JP3885435B2 - 乗員保護装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の衝突時にエアベルトや、さらにはエアバッグを膨張させて乗員を保護するための乗員保護装置に係り、特に衝突等の規模又は形態に応じてエアベルトの張力やガス発生器を制御するようにした乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両には、乗員保護のためにシートベルト装置やエアバッグ装置が用いられている。車両衝突時にはシートベルトのロック機構を作動させて巻き出しを防止したり、エアバッグ装置のインフレータを作動させてエアバッグを膨らませる。また、近年、シートベルトの一部を膨張させるエアバッグ装置も種々提案されている。
【0003】
この種のエアベルト装置として、特開平5−85301号公報記載のものがある。図5は同号公報のエアベルト装置の斜視図である。
【0004】
このエアベルト装置1は、乗員の右側から左側へ斜めに延設されるエアベルト2と、このエアベルト2に接続されたウェビング2aと、乗員の右側から左側へ延設されるラップベルト3と、車体床部等に配設されたバックル装置4と、ベルト装着時にバックル装置4に挿入係止されるタング5と、ウェビング2aを案内するスルーアンカ6等を備えている。
【0005】
ウェビング2aは、従来の一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトよりなり、スルーアンカ6に摺動自在に案内掛通されている。ウェビング2aの端部は、車体に固定された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)7に巻き取り可能に連結されている。
【0006】
エアベルト2は一端がウェビング2aに縫合等により接続され、他端部がタング5に連結されている。
【0007】
ラップベルト3は、一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、その一端がタング5に連結されているとともに、他端が車体に固定されたシートベルトリトラクタ(ELR)8に連結されている。バックル装置4には、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するガス発生装置9が連結されている。
【0008】
タング5及びバックル装置4には、ガス発生装置9からのガスをエアベルト2に導くための通路が設けられている。
【0009】
エアベルト2は、太幅の帯状のバッグを細幅帯状となるように折り畳んでカバーにより覆ったものであり、通常時には帯状に保形されている。このエアベルト装置1は、通常のシートベルト装置と同様に使用される。車両の衝突時等にガス発生装置9が作動すると、エアベルト2が二点鎖線で示すように膨張し、乗員が保護される。
【0010】
特開平11−78769号公報には、車両の衝突時の衝突規模を加速度センサで検出し、制御回路において、加速度、加速度の大きさ、加速度の経時変化、及び速度の低減量を求め、これらから衝突の規模を検知し、それに応じてエアバッグ装置のインフレータのガス発生量を制御するようにした乗員保護装置が記載されている。また、特開平11−170948号公報には、車両の低速衝突時には、エアバッグ及びエアベルトは共に膨張せず、単なるシートベルトとして機能するエアベルトだけで乗員を拘束し、車両の中速衝突時には、エアベルトだけを膨張させ、車両の高速衝突時には、エアバッグ及びエアベルトの双方を膨張させる乗員保護装置が記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、検出された衝突規模又は形態に応じてエアベルトに予備的に張力を加えるよう制御することができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)の乗員保護装置は、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、車両の緊急事態の規模又は形態を検知し、この規模又は形態に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置とを備えてなる乗員保護装置であって、前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、前記制御装置は、前記規模又は形態に応じて各ガス発生器を個別に制御するものであり、前記プリテンショナが複数箇所に設けられており、該制御装置が各プリテンショナを個別に制御する乗員保護装置において、前記エアベルトを通すタングと、該タングを挿入係止するバックルと、該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、を備え、前記制御装置は微小、小、中及び大の4段階の緊急事態の規模に応じて制御を行うものであって、該規模が微小のときには、該ショルダー用ガス発生器のみが作動して該ショルダーベルトのみが膨張し、該規模が小のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張し、該規模が中のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、前記第1のプリテンショナが作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられ、該規模が大のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、前記第1、第2及び第3のプリテンショナも作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられるように、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器と、該第1、第2及び第3のプリテンショナとを制御することを特徴とするものである。
