JP4457423B2 - 電源電圧制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体回路のクリティカルパス遅延をモニターするためのレプリカ回路を有する電源電圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体回路では、低電力化のために、電源電圧VDDを下げる方法が一般的に取られている。
これは、半導体回路(LSI)の消費電力のAC成分は電源電圧の2乗に比例するため、LSIの低電力化には電源電圧を下げることがもっとも効果的であるからである。
【0003】
このような観点から、近年、LSIの動作周波数やプロセスばらつき等に対して電源電圧をダイナミックに制御し、常にLSIが正常に動作できる最低限度の電圧を供給する方法が報告されている。
【0004】
このようないわゆる可変電源電圧制御方式を採用した電源電圧制御装置では、LSIのクリティカルパスの遅延時間をモニターするために、クリティカルパスと同じ電源電圧−遅延特性を持ったレプリカ回路を設け、このレプリカ回路が正常に動作できるかを判定しながら電源電圧の制御を行う。
この可変電源電圧制御方式を用いたLSIは、LSIの消費電力を削減する上で極めて有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レプリカ回路には配置配線による配線の影響等を、実際のクリティカルパスと全く同じに再現することは極めて難しいため、レプリカ回路にある程度のマージンを持たせて動作させる必要がある。
しかしながら、レプリカ回路への遅延マージンの追加は動作電源電圧の上昇につながり、過剰なマージンは電源電圧制御方式の効果を薄める結果となる。
【0006】
また、レプリカ回路を用いた電源電圧制御装置では、そのレプリカ回路の遅延が動作周波数の1周期以上にならないように、レプリカ回路を伝播させたクロック信号と伝播前の元クロック信号との位相比較を行い、位相比較結果に応じてアップまたはダウン信号で電源電圧の制御を行う位相比較方式が採用される。
【0007】
ところが、この位相比較方式では、位相が進んでいるか、遅れているかの情報しか得られず、どの程度の位相差があるかという情報を得ることはできない。
したがって、どんなに位相差があろうとも変化させ得る電源電圧ステップは一定の値に決まってしまう。
電源電圧の最小ステップは、収束時の電源電圧の変動幅となるため、ステップ幅を小さくすればするほど収束時の電源電圧変動は小さくなるが、その反面収束するまでの時間が長くなる。
したがって、電源電圧制御方式をより効率良く使用するためには、レプリカ回路への最適なマージン設定方法および小さな電源電圧変動と短い収束時間を両立する装置が求められている。
【0008】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レプリカ回路への最適なマージンを設定でき、また電源電圧が最適値に収束するまでの時間を短縮でき、電源電圧制御方式をより効率良く使用することができる電源電圧制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の電源電圧制御装置は、伝送パスを有し、電源電圧の供給を受けて動作する半導体回路と、上記半導体回路のクリティカルパスと等価な電源電圧−遅延特性を有し、基準信号を伝播して上記半導体回路のクリティカルパスの遅延時間をモニターするレプリカ回路と、上記レプリカ回路による遅延信号および上記基準信号を受けて、基準信号に対する遅延信号の位相差を検出するための遅延時間モニターゲージを有し、検出結果を位相差情報として出力する位相差検出回路と、上記位相差検出回路による位相差情報に基づいた値の電源電圧を発生して上記半導体回路およびレプリカ回路に供給する電圧制御回路と、上記レプリカ回路の基準信号の入力側または上記遅延信号の出力側のいずれかに配置され、クリティカルパスとの遅延誤差を補正可能な遅延誤差補正回路とを有する。
【0011】
また、本発明では、上記半導体回路のクロックを基に数サイクルごとに当該クロックの1サイクルと等しい長さのパルスを発生して上記基準信号として出力するパルス発生回路を有する。
【0012】
また、本発明では、上記遅延時間モニターゲージは、複数の遅延素子を直列に接続した遅延素子チェーンを有し、上記位相差検出回路は、上記位相差情報を遅延素子段数で示す。
【0013】
また、本発明では、上記電圧制御回路は、上記位相差検出回路の遅延素子チェーンを遅延マージンとし、上記位相差情報を受けて当該遅延マージンを制御する。
【0014】
また、本発明では、上記位相差検出回路は、上記レプリカ回路の上記クロックサイクルに対して、あらかじめ決められた遅延時間より長いまたは短い、過少電圧または過大電圧に相当する遅延時間のうち少なくとも一方の遅延時間を検出する検出手段を有する。
【0015】
また、本発明では、上記位相差検出回路は、上記遅延素子チェーンに対してさらに遅延ゲートが接続されており、上記検出手段は、上記遅延ゲートの出力に基づいてあらかじめ決められた遅延時間より長い遅延時間を検出し、上記レプリカ回路の信号伝播路の途中のノードにおける信号に基づいてあらかじめ決められた遅延時間より短い遅延時間を検出する。
【0016】
また、本発明では、上記パルス発生回路は、半導体回路のクロックに対して位相の進んだクロックおよび位相の遅れたクロックを少なくとも一つ生成し、上記検出手段は、上記位相の進んだクロックに基づいてあらかじめ決められた遅延時間より長い遅延時間を検出し、上記位相の遅れたクロックに基づいてあらかじめ決められた遅延時間より短い遅延時間を検出する。
【0018】
