JP5514758B2 - サイドエアバッグ装置、乗員保護装置及び乗員保護方法 - Google Patents

サイドエアバッグ装置、乗員保護装置及び乗員保護方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用シートに着座した乗員と車両側壁との間でサイドエアバッグ袋体を展開させることで、車両側壁への側面衝突(以下、単に側突という。)による衝撃から乗員を保護することが可能なサイドエアバッグ装置、乗員保護装置及び乗員保護方法に関し、特に、頭部保護エアバッグ袋体(以下、カーテンエアバッグ袋体という。)との干渉を抑制することが可能なサイドエアバッグ装置、乗員保護装置及び乗員保護方法に関する。
従来、サイドエアバッグ装置には、側突時に乗員と車両側壁(以下、サイドドアという。)との間で、このサイドドアのドアトリムを覆うようにサイドエアバッグ袋体を展開させることで、側突に対し、主に乗員の肩部、胸部、腰部などを保護するものが一般的に知られている。
また、このサイドエアバッグ装置を備えた乗員保護装置及び乗員保護方法には、サイドエアバッグ袋体とともに、側突時に乗員とサイドドアとの間で、このサイドドアの窓ガラスを覆うようにカーテンエアバッグ袋体を展開させることで、側突に対し、主に乗員の頭部を保護することが可能なカーテンエアバッグ装置を備えたものが知られている。
近年、乗員保護装置及び乗員保護方法には、側突に対する安全性を高めるために、乗員の肩部又は頭部を保護する目的の他に、乗員の車外放出を抑制するために、サイドドアにおける窓ガラスとドアトリムとの境界であるドアベルトより下方にカーテンエアバッグ袋体を展開させるものが求められている(いわゆる、ロールオーバーに対応したもの。)。
ここで、乗員保護装置及び乗員保護方法では、カーテンエアバッグ袋体をドアベルトより下方に展開させることで、サイドエアバッグ袋体とカーテンエアバッグ袋体との干渉が課題となる。
これにより、乗員保護装置及び乗員保護方法は、カーテンエアバッグ袋体とサイドエアバッグ袋体とが干渉することで、互いの適正な膨張展開を妨げてしまうという技術的課題がある。
このようなカーテンエアバッグ袋体とサイドエアバッグ袋体との干渉を抑制し、互いの適正な膨張展開を担保するために、例えば、サイドエアバッグ袋体の車両上下方向における寸法を短く設定することが考えられる。
しかしながら、サイドエアバッグ袋体の車両上下方向における寸法を短く設定してしまうと、このサイドエアバッグ袋体で保護したい部位である乗員の肩部を保護することができなくなってしまう可能性がある。
そこで、カーテンエアバッグ袋体とサイドエアバッグ袋体との干渉を抑制することが可能なものとして、例えば、特許文献1には、サイドエアバッグと頭部保護エアバッグとが干渉した場合、サイドエアバッグの肩部保護バッグ部が車幅方向車室側に倒れることで、頭部保護バッグの適正な展開を担保することが可能な側突エアバッグ装置が開示されている。
特開2007−050847号公報
ところで、上記特許文献1は、上述したように、頭部保護バッグ(カーテンエアバッグ袋体に相当。)の適正な膨張展開を担保するために、カーテンエアバッグ袋体でサイドエアバッグ袋体の肩部保護バッグ部を押圧することで、サイドエアバッグ袋体を車幅方向車室側に傾けている。
すなわち、上記特許文献1では、サイドエアバッグ袋体自体がカーテンエアバッグ袋体を避けるものではないので、サイドエアバッグ袋体の展開方向が一定ではない。このため、上記特許文献1では、例えば、サイドエアバッグ袋体の肩部保護バッグ部が車幅方向外側に倒れてしまうなど、サイドエアバッグ袋体の適正な方向への展開を妨げてしまう可能性がある。
また、上記特許文献1では、例えば、カーテンエアバッグ袋体によりサイドエアバッグ袋体を押圧することで、サイドエアバッグ袋体に反力が生じ、この反力により、カーテンエアバッグ袋体をはね返してしまい、カーテンエアバッグ袋体の適正な方向への展開も妨げてしまう可能性がある。
また、上記特許文献1では、例えば、カーテンエアバッグ袋体によりサイドエアバッグ袋体を押圧することで、サイドエアバッグ袋体を硬化させてしまう可能性があり、乗員の傷害値を高めてしまう可能性がある。
このように、上記特許文献1では、サイドエアバッグ袋体及びカーテンエアバッグ袋体の適正な展開をより確実に担保する点については改善の余地がある。したがって、上記特許文献1では、側突に対して、安全性を高める点について改善の余地がある。
