JP4453480B2 - 乗員保護装置および乗員保護方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前面衝突時にエアバッグを用いて乗員を保護する乗員保護装置および乗員保護方法に関する。
従来の乗員保護装置としては、乗員の肩部や胸部を拘束するシートベルト装置のショルダベルトにエアバッグを内装して、車両衝突時にそのエアバッグを膨張・展開させることにより、乗員を保護するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−186861号公報(第4頁、第8図)
しかしながら、かかる従来の乗員保護装置は、車両衝突時にショルダベルトから膨出して展開したエアバッグがステアリングホイール等の車体側部材に支持されることで乗員の拘束が達成される。
そのとき、エアバッグに乗員が干渉した時の運動エネルギーを効率良く吸収するためには、エアバッグの潰れストロークを拡大するためにエアバッグ容量の増大や内圧の維持および展開時間の短縮等が要求されるが、これら全てを満足させることは難かしく、吸収できる運動エネルギー量にも限界がある。
そこで、本発明は車両衝突時にエアバッグによって乗員をより迅速に拘束できるとともに、乗員の拘束範囲を拡大できて、乗員の運動エネルギーを効率良く吸収することができる乗員保護装置および乗員保護方法を提供するものである。
本発明の乗員保護装置は、シートベルト装置に展開可能に収納され、車両の前面衝突時に乗員の頭部と大腿部との間で展開するエアバッグを備え、車両衝突時に前屈する乗員の頭部を前記エアバッグで受け止めて、その荷重をエアバッグを介して乗員の大腿部で支持させる乗員保護装置であって、エアバッグは、前面衝突時に乗員の頭部近傍で展開する上方エアバッグと、この上方エアバッグの下方に位置して前面衝突時にその上方エアバッグと乗員の大腿部との間に展開する下方エアバッグと、を備えた複数の独立したエアバッグであり、少なくとも上方エアバッグをシートベルト装置のショルダベルトに収納して、展開した上方エアバッグで受け止めた乗員の頭部荷重を下方エアバッグを介して乗員の大腿部で支持することを最も主要な特徴とする。
また、本発明の乗員保護方法は、車両の前面衝突時に、シートベルト装置に収納したエアバッグを乗員の頭部と大腿部との間に展開し、車両衝突時に前屈する乗員の頭部をそのエアバッグで受け止めて、その荷重を前記エアバッグを介して乗員の大腿部で支持させる乗員保護方法であって、前面衝突時に乗員の頭部近傍で展開する上方エアバッグと、この上方エアバッグの下方に位置して前面衝突時にその上方エアバッグと乗員の大腿部との間に展開する下方エアバッグとを備えるエアバッグのうち、少なくとも上方エアバッグをシートベルト装置のショルダベルトに収納して、展開した上方エアバッグで受け止めた乗員の頭部荷重を下方エアバッグを介して乗員の大腿部で支持することを特徴とする。
本発明のエアバッグを用いた乗員保護装置および乗員保護方法によれば、エアバッグを乗員を拘束するシートベルト装置に収納してあるので、前面衝突時に展開するエアバッグは乗員に極く近い部分であり、衝突により前屈する乗員の頭部はエアバッグの展開直後から直ちにエアバッグに干渉するとともに、エアバッグに頭部が干渉した時の荷重を乗員の大腿部で支持できるため、エアバッグによって頭部を拘束できるまでの時間を短縮でき、ひいては、頭部に加わる衝撃を緩和することができる。
また、乗員の頭部から大腿部に亘って拘束範囲を拡大できるため、乗員の運動エネルギー吸収量を増大できて、乗員の保護効果を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図4は本発明のエアバッグを用いた乗員保護装置の第1実施形態を示し、図1は乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した状態を示す側面図、図2は展開したエアバッグの作動状態を説明する側面図、図3は衝突時に乗員の頭部がエアバッグに拘束される位置を従来と比較して示す説明図、図4はエアバッグで乗員の頭部を拘束する際の減速タイミングを従来と比較して示す説明図である。