また、本発明の電源電圧制御装置は、複数の伝送パスを有し、電源電圧の供給を受けて動作する半導体回路と、それぞれ上記半導体回路のクリティカルパスと等価な電源電圧−遅延特性を有し、基準信号を伝播して上記半導体回路のクリティカルパスの遅延時間をモニターする複数のレプリカ回路と、上記複数のレプリカ回路の出力からより遅延量の大きいレプリカ回路の出力信号を遅延信号として選択する選択手段と、上記選択手段による遅延信号および上記基準信号を受けて、基準信号に対する遅延信号の位相差を検出するための遅延時間モニターゲージを有し、検出結果を位相差情報として出力する位相差検出回路と、上記位相差検出回路による位相差情報に基づいた値の電源電圧を発生して上記半導体回路およびレプリカ回路に供給する電圧制御回路と、上記レプリカ回路の基準信号の入力側または上記遅延信号の出力側のいずれかに配置され、クリティカルパスとの遅延誤差を補正可能な遅延誤差補正回路とを有する。
【0020】
また、本発明の電源電圧制御装置は、伝送パスを有し、電源電圧の供給を受けて複数の異なるクロック周波数で動作する半導体回路と、上記半導体回路の各動作周波数ごとのクリティカルパスと等価な電源電圧−遅延特性を有し、基準信号を伝播して上記半導体回路のクリティカルパスの遅延時間をモニターする複数のレプリカ回路と、上記各レプリカ回路による遅延信号および上記基準信号を受けて、各周波数ごとのレプリカ回路のうち、クロックサイクルに対する遅延時間比率が最も大きい回路を検出する検出部と、上記検出部の検出結果に基づいた値の電源電圧を発生して上記半導体回路およびレプリカ回路に供給する電圧制御回路と、上記各レプリカ回路の基準信号の入力側または上記遅延信号の出力側のいずれかに配置され、クリティカルパスとの遅延誤差を補正可能な複数の遅延誤差補正回路とを有する。
【0021】
また、本発明では、上記検出部は、上記各レプリカ回路による遅延信号および上記基準信号を受けて、基準信号に対する遅延信号の位相差を検出するための遅延時間モニターゲージを有し、検出結果を位相差情報として出力する各周波数系に対応した複数の位相差検出回路と、上記複数の位相差検出回路の出力に基づいて上記複数のレプリカ回路のうちクロックサイクルに対する遅延比率の最も大きい回路を選択する選択手段とを有する。
【0022】
また、本発明では、各周波数系におけるモニターゲージの遅延時間調整ステップ幅が、各周波数の比率に対応したステップ幅で構成されている。
【0023】
本発明によれば、たとえばパルス発生回路において、半導体回路(LSI)のクロックを基に数サイクル毎にクロックの1サイクルと等しい長さのパルス信号が生成され、基準信号として、レプリカ回路に直接あるいは遅延誤差補正回路を通して供給されるとともに、位相差検出回路に供給される。
レプリカ回路または/および遅延誤差補正回路を伝播された基準信号は供給されている電源電圧値に応じた遅延量をもって遅延作用を受けて、遅延信号として位相差比較回路に出力される。
位相差検出回路では、レプリカ回路による遅延信号および基準信号を受けて、遅延時間モニターゲージを用いて基準信号に対する遅延信号の位相差が検出され、検出結果が位相差情報として電圧制御回路に出力される。
そして、電圧制御回路では、位相差検出回路による位相差情報に基づいた値の電源電圧が発生されて半導体回路およびレプリカ回路に供給される。
【0024】
また、本発明によれば、複数のクリティカルパスに対応したレプリカ回路を有する構成においては、選択手段によって複数のレプリカ回路の出力からより遅延量の大きいレプリカ回路の出力信号が遅延信号として選択されて位相差検出回路に供給される。
【0025】
また、本発明によれば、複数の異なるクロック周波数で動作する半導体回路において、たとえば各周波数の比率に応じた遅延時間調整ステップで遅延素子チェーン型位相差検出回路が構成される。これにより、異なる周波数間の位相差が周波数に関係なく比較可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
図1は、本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第1の実施形態を示すブロック図である。
【0027】
本電源電圧制御装置10は、制御された電源電圧VDDが供給される半導体回路(LSI)11、パルス発生回路(パルスジェネレータ)12、遅延誤差補正回路13、クリティカルパスレプリカ回路14、遅延素子チェーン型位相差検出回路15、エンコーダ16、制御回路17、および電源電圧発生回路18により構成されている。
そして、半導体回路(LSI)11内に、パルス発生回路(パルスジェネレータ)12、遅延誤差補正回路13、クリティカルパスレプリカ回路14、位相差検出回路15、およびエンコーダ16が集積化されている。
また、制御回路17および電源電圧発生回路18により電圧制御回路が構成されている。
【0028】
半導体回路11は、電源電圧発生回路18により電源電圧VDDが供給され、図示しない複数の伝送パスを有する。
各伝送パスには、たとえばゲート素子が配置され、各ゲート素子は、たとえば絶縁ゲート型電界効果トランジスタ、すなわちMIS( Metal Insulator Semiconductor)系回路を用いて構成される。
【0029】
パルス発生回路12は、たとえば半導体回路11のシステムクロックCLKを受けて、クロックCLKを基に数サイクル毎にクロックの1サイクルと等しい長さの基準信号としてのパルス信号DTを発生する。
以下に、パルスをクロック数サイクルに1回発生させている理由を述べる。
【0030】
クリティカルパスレプリカ回路14は、電源電圧VDDによってその遅延時間が大きく変化する。
電源電圧VDDが低く、クリティカルパスレプリカ回路14の遅延時間が非常に大きい場合に、位相差検出回路15が2サイクルあるいはそれ以上遅れたクロックのエッジと位相差検出を行い、その遅延時間で位相を一致させるように電源電圧VDDが制御されるおそれがある。
