JP4453207B2 - 熱交換換気装置のメンテナンスシステム - Google Patents

熱交換換気装置のメンテナンスシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4453207B2
JP4453207B2 JP2001023893A JP2001023893A JP4453207B2 JP 4453207 B2 JP4453207 B2 JP 4453207B2 JP 2001023893 A JP2001023893 A JP 2001023893A JP 2001023893 A JP2001023893 A JP 2001023893A JP 4453207 B2 JP4453207 B2 JP 4453207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat exchange
exchange ventilator
heat
service center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001023893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002228393A (ja
Inventor
秀元 荒井
健造 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001023893A priority Critical patent/JP4453207B2/ja
Publication of JP2002228393A publication Critical patent/JP2002228393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4453207B2 publication Critical patent/JP4453207B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体間での熱交換を行なわせる主として空調分野に利用される積層構造の熱交換器において、特に外気および室内空気に含まれる悪臭物質の除去機能を持たせた熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、暖房及び冷房などの空調機器が発達かつ普及し、空調装置を用いた居住区域が拡大するにつれて換気において温度及び湿度が回収できる空調用の熱交換器に対する重要性も高まっている。こうした熱交換器は例えば、特公昭47ー19990号公報や特公昭54−1054号公報及び特公昭51−2131号公報に開示されているようなものが広く採用されている。これらのいずれも伝熱性と通湿性とを有する仕切部材と間隔保持部材を交互に配し、仕切部材が所定の間隔をおいて複数層に重ね合わせた基本構造を採っている。仕切部材は方形の平板で、間隔保持部材は投影平面が仕切部材に一致する鋸波状又は正弦波状の波形を成形した波板となっており、間隔保持部材を仕切部材の間にその波形の成形方向を交互に90度又はそれに近い角度を持たせて挟着し、一次気流と二次気流を通す二系統の流体通路をこれらの各層間に一層おきに構成している。
【0003】
近年換気においては、室内から発生する悪臭を排気することにより周囲の環境を悪化させたり、或いは室外より吸気される空気に悪臭が含まれていて換気をするとより室内の環境が悪化するという課題があった。
前記の課題を解決するために、特開昭56−16097に示される熱交換器においては、間隔保持部材に脱臭効果のある素材を用いて解決するものが開示されている。
また、脱臭効果のあるフィルターや光触媒機能で悪臭を分解するフィルターを別途風路内に設けるという方法が一般的に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記したような熱交換器においては、間隔保持部材の脱臭機能が失われた場合、熱交換器としてはまだまだ使用できるが複合機能の熱交換素子としてはライフエンドとなってしまう。
【0005】
また、脱臭効果のあるフィルターや光触媒機能で悪臭を分解するフィルターを別途風路内に設けたりした場合、メンテナンス等は容易になるものの設置スペースが必要となり装置が大きくなってしまう課題もある。
【0006】
