JP4400989B2 - 除湿機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転式除湿材で室内の空気中の水分をとる乾式の除湿機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転式除湿材を備えた回転式空気除加湿システムについては、特開平11−300145号公報に開示されている。この回転式空気除加湿システムは、図11に示すように、回転式除湿材(以下除湿ロータという)101を不図示の駆動モーター等で回転させる。この除湿ロータ101の吸湿部102に、湿った被除湿空気103を吹き込み、水分を吸湿剤に吸着させて除湿し、乾燥された空気とする。他方、除湿ロータ101の水分を吸着した吸湿剤に、再生ヒーター104で加熱され高温となった再生空気105を送り込み、吸湿剤を加熱して水分を取り出す。こうして、吸湿剤を再生し、暖かく湿った再生空気をとりだすことができる。
【0003】
吸湿剤に水分を吸着させる吸湿部102は、水分を吸着した吸湿剤を加熱して水分を吐き出させ再生する再生部111でもあり、回転している除湿ロータ101に湿った被除湿空気を吹き込むか、再生ヒーター104で加熱され高温となった再生空気を吹き込むかによって、除湿としても、逆に加湿としても利用できる。除湿ロータ101に仕切があるわけではなく、除湿用あるいは加湿用として、除湿ロータ101は繰り返し連続的に使用できる。
【0004】
このような構成において、図12に示すように、除湿ロータ101を取り付ける。仕切板107に凝縮器108への通路に対する接続口110が形成されている。除湿ロータ101の再生部111を出た再生空気105は漏斗状の貯留室109に集められ、接続口110から凝縮器108に送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術で説明したように、除湿ロータ101の再生部111で除湿ロータ101の水分を離脱させた湿った再生空気105は、貯留室109を経て凝縮器108に送られる。このときに、凝縮器108との接続口や貯留室109の再生通路の途中で結露することがある。貯留室109は、一般的に加工上、除湿ロータ101側に僅かに広がる傾向があり、除湿ロータ101側に結露水が流れることがあった。そのため、除湿ロータ101のハニカム状の吸湿体に結露水が局部的に浸漬して除湿ロータ101を汚損される問題があった。
【0006】
本発明は、従来の課題を鑑み、除湿ロータに結露水が流れ込むことがなく、除湿効率を向上させる除湿機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、室内空気の水分を吸着・離脱する回転式除湿材と、回転式除湿材の前方に、回転式除湿材に熱風を吹きかけ、回転式除湿材から水分を取り出して回転式除湿材を再生し、回転式除湿材から奪った湿った空気を冷却して結露させる凝縮器と、回転式除湿材の後方に配置した送風機とを備えた除湿機である。
そして、前記回転式除湿材を出た再生空気を一時的に貯留する貯留室の前記凝縮器との接続口が凝縮器に向かって下向きに傾斜したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記貯留室の底面が、凝縮器側に向かって下向きに傾斜したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記貯留室の凝縮器との接続口が、貯留室の最下位位置に設けられたことを特徴とする。
【0010】
また,本発明は、前記貯留室が、凝縮器側に向かって全体を下向きに傾斜し、接続したことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記凝縮器を複数枚配設し、吸湿経路の上流側凝縮器の再生空気の入口面積と、吸湿経路の下流側凝縮器の再生空気の入口面積が異なることを特徴する。
【0012】
また、本発明は、前記吸湿経路の上流側凝縮器の再生空気の入口面積が、吸湿経路の下流側凝縮器の再生空気の入口面積より大きいことを特徴する。
【0013】
本発明においては、この構成により、結露水がすべて凝縮器に流れ込むので、凝績効率の向上が図られると共に、除湿ロータに結露水が流れることがないので除湿ロータの汚損の虞が解消される。また、吸湿経路の上流側凝縮器の再生空気の入口面積が、吸湿経路の下流側凝縮器の再生空気の入口面積より大きいので、再生空気の流れる空気量を調整ができ、凝縮器の凝縮効率が均一化になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る除湿ロータを搭載した除湿機の実施の形態について、以下説明する。