この第1実施形態のエアバッグを用いた乗員保護装置は、乗員Mを座席Sに拘束する3点式シートベルト装置(以下、シートベルト装置と称する)1を備え、このシートベルト装置1は、乗員Mの肩部Msおよび胸部Mcを斜めに拘束するショルダベルト2と、乗員Mの腰部Mwを拘束するラップベルト3と、備え、これらショルダベルト2とラップベルト3との間にタング4を挿通してあり、このタング4を係脱自在にインナバックル5に差し込むことにより装着するようになっている。
また、前記座席Sは前席であり、乗員Mの前方に車室RとエンジンルームEとを隔成するダッシュパネル6が存在している。
ここで、本発明にあっては前記シートベルト装置1のシートベルト、本実施形態ではショルダベルト2およびラップベルト3にエアバッグ10を展開可能に収納し、車両の前面衝突時にそのエアバッグ10を乗員Mの頭部Mhと大腿部Mtとの間で展開させるようにしており、そして、衝突時に前屈する乗員Mの頭部Mhを前記エアバッグ10で受け止めて、その荷重をエアバッグ10を介して乗員Mの大腿部Mtで支持させる構成としている。
このとき、前記エアバッグ10は、略上下方向に配置されて、乗員Mの頭部Mhから受ける荷重を順次伝達する複数の独立したエアバッグ10A,10Bで構成してある。
特に、本実施形態では前記エアバッグ10は、前面衝突時に乗員Mの頭部Mh近傍で展開する上方エアバッグ10Aと、この上方エアバッグ10Aの下方に位置して前面衝突時に上方エアバッグ10Aと乗員Mの大腿部Mtとの間に展開する下方エアバッグ10Bと、を備え、上方エアバッグ10Aで受け止めた乗員Mの頭部Mhの荷重を下方エアバッグ10Bを介して乗員Mの大腿部Mtで支持させるようになっている。
前記上,下方エアバッグ10A,10Bは、それぞれ非通気性かつ非伸縮性の可撓性膜によって袋状に形成され、上方エアバッグ10Aは、ショルダベルト2の胸部Mcに略対応する部分に折り畳んで収納してあり、また、前記下方エアバッグ10Bは、ラップベルト3の車幅方向略中央部に折り畳んで収納してあり、これら上,下方エアバッグ10A,10Bはいずれも乗員Mの中心上に位置することが望ましい。
また、ショルダベルト2に収納した上方エアバッグ10Aは、そのショルダベルトの内部に配索したガス通路11の一端がエアバッグ展開部12を介して連通するとともに、ラップベルト3に収納した下方エアバッグ10Bは、そのラップベルト3の内部に配索したガス通路13の一端がエアバッグ展開部14を介して連通する。
一方、前記ガス通路11,13のそれぞれの他端は前記タング4の内部に連通し、このタング4の内部はこれをインナバックル5に差込むことにより、このインナバックル5の内部と連通され、このインナバックル5に連通するインフレータIで発生した高圧ガスをインナバックル5,タング4を介して前記ガス通路11,13に供給し、ひいては上,下方エアバッグ10A,10Bに供給するようになっている。
また、前記上,下方エアバッグ10A,10Bには、それぞれの内圧を略一定に維持するためのベントホール10Ah,10Bhを形成してある。
前記インフレータIは、車両の衝突を検知する衝突検出手段7からの衝突検出信号により作動され、このインフレータIの作動により前記高圧ガスが発生されるが、特に、本実施形態では前記衝突検出手段7は、車両の前面衝突を事前検知する機能を有しており、この事前検知した段階で衝突検出信号を前記インフレータIに出力して、上,下方エアバッグ10A,10Bの展開タイミングを早めるようにしている。
そして、本実施形態の乗員保護方法では、ショルダベルト2およびラップベルト3に収納した上方エアバッグ10Aおよび下方エアバッグ10Bを、乗員Mの頭部Mhと大腿部Mtとの間に展開し、衝突時に前屈する乗員Mの頭部Mhをそれら上,下方エアバッグ10A,10Bで受け止めて、その荷重をそれら上,下方エアバッグ10A,10Bを介して乗員Mの大腿部Mtで支持させるようにしてある。
