JP2002085764A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002085764A JP2000281320A JP2000281320A JP2002085764A JP 2002085764 A JP2002085764 A JP 2002085764A JP 2000281320 A JP2000281320 A JP 2000281320A JP 2000281320 A JP2000281320 A JP 2000281320A JP 2002085764 A JP2002085764 A JP 2002085764A
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Koji Tsuchikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマンドを送信する第1の制御装置と、その
第1の制御装置から送信されたコマンドを受信する第2
の制御装置と、第1の制御装置と第2の制御装置を接続
する信号ラインを備える遊技機において、信号ラインに
のるノイズを除去し、かつ、各制御装置間のコマンド送
信処理に要する時間を短くする。 【解決手段】 信号ライン40には、第2の制御装置3
1にコマンド受信処理を起動させる起動信号を伝送する
起動信号ラインと、第2の制御装置31にコマンドを伝
送するコマンド信号ラインを備える。そして、その起動
信号ライン及びコマンド信号ラインのそれぞれにフィル
タ回路34が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、コマンドを送信
する第1の制御装置と、その第1の制御装置から送信さ
れたコマンドを受信する第2の制御装置とを備える遊技
機に関し、詳しくは、第1の制御装置から送信されたコ
マンドを第2の制御装置で正しく受信するための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】 例えば、パチンコ機のように高度に電
装化された遊技機においては、遊技機全体を制御するメ
イン制御装置と、各電装機器(例えば、図柄表示器、払
出装置等)を制御するサブ制御装置が設けられる。そし
て、メイン制御装置では遊技の状態に応じてコマンドの
作成及び送信を行い、サブ制御装置ではメイン制御装置
から送信されたコマンドを受信し、この受信したコマン
ドに基づいて各電装機器を制御する。このような遊技機
において、メイン制御装置からサブ制御装置へコマンド
を伝送する手順は、まず、メイン制御装置が、出力ポー
トにコマンドをセット(コマンド信号線の状態を変化)
された状態でサブ制御装置にコマンド受信処理を起動す
る起動信号(典型的には、ライト信号)を出力する。サ
ブ制御装置では、メイン制御装置から出力された起動信
号を受信すると、サブ制御装置の入力ポートに受信して
いるコマンドを取込む処理が行われる。これによりメイ
ン制御装置からサブ制御装置にコマンドが伝送されるこ
ととなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、上述した
遊技機が設置される遊技店には多くの電気設備等が設け
られノイズが発生し易い環境にある。このため、第1の
制御装置と第2の制御装置を接続する信号ラインにノイ
ズがのる場合がある。上記信号ラインのうち起動信号を
伝送する信号ラインにノイズがのった場合、サブ制御装
置はメイン制御装置から起動信号が出力されたものと判
断してコマンド受信処理を開始することとなる。したが
って、起動信号を伝送する信号ラインにのるノイズは、
サブ制御装置が誤ってコマンドを受信する原因(遊技機
の誤動作の原因)となる。上述した問題を解決するため
には、起動信号を伝送する信号ラインにのるノイズを除
去する必要があり、そのための方法として一般的に信号
ラインにフィルタ回路を設けることが行われる。しかし
ながら、このようなフィルタ回路を信号ラインに設けた
場合、フィルタ回路に入力する信号の状態が変化(メイ
ン制御装置が起動信号を出力)してから、フィルタ回路
から出力される信号の状態が変化(サブ制御装置が起動
信号を受信)するまでに時間遅れが生じることとなる。
このため、メイン制御装置が起動信号を出力してからサ
ブ制御装置がコマンド受信処理を開始するまでの時間
が、このフィルタ回路による時間遅延だけ長くなること
となる。これにより、メイン制御装置の出力ポートにコ
マンドをセットした状態で維持する時間(コマンド送信
に要する時間)も、このフィルタ回路による時間遅れを
考慮して長く設定しなければならないこととなる。
【0004】本発明は上述した実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、起動信号を伝送する起動信号ライ
ンにのるノイズを除去でき、かつ、各制御装置間のコマ
ンド送信処理に要する時間を短くすることができる遊技
機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】 上記課題を解
決するため請求項1に記載の遊技機は、コマンドを送信
する第1の制御装置と、その第1の制御装置から送信さ
れたコマンドを受信する第2の制御装置と、該第1の制
御装置と該第2の制御装置を接続する信号ラインを備え
る遊技機であって、該信号ラインには、前記第2の制御