本発明の目的は、上記従来の実状に鑑みて、カーテンエアバッグ袋体による押圧力をサイドエアバッグ袋体により緩和させることで、サイドエアバッグ袋体及びカーテンエアバッグ袋体の適正な展開をより確実に担保し、側突に対してより安全性を高めることが可能なサイドエアバッグ装置、乗員保護装置及び乗員保護方法を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明に係るサイドエアバッグ装置は、車両の車幅方向における車両側壁と乗員との間で、頭部保護エアバッグ袋体と、肩部、胸部及び腰部を保護するサイドエアバッグ袋体との双方を展開させ、窓ガラスを覆う上記頭部保護エアバッグ袋体を、上記窓ガラスとドアトリムとの境界であるドアベルトにより下方に展開させ、サイドエアバッグ袋体を、車両前後方向における前方側に展開させることで、上記車両側壁への衝突により生じる衝撃から乗員を保護するものであって、上記サイドエアバッグ袋体は、このサイドエアバッグ袋体の車両上下方向における上方側で展開する頭部保護エアバッグ袋体により押圧された際、収縮する収縮部を有し、この収縮部が、車両前後方向に沿って延設され、車両前後方向における幅を持って形成されて構成されている。
また、本発明に係るサイドエアバッグ装置のサイドエアバッグ袋体は、複数のチャンバから構成され、複数の上記チャンバのうち、車両上下方向における上方側に位置する第1チャンバと、車両上下方向における下方側に位置する第2チャンバと、を少なくとも有し、上記サイドエアバッグ袋体の収縮部は、車両上下方向における上記第1及び第2チャンバの間に配置され、上記第1及び第2チャンバを連通可能な連通チャンバと、上記第1及び第2チャンバを遮蔽する遮蔽部と、から構成されている。
また、本発明に係るサイドエアバッグ装置の上記遮蔽部は、車両上下方向及び車両前後方向で所定の長さを有して構成されている。
また、本発明に係るサイドエアバッグ装置の上記サイドエアバッグ袋体は、上記連通チャンバの車両上下方向に沿った外周面の一部に絞り部を有して構成されている。
また、本発明に係るサイドエアバッグ装置の上記サイドエアバッグ袋体は、上記第1チャンバにベントホールを備えて構成されている。
また、本発明に係るサイドエアバッグ装置の上記サイドエアバッグ袋体は、上記収縮部よりも車両前後方向における前方側にベントホールを備えて構成されている。
また、本発明に係るサイドエアバッグ装置の上記サイドエアバッグ袋体は、上記遮蔽部の近傍で、かつ、車幅方向外方側にベントホールを備えて構成されている。
このような課題を解決するために、本発明に係る乗員保護装置は、車両の車幅方向における車両側壁と乗員との間でサイドエアバッグ袋体及び頭部保護エアバッグ袋体の双方を展開させ、窓ガラスを覆う上記頭部保護エアバッグ袋体を、上記窓ガラスとドアトリムとの境界であるドアベルトより下方に展開させ、上記サイドエアバッグ袋体を、車両前後方向における前方側に展開させることで、上記車両側壁への衝突により生じる衝撃から乗員を保護するものであって、上記サイドエアバッグ袋体は、このサイドエアバッグ袋体の車両上下方向における上方側で展開する頭部保護エアバッグ袋体により押圧された際、収縮する収縮部を有し、上記収縮部は、車両前後方向に沿って延設され、車両前後方向における幅を持って形成されて構成されている。
このような課題を解決するために、本発明に係る乗員保護方法は、車両の車幅方向における車両側壁と乗員との間でサイドエアバッグ袋体及び頭部保護エアバッグ袋体の双方を展開させ、窓ガラスを覆う上記頭部保護エアバッグ袋体を、上記窓ガラスとドアトリムとの境界であるドアベルトより下方に展開させ、上記サイドエアバッグ袋体を、車両前後方向における前方側に展開させることで、上記車両側壁への衝突により生じる衝撃から乗員を保護するものであって、上記サイドエアバッグ袋体は、このサイドエアバッグ袋体の車両上下方向における上方側で展開する頭部保護エアバッグ袋体により押圧されることで、上記サイドエアバッグ袋体における、車両前後方向に沿って延設され、車両前後方向に幅を持って形成された収縮部が収縮し、上記サイドエアバッグ袋体における上記収縮部よりも車両上下方向における上方側が下方に変位している。