本発明は、前記した従来の問題点を解消するためになされたもので、その課題とするところは、小型でありながら再生処理等により有害物質の除去機能を回復させることができ、寿命が長く低コストな熱交換器を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る熱交換換気装置のメンテナンスシステムは、間隔保持部材で間隔を保持された仕切部材を隔てて二種の気流を流通させ、この二種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交換する熱交換器を有する熱交換換気装置と、ネットワークを介して熱交換換気装置の監視および制御を行うサービスセンターと、を備えたものであって、熱交換器は、耐水性を有する仕切部材と、耐水性を有し、気流に含まれる悪臭物質の除去機能を有すると共に悪臭物質の除去機能の経年劣化が水又は溶液によって回復可能である間隔保持部材とを備え、熱交換換気装置は、熱交換器の気流吐出側に設けられた臭気センサーと、臭気センサーの臭気検出値が所定値以上となった場合に熱交換器の悪臭物質の除去機能が回復措置時期であることをネットワークを介してサービスセンターへ出力する出力手段とを備え、サービスセンターからの指示に応じて運転し、サービスセンターは、臭気センサーの誤動作かどうかを確認するための運転制御を熱交換換気装置に指示し、臭気センサーの動作が正しく、熱交換器の悪臭物質除去機能の回復措置が直ちに必要である場合には熱交換換気装置の運転停止を前記熱交換換気装置に指示するものである。
【0008】
また、耐水性のある多孔質部材の片面に空気遮蔽性、透湿性が高く耐水性のあるポリウレタンもしくはポリエチレングリコールを含んだポリエステルエラストマー素材等の樹脂膜をコーティングまたはラミネート加工または接着して透湿性空気遮蔽膜を形成するシートを前記仕切部材素材に使用したものである。
【0009】
また、前記間隔保持部材は前記仕切部材素材と同系統の樹脂繊維が混抄され、前記仕切部材の樹脂膜とコルゲート状に熱融着されているものである。
【0010】
また、サービスセンターは、熱交換換気装置に悪臭物質の除去機能の回復措置が行われた熱交換器の乾燥運転を行なわせる遠隔操作手段を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図4によって示す本実施の形態は、図1に示すような積層構造の六面体に構成された空調用に適した熱交換器1に関するものである。この製造方法で得られる熱交換器1は、伝熱性と通湿性とを有する薄肉の仕切部材2を間隔保持部材3を挟んで所定の間隔をおいて、複数層に重ね合わせ接着した構成となっている。熱交換器1を構成している仕切部材2は正方形や菱形の平板として構成され、間隔保持部材3は投影平面形状が仕切部材2に一致する鋸波状又は正弦波状の波形を成形した波板に形成されている。この間隔保持部材3を仕切部材2の間にその波の目の方向を交互に90度又はそれに近い角度を持たせて挟着し、一次気流(イ)と二次気流(ロ)を通す流体通路4と流体通路5がこれらの各層間に一層おきに構成されているものである。
【0012】
この熱交換器1は、図2及び図3に示すような一枚の仕切部材2の片面に間隔保持部材3を接着した熱交換器構成部材6を積層接着することにより製造される。
【0013】
熱交換器構成部材6は、図3に示すように板状の耐水性を持つ多孔質部材7の片面に空気遮蔽機能および耐水性を有する透湿膜8が位置して仕切部材2を成し、この仕切部材2の透湿膜8側の面に、流体通路4(又は5)を形成保持する間隔保持部材3となる耐水性および脱臭機能を有する素材9をコルゲート加工によりその波頂部を接着することによって連続的に作られる。
【0014】
尚、ここでいう耐水性とは、100℃以下の温水に数十分浸漬した場合に溶解することなく、寸法安定性が高く寸法変化が1%以下のものをいうが、後述する温水や溶液による悪臭物質の除去機能回復措置に耐え得る性能であれば良い。
【0015】
間隔保持部材3には厚さ60〜120μm程度で、坪量が25〜150(g/m2)のシート状の脱臭機能を有する素材を用いている。間隔保持部材3の成す耐水性および脱臭機能を有する素材9とは、表面活性の高い活性炭繊維を50〜90ほどパルプおよび合成樹脂繊維、ガラス繊維等と抄き合わせたものである。
【0016】
また、紙および不織布等の薄手シートの中に填料として0.01〜0.1μの粒子径の表面活性の高い活性炭粒子を担持させたシートを用いれば高価な活性炭繊維を使用したシートより安価で耐水性と脱臭機能を有する脱臭機能を有する素材9を得ることができる。前記間隔保持部材3とともに図4に示すようなシングルフェーサ装置に送り込み熱交換器構成部材6を構成する。
【0017】
多孔質部材7の片面に空気遮蔽性、透湿性の高いポリウレタンもしくはポリエチレングリコールを含んだポリエステルエラストマー素材等のポリエステル系樹脂をコーティング、もしくは多孔質部材7の片面に透湿性空気遮蔽膜を形成する有機材料(例えば上記ポリエステルエラストマー素材等のポリエステル系樹脂)を用いた樹脂フィルムをラミネート加工、もしくは多孔質部材7の片面に上記と同様な樹脂フィルムを接着して耐水性の透湿膜8を形成して、これら多孔質部材7および透湿膜8で仕切部材2の素材としている。