以上の構成により本実施形態の乗員保護装置および乗員保護方法によれば、車両の前面衝突時には図1に示すように衝突検出手段7がこれを検知して、その衝突検出信号をインフレータIに出力してこれを作動し、このインフレータIで発生する高圧ガスを、インナバックル5、タング4、ショルダベルト2およびラップベルト3のガス通路11,13を介して上方エアバッグ10Aおよび下方エアバッグ10Bに供給する。
すると、前記上,下方エアバッグ10A,10Bはそれぞれ瞬時に膨張して展開し、このとき、上方エアバッグ10Aは乗員Mを拘束するショルダベルト2に収納したので、前面衝突時に展開する上方エアバッグ10Aは乗員Mの頭部Mhに極く近い部分であり、また、乗員Mはシートベルト装置1に拘束されているため、衝突時の慣性力で頭部Mhは前屈することになるが、乗員Mの頭部Mhは上方エアバッグ10Aの展開直後から迅速にこの上方エアバッグ10Aに干渉する。
つまり、図3に示すように通常運転状態にある頭部Mhの位置P0は、従来ではステアリングホイール等の車体側部材から膨出,展開するエアバッグBに干渉するまでの距離がL0であるのに対して、本実施形態では上方エアバッグ10Aに干渉するまでの距離をL1(L0>L1)とすることができる。
また、このときの頭部Mhの減速タイミングを見ると、図4に示すように図中破線で示す従来の場合は、前記干渉までの距離L0が大きいためエアバッグBに干渉するまでの時間T0(=L0/V0)が長くなり、一方、本実施形態の場合は、上方エアバッグ10Aに干渉するまでの時間T1(=L1/V0)を短縮(T1<T0)できる。
従って、図4に示すように破線で示す従来の場合の減速タイミングでは、頭部減速開始点T0から最終的な減速終了点Teまでの時間が短いため頭部Mhの減速度が大きくなるが、実線で示す本実施形態の場合の減速タイミングは、頭部減速開始点T1から減速終了点Teまでの時間が長くなるため減速度を小さくでき、乗員Mへのダメージを低減することができる。
また、このように本実施形態の場合は減速開始点T1から減速終了点Teまでの時間が長くなることによって、乗員Mの頭部Mhと上方エアバッグ10Aとの接触面積が拡大されるため、この上方エアバッグ10Aから頭部Mhに作用する反力を分散できる。
一方、上方エアバッグ10Aと乗員Mの大腿部Mtとの間に位置する下方エアバッグ10Bは、上方エアバッグ10Aと同期して展開するため、図2に示すように上方エアバッグ10Aに干渉した乗員Mの頭部Mhから受ける荷重Wを、下方エアバッグ10Bを介して乗員Mの大腿部Mtで支持できる。
従って、衝突時に前屈する乗員Mの頭部Mhは直ちに上方エアバッグ10Aによって受け止められ、そして、その時の荷重は下方エアバッグ10Bを介して乗員Mの大腿部Mtに確実に支持されているため、エアバッグ10によって頭部Mhを拘束できるまでの時間を短縮でき、ひいては、頭部Mhに加わる衝撃を緩和することができる。
そして、このように乗員Mの頭部Mhから大腿部Mtに亘って拘束範囲を拡大できるため、乗員Mの運動エネルギー吸収量を増大できて、乗員Mの保護効果を高めることができる。
また、前面衝突によりダッシュパネル6が後退する場合があるが、このダッシュパネル6の後退により乗員Mの膝Mnが突き上げられた場合にも、これを大腿部Mtに干渉する前記下方エアバッグ10Bで受け止めることができるため、脚部Mlの緩衝機能を発揮することができる。
更に、乗員Mの頭部Mhがエアバッグ10に干渉した際に、このエアバッグ10で大腿部Mtを上方から拘束できるため、乗員Mの腰部Mwがラップベルト3をすり抜けて前方に移動するのを阻止できる。
また、本実施形態では上,下方エアバッグ10A,10Bは、頭部Mhの干渉による押圧力で内圧が上昇した場合に、ベントホール10Ah,10Bhから内部ガスが排出されるため、前記エアバッグ10A,10Bの内圧の更なる上昇を抑制して、頭部Mhを受け止める反力を略一定に維持できるため、乗員Mへの衝撃を緩和しつつ乗員Mを拘束することができる。
