JP6937159B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両に関する。
従来から自力歩行が難しい高齢者やハンディキャップパーソンには車椅子が利用されている。
そして、近年では、電動モータなどにより自走可能な車椅子などのパーソナルモビリティが提案され始めている。
このようなパーソナルモビリティが広く普及し、その結果として自力歩行が難しい人が活動し易い社会を作るためには、自力歩行が難しい人だけでなく、自力歩行可能な人にもパーソナルモビリティを利用してもらうことが重要である。
このために、たとえば特許文献1、2において車椅子の例があるように、人がパーソナルモビリティに乗車したまま自動車などの車両へ乗り込むことができるようにすることが大切であると考えられる。
特開2006−006702号公報 特開2004−114956号公報
しかしながら、サブモビリティは、基本的に車両とは別体に作製されるものである。普及段階において、すべてのサブモビリティが車両での積載を考慮した作りになることは想定し難い。
そして、サブモビリティは、車両に乗車した状態で基本的に可動することができる。
よって、車両にサブモビリティの乗車位置を定めたとしても、それによる乗員についての乗車室内での位置は、大きく異なる可能性がある。
このようにサブモビリティの安全性を高めるために、従来の車両づくりでは実施していない安全性を高める技術の開発が求められている。
本発明に係る車両は、乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、前記サブモビリティの乗車位置が設けられた乗車室と、前記サブモビリティの乗車位置の周囲に設けられ、前記サブモビリティに乗車した乗員の周囲にエアバッグを展開するエアバッグ装置と、前記サブモビリティに乗車している乗員の位置または乗車姿勢を検出する乗員状態検出装置と、を有し、前記エアバッグの展開位置または展開範囲は、前記乗車室における前記サブモビリティに乗車している乗員の位置または乗車姿勢に応じて、可変する。
好適には、前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、前記内装部材が移動する、とよい。
好適には、前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、前記内装部材において移動する、とよい。
さらに、本発明に係る車両は、乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、前記サブモビリティの乗車位置が設けられた乗車室と、前記サブモビリティの乗車位置の周囲に設けられ、前記サブモビリティに乗車した乗員の周囲にエアバッグを展開するエアバッグ装置と、を有し、前記エアバッグの展開位置または展開範囲は、前記乗車室における前記サブモビリティまたは乗員の位置および乗車状態に応じて、可変し、前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、前記内装部材が移動する、ものであってもよい。
また、本発明に係る車両は、乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、前記サブモビリティの乗車位置が設けられた乗車室と、前記サブモビリティの乗車位置の周囲に設けられ、前記サブモビリティに乗車した乗員の周囲にエアバッグを展開するエアバッグ装置と、を有し、前記エアバッグの展開位置または展開範囲は、前記乗車室における前記サブモビリティまたは乗員の位置および乗車状態に応じて、可変し、前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、前記内装部材において移動する、ものであってもよい
本発明では、乗車室にサブモビリティの乗車位置を設けた上で、その周囲に設けられたエアバッグ装置から、サブモビリティに乗車した乗員の周囲にエアバッグを展開する。
よって、車両とは別体に形成されるサブモビリティに乗車している乗員の周囲にエアバッグを展開して、サブモビリティの乗員についての安全性を高めることができる。
図1は、本発明に適用したサブモビリティの一例の概観図である。 図2は、図1のサブモビリティの電気回路の一例の説明図である。 図3は、本実施形態に係る自動車の模式的な概観図である。 図4は、図3の自動車の電気回路の一例の説明図である。 図5は、二種類のサブモビリティの乗車位置の違いおよびエアバッグの展開位置の違いを説明するための図である。 図6は、図3の自動車に設けられる乗員保護装置の構成図である。 図7は、乗員保護制御部によるテーブルの前後位置の調整処理のフローチャートである。 図8は、乗員保護制御部による乗員保護処理のフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係るエアバッグの展開位置および範囲の可動機構の説明図である。 図10は、第3実施形態に係るエアバッグの展開位置および範囲の可動機構の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に適用したサブモビリティ50の一例の概観図である。