本発明によれば、カーテンエアバッグ袋体による押圧力をサイドエアバッグ袋体により緩和させることで、サイドエアバッグ袋体及びカーテンエアバッグ袋体の適正な展開をより確実に担保し、側突に対してより安全性を高めることが可能なサイドエアバッグ装置、乗員保護装置及び乗員保護方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるサイドエアバッグ装置及びこのサイドエアバッグ装置を備えた乗員保護装置の構成を車両前後方向における前方側から模式的に示し、この乗員保護装置のサイドエアバッグ袋体及びカーテンエアバッグ袋体を展開させた状態を示した前方面図である。 本発明の一実施の形態であるサイドエアバッグ装置及びこのサイドエアバッグ装置を備えた乗員保護装置の構成を車幅方向における左側方側から模式的に示し、この乗員保護装置のサイドエアバッグ袋体及びカーテンエアバッグ袋体を展開させた状態を示した側方面図である。 図1におけるA部を拡大して示す拡大前方面図である。 本発明の一実施の形態であるサイドエアバッグ装置のサイドエアバッグ袋体の構成を車幅方向における側方側から模式的に示した側方面図である。 図4における線I−I´を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態の乗員保護装置は、車幅方向におけるサイドドア(車両側壁)20と車両用シート30に着座した乗員Mとの間でサイドエアバッグ袋体10及びカーテンエアバッグ袋体(頭部保護エアバッグ袋体)42を展開させることで、サイドドア20への側突による衝撃から乗員Mを保護するものである。
また、本実施の形態の乗員保護方法は、サイドドア20と車両用シート30に着座した乗員Mとの間でサイドエアバッグ袋体10及びカーテンエアバッグ袋体42を展開させて、サイドドア20への側突による衝撃から乗員Mを保護するものである。
すなわち、これらサイドエアバッグ袋体10及びカーテンエアバッグ袋体42を有するサイドエアバッグ装置1及びカーテンエアバッグ装置40は、乗員保護装置に相当する。また、本実施の形態のサイドエアバッグ装置1及びカーテンエアバッグ装置40により乗員Mを保護する方法は、乗員保護方法に相当する。
まず、本発明の一実施の形態である乗員保護装置を適用する車両5のサイドドア20及び車両用シート30について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるサイドエアバッグ装置1及びこのサイドエアバッグ装置1を備えた乗員保護装置の構成を車両前後方向における前方側から模式的に示し、この乗員保護装置のサイドエアバッグ袋体10及びカーテンエアバッグ袋体42を展開させた状態を示した前方面図である。
また、図2は、本発明の一実施の形態であるサイドエアバッグ装置1及びこのサイドエアバッグ装置1を備えた乗員保護装置の構成を車幅方向における左側方側から模式的に示し、この乗員保護装置のサイドエアバッグ袋体10及びカーテンエアバッグ袋体42を展開させた状態を示した側方面図である。
図1及び図2に例示されるように、本実施の形態のサイドドア20は、このサイドドア20のフレームを構成するインナーパネル21及びアウターパネル22を備えて構成されている。
また、サイドドア20は、インナーパネル21とアウターパネル22との間に、インナーパネル21とアウターパネル22との間を車両上下方向で上下動可能な窓ガラス23を備えて構成されている。
そして、サイドドア20を構成するインナーパネル21の車幅方向車室側には、ドアトリム24が取り付けられている。このドアトリム24には、車幅方向車室側に向かって突出するドアアームレスト25が配設されている。そして、ドアアームレスト25の車幅方向車室側には、乗員Mが着座するための車両用シート30が配設されている。
この車両用シート30は、乗員Mが着座するためのシートクッション31と、このシートクッション31の車両前後方向における後端部に配置され、乗員Mが寄り掛かるためのシートバック32と、を備えて構成されている。また、車両用シート30は、車両上下方向におけるシートバック32の上端部にヘッドレスト33を備えて構成されている。
この車両用シート30を構成するシートクッション31は、スライド機構34を介して車両前後方向にスライド可能となるように車両5のフロア6に取り付けられている。このため、乗員Mが車両用シート30を利用する際、車両用シート30を乗員Mの好みに応じて車両前後方向でスライドさせることが可能になる。そして、車両前後方向におけるシートクッション31の後端部には、上述したように、シートバック32が取り付けられている。
このシートバック32は、シートクッション31に図示しないリクライニング機構を介して取り付けられている。このため、乗員Mが車両用シート30を利用する際、シートバック32を乗員Mの好みに応じて車両前後方向で起立させたり、寝かせたりすることが可能になる。