これを防止するために、電源電圧VDDが低い場合のクリティカルパスレプリカ回路14の遅延時間よりも十分長い期間をおいて位相差検出を行うように、パルス発生回路12のパルス発生サイクルを設定している。
【0031】
遅延誤差補正回路13は、クリティカルパスとクリティカルパスレプリカ回路14との遅延誤差を補正するための回路であって、レプリカ回路14の遅延誤差補正とマージンのいわゆるゼロ点調整を行う回路である。
この遅延誤差補正回路13は、以下の理由により設けられる。
【0032】
すなわち、クリティカルパスレプリカ回路は、配置配線による配線等の影響まで実際のクリティカルパスと全く同じ遅延特性に再現することは極めて難しい。したがって、作製したレプリカ回路が、実際のクリティカルパスに比べて遅延時間が短すぎたり、電圧−遅延特性がずれるといった問題が発生する可能性がある。
ある程度の誤差は位相差検出回路15に設けられるマージン設定用遅延素子(ゲート)チェーンで対応できるが、後述するようにゲートチェーンは位相差検出としても使用しているため、レプリカ回路の誤差補正にゲートチェーンを使用してしまうと、位相差検出のダイナミックレンジが狭くなってしまう。
そこで、遅延誤差補正回路13を設けて、レプリカ回路の遅延誤差補正とマージンのゼロ点調整を行う。
【0033】
遅延誤差補正回路13は、たとえば直列接続された複数のゲートGT1〜GTm、およびセレクタ131により構成されている。
セレクタ131は、各ゲートGT1〜GTmの出力端子、並びにパルス発生回路12の出力信号DTが入力されるゲートGT1の入力端子が並列に接続されており、制御回路17の補正信号S17aによって、遅延量が異なるゲートの出力信号または元信号DTを選択し、信号S13としてレプリカ回路14に出力する。
このように遅延誤差補正回路13は、制御回路17の補正信号S17aによってその遅延量を任意に変更可能である。
この遅延誤差補正回路13とゲートチェーン型位相差検出回路15の併用により、位相差検出における広いダイナミックレンジの確保と、レプリカ回路の遅延時間チューニングが可能となる。
【0034】
レプリカ回路14は、半導体回路11で、クリティカルパスとして選定されたパス構成と等価な電源電圧−遅延特性をもつ回路として構成されており、電源電圧発生回路18による電源電圧VDDの供給を受けて動作し、遅延誤差補正回路13の出力信号S13を入力してゲート処理等して伝播させ、遅延信号S14として位相差検出回路15に出力する。
【0035】
レプリカ回路14は、たとえば図1中の破線で囲ったように、インバータINV1,INV2、NANDゲートNA1,NA2、およびNORゲートNR1を含む半導体回路11における伝送パスと等価な回路として構成され、インバータINV1の入力端子に遅延誤差補正回路13の出力信号S13が入力される。
【0036】
遅延素子チェーン型位相差検出回路15は、基準信号としてのパルス信号DTをインバータINV11で反転させた信号xDTとレプリカ回路142の出力遅延信号S14との位相差を検出し、検出結果に応じたnビットの信号を生成してエンコーダ16に出力する。
換言すれば、位相差検出回路15は、クロックサイクルとクリティカルパスレプリカ回路14との遅延時間を比較し、かつクリティカルパスレプリカ回路14の遅延マージンを設定する。
【0037】
位相差検出回路15は、たとえば遅延時間モニター用のゲージとなる遅延素子チェーン151と、n個のD型フリップフロップFF1〜FFnにより構成される。
【0038】
遅延素子チェーン151は、たとえばインバータ2段からなるバッファBF1〜BFn-1 を複数段(本実施形態ではn−1個)直列に接続したゲートチェーンで構成されている。
なお、遅延素子チェーンの構成としては、ゲートチェーンに限定されるものではなく、またゲートチェーンを構成するゲートもインバータ2段からなるバッファに限定されるものではない。
【0039】
そして、遅延素子チェーン151を構成する各バッファBF1〜BFn-1 の出力ノードND2〜NDnがそれぞれフリップフロップFF2〜FFnの入力端子Dに接続され、かつ初段のバッファBF1の入力ノードND1がフリップフロップFF1の入力端子Dに接続されている。
各フリップフロップFF1〜FFnのCK端子には、パルス発生回路12で生成されたパルス信号DTの反転信号xDTが並列的に供給されている。
これらのフリップフロップFF1〜FFnで、クリティカルパスレプリカ回路14にデータを入力して1クロックサイクルの期間で、どのゲート段まで信号が到達しているかを検出する。
【0040】
図2は、位相差検出回路15の動作波形を示すタイミングチャートであって、位相差検出回路15の各バッファ(各ゲート)段から出力される信号とフリップフロップFF1〜FFnのCK端子へのパルス信号DTの反転信号xDTとの関係を示す図である。
【0041】
この例では、ノードND1〜ノードND3までは、信号xDTの立ち上がりエッジ(フリップフロップFFのCK信号)よりも先にハイレベル(H)となっているのに対して、ノードND4以降は、信号xDTよりも後にハイレベルになっている。
したがって、フリップフロップFF1〜FF3までの出力がハイレベル、フリップフロップFF4以降の出力はローレベル(L)となる。
すなわち、各フリップフロップFF1〜FFnの出力は、クロック信号DTの遅延が1サイクル以内ならばハイレベルとなる。
この結果から、現在の電源電圧では、クリティカルパスレプリカ回路14と遅延素子チェーン3段目までの遅延時間がクロック1サイクルに等しいことがわかる。
【0042】
エンコーダ16は、フリップフロップFF1〜FFnの出力信号である位相差の検出結果を、バイナリデータに変換して、位相差情報信号S16として制御回路17に出力する。
【0043】