図1に示すように、サブモビリティ50は、卵型のボディ51を有する。ボディ51の内側には、乗員が着座するシート52が配置される。シート52の左右両側にはアームレスト53が配置される。アームレスト53の先端には、操作レバー54が配置される。また、ボディ51の下部には、複数の車輪55が設けられる。
図2は、図1のサブモビリティ50の電気回路の一例の説明図である。
図2に示すように、図1のサブモビリティ50には、電力系回路として、副受電コネクタ61、副充電器62、副バッテリ63、副コンバータ64、複数の車輪55を駆動する副動力モータ65、副制動モータ66、副操舵モータ67、副設備機器68、が設けられる。
副受電コネクタ61は、たとえば商用電源と電源コードにより接続される。副充電器62は、副受電コネクタ61から供給される電力により副バッテリ63を充電する。
副コンバータ64は、副バッテリ63の蓄電電力を変換して、副動力モータ65、副制動モータ66、副操舵モータ67、および副設備機器68といった負荷機器へ供給する。
副動力モータ65が駆動されることにより、複数の車輪55が回転し、サブモビリティ50は前進または後退できる。
副操舵モータ67が駆動されることにより、車輪55の向きが変更され、サブモビリティ50は左右に展開できる。
副制動モータ66が駆動されることにより、複数の車輪55の回転が制動される。これにより、サブモビリティ50は停止できる。
このようにサブモビリティ50は、副受電コネクタ61から供給される電力により充電された副バッテリ63の蓄電電力を用いて、乗員をシート52に乗せて走行できる。
また、図2にはさらに、制御系回路として、副電力監視部71、副電力制御部72、副GPS(Global Positioning System)受信部73、副入力部74、副通信部75、副表示部76、副センサ部77、副ルート生成部78、副自動運転部79、を有する。副電力制御部72、副ルート生成部78、および副自動運転部79は、CPU(Central Processing Unit)80がプログラムを実行することにより実現されてよい。この制御系回路は、上述した副設備機器68の一部として、副コンバータ64から電力供給を受けてよい。
副電力監視部71は、副バッテリ63の状態を監視する。副バッテリ63の状態には、たとえば充電電圧、温度などがある。
副電力制御部72は、副電力監視部71からの情報に基づいて、副充電器62、副コンバータ64を制御する。たとえば副受電コネクタ61に電源コードが接続されて副充電器62により副バッテリ63を充電可能な状態である場合、副バッテリ63の電圧が所定の最高電圧となるまで副充電器62による充電を制御する。副バッテリ63の電圧が所定の最低電圧より低い場合には、副コンバータ64による電力変換を停止させる。所定の最低電圧より少し高い電圧以下になると、副コンバータ64が各負荷機器へ供給する電力を減らす。副電力制御部72は、これらの電力制御状態および副バッテリ63の状態についての情報を、副ルート生成部78および副自動運転部79へ適宜に又は周期的に通知する。
副GPS受信部73は、GPS衛星から電波を受信する。複数のGPS衛星からの電波を受信することでサブモビリティ50の位置を演算できる。
副入力部74は、乗員の操作が入力されるデバイスであり、たとえば上述した操作レバー54を有する。
副通信部75は、他のデバイスたとえば自動車1の主通信部35との間で通信し、データを送受する。また、基地局と通信することにより、基地局の位置情報を取得できる。
副表示部76は、たとえばタッチパネル式液晶デバイスである。このタッチパネルは、副入力部74の一部として機能し得る。
副センサ部77は、サブモビリティ50の位置、速度、周囲環境などを検出するものである。
副ルート生成部78は、たとえば目的地などが入力されることにより、サブモビリティ50の現在位置から目的地までの巡回経路を生成する。
副自動運転部79は、たとえば生成された巡回経路にしたがって副動力モータ65、副制動モータ66および副操舵モータ67へ制御信号を出力する。これにより、サブモビリティ50は、巡回経路をたどって目的地まで自動的に移動することができる。
ところで、サブモビリティ50が広く普及し、その結果として自力歩行が難しい人が活動し易い社会を作るためには、自力歩行が難しい人だけでなく、自力歩行可能な人にもサブモビリティ50を利用してもらうことが重要である。
このために、人がサブモビリティ50に乗車したまま自動車1などの車両へ乗り込むことができるようにすることが大切であると考えられる。