本発明(請求項2)の乗員保護装置は、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、車両の緊急事態の規模又は形態を検知し、この規模又は形態に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置とを備えてなる乗員保護装置であって、前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、前記制御装置は、前記規模又は形態に応じて各ガス発生器を個別に制御するものであり、前記プリテンショナが複数箇所に設けられており、該制御装置が各プリテンショナを個別に制御する乗員保護装置において、前記エアベルトを通すタングと、該タングを挿入係止するバックルと、該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、車両のシートに座った乗員の体重を検知する体重検知手段と、を備え、前記制御装置は微小、小、中及び大の4段階の緊急事態の規模と乗員体重とに応じて制御を行うものであって、該体重検知手段の検知体重が所定値よりも小さい場合にあっては、該規模が微小及び小のときには、該ショルダー用ガス発生器のみが作動して該ショルダーベルトのみが膨張し、該規模が中のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張し、該規模が大のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、該第1のプリテンショナが作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられるように、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器と、該第1、第2及び第3のプリテンショナとを制御することを特徴とするものである。
本発明(請求項3)の乗員保護装置は、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガ スを供給して膨張させるガス発生器と、車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、車両の緊急事態の規模又は形態を検知し、この規模又は形態に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置とを備えてなる乗員保護装置であって、前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、前記制御装置は、前記規模又は形態に応じて各ガス発生器を個別に制御するものであり、前記プリテンショナが複数箇所に設けられており、該制御装置が各プリテンショナを個別に制御する乗員保護装置において、前記エアベルトを通すタングと、該タングを挿入係止するバックルと、該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、車両のシートに座った乗員の体重を検知する体重検知手段と、を備え、前記制御装置は微小、小、中及び大の4段階の緊急事態の規模と乗員体重とに応じて制御を行うものであって、該体重検知手段の検知体重が所定値よりも大きい場合にあっては、該規模が微小のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張し、該規模が小のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、該第1のプリテンショナが作動してショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられ、該規模が中又は大のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、該第1、第2及び第3のプリテンショナも作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられるように、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器と、該第1、第2及び第3のプリテンショナとを制御することを特徴とするものである。
【0013】
かかる乗員保護装置にあっては、緊急事態の規模又は形態即ち、例えば衝突の形態や衝突速度、車両の横転等に応じてプリテンショナを作動させ、エアベルトに予備的に張力を加え、乗員をしっかりと座席に保持させることができる。
【0018】
なお、車両の衝突規模は、例えば、車両衝突時点から車両に加えられる加速度(減速度)を経時的に検出し、この加速度の経時変化から検出することができる。衝突方向や横転は、車両に加えられる加速度(減速度)の方向から検知できる。なお、横転検知センサを採用してもよい。
請求項5の乗員保護装置は、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガスを供給して膨張させるエアベルト用ガス発生器と、膨張可能なサイドエアバッグと、該サイドエアバッグ内にガスを供給して膨張させるサイドエアバッグ用ガス発生器と、車両の側面衝突の規模を検知し、この規模に応じてガス発生器を制御する制御装置とを備えてなる乗員保護装置であって、前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、前記制御装置は、車両の側面衝突の規模が所定値よりも小のときには、該ショルダーベルト及びラップベルトの双方が膨張するように該ショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器を制御し、該側面衝突の規模が所定値よりも大のときには、該ショルダーベルト、ラップベルト及びサイドエアバッグが膨張するように、該ショルダーベルト用ガス発生器、ラップベルト用ガス発生器及びサイドエアバッグ用ガス発生器を制御することを特徴とするものである。
請求項6の乗員保護装置は、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、車両の横転又は逆転を検知し、この横転又は逆転に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置とを備えてなる乗員保護装置であって、前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、さらに、前記エアベルトを通すタングと、該タングを挿入係止するバックルと、該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、が設けられており、前記制御装置は、車両の横転又は逆転時に、該ショルダーベルト及びラップベルトを膨張させると共に、該第1、第2及び第3のプリテンショナのうち少なくとも第1及び第2のプリテンショナを作動させることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は実施の形態に係る乗員保護装置を備えたシートの側面図、図2は同正面図、図3はスルーアンカの斜視図、図4はこの乗員保護装置の斜視図と制御系統を示すブロック図である。
【0020】
このエアベルト11は、乗員の右側から左側へ斜めに延設されるショルダーベルト12と、該ショルダーベルト12と一連一体となっており、この乗員の右側から左側へ延設されるラップベルト13と、該エアベルト11が通されたタング14と、ベルト装着時に該タング14が挿入係止されるバックル15と、ショルダーベルト12を案内するスルーアンカ16等を備えている。
【0021】
ショルダーベルト12の一端はショルダー用インフレータ17に接続され、このインフレータ17に接続されたウェビング18はプリテンショナ付きELR19に巻き取り可能に連結されている。
【0022】
ラップベルト13の一端はラップ用インフレータ20に接続され、このインフレータ20に接続されたウェビング21はプリテンショナ付きELR22に巻き取り可能に連結されている。
【0023】
ウェビング18,21は、従来の一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトよりなり、図の上端側が各インフレータ17,20に連結され、下端側が車体に固定されたプリテンショナ及び緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)19,22に巻き取り可能に連結されている。このプリテンショナは、制御装置30からの信号により、ウェビング18又は21を所定長さ巻き取り、ショルダーベルト12又はウェビング13に所定の張力を与えるものである。
【0024】
なお、スルーアンカ16は車体のピラー等に取付けられている。図4の通り、スルーアンカ16の開口16aにショルダーベルト12がスライド自在に挿通されて架けられている。インフレータ17が作動したときには、このスルーアンカ16に架けられた部分も膨らみ、ガスが流れる。
【0025】
拡大した図示は省略するが、タング14の開口に対してもエアベルト11がスライド自在に挿通されて架けられている。前記バックル15は、保持部材23の上部に取付けられている。この保持部材23の下部はプリテンショナ24に保持されている。
【0026】
制御装置30には、車両に設けられた加速度センサ31と、加速度の方向を検知する方向センサ32と、シート34に座った乗員Pの体重を検知する体重センサ33とから信号が入力される。なお、横転検知センサを設けてもよい。
【0027】
この制御装置30は、前記インフレータ17,20と、ELR19,22のプリテンショナと、バックル用のプリテンショナ24とに制御信号を出力すると共に、さらに、ステアリング35に設けられたエアバッグ装置36と、ドア38に設けられたサイドエアバッグ装置39とに制御信号を出力する。
【0028】
このエアバッグ装置36は公知のものであり、エアバッグ36aと、このエアバッグ36a及びインフレータが取り付けられたリテーナと、折り畳まれたエアバッグ36aを覆うモジュールカバーとを備えており、インフレータが作動するとエアバッグ36aが膨張し、モジュールカバーが開裂し、エアバッグ36aが乗員Pの前方に展開する。サイドエアバッグ装置39も公知のものであり、インフレータとサイドエアバッグ39aとを有する。
【0029】
この乗員保護装置の正面衝突(オフセット衝突も含む。)時の作動例について図1を参照して説明する。
【0030】
I.作動例1(体重に依拠しない制御例)
(1) 車両の衝突に伴ってその規模が制御装置10によって検知される。衝突規模が極めて小さいときには、図1(1)の通り、ショルダー用インフレータ12のみが作動し、ショルダーベルト12のみが膨張する。
【0031】
(2) 衝突規模が小規模であるときには、ショルダー用及びラップ用インフレータ17,20が作動し、ショルダーベルト12及びラップベルト13が膨張する。
【0032】
(3) 衝突規模が中程度の場合には、ショルダーベルト12及びラップベルト13だけでなく、さらにエアバッグ36aも膨張する。さらに、プリテンショナ24が作動し、ショルダーベルト12及びラップベルト13に張力が加えられ、乗員Pがシート34にしっかりと保持される。
【0033】
(4) 衝突規模が大きいときには、図1(4)の通り、ショルダーベルト12、ラップベルト13及びエアバッグ36aが膨張し、さらにプリテンショナ24とELR19,22のプリテンショナも作動する。これにより、乗員がきわめてしっかりとシート24に保持される。
【0034】
II.制御作動例2(体重センサ13の検知信号にも基づく場合であって、乗員Pの体重がかなり小さい場合)
この場合、衝突規模が微小及び小のときには図1(1)の通りとし、衝突規模が中の場合には、図1(2)の通りとし、衝突規模が大のときには図1(3)の通りとする。
【0035】
III.制御作動例3(体重センサ13の検知信号にも基づく場合であって、乗員Pの体重がかなり大きい場合)
この場合、衝突規模が微小のときでも図1(2)の通りとし、衝突規模が小のときには図1(3)の通りとし、衝突規模が中及びそれ以上のときには図1(4)の通りとする。
【0036】
この制御例I,II,IIIの通り、本発明装置によると、エアバッグ及びエアベルト並びにプリテンショナによって乗員Pを車両衝突規模や体重に応じて適切に保護することができる。
【0037】
なお、シートバックが規定角度よりも寝ているときにはエアベルト用のインフレータ17と20の点火のタイミング間に時間差をもたせるようにしてもよい。また、乗員の位置とくに乗員の頭部の位置が規定範囲から外れていることが例えばCCDカメラ等のセンシング手段によって検知されるときには、中規模衝突時にショルダーベルト用ELR19のプリテンショナを作動させないようにしてもよい。
【0038】
IV.次に、側面衝突時の制御例について説明する。
【0039】
(1) 車両の側面衝突に伴ってその規模が制御装置30によって検知される。衝突規模が所定規模よりも小さいときには、図2(a)の通りエアベルト11(ショルダーベルト12及びラップベルト13の双方)が膨張する。これにより、乗員Pはエアベルト2によって横方向への動きが拘束される。プリテンショナはいずれも作動されない。