図1は本発明の除湿ロータを利用した除湿機の本体斜視図である。この除湿機は、本体1の内部に除湿ロータを採用した除湿機能を有するもので、本体1の前面から室内の除湿したい空気を吸いこむ吸込口2と、本体1の上面には除湿した乾燥した空気を吹き出す吹出口3と、運転状態を操作するスイッチや運転状態を表示する操作部4と、本体を持ち運ぶ取っ手5と、吹出口3の開口部を開閉するダンバー6と、衣類乾燥用の空気を送る通路のダクトホース7と、吸込口2が形成されている前面板8と、水受けタンクを装着し水位が確認できる窓がある前面カバー9と、吹出口3が設けられている後板10と、本体1のべースになる底板12とから構成されている。
【0015】
図2は本発明の実施の形態に係る除湿機の構成を示す概略説明図である。この除湿機は、再生経路と吸湿経路からなる。
再生経路は、吸湿材を担持した除湿ロータ15、除湿ロータ15の再生部16に加熱した再生空気17を送る再生ファン18、除湿ロータ15より送られた高湿の再生空気17を凝縮する凝縮器19、凝縮器19から出た高湿の再生空気17を畷める熱回収用熱交換器20、さらに除湿ロータ15の再生部16で除湿材を再生するための再生空気17を加温するための再生ヒーター21から構成される。
一方、吸湿経路は、室内の除湿空気22を本体1内にフィルター25を通って取り入れる除湿ファン23、この室内空気で凝縮器19を冷却し室内の除湿空気22の湿分を吸着する除湿ロータ15の吸湿部24、さらに除湿ロータ15の吸湿部24を出た除湿空気22は熱回収用熱交換器20を冷却して本体1の吹出口3から本体外へ放出する経路と、熱回収用熱交換器20を冷却して本体1の吹出口3から本体外へ放出する経路の途中から衣類乾燥用の空気を送る通路のダクトホース7への経路から構成される。
【0016】
次に除湿機の詳しい構造を説明する。
図3は本体側断断面図、図4は本体上面図、図5は本体背面側正面図である。各構成部品は、本体1の前面側より、室内の空気22を吸いこむ吸込口2、再生空気17を除湿空気22で冷却する凝縮器19、室内空気22の水分を吸着し、加熱した再生空気17で離脱する除湿ロータ15、除湿ロータ15を出た再生空気17を除湿ロータ15を出た除湿空気で加熱し熱交換する熱回収用熱交換器20、室内の空気を吸い込むターボファンの除湿ファン23の順序で配列されている。本体1の下部には、凝縮器19と熱回収用熱交換器20の内部で結露した水を溜める水受けタンク26が配設されている。
【0017】
ここで、各構成部品は、吸湿材を担持した除湿ロータ15、この除湿ロータ15に再生空気17を送る再生ファン18のモーター取付け部、再生ヒーター21、再生ヒーター21の収納ダクト構造のステンレス鋼鈑による板金加工からなるケース37、再生ヒーター21の収納ダクト取付部の閉塞仕切り板38、除湿ロータ15を回転させる駆動モーター、除湿ファン23のモーター、などの一部の構造を除き、大半は樹脂成形品で構成し、凝縮器19や熱回収用熱交換器20などは一般的には金属製であるが、樹脂成形品で構成して、製品重量の軽減化に努めている。
【0018】
図4に示すように、本体1の除湿ファン23の上流側の除湿ファン23のモーターを取り付ける送風機仕切板31の側方で、本体1の仕切り板32の左後方には制御回路基板33を取り付けた樹脂製の基板枠34が配設されている。制御回路基板33の下側には、室内の湿度を検出する手段として、セラミックからなる湿度センサー30と、室温内の温度を検出する室温センサ−39(図3参照)が同一の基板上に配設されている。さらに近傍に対震装置35も設けられている。湿度センサー30や室温センサー39に対向する本体の後板10には小さい多数の穴が設けられている。この穴は除湿ファン23の上流側に位置し、除湿ファン23が駆動していると、穴部分は負圧になり、この穴より室内の空気を吸い込み、湿度センサー30が湿度を検知する。
【0019】
また、図5に示すように、温度サーミスタ36は、吸湿経路の空気の温度を検出するためのセンサーで、温度サーミスタ36の取付け位置を熱回収用熱交換器20の除湿された空気が通る穴部を設けたものである。
【0020】
除湿ロータ15は、セラミックなどからなる帯状のシート状基材に、帯状平面シートからなる高さ1mm〜1.5mm程度に波付け加工した波形シートを接着して一体化した片波成形体を巻回して形成し、ロータにしたものである。片波成形体は、ゼオライト等の吸湿剤を含浸担持させて乾燥したものを所定の厚みにカットしたもので、この片波成形体を巻回したので、端面は小透穴がハニカム状に形成されている。
【0021】
除湿ロータ15は、水分を離脱する再生作用と、水分を吸着する吸着作用の二つの働きをする。
