JP2003134096A - データ抽出回路 - Google Patents

データ抽出回路

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JP2003134096A
JP2003134096A JP2001331295A JP2001331295A JP2003134096A JP 2003134096 A JP2003134096 A JP 2003134096A JP 2001331295 A JP2001331295 A JP 2001331295A JP 2001331295 A JP2001331295 A JP 2001331295A JP 2003134096 A JP2003134096 A JP 2003134096A
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clock
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signal
input terminal
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JP2001331295A
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Shuichi Takada
秀一 高田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
    • H04L7/0338Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals the correction of the phase error being performed by a feed forward loop

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、互いに異なるクロック信号源を有す
る通信装置間でのデータ信号のシリアル伝送に用いられ
るデータ抽出回路において、受信データ信号の再生に最
適なサンプリングクロック信号を短時間に得ることがで
きるようにすることを最も主要な特徴としている。 【解決手段】たとえば、判定回路10は、受信データ信
号の立ち上がりエッジで、多相クロック信号CK1〜C
Knをサンプリングする。そして、そのサンプリングの
状態から、受信データ信号の再生に最適なサンプリング
クロック信号を判定する。また、その判定の結果として
のクロック選択信号を、クロック選択回路20に対して
出力する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ抽出回路に
関するもので、たとえば、互いに異なるクロック信号源
を有する通信装置間でのデータ信号のシリアル伝送に用
いられるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、モバイル機器などの普及にともな
い、互いに異なるクロック信号源を有する通信機器間
で、データ信号のシリアル伝送が盛んに行われるように
なってきている。
【0003】図6は、互いに異なるクロック信号源を有
する通信機器間で、データ信号のシリアル伝送を行う場
合の例を示すものである。
【0004】図に示すように、互いに異なるクロック信
号源t,rを有する通信機器T,R間において、データ
信号のみをシリアル伝送により送受信する非同期式の場
合、データ信号を送信する送信機(この場合、通信機器
T)側と、そのデータ信号を受信する受信機(この場
合、通信機器R)側とで、同一周波数のクロックを作り
出すようにしている。
【0005】しかしながら、通信機器Tと通信機器Rと
における周波数の若干のずれ(α1,α2 )により、必
ず、周波数オフセットが発生する。そのため、従来は、
受信機側において、受信したデータ信号(以下、受信デ
ータ信号)と同期したサンプリングクロック信号を発生
させる。そして、このサンプリングクロック信号で受信
データ信号をサンプリングすることによって、再生デー
タ信号を得るようにしている。
【0006】上記サンプリングクロック信号を発生させ
るための回路には様々あるが、多相クロック信号を利用
するようにした方法もその一つである。
【0007】図7は、多相クロック信号を用いて受信デ
ータ信号の再生(再生データ信号の抽出)を行う、従来
のデータ抽出回路の構成例を示すものである。
【0008】図に示すように、このデータ抽出回路は、
選択回路1、位相比較回路2、クロック制御回路3、お
