JP3719413B2 - データ伝送システム及びそれに用いられるデータ送受信装置と、その方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明はデータ伝送システム及び方法に関し、特に情報処理装置間における伝送路の帯域を有効に活用して高速伝送を行うデータ伝送システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理装置間の高速伝送技術は、一般的にベースバンド方式の場合、デジタル信号をパルスの形で伝送するため、高周波帯域を必要としている。一方、高速化の要求を満たすと同時に、近年では端子数を削減することも要求されている。
【0003】
この要請に応えるために、例えば、ISSCC2001「A 2Gbps 21CH Low-LATENCYTRANSCEVER CIRCUIT FOR INTER-PROCESSOR COMMUNICATION 」に開示されているように、データ信号線とは別のクロック信号線を用意することで符号化によるレイテンシの低下を招くことなく、高速で伝送することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術文献に開示された技術は、伝送路に高周波の帯域が必要であるという欠点がある。すなわち、伝送路に高周波の帯域を用いることは、波形なまりの影響を受け、データを正確に伝送することができない恐れが生じる。特に、大型コンピュータのように伝送路となるケーブルが長くなる場合には、影響が大きくなる。
【0005】
従って、波形にデータを持たせて高周波帯域を用いて高速伝送を行う技術は、もはや限界にきている。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点にかんがみて発明されたものであって、その目的は高周波帯域を必要としない高速伝送技術を提供することにある。
【0007】
また、本発明の目的は、信号の位相によりデータを伝送することにより、ノイズ・マージンを拡大し信号の高周波伝送を可能にし、さらに高価な高周波帯域をもつ伝送路が不要となるデータ伝送システム、及びそれに用いられるデータ送受信装置と、その方法を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成する第1の発明は、データ伝送システムであって、基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択する選択手段と、前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成する第2の発明は、データ伝送システムであって、基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択する選択手段と、前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記選択手段で選択された位相差信号から、前記基準信号を生成する手段を有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成する第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明において、前記選択手段と、前記位相差検出手段と、前記データ出力手段とを複数設けたことを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成する第5の発明は、データ送信装置であって、基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択して出力する選択手段とを有することを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成する第6の発明は、データ送信装置であって、基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択して出力する選択手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第7の発明は、上記第5又は第6の発明において、前記基準信号を出力する手段を有することを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成する第8の発明は、上記第5から第7のいずれかの発明において、前記選択手段を複数設けたことを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成する第9の発明は、基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを受信するデータ受信装置であって、受信した基準信号と位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成する第10の発明は、基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを受信するデータ受信装置であって、受信した基準信号と位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第11の発明は、基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号を受信するデータ受信装置であって、受信した位相差信号から、前記基準信号を生成する手段と、前記基準信号と前記位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第12の発明は、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを受信するデータ受信装置であって、受信した位相差信号から、前記基準信号を生成する手段と、前記基準信号と前記位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成する第13の発明は、上記第9から第12のいずれかの発明において、 前記位相差検出手段と、前記データ出力手段とを複数設けたことを特徴とする。