制御回路17は、最適なレプリカマージンのゲート段数が設定されており、この設定値とエンコーダ16から送られてきた位相差情報信号S16が示すゲート段数の比較を行って電源電圧の変化量を決定し、変化させたい電源電圧に対応した信号S17bを電源電圧発生回路18に出力する。また、制御回路17は、補正信号S17aを遅延誤差補正回路13に出力し、
具体的には、制御回路17に設定されているゲート段数との差が大きい場合には電源電圧変化量が大きく、差が小さい場合には変化量を小さくするような処理を行う。
なお、制御回路17としてプロセッサを使用することで、レプリカマージンとしての最適ゲート段数や位相差に応じた電源電圧変化量は、全てプロセッサのプログラムよって設定することができる。
【0044】
電源電圧発生回路18は、制御回路17の出力信号S17bに応じた電源電圧VDDを生成して、レプリカ回路14を含む半導体回路11に供給する。
なお、電源電圧発生回路18をDC−DCコンバータで構成すると、プログラムによってレプリカマージン等の設定が可能となる。
【0045】
次に、上記構成による動作を説明する。
パルス発生回路12において、半導体回路(LSI)11のクロックを基に数サイクル毎にクロックの1サイクルと等しい長さのパルス信号DTが発生され、遅延誤差補正回路13に供給されるとともに、インバータINV11で反転され、信号xDTとして遅延素子チェーン型位相差検出回路15に供給される。
【0046】
遅延誤差補正回路13では、制御回路17の補正信号S17aによって、遅延量が異なるゲートの出力信号または元パルス信号DTが選択され、信号S13としてレプリカ回路14に出力される。
レプリカ回路14では、電源電圧発生回路18による電源電圧VDDの供給を受けて動作し、入力された遅延誤差補正回路13の出力信号S13がゲート処理等され伝播され、遅延信号S14として位相差検出回路15に出力される。
【0047】
位相差検出回路15に供給された遅延信号S14は、遅延時間モニター用のゲージとなる遅延素子チェーン151に入力される。
そして、遅延素子チェーン151を構成する各バッファBF1〜BFn-1 の出力ノードND2〜NDnの現れた信号がそれぞれ対応するフリップフロップFF2〜FFnの入力端子Dに供給され、また初段のバッファBF1の入力ノードND1の供給された遅延信号S14がフリップフロップFF1の入力端子Dに供給される。
各フリップフロップFF1〜FFnのCK端子には、パルス発生回路で生成された検出クロック信号DTの反転信号xDTが並列的に供給されている。
これにより、フリップフロップFF1〜FFnにおいて、クリティカルパスレプリカ回路14にデータを入力して1クロックサイクルの期間で、どのゲート段まで信号が到達しているかが検出される。
【0048】
すなわち、遅延素子チェーン型位相差検出回路15においては、基準信号としてのパルス信号DTをインバータINV11で反転させた信号xDTとレプリカ回路142の出力遅延信号S14との位相差が検出される。換言すれば、クロックサイクルとクリティカルパスレプリカ回路14との遅延時間が比較され、その結果に応じたnビットの信号が生成されてエンコーダ16に出力される。
【0049】
エンコーダ16では、フリップフロップFF1〜FFnの出力信号である位相差の検出結果が、バイナリデータに変換され遅延素子(ゲート)段数を示す位相差情報信号S16として制御回路17に出力される。
【0050】
制御回路17においては、最適なレプリカマージンのゲート段数が設定されており、この設定値とエンコーダ16から送られてきた位相差情報信号S16が示すゲート段数の比較が行われて電源電圧の変化量が決定される。
具体的には、制御回路17に設定されているゲート段数との差が大きい場合には電源電圧変化量が大きく、差が小さい場合には変化量を小さくするような処理が行われる。
これに伴い、変化させたい電源電圧に対応した信号S17bが電源電圧発生回路18に出力される。
【0051】
電源電圧発生回路18では、制御回路17の出力信号S17bに応じた電源電圧VDDが生成されて、レプリカ回路14を含む半導体回路11に供給される。
【0052】
また、遅延誤差補正回路13においては、制御回路17の補正信号S17aによって、遅延量が異なるゲートの出力信号または元パルス信号DTが選択され、クリティカルパスとクリティカルパスレプリカ回路14との遅延誤差が補正される。すなわち、レプリカ回路14の遅延誤差補正とマージンのゼロ点調整が行われる。
【0053】
以上のように、本第1の実施形態によれば、クリティカルパスのレプリカ回路14と1クロックサイクルの遅延時間の比較を遅延素子チェーン151を利用した位相差検出回路15で行うことにより、遅延素子1段分の遅延時間相当、すなわちゲート段分の遅延時間ステップでの位相差まで検出が可能となる。
【0054】
また、位相差検出回路15に使用する遅延素子チェーン151を、クリティカルパスのレプリカ回路14のマージン設定用遅延素子チェーンと兼用できるため、レイアウト面積を削減することができる。
【0055】
さらにまた、制御回路17に設定されているゲート段数との差が大きい場合には電源電圧変化量が大きく、差が小さい場合には変化量を小さくするといった処理が行えることから、電源電圧VDDが最適値に収束するまでの時間を大幅に短縮でき、かつ収束後の電源電圧の変動分は小さく抑えることが可能となる。
【0056】
また、プロセッサのプログラムにより最適遅延素子段数、すなわち最適レプリカマージンと、レプリカ遅延誤差補正を行えるため、LSI製造後のテストを通して最適値を見つけ出し、柔軟にその設定値を変更することが可能である。
【0057】
また、遅延素子チェーン型位相差検出回路15とレプリカ遅延誤差補正回路13を併用することで、位相差検出回路15の広いダイナミックレンジの確保とレプリカ回路の遅延時間チューニングが可能となる利点がある。
【0058】
なお、本第1の実施形態においては、位相差検出結果をエンコーダによりバイナリデータに変換しているが、位相差検出結果のビット列をそのまま使用してもよいし、これらの構成例に限定されるものでないことはいうまでもない。