再生作用は、次に説明する作用である。すなわち、凝縮器19より出た湿度の高い空気(約35℃)を、一旦、熱回収用熱交換器20により除湿空気で暖めて熱交換し、約40℃にする。この空気を、更に、再生ヒーター21で加熱し(200〜250℃)、再生ファン18で除湿ロータ15の再生部21で除湿ロータ15の水分を離脱する。
また、吸湿作用は、室内の空気を取り入れ、除湿ロータ15の吸湿部24で除湿ロータ15に水分を吸着する作用である。
【0022】
熱回収用熱交換器20は、半透明のポリプロピレン樹脂などの抗菌樹脂を使用したブロー成型品で、漏れのない被凝縮流体通過管部を構成し、かつ、軽量である。図6及び図7に示すように、凝縮器40,41は半透明のポリプロヒレン樹脂などを用いた中空状のブロー成型品であり、抗菌樹脂を使用している。
【0023】
凝縮器40と凝縮器41とを重ねて複合凝縮器19とするには、図7に示すように、それぞれの被凝縮流体取入部42,43をパッキン44aを介して接続し、被凝縮流体排出部45,46をパッキン44bを介して接続する。そして,図6に示すように,弾性を有するコの字状の金属バネ板材47を使って上下2箇所で固定し結合する。このように複合凝縮器は複数個の凝縮器を重ねて結合させているから、個々の凝縮器の組み立て及び分解が容易である。
【0024】
また、凝縮器40と凝縮器41との間隔は、被凝縮流体取入部42,43と被凝縮流体排出部45,46とでその間隔は決まってくるが、右上、右下でも所定間隔を確保するために、凝縮器40と凝縮器41から、互いに対面する位置に、突起をそれぞれ設けている。つまり4箇所にて、凝縮器40と凝縮器41とは所定間隔を確保されている。
凝縮器40,41の凝縮液排出部48,49は、被凝縮流体排出部45,46の下方に設けられ、円筒状の排出管をなすものである。
凝縮器40,41は、本体に搭載したときに、室内空気を吸込む上流側に横幅の小さい凝縮器41を配設したが、同じ大きさの凝縮器を配設しても構わない。
【0025】
凝縮器40は、被凝縮流体通路である略水平方向の被凝縮流体通過管として、内部には上部を被凝縮流体取入部42に回って斜めに接続する上部水平管50、下部を略水平に接続する下部水平管51、上部と下部の間を略水平に接続する水平管52と、これらを略水平方向の被凝縮流体通過管の間を略上下に連通させる多数本の略上下方向の被凝縮流体通過管53とが形成されている。
【0026】
略上下方向の被凝縮流体通過管53の断面の形状は、凝縮器40と直交する熱交換体の進行を防げないように、奥行き厚さに対して横幅を小さくした略楕円形状(例えば長径1.8cm、短径1cm)である。また、隣接する被凝縮流体通過管53の間には凝縮器41と熱交換させるための空間部54が設けられている。
また、水平管52の断面積の形状は、略楕円形状(直径1.6cm)で、その断面積は略上下方向の被凝縮流体通過管53の断面積より大きい。なお、肉厚はいずれも1〜2mm程度としている。
【0027】
上部水平管50の略中央部には、凝縮器40の背面に開口した穴である被凝縮流体導入部42が形成され、下部水平管51の一端であって、被擬縮流体導入部42と反対側に、凝縮器40の背面に開口した穴である被凝縮流体導出部45が設けられている。被凝縮流体導入部42は、取り入れた被凝縮流体が多数の略上下方向の被凝縮流体通過管53に分配したり、多数の略上下方向の被凝縮流体通過管53からの流体を集結させるため、その断面積は大きくとってある。図6に示すように、凝縮液排出部48の開口部は、凝縮器40の内容物が導かれる最下位置に設置され、下部水平管51の底部は凝縮液排出部48に向かって傾斜している。
【0028】
凝縮器40と熱交換させる流体を通過させるための空間部54、凝縮器40の固定用の螺子穴55は、ブロー加工後トムソン型で抜き、被凝縮流体導入部42、被凝縮流体導出部45、凝縮液排出部48の開口部は、機械加工で穴を開けている。被凝縮流体導入部42,43は、ブロー成形後に所定の穴径に機械加工しているので、穴径を変えることは容易である。本実施の形態では、本体1の吸込口2側に配された凝縮器41の被凝縮流体導入部43の穴径を30mmとし、除湿ロータ15側に配された擬縮器40の被凝縮流体導入部42の穴径を35mmとし、被凝縮流体導入部42と被漉縮流体導入部43の穴径を異なるように形成したものである。このように除湿ロータ15側の凝縮器40の被凝縮流体導入部42穴径を本体1の吸込口2側の凝縮器41の被凝縮流体導入部43穴径より大きくすることにより、各々凝縮器を流れる被凝縮流体の量を個々に調整することができる。こうして、被凝縮流体の量と擬縮器の空間部54を通る熱交換流体の量を調整することにより、個々の凝縮器での凝縮効率を最良にすることができる。