【0017】
上記目的を達成する第14の発明は、データ伝送方法であって、基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生するステップと、
入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択するステップと、前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出するステップと、前記検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップとを有することを特徴とする。
【0018】
上記目的を達成する第15の発明は、データ伝送方法であって、基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生するステップと、入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択するステップと、前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出するステップと、前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップとを有することを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成する第16の発明は、上記第14又は第15の発明において、前記選択手段で選択された位相差信号から、前記基準信号を生成するステップを有することを特徴とする。
【0020】
上記目的を達成する第17の発明は、上記第14から第16のいずれかの発明において、前記位相差信号を選択するステップと、前記基準信号と位相差信号との位相差を検出するステップと、前記検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップとを伝送路分並列に行うことを特徴とする。
【0021】
上記目的を達成する第18の発明は、データ伝送システムであって、所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、第1の遅延信号として出力する第1の遅延回路と、所定のベース信号の位相を、前記第1の遅延回路の遅延時間とは異なる遅延時間で遅延させ、第2の遅延信号として出力する第2の遅延回路と、入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器と、前記第1の遅延信号を前記選択器の出力と同期させて基準信号として出力する同期出力手段と、前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記第2の遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路とを有することを特徴とする。
【0022】
上記目的を達成する第19の発明は、データ伝送システムであって、所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、遅延信号として出力する遅延回路と、入力されるデータと前記ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器と、前記データ信号から基準信号を生成するPLL回路と、前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路とを有することを特徴とする。
【0023】
上記目的を達成する第20の発明は、上記第18又は第19の発明において、前記選択器と、前記位相比較器と、前記ラッチ回路とを複数設けたことを特徴とする。
上記目的を達成する第21の発明は、データ送信装置であって、所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、第1の遅延信号として出力する第1の遅延回路と、所定のベース信号の位相を、前記第1の遅延回路の遅延時間とは異なる遅延時間で遅延させ、第2の遅延信号として出力する第2の遅延回路と、入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器と、前記第1の遅延信号を前記選択器の出力と同期させて基準信号として出力する同期出力手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第22の発明は、データ送信装置であって、所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、遅延信号として出力する遅延回路と、入力されるデータと前記ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第23の発明は、上記第21又は第22の発明において、前記選択器を複数設けたことを特徴とする。
上記目的を達成する第24の発明は、所定のベース信号と、所定のベース信号の位相を遅延させることにより、互いに異なる遅延時間を持つ第1の遅延信号及び第2の遅延信号とが生成され、入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択されて出力されたデータ信号と、基準信号として出力された前記第1の遅延信号とを受信するデータ受信装置であって、前記データ信号と前記第1の遅延信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記第2の遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第25の発明は、所定のベース信号と、所定のベース信号の位相を遅延させることにより、遅延信が生成され、入力されるデータと前記ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択されて出力されたデータ信号を受信するデータ受信装置であって、前記データ信号から基準信号を生成するPLL回路と、前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第26の発明は、上記第24又は第25の発明において、前記位相比較器と、前記ラッチ回路とを複数設けたことを特徴とする。