装置にコマンド受信処理を起動させる信号を伝送する起
動信号ラインと、前記第2の制御装置にコマンドを伝送
するコマンド信号ラインが含まれ、その起動信号ライン
及びコマンド信号ラインのそれぞれにフィルタ回路が設
けられている。上記遊技機では、第1の制御装置と第2
の制御装置とを接続する信号ラインのうち起動信号を伝
送する起動信号ライン及びコマンドを伝送するコマンド
信号ラインの両者にそれぞれフィルタ回路が設けられ
る。したがって、第1の制御装置により起動信号ライン
及びコマンド信号ラインの状態が変化すると、その状態
変化はそれぞれ時間的に遅れて第2の制御装置に伝達さ
れる。このため、起動信号のみが時間的に遅れるわけで
はないため、コマンド送信時間を短くすることができ
る。また、起動信号ラインにフィルタ回路が設けられて
いるため、ノイズ等により第2の制御装置が誤ってコマ
ンド受信処理を開始することが防止される。
【0006】上記遊技機の作用を具体的に説明するた
め、例えば、所定周期毎に3バイト(AA、BB、C
C)のコマンドを第1の制御装置(送信側)から第2の
制御装置(受信側)に送信する場合を考える。起動信号
ラインにのみフィルタ回路を設けた構成では、図1
(a)に示すように起動信号ラインの信号のみが時間遅
れを生じて第2の制御装置に伝達されることとなる。し
たがって、コマンド送信時間を長く設定しておかない
と、図1(a)に示すように第2の制御装置が1バイト
目の受信処理を開始するときには、既にコマンド信号ラ
インの状態がAAからBBに変化していることとなる。
このため、第2の制御装置では1バイト目のコマンドA
Aを取りこぼすこととなる。これに対して、起動信号ラ
イン及びコマンド信号ラインのそれぞれにフィルタ回路
を設けると、図1(b)に示すように、起動信号だけで
なくコマンド信号も時間遅れを生じることとなる。した
がって、起動信号及びコマンド信号が略同程度の時間だ
け遅れて第2の制御装置に伝達されるようにすれば同じ
コマンド送信時間であっても、図1(b)に示すよう
に、第2の制御装置は第1の制御装置から送信されたコ
マンドAA、BB、CCを取りこぼすことなく受信する
ことができる。なお、上述した説明から明らかなよう
に、起動信号ラインとコマンド信号ラインに設ける各フ
ィルタ回路は、略同程度の時間遅れが生じるようなもの
とすることが好ましく、時間遅れが同程度となるのであ
れば必ずしも両者を同一構成とする必要は無く、異なる
構成のフィルタ回路としても良いことはいうまでも無
い。
【0007】また、請求項1に記載の遊技機において
は、前記信号ラインには、さらに、前記第1の制御装置
が送信状態にあるか否かを示す信号を伝送する送信状態
信号ラインが含まれ、その送信状態信号ラインにもフィ
ルタ回路が設けられていることが好ましい(請求項
2)。このような構成によれば、第1の制御装置から第
2の制御装置に向かって、第1の制御装置が送信状態で
あるか否かを示す送信状態信号が送信されるため、第2
の制御装置では第1の制御装置が送信状態であるか否か
が判断でき、より確実にコマンドを第2の制御装置に送
信することができる。この際、送信状態信号についても
フィルタ回路により遅延させられ、他の信号(起動信
号、コマンド信号)と同期が図られるため、送信状態信
号を送信する構成としてもコマンド送信時間が長くなる
ことが防止される。
【0008】ここで、上記「フィルタ回路」には、ノイ
ズを取り除くことができる公知の種々のフィルタ回路
(コンデンサ等の素子を利用したアナログフィルタ回路
を含む。)を用いることができるが、個々のフィルタ回
路の特性(時間遅れ)にばらつきが少ないデジタルフィ
ルタ回路を使用することが好ましい(請求項3)。この
ような構成によれば、起動信号ラインとコマンド信号ラ
インの同期をより正確にとることができるため、コマン
ド送信時間をより短くすることができる。このようなデ
ジタルフィルタ回路としては、例えば、所定期間未満の
入力信号を除去するノイズ除去回路(例えば、シフトレ
ジスタ等により構成)と、そのノイズ除去回路の判断周
期を規定するクロック回路とを中心に構成することがで
きる。このような構成においては、クロック回路の周期
を短くすることで、起動信号ラインとコマンド信号ライ
ンの状態変化のズレを小さくし精度を上げることができ
る。すなわち、上述した構成を有するフィルタ回路にお
いては、入力信号の状態が変化してから所定数のクロッ
クをカウントする際に、各フィルタ回路におけるクロッ
ク信号がずれることで各フィルタ回路におけるカウント
開始時期がずれ、これにより1周期分(1クロック分)
だけ信号出力タイミングがずれる場合がある。したがっ
て、ノイズ除去回路の判断周期を規定するクロック回路
の周期を短くすることで、このようなタイミングのズレ
を小さくし精度を上げることができる。また、上述した
ようにフィルタ回路を構成した場合においてさらに好ま
しくは、各信号ラインに設けられるフィルタ回路のクロ
ック回路を共有化、すなわち、一つのクロック回路から
複数のノイズ除去回路にクロック信号を供給するような
構成とすることが好ましい。このような構成によれば各
信号ラインに設けられたフィルタ回路のクロック信号が
共通化されるため、上述した「フィルタ回路毎のカウン
ト開始時期のずれ」という問題をなくすことができる。
さらには、前記クロック回路として熱に強い水晶振動子
やVCO等を用いれば、高度に電装化された遊技機にお