【0029】
また、再生ファンのモーターの回転数も電源周波数によって変わる。そのときには凝縮器の被凝縮流体導入部に穴径を調節したリングを挿入することにより、凝縮器を流れる被凝縮流体の量を調整することができ、凝縮器の空間部を通る熱交換流体の量との調整により、凝縮器での凝縮効率を最良にすることができる。
【0030】
凝縮器40,41は、ブロー成型によって成型されるものであるから、複雑で、漏れのない被凝縮流体通過管部の作成が容易であり、かつ、必要に応じて、後加工にて、穴開け加工もできる。また、ブロー成型は射出成型等の場合に比べると金型代が非常に安価である。また、樹脂製であるから軽量である。
【0031】
また、凝縮機40、41は半透明の樹脂で形成されるので、凝縮器40,41の内部で被凝縮流体が冷却されて結露している様子が外部から目視で確認できる。結露水発生状況から除湿の状況が目視でき、また、異常時の故障診断にも利用できる凝縮器41には、それぞれ凝縮機40と略同じ位置に、被凝縮流体取入部43、被凝縮流体排出部46、凝縮液排出部49の開口部を備えている。ただ、凝縮器40の被擬縮流体取入部42、被凝縮流体排出部45が、凝縮器41の被凝縮流体取入部43、被凝縮流体排出部46との接続のため、表面、裏面共に開口部となっているのに対し、凝縮器41の被凝縮流体取入部43、被凝縮流体排出部46は背面のみ開口部となっており、表面は開口部ではない。
【0032】
被凝縮流体取入部42、43から取り入れられる再生空気17は、2枚の凝縮器40,41の被凝縮流体取入部42、43からそれぞれの上部水平管50を経て、略上下方向被凝縮流体通過管53に分流される。上部から下部へ至る間で水平管52により再生空気17は分流量を調整されて、下部水平管51にて合流し、被凝縮流体排出部45、46にて合体し、熱回収熱交換器20の再生空気取入に送り込まれる。
【0033】
凝縮器40,41の略上下方向被凝縮流体通過管53等を通過する間に瀕縮されて発生した結露水は、凝縮器40,41の凝縮液排出部48、49に導かれ、仕切板32の水受け56を経て、水受タンク26に集められ、フロートスイッチ51が所定水位を感知すると、操作部4(図1参照)の満水ランプが点灯し、運転が停止する。このようにして閉回路の再生用空気から水分を取り出している。
【0034】
凝縮器19を出た温度の低い再生空気17は熱回収用熱交換器20に導入され、熱回収用熱交換器20の導入口より下流側で、熱回収用熱交換器20が除湿ロータ15の吸湿部24を出た除湿された空気22で熱交換し、凝縮器19を出た温度の低い再生空気17を結露させる。一方、熱回収用熱交換器20において、導出口より上流側では、除湿ロータ15の吸湿部24を出た除湿された空気22で再生空気17の温度を上げて再生ファン18に送ると共に、除湿された空気22の温度を下げる。そのため、図5に示すように、熱回収用熱交換器20は、除湿ロータ15の吸湿部24を出た除湿された空気22が入る図中左下から、図中右上の再生ファン18の入口ヘと本体1の正面から見て斜めに配設されている。熱回収熱交換器20の再生空気取入口に送り込まれた再生空気17は、図5に示す凝縮器40,41同様に構成された下部水平管57を経て、略斜め方向被凝縮流体通過管58に分流され、熱回収熱交換器20の再生空気排出口より再生ファン18に吸い込まれる。そして、この空気は、モーターにより駆動される再生ファン18のファンケーシングを経て再生ファン送風ダクト構造のケース37の開口部に吹き出される。
【0035】
熱回収熱交換器20においても、除湿ロータ15を通過後の暖められた乾燥空気22に触れない部分では、一部凝縮し、結露水が発生する。この結露水は熱回収熱交換器20の結露水排出口59に導かれ、仕切板32の水受け56を経て、水受タンク26に集められる。
【0036】
再生ヒーター21は、図2に示すように、除湿ロータ15の吸湿部24で吸着した水分を離脱するために、再生部16に加熱された空気を送るための加熱手段である。再生ヒーター21はニクロム線ヒータで、495W,295W,220Wと、除湿能力に応じて切り替え、空気温度を200〜250℃に制御している。
【0037】
再生ファン18は、凝縮器19からの再生空気17を再生ヒーター21で加熱して高温の空気として、除湿ロータ15の再生部16に送る送風機で、シロッコファンを使用している。
【0038】
吸湿経路は、本体1の吹出口3に送る経路であり、室内の空気22(例えば27℃、60%)を除湿ファン23によりフィルター25を通って吸込み、除湿ファン23からの空気で、擬縮器19を外部から冷却する。そして、除湿ロータ15で除湿する空気中の水分を吸着させ、除湿ロータ15を出た乾燥した空気22が熱回収用熱交換器20の外部を通って加熱し、乾燥した空気(45℃、5%以下)を本体1の吹出口3に送る。