上記目的を達成する第27の発明は、データ伝送方法であって、所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、第1の遅延信号として出力するステップと、所定のベース信号の位相を、前記第1の遅延信号の遅延時間とは異なる遅延時間で遅延させ、第2の遅延信号として出力するステップと、入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力するステップと、前記第1の遅延信号を、前記データ信号と同期させて基準信号として出力する同期出力手段と、前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記第2の遅延信号を識別する識別信号を出力するステップと、前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第286の発明は、データ伝送方法であって、所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、遅延信号として出力するステップと、入力されるデータと前記 ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力するステップと、前記データ信号から基準信号を生成するステップと、前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記遅延信号を識別する識別信号を出力するステップと、前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成する第29の発明は、上記第27又は第28の発明において、前記位相差信号を選択するステップと、前記基準信号と位相差信号との位相差を検出するステップと、前記検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップとを伝送路分並列に行うことを特徴とする。
【0024】
本発明は、データ送信側にベース周波数を有する信号と、一定の位相差を有する信号とを用意し、これを伝送するデータによって選択する。そして、受信側の位相比較器によって位相差を検出し、位相の進みおよび遅れをパルスに変換し、これをRSラッチによって復調することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0026】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。
【0027】
図1中、1はデータ送信装置であり、2はデータ受信装置である。
【0028】
データ送信装置1は、遅延回路11及び遅延回路12と、マルチプレクサ13及びマルチプレクサ14とを有している。
【0029】
遅延回路11は、外部からのベース周波数を有する信号CLKを1単位時間遅延して出力するように構成されている。遅延回路12は遅延回路11の2倍の遅延時間を有するものであり、信号CLKを2単位時間遅延して出力するように構成されている。
【0030】
マルチプレクサ13は、常に遅延回路11の出力を選択して基準信号REFとして出力する。尚、マルチプレクサ13は、マルチプレクサ14の処理にかかる時間を吸収し、マルチプレクサ14の出力と同期を取るために用いられる。従って、マルチプレクサ14の処理が非常に高速であり、処理時間が無視できるようならば、マルチプレクサ13を用いず、遅延回路11の出力を基準信号REFとしてそのまま出力しても良い。
【0031】
マルチプレクサ14は、データDINによって、信号CLKまたは遅延回路12からの信号のいずれかを選択し、DATAとして出力する。具体的に説明すると、図2に示される如く、マルチプレクサ14は、信号CLKと、遅延回路12からの信号(信号CLKに対して2単位時間遅延位相が遅延した信号)とを入力とする。そして、図3に示される如く、データDINが”0”の時は信号CLKを選択してデータDATAとして出力し、データDINが”1”の時は遅延回路12からの信号を選択して伝送データDATAとして出力する。つまり、マルチプレクサ14から出力される伝送データDATAの位相は、データDIN=”0”の場合には、マルチプレクサ13から出力される基準信号REFの位相に対して1単位時間進んでおり、データDIN=”1”の場合には、基準信号REFの位相に対して1単位時間遅れて出力される。
【0032】
以上の構成により、データ送信装置1からは、基準信号REFと伝送データDATAとが出力される。
【0033】
基準信号REFと伝送データDATAとが入力されるデータ受信装置2は、位相比較器21とRSラッチ22とを有する。
【0034】
位相比較器21は、基準信号REFと伝送データDATAとを入力とし、基準信号REFと伝送データDATAとの位相差を検出するように構成されている。そして、伝送データDATAの位相が基準信号REFの位相に対して位相が進んでいる場合には、位相進み検出信号Rが位相差分のパルス幅を有して出力される。一方、伝送データDATAの位相が基準信号REFの位相に対して位相が遅れている場合には、位相遅れ検出信号Sが位相差分のパルス幅を有して出力される。
【0035】
すなわち、伝送データDATAの位相が基準信号REFの位相に対して1単位時間進んでいる場合、位相進み検出信号Rが1単位時間分のパルス幅を有して出力される。一方、伝送データDATAの位相が基準信号REFの位相に対して1単位時間遅れている場合、位相進み検出信号Sが1単位時間分のパルス幅を有して出力される。
【0036】
RSラッチ22は、位相進み検出信号Sと位相進み検出信号Rとを入力とする。そして、リセット入力に位相進み検出信号Rが印可されると、データ出力端子DOUT=”0”となり、リセット入力に位相進み検出信号Sが印可されると、DOUT=”1”となり、復調出力DOUTを得るように構成されている。
【0037】