いて特に有効である。高度に電装化された遊技機では遊
技機に装備された各種電装装置から熱が発生し、クロッ
ク回路も加熱されるためである。
【0009】なお、上述したような構成を有するデジタ
ルフィルタ回路を本発明に適用した場合には、制御装置
間のコマンド送信の高速化にも有効に機能する。以下、
この点について図2を参照して説明する。ここで、図2
はフィルタ回路に入力する起動信号(送信側)、フィル
タ回路から出力される起動信号、及び起動信号の受信状
態(受信側)の時間的変化を示すタイミングチャートで
あり、(a)〜(c)がアナログフィルタ回路(コンデ
ンサ等により構成されるフィルタ回路)を使用したとき
のタイミングチャートであり、(d)がデジタルフィル
タ回路を使用したときのタイミングチャートである。ア
ナログフィルタ回路を使用する場合において、図2
(a)、(b)に示すように、フィルタ回路に入力する
信号(第1の制御装置から送信される信号)がある程度
の時間Lowの状態で維持されるときには、フィルタ回路
から出力される起動信号がなまっても(遅延が生じて
も)、その遅延した起動信号を第2の制御装置で受信す
ることが可能である。これに対して、図2(c)に示す
ように、フィルタ回路への入力信号が短時間しかLowの
状態で維持されないときには、フィルタ回路からの出力
信号は所定の閾値(第2の制御装置によって起動信号を
伝送する信号ラインの状態変化が認識できる値)より電
圧が低下する前に電圧が上昇する。したがって、図2
(c)に示す場合は、第2の制御装置がフィルタ回路か
ら出力された信号を受信することができないこととな
る。一方、デジタルフィルタ回路を使用する場合におい
ては、図2(c)と同様にフィルタ回路への入力信号が
短時間しかLowの状態で維持されないときであっても、
フィルタ回路による信号のなまりは生じ得ず、また、フ
ィルタ回路から出力される信号(受信側の信号)の遅延
はクロック信号の周期とカウント数にのみ依存する。し
たがって、図2(d)に示すように、クロック信号の周
期とカウント数を適当な値に設定することで、第2の制
御装置は起動信号を受信することができることとなる。
以上の説明から明らかなように、デジタルフィルタ回路
を使用することで、フィルタ回路による信号のなまりと
いう現象が生じず、短時間の間に変化する信号状態の変
化が伝達可能となる。これにより、デジタルフィルタ回
路を使用することでデータ送信の高速化が可能となる。
【0010】また、請求項1又は2に記載の遊技機にお
いては、前記第2の制御装置と、前記フィルタ回路とが
一つの基板上に実装されていることが好ましい。このよ
うな構成によれば、フィルタ回路と第2の制御装置との
間の信号ラインにノイズがのる可能性を低くすることが
できるとともに、フィルタ回路と第2の制御装置が一つ
の基板上に実装されることで第1の制御装置と第2の制
御装置との間の配線作業や、これらの装置の遊技機本体
への取付作業等を容易化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を遊技機の一種であるパチ
ンコ機に具現化した一実施の形態について、図3乃至図
11を用いて説明する。ここで、図3はメイン制御基板
と図柄制御基板間のコマンド伝送を行う伝送系の概略構
成を示すブロック図であり、図4はフィルタ回路の一部
を構成するクロック回路の回路図を示し、図5は同じく
フィルタ回路の一部を構成するノイズ除去回路の回路図
を示し、図6、図7は図5に示すノイズ除去回路の作用
を説明するための図であり、図8及び図9はメイン制御
基板におけるコマンド送信処理を示すフローチャートで
あり、図10は図柄制御基板におけるコマンド受信処理
を示すフローチャートであり、図11はメイン制御基板
と図柄制御基板間で送受信される各信号・コマンドデー
タのタイミングチャートである。
【0012】まず、本実施の形態に係るパチンコ機に装
備される制御装置間のコマンド伝送系の概略構成につい
て説明する。ここで、本実施の形態に係るパチンコ機で
は、パチンコ機全体を制御するメイン制御基板と、この
メイン制御基板と電気的に接続された各サブ制御基板
〔図柄表示器(図示省略)に図柄変動処理を行う図柄制
御基板、賞球払出装置から賞球の払出制御を行う賞球制
御基板、スピーカから効果音やBGMを発生させるため
の処理を行う音制御基板、遊技盤の内外に装着されたラ
ンプの点灯駆動処理を行うランプ制御基板等〕を備え
る。このメイン制御基板と各サブ制御基板間のコマンド
伝送系の構成・作用は、サブ制御基板が異なっても同一
であるため、以下の説明はメイン制御基板20と図柄制
御基板30間におけるコマンド伝送系についてのみ説明
する。
【0013】図3に示すように、メイン制御基板20に
は、ROM、RAMを内蔵する1チップ化されたCPU
21(請求項にいう、第1の制御装置に相当する。)が
実装される。このCPU21は、内蔵したROMに格納
されている遊技制御プログラムを実行してパチンコ機全
体を統括的に制御する。上記遊技制御プログラムには、
図柄制御基板30等の各制御基板に送信する各種コマン
ドの作成や各制御基板へコマンドを送信するための制御
プログラムが含まれる。上記CPU21には出力ポート
23が接続されており、この出力ポート23は、出力バ
ッファ24を介して信号ライン40によって図柄制御基
板30に接続されている。なお、上記信号ライン40
は、両制御基板20、30間のコマンド送信を制御する