図3に示すように、底板12は、本体1の下部のベースである。水受けタンク26は収納のために前面側を除く3方向に上方に向かって上方壁が形成され、上方壁の上面には仕切板の固定用螺子穴が上方壁の前側面には前板の固定用螺子穴が設けられている。
【0039】
図3及び図5に示すように、仕切板32は、板の中央部に除湿ロータ15を受ける軸受部、下方には除湿する空気の除湿ロータ15への通過穴域、上部に除湿ロータ15で再生された空気を一時的に溜めて凝縮器19に送るための接続穴のある貯留室60、除湿ロータ15の駆動用モーターの収納および取付け穴が配設されている。右下方には凝縮器19から熱回収用熱交換器20へ接続するダクトが通る切欠穴が正面に形成され、下側には凝縮器19、熱回収用熱交換器20からの結露水を一時的に受ける水受け56を取り付ける穴が設けられる。そして、上面、側面の3方向はT字形、L字形の断面形状の壁が設けられている。
【0040】
図8に示すように、仕切板32に設けた貯留室60は、除湿ロータ15の再生側に相当する区域に設けられ、閉塞仕切板38の加熱された空気が通る扇形の穴より、ひとまわり大きくした扇形の形状で、擬縮器40と接続する筒状の接続口61が形成されている。
また、扇形した貯留室60の形状は、上面側と下面側とも凝縮器40側に向かって下り勾配とし、両側面と接続口面の3面は上面側より下面側に向かって末広がりに形成されている。
【0041】
貯留室60の接続口61は、筒状で凝縮器40に向かって下向きに形成され、貯留室60の下面の下向き勾配の延長線上に形成されている。このような構成にすることにより、貯留室60内に発生の虞がある結露水を壁面から早く落下させ、貯留室60の下り勾配の下面にから接続口61を通り、凝縮器40に流れ込ませる。このため、擬縮効率の向上が図られると共に除湿ロータ15に結露水が流れることがないので、除湿ロータの汚損の虞が解消される。
【0042】
図9に示すように、第2の実施の形態としては、貯留室60を直接、凝縮器40に取り付ける構成である。仕切板32の貯留室60の形状は、凝縮器40に向かって下り勾配をした形状で、貯留室60と凝縮器40の接続面下方に再生空気を通過させる穴を設けている。この実施形態では、貯留室60内に発生の虞がある結露水が貯留室60の下り勾配の下面から凝縮器40に流れ込むので、凝縮効率の向上が図られる。また、除湿ロータに結露水が流れることがないので、除湿ロータの汚損の虞が解消される。
【0043】
本体1の吹出口3は、吹出口3を開閉塞と乾燥した空気22の方向を調節するダンパー6と、ダンバー6の開閉塞状態を検知する開閉検知手段から構成されている。ダンバー6の開閉塞状態は、ダンバー6を手指によって動かしたときに、ダンバー6が本体1より離れて開口状態になると、マイクロスイッチはOFF状態になる。また、ダンバー6が閉塞状態になると、マイクロスイッチはON状態になる。
【0044】
ダクト7は、ダクト口62と、ダクトホース63と、ダクト継手64から構成されている。ダクト口62は、本体1のダクト接続口に挿入した時に、外れないように複数の係止爪が設けられ、本体1のダクト接続口に挿入すると、係止爪で外れなくなり、一定の角度で自在に回転する。ダクトホース63は、蛇腹状の形状をした樹脂製の内径50mmからできていて、吸出口3の約1/5の面積である。
【0045】
水受けタンク26は、本体1の下部の前面カバー9を開閉して、本体より取り出し自在に装着できる構造である。
図10に示すように、水受けタンク26は、凝縮器19や熱回収用熱交換器20からの結露した水を溜めるタンクと、タンクの上面には凝縮器19や熱回収用熱交換器20からの結霧した水の取入口を開閉するキャップ65と、キャップ65に装着されている水受けタンクの水位を検出する水位検出装置66から構成されている。
タンクは、半透明の樹脂製でブロー成形加工された容器で、横方向に細長い形状で、上面の右側には、凝縮器19や熱回収用熱交換器20からの結露した水の取入口が設けられ、この取入口には開閉のできるキャップ65で被われている。
【0046】
また、タンクの形状は上面の右側に取入口があり、取入口の反対側の上面は、取入口面より高くした形状で、右側に取入口近傍に取っ手が設けられ、タンクの上面の右側に取入口の位置は、図10のように、本体1に装着状態で水位検知装置66が働いたタンク内の容量が、取っ手を持って吊り下げた状態での水位より上側に設けたものである。
【0047】