【0040】
(2) 衝突規模が所定規模よりも大きい場合には、図2(b)の通りエアベルト11(ショルダーベルト12及びラップベルト13の双方)及びサイドエアバッグ39aが膨張する。この結果、乗員Pはエアベルト2によって拘束されると共に、サイドエアバッグ39aによっても保護される。プリテンショナはいずれも作動されない。
【0041】
V.次に横転又は逆転時の制御例について説明する。
【0042】
この場合には、ショルダーベルト12、ラップベルト13を膨張させると共に、ショルダー用及びラップ用のELR19,22のプリテンショナを作動させ、乗員をシート34にしっかりと拘束する。なお、さらにプリテンショナ24も作動させてもよい。エアバッグ装置36,39は作動させない。
【0043】
なお、この実施の形態では運転席用エアバッグ装置36が示されているが、助手席用あるいは後席用エアバッグ装置であっても良いことは明らかである。また、衝突規模に応じてガス発生量を変化させるインフレータを用いても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、車両の衝突速度、方向、横転等に応じてエアバッグ及びエアベルトあるいはプリテンショナを制御し、乗員を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る乗員保護装置を備えたシートの側面図である。
【図2】実施の形態に係る乗員保護装置を備えたシートの正面図である。
【図3】スルーアンカの斜視図である。
【図4】図1の乗員保護装置の制御ブロック図である。
【図5】従来のエアベルト装置の構成図である。
【符号の説明】
1 エアベルト装置
2 エアベルト
3 ラップベルト
11 エアベルト
12 ショルダーベルト
13 ラップベルト
17,20 インフレータ
19,22 プリテンショナ付きELR
24 プリテンショナ
34 シート
35 ステアリング
36 エアバッグ装置
36a エアバッグ
39 サイドエアバッグ装置
39a サイドエアバッグ
Claims (6)
- 膨張可能なエアベルトと、
該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、
車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、
車両の緊急事態の規模又は形態を検知し、この規模又は形態に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置と
を備えてなる乗員保護装置であって、
前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、
前記制御装置は、前記規模又は形態に応じて各ガス発生器を個別に制御するものであり、
前記プリテンショナが複数箇所に設けられており、該制御装置が各プリテンショナを個別に制御する乗員保護装置において、
前記エアベルトを通すタングと、
該タングを挿入係止するバックルと、
該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、
該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、
前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、
前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、
を備え、
前記制御装置は微小、小、中及び大の4段階の緊急事態の規模に応じて制御を行うものであって、
該規模が微小のときには、該ショルダー用ガス発生器のみが作動して該ショルダーベルトのみが膨張し、
該規模が小のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張し、
該規模が中のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、前記第1のプリテンショナが作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられ、
該規模が大のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、前記第1、第2及び第3のプリテンショナも作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられるように、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器と、該第1、第2及び第3のプリテンショナとを制御することを特徴とする乗員保護装置。 - 膨張可能なエアベルトと、
該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、
車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、
車両の緊急事態の規模又は形態を検知し、この規模又は形態に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置と
を備えてなる乗員保護装置であって、
前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、
前記制御装置は、前記規模又は形態に応じて各ガス発生器を個別に制御するものであり、
前記プリテンショナが複数箇所に設けられており、該制御装置が各プリテンショナを個別に制御する乗員保護装置において、
前記エアベルトを通すタングと、
該タングを挿入係止するバックルと、
該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、
該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、
前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、
前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、
車両のシートに座った乗員の体重を検知する体重検知手段と、
を備え、
前記制御装置は微小、小、中及び大の4段階の緊急事態の規模と乗員体重とに応じて制御を行うものであって、