制御信号(ライト信号、セレクト信号)を伝送する制御
線と、コマンドデータを伝送するコマンド信号線とで構
成されている。ここで、ライト信号は図柄制御基板30
(CPU31)にコマンド受信処理を起動させるための
信号(請求項でいう起動信号に相当する)であり、セレ
クト信号はメイン制御基板20(CPU21)がコマン
ド送信状態にあるか否かを示す信号(請求項でいう送信
状態信号に相当)である。
【0014】上述した信号ライン40の他端には、図柄
制御基板30に設けられた入力バッファ33が接続され
る。この入力バッファ33は、デジタルフィルタ34に
接続され、このデジタルフィルタ34が入力ポート35
を介してCPU31(請求項にいう第2の制御装置に相
当する。)に接続される。上記CPU31は、メイン制
御基板20のCPU21と同様に、ROM、RAMを内
蔵した1チップ化された電子素子であり、内蔵したRO
Mに格納されている表示制御プログラムを実行すること
で図柄表示器(典型的には、液晶表示器)に図柄を変動
表示する。具体的には、CPU31は、メイン制御基板
20(CPU21)から送信されたコマンドを入力ポー
ト35に受信すると、その受信したコマンドを取込み、
取込んだコマンドに基づいて図柄表示器に画像信号を出
力する。
【0015】なお、上述したCPU21、CPU31の
各NMI端子には、それぞれデジタルフィルタ22、デ
ジタルフィルタ36を介して停電検出部12(電源基板
10に設けられている。)に接続される。この停電検出
部12は、停電を検出する停電検出回路であり、遊技機
への電源供給が遮断されたときに停電信号を出力する。
したがって、停電検出部12から出力された停電信号
は、それぞれデジタルフィルタ22、デジタルフィルタ
36を介してCPU21、CPU31のNMI端子に入
力し、これによりCPU21及びCPU31が停電処理
を開始するようになっている。また、上記CPU21の
RESET端子及び出力ポート23にはデジタルフィル
タ25を介して、また、CPU31のRESET端子及
び入力ポート35にはデジタルフィルタ37を介して、
電源基板10に設けられたリセット信号出力部14が接
続される。このリセット信号出力部14は、遊技機への
電源投入時等にCPU21、出力ポート23、CPU3
1、入力ポート35を初期化するリセット信号を出力す
る回路である。なお、メイン制御基板20に設けられる
デジタルフィルタ22、25及び図柄制御基板30に設
けられるデジタルフィルタ36、37は、前述したCP
U21とCPU31間に介装されたデジタルフィルタ3
4と同一の回路である。
【0016】次に、上述のように構成される図柄制御基
板30に設けられるデジタルフィルタ34について詳細
に説明する。このデジタルフィルタ34は、信号ライン
40を構成する各信号線(ライト信号線、セレクト信号
線、コマンド信号線)毎に設けられるノイズ除去回路1
60(図5参照)と、この各ノイズ除去回路の処理周期
を規定する一のクロック回路150(図4参照)から構
成される。クロック回路150は、図4に示すように、
高周波発振器151と、この高周波発振器151から出
力された信号をさらに分周する2つのカウンタ回路15
5、157を中心に構成される。すなわち、高周波発振
器151(セイコーエプソン社製SG−531)は、水
晶発振子とCMOSICとを一つの電子素子に集積化し
たもので、12MHzの信号を出力する。高周波発振器
151から出力された信号は、4ビットバイナリカウン
タ155のCK端子に入力する。この4ビットバイナリ
カウンタ155(東芝社製74HC161)は、高周波
発振器151から出力された信号(12MHz)を4M
Hzに分周する。すなわち、4ビットバイナリカウンタ
155のCO端子から出力される信号は4MHzに分周
されており、この信号はインバータ156を介して12
段リプルカウンタ157のCK端子に入力する。12段
リプルカウンタ157(東芝社製74HC4040)
は、4ビットバイナリカウンタ155から出力された信
号(4MHz)を500kHzの信号に分周する。すな
わち、12段リプルカウンタ157の3段目の出力端子
Q3から出力される信号は500kHzに分周されてお
り、この信号はデップスイッチ158を介してノイズ除
去回路160に出力される。なお、クロック回路150
には、さらにリセットIC152(三菱社製M5195
1)が備えられる。このリセットIC152は、図柄制
御基板30に供給される電源電圧が低下し、所定レベル
以下となるとリセット信号を出力する。このリセット信
号は、上述した4ビットバイナリカウンタ155、12
段リプルカウンタ157等で受信され、これらの素子の
機能を止める働きをする。
【0017】次に、上述したクロック回路150の12
段リプルカウンタ157から出力された信号(500k
Hz)が入力するノイズ除去回路160の構成について
図5を参照して説明する。図5に示すように、ノイズ除
去回路160は8ビットのシフトレジスタ162を中心
に構成される。このシフトレジスタ162(東芝社製7
4HC164)は、そのA端子に信号ライン40を構成
するライト信号線、セレクト信号線、コマンド信号線の
うちいずれか一の信号線が接続され、そのB端子には+
5Vの電源線が接続され、そのCK端子には上記クロッ
ク回路150(12段リプルカウンタ157)から出力
された信号(500kHz)が入力するようになってい