【0059】
また、本第1の実施形態では、パルス発生回路12の出力を遅延誤差補正回路13に入力させた後、クリティカルパスレプリカ回路14に入力するように構成したが、パルス発生回路12の出力をクリティカルパスレプリカ回路14に入力させた後、遅延誤差補正回路13に入力させ、その出力を遅延素子チェーンに入力するように構成することも可能であることはいうまでもない。
【0060】
第2実施形態
図3は、本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第2の実施形態を示すブロック図である。
なお、図3においては、図1に示す制御回路および電源電圧発生回路は省略してある。また、遅延誤差補正回路も図1の回路と同様であるため、ここではその詳細な回路構成は省略している。
【0061】
本第2の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、遅延素子チェーン型位相差検出回路の構成にある。
具体的には、検出手段としてクリティカルパスレプリカ回路の遅延時間が非常に大きい場合または小さい場合に、それを検出するためにゲートチェーンに遅延量の大きいゲート152を加え、かつ過大電圧検出ビット用フリップフロップFFn+1 および過少電圧検出ビット用フリップフロップFF0を設け、またレプリカ回路14の途中のノード(本例の場合NANDゲートNA1の出力ノード)からも信号を取り出す構成としたことにある。
【0062】
そして、ゲート152の出力ノードが過大電圧検出ビット用フリップフロップFFn+1 の入力端子Dに接続され、レプリカ回路NA1の途中のノードが過少電圧検出ビット用フリップフロップFF0の入力端子Dに接続されている。
【0063】
このような構成によれば、遅延量の大きなゲート151によって電源電圧VDD(たとえば1V)が極めて高い場合(たとえば1.5V)の検出が可能となり、一方、レプリカ回路の途中のノードの信号により電源電圧VDDが極めて低い場合(たとえば0.5V)の検出が可能になる。
【0064】
本第2の実施形態によれば、検出ビット値をもとに電源電圧の変化量を大きくするといった処理が可能になることから、さらなる収束時間の短縮を図ることが可能となる。
その他の構成および作用効果は、上述した第1の実施形態と同様である。
【0065】
第3実施形態
図4は、本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第3の実施形態を示すブロック図である。
なお、図4においては、図3と同様に、図1に示す制御回路および電源電圧発生回路は省略してある。また、遅延誤差補正回路も図1の回路と同様であるため、ここではその詳細な回路構成は省略している。
【0066】
本第3の実施形態と上述した第2の実施形態と異なる点は、電源電圧VDDが極めて高い場合および極めて低い場合を検出するために、遅延素子チェーン型位相差検出回路15bに、検出手段としてゲートチェーンに遅延量の大きいゲート152を設け、またレプリカ回路14の途中のノードから信号を取り出す構成とする代わりに、過大電圧検出ビット用フリップフロップFFn+1 および過少電圧検出ビット用フリップフロップFF0、FF-1を位相差検出回路15に設け、かつパルス発生回路12aにおいて検出用のクロックCKに対して位相のずれた検出クロックを生成し、これらの検出クロックを位相差検出回路に供給するようにしたことにある。
【0067】
具体的には、パルス発生回路12aにおいて、検出クロックCKに対して、1/2サイクル位相が進んだクロック0.5CK、1/2サイクル位相が遅れたクロック1.5CK、1サイクル位相が遅れたクロック2CKを生成する。
そして、クロック0.5CKが位相差検出回路15bの過大電圧検出ビット用フリップフロップFFn+1 のCK端子に供給され、クロック1.5CKが過少電圧検出ビット用フリップフロップFF0のCK端子に供給され、クロック2CKが過少電圧検出ビット用フリップフロップFF-1のCK端子に供給される。
また、過大電圧検出ビット用フリップフロップFFn+1 および過少電圧検出ビット用フリップフロップFF0,FF-1の入力端子Dは、遅延信号S14の入力ノードであるノードND1に共通に接続されている。
【0068】
図5は、パルス発生回路の具体的は構成例を示す回路図である。
このパルス発生回路は、図5に示すように、フリップフロップFF101 〜FF106 、インバータINV101 〜110 、および3入力ANDゲートAD101 により構成されている。
【0069】
図5において、インバータINV101 とINV102 、INV106 とINV107 、INV108 とINV109 がそれぞれ直列に接続されている。
INV101 の入力端子にクロックCLKが供給され、インバータINV101 の出力端子がフリップフロップFF105 のCK端子に接続されている。
INV102 の出力端子がフリップフロップFF101 ,FF104 、およびFF106 のCK端子に接続されている。
フリップフロップFF101 の出力端子QがフリップフロップFF102 のCK端子、ANDゲート101 の第1の入力端子に接続されているとともに、インバータINV103 を介して自身の入力端子Dに接続されている。
フリップフロップFF102 の出力端子QがフリップフロップFF103 のCK端子、ANDゲート101 の第2の入力端子に接続されているとともに、インバータINV104 を介して自身の入力端子Dに接続されている。
また、フリップフロップFF103 の出力端子QがANDゲート101 の第3の入力端子に接続されているとともに、インバータINV105 を介して自身の入力端子Dに接続されている。
