JP3793835B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、図柄表示装置と、パチンコ機のパチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部と、メイン制御部から送られた制御信号に応じて図柄表示装置を表示駆動制御するためのサブ制御部とを有し、メイン制御部からサブ制御部に対してコマンドデータを転送する構成とされたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機においては、例えば、液晶表示装置を設け、その表示画面において、複雑な表示動作を行わせたり、遊技態様に応じて数種類の表示画面を切り換え動作を行わせたりすることにより、遊技者の多様な趣向を満たすようにしている。このようなパチンコ遊技機にあっては、パチンコ機のパチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部のみでは、パチンコ機に配備された各駆動制御要素を全て制御することがメイン制御部の処理タイミングやメモリの記憶容量に制限があって困難であるため、駆動制御要素毎に専用のサブ制御部が配備されており、メイン制御部から制御信号並びに出力データからなる制御用のコマンドデータをサブ制御部に転送し、前記制御用のコマンドデータに応じてサブ制御部により駆動制御要素を制御駆動するようにしている。
【0003】
従来、メイン制御部とサブ制御部との間における制御信号並びにデータ伝送は、送信側であるメイン制御部からのデータ出力タイミングに受信側であるサブ制御部の受信タイミングを同期させなければならないため、メイン制御部側は同期信号によりデータの転送タイミングを取るようにし、サブ制御部側は同期信号に合わせて受信タイミングを取るように構成されている。従って、サブ制御部側が同期信号に合わせて受信タイミングを取る必要上、サブ制御部側の処理タイミングの設計が制約を受けることとなっていた。
【0004】
また、ノイズによってデータ転送タイミングミスが発生する場合があり、このような場合には、例えば、サブ制御部が液晶表示装置の表示駆動制御を行うものであれば、表示画面にチラツキが発生するといったことが起こる。また、メイン制御部においても、データ転送が確立されないといったことが発生した場合には、転送データをそのままメモリに保持しなければならないため、メモリに待ち状態となった転送データが蓄積されると共に、パチンコ遊技に関する処理がこの分遅れるといった不具合が生じることとなる。
【0005】
本出願人は、先に、送信側をパチンコ機のパチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部とし、受信側をパチンコ機が備えた駆動制御要素に配備されると共にメイン制御部からの制御信号並びに出力データに応じて前記駆動制御要素を制御駆動するためのサブ制御部とし、送信側から受信側に対して出力された信号データを所定のデータ量の範囲内で一時的に記憶するデータ一時記憶手段を、メイン制御部とサブ制御部との間に設け、該データ一時記憶手段を介して送信側の制御部と受信側の制御部とを通信接続したパチンコ機の信号伝送装置を特願平7−34730号として提案している。
【0006】
このものによれば、送信側の制御部から受信側の制御部へのデータ転送において転送タイミングを同期させるといった必要性を回避すると共に、非同期的にデータ転送を行うことが可能であって、しかもデータ転送におけるノイズによるデータ転送タイミングミスを考慮する必要が全くない。しかし、このものは、メイン制御部とサブ制御部との間に設けられるデータ一時記憶手段がレジスタファイルにより構成されており、従って、メイン制御部とサブ制御部との間にレジスタファイルを付加的に追加した構成となっている。このように、従来は、前記の課題を解決するために、送信側の制御部と受信側の制御部との間に、特別なメモリ手段を付加的に設けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、パチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部とメイン制御部から送られた制御信号に応じて図柄表示装置を表示駆動制御するためのサブ制御部との間のコマンドデータの転送において、特別なメモリ手段を付加的に設けなくとも、コマンドデータの転送を円滑に行うことができ、メイン制御部とサブ制御部相互間のデータ転送のタイミング処理を簡略化することができるパチンコ機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るパチンコ機は、図柄表示装置と、パチンコ機のパチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部と、前記メイン制御部から送られた制御信号に応じて前記図柄表示装置を表示駆動制御するためのサブ制御部とを有し、前記メイン制御部から前記サブ制御部に対してコマンドデータを転送