JP4461573B2 - 車両用テーブル構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のフロアパネル上に設けられたシートと、このシートのシートクッションの側方に設けられたテーブルとを備えた車両用テーブル構造に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、RV車等の車両において、運転席と助手席とを、その間を乗員が通行可能なように互いに車幅方向に所定間隔をあけて配置したもの(所謂ウォークスルータイプの車両)が知られている。そして、特にこのようなウォークスルータイプの車両では、例えば特開平9−309366号公報に示されているように、乗員の利便性を向上させるために、上記運転席と助手席との間にテーブルを配設し、このテーブルを、使用しないときには乗員の通行の邪魔にならないように、運転席側又は助手席側に格納できるように構成している。
【0003】
上記テーブルは、通常、天板と、この天板をフロアパネル上面に対して略平行な使用状態とフロアパネル上面に対して略垂直でかつ運転席又は助手席のシートクッション側面に略沿った格納状態との間を相互に回動可能に支持する支持機構とで構成されている。この天板の支持機構としては、天板の使用状態時における運転席側端部(運転席側に格納する場合)又は助手席側端部(助手席側に格納する場合)を、移動させない固定の回動軸として該回動軸回りに天板を回動させる機構とするのが一般的であり、このため、天板の格納状態時における上端部は使用状態時における上面と略同じになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、運転席及び助手席間におけるフロアパネルに、上方に突出するトンネル部が設けられた車両においては、天板の格納状態時における下端部が上記トンネル部に当接しないようにする必要がある。
【0005】
一方、上記テーブルの幅は出来る限り大きい方が望ましいので、通常は、その幅を運転席及び助手席間の間隔と略同じに設定する。
【0006】
しかしながら、上記従来の支持機構では、トンネル部が設けられた車両においては、トンネル部によってテーブルの幅に制約が生じる場合があり、テーブルの幅を運転席及び助手席間の間隔と略同じに設定することが困難になるという問題がある。そこで、天板の使用状態時における高さ位置を高くすることが考えられるが、このようにすると、支持機構により天板をフロアパネルやフロアパネル上に取付固定される部材(例えばシートをスライドさせるシートレールのロアレール等)に対して支持する場合には、天板とフロアパネル等との距離が長くなって支持機構の剛性が問題となり、このため、天板を支持する箇所にも制約が生じる。
【0007】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シートのシートクッションの側方に格納可能なテーブルを設けた車両において、そのテーブルの天板を支持する支持機構を改良することによって、フロアパネル(特にトンネル部)との干渉を防止しつつ、テーブルの天板の幅を出来る限り大きくしようとすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、車両のフロアパネル上に設けられた第1のシートと、該第1のシートのシートクッションの側方に設けられたテーブルとを備えた車両用テーブル構造を対象として、上記テーブルは、天板と、該天板を、上記フロアパネル上面に対して略平行である水平状態に維持される使用状態とフロアパネル上面に対して略垂直でかつ上記シートクッション側面に略沿った格納状態との間を相互に回動可能に支持する支持機構とを有し、上記テーブルに対して上記第1のシートと反対側におけるフロアパネル上に、該第1のシートに対して所定間隔をあけて第2のシートが設けられ、上記天板の幅が、上記所定間隔と略同じに設定されており、上記支持機構は、上記天板を、上記使用状態において、上記第1及び第2のシートのシートクッション上面よりも低い位置に位置させるとともに、該天板を、該天板の格納状態時における上端部が上記使用状態時における上面よりも高い位置に位置するように回動させることが可能な機構であり、上記第1及び第2のシート間におけるフロアパネルに、上方に突出するトンネル部が設けられ、上記天板の格納状態時における下端部が、上記フロアパネルのトンネル部上面近傍に位置している構成とした
【0009】