【0018】
仕切部材2と間隔保持部材3とについては、仕切部材2を構成する透湿膜8と間隔保持部材3とを接着してもよいが、透湿膜8を10〜20μm程度のポリエステル系のフィルムで形成し、間隔保持部材3に、同系統のポリエステル繊維と活性炭繊維とを混抄した混抄材を用いれば、接着剤を用いることなく熱融着によってコルゲート加工を行なうことができるので、さらに高速で加工することができるようになる。
【0019】
多孔質部材7は、耐水性の高いポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル又はポリオレフィン等の不織布や金属繊維およびガラス繊維が選ばれる。また、セルロース繊維に樹脂繊維を混抄したり、樹脂等をバインダーとして混入したものでもよい。
【0020】
前記熱交換器を使用し経年により活性炭の吸着が飽和に達した場合、熱交換器を約70〜80℃の温水に約10分浸漬し脱着工程を経て再生をおこなう。前記工程により吸着能力は初期の約7割に回復することができた。再生には高温水蒸気を用いる方法もあり同様な効果を得ることができる。また、吸着された臭気が酸性ガスの場合はアルカリ性溶液、吸着された臭気がアルカリ性ガスの場合は酸性溶液に浸漬することで再生効果を増すことができる。上記熱交換器の悪臭物質除去機能の回復措置は業務用の熱交換換気装置の場合定期的に行われるメンテナンス時に適宜行なうことができる。また、熱交換器1を温水に浸すという比較的簡単な処理なので、家庭用の熱交換換気装置の場合は、除塵フィルターの掃除と同様の感覚でユーザ自身が汚れ度合いに応じて適宜行なっても良い。回復措置により熱交換器1は濡れるので、適当な時間乾燥させてから熱交換換気装置に収納するか、半乾きの状態で熱交換換気装置に収納し、所定時間送風運転を行なって強制的に乾燥させる。
【0021】
仕切部材2および間隔保持部材3に耐水機能を持たせたことで従来の再生法である約150℃の温風を数十分以上通過させる場合に給気パスと排気パスのそれぞれ別におこなう必要があり非常に手間だったものが、熱交換器を温水に約10分浸漬し脱着工程を経て再生をおこなうことで済むためメンテナンス性が格段に向上した。また、蒸気による再生法も採用できるようになった。前記工程により吸着能力は初期の約7割に回復することができる。また、吸着された臭気が酸性ガスの場合はアルカリ性溶液、吸着された臭気がアルカリ性ガスの場合は酸性溶液に浸漬することで再生効果を増すこともできる。
【0022】
安価な熱交換器を得る場合は、例えば仕切部材は前記したように耐水機能を持たせた仕切部材2用い、間隔保持部材3に外気を導入するパスにのみ耐水性と脱臭機能を有する素材9を用い、排気パスには高価な耐水性と脱臭機能を有する素材9を用いず前記した比較的安価な多孔質部材7をもちい間隔保持部材3とすれば、室外から快適な空気を導入することができ、熱交換器として安価なものを得ることができる。また、排気にのみ脱臭機能を持たせたい場合には前記と逆に排気パスの間隔保持部材を用いてやれば同様に安価な熱交換器が得られる。
【0023】
さらに安価な脱臭機能を有する熱交換器を得るためには、多孔質部材7に坪量が25〜150(g/m2)の紙を用い、透湿膜8は水溶性高分子物質であるポリビニルアルコール(PVA)等を水に溶かし、さらに吸湿作用のある薬剤として塩化リチウム及び難燃剤としてスルファミン酸グアニジンを混ぜて透湿膜形成用の薬液としている。この透湿膜形成用の薬液をロールクォータを用いて脱臭機能を有する多孔質部材7の片面に毎分約10〜50mのスピードで薬液塗布し、直ちに乾燥させて仕切部材用の素材としたものをもちい、熱交換器を構成する間隔保持部材3に外気を導入するパスにのみ脱臭機能を有する素材9を用いれば、室外から快適な空気を導入することができ、熱交換器として安価なものを得ることができる。また、脱臭パスを片側にのみ構成しているので再生には約130〜150℃の温風を脱臭パスのみ通すだけでよくなるので従来の再生に比べて簡易に行なえる。
【0024】
また、排気にのみ脱臭機能を持たせたい場合には前記と逆に排気パスの間隔保持部材を用いてやれば同様に安価な熱交換器が得られる。
なお、本実施の形態においても、裁断した熱交換器構成部材6を間隔保持部材3の波の目の方向を併行にして積層することによって対向流型の熱交換器を得ることができる。
【0025】
本実施の形態では二種の気流間で温度および湿度を交換するいわゆる全熱交換型の熱交換器である。このため、仕切部材および間隔保持部材は当然湿度についても考慮されなければならない。上記のように仕切部材および間隔保持部材を耐水構造にすれば、熱交換器の温水による悪臭物質除去機能回復が図れるだけでなく、耐湿性に優れた熱交換器にすることができる。
【0026】
実施の形態2.