そして、シートバック32の車幅方向におけるサイドドア20側には、サイドエアバッグ装置1が配設されている。このサイドエアバッグ装置1は、シートバック32から車両前後方向における前方側に向かってサイドエアバッグ袋体10を展開させている。
なお、サイドエアバッグ装置1は、上述したように、シートバック32に配設しているが、これに限定されず、例えば、シートクッション31のサイドドア20側に配設しても良い。この場合、サイドエアバッグ装置1は、シートクッション31から車両上下方向における上方側に向かってサイドエアバッグ袋体10を展開させている。
このサイドエアバッグ装置1は、ガス噴出手段としてのインフレータ2と、このインフレータ2に連通可能となるように配置され、インフレータ2から噴出したガスにより展開するサイドエアバッグ袋体10とを備えて構成されている。そして、サイドエアバッグ装置1は、これらインフレータ2及びサイドエアバッグ袋体10を収容する図示しないケースを備えて構成されている。
本実施の形態において、これらインフレータ2、サイドエアバッグ袋体10及びケースは、車両用シート30のシートバック32の図示しないフレームに取り付けられている。そして、このフレームには、このフレームを覆うようにカバーが設けられている。すなわち、これらインフレータ2、サイドエアバッグ袋体10及びケースは、シートバック32の内部に埋設されている。
また、サイドエアバッグ装置1は、サイドドア20への側突による衝撃を検知する図示しないセンサを備えて構成されている。このセンサは、図示しない制御回路に接続されている。そして、制御回路は、センサの検知信号に基づいてインフレータ2を制御している。
すなわち、サイドエアバッグ装置1は、制御回路により制御されたインフレータ2によりサイドエアバッグ袋体10内に形成された後述するチャンバ14内にガスを噴出することで、サイドエアバッグ袋体10の膨張展開を開始している。
また、サイドエアバッグ装置1は、インフレータ2から噴出されたガスの流れ方向をサイドエアバッグ袋体10の展開状態に応じて偏向させる図示しないインナーチューブを備えて構成されている。
このように、本実施の形態のサイドエアバッグ装置1は、上述したように、車幅方向におけるシートバック32のサイドドア20側に配設され、サイドドア20と乗員Mとの間でインフレータ2によりサイドエアバッグ袋体10を展開させることで、サイドドア20と乗員Mとの空間を確保することが可能になる。
これにより、サイドエアバッグ装置1は、サイドドア20への側突時に、乗員Mにサイドドア20が直接ぶつからないようになっているため、サイドドア20への側突による衝撃から乗員Mを保護している。
また、本実施の形態において、乗員保護装置は、サイドドア20への側突による衝撃から乗員Mを保護するために、サイドエアバッグ装置1とともにカーテンエアバッグ装置40を備えて構成されている。
このカーテンエアバッグ装置40は、サイドエアバッグ装置1と同様に、ガス噴出手段としての図示しないインフレータと、このインフレータに連通可能となるように配置され、インフレータから噴出したガスにより展開するカーテンエアバッグ袋体42とを備えて構成されている。
なお、カーテンエアバッグ装置40も、サイドエアバッグ装置1と同様に、サイドドア20への側突による衝撃を検知するセンサ、このセンサを制御する制御回路を備えているが、サイドエアバッグ装置1と同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
すなわち、カーテンエアバッグ装置40は、制御回路により制御されたインフレータによりカーテンエアバッグ袋体42内に形成されたチャンバ44にガスを噴出することで、カーテンエアバッグ装置40の膨張展開を開始している。
このカーテンエアバッグ装置40は、サイドドア20の上端側に位置する図示しない車両5のフロントピラーインナー、サイドレールインナーなどに沿って配設されている。そして、カーテンエアバッグ装置40は、カーテンエアバッグ袋体42を車両上下方向における下方側に向かって展開させている。
また、カーテンエアバッグ装置40は、カーテンエアバッグ袋体42の車両上下方向における下端部をサイドドア20の上端部にあたるベルトラインLよりも下方に位置するように展開させている。
すなわち、カーテンエアバッグ装置40は、カーテンエアバッグ袋体42をサイドドア20の窓ガラス23の車室側を覆うように展開させている。このため、カーテンエアバッグ装置40は、サイドドア20への側突により生じる衝撃からロールオーバー時などにおける乗員Mの車外放出を抑制している。