する構成とされたものであって、上記課題を解決するために、前記メイン制御部はメインCPUを備え、前記サブ制御部は、サブCPUとビデオ・ディスプレイ・プロセッサとを備え、前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサが備えたメモリ手段に、前記コマンドデータを所定のデータ量の範囲内で一時的に記憶するデータ一時記憶手段が設けられ、前記メインCPUに前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサが接続され、前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサに前記サブCPUが接続され、前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサは、前記メインCPUから出力されたチップセレクト信号と書き込み信号とに応じて前記メインCPUから送信された前記コマンドデータの前記データ一時記憶手段への一時記憶を行う手段を備え、前記サブCPUは、該サブCPUが備えたRAMに記憶されたコマンドデータに基づいて1画面分の表示データの作成を行うものであって、前記1画面分の表示データの作成が完了すると、前記1画面分の表示データの作成中に前記データ一時記憶手段に記憶された前記コマンドデータを読み出して前記RAMに転送する手段を備え、前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサは前記サブCPUが作成した表示データに基づいて前記図柄表示装置を駆動する構成としたことを特徴とする。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、実施例におけるパチンコ機におけるデータ伝送装置1の要部を示すブロック図である。まず、パチンコ機(図示を省略)は、液晶表示装置からなる図柄表示装置(図示を省略)を備え、パチンコ機の遊技状態に応じてその液晶表示部において遊技態様としての図柄を動画表示するものである。該パチンコ機のパチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部2は、制御処理実行手段としてのメインCPU3と、メインCPU3が実行するためのパチンコ遊技全体に関わる制御プログラムが格納されているROM4と、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAM5と、メインCPU3が周辺機器との間でデータ通信を行うためのI/Oポート6とにより構成されている。なお、メインCPU3には、メインCPU3のための電源(図示せず)やメインCPU3の処理サイクルを規定するクロック回路(図示せず)が接続されている。
【0012】
また、図1に示すサブ制御部7は、パチンコ機が備えた図柄表示装置側に配備され、メイン制御部2からの制御信号並びにコマンドデータに応じて表示データを作成し、表示駆動手段を介して表示制御する処理実行手段としてのサブCPU8と、サブCPU8が実行するための各表示駆動手段の表示駆動に関する制御プログラム並びにデータ読み出しタイミング処理に関する制御プログラムが格納されているROM9と、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAM10と、サブCPU8が作成した表示データに基づいて動画表示手段としての液晶表示部(図示を省略)において表示する動画データを生成する表示駆動手段としてのビデオ・ディスプレイ・プロセッサ11(以下、VDPという)とにより構成されている。なお、サブCPU8には、サブCPU8のための電源(図示せず)やサブCPU8の処理サイクルを規定するクロック回路(図示せず)が接続されている。
【0013】
図1において、サブ制御部7のサブCPU8は、サブ制御部7側のVDP8及びメイン制御部2のI/Oポート6を介してメイン制御部2のメインCPU3と通信接続され、メインCPU3からサブCPU8へ制御信号並びにコマンドデータが転送されるよう構成されている。なお、VDP11には、通信インタフェース(図示を省略)が内蔵されており、通信インタフェースにデータ一時記憶手段としてのメモリ12が配備されている。また、メイン制御部2からサブ制御部7へ送られるのコマンドデータに関するデータ伝送ラインは、8本の信号線で構成され、8ビットデータがパラレルに伝送され、該データ伝送ラインは、メインCPU3からI/Oポート6及びVDP11内蔵の通信インタフェースのメモリ12を経てサブ制御部7のRAM10に通信接続されている。
【0014】
また、メイン制御部2のメインCPU3からサブ制御部7のVDP11へは、LCE信号(チップセレクト)、WR信号(書き込み信号)及びコマンドデータに関する送信完了信号の各制御信号を伝送する各制御信号ラインがI/Oポート6を介して接続されている。
【0015】
さらに、サブCPU8とVDP11との間は、サブCPU8からVDP11へRD信号(読み出し信号)を伝送する制御信号ラインで接続され、VDP11からサブCPU8へは、割り込み信号を伝送する制御信号ラインで接続されている。
【0016】
図2は、メイン制御部2からサブ制御部7へのコマンドデータの転送タイミングを示すタイミングチャートである。メイン制御部2のメインCPU3からサブ制御部7のVDP11へは、1バイト(8ビット)の大きさのコマンドデータが、最大32バイトまでシリアル転送される。即ち、メインCPU3からVDP11へは、所定のデータ量としての32バイトまでの範囲内のコマンドデータが1バイトずつ順次シリアル転送され、転送された32バイトまでの大きさの各コマンドデータは、VDP11内蔵の通信インタフェースのメモリ12に順次一時記憶される。
【0017】
図3は、VDP11内蔵の通信インタフェースのメモリ12に設定されたコマンドデータ記憶エリアの記憶構成を示す図である。コマンドデータ記憶エリアは、全体として33バイトの大きさを有し、コマンドデータ記憶エリアの先頭部分1バイトは、メインCPU3から受信記憶したコマンドデータのデータ個数を格納するデータカウント値記憶領域に設定され、データカウント値記憶領域以降の残り32バイトは、メインCPU3からシリアルに送信されてくるコマンドデータを受信して順次記憶する各データ記憶領域1〜データ記憶領域32に設定されている。
【0018】
また、VDP11内蔵の通信インタフェースのメモリ12は、図3に示すように、コマンドデータ記憶エリアとは別に、大きさ1バイトのデータ入力バッファを備えており、メインCPU3から送信されてくる1バイト分のコマンドデータがデータ入力バッファに一時保持される。
【0019】
次に、図1のブロック図及び図2のタイミングチャートを参照しつつデータ伝送装置1の動作について説明する。なお、メインCPU3は、コマンドデータの転送を開始する前に、パチンコ機の遊技状態に応じて今回転送するコマンドデータ並びにコマンドデータの個数をRAM5の記憶エリアに生成しているものとする。
【0020】
まず、メインCPU3は、I/Oポート6の出力ポートを介してサブ制御部7のVDP11に、図2に示すように、LCE信号(チップセレクト)をローレベルにすると共に転送するコマンドデータの最初の1バイト分のデータ(1)を出力し、所定時間の間隔をおいて、データ(1)に対応してLWR信号(書き込み信号)を所定時間の間ローレベルに切換えてVDP11内蔵の通信インタフェースのメモリ12に送信する。
【0021】
サブ制御部7のVDP11内蔵の通信インタフェースは、LCE信号(チップセレクト)を受けると、メモリ12のコマンドデータ記憶エリアの全ての記憶エリアの内容を0クリアし、コマンドデータの一時記憶動作を開始すると共に、データ入力バッファにコマンドデータの最初の1バイトのデータ(1)を入力し保持する。この時点から所定時間の間隔をおいてLWR信号(書き込み信号)がローレベルに切り換わると、LWR信号の立ち下がりに応じて、図4に示すように、コマンドデータ記憶エリアのデータ記憶領域1乃至データ記憶領域31に保持されている各コマンドデータをデータ記憶領域2乃至データ記憶領域32に順次シフトし、データ入力バッファに保持されていたデータ(1)をデータ記憶領域1にセットする。また、入力して記憶保持したコマンドデータの数をカウントしてデータカウント値記憶領域に記憶する。
【0022】
メインCPU3は、LWR信号をローレベルに切換えた時点から所定時間経過すると、LWR信号をハイレベルに戻すとともに、出力したデータの個数をカウントし、カウント数が転送するコマンドデータの個数に達しているか否かを判別して、カウント数が転送するコマンドデータの個数に達していなければ、コマンドデータの次の1バイト分のデータ(2)を出力する。なお、メインCPU3は、この時点から所定時間の間隔をおいて、データ(2)に対応してLWR信号(書き込み信号)を所定時間の間ローレベルに切換えてVDP11内蔵の通信インタフェースのメモリ12に送信する。
【0023】
このようにして、メインCPU3は、今回伝送するコマンドデータの個数に達するまで、伝送するコマンドデータをデータ(1)、データ(2)、データ(3)、…データ(n)のように順にシリアル転送する。なお、1回のデータ伝送により伝送されるコマンドデータの個数は、前述したように最高で32個までである。
【0024】
また、サブ制御部7のVDP11内蔵の通信インタフェースは、所定時間の間隔をおいてLWR信号(書き込み信号)がローレベルに切り換わると、LWR信号の立ち下がりに応じて、メモリ12のコマンドデータ記憶エリアのデータ記憶領域1乃至データ記憶領域31に保持されている各コマンドデータをデータ記憶領域2乃至データ記憶領域32に順次シフトし、データ入力バッファに保持されていたデータを、即ち、この場合にはデータ(2)をデータ記憶領域1にセットする。同時に、データカウント値記憶領域のデータカウント値を1つアップする。
【0025】