図5は実施の形態1における熱交換器を搭載した熱交換換気装置を示す透視斜視図、図6は図5の透視平面図、図7は図5および図6の熱交換換気装置をエコーネットを通じてサービスセンターとネットワーク接続した状態を示すブロック図である。図において、熱交換器1の構成は実施の形態1と同一であるため、その説明を省略する。
【0027】
図5、図6において、40は箱本体41と筐体(図示せず)とから成る箱体で、吸込口42、43と吹出口44、45が室内側と室外側のそれぞれに一組ずつ設けられている。
46および47はこの箱体内に上記吸込口と上記吹出口との間で交差するよう設けられた上記室内側吸込口42から上記室外側吹出口45に至る排気通路および上記室外側吸込口43から上記室内側吹出口44に至る給気通路、48はこの排気通路46に設けられた排気流を形成する遠心送風機、49は上記給気通路47に設けられた給気流を形成する遠心送風機、1は上記交差部に設けられるとともに、上記箱体に挿脱可能に設けられ、上記給気流と排気流との間で温度交換と湿度交換をする耐水性の熱交換器、50は上記送風機48、49の羽根ケーシング、14は上記熱交換器1の挿脱用開口を塞ぐカバーで、上記吸込口と上記吹出口が設けられた側壁と異なる側壁に設けられている。15は上記吸込口42、43と上記吹出口44、45に設けられた給気用および排気用ダクトの接続部材である。
【0028】
箱体40内には仕切板16により各部屋が設けられ、21は熱交換器1が挿入されることにより4つの室17、18、19、20が形成される熱交換器室、22は上記室17と仕切板16に開口23を設けて連通された回転軸を熱交換器12の挿脱方向に対し直交するように配設した排気用送風機48を内設した排気送風機室で、羽根ケーシング50の端部に室外側吹出口45が設けられている。24は上記室18と仕切板16に開口25をもうけて連通された回転軸を熱交換器1の挿脱方向に対し直交するように配設した給気用送風機49を内設した給気送風機室で、羽根ケーシング50の端部に室内側吹出口44が設けられている。
【0029】
26は上記室19と仕切板16に開口(図示せず)を設けて連通された上記排気送風機室22下部および側部材に設けられた室外側吸込室で、側壁に室外側吸込口43が設けられている。27は上記室20と仕切板16に開口28を設けて連通され上記給気送風機室24の下部に設けられた室内側吸込室、29はこの室内側吸込通路と開口30を設けて連通された室内側吸込室で、側壁に室内側吸込口42が設けられている。31は上記熱交換器室21の側部に設けられたバイパス通路で、仕切板16に開口32、33を設けて上記室17を介して上記排気送風機室22と上記室内側吸込室29が連通されている。
【0030】
34は上記室内吸込室29内に設けられたダンパで、開口30と開口33の何れか一方を開放し他方を閉塞するように回動可能に形成され、回動は電磁石あるいは電動機等により行われる。上記室内側吸込口42と上記室外側吹出口7は上記熱交換器1の挿脱方向に直交する方向の上記箱体40の側壁に設けられ、この側壁と対向する側壁に上記室外側吸込口43と上記室内側吹出口44は設けられている。また、上記したように排気用送風機48および給気用送風機49の電動機回転軸は、熱交換器1の箱体40への挿脱方向に対して直交するように設けられ、羽根ケーシング50の関係から風を熱交換器1の挿脱方向と平行になるように吐出させた後直角に曲げ、上記室内側吹出口44および上記室外側吹出口45から吹き出すようにしている。
【0031】
51aは室17内で熱交換器1の挿脱用開口がある側の側壁に設けられた臭気センサーで、熱交換器1を通過した排気流の臭気濃度を検出している。51bは室18室内で熱交換器1の挿脱用開口がある側の側壁に設けられた臭気センサーで、熱交換器1を通過した給気流の臭気濃度を検出している。52は臭気センサー51bの側壁反対面側に設けられたコントロールボックスで、臭気センサー51a、51bの検出信号を入力すると共に、検出結果をネットワークを介して出力する出力手段を備えている。
【0032】
図7は図5、図6の熱交換換気装置をさらに電力線搬送を介して外部へと通信接続した場合の通信手段を表すブロック図である。熱交換換気装置の様子を、通信手段を介して外部のサービスセンタや携帯電話などから把握可能としたものであり、図7には通信手段として熱交換換気装置に電力を供給する電灯線を使用した場合の回路図の一例を示してある。図7において、52は熱交換換気装置のコントロールボックスであり、制御部81および通信インターフェイス83を搭載しており制御部81の信号を通信インターフェイス83を通して電灯線に接続している。通信インターフェイス83は例えば通信手段84、変・復調手段85、結合手段86により構成されている。
【0033】