ところで、本実施形態の乗員保護装置は前記作用効果に加えて、エアバッグ10を、略上下方向に配置した複数の独立したエアバッグ10A,10Bで構成して、乗員Mの頭部Mhから受ける荷重Wを順次伝達するようにしたので、乗員Mの頭部Mhと大腿部Mtとの間をエアバッグ10で埋めるにあたって、複数設けた個々のエアバッグ10A,10Bの容量を減少できるため、エアバッグ10全体を展開するまでの時間を短縮することができる。
また、エアバッグ10を複数独立して設けるにあたって、前面衝突時に乗員Mの頭部Mh近傍で展開する上方エアバッグ10Aと、この上方エアバッグ10Aの下方に位置して前面衝突時にその上方エアバッグ10Aと乗員Mの大腿部Mtとの間に展開する下方エアバッグ10Bと、で構成して、上方エアバッグ10Aで受け止めた乗員Mの頭部Mh荷重を下方エアバッグ10Bを介して乗員Mの大腿部Mtで支持するようにしたので、上方エアバッグ10Aを頭部Mhの受け側にし、下方エアバッグ10Bを荷重Wの支持側とすることにより、それぞれのエアバッグ10A,10Bの容量を減少しつつ、頭部Mhの荷重Wを大腿部Mtに効率良く伝達することができる。
更に、エアバッグ10は、前面衝突を事前検知して展開タイミングを早めたので、上方エアバッグ10Aによって乗員Mの頭部Mhをより早期に拘束できるため、乗員Mにかかる衝撃をより低減して保護性能を高めることができる。
図5は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図5は乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した状態を示す側面図である。
この第2実施形態の乗員保護装置は、基本的に第1実施形態と同様にシートベルト装置1(図1参照)のシートベルトにエアバッグ10を展開可能に収納し、車両の前面衝突時にそのエアバッグ10を乗員Mの頭部Mhと大腿部Mtとの間で展開させるようになっており、特に、本実施形態では図5に示すようにエアバッグ10を、内部を隔壁15によって略上下に仕切り、前面衝突時に加圧流体としての高圧ガスが供給される上方エアバッグ10Cと、隔壁15に設けた流体通過部としての一方向弁16を介して上方エアバッグ10Cから高圧ガスが供給される下方エアバッグ10Dと、を備えて構成し、上方エアバッグ10Cで受け止めた乗員Mの頭部Mh荷重を下方エアバッグ10Dを介して乗員Mの大腿部Mtで支持するようにしてある。
即ち、この実施形態の前記エアバッグ10は、1つの袋体の内部を前記隔壁15で略上下方向に隔成したもので、このエアバッグ10は折り畳んだ状態でショルダベルト2(図1参照)の胸部Mc部分に展開可能に収納してあり、そのショルダベルト2に設けたガス通路11(図1参照)の一端(上端)をエアバッグ展開部12aを介して前記上方エアバッグ10Cに連通してある。
また、前記ガス通路11の他端をインフレータI(図1参照)に連通する経路は第1実施形態と同様となり、図1に示したようにガス通路11はタング4,インナバックル5を介してインフレータIに通じ、このインフレータIは衝突検出手段7の衝突検出信号によって作動される。
そして、前記エアバッグ展開部12aから供給した高圧ガスにより上方エアバッグ10Cの内圧が上昇すると、前記隔壁15の一方向弁16から下方エアバッグ10Dに強制的にガス圧が流入し、この下方エアバッグ10Dの内圧を上昇する。
このとき、下方エアバッグ10Dにはベントホール10Dhを形成してあり、このベントホール10Dhから余剰圧力が排出されることにより、上,下方エアバッグ10C,10Dの内圧が過剰に高まるのを抑制することができる。
従って、この第2実施形態によれば、上,下方エアバッグ10C,10Dを設けたことにより、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏するのであるが、特に本実施形態では上,下方エアバッグ10C,10Dを1つのエアバッグ10を隔成して形成したので、構成を簡素化することができる。
勿論、本実施形態にあっても第1実施形態と同様に、ショルダベルト2にエアバッグ10を収納したので、衝突時にエアバッグ10によって頭部Mhを拘束できるまでの時間を短縮でき、ひいては、頭部Mhに加わる衝撃を緩和することができ、かつ、乗員Mの拘束範囲を拡大できて運動エネルギー吸収量を増大し、乗員Mの保護効果を高めることができる。