キャップ65に装着する水位検知装置66は、図10に示すように、水受けタンク26内の水位の上下の確認用のフロート67と、支柱の外側の周囲をフロート67が上下に摺動する部分と、支柱の底面部に磁性体の磁石68とをワッシャで固定して設けてある。さらに、底面部に磁性体の磁石68を設け、外側には複数の細いリアが形成されている。
【0048】
底板12の三方向の仕切壁に、仕切板32を立てて、製品構造の基本とし、この仕切板32の前方、後方、上方にそれぞれ機能部品を配置して、頑丈でコンパクトな除湿機としている。
底板12には垂直方向に貫通穴を一切設けていない。万一、水受タンク26等から、水が滴れることがあっても、本体1外部に漏らさないためである。上下方向にネジ止めが必要なときは、ネジ穴を貫通させることなく、袋状のネジ穴とし、水平方向にネジ穴が必要なときには、樹脂成型金型において、スライドコアにて穴をあけている。
【0049】
軸支される除湿ロータ15に対応する仕切板32の部分は空気が流れるように、上方部の除湿ロータ15の再生部16を出た空気を一時的に停滞させる貯留室60をのぞいて、一ケ所の骨組みのみで残りは開口部分としている。
仕切板32の軸受部に除湿ロータ15を装着し、再生空気17の通過穴の前後に閉塞区域を設けたステンレス鋼鈑の仕切閉塞板38で、仕切板32の軸受部と上方左右2箇所で螺子で固定され、仕切閉塞板38に再生ヒーター21を収納したステンレス鋼鈑の再生ヒータボックスのケース37からなるに再生ヒーター21の送風ダクト構造を備えている。
【0050】
仕切板32と仕切閉塞板38とで除湿ロータ15を両側から挟み込み、仕切板32の中央部の軸に、除湿ロータ15を軸支する。除湿ロータ15を回転駆動する駆動モーターは仕切板32に取り付けられる。除湿ロータ15の外周には歯車を設け、この歯車と噛み合うプーリーで駆動モーターのギアで減速された回転軸からの動力をベルトで伝達し、除湿ロータ15はゆっくりと回転する。
【0051】
凝縮器19に送り込む接続口が設けられている貯留室60は、除湿ロータ15の再生部16を通過した再生空気17を受け、再生ヒーター21の送風ダクト構造と除湿ロータ15を挟んで対向して配設され、除湿ロータ15の再生部16を通過した再生空気17は仕切板32の貯留室60にて漏斗のように1箇所に集められ、凝縮器19の再生空気取入口に送り込まれる。
【0052】
除湿ロータ15の前方には、凝縮器19を仕切板32の再生空気17の貯留室60と接続・固定し、凝縮器19の前方には、着脱可能なフィルター25を備えた商品の前面の外観部となる前面板8を設けている。前面板8は仕切板32を挟んで後板10に固定している。
【0053】
除湿ロータ15の湿気を吸収した吸湿剤を再生させるために、再生ヒーター21で暖められ熱風となった再生空気17を除湿ロータ15に加える。このため除湿ロータ15は暖められている。そこへ被除湿空気22を通過させるため、この空気は除湿ロータ15より熱を受け取り暖かくなっている。その熱を回収することなく、そのまま放出するのは勿体ない。そこで除湿ロータ15の後方に、熱回収熱交換器20を備え、再生空気17に熱を回収し、再生ヒーター21の電力削減を図っている。
【0054】
図5に示すように、熱回収熱交換器20は、除湿ロータ15の外径の外側で、略斜四角形をして、本体1を右下から左上に向かって配設されている。そして、凝縮器40の被凝縮流体取入部42に連結して、凝縮器40と接続し、凝縮後の再生空気17を受け取り、除湿ロータ15からの熱を一部回収している。凝縮器40からの再生空気17は熱回収熱交換器20でも、例えば余熱の有る除湿ロータ15を通過後の暖められた乾燥空気22に触れない部分等では、一部凝縮し、結露水が発生する。このため、下方に結露水排出口59を設け、この結露水をも前記水受タンク26に受け、閉回路の再生用空気から水分を取り出している。
【0055】
熱回収熱交換器20は、先に述べた仕切板32、その後側に除湿ロータ15の再生部16に再生空気35を送る再生ファン・モータを設置し、熱回収熱交換器20に固定している。再生ファン18は、熱回収熱交換器20より再生空気を吸入し、ステンレス板金のケース37からなる再生ヒーター送風ダクト構造、再生ヒーター21を通して、除湿ロータ15の再生部16に加熱された再生空気17を送風するものであり、熱回収熱交換器20のように除湿ロータ15の今後に備える必要はないからである。
【0056】
なお、再生ヒーター21を内蔵した再生ヒーター21の送風ダクト構造56は除湿ロータ15のすぐ今後の閉塞仕切板54に固定し、再生空気17を吹きかけられる除湿ロータ15の部分が再生部16となる。
【0057】