また、請求項2の発明では、請求項1の発明において、天板の格納状態時における上端部は、使用状態時における第1のシート側端部に相当し、支持機構は、上記天板を、該天板の格納状態時における上端部が使用状態時における第1のシート側端部の略真上側に位置するように回動させることが可能なリンク機構であるものとする。
【0010】
これらの発明により、天板の使用状態時における位置が比較的低くても、天板を、その格納状態時には、フロアパネルとの干渉を避け得る高い位置に位置させることができる。この結果、フロアパネルにトンネル部が形成されていても、トンネル部との干渉を防止しつつ、天板の幅を可及的に大きくすることができる。また、請求項2の発明のように、天板の格納状態時における上端部が使用状態時における第1のシート側端部の略真上側に位置するようにすれば、天板を格納状態時にシートに出来る限り近づけることができ、乗員の通行の障害等になり難くなる。
【0011】
請求項の発明では、請求項1又は2の発明において、第1のシートは、フロアパネルに取付固定されたロアレールと該ロアレールに対して摺動可能に係合しかつ第1のシートのシートクッションに取付固定されたアッパレールとからなるシートレールによって上記フロアパネルに対して車両前後方向にスライド可能に支持され、支持機構は、天板を上記ロアレールに対して支持するように構成されているものとする。
【0012】
このことで、天板をフロアパネルに対して直接支持するのとは異なり、テーブルを備えた車種と備えていない車種との間で、取換えが困難であるフロアパネルを共用化することができると共に、支持機構の取付面積を確保することができる。一方、このように天板をロアレールに対して支持しても、天板の使用状態時における高さ位置を低くすることができるので、支持機構の剛性が問題になることはない。また、シートのシートクッションのフレーム等に支持するよりも高い支持剛性が得られる。よって、天板の支持剛性を最大限に高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用テーブル構造が適用された所謂ウォークスルータイプの自動車の車室内の要部を示し、この自動車は、フロアパネル7(図3及び図4参照)上に設けられた運転席1と、この運転席1の左側側方における上記フロアパネル7上に、該運転席1に対して所定間隔(乗員が通行可能な間隔)をあけて設けられた助手席2とを備えている。この運転席1及び助手席2は、各々、シートクッション1a,2aと、該シートクッション1a,2aの後端部に回動可能に接続されたシートバック1b,2bと、該シートバック1b,2bの上端面に設けられたヘッドレスト1c,2cとを有している。そして、運転席1及び助手席2の後方には2つの第1の後部座席3,3が互いに上記所定間隔と略同じ間隔をあけてそれぞれ設けられ、図示は省略するが、この第1の後部座席3,3の後方には第2の後部座席が設けられて3列シートになっている。
【0014】
上記運転席1及び助手席2間におけるフロアパネル7には、図4に示すように、上方に突出しかつ車両前後方向に延びるトンネル部7aが設けられ、このトンネル部7aの下側には排気管等が配置されている。
【0015】
上記運転席1のシートクッション1aの左後端部には、この運転席1に着座する乗員を拘束するためのシートベルト装置のタング(図示せず)と係合するバックル1dが設けられ、同様に、助手席2のシートクッション2aの右後端部にも、この助手席2に着座する乗員を拘束するためのシートベルト装置のタングと係合するバックル2dが設けられている。また、運転席1のシートクッション1aの左側側面近傍には、上記フロアパネル7のトンネル部7a上面に取付固定されたパーキングブレーキ8が配設されている。
【0016】
上記助手席2のシートクッション2aの右側(運転席1側)側方にはテーブル11が設けられ、このテーブル11は、天板12と、後述の如く、該天板12を、上記フロアパネル7上面に対して略平行な使用状態(図1〜図4参照)とフロアパネル7上面に対して略垂直でかつ助手席2のシートクッション2aの右側側面近傍において該右側側面に略沿った格納状態(図3の二点鎖線及び図6参照)との間を相互に回動可能に支持する支持機構13(図2〜図5参照)とを有している。すなわち、助手席2が本発明の第1のシートを構成し、運転席1が、テーブル11に対して第1のシートと反対側におけるフロアパネル7上に、該第1のシートに対して所定間隔をあけて設けられた第2のシートを構成している。
【0017】
上記天板12の後部の幅(使用状態時における車幅方向の幅)は、上記運転席1と助手席2との間隔と略同じに設定されている。また、天板12の車両前後方向の長さは、シートクッション2aの長さと略同じに設定されている。尚、天板12の前部は、上記パーキングブレーキ8との干渉を避けるために上記後部の幅よりも小さくなっている。