このように、VDP11内蔵の通信インタフェースは、LWR信号の立ち下がり毎に、メモリ12のコマンドデータ記憶エリアのデータ記憶領域1乃至データ記憶領域31に保持されている各コマンドデータをデータ記憶領域2乃至データ記憶領域32に順次シフトし、データ入力バッファに保持されていたコマンドデータをデータ記憶領域1にセットして、シリアル転送されてくるコマンドデータを、即ち、データ(1)、データ(2)、データ(3)、…データ(n)を順次記憶保持していき、データカウント値記憶領域のデータカウント値を1つずつ歩進していく。
【0026】
メインCPU3がLWR信号ハイレベルに戻すとともに、出力したデータの個数をカウントし、出力したデータのカウント数が転送するコマンドデータの個数に達したと判別された場合には、図2に示すように、LCE信号(チップセレクト)をハイレベルに戻してコマンドデータの出力が停止されると共に、送信完了信号をローレベルに切り換えてVDP11内蔵の通信インタフェース11に送信する。
【0027】
VDP11内蔵の通信インタフェースは、送信完了信号がローレベルに切り換わると、コマンドデータの一時記憶動作を完了し、この後、メインCPU3により送信完了信号がハイレベルに戻されると、サブCPU8に割り込み信号を出力する。割り込み信号は、サブCPU8の割り込み端子に入力され、サブCPU8において割り込みが発生する。なお、データカウント値記憶領域には、記憶保持されたコマンドデータの個数がカウントされてデータカウント値として記憶されている。
【0028】
次に、サブ制御部7のサブCPU8の処理動作について説明する。図5は、サブCPU8が行う処理のメインルーチンを概略で示すフローチャートであり、図6は、サブCPU8が割り込み発生時に実行する割り込み処理のフローチャートである。
【0029】
サブCPU8は、電源投入後、処理に必要となる各フラグやレジスタの初期化を行い(ステップA2)、ステップA2の画像表示処理に移行する。ステップA2の画像処理を概略で説明すると、サブCPU8は、メイン制御部2から受けとったコマンドデータに基づいて、動画表示のためにVDP11に設定すべき表示データを作成すると共に、VDP11に表示データを水平方向及び垂直方向の各アドレスと共に出力する処理である。なお、VDP11は、サブCPU8が作成した表示データに基づいて、キャラクタROM(図示を省略)並びに色指定のためのパレットRAM(図示を省略)から必要データを読み出して液晶表示部(図示を省略)において表示する動画データを生成すると共に、LCDコントローラ(図示せず)を介して液晶表示部を走査することにより、動画を表示する。
【0030】
サブCPU8は、ステップA3の処理で、画像表示処理が終了したか否かを判別するが、ステップA2において液晶表示部の1画面分の表示データの作成が完了するまでは、ステップA3の判別処理を偽と判別し、ステップA2の画像表示処理を継続して行う。
【0031】
液晶表示部の1画面分の表示データの作成を完了すると、サブCPU8は、ステップA3の判別処理を真と判別し、ステップA4に移行する。ステップA4においては、割り込みフラグがセットされているか否かが判別される。割り込みが発生していない場合には、初期化処理で割り込みフラグがクリアされていることにより、サブCPU8は、ステップA4を偽と判別し、再びステップA2に戻って、次の1画面分の表示データの作成を開始する。
【0032】
さて、VDP11内蔵の通信インタフェースから出力された割り込み信号がサブCPU8に入力されると、サブCPU8において割り込みが発生する。サブCPU8は、ステップA2の画像表示処理を一時中断し、図6に示す割り込み処理に移行して割り込みフラグをセットし(ステップA7)、再びステップA2の画像表示処理を続けて行う。このように、画像表示処理を行っている最中に、割り込みが発生した場合に画像表示処理を一時中断する時間は、サブCPU8が割り込みフラグをセットするだけの極めて僅かな時間だけなので、液晶表示部の1画面分の表示データの作成に要する処理時間に影響することはない。
【0033】
画像表示処理を行っている最中に割り込みが発生した場合には、割り込みフラグがセットされる結果、サブCPU8は、液晶表示部の1画面分の表示データの作成を完了した後、ステップA4の判別処理を真と判別し、VDP11にRD信号(読み出し信号)と共にRAM10の所定領域のアドレスを出力し(ステップA5)、割り込みフラグをクリアし(ステップA6)、再びステップA2に戻って、次の1画面分の表示データの作成を開始する。
【0034】
VDP11は、サブCPU8からRD信号を受けると、データカウント値記憶領域に記憶保持されたコマンドデータのカウント値に相当するデータ量のコマンドデータをRAM10の所定領域に転送する。例えば、メモリ12に保持されているコマンドデータの個数が10個であれば、図3のデータ記憶領域1乃至データ記憶領域10に記憶保持されている10バイト分のコマンドデータが送出されてRAM10の所定領域に転送される。
【0035】
サブCPU8は、RAM10の所定領域に転送された10バイト分のコマンドデータに基づいて、ステップA2の画像表示処理を行い、液晶表示部の1画面分の表示データを作成することとなる。