る。また、シフトレジスタ162の1番目の出力端子Q
aはインバータ163を介して論理回路165の1番目
の端子に接続され、また、2番目の出力端子Qbは論理
回路165の2番目の端子に接続され、さらに、5番目
の出力端子Qeはインバータ164を介して論理回路1
65の3番目の端子に接続されている。さらに、シフト
レジスタ162の6番目の出力端子Qfはインバータ1
67を介して図柄制御基板30の入力ポート35に接続
されている。また、上記論理回路165の出力端子はイ
ンバータ166を介して論理回路161の3番目の端子
に接続される。この論理回路161の1番目の端子は+
5Vの電源線に接続されており、2番目の端子には前述
のクロック回路150のリセットIC152から出力さ
れるリセット信号が入力するようになっている。
【0018】上述したように構成されるため、シフトレ
ジスタ162のA端子に入力される信号の状態が所定の
状態(ON状態)となり、その状態が所定期間維持され
た場合に、シフトレジスタの6番目の端子Qfから信号
が出力される。逆に、シフトレジスタ162のA端子に
入力される信号がON状態となり、その状態が所定期間
維持されない場合には、論理回路161から信号が出力
されてシフトレジスタ162がリセットされるため六番
目の出力端子Qfからは信号が出力されない。上述した
ようなノイズ除去回路160の作用を、シフトレジスタ
162のA端子に正規の信号が入力する場合(図6の場
合)と、シフトレジスタ162のA端子にノイズが入力
する場合(図7に示す場合)を例として具体的に説明す
る。図6、図7には、上から順にクロック信号、シフト
レジスタ162のA端子に入力する信号、同じくシフト
レジスタ162のQa端子から出力され論理回路165
に入力する信号、同じくシフトレジスタ162のQb端
子から出力され論理回路165に入力する信号、同じく
シフトレジスタ162のQe端子から出力され論理回路
165に入力する信号、論理回路165から出力される
信号、+5V電源線、リセットICから出力され論理回
路161に入力する信号、論理回路161から出力され
シフトレジスタ162のCLR端子に入力する信号、シ
フトレジスタ162のQf端子から出力され入力ポート
35に入力する信号を示している。
【0019】まず、シフトレジスタ162のA端子にク
ロック信号2周期分の長さの信号(ノイズ)が入力した
場合の動作を説明する(図7の場合)。A端子に信号が
入力すると、次のクロック信号の立ち上がりと同時にA
端子に入力した信号と同一波形の信号がQa端子から出
力され、さらに1周期遅れてQb端子からも同一波形の
信号が出力される。Qb端子から信号が出力された次の
周期では、論理回路165に入力する信号は、それぞれ
0→1(highレベル)、1→1(highレベ
ル)、0→0(lowレベル)となるので、論理回路1
65から出力される信号の状態は0→1に変化する。し
たがって、論理回路161に入力する信号は、1→1
(highレベル)、1→1(highレベル)、1→
0(lowレベル)となる。このため、論理回路161
から出力される信号の状態が1(highレベル)→0
(lowレベル)に変化し、シフトレジスタ162がク
リアされる。このため、シフトレジスタ162のQf端
子の状態は変化せず、A端子に入力された信号が入力ポ
ート35で受信されることはない。次に、シフトレジス
タ162のA端子に正規の信号〔クロック信号6周期以
上の長さの信号(ライト信号、セレクト信号、コマンド
信号)〕が入力した場合の動作を説明する(図6の場
合)。A端子に信号が入力すると次のクロック信号の立
ち上がりと同時にA端子に入力した信号と同一波形の信
号がQa端子から出力され、1周期遅れてQb端子から
同一波形の信号が出力され、さらに3周期遅れてQe端
子から同一波形の信号が出力される。正規の信号は所定
の長さの信号であるため、Qf端子から信号が出力され
るまでQa端子、Qb端子、Qe端子から出力される信
号のレベルは変化せず、このため、論理回路165から
出力される信号の状態も変化しないこととなる。したが
って、論理回路161から出力される信号のレベルも変
化しないためシフトレジスタ162がリセットされるこ
とは無く、シフトレジスタ162のQf端子から信号が
出力される。この出力された信号は入力ポート35で受
信される。
【0020】上述した説明から明らかなように、シフト
レジスタ162に所定周期未満の信号(ノイズ)が入力
した場合には、シフトレジスタ162から信号が出力さ
れず、シフトレジスタ162に所定周期以上の信号が入
力した場合にのみシフトレジスタ162から信号が出力
される。したがって、瞬間的な信号(ノイズ等)は、デ
ジタルフィルタ34により除去される。つまり、デジタ
ルフィルタ34への入力信号の状態が変化してから所定
数のクロック信号をカウントする前にもとの状態に戻る
場合には、デジタルフィルタ34から信号は出力され
ず、所定数のクロック信号をカウントした後もその状態
が維持される場合には、デジタルフィルタ34から信号
が出力される。なお、本実施の形態では、メイン制御基
板20に出力バッファ24を、図柄制御基板30に入力
バッファ33を設けることで、これらの各制御基板2
0、30間を信号ライン40で接続するために生じる伝
送ロス(インピーダンス増加による伝送ロス)を防ぎ、
メイン制御基板20から出力された信号が図柄制御基板