また、カーテンエアバッグ装置40は、カーテンエアバッグ袋体42の下端部をサイドドア20の上端部にあたるベルトラインLよりも下方に位置するように展開させているため、カーテンエアバッグ袋体42の下端部をドアトリム24の上端部とラップさせて展開させている。
このため、カーテンエアバッグ装置40は、ロールオーバー時に窓ガラス23が割れたり、窓ガラス23が開いている状態であっても、ドアトリム24にカーテンエアバッグ袋体42が支持され、カーテンエアバッグ袋体42の車外への飛び出しを抑制することが可能になる。
よって、カーテンエアバッグ装置40は、サイドドア20への側突により生じる衝撃からロールオーバー時などにおける乗員Mの車外放出を抑制するとともに、カーテンエアバッグ袋体42で乗員Mの頭部を保護する役目を果たしている。
このように、本実施の形態のカーテンエアバッグ装置40は、上述したように、車両前後方向に沿ってフロントピラーインナー、サイドレールインナーなどに配設され、サイドドア20と乗員Mとの間でインフレータによりカーテンエアバッグ袋体42を展開させることで、サイドドア20への側突による衝撃から乗員Mを保護している。
ここで、カーテンエアバッグ袋体42の車両上下方向における下端部とサイドエアバッグ袋体10の上端部とは、展開時に互いに干渉する可能性がある。具体的には、カーテンエアバッグ袋体42は、上述したように、フロントピラーインナー、サイドレールインナーなどから車両上下方向における下方側に向かって展開するように構成されている。
そして、本実施の形態のカーテンエアバッグ袋体42は、車両側壁への側突により生じる衝撃による乗員Mの車外放出を抑制するために、下端部をサイドドア20の上端部にあたるベルトラインLよりも下方に展開させている。
一方、サイドエアバッグ袋体10は、上述したように、シートバック32の側方から車両前後方向における前方側に向かって展開するように構成されている。そして、サイドエアバッグ袋体10は、上述したように、車両側壁への側突により生じる衝撃から乗員Mを保護、特に乗員Mの肩部を保護するために、上端部をベルトラインLより上方に展開させている。
このため、カーテンエアバッグ袋体42の車両上下方向における下端部とサイドエアバッグ袋体10の上端部とが展開時にぶつかってしまう可能性があり、互いに適正な位置への展開を妨げてしまう。
これに対し、本実施の形態の乗員保護装置は、カーテンエアバッグ袋体42の押圧力によりサイドエアバッグ袋体10の後述する第1チャンバ14aを車両上下方向における下方に変位させることで、カーテンエアバッグ袋体42とサイドエアバッグ袋体10との適正な展開を担保している。
ここから、サイドエアバッグ袋体10の第1チャンバ14aを車両上下方向における下方に変位させるための連通チャンバ14c及び非膨張部15(併せて収縮部という。)の構成について、図3乃至図5を用いて説明する。図3は、図1におけるA部を拡大して示した拡大前方面図である。
また、図4は、本発明の一実施の形態であるサイドエアバッグ袋体10の構成を車幅方向における側方側から模式的に示した側方面図であり、図5は、図4における線I−I´を模式的に示した断面図である。
図3乃至図5に例示されるように、本実施の形態のサイドエアバッグ袋体10は、例えば、防炎加工が施された織布などからなる一対の基布を縫製することにより袋状に形成されている。
具体的には、サイドエアバッグ袋体10は、車幅方向車室側に位置する車内側パネル11と、この車内側パネル11に対向して配置され、車外側に位置する車外側パネル12とを備えて構成されている。
そして、サイドエアバッグ袋体10は、これら車内側パネル11及び車外側パネル12の外周を封止めする封止部13を有して構成されている。すなわち、サイドエアバッグ袋体10は、封止部13により車内側パネル11及び車外側パネル12の外周を封止めされることで、袋状をなして構成されている。
本実施の形態において、封止部13は、車内側パネル11及び車外側パネル12の外周を縫製により封止めしている。なお、封止部13は、上述したように、縫製により封止めされているが、車内側パネル11及び車外側パネル12の外周を封止め可能なものであれば、これに限定されず、例えば、接着、溶着などにより封止めしても良い。また、封止部13は、車内側パネル11及び車外側パネル12を一体的に繋ぐテザーによって封止めしても良い。
この袋状をなして形成されたサイドエアバッグ袋体10は、インフレータ2によるガスの供給により膨張展開するとともに、サイドエアバッグ袋体10内にチャンバ14を有して構成されている。