該体重検知手段の検知体重が所定値よりも小さい場合にあっては、
該規模が微小及び小のときには、該ショルダー用ガス発生器のみが作動して該ショルダーベルトのみが膨張し、
該規模が中のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張し、
該規模が大のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、該第1のプリテンショナが作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられるように、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器と、該第1、第2及び第3のプリテンショナとを制御することを特徴とする乗員保護装置。 - 膨張可能なエアベルトと、
該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、
車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、
車両の緊急事態の規模又は形態を検知し、この規模又は形態に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置と
を備えてなる乗員保護装置であって、
前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、
前記制御装置は、前記規模又は形態に応じて各ガス発生器を個別に制御するものであり、
前記プリテンショナが複数箇所に設けられており、該制御装置が各プリテンショナを個別に制御する乗員保護装置において、
前記エアベルトを通すタングと、
該タングを挿入係止するバックルと、
該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、
該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、
前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、
前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、
車両のシートに座った乗員の体重を検知する体重検知手段と、
を備え、
前記制御装置は微小、小、中及び大の4段階の緊急事態の規模と乗員体重とに応じて制御を行うものであって、
該体重検知手段の検知体重が所定値よりも大きい場合にあっては、
該規模が微小のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張し、
該規模が小のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、該第1のプリテンショナが作動してショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられ、
該規模が中又は大のときには、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器が作動して該ショルダーベルト及びラップベルトが膨張すると共に、該第1、第2及び第3のプリテンショナも作動して該ショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられるように、該ショルダー用ガス発生器及びラップ用ガス発生器と、該第1、第2及び第3のプリテンショナとを制御することを特徴とする乗員保護装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、さらにエアバッグ及び該エアバッグ内にガスを供給して膨張させるエアバッグ用ガス発生器を有しており、
前記制御装置は、前記第1のプリテンショナが作動してショルダーベルト及びラップベルトに張力が加えられるときに、該エアバッグ用ガス発生器が作動するように制御することを特徴とする乗員保護装置。 - 膨張可能なエアベルトと、
該エアベルト内にガスを供給して膨張させるエアベルト用ガス発生器と、
膨張可能なサイドエアバッグと、
該サイドエアバッグ内にガスを供給して膨張させるサイドエアバッグ用ガス発生器と、
車両の側面衝突の規模を検知し、この規模に応じてガス発生器を制御する制御装置と
を備えてなる乗員保護装置であって、
前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、
前記制御装置は、
車両の側面衝突の規模が所定値よりも小のときには、該ショルダーベルト及びラップベルトの双方が膨張するように該ショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器を制御し、
該側面衝突の規模が所定値よりも大のときには、該ショルダーベルト、ラップベルト及びサイドエアバッグが膨張するように、該ショルダーベルト用ガス発生器、ラップベルト用ガス発生器及びサイドエアバッグ用ガス発生器を制御することを特徴とする乗員保護装置。 - 膨張可能なエアベルトと、
該エアベルト内にガスを供給して膨張させるガス発生器と、
車両の緊急時に該エアベルトを所定長さ巻き取ってエアベルトに張力を与えるプリテンショナと、
車両の横転又は逆転を検知し、この横転又は逆転に応じてガス発生器及びプリテンショナを制御する制御装置と
を備えてなる乗員保護装置であって、
前記エアベルトはそれぞれ膨張可能なショルダーベルトとラップベルトとを備え、前記ガス発生器としてショルダーベルト用ガス発生器とラップベルト用ガス発生器とが設けられており、
さらに、前記エアベルトを通すタングと、該タングを挿入係止するバックルと、該バックルの下部に取り付けられた保持部材と、該保持部材の下部に接続された第1のプリテンショナと、前記エアベルトのショルダーベルト側の端部に接続された第2のプリテンショナと、前記エアベルトのラップベルト側の端部に接続された第3のプリテンショナと、が設けられており、
前記制御装置は、車両の横転又は逆転時に、該ショルダーベルト及びラップベルトを膨張させると共に、該第1、第2及び第3のプリテンショナのうち少なくとも第1及び第2のプリテンショナを作動させることを特徴とする乗員保護装置。
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