尚、上述した実施の形態におけるNAND回路やインバータ回路、遅延回路、また、位相比較器やRSラッチは、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
【0038】
次に、上述した構成におけるデータ伝送システムの動作を説明する。
【0039】
まず、データ送信装置1の動作ついて図4のタイミングチャートを用いて説明する。
【0040】
データ送信装置1は、ベース周波数を有する信号CLKを入力し、これを遅延回路11によって1単位時間tD1遅らせ、マルチプレクサ13を介して基準信号REFとして出力する。
【0041】
また、信号CLKはマルチプレクサ14に入力されると共に遅延回路12に入力され、2単位時間tD2遅らされた信号もマルチプレクサ14に入力される。
【0042】
マルチプレクサ14では、データDINが”0”の場合には信号CLK(遅延されていない信号)が選択されて、伝送データDATAとして出力される。一方、データDINが”1”の時は遅延回路12によって2単位時間tD2遅らされた信号CLKが選択されて、伝送データDATAとして出力される。これにより、図3に示される如く、データDIN=”0”の時は基準信号REFに対して伝送データDATAは1単位時間tD1分位相が進んでおり、DIN=”1”の時は基準信号REFに対して伝送データDATAは1単位時間tD1分位相が遅れたものが伝送される。
【0043】
データ受信装置2では、基準信号REFと伝送データDATAとを受信し、位相比較器21により位相の比較が行われる。
【0044】
位相比較器21は、伝送データDATAと基準信号REFとの位相差を検出し、伝送データDATAの位相が基準信号REFの位相よりも進んでいる場合には、位相差分tD1のパルス幅を有する位相進み検出信号Rを出力する。また、伝送データDATAの位相が基準信号REFの位相よりも遅れている場合には、位相差分tD1のパルス幅を有する位相遅れ検出信号Sを出力する。
【0045】
RSラッチ22は、リセット入力に位相進み検出信号Sが印可されると、DOUTを”1”とし、リセット入力に位相進み検出信号Rが印可されると、DOUTを”0”とする。
【0046】
そして、復調出力DOUTのレベルから、伝送されてきたデータを得ることができる。
【0047】
上記の如く、本発明は信号の位相に情報を持たせることでノイズ・マージンを拡大し、信号の高周波伝送を可能にすることができる。
【0048】
本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0049】
上述した実施の形態では、基準信号REFを伝送する信号線と伝送データDATAを伝送する信号線とが対にある関係の場合を説明した。
【0050】
しかしながら、複数のデータを異なる信号線で伝送する場合であっても、基準となる基準信号REFは一つあれば良い。
【0051】
そこで、一つの基準信号REFを用いて、複数のデータを伝送する実施の形態を説明する。
【0052】
図5は本発明の第2の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。
【0053】
上述した実施の形態と異なる第1の点は、データ送信装置1が複数の遅延回路121〜12n(nは整数)と複数のマルチプレクサ141〜14n(nは整数)とを有している点である。遅延回路121〜12nと複数のマルチプレクサ141〜14nとの数は伝送したいデータの信号線数あり、一つの遅延回路と一つのマルチプレクサとが一組となり、上述した実施の形態の遅延回路12とマルチプレクサ14と同様な動作を行う。そして、マルチプレクサ13からの基準信号REFと、マルチプレクサ141〜14nから出力された伝送データDATA1〜伝送データDATAnとが伝送される。
【0054】
また、上述した実施の形態と異なる第2の点は、データ受信装置2が複数の位相比較器211〜21n(nは整数)とRSラッチ221〜22n(nは整数)とを有している点である。位相比較器211〜21nとRSラッチ221〜22nの数は伝送したいデータの信号線数あり、一つの位相比較器と一つのRSラッチとが一組となり、上述した実施の形態の位相比較器21とRSラッチ22と同様な動作を行う。すなわち、各位相比較器211〜21nは、同一の基準信号REFを基準として、入力される伝送データDATA1〜伝送データDATAnの位相の進み、遅れを検出する。各RSラッチ221〜22nは、対応する各位相比較器211〜21nからのリセット入力に基づいて、復調出力DOUTのレベルを変化させ、伝送されてきたデータを得る。
【0055】
上記の構成にすることにより、より多くのデータを伝送することができる。
【0056】
第3の実施の形態を説明する。
【0057】
第1及び第2の実施の形態では、伝送データの位相進み又は遅れの基準となる基準信号REFを伝送する為の専用伝送路(信号線)を設けた。
【0058】
しかしながら、情報処理装置の端子数の削減の観点からも、伝送路が少なければ少ないほど良い。
【0059】
そこで、第3の実施の形態は、伝送データの位相進み又は遅れの基準となる基準信号REFを受信側で再現することにより、基準信号REFを伝送する為の専用伝送路を減らしたことを特徴とする。
【0060】
図6は本発明の第3の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。尚、第1の実施の形態と同様なものについては、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0061】
図6に示される如く、第3の実施の形態が第1の実施の形態と異なる第1の点は、データ送信装置1において、基準信号REFを生成する遅延回路11及びマルチプレクサ13を削除した点である。従って、基準信号REFはデータ送信装置1から送出されない。尚、後述するPLL回路20が基準信号REFを正確に生成する為、マルチプレクサ14のDINに印加されるデータの符号化方法の条件として、DC成分がなく、かつ”0”および”1”が連続する時間がPLL回路20の応答時間に対して十分短いようにすることが条件となる。後者の条件を更に詳細に述べると、“000110011“のように”0”および”1”が連続する場合であっても、例えば“000”の時間がPLL回路20の応答時間に対して十分短い場合には、“000”のように“0”が連続する場合であっても許容される。前記の2条件を満足するならば符号化方法は特定されない。