また、サイドエアバッグ袋体10は、封止部13の他に、車内側パネル11及び車外側パネル12の一部を互いに当接させて縫製することで、サイドエアバッグ袋体10の展開時に膨張しない非膨張部15(遮蔽部)を有して構成されている。
この非膨張部15は、サイドエアバッグ袋体10を車幅方向から目視すると、サイドエアバッグ袋体10のほぼ中央に配置され、車両前後方向に沿って形成されている。すなわち、チャンバ14は、非膨張部15の車両前後方向における軸線Wを軸にして、非膨張部15の上方側に位置する第1チャンバ14aと、下方側に位置する第2チャンバ14bとを有している。
また、チャンバ14は、軸線W上に位置し、これら第1チャンバ14a及び第2チャンバ14bを連通する連通チャンバ14cを有している。このように、本実施の形態のチャンバ14は、インフレータ2によるガスの供給により第1チャンバ14a、第2チャンバ14b及び連通チャンバ14cを形成している。
また、チャンバ14は、上述したように、展開時に膨張しない非膨張部15を有して構成されているため、この非膨張部15及び非膨張部15の外周近傍で凹部16を形成している。
すなわち、これら非膨張部15及び凹部16は、チャンバ14の第1チャンバ14a及び第2チャンバ14bに対し、インフレータ2によるガスの供給がされ難くなっており、カーテンエアバッグ袋体42による押圧力を受けて収縮し易くなるように構成されている。
このため、サイドエアバッグ袋体10がカーテンエアバッグ袋体42により押圧された際、非膨張部15及び凹部16、特に非膨張部15が収縮部となるため、第1チャンバ14aを下方に変位させることが可能になる。
これにより、本実施の形態のサイドエアバッグ装置1は、非膨張部15によりサイドエアバッグ袋体10の第1チャンバ14aを下方に変位させることで、カーテンエアバッグ袋体42による押圧力を緩和させることが可能になる。
ここで、本実施の形態において、非膨張部15の車両前後方向における前端部15aは、この非膨張部15の他の部位よりも車両上下方向で幅狭をなして形成されている。このため、前端部15aは、カーテンエアバッグ袋体42により押圧された際、他の部位よりも収縮し難くなっている。
一方、連通チャンバ14cは、この連通チャンバ14cの車両上下方向に沿った面を絞った絞り部18を有して形成されている。このため、連通チャンバ14cは、カーテンエアバッグ袋体42により押圧された際、収縮し易くなる。
このように、本実施の形態のサイドエアバッグ袋体10の収縮部を構成する連通チャンバ14c及び非膨張部15は、収縮し易い部位を収縮し難くしたり、収縮し難い部位を収縮し易くしたりして、適宜、調節することが可能になる。
このため、サイドエアバッグ袋体10は、カーテンエアバッグ袋体42により押圧されることで、第1チャンバ14aを車両上下方向における下方側に変位させる際、積極的に連通チャンバ14c及び非膨張部15を収縮させることが可能になる。
これにより、サイドエアバッグ袋体10は、カーテンエアバッグ袋体42により押圧される際、同じ部位を収縮させることが可能になるため、第1チャンバ14aの下方への変位を安定させることができる。
また、サイドエアバッグ袋体10は、インフレータ2によりチャンバ14内に供給されたガスを外部に排出するベントホール17を備えて構成されている。このベントホール17は、サイドエアバッグ袋体10の第1チャンバ14aに配設されている。
すなわち、サイドエアバッグ袋体10は、第1チャンバ14aにベントホール17を配設しているため、第1チャンバ14aからインフレータ2によりチャンバ14内に供給されたガスを外部に排出している。
そして、ベントホール17は、第1チャンバ14aに配設されるとともに、凹部16内に配設されている。このとき、ベントホール17は、車両上下方向で下方に向かって開口して設けられている。
ここで、サイドエアバッグ袋体10は、上述したように、カーテンエアバッグ袋体42に押圧された際、サイドエアバッグ袋体10の第1チャンバ14aが下方に変位するように構成されている。
このため、サイドエアバッグ袋体10の第1チャンバ14aは、カーテンエアバッグ袋体42により車両上下方向における上方側から押圧力を受けることになる。したがって、サイドエアバッグ袋体10は、ベントホール17をカーテンエアバッグ袋体42による押圧力の作用成分方向である下方に向けて開口して設けることで、上方側から受けた押圧力に対し、排気し易くなる。