よび、サンプリング回路(F/F)4を有して構成され
ている。
【0009】このデータ抽出回路においては、たとえば
図8に示すようにして、受信データ信号の再生に最適な
サンプリングクロック信号の選択が行われる。すなわ
ち、選択回路1では、PLL(図示していない)にて発
生された多相クロック信号CK1〜CKnより、クロッ
ク制御回路3からの選択回路制御信号にしたがって1つ
のクロック信号を選択する。位相比較回路2では、受信
データ信号の立ち上がりエッジ(または、立ち下がりエ
ッジ)と、上記選択回路1で選択されたクロック信号の
エッジまでの位相とを比較する。そして、その比較の結
果にもとづいて、上記クロック制御回路3を制御するた
めの制御信号UP/DNを出力する。クロック制御回路
3では、上記制御信号UP/DNに応じた選択回路制御
信号を生成し、上記選択回路1に出力(フィードバッ
ク)する。こうして、受信データ信号の再生に最適なサ
ンプリングクロック信号が得られるまで、上記のフィー
ドバック制御が繰り返される。これにより、サンプリン
グ回路4において、多相クロック信号CK1〜CKnよ
り最終的に選び出された最適なクロック信号を用いて、
再生データ信号を抽出するための受信データ信号のサン
プリングが行われる。
【0010】このデータ抽出回路の場合、多相クロック
信号CK1〜CKnより最適なサンプリングクロック信
号を得るには、少なくともn/2回の動作が必要であ
る。
【0011】特に、最新のモバイル機器などにおいて
は、待機電力の削減のために、待機時にデータ信号の送
信そのものを停止するようになってきている。ところ
が、このような方式を採用するシリアル伝送の場合、た
とえば図9に示すように、送信の再開時に、周波数オフ
セットの影響により、受信データ信号とサンプリングク
ロック信号との位相関係がずれることがある。このた
め、上記した構成のデータ抽出回路では、再度、位相合
わせのための動作が必要になるばかりか、最悪の場合、
受信データ信号から再生データ信号を抽出できなくな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、多相クロック信号より最適なサンプリング
クロック信号を得るには多少の時間を要するため、デー
タ信号の送信の再開時に受信データ信号のサンプリング
を瞬時に行うことができないといった不具合があった。
【0013】そこで、この発明は、受信データの再生に
最適なサンプリングクロックを短時間に得ることがで
き、データ送信の再開時にも瞬時に受信データの再生を
行うことが可能なデータ抽出回路を提供することを目的
としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のデータ抽出回路にあっては、外部より
供給される受信データのエッジに対応する、内部で生成
された多相クロックの位相情報より、前記受信データの
再生に最適なサンプリングクロックを判定する判定回路
と、この判定回路での判定結果をもとに、前記多相クロ
ックより、前記受信データの再生に最適なクロックを選
択する選択回路と、この選択回路で選択された前記クロ
ックにしたがって、前記受信データの再生を行う再生回
路とを具備したことを特徴とする。
【0015】この発明のデータ抽出回路によれば、受信
データのエッジにてサンプリングされた多相クロックの
位相から、受信データの再生に最適なサンプリングクロ
ックを判定できるようになる。これにより、最適なサン
プリングクロックを選択するのとほぼ同時に、受信デー
タの再生を開始することが可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態にかかる、デ
ータ抽出回路の構成例を示すものである。なお、ここで
は、たとえば図6に示した、互いに異なるクロック信号
源t,rを有する通信機器T,R間でのデータ信号のシ
リアル伝送に用いる場合について説明する。
【0018】同図において、このデータ抽出回路は、判
定回路10、クロック選択回路20、および、フリップ
フロップ(F/F)回路からなるサンプリング回路(再
生回路)30を有して構成されている。
【0019】上記判定回路10には、たとえば図6に示
すように、外部の通信機器Tより送信され、通信機器R
で受信されたデータ信号(受信データ信号)が供給され
る。また、判定回路10には、通信機器Rの内部のPL
L(図示していない)で生成された多相クロック信号C
K1〜CKnが供給される。この判定回路10は、上記
受信データ信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエ
ッジで、上記多相クロック信号CK1〜CKnをサンプ
リングする。そして、そのサンプリングの状態(位相情
報)から、上記受信データ信号の再生に最適なサンプリ
ングクロック信号(最適クロック信号)を判定する。ま
た、その判定の結果としてのクロック選択信号を、上記
クロック選択回路20に対して出力する。なお、この判
定回路10での判定の具体的な方法については、後述す
る。
【0020】上記クロック選択回路20には、上記判定
回路10からのクロック選択信号が供給される。また、
クロック選択回路20には、上記多相クロック信号CK
1〜CKnが供給される。このクロック選択回路20
は、上記判定回路10からのクロック選択信号にしたが
って、上記多相クロック信号CK1〜CKnより最適ク
ロック信号を選択する。そして、その最適クロック信号
を上記サンプリング回路30に出力する。
【0021】上記サンプリング回路30には、上記クロ
ック選択回路20からの最適クロック信号が供給され
る。また、サンプリング回路30には、上記受信データ
信号が供給される。このサンプリング回路30は、上記
最適クロック信号によって上記受信データ信号をサンプ
リングする。こうすることにより、上記受信データ信号
から再生データ信号を抽出する。
【0022】図2は、上記したデータ抽出回路の構成
を、より具体化して示すものである。なお、ここでは、
多相クロック信号CK1〜CKnの数(n)を「8」と
した場合について説明する。また、多相クロック信号C
K2と位相が180度ずれた多相クロック信号CK6
を、最適クロック信号とした場合の例を示している。
【0023】同図において、上記判定回路10は、フリ
ップフロップ(F/F)回路11a〜11h、ノット回
路(インバータ)12a〜12h、および、オア回路1
3a〜13hを有して構成されている。
【0024】すなわち、上記F/F回路11a〜11h
の入力端の一方には、それぞれ、上記受信データ信号が
共通に入力される。また、上記F/F回路11a〜11
hの入力端の他方(データ入力端子D)には、上記多相
クロック信号CK1〜CK8がそれぞれ入力される。
【0025】上記F/F回路11aの出力端(出力端子
Q)は、上記インバータ12aの入力端および上記オア
回路13hの他方の入力端に接続されている。上記イン
バータ12aの出力端は、上記オア回路13aの一方の
入力端に接続されている。
【0026】上記F/F回路11bの出力端は、上記イ
ンバータ12bの入力端および上記オア回路13aの他
方の入力端に接続されている。上記インバータ12bの
出力端は、上記オア回路13bの一方の入力端に接続さ
れている。
【0027】上記F/F回路11cの出力端は、上記イ
ンバータ12cの入力端および上記オア回路13bの他
方の入力端に接続されている。上記インバータ12cの
出力端は、上記オア回路13cの一方の入力端に接続さ
れている。
【0028】上記F/F回路11dの出力端は、上記イ
ンバータ12dの入力端および上記オア回路13cの他
方の入力端に接続されている。上記インバータ12dの
出力端は、上記オア回路13dの一方の入力端に接続さ
れている。
【0029】上記F/F回路11eの出力端は、上記イ
ンバータ12eの入力端および上記オア回路13dの他
方の入力端に接続されている。上記インバータ12eの
出力端は、上記オア回路13eの一方の入力端に接続さ
れている。
【0030】上記F/F回路11fの出力端は、上記イ
ンバータ12fの入力端および上記オア回路13eの他
方の入力端に接続されている。上記インバータ12fの
出力端は、上記オア回路13fの一方の入力端に接続さ
れている。
【0031】上記F/F回路11gの出力端は、上記イ
ンバータ12gの入力端および上記オア回路13fの他
方の入力端に接続されている。上記インバータ12gの
出力端は、上記オア回路13gの一方の入力端に接続さ
れている。
【0032】上記F/F回路11hの出力端は、上記イ
ンバータ12hの入力端および上記オア回路13gの他
方の入力端に接続されている。上記インバータ12hの
出力端は、上記オア回路13hの一方の入力端に接続さ
れている。
【0033】上記クロック選択回路20は、ナンド回路
21a〜21m、および、オア回路22a,22bを有
して構成されている。
【0034】すなわち、上記ナンド回路21aの一方の
入力端には、上記判定回路10における、上記オア回路
13aの出力端が接続されている。また、このナンド回
路21aの他方の入力端には、上記多相クロック信号C
K5が入力される。
【0035】上記ナンド回路21bの一方の入力端に