82はコントローラであり各家の屋外あるいは屋内に設置され通信インターフェイス87及びマイコン88およびモデム89を搭載している。90は電話回線を管理する電話局、91はメンテナンス会社等のサービスセンタ、92は携帯電話である。メンテナンス会社等のサービスセンター91には熱交換換気装置の運転状態を電力線、電話局等のネットワークを介して監視する遠隔監視手段と、ネットワークを介して熱交換換気装置に熱交換器の乾燥運転を含む送風運転を行なわせる遠隔操作手段と、予め熱交換器又は熱交換換気装置の種類に応じた乾燥運転パターンを記憶する記憶手段とを備えたコンピュータが設置されている。
【0034】
通信手段84はコントローラ82より発信された自分宛の受信電文を選別して内容を制御部81へ送信する。また、逆に制御部81の指示により送信電文を組み立ててコントローラ82へ送信する。送信電文はたとえば発信元アドレス、送信先アドレス、内容(たとえば室内の運転状態、臭気センサーの検出値)などで構成されれいる。変・復調手段85はデジタル信号をアナログ信号へ、また、アナログ信号をデジタル信号へデータを決められた変調方式により変調する変調回路である。変調方式としてはたとえば振幅変調方式あるいは位相変調方式が使用される。電灯線通信周波数帯は50kHz〜450kHzである。86はトランスなどを含み信号の絶縁を行う結合手段であり、電灯線に制御部81の信号を伝達する。
【0035】
電灯線に伝わった信号は屋内あるいは屋外に設けられた通信インターフェイス87を備えたコントローラ82によりモデム89、電話局90などを通して電話回線や衛星回線などにより外部のサービスセンタ91あるいは携帯電話92などへ連絡される。熱交換換気装置が複数台電灯線に接続されていても制御基板93に搭載されている通信インターフェイス(図示せず)を介してコントローラ82に電文が送信される。コントローラ82は電文がどの機器から発信されたものかを送信元アドレスより判断しどの熱交換換気装置が設置された部屋でどのような状態変化があったかなどを判断できる。
【0036】
臭気センサー51によって検出された臭気濃度が回復措置を必要とするレベルである所定値を越えた場合や熱交換換気装置自体の異常があると判断した場合、制御部81が熱交換器メンテナンス時期あるいは熱交換換気装置自体の異常であることを表す識別信号を出力する。この識別信号が通信インターフェイス83を介して電灯線に載って外部サービスセンタ91あるいは携帯電話92へ通報される。
【0037】
通報されたサービスセンタ91は直ちに熱交換換気装置の運転状態を監視し、客先と連絡確認の上、熱交換換気装置の運転を停止させるなどのサービスを実施する。尚、熱交換器の悪臭物質除去機能の回復措置だけであれば、直ちに運転を停止しなくても良い場合が殆どなので、その場合には回復措置を行なう旨客先に連絡し、運転は継続させても良い。
このようにして即座にサービスセンタ91よりのサービスが受けられることとなり、信頼性の高い熱交換換気装置が得られる。さらに通信手段として既存の電灯線を使用するようにしたので特別な配線を必要とせず安価にできる。
【0038】
また、サービスセンタ91へ通報するとともに携帯電話92にも通報するようにしたので、外出先でも情報が確認でき早急に対応可能となる。さらに、サービスセンタ91または携帯電話92に熱交換換気装置の運転状態(たとえば熱交換換気運転又はバイパス運転か、室内・外送風機は運転中か、室内温度など)を表示し、サービスセンタ91または携帯電話92から熱交換換気装置の運転を制御(熱交換換気装置のON/OFF、運転切替、送風量、風向の制御など)できるようにしておけば、熱交換換気装置の異常の場合にサービスセンタ91または携帯電話92から熱交換換気装置を停止させることができ、外出先にいながら熱交換換気装置の損傷を最小限に抑えることが可能となる。
【0039】
さらに、臭気センサーの誤動作かどうかを確認するために送風量を変化させて熱交換器の通過風量の変化に対し臭気の検出値が変化するかどうかを確認することができる。したがって、確認後に熱交換換気装置の運転を制御(運転停止や送風機の停止など)させることができ、誤動作での熱交換換気装置の停止による室内環境の悪化を防止できる。
【0040】
上述した以外の不具合(たとえばフィルター目詰まりなど)においても同様に通信手段により通報すれば信頼性は一層向上し、安心して使える商品を提供できる。また本実施の形態では通信手段に電灯線を使用したが、既存の電話回線やISDN回線を使用したインターネットや電子メール、無線通信、赤外線通信、衛星通信などでも同様の効果が得られる。
【0041】