これにより、本実施の形態のサイドエアバッグ袋体10は、カーテンエアバッグ袋体42により押圧された際にチャンバ14内のガスを排気し易くなるので、カーテンエアバッグ袋体42を押し返す力を低減させることが可能になる。
このように、サイドエアバッグ袋体10は、ベントホール17を下方に向けて開口して設けており、上方側から受けて押圧力に対し排気し易くしている。このため、サイドエアバッグ袋体10は、カーテンエアバッグ袋体42による押圧力に対し、反発力を低減させている、すなわち、カーテンエアバッグ袋体42による押圧力を緩和している。
また、ベントホール17は、上述したように、車外側パネル12に設けられている。すなわち、サイドエアバッグ袋体10は、チャンバ14内に供給されたガスを車外側パネル12側から排出している。
このため、サイドエアバッグ袋体10は、乗員Mに向かってガスを排出しないようにすることが可能になる。したがって、本実施の形態のサイドエアバッグ装置1は、側突によりサイドエアバッグ袋体10を展開させた際、乗員Mへのやけどの影響を抑止することが可能になり、乗員Mへの安全性を高めることができる。
また、ベントホール17は、非膨張部15に向かって開口するように配設され、ガスを非膨張部15とドアトリム24との空間に排気させることが可能になる。これにより、サイドエアバッグ袋体10は、例えば、ドアトリム24などにベントホール17を塞がれることなく展開させることが可能になる。
なお、本実施の形態のベントホール17は、上述したように、車両上下方向における下方側に向かって開口するように配設しているが、他例として、車両前後方向における前方側に向かって開口するように配設しても良い。
この場合、ベントホール17は、車両前後方向における非膨張部15よりも前方側に配設すると良い。これにより、サイドエアバッグ袋体10は、例えば、ドアトリム24などにベントホール17を塞がれることなく展開させることが可能になる。
以上のように、本実施の形態の乗員保護装置は、サイドエアバッグ袋体10がカーテンエアバッグ袋体42により押圧された際、サイドエアバッグ袋体10の連通チャンバ14c及び非膨張部15によりサイドエアバッグ袋体10の第1チャンバ14aを下方に変位させることで、カーテンエアバッグ袋体42による押圧力を緩和させることが可能になる。
このため、本実施の形態の乗員保護装置は、サイドエアバッグ袋体10がカーテンエアバッグ袋体42により押圧された際、サイドエアバッグ袋体10のはね返す力を低減させることが可能になる。
これにより、本実施の形態の乗員保護装置は、カーテンエアバッグ袋体42の下端部をサイドドア20のベルトラインLよりも下方に展開させる、すなわち、適正な位置に展開させることが可能になる。
このように、本実施の形態の乗員保護装置は、カーテンエアバッグ袋体42の下端部を適正な位置に展開させることが可能になるため、サイドドア20への側突により生じる衝撃による乗員Mの車外放出を抑制することができる。
よって、本実施の形態の乗員保護装置によれば、サイドドア20への側突により生じる衝撃による乗員Mの車外放出を抑制することで、サイドドア20への側突に対する安全性を高めることができる。
また、本実施の形態の乗員保護装置は、サイドエアバッグ袋体10がカーテンエアバッグ袋体42により押圧された際、サイドエアバッグ袋体10の連通チャンバ14c及び非膨張部15によりサイドエアバッグ袋体10の第1チャンバ14aを下方に変位させることで、サイドエアバッグ袋体10を反発させずに展開させることが可能になる。
これにより、本実施の形態の乗員保護装置は、サイドエアバッグ袋体10がカーテンエアバッグ袋体42により押圧されても、サイドエアバッグ袋体10を反発させ難くしているため、サイドエアバッグ袋体10を適正な位置に展開させることが可能になる。
また、本実施の形態の乗員保護装置は、サイドエアバッグ袋体10がカーテンエアバッグ袋体42により押圧されても、サイドエアバッグ袋体10を反発させ難くしているため、反発する際に生じるサイドエアバッグ袋体10の硬化を抑制することが可能になる。
このように、本実施の形態の乗員保護装置は、サイドエアバッグ袋体10の硬化を抑制することが可能になるため、乗員Mへの傷害値を低減させることができる。よって、本実施の形態の乗員保護装置によれば、乗員Mへの傷害値を低減させることで、サイドドア20への側突に対する安全性を高めることができる。
10 サイドエアバッグ袋体
11 車外側パネル
12 車内側パネル
13 封止部
14 チャンバ
14a 第1チャンバ
14b 第2チャンバ
14c 連通チャンバ
15 非膨張部(遮蔽部)
16 凹部