また、エアバッグ10の下端部を乗員Mの大腿部Mtで支持することにより、ダッシュパネル6(図1参照)が後退した場合にも、脚部Mlの緩衝機能を発揮することができるとともに、乗員Mの腰部Mwがラップベルト3をすり抜けて前方に移動するのを阻止できる。
図6,図7は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図6は乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した状態を示す側面図、図7は展開したエアバッグに乗員の頭部荷重が作用した状態を示す側面図である。
この第3実施形態の乗員保護装置は、基本的に第1実施形態と同様にシートベルト装置1(図1参照)のシートベルトにエアバッグ10を展開可能に収納し、車両の前面衝突時にそのエアバッグ10を乗員Mの頭部Mhと大腿部Mtとの間で展開させるようになっており、特に、本実施形態では図6に示すようにエアバッグ10を1つの袋体として形成し、このエアバッグ10の上下方向の一端部、つまり乗員Mの大腿部Mtで支持される下端部に、乗員Mの頭部Mhの荷重Wによって上端部よりも容易に変形する易変形部としての円錐形状部17を設けてある。
本実施形態のエアバッグ10は、第2実施形態と同様に折り畳んだ状態でショルダベルト2(図1参照)の胸部Mc部分に展開可能に収納してあり、そのショルダベルト2に設けたガス通路11(図1参照)の一端(上端)をエアバッグ展開部12bを介して前記エアバッグ10に連通してあり、ガス通路11の他端は第1実施形態と同様の経路を経て、前面衝突時に作動するインフレータIに連通している。
また、本実施形態では前記円錐形状部17が乗員Mの大腿部Mtに接触する表面に、高摩擦抵抗部材18を設けてある。
従って、この第3実施形態によれば、前面衝突時に図7に示すように乗員Mが前屈して頭部Mhがエアバッグ10の上端部に干渉すると、このときに頭部Mhから受ける荷重Wがエアバッグ10の下端部に伝達されて乗員Mの大腿部Mtで支持される。
このとき、エアバッグ10の下端部に円錐形状部17を設けたので、前記荷重Wにより円錐形状部17が比較的容易に変形するので、頭部Mhの荷重Wを早期から効率良く吸収できるため、頭部Mhに受けるダメージを低減することができる。
また、エアバッグ10の下端部に設けた前記円錐形状部17の表面に高摩擦抵抗部材18を設けたので、円錐形状部17を設けることによって大腿部Mtに対して滑り易くなるのを避け、大腿部Mtによるエアバッグ10の支持性が損なわれるのを防止することができる。
勿論、本実施形態にあっても第1実施形態と同様に、ショルダベルト2にエアバッグ10を収納したので、衝突時にエアバッグ10によって頭部Mhを拘束できるまでの時間を短縮でき、ひいては、頭部Mhに加わる衝撃を緩和することができ、かつ、乗員Mの拘束範囲を拡大できて運動エネルギー吸収量を増大し、乗員Mの保護効果を高めることができる。
また、エアバッグ10の下端部を乗員Mの大腿部Mtで支持することにより、ダッシュパネル6(図1参照)が後退した場合にも、脚部Mlの緩衝機能を発揮することができるとともに、乗員Mの腰部Mwがラップベルト3をすり抜けて前方に移動するのを阻止できる。
本実施形態では円錐形状部17を易変形部としたが、易変形部としてはこれに限ることはなく、エアバッグ10の変形を容易にする形状若しくは部材であれば良く、また、その易変形部はエアバッグ10の頭部Mh側となる上部に設けることもできる。
図8,図9は本発明の第4実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図8は乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した第1の状態を示す側面図、図9は乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した第2の状態を示す側面図である。