【0018】
上記天板12の使用状態時における上面の周縁部以外の部分は、該周縁部よりも凹んでいて、この凹んだ部分に物品等を載置するようになっており、このことで、載置した物品等が滑って落下しないようになされている。
【0019】
上記助手席2は、図3及び図4に示すように、車両前後方向に延びかつフロアパネル7に取付固定された台座部32aと該台座部32aの上端面に固定された係合部32bとからなる左右一対のロアレール32,32と、該ロアレール32,32の係合部32b,32bに対してそれぞれ摺動可能に係合しかつ助手席2のシートクッション2aのパッド35を支持するフレーム36に取付固定された左右一対のアッパレール33,33とからなるシートレール31によって、フロアパネル7に対して車両前後方向にスライド可能に支持されている。尚、上記バックル2dは、上記シートクッション2aのフレーム36に支持部材37及びアッパレール33の上端部を介して支持されており、このバックル2dの下部及び支持部材37のテーブル11側の側方は、上記アッパレール33にブラケット38を介して取付固定されたカバー部材39により覆われている。そして、上記運転席1も、上記助手席2と同様に構成されている(助手席2と同様の部分は同じ符号を付している)。
【0020】
上記支持機構13は、上記天板12を、該天板12の格納状態時における上端部が使用状態時における上面よりも高い位置に位置するように回動させることが可能な機構であって、天板12を上記助手席2の右側のロアレール32に対して支持するように構成されている。さらには、支持機構13は、上記天板12を、該天板12の格納状態時における上端部が使用状態時における助手席2側端部の略真上側に位置(天板12の格納状態時における下端部が使用状態時における助手席2側端部の略真下側に位置)するように回動させることが可能なリンク機構を構成している。
【0021】
具体的には、上記支持機構13は、図2〜図5に示すように、助手席2をスライドさせるシートレール31における右側ロアレール32の台座部32aに取付固定されかつ助手席2のシートクッション2aの右側側面に略沿って上方に延びる前後一対の固定部材15,15を有している。この各固定部材15は、断面略コ字状に形成されていて、シートクッション2aの右側側面に略沿う第1壁部15aと該第1壁部15aと垂直な方向に相対向して延びる第2壁部15b,15bとを有している。この各固定部材15の上端部における両第2壁部15b,15bには、第1アーム16,16の基端部が第1回動軸21によりそれぞれ回動自在に取り付けられている。この両第1アーム16,16の先端部は、上記天板12の使用状態時における下面において助手席2側端部近傍に設けた第1突出部12aの車両前後方向両端面に第2回動軸22によりそれぞれ回動自在に取り付けられている。
【0022】
また、上記両固定部材15,15の下端部近傍における他方の固定部材15側の第2壁部15bには、取付部材27,27が相対向してそれぞれ突設され、この両取付部材27,27に、第2アーム17,17の基端部が第3回動軸23によりそれぞれ回動自在に取り付けられている。この両第2アーム17,17の先端部には第3アーム18,18の基端部が第4回動軸24によりそれぞれ回動自在に取り付けられ、この両第3アーム18,18の先端部は、上記天板12の使用状態時における下面において上記第1突出部12aよりも運転席1側に設けた第2突出部12bの車両前後方向両端面に第5回動軸25によりそれぞれ回動自在に取り付けられている。
【0023】
さらに、上記前側の第2回動軸22の後端部には、第4アーム19の基端部が回動自在に取り付けられ、この第4アーム19には長孔19aが形成されて、この長孔19aに上記第4回動軸24の前端部が該長孔19aに沿って移動可能に挿通されている。この長孔19aは、第4アーム19の長さ方向略中央部からアーム先端側に延びた後、アーム先端部で略垂直に折れ曲がっている。
【0024】
そして、天板12の使用状態時には、図4に示すように、上記第1アーム16は天板12と同様に略水平状態(フロアパネル7上面と略平行な状態)になっている。また、第2及び第3アーム17,18は、車両前後方向から見て第4回動軸24の部分で折れ曲がった状態にはなっておらず、略一直線状に天板12に対して斜めに延びた状態になっている。さらに、第4アーム19は、第2又は第3アーム17,18と略垂直な状態になっていて、その長孔19aは、第4アーム19の長さ方向略中央部からアーム先端側に延びた後、第3アーム18側に折れ曲がった状態になっている。また、第4回動軸24の前端部は、上記第4アーム19の長孔19aのアーム先端側端部における第3アーム18側端部に位置している。