また、熱回収熱交換器20の後に送風機仕切板31を設け、仕切板32に固定している。送風機仕切板31には、除湿ファン23のモーターを固定し、このモーター軸にシロッコファンを装着している。送風機仕切板31は、除湿ファン23のシロッコファンのファンケーシングの一部を構成し、後板10に構成されているシロッコファン(除湿ファン23)のファンケーシングの一部とで、俵合させてシロッコファンのファンケーシングを構成したものであり、頑丈な構造となる。後板10の上部にはファンケーシングからの吹出口3を設け、除湿後の乾燥空気22の吹き出しとしている。
【0058】
また送風機仕切板31に、除湿ファン23のモーターを固定し、シロッコファン(除湿ファン23)のファンケーシングの一部を構成しているため、ファンケーシングに吸い込む空気で、除湿ファン23のモーターを冷却し、さらにこの除湿ファン23の吸引により、除湿ロータ15を回転させるモーター、仕切板43の上方の表示回路基盤等からの発熱部品をも冷却させる効果がある。
【0059】
以上の構成において、動作を説明する。
本体1の正面下側には、本体1下部の開閉自在の前面カバー9より水受けタンク26を着脱自在に所定の位置に挿入設置すると、水受けタンク26内の水位検知装置66の磁性体の磁石68が、本体1の底板12に設けられているリードイッチ69とで磁気回路形成し、リードスイッチ69をON状態にする。
本体1の操作部4の運転スイッチを押すと、[標準]運転モードで除湿運転が開始され、室内の除湿したい空気22を、除湿ファン23に吸引され、フィルター20でゴミを取り去り、複数の凝縮器19を通過し、噴かく湿った凝縮器19内部の再生空気17を冷却し、再生空気中の水分を結露させる。凝縮器19を通過した除湿したい空気22は、除湿ロータ15の吸湿部19を通過し、吸湿材に室内空気中の水分を吸着させ、除湿ロータ15の再生経路の熱による影響を僅かに受けて温度上昇した乾燥した空気となり、熱回収用熱交換器20を加熱熱交換して温度をさげて、本体1の吹出口3から乾燥した空気が放出される。
【0060】
また、水分を吸着した除湿ロータ15の吸湿材を再生させるため、電気ヒーターである再生ヒーター21にて再生空気を200〜250℃に加熱した後、除湿ロータ15に再生ファン18により送風する。加熱された再生空気17は除湿ロータ15の吸湿材から水分を離脱させ、暖かく湿った空気17となり、仕切板32の貯留室60を経て凝縮器19に送られる。このときに仕切板32の貯留室60に何らかの条件によって結露水が発生しても貯留室に溜まることがなく、貯留室60の底面に沿って移動し貯留室60の接続口61を通過して凝縮器40側に流れ込む。したがって、除湿ロータ15に結露水の汚損をすることがない。再生空気17は、凝縮器19にて室内の除湿したい空気22で冷却され、再生空気17の水分を結霧させて凝縮器19の内部下部に溜まり、凝縮器19の水取出口より結露水は水受タンク26に導かれる。
【0061】
除湿ロータ15に熱風が通過し、除湿ロータ15が約30回転/時間とゆっりと回転移動するため、除湿ロータ15は、200〜250℃と暖かい空気が再生部16を通ったあとの残留している熱により、120〜140℃に暖められている。その部分に除湿したい空気22が通過するため、通過後の暖められた乾燥空気22により、熱回収熱交換器20で熱交換し、除湿ロータ15を通過前の温度より高くなる。その熱量分で凝縮器19からの空気と熱交換して、再生空気17が暖められて再生ファン18を経由して、再生ヒーター21に送られる。
【0062】
被除湿空気22は除湿ファン23に吸引され、フィルター25で粗いゴミを取り去り、凝縮器19を通過し、後述のように、暖かく湿った凝縮器19内部の再生空気17を冷却し、再生空気中の水分を結露させる。凝縮器19を通過した被除湿空気22は除湿ロータ15を通過し、吸湿剤に吸湿させ、乾操空気22となる。熱回収熱交換器20にて熱回収後、室内に放出される。
【0063】
吸湿した除湿ロータ15の吸湿剤を再生させるため、電気ヒーターである再生ヒーター21にて再生空気17を200℃〜250℃に加熱した後、除湿ロータ15に再生ファン18により送風する。加熱された再生空気17は、除湿ロータ15の吸湿剤から水分を受け取り、暖かく湿った空気17となり、凝縮器19にて冷却され、水分を結露させて凝縮器19より排出する。結露水は水受タンク26に導かれる。
【0064】
除湿ロータ15は、駆動モーターで回転されており、被除湿空気22が通過する吸湿部24と熱風が通過する再生部16は少しづつ回転移動しており、吸湿してもまた再生され、連続的に使用可能である。