この第4実施形態のエアバッグを用いた乗員保護装置は、基本的に第1実施形態と同様にシートベルト装置1のシートベルトにエアバッグ10を展開可能に収納し、車両の前面衝突時にそのエアバッグ10を乗員Mの頭部Mhと大腿部Mtとの間で展開させるようになっており、特に、本実施形態では図8に示すようにエアバッグ10を、略上下方向に配置されて乗員Mの頭部Mhから受ける荷重を順次伝達する複数の独立したエアバッグ10A,10Bで形成してあり、これら複数のエアバッグ10A,10Bを、測定した乗員Mの体格に応じて展開制御する制御手段19を設けてある。
即ち、本実施形態のエアバッグ10は、第1実施形態と同様に上方エアバッグ10Aと下方エアバッグ10Bとの2つの独立したエアバッグを備えており、体格検知手段20で検出した乗員Mの体格情報を制御手段19に出力して、この制御手段19から上,下方エアバッグ10A,10Bのエアバッグ展開部12,14に制御信号を出力することにより、これら上,下方エアバッグ10A,10Bに供給するガス量を停止若しくは制御して、それぞれの展開制御を行うようになっている。
前記体格検知手段20は、座席Sに内蔵した圧力センサーや車室内に設置したカメラ、またはショルダベルト2に組み込んだ温度センサーや圧力センサー等の検出信号から乗員Mの体格を演算して検知することができる。
図9は前記制御手段19による上,下方エアバッグ10A,10Bの展開制御の一態様を示し、図8の第1の状態では乗員Mが大人の場合で、上,下方エアバッグ10A,10Bを両方展開させるのに対して、図9の第2の状態では乗員Mが子供の場合で、上方エアバッグ10Aに高圧ガスを供給するのを停止して非展開とし、下方エアバッグ10Bのみを展開させるようになっている。
従って、この第4実施形態によれば、乗員Mの体格に応じてエアバッグ10の展開容量を制御できるため、エアバッグ10による乗員Mの拘束を適正かつ確実に行って、乗員Mの拘束性を向上することができる。
尚、本実施形態ではエアバッグ10を展開制御する態様として、上方エアバッグ10Aを非展開とした場合を示したが、これに限ることなく上,下方エアバッグ10A,10Bの展開量(ガス充填量)をそれぞれ制御するようにしてもよい。
勿論、本実施形態にあっても第1実施形態と同様に、ショルダベルト2にエアバッグ10を収納したので、衝突時にエアバッグ10によって頭部Mhを拘束できるまでの時間を短縮でき、ひいては、頭部Mhに加わる衝撃を緩和することができ、かつ、乗員Mの拘束範囲を拡大できて運動エネルギー吸収量を増大し、乗員Mの保護効果を高めることができる。
また、エアバッグ10の下端部を乗員Mの大腿部Mtで支持することにより、ダッシュパネル6(図1参照)が後退した場合にも、脚部Mlの緩衝機能を発揮することができるとともに、乗員Mの腰部Mwがラップベルト3をすり抜けて前方に移動するのを阻止できる。
ところで、本発明の乗員保護装置は前記第1〜第4実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば、エアバッグ10は、ショルダベルト2およびラップベルト3を備えた3点式シートベルト装置2に適用したが、シートベルト装置はこれに限ることなく、例えば4点式シートベルト装置にあっても本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態における乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態における展開したエアバッグの作動状態を説明する側面図である。 本発明の第1実施形態における衝突時に乗員の頭部がエアバッグに拘束される位置を従来と比較して示す説明図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグで乗員の頭部を拘束する際の減速タイミングを従来と比較して示す説明図である。 本発明の第2実施形態における乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態における乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態における展開したエアバッグに乗員の頭部荷重が作用した状態を示す側面図である。 本発明の第4実施形態における乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した第1の状態を示す側面図である。 本発明の第4実施形態における乗員の頭部と大腿部との間にエアバッグが展開した第2の状態を示す側面図である。