【0025】
上記天板12の使用状態時においては、天板12の上面に上側から押す力が作用しても、上記第2〜第4アーム17〜19が突っ張った状態となって第1アーム16は第1回動軸21の軸心回りに図4で時計回り方向に回動できず、このことで、天板12の水平状態が維持される。尚、このときの天板12の高さ位置は、シートクッション1a,2a上面よりも低い位置に設定されている。
【0026】
上記第1回動軸21は、上記天板12の使用状態時における助手席2側端部にに沿って車両前後方向に延びていて、該第1回動軸21の軸心回りに第1アーム16と一体的に回動するようになっている。上記第1回動軸21の前端部は、天板12の前端部に沿うように折り曲げられて操作部21aが構成されている。一方、第1回動軸21の後端部には捩りコイルばね29が設けられ、この捩りコイルばね29により第1アーム16は、第1回動軸21の軸心回りに該第1アーム16の先端部が下降する方向(図4で時計回り方向)に回動するように付勢されている。
【0027】
上記天板12を格納状態にするには、先ず、上記第1回動軸21の操作部21aを上側に引き上げる。つまり、第1アーム16を第1回動軸21の軸心回りにその先端部が上昇する方向(図4において反時計回り方向)に回動させる。この第1アーム16の回動により第4アーム19が上側でかつ助手席2側に引っ張られて、第4回動軸24が上側でかつ助手席2側に移動し、このことで、第2アーム17は第3回動軸23の軸心回りに図4で反時計回り方向に回動すると共に、第2アーム17と第3アーム18とが車両前後方向から見て第4回動軸24の部分で折れ曲がった状態となる。このように第1アーム16を僅かに回動させると、天板12の使用状態時における運転席1側端部を下側に押すことで、天板12を第2回動軸22の軸心回りに図4で時計回り方向に回動させることが可能となる。このとき、第4回動軸24の前端部は、上記天板12の運転席1側端部ないし第3アーム18に押されて第4アーム19の長孔19aに沿ってアーム中央側へ移動すると共に、第2アーム17がさらに第3回動軸23の軸心回りに図4で反時計回り方向に回動し、車両前後方向から見た第2及び第3アーム17,18間のなす角度が次第に小さくなる。また、第1アーム16がさらに第1回動軸21の軸心回りに図4で反時計回り方向に回動し、このことで、天板12の回動軸としての第2回動軸22が上側でかつ助手席2側に移動するため、天板12は回動しながら上側でかつ助手席2側に移動する。
【0028】
そして、最終的には(格納状態時には)、図6に示すように、第1アーム16は固定部材15と上下方向に略一直線状をなし、第2及び第3アーム17,18同士は車両前後方向に略重なった状態となり、天板12の格納状態時における上端部が使用状態時における助手席2側端部の略真上側に位置する一方、下端部が使用状態時における助手席2側端部の略真下側に位置する。また、天板12の格納状態時における上端部は、使用状態時の上面よりも上昇してシートクッション1a,2a上面と略同じ高さに位置する一方、下端部はフロアパネル7のトンネル部7a上面近傍に位置する。尚、この状態では、第1アーム16は、捩りコイルばね29の付勢力が作用していても、第1回動軸21の軸心回りに図6で時計回り方向に回動することはできないようになっており、天板12の下端部を上側でかつ運転席1側に僅かに引き上げると、その後は捩りコイルばね29の付勢力により殆ど自動的に使用状態にすることができる。
【0029】
したがって、上記実施形態では、テーブル11の支持機構13により天板12の格納状態時における上端部が使用状態時における上面よりも高い位置に位置するようになっているので、天板12の使用状態時における位置が比較的低くても、天板12を、その格納状態時には、フロアパネル7のトンネル部7aとの干渉を避け得る高い位置に位置させることができる。この結果、フロアパネル7のトンネル部7aとの干渉を防止しつつ、天板12の幅を可及的に大きく(運転席1と助手席2との間隔と略同じに)することができる。また、天板12の使用状態時における位置を低くすることで、天板12とロアレール32との距離が長くならずに済み、支持機構13の剛性が低下するのを防止することができる。しかも、助手席2のシートクッション2aのフレーム36等に支持するよりも高い支持剛性が得られる。よって、天板12をロアレール32に対して支持することで、最大限の支持剛性が得られる。