除湿ロータ15は、熱風が通過し、少しずつ回転移動して、暖められている。ここに被除湿空気22が通過するため、通過後の暖められた乾燥空気22より、熱回収熱交換器20に熱を回収する。熱回収熱交換器20の内部には擬縮器19で結露水を排出した後の再生空気が通過し、暖められた分だけ、再生ヒーター21の電力を節約できる。再生空気は上記のように、閉回路になって、繰り返し使用されている。
なお本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0065】
【発明の効果】
本発明に係る除湿機によれば、回転式除湿材を出た再生空気を一時的に貯留する貯留室で、貯留室の底面を凝縮器卿手向かって下向きにし、その延長線上の貯留室の最下位位置に接続口を形成したことにより、貯留室内に発生の虞がある結露水を壁面から早く落下させ、貯留室の下り勾配の下面にから接続口を通り、凝縮器に流れ込ませる。こうして、凝縮効率の向上が図られると共に除湿ロータに結露水が流れることがないので、除湿ロータの汚損の虞が解消される。
【0066】
また、本発明に係る除湿機によれば、貯留室を下向きに傾斜させ、そのまま凝縮器と接続したことにより、結露水がすべて凝縮器に流れ込むので、凝績効率の向上が図られると共に除湿ロータに結露水が流れることがないので除湿ロータの汚損の虞が解消される。
【0067】
また、本発明に係る除湿機によれば、凝縮器を複数枚配設したものにおいて、吸湿経路の上流側凝縮器の再生空気の入口面積と、吸湿琴路の下流側凝縮器の再生空気の入口面積が異なるように、前記吸湿経路の上流側凝縮器の再生空気の入口面積が、吸湿経路の下流側凝縮器の再生空気の入口面積より大きくすることんいより、再生空気の流れる空気量を調整ができ、ここの1馳縮器での凝縮効率が均一化になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の形態に係る除湿機の本体斜視図である。
【図2】本発明の実施例の形態に係る除湿機の概略説明図である。
【図3】除湿機の本体側断面図である。
【図4】除湿機の本体上面図である。
【図5】除湿ロータの背面側からの概略図である。
【図6】除湿機に搭載している複合凝縮器の概略斜視図である。
【図7】除湿機に搭載している複合凝縮器の側断面図である。
【図8】第1の実施の形態における仕切板の貯留室の概略図である。
【図9】第2の実施の形態における仕切板の貯留室の概略図である。
【図10】除湿機本体へ装着している水受けタンクの取付け状態図である。
【図11】従来の回転式除湿材を備えた回転式空気除加湿システムの概略説明図である。
【図12】従来の仕切板の貯留室の概略図である。
【符号の説明】
1 本体
2 吸込口
3 吹出口
4 操作部
5 取っ手
6 ダンバー
7 ダクト
8 前面板
9 前面カバー
10 後板
11 天板
12 底板
15 除湿ロータ(回転式吸湿体)
16 再生部
17 再生空気
18 再生ファン
19 凝縮器
20 熱回収用熱交換器
21 再生ヒーター
22 除湿空気(室内空気)
23 除湿ファン(送風ファン)
24 吸湿部
25 フィルター
26 水受けタンク
30 湿度センサー
31 送風機仕切板
32 仕切板
33 制御回路基板湿度センサー
34 基板枠
38 閉塞仕切板
56 水受け
60 貯留室
61 接続口
66 水位検知装置

Claims (5)

  1. 室内空気の水分を吸着・離脱する回転式除湿材と、回転式除湿材の前方に、回転式除湿材に熱風を吹きかけ、回転式除湿材から水分を取り出して回転式除湿材を再生し、回転式除湿材から奪った湿った空気を冷却して結露させる凝縮器と、回転式除湿材の後方に配置した送風機とを備えた除湿機において、
    前記回転式除湿材を出た再生空気を一時的に貯留する貯留室の前記凝縮器との接続口が凝縮器に向かって下向きに傾斜していると共に、前記貯留室の底面が、凝縮器側に向かって下向きに傾斜したことを特徴とする除湿機。
  2. 前記貯留室の凝縮器との接続口が、貯留室の最下位位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の除湿機。
  3. 前記貯留室が、凝縮器側に向かって全体を下向きに傾斜し、接続したことを特徴とする請求項1または2に記載の除湿機。
  4. 前記凝縮器を複数枚配設し、吸湿経路の上流側凝縮器の再生空気の入口面積と、吸湿経路の下流側凝縮器の再生空気の入口面積が異なることを特徴する請求項1からのいずれかに記載の除湿機。
  5. 前記吸湿経路の上流側凝縮器の再生空気の入口面積が、吸湿経路の下流側凝縮器の再生空気の入口面積より大きいことを特徴する請求項1からのいずれかに記載の除湿機。
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