は、上記オア回路13bの出力端が接続されている。ま
た、このナンド回路21bの他方の入力端には、上記多
相クロック信号CK6が入力される。
【0036】上記ナンド回路21cの一方の入力端に
は、上記オア回路13cの出力端が接続されている。ま
た、このナンド回路21cの他方の入力端には、上記多
相クロック信号CK7が入力される。
【0037】上記ナンド回路21dの一方の入力端に
は、上記オア回路13dの出力端が接続されている。ま
た、このナンド回路21dの他方の入力端には、上記多
相クロック信号CK8が入力される。
【0038】上記ナンド回路21eの一方の入力端に
は、上記オア回路13eの出力端が接続されている。ま
た、このナンド回路21eの他方の入力端には、上記多
相クロック信号CK1が入力される。
【0039】上記ナンド回路21fの一方の入力端に
は、上記オア回路13fの出力端が接続されている。ま
た、このナンド回路21fの他方の入力端には、上記多
相クロック信号CK2が入力される。
【0040】上記ナンド回路21gの一方の入力端に
は、上記オア回路13gの出力端が接続されている。ま
た、このナンド回路21gの他方の入力端には、上記多
相クロック信号CK3が入力される。
【0041】上記ナンド回路21hの一方の入力端に
は、上記オア回路13hの出力端が接続されている。ま
た、このナンド回路21hの他方の入力端には、上記多
相クロック信号CK4が入力される。
【0042】上記ナンド回路21aの出力端は、上記ナ
ンド回路21iの一方の入力端に接続されている。ま
た、このナンド回路21iの他方の入力端には、上記ナ
ンド回路21bの出力端が接続されている。
【0043】上記ナンド回路21cの出力端は、上記ナ
ンド回路21jの一方の入力端に接続されている。ま
た、このナンド回路21jの他方の入力端には、上記ナ
ンド回路21dの出力端が接続されている。
【0044】上記ナンド回路21eの出力端は、上記ナ
ンド回路21kの一方の入力端に接続されている。ま
た、このナンド回路21kの他方の入力端には、上記ナ
ンド回路21fの出力端が接続されている。
【0045】上記ナンド回路21gの出力端は、上記ナ
ンド回路21lの一方の入力端に接続されている。ま
た、このナンド回路21lの他方の入力端には、上記ナ
ンド回路21hの出力端が接続されている。
【0046】上記ナンド回路21iの出力端は、上記オ
ア回路22aの一方の入力端に接続されている。また、
このオア回路22aの他方の入力端には、上記ナンド回
路21jの出力端が接続されている。
【0047】上記ナンド回路21kの出力端は、上記オ
ア回路22bの一方の入力端に接続されている。また、
このオア回路22bの他方の入力端には、上記ナンド回
路21lの出力端が接続されている。
【0048】さらに、上記オア回路22aの出力端は、
上記ナンド回路21mの一方の入力端に接続されてい
る。また、このナンド回路21mの他方の入力端には、
上記オア回路22bの出力端が接続されている。
【0049】そして、上記ナンド回路21mの出力端
は、上記サンプリング回路30を成すF/F回路の入力
端の他方に接続されている。
【0050】上記サンプリング回路30を成すF/F回
路の入力端の一方(データ入力端子D)には、遅延回路
40を介して、上記受信データ信号が入力されるように
なっている。また、このF/F回路の出力端(出力端子
Q)からは、上記受信データ信号より再生された再生デ
ータ信号が出力される。
【0051】ここで、上記サンプリング回路30の前段
に設けられた上記遅延回路40は、上記クロック選択回
路20での最適クロック信号の選択に要する時間に応じ
て、上記受信データ信号を遅延させるためのもので、上
記クロック選択回路20におけるロジック回路の段数
(この場合、4段)と同数のロジック回路を直列に接続
してなる構成とされている。
【0052】すなわち、上記遅延回路40は、たとえば
上記受信データ信号が一方の入力端に供給されるナンド
回路41aの出力端が、ナンド回路41bの一方の入力
端に接続され、このナンド回路41bの出力端が、オア
回路42の一方の入力端に接続され、このオア回路42
の出力端が、ナンド回路41cの一方の入力端に接続さ
れ、このナンド回路41cの出力端が、上記サンプリン
グ回路30を成すF/F回路の入力端の一方(データ入
力端子D)に接続されている。
【0053】なお、上記ナンド回路41a,41b,4
1cおよび上記オア回路42の他方の入力端には、それ
ぞれ、基準信号が供給されるようになっている。また、
このような構成の遅延回路40は、たとえば、上記判定
回路10内に設けることができる。
【0054】図3は、上記した構成におけるデータ抽出
回路での、最適クロック信号の選択にかかる動作を説明
するために示すものである。なお、ここでは、受信デー
タ信号の最初の立ち上がりエッジでの動作について説明
する。
【0055】図に示すように、たとえば、受信データ信
号と、多相クロック信号CK1〜CK8とが、上記判定
回路10に取り込まれたとする。
【0056】すると、上記判定回路10では、受信デー
タ信号の立ち上がりエッジに対応するタイミングにおい
て、位相情報としての、上記多相クロック信号CK1〜
CK8の各レベルの、ハイレベル(H)からロウレベル
(L)への変化が検出される。この例の場合、多相クロ
ック信号CK2のハイレベルから多相クロック信号CK
3のロウレベルへの変化が検出される。これにより、上
記オア回路13a〜13hの各出力のうち、上記オア回
路13bの出力のみがハイレベル(H)状態となる。
【0057】すなわち、この例においては、多相クロッ
ク信号CK2から数タップ後の、たとえば、この多相ク
ロック信号CK2と位相が180度ずれた多相クロック
信号CK6が、結果的に、最適クロック信号として判定
される。そして、上記オア回路13bの出力のみがハイ
レベル(H)状態とされた、上記オア回路13a〜13
hの各出力が、上記判定回路10からのクロック選択信
号として出力される。
【0058】一方、上記判定回路10からのクロック選
択信号を受けて、上記クロック選択回路20では、ナン
ド回路21a〜21hの各出力のうち、ナンド回路21
bの出力のみがハイレベル状態となる。その結果、上記
クロック選択回路20からは、上記サンプリング回路3
0に対して、多相クロック信号CK6が最適クロック信
号として出力されることになる。
【0059】上記サンプリング回路30では、上記多相
クロック信号CK6の供給に同期して、上記遅延回路4
0より供給される受信データ信号をサンプリングするこ
とにより、再生データ信号の抽出が行われる。
【0060】上記した構成によれば、受信データ信号の
最初の立ち上がりエッジから1クロック(1受信データ
信号)以内に最適クロック信号を得ることが可能となる
のみでなく、再生データ信号をも抽出できるようにな
る。よって、送信の再開時においても、瞬時に受信デー
タ信号の再生を行うことが可能となる。
【0061】なお、上記データ抽出回路においては、ジ
ッタなどの影響を考慮して、急激なクロック選択動作を
避けるように構成することも可能である。
【0062】図4は、本発明の他の実施形態にかかるデ
ータ抽出回路として、急激なクロック選択動作を避ける
ように構成した場合を例に示すものである。
【0063】すなわち、このデータ抽出回路は、上記し
た判定回路10とクロック選択回路20との間に、デジ
タルフィルタ50を設けてなる構成とされている。上記
デジタルフィルタ50は、ラッチ回路51、加算器5
2、1/2回路53、および、スイッチ54を有し、周
波数偏差が大きいなどの場合に、上記判定回路10での
判定の結果anを、随時、平均化するようにしたもので
あって、これにより、最適クロック信号を選択するため
のクロック選択信号bnがめまぐるしく変化し、最適ク
ロック信号の切り替わりが煩雑になるのを抑えることが
可能となる。
【0064】また、このデジタルフィルタ50は、たと
えば待機時のような、所定時間内に受信データ信号がm
回以上変化しない状態を検出する変化判定回路60の制
御によって、上記ラッチ回路51の内容がクリアされる
ように構成されている。このような構成により、送信の
再開時における、クロック選択動作のための高速引き込
みが可能となる。
【0065】また、クロック選択回路20は、図2,図
4に示したように、ナンド回路21a〜21mおよびオ
ア回路22a,22bを用いて形成する場合に限らな
い。図5に示すように、たとえば、クロックドインバー
タ23a〜23hおよびインバータ24を用いて、クロ
ック選択回路20’として構成することもできる。
【0066】さらに、多相クロック信号CK1〜CKn
の数に関しても、上述の実施形態に限定されるものでは
なく、また、多相クロック信号の反転信号以外を最適ク
ロック信号とすることも可能である。
【0067】その他、本願発明は、上記(各)実施形態
に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さら
に、上記(各)実施形態には種々の段階の発明が含まれ
ており、開示される複数の構成要件における適宜な組み
合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、
(各)実施形態に示される全構成要件からいくつかの構
成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の
欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)
が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が
発明として抽出され得る。
【0068】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、受信データの再生に最適なサンプリングクロックを
短時間で得ることができ、データ送信の再開時にも瞬時
に受信データの再生を行うことが可能なデータ抽出回路
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるデータ抽出回路の
構成例を示すブロック図。
【図2】同じく、図1に示したデータ抽出回路の構成を
より具体化して示す回路図。
【図3】同じく、データ抽出回路でのクロック選択のた
めの動作について説明するために示すタイミングチャー
ト。
【図4】本発明の他の実施形態にかかるデータ抽出回路
の一構成例を示す回路図。
【図5】本発明のデータ抽出回路における、クロック選
択回路の他の構成例を示す回路図。
【図6】従来技術とその問題点を説明するために、互い
に異なるクロック信号源を有する通信機器間でのデータ
信号のシリアル伝送を行う場合の例を示す構成図。
【図7】同じく、従来のデータ抽出回路の構成を示すブ
ロック図。
【図8】同じく、従来のデータ抽出回路における、クロ
ック選択のための動作について説明するために示すタイ
ミングチャート。
【図9】同じく、送信の再開時に、サンプリングクロッ
ク信号に生じる位相シフトについて説明するために示す
タイミングチャート。
【符号の説明】
10…判定回路 11a〜11h…フリップフロップ回路(F/F回路) 12a〜12h…ノット回路(インバータ) 13a〜13h…オア回路 20,20’…クロック選択回路 21a〜21m…ナンド回路 22a,22b…オア回路 23a〜23h…クロックドインバータ 24…インバータ 30…サンプリング回路 40…遅延回路 41a,41b,41c…ナンド回路 42…オア回路 50…デジタルフィルタ 51…ラッチ回路 52…加算器 53…1/2回路 54…スイッチ 60…変化判定回路 t,r…クロック信号源 T,R…通信機器 CK1〜CKn…多相クロック信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部より供給される受信データのエッジ
    に対応する、内部で生成された多相クロックの位相情報
    より、前記受信データの再生に最適なサンプリングクロ
    ックを判定する判定回路と、 この判定回路での判定結果をもとに、前記多相クロック
    より、前記受信データの再生に最適なクロックを選択す
    る選択回路と、 この選択回路で選択された前記クロックにしたがって、
    前記受信データの再生を行う再生回路とを具備したこと
    を特徴とするデータ抽出回路。
  2. 【請求項2】 前記位相情報とは、前記受信データのエ
    ッジに対応するタイミングでの、前記多相クロックのレ
    ベルの変化であり、前記判定回路は、前記レベルが変化
    したクロックを検出するものであることを特徴とする請
    求項1に記載のデータ抽出回路。
  3. 【請求項3】 前記選択回路は、前記レベルが変化した
    クロックと180度位相のずれたクロックを選択するも
    のであることを特徴とする請求項2に記載のデータ抽出
    回路。
  4. 【請求項4】 前記再生回路の前段には、前記選択回路
    での前記クロックの選択に要する時間に応じて、前記受
    信データを遅延させるための遅延回路がさらに設けられ
    てなることを特徴とする請求項1に記載のデータ抽出回
    路。
  5. 【請求項5】 前記遅延回路は、前記選択回路と同じ段
    数のロジック回路により構成されてなることを特徴とす
    る請求項4に記載のデータ抽出回路。
  6. 【請求項6】 前記選択回路の前段には、前記判定回路
    での判定結果を平均化するためのフィルタ回路がさらに
    設けられてなることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ抽出回路。
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