【0030】
尚、上記実施形態では、支持機構13が、天板12をシートレール31のロアレール32に対して支持する構成としたが、天板12をアッパレール33若しくはフレーム36又はフロアパネル7に対して支持するようにしてもよい。
【0031】
また、支持機構13は、天板12を、該天板12の格納状態時における上端部が使用状態時における上面よりも高い位置に位置するように回動させることが可能な機構であれば、どのような構成であってもよい。
【0032】
さらに、上記実施形態では、テーブル11を助手席2のシートクッション2aの右側側方に格納可能に設けたが、運転席1のシートクッション1aの左側側方に格納可能に設けてもよく(この場合は、運転席1が第1のシートを構成し、助手席2が第2のシートを構成する)、第1の後部座席3,3の車幅方向中央側側方に設けてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両用テーブル構造によると、天板の幅が第1及び第2シート間の間隔と略同じであり、支持機構は、天板を、使用状態において、第1及び第2のシートのシートクッション上面よりも低い位置に位置させるとともに、該天板を、該天板の格納状態時における上端部が使用状態時における上面よりも高い位置に位置するように回動させることが可能な機構であり、天板の格納状態時における下端部が、フロアパネルのトンネル部上面近傍に位置している構成にしたことにより、フロアパネルにトンネル部が形成されていても、トンネル部との干渉を防止しつつ、天板の幅を可及的に大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車両用テーブル構造が適用された自動車の車室内の要部を示す斜視図である。
【図2】 テーブルの使用状態時を示す平面図である。
【図3】 テーブルの運転席側から見た側面図である。
【図4】 テーブルの後側から見た部分断面図である。
【図5】 テーブルの斜視図である。
【図6】 テーブルの格納状態時を示す図4相当図である。
【符号の説明】
1 運転席(第2のシート)
2 助手席(第1のシート)
7 フロアパネル
7aトンネル部
11 テーブル
12 天板
13 支持機構
31 シートレール
32 ロアレール
33 アッパレール

Claims (3)

  1. 車両のフロアパネル上に設けられた第1のシートと、該第1のシートのシートクッションの側方に設けられたテーブルとを備えた車両用テーブル構造であって、
    上記テーブルは、天板と、該天板を、上記フロアパネル上面に対して略平行である水平状態に維持される使用状態とフロアパネル上面に対して略垂直でかつ上記シートクッション側面に略沿った格納状態との間を相互に回動可能に支持する支持機構とを有し、
    上記テーブルに対して上記第1のシートと反対側におけるフロアパネル上に、該第1のシートに対して所定間隔をあけて第2のシートが設けられ、
    上記天板の幅が、上記所定間隔と略同じに設定されており、
    上記支持機構は、上記天板を、上記使用状態において、上記第1及び第2のシートのシートクッション上面よりも低い位置に位置させるとともに、該天板を、該天板の格納状態時における上端部が上記使用状態時における上面よりも高い位置に位置するように回動させることが可能な機構であり、
    上記第1及び第2のシート間におけるフロアパネルに、上方に突出するトンネル部が設けられ、
    上記天板の格納状態時における下端部が、上記フロアパネルのトンネル部上面近傍に位置していることを特徴とする車両用テーブル構造。
  2. 請求項1記載の車両用テーブル構造において、
    天板の格納状態時における上端部は、使用状態時における第1のシート側端部に相当し、
    支持機構は、上記天板を、該天板の格納状態時における上端部が使用状態時における第1のシート側端部の略真上側に位置するように回動させることが可能なリンク機構であることを特徴とする車両用テーブル構造。
  3. 請求項1又は2記載の車両用テーブル構造において、
    第1のシートは、フロアパネルに取付固定されたロアレールと該ロアレールに対して摺動可能に係合しかつ第1のシートのシートクッションに取付固定されたアッパレールとからなるシートレールによって上記フロアパネルに対して車両前後方向にスライド可能に支持され、
    支持機構は、天板を上記ロアレールに対して支持するように構成されていることを特徴とする車両用テーブル構造。
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