30に確実に伝達される。したがって、本実施の形態で
は、これらの入出力バッファ24、33及びデジタルフ
ィルタ34を制御装置20、30の間に介装すること
で、ノイズを除去しながら制御装置20、30の間で確
実に信号を送受信することができる。さらに、本実施の
形態では、デジタルフィルタ34及び入力バッファ33
が集積化されて1チップ化された電子素子とされてい
る。このため、これらの回路を別々に構成する場合に比
較してこれらの素子を小型化でき、基板への配置の自由
度を向上することができる。なお、本実施の形態では、
入力バッファ33とデジタルフィルタ34を1チップ化
したが、このような形態以外にも、二つのCPU21、
31間を接続するラインに配置される各回路を適宜選択
して集積化しても良い。図3に示す場合であれば、例え
ば、入力バッファ33、デジタルフィルタ34、及び入
力ポート35を集積化して1チップとしても良いし、デ
ジタルフィルタ34と入力ポート35を集積化して1チ
ップとしても良い。
【0021】次に、上述のように構成されるメイン制御
基板20及び図柄制御基板30において、メイン制御基
板20のCPU21から図柄制御基板30のCPU31
に2バイトのコマンドデータを送信する場合の各CPU
21、31の処理について、図8乃至図11を用いて説
明する。まず、CPU21で行われるコマンド送信処理
について、図8及び図9に基づいて説明する。まず、C
PU21は、セレクト信号をON状態(Lowレベル)と
する(S12)。次に、ループカウンタLCの値を2と
する(S14)。ループカウンタLCの値を2に設定す
るのは、CPU21からCPU31へのコマンド伝送が
2バイトのコマンドデータを1単位として行われるた
め、伝送されるコマンドデータが1バイト目なのか2バ
イト目なのかを確認できるようにするためである。
【0022】次に、コマンドデータ出力処理を行う(S
16)。このコマンドデータ出力処理を、図9に基づい
て説明する。コマンドデータ出力処理では、まず、CP
U21は、出力ポート23に送信すべきデータ(1バイ
ト)をセットする(S42)。次に、ライト信号をON
(Lowレベル)とし(S44)、所定時間[CPU31
でコマンドデータを受信可能な時間(例えば、10μ
s)]Lowレベルで維持し(S46)、再びライト信号
をOFF(Highレベル)とする(S48)。上記動作に
よりステップS42で出力ポート23にセットされたコ
マンドデータがCPU31に受信される。
【0023】図9で説明したコマンドデータ出力処理が
終わると、図8に戻って、CPU21は読み出しポイン
タを更新する(S18)。この読み出しポインタは、作
成されたコマンドデータがどこまで送信処理が完了した
かを確認するために設けられたカウント値である。した
がって、この読み出しポインタの値により、どのコマン
ドデータまで送信されたかということが確認される。次
に、ループカウンタLCの値から1を引き(S20)、
ループカウンタLCの値が0となるかどうかを判断する
(S22)。ループカウンタLCの値が0でない場合
(1バイト目しか送信していない場合)には、再度ステ
ップS16〜ステップS20を繰り返すことにより2バ
イト目のコマンドデータをCPU31に出力する。ルー
プカウンタLCの値が0である場合(2バイト目のデー
タ送信が終了している場合)は、セレクト信号をOFF
(Highレベル)とし(S24)、コマンドデータ送信処
理を終了する。
【0024】次に、CPU31におけるコマンドデータ
受信処理について図10のフローチャートに基づいて説
明する。まず、CPU31は、ライト信号がON(Low
レベル)にされたかどうかを判断する(S32)。ライ
ト信号がONされた場合(ライト信号の割り込み処理が
入った場合)は、CPU31は、まず、セレクト信号が
ON(Lowレベル)にされているかどうかを判断する
(S34)。すなわち、セレクト信号の状態(Highレベ
ルかLowレベルか)で、CPU21が送信状態にあるか
否かを判断する。そして、セレクト信号がONされてい
ない場合[S34でNOの場合]には、CPU21がデ
ータ送信状態ではないと判断し、そのままコマンドデー
タ受信処理を終了する。セレクト信号がONされている
場合[S34でYESの場合]には、CPU21がデー
タ送信状態であると判断し、CPU31の入力ポート3
5に受信したコマンドデータを有効なコマンドデータと
して、CPU31の記憶領域に格納する(S36)。そ
して、書込カウンタの値を更新し(S38)、CPU3
1におけるコマンドデータ受信処理を終了する。ここ
で、書込カウンタは、コマンドデータをCPU31の記
憶領域に書き込む時に受信した順に各コマンドデータに
割振られるポインタ値で、この書込カウンタの値をもと
にCPU31は格納したコマンドデータの解析を行う。
【0025】次に、上述したCPU21とCPU31で
送受信される各信号・コマンドデータの入出力タイミン
グを図11のタイミングチャートにより説明する。図1
1は、上3つが順にCPU21の出力ポート23から出
力されるライト信号、セレクト信号、コマンドデータで
あり、下の3つが順にCPU31の入力ポート35に入
力するライト信号、セレクト信号、コマンドデータを示
している。図11に示すように、CPU21は、まず、
セレクト信号をON(Lowレベル)する。しかる後、出
力ポート23に送信するコマンドデータAAをセット