ANDゲートAD101 の出力端子がフリップフロップFF104 の入力端子Dに接続され、フリップフロップFF104 の出力端子QがフリップフロップFF105 およびFF106 の入力端子Dに接続されている。
フリップフロップFF104 の出力端子QはインバータINV106 の入力端子に接続され、フリップフロップFF105 の出力端子QがインバータINV108 の入力端子に接続され、フリップフロップFF106 の出力端子QがインバータINV110 の入力端子に接続されている。
【0070】
そして、インバータINV107 の出力端子からクロック信号DTが出力され、インバータINV106 の出力端子からクロック信号xDTが出力され、インバータINV109 の出力端子からクロック信号0.5CKが出力され、インバータINV108 の出力端子からクロック信号1.5CKが出力され、インバータINV110 の出力端子からクロック信号2CKが出力される。
この回路においては、8サイクルに1回パルスを発生する。
【0071】
図6は、図4の回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0072】
図6に示すように、図4の回路において、電源電圧VDDが極めて高い場合は、検出クロック信号CK(DT)に対して1/2サイクル位相が進んだクロック0.5CKが供給されているフリップフロップFFn+1 からハイレベルの信号が出力されるため、全てのフリップフロップFF-1〜FFnの出力がハイレベルとなる。
【0073】
一方、電源電圧VDDが極めて低い場合は、フリップフロップFF1〜FFn+1 および検出クロックCKに対して1/2サイクル位相が遅れたクロック1.5CKが供給されるフリップフロップFF0の出力信号がローレベルとなり、検出クロックCKに対して1サイクル位相が遅れたクロック2CKが供給されるフリップフロップFF-1の出力信号のみがハイレベルとなる。
そして、さらに電源電圧VDDが低い場合には、検出クロックCKに対して1サイクル位相が遅れたクロック2CKが供給されるフリップフロップFF-1の出力信号もローレベルとなる。
【0074】
本第3の実施形態によれば、検出ビット値をもとに電源電圧の変化量を大きくするといった処理が可能になることから、さらなる収束時間の短縮を図ることが可能となる。
その他の構成および作用効果は、上述した第1の実施形態と同様である。
【0075】
なお、本第3の実施形態では、1サイクル位相が遅れたクロック(2CK)まで使用しているが、さらに遅れたクロック、すなわち2サイクル遅れのクロック、3サイクル遅れのクロック等を用いることによって、より広い検出範囲を実現することも可能である。
【0076】
第4実施形態
図7は、本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第4の実施形態を示すブロック図である。
【0077】
本第4の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、クリティカルパスとなり得る複数(たとえばp個)のパスをそれぞれレプリカ回路として採用して、遅延誤差補正回路の出力に対して並列に接続し、これらp個のレプリカ回路14c−1〜14c−pの出力を選択手段としてのp入力ANDゲートAD11において論理積(AND)をとり、より遅延の大きい方と位相差検出回路15で位相差を検出するようにしたことにある。
また、本第4の実施形態では、たとえば配線抵抗Rおよび配線容量Cに基づく、いわゆるRC遅延を含むクリティカルパスのレプリカ回路も採用する。
【0078】
このように複数のレプリカ回路を採用するのは、以下の理由による。
LSIのクリティカルパスは、動作電圧の変動や処理内容によって入れ替わる可能性がある。レプリカ回路として採用していないパスがクリティカルパスとなった場合、LSIが正常に動作できなくなるおそれがある。
このような課題に対してレプリカマージンで対応する方法もあるが、過剰マージンとなる可能性が高いために、好ましい対処方法とはいえない。
そのため、本第4の実施形態では、複数のパスをレプリカ回路に採用して、これらを並列に接続した構成としている。
【0079】
このような構成においては、特性の異なる複数のレプリカ回路14c−1〜14c−pの出力がANDゲートAD11で論理積がとられた後、その結果が位相差検出回路15に入力される。
このとき、位相差検出回路15への入力信号の立ち上がりエッジは、全てのレプリカ回路14c−1〜14c−pのうち最も遅延の大きいパスの立ち上がりエッジと等しくなるため、このエッジをタイミングを使用することにより、常に最悪遅延パスでの位相差検出が行われる。
【0080】
本第4の実施形態によれば、特性の異なる複数のクリティカルパスのレプリカ回路を用いて位相差の検出を行うので、電源電圧変化や処理内容によるクリティカルパスの入れ替わりに対応でき、LSIのより確実な動作を保証することができる。
【0081】
第5実施形態
図8は、本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第5の実施形態を示すブロック図である。
【0082】
本第5の実施形態では、複数の異なる周波数で動作するLSIにおいて、各周波数の比率に応じた遅延時間調整ステップで遅延素子チェーン型位相差検出回路を構成し、異なる周波数間の位相差を周波数に関係なく比較するように構成している。
【0083】
周波数の異なるパス間の遅延比較は、クロックサイクルに対するパスの遅延の割合で行わなければならない。
本第5の実施形態では、各周波数系ごとに遅延誤差補正回路13d−1,13d−2,13d−3、クリティカルパスレプリカ回路14d−d,14d−2,14d−3、および位相差検出回路15d−1,15d−2,15d−3を設けている。
各系統の位相差検出回路15d−1,15d−2,15d−3の遅延素子チェーン151−1,151−2,151−3の1段当たりの遅延時間は、各周波数の比率に従って設定される。
そして、位相差検出回路15d−1,15d−2,15d−3、選択手段としてのANDゲートAD12−1〜AD12−n、およびエンコーダ16dにより検出部が構成される。
【0084】
図8に示すように、本第5の実施形態では、100MHz、50MHz、25MHzの3種類のクロックで動作するLSIを例に採用している。
この場合、位相差検出用遅延素子チェーンの1段当たりの遅延時間(1遅延ステップ)は、100MHz系を1とすると、50MHz系は2、25MHz系は4となる。
すなわち、100MHz系の1遅延ステップをバッファ1段で構成した場合、50MHz系はバッファ2段で、25MHz系はバッファ4段で構成される。
したがって、各周波数系の位相差検出回路15d−1,15d−2,15d−3の検出結果の出力の論理積をANDゲートAD12−1〜AD12−nでとることで、全てのレプリカ回路14d−d,14d−2,14d−3のうち、クロックサイクルに対する遅延比率の最も大きいパスの遅延情報が、ゲート段数として出力されることになる。
【0085】
本第5の実施形態によれば、複数の異なる周波数を持つLSIにおいて、各周波数の比率に応じた遅延時間調整ステップで遅延素子チェーン型位相差検出回路を構成することで、異なる周波数間の位相差を周波数に関係なく比較することができる利点がある。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クリティカルパスのレプリカ回路と1クロックサイクルの遅延時間の比較を遅延素子チェーンを利用した位相差検出回路で行うことにより、遅延素子1段分の遅延時間相当の位相差まで検出が可能となる。
【0087】
また、位相差検出回路に使用する遅延素子チェーンを、クリティカルパスのレプリカ回路のマージン設定用遅延素子チェーンと兼用できるため、レイアウト面積を削減することができる。
【0088】
また、位相差情報を遅延素子段数で示すことにより、所望の遅延素子段数との差に応じた電源電圧値の変化量を設定することができることから、最適電源電圧値までの収束時間を短縮することができる。
【0089】
また、プロセッサのプログラムにより最適遅延素子段数、すなわち最適レプリカマージンと、レプリカ遅延誤差補正を行えるため、LSI製造後のテスト結果に応じて最適値の設定を行うことができる。
【0090】
また、遅延素子チェーン型位相差検出回路とレプリカ遅延誤差補正回路を併用することで、位相差検出回路の広いダイナミックレンジの確保とレプリカ回路の遅延時間チューニングが可能となる。
【0091】
また、レプリカ回路のクロックサイクルに対して、あらかじめ決められた遅延時間より長いまたは短い、過少電圧または過大電圧に相当する遅延時間のうち少なくとも一方の遅延時間を検出する検出手段を設けることで、電源電圧が最適電源電圧から大きく外れている場合の収束時間を短縮することができる。
【0092】
また、特性の異なる複数のクリティカルパスのレプリカを用いて位相差の検出を行うことで、電源電圧変化や処理内容によるクリティカルパスの入れ替わりに対応でき、LSIのより確実な動作を保証することができる。
【0093】
また、複数の異なる周波数を持つLSIにおいて、各周波数の比率に応じた遅延時間調整ステップで遅延素子チェーン型位相差検出回路を構成することで、異なる周波数間の位相差を周波数に関係なく比較することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】図1の位相差検出回路の動作波形を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第2の実施形態を示す回路図である。
【図4】本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第3の実施形態を示す回路図である。
【図5】第3の実施形態に係るパルス発生回路の構成例を示す回路図である。
【図6】第3の実施形態に係る位相差検出回路の動作波形を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第4の実施形態を示す回路図である。
【図8】本発明に係るレプリカ回路を採用した電源電圧制御装置の第5の実施形態を示す回路図である。
【符号の説明】
10,10a〜10d…電源電圧制御装置、11…半導体回路、12,12a,12d−1,12d−2,12d−3…パルス発生回路(パルスジェネレータ)、13,13d−1,13d−2,13d−3…遅延誤差補正回路、14,14c−1〜14c−p,14d−1,14d−2,14d−3…クリティカルパスレプリカ回路、15,15a,15b,15d−1,15d−2,15d−3…位相差検出回路、16,16a〜16d…エンコーダ、17…制御回路、18…電源電圧発生回路,151,151−1,151−2,151−2…遅延素子チェーン、152…遅延量の大きなゲート。

Claims (16)

  1. 伝送パスを有し、電源電圧の供給を受けて動作する半導体回路と、
    上記半導体回路のクリティカルパスと等価な電源電圧−遅延特性を有し、基準信号を伝播して上記半導体回路のクリティカルパスの遅延時間をモニターするレプリカ回路と、
    上記レプリカ回路による遅延信号および上記基準信号を受けて、基準信号に対する遅延信号の位相差を検出するための遅延時間モニターゲージを有し、検出結果を位相差情報として出力する位相差検出回路と、
    上記位相差検出回路による位相差情報に基づいた値の電源電圧を発生して上記半導体回路およびレプリカ回路に供給する電圧制御回路と、
    上記レプリカ回路の基準信号の入力側または上記遅延信号の出力側のいずれかに配置され、クリティカルパスとの遅延誤差を補正可能な遅延誤差補正回路と