【0036】
図7は、メイン制御部2からのLCE信号とサブ制御部7のRD信号によるコマンドデータの読み出しタイミングを示すタイミングチャートである。サブCPU8による液晶表示部の1画面分の表示データの作成が完了する時間は、作成する表示データの種類によって幅があり、メイン制御部2が出力するLCE信号の基本周期を例えば4msに決めておき、LCE信号をハイレベルに戻した時点から、次にLCE信号をローレベルに切り換えるまでの間の時間Tの間に、サブサブCPU8がRD信号を出力してコマンドデータの読み出しを行うようにしている。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係るパチンコ機によれば、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサは、メインCPUから出力されたチップセレクト信号と書き込み信号とに応じてメインCPUから送信されたコマンドデータのデータ一時記憶手段への一時記憶を行う手段を備え、サブCPUは、該サブCPUが備えたRAMに記憶されたコマンドデータに基づいて1画面分の表示データの作成を行うものであって、1画面分の表示データの作成が完了すると、1画面分の表示データの作成中にデータ一時記憶手段に記憶されたコマンドデータを読み出してRAMに転送する手段を備え、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサはサブCPUが作成した表示データに基づいて図柄表示装置を駆動する構成としたことにより、メイン制御部とサブ制御部との間に、特別なメモリ手段を付加的に設けなくとも、メイン制御部とサブ制御部相互間のコマンドデータの転送のタイミング処理を簡略化することができ、コマンドデータの転送を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ機におけるデータ伝送装置の要部を示す機能ブロック図
【図2】メイン制御部からサブ制御部へのコマンドデータの転送タイミングを示すタイミングチャート
【図3】サブ制御部のビデオ・ディスプレイ・プロセッサに配備されたメモリ手段に設定されたデータ一時記憶手段の記憶構成を示す図
【図4】データ一時記憶手段の記憶動作を示す図
【図5】サブ制御部に配備されたサブCPUによる処理のメインルーチンの概略を示すフローチャート
【図6】サブ制御部に配備されたサブCPUによる割り込み処理を示すフローチャート
【図7】メイン制御部からのLCE信号とサブ制御部のRD信号によるコマンドデータの読み出しタイミングを示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 データ伝送装置
2 メイン制御部
3 メインCPU
4 ROM
5 RAM
6 I/Oポート
7 サブ制御部
8 サブCPU
9 ROM
10 RAM
11 ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)
12 メモリ
Claims (1)
- 図柄表示装置と、パチンコ機のパチンコ遊技全体に関わる制御を行うためのメイン制御部と、前記メイン制御部から送られた制御信号に応じて前記図柄表示装置を表示駆動制御するためのサブ制御部とを有し、前記メイン制御部から前記サブ制御部に対してコマンドデータを転送する構成とされたパチンコ機において、
前記メイン制御部はメインCPUを備え、前記サブ制御部は、サブCPUとビデオ・ディスプレイ・プロセッサとを備え、前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサが備えたメモリ手段に、前記コマンドデータを所定のデータ量の範囲内で一時的に記憶するデータ一時記憶手段が設けられ、前記メインCPUに前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサが接続され、前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサに前記サブCPUが接続され、
前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサは、前記メインCPUから出力されたチップセレクト信号と書き込み信号とに応じて前記メインCPUから送信された前記コマンドデータの前記データ一時記憶手段への一時記憶を行う手段を備え、
前記サブCPUは、該サブCPUが備えたRAMに記憶されたコマンドデータに基づいて1画面分の表示データの作成を行うものであって、前記1画面分の表示データの作成が完了すると、前記1画面分の表示データの作成中に前記データ一時記憶手段に記憶された前記コマンドデータを読み出して前記RAMに転送する手段を備え、前記ビデオ・ディスプレイ・プロセッサは前記サブCPUが作成した表示データに基づいて前記図柄表示装置を駆動する構成としたことを特徴とするパチンコ機。
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