し、ついで、ライト信号を所定時間ON(Lowレベル)
する。これにより1バイト目のコマンドデータAAが図
柄制御基板30に送信される。そして、ライト信号をO
FFした後の所定のタイミングで、出力ポート23に2
バイト目のコマンドデータBBをセットする。そして、
再びライト信号を所定時間ON(Lowレベル)し、最後
にセレクト信号をOFFする。このようにCPU21か
ら出力されたセレクト信号、ライト信号及びコマンドデ
ータAA、BBは、出力バッファ24、入力バッファ3
3及びデジタルフィルタ34を介して入力ポート35に
入力する。入力ポート35に入力する信号は、デジタル
フィルタ34を介して伝達されるため、これらの信号
は、図11に示すように、CPU21から出力されたタ
イミングよりそれぞれ所定時間tだけ遅れたタイミング
で入力ポート35に入力することとなる。このように入
力ポート35に入力する信号は、出力ポート23から出
力されたときより所定時間tだけ遅れたものとなるが、
全ての信号が所定時間tだけ遅れている。このため、C
PU31はコマンドデータAA、BBを取込むために充
分な時間を有し、これによりCPU21はコマンドデー
タAA、BBを出力ポート23に長時間のあいだ設定し
た状態とする必要が無いこととなる。なお、上述した遅
延時間tは、図4に示すクロック回路150の構成に依
存する。すなわち、図4に示すように本実施の形態で
は、12MHzのクロック信号を500kHz(周期2
μs)に分周して使用しているため、源信号のずれは1
0〜12μsとなる。したがって、信号ライン40にの
るノイズがさらに短い時間である場合には、高周波発振
器151の周波数を上げれば源信号の遅れともなる遅延
時間tを短くすることができる。また、本実施の形態で
は、12段リプルカウンタ157とノイズ除去回路16
0の間にデップスイッチ158を介装することで、12
段リプルカウンタ157から出力される信号を選択可能
としている。したがって、例えば12段リプルカウンタ
157のQ2端子から出力されている信号(1MHz)
をノイズ除去回路160に出力するようにすれば、源信
号のずれは5〜6μsとなる。これにより、遅延時間t
を短くすることができる。さらには、ノイズ除去回路1
60の構成自体を変えることによっても遅延時間tを変
更することができる。
【0026】以上、詳述したように、本実施の形態に係
る遊技機においては、メイン制御基板20(CPU2
1)と図柄制御基板30(CPU31)を接続する信号
ライン40の各信号線(ライト信号線、セレクト信号
線、コマンド信号線)にフィルタ回路33を設けてい
る。したがって、メイン制御基板20から図柄制御基板
30に出力される信号の全てが時間遅れを生じるため、
ライト信号線だけにフィルタ回路を設けた場合と比較
し、コマンドデータを出力ポート23に設定した状態で
維持する時間(コマンド送信処理時間)を短くすること
ができる。また、各信号線に設けられたフィルタ回路
は、デジタルフィルタで構成され、かつ、クロック回路
が共通化されるため、各信号の時間遅れが同一時間とな
るため、よりコマンド送信処理時間を短くすることがで
きる。さらには、デジタルフィルタによりフィルタ回路
を構成することで、このフィルタ回路から出力される信
号になまりが生ぜず、信号伝達速度を高速化する場合に
も対応することができる。また、メイン制御基板20と
図柄制御基板30間のライト信号線にノイズがのった場
合でも、このライト信号線に設けられたフィルタ回路に
よりノイズが除去されるため、CPU31で誤ってコマ
ンドデータが読み込まれてしまうことを防止できる。さ
らに、本実施の形態では、メイン制御基板20から図柄
制御基板30にセレクト信号を送信することで、図柄制
御基板30はメイン制御基板20がコマンド送信状態に
あるか否かを判断することができる。したがって、図柄
制御基板30が誤ってコマンドを受信してしまうことを
より確実に防止することができる。
【0027】なお、本実施の形態では、さらに、検出装
置から出力される検出信号を、複数の制御装置にそれぞ
れ伝送する複数の検出信号ラインにも、検出信号ライン
毎にデジタルフィルタ回路が設けられる。これにより、
検出装置から出力された検出信号は、フィルタ回路によ
りなまることなく各制御装置で受信され、この検出信号
に基づく両制御装置の処理が同期して開始される。この
ため、各制御装置間の処理にずれが生じることが防止さ
れ、ひいては遊技機の誤動作が防止される。また、これ
らの検出信号ラインに設けられたデジタルフィルタによ
り、これらの検出信号ラインにのるノイズも除去される
ので、各制御装置が誤って処理を開始することも防止さ
れる。具体的に説明すると、本実施の形態においては、
メイン制御基板20及び図柄制御基板30の各CPU2
1、31のNMI端子にそれぞれデジタルフィルタ2
2、36を介して停電検出部12(外部電源からの電力
供給が遮断されたことを検出する検出装置)から出力さ
れた停電信号が入力するように構成されている。このた
め、停電検出部12から出力された停電信号は、フィル
タ回路によりなまることなく各CPU21,31のNM
I端子で受信され、CPU21,31の停電処理が同期
して開始される。したがって、停電回復時に両CPU2
1,31間の復電処理にずれが生じることが防止され正
しく遊技が再開される。また、さらには、本実施の形態
では、メイン制御基板20及び図柄制御基板30の各C
