場合には、前記第2の値の第2判定信号を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  4. 請求項1のタイミングリカバリ回路であって、
    前記受信データは、第1の値と第2の値との間で変化する信号であり、
    前記位相判定部は、前記比較期間の始点から前記基準クロックの立ち上がりエッジまでの間に前記受信データが前記第1の値であった場合に、前記第1の値の第1判定信号を出力し、それ以外の場合には、第2の値の第1判定信号を出力するとともに、前記基準クロックの立ち上がりエッジから前記比較期間の終点までの間に前記受信データが前記第1の値であった場合に、前記第2の値の第2判定信号を出力し、それ以外の場合に、前記第1の値の第2判定信号を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  5. 請求項1のタイミングリカバリ回路であって、
    前記同期データ生成部は、前記基準クロックに同期して前記受信データを保持する受信データ保持部を備えており、前記比較期間判定部が前記受信データの変化を検出していない場合は、前記受信データ保持部の出力を前記同期データとして出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  6. 請求項5のタイミングリカバリ回路であって、
    前記受信データは、第1の値と第2の値との間で変化する信号であり、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間内における前記受信データの、前記第2の値から前記第1の値への変化、及び前記第1の値から前記第2の値への変化を検知し、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間内において前記第2の値から前記第1の値への変化を前記比較期間判定部が検知した場合には、前記第1判定信号を前記同期データとして出力し、前記比較期間内において前記第1の値から前記第2の値への変化を前記比較期間判定部が検知した場合には、前記第2判定信号の反転信号を前記同期データとして出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  7. 請求項3のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間内における前記受信データの、前記第2の値から前記第1の値への変化、及び前記第1の値から前記第2の値への変化を検知し、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間内に前記受信データが前記第2の値から前記第1の値に変化したことを前記比較期間判定部が検知した場合には、前記第1判定信号を前記同期データとして出力し、それ以外の場合には前記第2判定信号の値の反転信号を前記同期データとして出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  8. 請求項3のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間内における前記受信データの、前記第2の値から前記第1の値への変化、及び前記第1の値から前記第2の値への変化を検知し、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間内に前記受信データが前記第1の値から前記第2の値に変化したことを前記比較期間判定部が検知した場合は、前記第2判定信号の反転信号を前記同期データとして出力し、前記比較期間内に前記受信データが前記第2の値から前記第1の値に変化したことを検知した場合は、前記第1判定信号を前記同期データとして出力し、前記比較期間内に前記受信データの変化が発生していない場合は、前記第1判定信号が前記第1の値でかつ前記第2判定信号が前記第2の値ならば、前記同期データとして前記第1の値を出力し、そうでなければ、前記同期データとして前記第2の値を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  9. 請求項2のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間の始点又は始点における前記受信データの状態を状態情報として保持するように構成されており、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間において、前記受信データの前記第2の値から前記第1の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第1判定信号を出力し、前記比較期間において、前記受信データの前記第1の値から前記第2の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第2判定信号の反転信号を出力し、これらの何れでもない場合に、前記同期データとして前記状態情報を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  10. 請求項2のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間の始点及び終点における前記受信データの状態をそれぞれ始点情報及び終点情報として保持するとともに、前記比較期間の始点における前記受信データを反転させたものを反転始点情報として保持するように構成されており、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間において、前記受信データの前記第2の値から前記第1の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第1判定信号を出力し、前記比較期間において、前記受信データの前記第1の値から前記第2の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第2判定信号の反転信号を出力し、前記始点情報と前記反転始点情報とが等しい場合には、前記同期データとして前記終点情報を出力し、それらの何れでもない場合には、前記同期データとして前記始点情報を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  11. 請求項1のタイミングリカバリ回路と、
    ネットワークに接続する接続ポートと、
    を備え、
    前記タイミングリカバリ回路は、
    前記接続ポートを介して受信した受信データを入力とすることを特徴とする通信ノード。
  12. 請求項11の通信ノードを複数含んでおり、
    これらの通信ノードがそれぞれ接続されてなることを特徴とするネットワークシステム。
  13. 請求項1のタイミングリカバリ回路と、
    第1の値と第2の値との間で変化する信号を出力する信号出力回路と、
    を備え、
    前記タイミングリカバリ回路は、前記信号出力回路が出力する信号を入力とすることを特徴とする電子機器。
  14. 請求項4のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間内における前記受信データの、前記第2の値から前記第1の値への変化、及び前記第1の値から前記第2の値への変化を検知し、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間内に前記受信データが前記第2の値から前記第1の値に変化したことを前記比較期間判定部が検知した場合には、前記第1判定信号を前記同期データとして出力し、それ以外の場合には前記第2判定信号の値の反転信号を前記同期データとして出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  15. 請求項4のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間内における前記受信データの、前記第2の値から前記第1の値への変化、及び前記第1の値から前記第2の値への変化を検知し、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間内に前記受信データが前記第1の値から前記第2の値に変化したことを前記比較期間判定部が検知した場合は、前記第2判定信号の反転信号を前記同期データとして出力し、前記比較期間内に前記受信データが前記第2の値から前記第1の値に変化したことを検知した場合は、前記第1判定信号を前記同期データとして出力し、前記比較期間内に前記受信データの変化が発生していない場合は、前記第1判定信号が前記第1の値でかつ前記第2判定信号が前記第2の値ならば、前記同期データとして前記第1の値を出力し、そうでなければ、前記同期データとして前記第2の値を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  16. 請求項3のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間の始点又は始点における前記受信データの状態を状態情報として保持するように構成されており、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間において、前記受信データの前記第2の値から前記第1の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第1判定信号を出力し、前記比較期間において、前記受信データの前記第1の値から前記第2の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第2判定信号の反転信号を出力し、これらの何れでもない場合に、前記同期データとして前記状態情報を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  17. 請求項4のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間の始点又は始点における前記受信データの状態を状態情報として保持するように構成されており、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間において、前記受信データの前記第2の値から前記第1の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第1判定信号を出力し、前記比較期間において、前記受信データの前記第1の値から前記第2の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第2判定信号の反転信号を出力し、これらの何れでもない場合に、前記同期データとして前記状態情報を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  18. 請求項3のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間の始点及び終点における前記受信データの状態をそれぞれ始点情報及び終点情報として保持するとともに、前記比較期間の始点における前記受信データを反転させたものを反転始点情報として保持するように構成されており、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間において、前記受信データの前記第2の値から前記第1の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第1判定信号を出力し、前記比較期間において、前記受信データの前記第1の値から前記第2の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第2判定信号の反転信号を出力し、前記始点情報と前記反転始点情報とが等しい場合には、前記同期データとして前記終点情報を出力し、それらの何れでもない場合には、前記同期データとして前記始点情報を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
  19. 請求項4のタイミングリカバリ回路であって、
    前記比較期間判定部は、前記比較期間の始点及び終点における前記受信データの状態をそれぞれ始点情報及び終点情報として保持するとともに、前記比較期間の始点における前記受信データを反転させたものを反転始点情報として保持するように構成されており、
    前記同期データ生成部は、前記比較期間において、前記受信データの前記第2の値から前記第1の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第1判定信号を出力し、前記比較期間において、前記受信データの前記第1の値から前記第2の値への変化が発生した場合に、前記同期データとして前記第2判定信号の反転信号を出力し、前記始点情報と前記反転始点情報とが等しい場合には、前記同期データとして前記終点情報を出力し、それらの何れでもない場合には、前記同期データとして前記始点情報を出力することを特徴とするタイミングリカバリ回路。
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