また、このように自動車1へサブモビリティ50が乗り込む場合、好ましくは、乗車したサブモビリティ50を自動車1内で充電できるようにするとよい。これにより、乗員は、十分な充電がなされていない状態にあるサブモビリティ50に乗車して移動を開始し、自動車1内でサブモビリティ50を充電できる。そして、自動車1から降車した後には十分に充電されたサブモビリティ50を用いて目的地まで移動したり、目的地において移動したりできる。このような付加価値により、サブモビリティ50と自動車1とが有機的に結合した次世代交通システムの利便性が高まり、その利用促進が期待できる。
しかしながら、サブモビリティ50は、基本的に自動車1とは別体に作製されるものである。普及段階において、すべてのサブモビリティ50が自動車1での積載を考慮した作りになることは想定し難い。
そして、サブモビリティ50は、自動車1に乗車した状態で基本的に可動することができる。
よって、自動車1にサブモビリティ50の乗車位置を定めたとしても、それによる乗員についての乗車室2内での位置は、大きく異なる可能性がある。
このため、サブモビリティ50の安全性を高めるためには、従来の車づくりでは実施していない安全性を高める技術の開発が求められている。
図3は、本実施形態に係る自動車1の模式的な概観図である。図3(A)は側面図である。図3(B)は平面図である。
図3の自動車1は、乗車室2を有する車体3、車体3の下部に設けられる車輪4、を有する。そして、乗車室2には、4台のサブモビリティ50が2台ずつ2列で乗車している。各サブモビリティ50は、この乗車位置において固定されてよい。
また、図3には、車体3の床面に設けられた主受電コイル5と、自動車1が走行可能な道路の路面の走行レーン100に設けられた送電コイル101と、が図示されている。送電コイル101は、路面の走行レーン100を走行している自動車1に非接触に電力を供給できる。主受電コイル5は、自動車1の外にある送電コイル101からの電力供給を受けることができる。
図4は、図3の自動車1の電気回路の一例の説明図である。自動車1は、車両の一例である。
図4に示すように、図3の自動車1には、電力系回路として、主受電コネクタ11、主受電コイル12、主充電器13、主バッテリ14、主コンバータ15、複数の車輪4を駆動する主動力モータ16、主制動モータ17、主操舵モータ18、主設備機器19、主給電コネクタ20、が設けられる。
主受電コネクタ11は、自動車1が駐車している場合に使用されるものであり、たとえば商用電源と電源コードにより接続される。主充電器13は、主受電コイル12または主受電コネクタ11から供給される電力により主バッテリ14を充電する。
主コンバータ15は、主バッテリ14の蓄電電力を変換して、主動力モータ16、主制動モータ17、主操舵モータ18、主設備機器19、および主給電コネクタ20といった負荷機器へ供給する。主コンバータ15は、主受電コネクタ11や主受電コイル12へ供給された電力又は主バッテリ14の蓄電電力を給電コネクタへ供給する。
主給電コネクタ20は、電源コードなどにより、積載したサブモビリティ50の副受電コネクタ61と接続される。積載したサブモビリティ50に対して自動車1の電力を供給するために用いられる。
主動力モータ16が駆動されることにより、複数の車輪4が回転し、自動車1は前進または後退できる。
主操舵モータ18が駆動されることにより、車輪4の向きが変更され、自動車1は左右に展開できる。
主制動モータ17が駆動されることにより、複数の車輪4の回転が制動される。これにより、自動車1は停止できる。
このように自動車1は、主受電コイル12または主受電コネクタ11から供給される電力により充電された主バッテリ14の蓄電電力を用いて、サブモビリティ50を乗せて走行できる。
また、図4にはさらに、制御系回路として、主電力監視部31、主電力制御部32、主GPS受信部33、主入力部34、主通信部35、主表示部36、主センサ部37、主ルート生成部38、主自動運転部39、を有する。主電力制御部32、主ルート生成部38、および主自動運転部39は、制御部としてのCPU40がプログラムを実行することにより実現されてよい。CPU40は、ECUとして自動車1に設けられてよい。これらの制御系の各部は、上述した主設備機器19の一部として、主コンバータ15から電力供給を受けてよい。
主電力監視部31は、主バッテリ14の状態を監視する。主バッテリ14の状態には、たとえば充電電圧、温度などがある。
主電力制御部32は、主電力監視部31からの情報に基づいて、主充電器13、主コンバータ15を制御する。主電力制御部32は、主コンバータ15による主給電コネクタ20を通じたサブモビリティ50への給電を制御する。たとえば主受電コネクタ11に電源コードが接続されて主充電器13により主バッテリ14を充電可能である場合、主バッテリ14の電圧が所定の最高電圧となるまで主充電器13による充電を制御する。