通信手段として無線通信(あるいは赤外線通信)を利用する場合は、コントローラ82に無線通信(あるいは赤外線通信)用の通信インターフェイス94を搭載しておけば無線通信(あるいは赤外線通信)と電灯線通信を併用しても個々の通信インターフェイスがどの機器の電文か判断してサービスセンタ91や携帯電話92に通報する。また、逆にサービスセンタ91や携帯電話92から指示があった場合でもコントローラ82内のマイコン88および通信インターフェイス87、94によって各機器に指示内容が伝達される。
【0042】
実施の形態3.
上記実施の形態2において、サービスセンター91から客先へ派遣されたサービスマンが実施の形態1のように熱交換器1を温水に浸漬する等の処置を行ない、熱交換器1の悪臭物質除去機能の回復措置を行なう。
ところで、温水に浸した熱交換器1は充分乾燥させてから使用する必要があるが、ドライや等で乾燥させるとその分メンテナンスに時間がかかる。
半乾きの状態で熱交換器1を熱交換換気装置に装着し、送風運転を行なって乾かす方法があるが、この場合でもサービスマンは熱交換器1が乾燥したところで送風運転を停止しなければならないので、結局熱交換器が乾くまで客先にいなければならない。
【0043】
そこで上記実施の形態2のネットワークシステムを使うことで、メンテナンスを効率的に行なうことができる。
サービスマンは熱交換器1を温水に浸漬する等の処置を行なった後、半乾きの熱交換器1を熱交換換気装置に装着し、送風運転を開始すると共にその旨をサービスセンター91に連絡する。連絡を受けたサービスセンター91はサービスセンターのコンピュータに予め記憶された熱交換器1や熱交換換気装置の型番と対応する乾燥運転に関するデータから、送風運転によって熱交換器1が乾く時間を把握でき、乾燥に充分な時間が経過したところで送風運転を終了するようネットワークを介して遠隔操作し、熱交換換気装置の送風運転を停止させる。
【0044】
このような遠隔操作によって、サービスマンは必ずしも熱交換器1が乾くまで客先に居る必要はなく、次の作業に従事することが可能になるから、作業が効率化される。また、サービスマンの拘束時間を短くできるので、メンテナンス費用の低減が図れる。
【0045】
尚、サービスマンは熱交換器1を熱交換換気装置に装着後直ちに送風運転を行なう必要は必ずしもない。例えば、春秋のような気候が温暖でバイパス運転による換気で充分な時期であれば、客先の熱交換換気装置が使用されず、居室に誰もいない深夜等に実施の形態2のシステムを用いて熱交換換気装置を送風運転させ、熱交換器1を乾燥させてもよい。
このようにすれば、乾燥運転のために湿った空気が居室内に侵入しても不快感を与えることがない。
また、ヒータや冷凍サイクルによる空調運転と併用運転できる場合には、これらを使って乾燥をより促進させるような運転状態にしても良い。
【0046】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
この発明に係る熱交換換気装置のメンテナンスシステムは、間隔保持部材で間隔を保持された仕切部材を隔てて二種の気流を流通させ、この二種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交換する熱交換器を有する熱交換換気装置と、ネットワークを介して熱交換換気装置の監視および制御を行うサービスセンターと、を備えたものであって、熱交換器は、耐水性を有する仕切部材と、耐水性を有し、気流に含まれる悪臭物質の除去機能を有すると共に悪臭物質の除去機能の経年劣化が水又は溶液によって回復可能である間隔保持部材とを備え、熱交換換気装置は、熱交換器の気流吐出側に設けられた臭気センサーと、臭気センサーの臭気検出値が所定値以上となった場合に熱交換器の悪臭物質の除去機能が回復措置時期であることをネットワークを介してサービスセンターへ出力する出力手段とを備え、サービスセンターからの指示に応じて運転し、サービスセンターは、臭気センサーの誤動作かどうかを確認するための運転制御を熱交換換気装置に指示し、臭気センサーの動作が正しく、熱交換器の悪臭物質除去機能の回復措置が直ちに必要である場合には熱交換換気装置の運転停止を前記熱交換換気装置に指示するので、熱交換器の悪臭物質除去機能回復措置を適切に行なうことができる。
【0047】
また、耐水性のある多孔質部材の片面に空気遮蔽性、透湿性が高く耐水性のあるポリウレタンもしくはポリエチレングリコールを含んだポリエステルエラストマー素材等の樹脂膜をコーティングまたはラミネート加工または接着して透湿性空気遮蔽膜を形成するシートを前記仕切部材素材に使用したので、耐水性に優れ、温度および湿度を交換するいわゆる全熱交換機に適した使用にできる。
【0048】
また、前記間隔保持部材は前記仕切部材素材と同系統の樹脂繊維が混抄され、前記仕切部材の樹脂膜とコルゲート状に熱融着されているので、熱交換器の高速加工が可能になる。
【0049】