17 ベントホール(排気口)
18 絞り部

Claims (7)

  1. 車両の車幅方向における車両側壁と乗員との間で、
    頭部保護エアバッグ袋体と、肩部、胸部及び腰部を保護するサイドエアバッグ袋体との双方を展開させ、
    窓ガラスを覆う前記頭部保護エアバッグ袋体を、前記窓ガラスとドアトリムとの境界であるドアベルトにより下方に展開させ、サイドエアバッグ袋体を、車両前後方向における前方側に展開させることで、前記車両側壁への衝突により生じる衝撃から乗員を保護するサイドエアバッグ装置であって、
    前記サイドエアバッグ袋体は、当該サイドエアバッグ袋体の車両上下方向における上方側で展開する頭部保護エアバッグ袋体により押圧された際、収縮する収縮部を有し、
    前記収縮部は、車両前後方向に沿って延設され、車両前後方向における幅を持って形成されること、
    を特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記サイドエアバッグ袋体は、複数のチャンバから構成され、
    前記サイドエアバッグ袋体の内部に構成される複数の前記チャンバのうち、車両上下方向における上方側に位置する第1チャンバと、車両上下方向における下方側に位置する第2チャンバと、を少なくとも有し、
    前記サイドエアバッグ袋体の収縮部は、車両上下方向における前記第1及び第2チャンバの間に配置され、前記第1及び第2チャンバを連通可能な連通チャンバと、前記第1及び第2チャンバを遮蔽する遮蔽部と、から構成され、
    前記遮蔽部は、幅を持ち車両前後方向における前端部が、他の部位よりも車両上下方向で幅狭をなして形成され、
    前記サイドエアバッグ袋体は、
    前記連通チャンバの車両上下方向に沿った外周面の一部に収縮部である絞り部を有すること、
    を特徴とする請求項1記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記サイドエアバッグ袋体は、前記第1チャンバにベントホールを備えたこと、
    を特徴とする請求項2記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記サイドエアバッグ袋体は、前記収縮部よりも車両前後方向における前方側にベントホールを備えたこと、
    を特徴とする請求項2記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記サイドエアバッグ袋体は、前記遮蔽部の近傍で、かつ、車幅方向外方側にベントホールを備えたこと、
    を特徴とする請求項2記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 車両の車幅方向における車両側壁と乗員との間でサイドエアバッグ袋体及び頭部保護エアバッグ袋体の双方を展開させ、窓ガラスを覆う前記頭部保護エアバッグ袋体を、前記窓ガラスとドアトリムとの境界であるドアベルトより下方に展開させ、前記サイドエアバッグ袋体を、車両前後方向における前方側に展開させることで、前記車両側壁への衝突により生じる衝撃から乗員を保護する乗員保護装置であって、
    前記サイドエアバッグ袋体は、当該サイドエアバッグ袋体の車両上下方向における上方側で展開する頭部保護エアバッグ袋体により押圧された際、収縮する収縮部を有し、
    前記収縮部は、車両前後方向に沿って延設され、車両前後方向における幅を持って形成されること、
    を特徴とする乗員保護装置。
  7. 車両の車幅方向における車両側壁と乗員との間でサイドエアバッグ袋体及び頭部保護エアバッグ袋体の双方を展開させ、窓ガラスを覆う前記頭部保護エアバッグ袋体を、前記窓ガラスとドアトリムとの境界であるドアベルトより下方に展開させ、前記サイドエアバッグ袋体を、車両前後方向における前方側に展開させることで、前記車両側壁への衝突により生じる衝撃から乗員を保護する乗員保護方法であって、
    前記サイドエアバッグ袋体は、当該サイドエアバッグ袋体の車両上下方向における上方側で展開する頭部保護エアバッグ袋体により押圧されることで、前記サイドエアバッグ袋体における、車両前後方向に沿って延設され、車両前後方向に幅を持って形成された収縮部が収縮し、前記サイドエアバッグ袋体における前記収縮部よりも車両上下方向における上方側が下方に変位すること、
    を特徴とする乗員保護方法。
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