主GPS受信部33は、GPS衛星から電波を受信する。複数のGPS衛星からの電波を受信することで自動車1の位置を演算できる。なお、主GPS受信部33は、たとえば他の電波を受信し、これにより補正された位置を得るものであってもよい。
主入力部34は、乗員の操作が入力されるデバイスである。
主通信部35は、他のデバイスたとえばサブモビリティ50の副通信部75との間で通信し、データを送受する。また、基地局と通信することにより、基地局の位置情報を取得できる。
主表示部36は、たとえばタッチパネル式液晶デバイスである。このタッチパネルは、主入力部34の一部として機能し得る。タッチパネル式液晶デバイスは、たとえば乗車室2の前面に配置される。これにより、複数のサブモビリティ50に乗車した乗員は、共通の表示を閲覧することができる。
主センサ部37は、自動車1の位置、速度、周囲環境などを検出するものである。
主ルート生成部38は、たとえば目的地などが入力されることにより、自動車1の現在位置から立寄地などまでの巡回経路を生成する。立寄地は、目的地と同一であっても、目的地の近くの駐車可能な場所であってもよい。
主自動運転部39は、たとえば生成された巡回経路にしたがって主動力モータ16、主制動モータ17および主操舵モータ18へ制御信号を出力する。これにより、自動車1は、巡回経路をたどって目的地まで自動的に移動することができる。
図5は、二種類のサブモビリティ50の乗車位置の違いを説明するための図である。
図5(A)の場合、サブモビリティ50に乗車した乗員は、サブモビリティ50の車輪55の車止め部材6の間に位置している。
この場合、サブモビリティ50の前に位置する内装部材であるテーブル7は、その可動範囲の後端位置にあるとよい。これにより、テーブル7に内蔵されたエアバッグ装置47から展開されたエアバッグ48は、乗員の上体の直前まで展開できる。
図5(B)の場合、サブモビリティ50に乗車した乗員は、サブモビリティ50の車輪55の車止め部材6の間より前に出るように位置している。
この場合、サブモビリティ50の前に位置する内装部材であるテーブル7は、その可動範囲の前端位置にあるとよい。これにより、テーブル7に内蔵されたエアバッグ装置47から展開されたエアバッグ48は、乗員の上体の直前まで展開できる。
図6は、図3の自動車1に設けられる乗員保護装置の構成図である。
図6には、自動車1の制御回路として、主通信部35、乗員位置センサ41、乗員姿勢センサ42、車外撮像センサ43、衝突センサ44、乗員保護制御部45、アクチュエータ46、エアバッグ装置47、が図示されている。
また、各サブモビリティ50の回路として、副通信部75、副制御部80、が図示されている。
主通信部35は、各サブモビリティ50の副通信部75と通信する。乗員保護制御部45は、主通信部35を用いて、副制御部80から、サブモビリティ50の形状などに関する情報を取得できる。
乗員位置センサ41は、サブモビリティ50に乗車している乗員についての乗車室2内での位置を検出する。
乗員姿勢センサ42は、サブモビリティ50に乗車している乗員についての乗車姿勢を検出する。
車外撮像センサ43は、自動車1の前外を撮像する。
衝突センサ44は、自動車1が他の移動体などとの衝突を検出する。衝突センサ44は、たとえば加速度センサでよい。
アクチュエータ46は、図5のテーブル7の位置を前後に可動させる。
エアバッグ装置47は、図示外のインフレータを内蔵する本体と、インフレータの高圧ガスにより本体から展開するエアバッグ48と、を有する。
そして、エアバッグ装置47は、図5のテーブル7内に固定配置される。
乗員保護制御部45は、これらセンサの検出情報に基づいて図5のテーブル7の前後位置を調整し、エアバッグ装置47のインフレータを点火してエアバッグ48を展開させる。
図7は、乗員保護制御部45によるテーブル7の前後位置の調整処理のフローチャートである。
乗員保護制御部45は、たとえば新たなサブモビリティ50が乗車位置に固定された場合、図7の処理を開始する。
図7において、乗員保護制御部45は、まず、新たなサブモビリティ50が乗車位置に固定されたことを確認する(ステップST1)。
次に、乗員保護制御部45は、主通信部35を用いて、サブモビリティ50の形状情報を取得する(ステップST2)。
また、乗員保護制御部45は、乗員位置センサ41および乗員姿勢センサ42の検出信号に基づいて、乗員の乗車位置および乗車姿勢を取得する(ステップST3)。
そして、乗員保護制御部45は、これらの取得情報を用いて、新たに固定されたサブモビリティ50に乗車する乗員についての乗車室2内での位置を特定する。
また、その特定した乗員の位置に対して、エアバッグ48が所定の位置および範囲で展開できるテーブル7の前後位置を特定する。
その後、乗員保護制御部45は、アクチュエータ46を駆動して、特定した前後位置となるようにテーブル7を可動させる(ステップST4)。
図8は、乗員保護制御部45による乗員保護処理のフローチャートである。
乗員保護制御部45は、図8の処理を周期的に繰り返す。
図8に示すように、乗員保護制御部45は、まず、衝突するか否かを判断する(ステップST11)。乗員保護制御部45は、車外撮像センサ43が撮像した画像、および衝突センサ44の衝撃検出に基づいて、衝突を検出または予測する。
そして、衝突を検出または予測した場合、乗員保護制御部45は、エアバッグ装置47のインフレータを点火し、エアバッグ48を展開させる(ステップST12)。
これらの制御により、エアバッグ48は、図5に示すように、乗車室2におけるサブモビリティ50または乗員の位置および乗車姿勢に応じて可変された位置および範囲にて展開できる。衝突の際に、エアバッグ48は、乗員の衝撃を吸収するために適した距離および位置で展開できる。
本実施形態では、乗車室2にサブモビリティ50の乗車位置を設けた上で、その周囲に設けられたエアバッグ装置47から、サブモビリティ50に乗車した乗員の周囲にエアバッグ48を展開する。
よって、自動車1とは別体に作製されるサブモビリティ50に乗車している乗員の周囲にエアバッグ48を展開して、サブモビリティ50の乗員についての安全性を高めることができる。
本実施形態では、エアバッグ48の展開位置または展開範囲が、乗車室2におけるサブモビリティ50または乗員の位置および乗車姿勢に応じて、可変する。
よって、サブモビリティ50または乗員の位置または乗車姿勢が多様な状態に変化し得るとしても、その変化に応じた状態でエアバッグ48を展開させることができる。
本実施形態では、エアバッグ装置47が乗車室2内のテーブル7に設けられ、テーブル7が移動する。
よって、乗車室2におけるサブモビリティ50または乗員の位置および乗車姿勢に応じて、エアバッグ48の展開位置または展開範囲を可変させることができる。
なお、エアバッグ装置47は、テーブル7ではなく、アームレストやコンソールボックスに設けられてもよい。また、内装部材ではなく、乗車室2に面したサイドパネルなどに設けてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る自動車1について説明する。
第1実施形態と同様のものについては、第1実施形態と同じ名前を使用して、第1実施形態の説明および図示を利用する。以下においては主に第1実施形態との相違点について説明する。
図9は、第2実施形態に係るエアバッグ48の展開位置および範囲の可動機構の説明図である。
そして、サブモビリティ50の前に位置するテーブル7の位置は固定されており、テーブル7に内蔵されたエアバッグ装置47がテーブル7内で前後に可動する。アクチュエータ46は、テーブル7内でのエアバッグ装置47の前後位置を調整する。
図9(A)の場合、サブモビリティ50に乗車した乗員は、サブモビリティ50の車輪55の車止め部材6の間に位置している。
この場合、エアバッグ装置47は、テーブル7内での後端位置にある。これにより、テーブル7に内蔵されたエアバッグ48本体から展開されたエアバッグ48は、乗員の上体の直前まで展開できる。
図9(B)の場合、サブモビリティ50に乗車した乗員は、サブモビリティ50の車輪55の車止め部材6の間より前に出るように位置している。
この場合、エアバッグ装置47は、テーブル7内での前端位置にある。これにより、テーブル7に内蔵されたエアバッグ48本体から展開されたエアバッグ48は、乗員の上体の直前まで展開できる。
以上のように、本実施形態では、エアバッグ装置47が乗車室2内のテーブル7に設けられ、テーブル7内で移動する。
よって、乗車室2におけるサブモビリティ50または乗員の位置および乗車姿勢に応じて、エアバッグ48の展開位置または展開範囲を可変させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る自動車1について説明する。
第1実施形態と同様のものについては、第1実施形態と同じ名前を使用して、第1実施形態の説明および図示を利用する。以下においては主に第1実施形態との相違点について説明する。
図10は、第3実施形態に係るエアバッグ48の展開位置および範囲の可動機構の説明図である。
エアバッグ装置47は、サブモビリティ50の固定位置の直上に配置される。エアバッグ装置47は、たとえば乗車室2の天井に埋設されてよい。
そして、エアバッグ装置47は、前後二列に展開可能な複数のエアバッグ48を有する。図では、3個1組で、二列に配列されている。
図10(A)の場合、サブモビリティ50に乗車した乗員は、サブモビリティ50の車輪55の車止め部材6の間に位置している。
この場合、エアバッグ装置47は、乗員が後寄りに位置するので、6個すべてのエアバッグ48を展開する。これにより、展開されたエアバッグ48は、乗員の上体の直前まで展開できる。
図10(B)の場合、サブモビリティ50に乗車した乗員は、サブモビリティ50の車輪55の車止め部材6の間より前に出るように位置している。
この場合、エアバッグ装置47は、乗員が前寄りに位置するので、前列の3つのエアバッグ48を展開する。これにより、展開されたエアバッグ48は、乗員の上体の直前まで展開できる。
なお、展開するエアバッグ48の調整は、たとえばインフレータの吹出口に切替弁を設けることで可能である。
以上のように、本実施形態では、エアバッグ装置47がサブモビリティ50または乗員の周囲で展開可能な複数のエアバッグ48を有し、状況に応じて一部のエアバッグ48を展開させる。
よって、乗車室2におけるサブモビリティ50または乗員の位置および乗車姿勢に応じて、エアバッグ48の展開位置または展開範囲を可変させることができる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
1…自動車(車両)、2…乗車室、3…車体、4…車輪、5…主受電コイル、6…車止め部材、7…テーブル、11…主受電コネクタ、12…主受電コイル、13…主充電器、14…主バッテリ、15…主コンバータ、16…主動力モータ、17…主制動モータ、18…主操舵モータ、19…主設備機器、20…主給電コネクタ、31…主電力監視部、32…主電力制御部、33…主GPS受信部、34…主入力部、35…主通信部、36…主表示部、37…主センサ部、38…主ルート生成部、39…主自動運転部、40…CPU(制御部)、41…乗員位置センサ、42…乗員姿勢センサ、43…車外撮像センサ、44…衝突センサ、45…乗員保護制御部、46…アクチュエータ、47…エアバッグ装置、48…エアバッグ、50…サブモビリティ、51…ボディ、52…シート、53…アームレスト、54…操作レバー、55…車輪、61…副受電コネクタ、62…副充電器、63…副バッテリ、64…副コンバータ、65…副動力モータ、66…副制動モータ、67…副操舵モータ、68…副設備機器、71…副電力監視部、72…副電力制御部、73…副GPS受信部、74…副入力部、75…副通信部、76…副表示部、77…副センサ部、78…副ルート生成部、79…副自動運転部、80…CPU(副制御部)、100…走行レーン、101…送電コイル。

Claims (5)

  1. 乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、
    前記サブモビリティの乗車位置が設けられた乗車室と、
    前記サブモビリティの乗車位置の周囲に設けられ、前記サブモビリティに乗車した乗員の周囲にエアバッグを展開するエアバッグ装置と、
    前記サブモビリティに乗車している乗員の位置または乗車姿勢を検出する乗員状態検出装置と、
    を有し、
    前記エアバッグの展開位置または展開範囲は、前記乗車室における前記サブモビリティに乗車している乗員の位置または乗車姿勢に応じて、可変する、車両。
  2. 前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、
    前記内装部材が移動する、
    請求項記載の車両。
  3. 前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、前記内装部材において移動する、
    請求項記載の車両。
  4. 乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、
    前記サブモビリティの乗車位置が設けられた乗車室と、
    前記サブモビリティの乗車位置の周囲に設けられ、前記サブモビリティに乗車した乗員の周囲にエアバッグを展開するエアバッグ装置と、
    を有し、
    前記エアバッグの展開位置または展開範囲は、前記乗車室における前記サブモビリティまたは乗員の位置および乗車状態に応じて、可変し、
    前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、
    前記内装部材が移動する、車両。
  5. 乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、
    前記サブモビリティの乗車位置が設けられた乗車室と、
    前記サブモビリティの乗車位置の周囲に設けられ、前記サブモビリティに乗車した乗員の周囲にエアバッグを展開するエアバッグ装置と、
    を有し、
    前記エアバッグの展開位置または展開範囲は、前記乗車室における前記サブモビリティまたは乗員の位置および乗車状態に応じて、可変し、
    前記エアバッグ装置は、前記乗車室内の内装部材または前記乗車室に面した内装部材に設けられ、前記内装部材において移動する、
    車両。
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