符号の説明
1 シートベルト装置
2 ショルダベルト
3 ラップベルト
6 ダッシュパネル
7 衝突検出手段
10 エアバッグ
10A 上方エアバッグ
10B 下方エアバッグ
10C 上方エアバッグ
10D 下方エアバッグ
15 隔壁
16 一方向弁(流体通過部)
17 円錐形状部(易変形部)
19 制御手段
20 体格検知手段
I インフレータ
M 乗員
Mh 頭部
Mt 大腿部
S 座席

Claims (6)

  1. シートベルト装置に展開可能に収納され、車両の前面衝突時に乗員の頭部と大腿部との間で展開するエアバッグを備え、車両衝突時に前屈する乗員の頭部を前記エアバッグで受け止めて、その荷重をエアバッグを介して乗員の大腿部で支持させる乗員保護装置であって、
    エアバッグは、前面衝突時に乗員の頭部近傍で展開する上方エアバッグと、この上方エアバッグの下方に位置して前面衝突時にその上方エアバッグと乗員の大腿部との間に展開する下方エアバッグと、を備えた複数の独立したエアバッグであり、
    少なくとも上方エアバッグをシートベルト装置のショルダベルトに収納して、展開した上方エアバッグで受け止めた乗員の頭部荷重を下方エアバッグを介して乗員の大腿部で支持することを特徴とする乗員保護装置。
  2. シートベルト装置に展開可能に収納され、車両の前面衝突時に乗員の頭部と大腿部との間で展開するエアバッグを備え、車両衝突時に前屈する乗員の頭部を前記エアバッグで受け止めて、その荷重をエアバッグを介して乗員の大腿部で支持させる乗員保護装置であって、
    エアバッグは、内部が隔壁によって略上下に仕切られ、前面衝突時に加圧流体が供給される上方エアバッグと、隔壁に設けた流体通過部を介して上方エアバッグから加圧流体が供給される下方エアバッグと、を備え、
    少なくとも上方エアバッグをシートベルト装置のショルダベルトに収納して、展開した上方エアバッグで受け止めた乗員の頭部荷重を下方エアバッグを介して乗員の大腿部で支持することを特徴とする乗員保護装置。
  3. エアバッグは、上下方向の一端部に、乗員の頭部荷重によって他端部よりも容易に変形する易変形部を設けたことを特徴とする請求項に記載の乗員保護装置。
  4. エアバッグは、測定した乗員の体格に応じて複数の独立したエアバッグを展開制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の乗員保護装置。
  5. エアバッグは、前面衝突を事前検知して展開タイミングを早めたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の乗員保護装置。
  6. 車両の前面衝突時に、シートベルト装置に収納したエアバッグを乗員の頭部と大腿部との間に展開し、車両衝突時に前屈する乗員の頭部をそのエアバッグで受け止めて、その荷重を前記エアバッグを介して乗員の大腿部で支持させる乗員保護方法であって、
    前面衝突時に乗員の頭部近傍で展開する上方エアバッグと、この上方エアバッグの下方に位置して前面衝突時にその上方エアバッグと乗員の大腿部との間に展開する下方エアバッグとを備えるエアバッグのうち、少なくとも上方エアバッグをシートベルト装置のショルダベルトに収納して、展開した上方エアバッグで受け止めた乗員の頭部荷重を下方エアバッグを介して乗員の大腿部で支持することを特徴とする乗員保護方法。
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