    を有する電源電圧制御装置。
  2. 上記半導体回路のクロックを基に数サイクルごとに当該クロックの1サイクルと等しい長さのパルスを発生して上記基準信号として出力するパルス発生回路
    を有する請求項1記載の電源電圧制御装置。
  3. 上記遅延時間モニターゲージは、複数の遅延素子を直列に接続した遅延素子チェーンを有し、
    上記位相差検出回路は、上記位相差情報を遅延素子段数で示す
    請求項1記載の電源電圧制御装置。
  4. 上記遅延時間モニターゲージは、複数の遅延素子を直列に接続した遅延素子チェーンを有し、
    上記位相差検出回路は、上記位相差情報を遅延素子段数で示す
    請求項2記載の電源電圧制御装置。
  5. 上記電圧制御回路は、上記位相差検出回路の遅延素子チェーンを遅延マージンとし、上記位相差情報を受けて当該遅延マージンを制御する
    請求項3記載の電源電圧制御装置。
  6. 上記電圧制御回路は、上記位相差検出回路の遅延素子チェーンを遅延マージンとし、上記位相差情報を受けて当該遅延マージンを制御する
    請求項4記載の電源電圧制御装置。
  7. 上記位相差検出回路は、上記レプリカ回路のクロックサイクルに対して、あらかじめ決められた遅延時間より長いまたは短い、過少電圧または過大電圧に相当する遅延時間のうち少なくとも一方の遅延時間を検出する検出手段
    を有する請求項2記載の電源電圧制御装置。
  8. 上記位相差検出回路は、上記レプリカ回路のクロックサイクルに対して、あらかじめ決められた遅延時間より長いまたは短い、過少電圧または過大電圧に相当する遅延時間のうち少なくとも一方の遅延時間を検出する検出手段
    を有する請求項4記載の電源電圧制御装置。
  9. 上記位相差検出回路は、上記レプリカ回路のクロックサイクルに対して、あらかじめ決められた遅延時間より長いまたは短い、過少電圧または過大電圧に相当する遅延時間のうち少なくとも一方の遅延時間を検出する検出手段
    を有する請求項6記載の電源電圧制御装置。
  10. 上記位相差検出回路は、上記遅延素子チェーンに対してさらに遅延ゲートが接続されており、
    上記検出手段は、上記遅延ゲートの出力に基づいてあらかじめ決められた遅延時間より長い遅延時間を検出し、上記レプリカ回路の信号伝播路の途中のノードにおける信号に基づいてあらかじめ決められた遅延時間より短い遅延時間を検出する
    請求項8記載の電源電圧制御装置。
  11. 上記パルス発生回路は、半導体回路のクロックに対して位相の進んだクロックおよび位相の遅れたクロックを少なくとも一つ生成し、
    上記検出手段は、上記位相の進んだクロックに基づいてあらかじめ決められた遅延時間より長い遅延時間を検出し、上記位相の遅れたクロックに基づいてあらかじめ決められた遅延時間より短い遅延時間を検出する
    請求項8記載の電源電圧制御装置。
  12. 複数の伝送パスを有し、電源電圧の供給を受けて動作する半導体回路と、
    それぞれ上記半導体回路のクリティカルパスと等価な電源電圧−遅延特性を有し、基準信号を伝播して上記半導体回路のクリティカルパスの遅延時間をモニターする複数のレプリカ回路と、
    上記複数のレプリカ回路の出力からより遅延量の大きいレプリカ回路の出力信号を遅延信号として選択する選択手段と、
    上記選択手段による遅延信号および上記基準信号を受けて、基準信号に対する遅延信号の位相差を検出するための遅延時間モニターゲージを有し、検出結果を位相差情報として出力する位相差検出回路と、
    上記位相差検出回路による位相差情報に基づいた値の電源電圧を発生して上記半導体回路およびレプリカ回路に供給する電圧制御回路と、
    上記レプリカ回路の基準信号の入力側または上記遅延信号の出力側のいずれかに配置され、クリティカルパスとの遅延誤差を補正可能な遅延誤差補正回路と
    を有する電源電圧制御装置。
  13. 上記半導体回路のクロックを基に数サイクルごとに当該クロックの1サイクルと等しい長さのパルスを発生して上記基準信号として出力するパルス発生回路
    を有する請求項12記載の電源電圧制御装置。
  14. 伝送パスを有し、電源電圧の供給を受けて複数の異なるクロック周波数で動作する半導体回路と、
    上記半導体回路の各動作周波数ごとのクリティカルパスと等価な電源電圧−遅延特性を有し、基準信号を伝播して上記半導体回路のクリティカルパスの遅延時間をモニターする複数のレプリカ回路と、
    上記各レプリカ回路による遅延信号および上記基準信号を受けて、各周波数ごとのレプリカ回路のうち、クロックサイクルに対する遅延時間比率が最も大きい回路を検出する検出部と、
    上記検出部の検出結果に基づいた値の電源電圧を発生して上記半導体回路およびレプリカ回路に供給する電圧制御回路と、
    上記各レプリカ回路の基準信号の入力側または上記遅延信号の出力側のいずれかに配置され、クリティカルパスとの遅延誤差を補正可能な複数の遅延誤差補正回路と
    を有する電源電圧制御装置。
  15. 上記検出部は、上記各レプリカ回路による遅延信号および上記基準信号を受けて、基準信号に対する遅延信号の位相差を検出するための遅延時間モニターゲージを有し、検出結果を位相差情報として出力する各周波数系に対応した複数の位相差検出回路と、上記複数の位相差検出回路の出力に基づいて上記複数のレプリカ回路のうちクロックサイクルに対する遅延比率の最も大きい回路を選択する選択手段と
    を有する請求項14記載の電源電圧制御装置。
  16. 各周波数系におけるモニターゲージの遅延時間調整ステップ幅が、各周波数の比率に対応したステップ幅で構成されている
    請求項15記載の電源電圧制御装置。
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