また、サービスセンターは、熱交換換気装置に悪臭物質の除去機能の回復措置が行われた熱交換器の乾燥運転を行なわせる遠隔操作手段を備えたので、熱交換器の乾燥を遠隔操作によって行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における熱交換器を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における熱交換器構成部材を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における熱交換器構成部材の拡大端面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における熱交換器構成部材の製造方法のコルゲート加工を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における熱交換換気装置を示す透視斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における熱交換換気装置を示す透視平面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2、3における熱交換換気装置をサービスセンターとネットワーク接続した状態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 熱交換器、 2 仕切部材、 3 間隔保持部材、 4 流体通路、 5 流体通路、 6 熱交換器構成部材、 7 耐水性多孔質部材、 8 耐水性透湿膜、 9 耐水性と脱臭機能を有する素材、 51 臭気センサー、 52 コントロールボックス、 91 サービスセンター。

Claims (4)

  1. 間隔保持部材で間隔を保持された仕切部材を隔てて二種の気流を流通させ、この二種の気流の間で前記仕切部材を介して熱交換する熱交換器を有する熱交換換気装置と、ネットワークを介して前記熱交換換気装置の監視および制御を行うサービスセンターと、を備えた熱交換換気装置のメンテナンスシステムにおいて、
    前記熱交換器は、
    耐水性を有する仕切部材と、
    耐水性を有し、気流に含まれる悪臭物質の除去機能を有すると共に前記悪臭物質の除去機能の経年劣化が水又は溶液によって回復可能である間隔保持部材とを備え、
    前記熱交換換気装置は、
    前記熱交換器の気流吐出側に設けられた臭気センサーと、
    前記臭気センサーの臭気検出値が所定値以上となった場合に前記熱交換器の悪臭物質の除去機能が回復措置時期であることをネットワークを介してサービスセンターへ出力する出力手段とを備え、前記サービスセンターからの指示に応じて運転し、
    前記サービスセンターは、
    臭気センサーの誤動作かどうかを確認するための運転制御を前記熱交換換気装置に指示し、
    前記臭気センサーの動作が正しく、前記熱交換器の悪臭物質除去機能の回復措置が直ちに必要である場合には前記熱交換換気装置の運転停止を前記熱交換換気装置に指示する
    ことを特徴とする熱交換換気装置のメンテナンスシステム。
  2. 前記熱交換器において、耐水性のある多孔質部材の片面に空気遮蔽性、透湿性が高く耐水性のあるポリウレタンもしくはポリエチレングリコールを含んだポリエステルエラストマー素材等の樹脂膜をコーティングまたはラミネート加工または接着して透湿性空気遮蔽膜を形成するシートを前記仕切部材素材に使用したことを特徴とする請求項1記載の熱交換換気装置のメンテナンスシステム。
  3. 前記熱交換器において、前記間隔保持部材は前記仕切部材素材と同系統の樹脂繊維が混抄され、前記仕切部材の樹脂膜とコルゲート状に熱融着されていることを特徴とする請求項2記載の熱交換換気装置のメンテナンスシステム。
  4. 前記サービスセンターは、前記熱交換換気装置に悪臭物質の除去機能の回復措置が行われた前記熱交換器の乾燥運転を行なわせる遠隔操作手段を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の熱交換換気装置のメンテナンスシステム。
JP2001023893A 2001-01-31 2001-01-31 熱交換換気装置のメンテナンスシステム Expired - Fee Related JP4453207B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023893A JP4453207B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 熱交換換気装置のメンテナンスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023893A JP4453207B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 熱交換換気装置のメンテナンスシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002228393A JP2002228393A (ja) 2002-08-14