【0062】
第3の実施の形態が第1の実施の形態と異なる第2の点は、データ受信装置2がPLL回路20を有する点である。このPLL回路20は、伝送データDATAより基準信号REFを生成する。すなわち、PLL回路20では、伝送データDATAの信号は高周波ジッタとして観測される。PLL回路はその特性から高周波のジッタを除去して基準信号REFを得ることは周知の技術である。
【0063】
PLL回路20で生成された基準信号REFは、第1の実施の形態と同様に位相比較器21の端子の一つに入力され、伝送データDATAの位相比較の基準に用いられる。後の動作は、第1の実施の形態と同様なものなので、詳細な説明は省略する。
【0064】
以上の如く、第3の実施の形態では、さらに、信号伝送路数を削減し、基準信号REFと変調信号DATAとのスキューの影響を受けないという効果が得られる。
【0065】
本発明の第4の実施の形態を説明する。
【0066】
第4の実施の形態は、第3の実施の形態を複数のデータを伝送する場合に適用した例である。
【0067】
図7は本発明の第4の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。
【0068】
上述した第3の実施の形態と異なる第1の点は、データ送信装置1が複数の遅延回路121〜12n(nは整数)と複数のマルチプレクサ141〜14n(nは整数)とを有している点である。遅延回路121〜12nと複数のマルチプレクサ141〜14nとの数は伝送したいデータの信号線数あり、一つの遅延回路と一つのマルチプレクサとが一組となり、上述した第3の実施の形態の遅延回路12とマルチプレクサ14と同様な動作を行う。そして、マルチプレクサ141〜14nから出力された伝送データDATA1〜伝送データDATAnが伝送される。
【0069】
また、上述した第3の実施の形態と異なる第2の点は、データ受信装置2が複数の位相比較器211〜21n(nは整数)とRSラッチ221〜22n(nは整数)とを有している点である。位相比較器211〜21nとRSラッチ221〜22nの数は伝送したいデータの信号線数あり、一つの位相比較器と一つのRSラッチとが一組となり、上述した実施の形態の位相比較器21とRSラッチ22と同様な動作を行う。すなわち、各位相比較器211〜21nは、PLL回路20により再現された同一の基準信号REFを基準として、入力される伝送データDATA1〜伝送データDATAnの位相の進み、遅れを検出する。各RSラッチ221〜22nは、対応する各位相比較器211〜21nからのリセット入力に基づいて、復調出力DOUTのレベルを変化させ、伝送されてきたデータを得る。
【0070】
上記の構成にすることにより、より多くのデータを伝送することができる。
【0071】
以上により実施の形態の説明を終わるが、各実施の形態において矩形波を例にして説明したが、本発明は位相情報のみを伝送できれば良いので、矩形波である必要はなく、SIN波でもよい。
【0072】
また、上述の実施の形態では、情報(データ)を持たせるエッジを信号の立ち上がりにしたが、信号の立下りでもよい。
さらに、情報(データ)を持たせるエッジを、信号の立ち上がり及び立下りの両方に持たせるようにしても良い。この場合、情報(データ)を持たせるエッジを信号の立ち上がり、又は立下りの一方にする場合と比較して、伝送スピードを2倍にすることが出来るという利点がある。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、信号の位相に情報を持たせているので、ノイズ・マージンを拡大し、信号の高周波伝送を可能にするという効果が得られる。しかも、位相情報のみを伝送できれば良いので、矩形波である必要はなく、SIN波でもよい。従って、高価な高周波帯域をもつ伝送路が不要であり安価な伝送路で構成できる。
【0074】
また、従来のシリアル伝送のような10B8B変換を必要とせず、レイテンシの低下がないので高速伝送が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。
【図2】図2はマルチプレクサ14の構成を説明する為の図である。
【図3】図3はマルチプレクサ14の動作を説明する為の図である。
【図4】図4は第1の実施の形態の動作を説明する為のタイムチャートである。
【図5】図5は第2の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。
【図6】図6は第3の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。
【図7】図7は本発明の第4の実施の形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 データ送信装置
2 データ受信装置
11,12 遅延回路
13,14 マルチプレクサ
21 位相比較器
22 RSラッチ
Claims (29)
- データ伝送システムであって、
基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、
入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択する選択手段と、
前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするデータ伝送システム。 - データ伝送システムであって、
基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、
入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択する選択手段と、
前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするデータ伝送システム。 - 前記選択手段で選択された位相差信号から、前記基準信号を生成する手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ伝送システム。
- 前記選択手段と、前記位相差検出手段と、前記データ出力手段とを複数設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ伝送システム。
- データ送信装置であって、
基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、
入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択して出力する選択手段と
を有することを特徴とするデータ送信装置。 - データ送信装置であって、
基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生する手段と、
入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択して出力する選択手段と
を有することを特徴とするデータ送信装置。 - 前記基準信号を出力する手段を有することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のデータ送信装置。
- 前記選択手段を複数設けたことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のデータ送信装置。
- 基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを受信するデータ受信装置であって、
受信した基準信号と位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするデータ受信装置。 - 基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを受信するデータ受信装置であって、
受信した基準信号と位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするデータ受信装置。 - 基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号を受信するデータ受信装置であって、
受信した位相差信号から、前記基準信号を生成する手段と、
前記基準信号と前記位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするデータ受信装置。 - 信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを受信するデータ受信装置であって、
受信した位相差信号から、前記基準信号を生成する手段と、
前記基準信号と前記位相差信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするデータ受信装置。 - 前記位相差検出手段と、前記データ出力手段とを複数設けたことを特徴とする請求項9から請求項12のいずれかに記載のデータ受信装置。
- データ伝送方法であって、
基準信号と、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置をまたぐか否かによって前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生するステップと、
入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択するステップと、
前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出するステップと、
前記検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップと
を有することを特徴とするデータ伝送方法。 - データ伝送方法であって、
基準信号と、信号の立ち上がり又は立ち下りの位置のいずれか一方を前記基準信号の立ち上がり又は立ち下りの位置に対して前後に移動させることによって、前記基準信号と一定の位相差を設け、この位相差とデータとが対応付けられた位相差信号とを発生するステップと、
入力されたデータに対応付けられた位相差信号を選択するステップと、
前記基準信号と、前記選択手段で選択された位相差信号との位相差を検出するステップと、
前記位相差検出手段で検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップと
を有することを特徴とするデータ伝送方法。 - 前記選択手段で選択された位相差信号から、前記基準信号を生成するステップを有することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載のデータ伝送方法。
- 前記位相差信号を選択するステップと、前記基準信号と位相差信号との位相差を検出するステップと、前記検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップとを伝送路分並列に行うことを特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに記載のデータ伝送方法。
- データ伝送システムであって、
所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、第1の遅延信号として出力する第1の遅延回路と、
所定のベース信号の位相を、前記第1の遅延回路の遅延時間とは異なる遅延時間で遅延させ、第2の遅延信号として出力する第2の遅延回路と、
入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器と、
前記第1の遅延信号を前記選択器の出力と同期させて基準信号として出力する同期出力手段と、
前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記第2の遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、
前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路と
を有することを特徴とするデータ伝送システム。 - データ伝送システムであって、
所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、遅延信号として出力する遅延回路と、
入力されるデータと前記ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器と、
前記データ信号から基準信号を生成するPLL回路と、
前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、
前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路と
を有することを特徴とするデータ伝送システム。 - 前記選択器と、前記位相比較器と、前記ラッチ回路とを複数設けたことを特徴とする請求項18又は請求項19に記載のデータ伝送システム。
- データ送信装置であって、
所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、第1の遅延信号として出力する第1の遅延回路と、
所定のベース信号の位相を、前記第1の遅延回路の遅延時間とは異なる遅延時間で遅延させ、第2の遅延信号として出力する第2の遅延回路と、
入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器と、
前記第1の遅延信号を前記選択器の出力と同期させて基準信号として出力する同期出力手段と
を有することを特徴とするデータ送信装置。 - データ送信装置であって、
所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、遅延信号として出力する遅延回路と、
入力されるデータと前記ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力する選択器と
を有することを特徴とするデータ送信装置。 - 前記選択器を複数設けたことを特徴とする請求項21又は請求項22に記載のデータ送信装置。
- 所定のベース信号と、所定のベース信号の位相を遅延させることにより、互いに異なる遅延時間を持つ第1の遅延信号及び第2の遅延信号とが生成され、入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択されて出力されたデータ信号と、基準信号として出力された前記第1の遅延信号とを受信するデータ受信装置であって、
前記データ信号と前記第1の遅延信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記第2の遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、
前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路と
を有することを特徴とするデータ受信装置。 - 所定のベース信号と、所定のベース信号の位相を遅延させることにより、遅延信が生成され、入力されるデータと前記ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択されて出力されたデータ信号を受信するデータ受信装置であって、
前記データ信号から基準信号を生成するPLL回路と、
前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記遅延信号を識別する識別信号を出力する位相比較器と、
前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するラッチ回路と
を有することを特徴とするデータ受信装置。 - 前記位相比較器と、前記ラッチ回路とを複数設けたことを特徴とする請求項24又は請求項25に記載のデータ受信装置。
- データ伝送方法であって、
所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、第1の遅延信号として出力するステップと、
所定のベース信号の位相を、前記第1の遅延信号の遅延時間とは異なる遅延時間で遅延させ、第2の遅延信号として出力するステップと、
入力されるデータと前記ベース信号及び前記第2の遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記第2の遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力するステップと、
前記第1の遅延信号を、前記データ信号と同期させて基準信号として出力する同期出力手段と、
前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記第2の遅延信号を識別する識別信号を出力するステップと、
前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するステップと
を有することを特徴とするデータ伝送方法。 - データ伝送方法であって、
所定のベース信号の位相を所定時間遅延させ、遅延信号として出力するステップと、
入力されるデータと前記ベース信号及び前記遅延信号とが予め対応付けられ、前記ベース信号と前記遅延信号とのいずれの一方を入力されたデータにより選択してデータ信号として出力するステップと、
前記データ信号から基準信号を生成するステップと、
前記データ信号と前記基準信号との位相差を検出し、前記位相差に対応する前記ベース信号又は前記遅延信号を識別する識別信号を出力するステップと、
前記識別信号をラッチし、前記識別信号で識別される信号に対応するデータを復元するステップと
を有することを特徴とするデータ伝送方法。 - 前記位相差信号を選択するステップと、前記基準信号と位相差信号との位相差を検出するステップと、前記検出された位相差に対応付けられたデータを出力するステップとを伝送路分並列に行うことを特徴とする請求項27又は請求項28に記載のデータ伝送方法。
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