PU21、31のRESET端子にそれぞれデジタルフ
ィルタ25、37を介してリセット信号出力部14(C
PU21,31の制御電源が所定のレベルか否かを検出
する検出装置)から出力されたリセット信号が入力する
ように構成されている。このため、リセット信号出力部
14から出力されたリセット信号はなまることなく各C
PU21、31のRESET端子に受信されて、各CP
U21、31のリセットが同期して行われる。このた
め、電源投入時等に各CPU21、31が同期してリセ
ットされないことによる不具合(例えば、コマンド受信
側の制御装置(CPU31)が立ちあがる前にコマンド
送信側の制御装置(CPU21)が立ちあがり、CPU
21から送信されたコマンドがCPU31で受信できな
いという不具合等)を防止することができる。
【0028】以上、本発明の好適な一実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られる
ことなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
【0029】例えば、上述した実施の形態は、メイン制
御基板20と図柄制御基板30との間の信号ラインにデ
ジタルフィルタを設けた例であったが、当然のことなが
ら本発明は、遊技機に備付けられる各制御基板間の信号
ラインに適宜適用することができる。これによって、こ
れらの各制御基板間を接続する信号ラインにのるノイズ
を除去しながら、かつ、各制御基板間のコマンド送信処
理時間が長くなることを防止することができる。
【0030】この場合、デジタルフィルタ34に設けた
クロック信号の周期を可変として、遊技機が設置される
遊技店の環境にあわせて除去するノイズの大きさを微調
整できるような構成としてもよい。すなわち、遊技機が
設置される遊技店によってはノイズが多く発生する場合
(ノイズ信号自体が時間的に長い場合)もあり、このよ
うな場合にはクロック信号の周期を微調整して除去でき
る信号をより多くすることとしても良い。
【0031】なお、上述した実施の形態は本発明をパチ
ンコ機に適用した例であったが、本発明はこの他にも、
例えば、アレンジホール機(一定数の鋼球を遊技盤上に
射出して所定の当たり状態を成立させるもの)、スロッ
トマシン、雀球遊技機、パチスロ機等の各種遊技機にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遊技機における第1の制御装置
と第2の制御装置で行われるコマンド送受信の一例を具
体的に説明するための図
【図2】 アナログフィルタとデジタルフィルタの作用
を説明するための図
【図3】 メイン制御基板と図柄制御基板間のコマンド
伝送を行う伝送系の概略構成を示すブロック図
【図4】 フィルタ回路の一部を構成するクロック回路
の回路図
【図5】 フィルタ回路の一部を構成するノイズ除去回
路の回路図
【図6】 図5に示すノイズ除去回路の作用を説明する
ための図
【図7】 図5に示すノイズ除去回路の作用を説明する
ための図
【図8】 メイン制御基板におけるコマンド送信処理を
示すフローチャート
【図9】 メイン制御基板におけるコマンド出力処理を
示すフローチャート
【図10】 図柄制御基板におけるコマンド受信処理を
示すフローチャート
【図11】 メイン制御基板と図柄制御基板間で送受信
される各信号・コマンドデータのタイミングチャート
【符号の説明】 10・・電源基板 20・・メイン制御基板 21・・CPU 23・・出力ポート 24・・出力バッファ 30・・図柄制御基板 31・・CPU 33・・デジタルフィルタ 34・・入力バッファ 35・・入力ポート 40・・信号ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土川 晃司 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 Fターム(参考) 2C088 BC62

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コマンドを送信する第1の制御装置と、
    その第1の制御装置から送信されたコマンドを受信する
    第2の制御装置と、該第1の制御装置と該第2の制御装
    置を接続する信号ラインを備える遊技機であって、 該信号ラインには、前記第2の制御装置にコマンド受信
    処理を起動させる起動信号を伝送する起動信号ライン
    と、前記第2の制御装置にコマンドを伝送するコマンド
    信号ラインが含まれ、 その起動信号ライン及びコマンド信号ラインのそれぞれ
    にフィルタ回路が設けられていることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記信号ラインには、さらに、前記第1
    の制御装置が送信状態にあるか否かを示す信号を伝送す
    る送信状態信号ラインが含まれ、その送信状態信号ライ
    ンにもフィルタ回路が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ回路がデジタルフィルタ回
    路であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技
    機。
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