JP4453207B2 true JP4453207B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=18889116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001023893A Expired - Fee Related JP4453207B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 熱交換換気装置のメンテナンスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4453207B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097958A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器
KR100651284B1 (ko) 2004-12-03 2006-11-29 엘지전자 주식회사 환기장치의 전열교환재 및 그 제조방법
WO2022130470A1 (ja) * 2020-12-14 2022-06-23 三菱電機株式会社 全熱交換素子および全熱交換換気装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5579996A (en) * 1978-12-14 1980-06-16 Teijin Ltd Wet heat exchanger
JPS56132471U (ja) * 1980-03-07 1981-10-07
JP3283298B2 (ja) * 1991-07-22 2002-05-20 武田薬品工業株式会社 活性炭ハニカムおよびその用途
JPH05137178A (ja) * 1991-11-08 1993-06-01 Tetsuo Shinozaki 留守家屋における空気浄化宅内機器監視制御システム
JPH07133994A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Japan Gore Tex Inc 熱交換膜
JP2630746B2 (ja) * 1994-09-21 1997-07-16 株式会社カンキョー 全熱交換換気装置
JP3501075B2 (ja) * 1999-05-10 2004-02-23 三菱電機株式会社 熱交換器及び熱交換器の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002228393A (ja) 2002-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102124364B1 (ko) 환기장치 및 그 제어방법
JP5266657B2 (ja) 車両用除加湿装置
JP4341924B2 (ja) デシカント換気システム
JP2630746B2 (ja) 全熱交換換気装置
JP4453207B2 (ja) 熱交換換気装置のメンテナンスシステム
EP1318356B1 (en) Air conditioner
JP2002162083A (ja) 換気調湿システム
JP3642022B2 (ja) 調湿換気装置
JP3023361B1 (ja) 熱交換型換気装置
JP4400989B2 (ja) 除湿機
JP4161495B2 (ja) 吸着式空調装置
JP2004324901A (ja) 熱交換換気装置
JPH0242981Y2 (ja)
JP4178427B2 (ja) 空気調和装置
JP2959550B1 (ja) 複合ユニットと、これを備えた空気調和システム
JP2001054717A (ja) 調湿空調機、これを備える出窓及び建物
JP4393478B2 (ja) デシカント換気システム
JP2005024156A (ja) 熱交換換気装置
JP2001311537A (ja) 調湿装置
JP2522592B2 (ja) 換気用熱交換器
JP2005164182A (ja) 除湿機
JP2008014612A (ja) 換気装置
JPH10332174A (ja) 空気加工装置
JP2002317987A (ja) 調湿換気装置
JP2001193963A (ja) 空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees