JP2959550B1 - 複合ユニットと、これを備えた空気調和システム - Google Patents
複合ユニットと、これを備えた空気調和システムInfo
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Abstract
住宅建物の全館を空調できる空気調和システムは、設置
スペースが大きかった。 【解決手段】本空気調和システムP0では、断面波形の
伝熱シート27の周縁を枠体26で保持して熱交換エレ
メント24を構成し、伝熱シート27の両面に沿って、
波形を横断する方向に延びる一対の区画材28を設け、
区画材28と伝熱シート27の間に一対の風路を区画し
て熱交換する。薄型の熱交換エレメント24を得られ
て、これと一対の区画材28を一対のケーシング21,
22で挟持して、薄型の熱交換ユニット2を構成した。
熱交換ユニット2と、ファンユニット3と、調湿ユニッ
ト4とを連結して複合ユニット1とし、これを建物の各
階毎に設けた。ファンユニット3には、一対のファン3
1,32と、室内に臨む吸込口13と、光触媒担持体3
6と、光源37とを設けた。 【効果】建物の上下の階を貫通するダクトを省略でき
る。
Description
調和システムに関する。特に、この空気調和システムを
構成するためにユニット化した複合ユニットに関する。
しては、例えば、屋内の空気と屋外の空気との間で熱交
換しつつ換気する機能を有するものがあり、送風機や熱
交換エレメントを装置本体内に有し、この装置本体と建
物内の各部屋や屋外に臨む給気口や排気口とをダクトで
接続して構成している。
ば、直交流形のものがある。これは、通常、略正方形の
平板状の多数の伝熱シートを間隔を開けて対向させて積
層し、積層方向に長い略直方体状に形成されている。直
方体の長手側面が通気面とされ、内部に一対の風路が区
画されて、この一対の風路を流れる空気の間で熱交換す
る。一対の風路は、互いに交差する方向に空気を流し、
伝熱シート同士の間に交互に設けられている。
伝熱シートは、通常、長尺のシート状部材から切り出し
て得られる。得られた伝熱シートの間に棒状のスペーサ
を配置しながら、伝熱シートを積層している。これと同
時にスペーサおよび伝熱シートを接着している。また、
上述のスペーサに代えて、スペーサとしての山形の折り
目を有する伝熱シートを、平板状の伝熱シートの間に配
置した熱交換エレメントもある。
も、多数の伝熱シートを切り出し、積層して、接着して
いた。
伝熱シートを切り出して積層し接着するのは、手間がか
かるので、製造コストが高くなる結果、熱交換エレメン
トは高価になっていた。また、伝熱シートをシート状部
材から切り出す際に、材料に無駄が生じることがあるの
で、部品コストも高くなっていた。
ントでは、安価且つ薄型で、高い熱交換効率を実現する
ことは困難であった。また、このように薄型化が困難な
直方体状の熱交換エレメントを利用しているうえに、送
風機等の各機器が装置本体内に収容されているので、装
置本体が大型化していた。このため、装置本体を設置す
るためのスペースを一般の住宅建物内に確保することは
困難であった。また、上述のように、装置本体と建物内
の各部屋とはダクトで接続されているが、建物が2階建
てや3階建ての場合には、ダクトは上下階を貫通するこ
ととなるため、工事が面倒であった。
題を解決し、省スペースで設置できる空気調和システム
およびこのための複合ユニットを提供することである。
め、請求項1記載の発明の複合ユニットは、一の方向に
関して薄い直方体形状をなす熱交換ユニットを少なくと
も備え、上記熱交換ユニットは、上記一の方向に起伏す
る断面波形の単一の伝熱シート、およびこの伝熱シート
の周縁を保持する枠体を含む熱交換エレメントと、伝熱
シートの両面の波形の頂部にそれぞれ沿って波形を横断
し、対向する伝熱シートの面との間にそれぞれ給気風路
および排気風路を区画する一対の区画材と、上記熱交換
エレメントと一対の区画材を収容したケーシングとを備
え、各区画材は、波形の頂部が延びる方向の中間部に配
置され、波形の頂部が延びる方向に沿って区画材の前後
に各風路の入口と出口とが設けられていることを特徴と
する。
対の区画材とにより以下の作用を奏する。すなわち、単
一の伝熱シートの波形の高さに一対の区画材の厚みを加
えた分の非常に薄い厚みスペースにおいて、各区画材を
用いて、伝熱シートの両側に入口、出口を含めた各風路
をコスト安価に区画できる。波形の頂部が延びる方向に
沿って延びる各風路に、伝熱シートを挟んだ一対の対向
流を流すことにより、従来の直交流型の熱交換エレメン
トよりも優れた熱交換効率を得ることができる。すなわ
ち、伝熱面積を容積で除した値を従来の直交流型のもの
と等しくした場合、熱交換効率を例えば3%向上できる
という知見を得た。また、波形の頂部が延びる方向また
は波形の頂部を横断する方向に沿って長さを長くした薄
型の直方体状とすれば、熱交換容量の大きいものを得る
ことができ、特に、後者の第2の方向に沿う長さを長く
することが圧力損失の低下を招かない点で好ましい。
交換エレメントを得られるので、熱交換ユニットを薄型
化でき、その結果、壁面や天井裏等に容易に設置でき
て、従来、設置できなかった狭いスペースに設置するこ
とができる。また、熱交換エレメントをケーシングに収
容してユニット化しているので、必要に応じて送風機等
の他の機器と組み合わせて、空気調和システムを構成す
ることができる。このときに、本ユニットは、薄型化で
あることに加えて、一対の風路を区画するダクトとして
も扱うことができるので、設置の自由度が高い空気調和
システムを実現することができる。
求項1記載の複合ユニットにおいて、上記熱交換ユニッ
トのケーシングの第1の端面に、給気側吸込口および排
気側吹出口が開口され、第2の端面に給気側吹出口およ
び排気側吸込口が開口されており、上記第2の端面に連
結されるファンユニットをさらに備え、このファンユニ
ットは、上記給気側吹出口および排気側吸込口を通して
それぞれ風を送る一対の送風手段を含むことを特徴とす
る。
作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわち、熱交換
ユニットは端面で気流を流通させるので、熱交換ユニッ
トの薄型の形状を生かしつつ気流の接続をすることがで
きる。例えば、ケーシングの第2の端面にファンユニッ
トを接続し、また、ケーシングの第1の端面に屋外に臨
む給気口や排気口につながるダクトを接続すればよい。
は、互いに連結することで、複合ユニットとして一体的
に扱えるので、設置し易くて、しかも、熱交換しつつ換
気できる空気調和システムを容易に実現できる。請求項
3記載の発明の複合ユニットは、請求項2記載の複合ユ
ニットにおいて、上記ファンユニットは、室内に開口し
て室内空気を吸い込む吸込口と、この吸込口から吸い込
んだ室内空気を上記熱交換ユニットの排気側吸込口に導
く排気風路とを含むことを特徴とする。
作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわち、ファン
ユニットは吸込口を一体的に有しているので、例えば、
吸込口に接続するためのダクトを省略でき、その結果、
複合ユニットの構造を簡素化でき、複合ユニットを小型
化することができる。また、ファンユニットは、吸込口
を室内に臨ませているので、メンテナンスが容易であ
る。
求項2または3に記載の複合ユニットにおいて、上記フ
ァンユニットは、光の照射を受けて空気中の汚染物質を
浄化する光触媒を担持した光触媒担持体と、この光触媒
担持体に光を照射する光源とをさらに含むことを特徴と
する。この構成によれば、請求項2または3に記載の発
明の作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわち、フ
ァンユニットを通る外気を、光触媒により効率よく浄化
することができる。特に、熱交換ユニットに対して下流
側で、外気を確実に浄化できるので、熱交換ユニットで
外気に臭い成分等が移行する場合があったとしても、臭
い成分等を浄化した清浄な空気を室内に導入することが
できる。また、光源や光触媒担持体を、室内に臨むファ
ンユニットに設ける場合には、メンテナンスを容易にで
きる。また、光源には、ファンユニットに通常供給され
る電力を利用できるので、構造を簡素化できる。
求項2乃至4の何れかに記載の複合ユニットにおいて、
上記ファンユニットに連結される調湿ユニットをさらに
備え、この調湿ユニットは、ファンユニットから室内に
送られる給気を加湿する加湿手段および給気を除湿する
吸湿手段の少なくとも一方を含むことを特徴とするもの
である。
かに記載の発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。
すなわち、必要に応じて調湿ユニットをファンユニット
に連結することで、一体的な複合ユニットとして扱えて
設置し易くて、加湿または除湿する調湿機能を付加した
空気調和システムを実現することができる。また、調湿
ユニットは、熱交換ユニットを通った給気を通すので、
給気を室内の空気温度に近づけてから効率よく除湿また
は加湿でき、その結果、調湿能力を確保しつつ小型化す
ることができる。
求項1乃至5の何れかに記載の複合ユニットにおいて、
上記熱交換ユニットのケーシングは、熱交換エレメント
および一対の区画材を両側から挟持する一対のケーシン
グを含むことを特徴とするものである。この構成によれ
ば、請求項1乃至5の何れかに記載の発明の作用に加え
て、以下の作用を奏する。すなわち、一対のケーシング
とこれらに挟持された熱交換エレメントおよび区画材と
で協働して、一対の風路の各入口および出口につながる
流路を区画することができ、構造を簡素化することがで
きる。
求項3記載の複合ユニットにおいて、上記熱交換ユニッ
トの伝熱シートの上方に給気側風路を配置し、下方に排
気側風路を配置したことを特徴とする。この構成によれ
ば、請求項3記載の発明の作用に加えて、以下の作用を
奏する。すなわち、熱交換ユニットの排気側吸込口につ
なげるために、ファンユニットの下部に排気風路を設け
て、吸込口に簡単に接続することができる。その結果、
ファンユニット内の流路の構成を簡素化でき、ファンユ
ニットを小型化することができる。
求項1乃至6の何れかに記載の複合ユニットにおいて、
上記熱交換ユニットの伝熱シートの上方に排気側風路を
配置し、下方に給気側風路を配置したことを特徴とす
る。この構成によれば、請求項1乃至6の何れかに記載
の発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわ
ち、屋外からの外気は伝熱シートの下方を通過するの
で、外気に混ざっている塵埃は、風路を通る際に伝熱シ
ートに降り積もることがなく、その結果、使用に際して
伝熱シートの熱交換効率を高く維持することができる。
求項1乃至8の何れかに記載の複合ユニットにおいて、
上記熱交換ユニットを介して複数の空調空間へそれぞれ
外気を供給する複数の吹出ダクトへの接続口を有するこ
とを特徴とする。この構成によれば、請求項1乃至8の
何れかに記載の発明の作用に加えて、以下の作用を奏す
る。すなわち、この複合ユニットを複数の空調空間で共
用できるので、構造を簡素化することができる。また、
接続口は、下流側となるユニットに設けるのが好まし
い。
は、請求項1乃至9の何れかに記載の複合ユニットを複
数台設けて、住宅建物の各階に一台ずつ配置したことを
特徴とする。この構成によれば、請求項1乃至9の何れ
かに記載の発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。
すなわち、各階にある各複合ユニットは、その階に応じ
た空気調和の能力、機能を有していればよいので、建物
全体を単一のユニットで空気調和する場合に比べて、小
型化することができる。また、各階を貫くダクトを省く
ことができるのて、システムの構造を簡素化でき、それ
に加えて、各複合ユニットは、上述の薄型の熱交換ユニ
ットを含むので、この空気調和システムを、従来では設
置が困難な住宅建物に設置することができる。
は、請求項10記載の空気調和システムにおいて、上記
複数台の複合ユニットは、共通の室外機に接続されるこ
とを特徴とする。この構成によれば、請求項10記載の
発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわち、
各階にある複合ユニットで共用して、室外機を1台で済
ますことができ、構造の簡素化を図ることできる。ここ
で、室外機としては、調湿ユニットの除湿のために設け
られたものを例示することができる。また、室外機と複
合ユニットとの接続は、冷媒を通す配管や電気的な配線
で行われ、配管に比べて大断面積となるダクトを通す場
合に比べて格段に容易に施工することがてきる。
用の複合ユニットとこれを有する空気調和システムを添
付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施
の形態の空気調和システムを備えた住宅の透視斜視図で
ある。
建ての住宅建物Hに適用されている。この建物Hは、1
階と2階との各階に、複数の部屋を有している。これら
の各部屋が、本空気調和システムP0が空気調和する複
数の空調空間となっており、建物の全館の空気調和、例
えば、屋外と室内との空気の換気、換気される空気の間
の熱交換、給気される空気の除湿や加湿の調湿を行うこ
とができる。このため、空調空間となる各部屋の天井面
には、給気吹出ユニット15がそれぞれ設けられて、屋
外からの空気を室内に向けて吹き出す。また、建物に
は、外気を取り入れる給気口11を区画する給気口ユニ
ット16と、室内からの空気を排出する排気口12を区
画する排気口ユニット17とが、それぞれ屋外に臨んで
設けられている。給気口ユニット16と排気口ユニット
17とは、1階および2階の外壁にそれぞれ設けられて
いる。
空気調和するための1階用部分P1と、2階の各部屋を
空気調和するための2階用部分P2とを有している。こ
の2階用部分P2は、2階の屋根と2階の天井との間に
区画された2階屋根裏空間に設置されている。また、上
述の1階用部分P1は、1階の天井と2階の床下構造材
との間に区画された1階天井裏空間に配置されている。
は、熱交換ユニット2、ファンユニット3、調湿ユニッ
ト4等を含む複合ユニット1と、1階の外壁にある上述
の給気口ユニット16および排気口ユニット17と、給
気口ユニット16と複合ユニット1とを接続する給気ダ
クト6と、排気口ユニット17と複合ユニット1とを接
続する排気ダクト7と、1階の各部屋に設けられた複
数、例えば、3個の上述の給気吹出ユニット15と、こ
れらの給気吹出ユニット15と複合ユニット1とをそれ
ぞれ接続する複数の吹出ダクト5とを備えている。1階
用部分P1の複合ユニット1は、1階にある各部屋を空
気調和するための能力、また、必要な機能を有するよう
に構成されている。
P2は、上述の1階用部分P1とほぼ同様に構成されて
いる。なお、2階用部分P2の複合ユニット1は、2階
にある各部屋を空気調和するための能力、また、必要な
機能を有するように構成すればよく、1階用の複合ユニ
ット1と全く同じ構成でなくともよい。以下では、2階
用部分P2と1階用部分P1とが同じ場合について、主
に1階用部分P1を説明し、これと同じ符号を2階用部
分P2にも付しておくこととする。
部分P1および2階用部分P2の各調湿ユニット4は、
共通の単一の室外機43に接続されている。図2は、本
発明の一実施の形態の複合ユニットの概略構成図であ
る。この複合ユニット1は、屋外から取り込む空気と室
内Rから排気する空気との間で熱交換する熱交換ユニッ
ト2を備えている。この熱交換ユニット2には、この熱
交換ユニット2に空気を流すためのファンユニット3が
連結され、このファンユニット3には、空気を調湿でき
る調湿ユニット4が連結されている。この調湿ユニット
4には室内Rに連通する複数の吹出ダクト5が取り付け
られている。この複合ユニット1は、上述のように天井
裏空間内に収容され、ファンユニット3の下面には、室
内Rから空気を吸い込む吸込口13が室内Rに臨んで設
けられ、この状態で複合ユニット1は天井面等の設置面
に設けられている。複合ユニット1は、これら各部を連
通して、屋外と室内とを連通する排気路と給気路とを区
画している。
と、熱交換ユニット2の給気側流路と、ファンユニット
3の下ファン31用の流路と、調湿ユニット4内部と、
吹出ダクト5とを通じ、室内に臨む上述の吹出口に至っ
ている。排気路は、ファンユニット3の下面に設けられ
た吸込口13から、ファンユニット3の上ファン32用
の流路と、熱交換ユニット2の排気側流路と、排気ダク
ト7とを通じて、排気口12に至っている。
給気側流路と排気側流路とにそれぞれ風を送る一対の送
風手段としての下ファン31と上ファン32とを備えて
いる。下ファン31は、上述の給気路に空気を流し、上
ファン32は、排気路に空気を流す。また、ファンユニ
ット3は、上ファン32および下ファン31を収容して
空気流を導くファンケーシング30を有し、ファンケー
シング30の下面に、室内に開口する上述の吸込口13
を区画する着脱可能な吸込グリル34が設けられてい
る。ファンケーシング30は、その上部に上ファン32
用の流路30aと、下部に下ファン31用の流路30b
と、吸込口13と流路30aとをつなぐ流路30fとを
有している。流路30fと流路30aとは、吸込口13
から吸い込んだ室内空気を熱交換ユニット2の給気側流
路に導く排気風路として構成されている。また流路30
bの途中にはフィルタ35および光触媒担持体36等が
設けられている。上ファン32および下ファン31は、
共通のモータ33で駆動される。モータ33の回転軸は
上下方向に延びている。回転軸の上端に上ファン32
が、下端に下ファン31が取り付けられており、両ファ
ンは一体回転する。
給気口11および排気口12とを接続するダクトの一部
としてのダクトユニットとして構成されている。熱交換
ユニット2は、熱交換エレメント24と、この熱交換エ
レメント24の両面に沿って支持されてこの両面に一対
の風路を区画する一対の区画材28と、この一対の区画
材28と熱交換エレメント24とを収容しつつこれと協
働して一対の内部流路を区画するユニットケーシング2
0とを備えている。一対の内部流路は、排気路の一部で
ある上述の排気側流路と、給気路の一部である上述の給
気側流路とからなり、これらの一対の内部流路を流れる
空気の間で、熱交換が行われる。
3が駆動されると、下ファン31により、空気は給気口
11から給気路を通って室内へ送風され、上ファン32
により、空気は吸込口13から排気路を通り屋外へ排気
される。この間に、給気路を流れる空気は、熱交換ユニ
ット2で排気路を流れる空気との間で熱交換される。フ
ァンユニット3では、フィルタ35で塵埃を除去され、
光触媒による浄化機能によって、室外からの空気に混ざ
っている臭い成分等の異物が除去されて、空気は浄化さ
れる。調湿ユニット4では、室外からの空気に、必要に
応じて加湿または除湿が行われる。
の構造が新規なものであり、薄型に構成されている。図
3は、図2の複合ユニットの熱交換ユニット2の一部断
面の分解斜視図である。図4は、図2の熱交換ユニット
2の側面断面図である。図5は、図2の熱交換ユニット
2の正面断面図である。
の伝熱シート27と、この伝熱シート27を保持する枠
体26とを備えている。一対の区画材28は、テープ状
に一体に形成されて、枠体26および伝熱シート27に
支持されつつ、伝熱シート27の両面の波形の頂部27
mにそれぞれ沿って波形を横断し、対向する伝熱シート
27の表面との間にそれぞれ上述の風路を一対で区画し
ている。区画材28は、波形の頂部27mが延びる第1
の方向(図3の矢印A1の延びる方向)の中間部に配置
され、第1の方向に沿って区画材28の前後に各風路の
入口と出口とが設けられている。
形の直方体に形成されている。この直方体は、伝熱シー
ト27の波形の頂部を横断する第2の方向(図3の矢印
A2の延びる方向)に沿って長く形成されて、この第2
の方向および第1の方向に平行な第1の長手側面241
と第2の長手側面242とを有している。風路は、第1
の長手側面241に設けられた第1風路51と、第2の
長手側面242に設けられた第2風路52とからなる。
各風路は、主に、伝熱シート27に形成された多数の谷
内の流路に区画され、それぞれの流路は入口と出口で合
流している。第1風路51と第2風路52とは、後述す
るように、互いに、流路の断面積や、入口および出口の
大きさを同じにされている。
2の方向に沿う端縁と、枠体26の端部とで区画され、
上述の一対の長手側面に沿って開口している。第1風路
51の入口511と第2風路52の出口522とは、伝
熱シート27を挟んだ反対側に位置し、また、第1風路
51の出口512と第2風路52の入口521とは、伝
熱シート27を挟んだ反対側に位置している。
方向に長く延びて形成され、第2の方向に沿って切った
断面が、矩形の波形にされている。一方の面側で波形の
谷となる部分が第1風路51とされ、他方の面側で谷と
なる部分が第2風路52とされている。第1風路51と
第2風路52とは、伝熱シート27の山の頂部27mと
谷底部(反対側の面から見て山の頂部となる)とを接続
する部分を挟んで、第2の方向に沿って交互に並ぶ多数
の小流路により区画されており、これらの小流路は第1
の方向に沿って延びている。
U字形、V字形、矩形、台形、これらに似た形等を例示
できる。枠体26は、伝熱シート27の周囲を取り囲む
四角枠状に一体に形成されている。枠体26は、伝熱シ
ート27の波形の高さとほぼ同じ高さを有し、第1の方
向に関する風路の両端部を区画している。枠体26と伝
熱シート27とは、ホットメルト接着剤やウレタン樹脂
接着剤等で封止状態で固定されている。
着可能なアルミニウムテープからなる。なお、区画材2
8は、硬質材料製の板状部材であってもよい。区画材2
8の第2の方向に延びる端縁と、枠体26とが、第1風
路51および第2風路52の入口と出口とを区画してい
る。風路の入口と出口の寸法は、互いに同じにされてい
る。例えば、第1の方向に沿って測ったときの、風路の
入口の幅寸法(Cin)と、風路の出口の幅寸法(Cout
)とは、同じである。また、この出口の幅寸法(Cout
)は、第2の方向に沿う位置によって変化せず同じに
されている。また、入口の幅寸法(Cin)も、第2の方
向に沿う位置で変化せず同じである。つまり、入口と出
口は、ともに同じ大きさで同じ形の長方形に形成されて
いる。それゆえ、導入路および導出路に対する相対位置
によっても変化せず、一定の寸法とされている。
ト27に代えて、他の部材で支持されてもよい。例え
ば、区画材28を、対向する伝熱シート27の面にある
波形の頂部27mに近接するようにして、ユニットケー
シング20の壁21bおよび壁22bで支持してもよ
い。このように本熱交換エレメント24では、単一の伝
熱シート27の波形の高さに一対の区画材28の厚みを
加えた分の非常に薄い厚みスペースにおいて、各区画材
28を用いて、伝熱シート27の両側に入口、出口を含
めた第1風路51および第2風路52をコスト安価に区
画できる。
51と第2風路52とに、伝熱シート27を挟んだ一対
の対向流を流すことにより、従来の直交流型の熱交換エ
レメントよりも優れた熱交換効率を得ることができる。
すなわち、伝熱面積を容積で除した値を従来の直交流型
のものと等しくした場合、熱交換効率を例えば3%向上
できる。
ト24を得るには、第1の方向または第2の方向に沿っ
て長さを長くした薄型の直方体状とすればよい。薄型の
直方体状の熱交換エレメントであれば、壁面や天井裏に
設置するのに適している。また、第2の方向に沿って長
さを長くした薄型の直方体状の熱交換エレメント24で
あれば、大風量を得られて、且つ圧力損失の低下を招か
ない点で好ましい。
側面241を下面となるようにしてユニットケーシング
20で支持されている。ユニットケーシング20は、一
の方向、例えば、伝熱シート27の波形が起伏する方向
であり上下方向(図3の矢印A3の延びる方向)に関し
て、薄型の直方体に形成されている。この直方体の第2
の方向に沿って両端にある一対の端面、すなわち、第1
の端面20iに給気側吸込口としての第1ダクト連結部
20aおよび排気側吹出口としての第2ダクト連結部2
0bが開口され、第2の端面20jに給気側吹出口とし
ての開口部21eおよび排気側吸込口としての開口部2
2eが開口されている。
ント24の第1の長手側面241の下方を覆う第1ケー
シング21と、熱交換エレメント24の第2の長手側面
242の上方を覆う第2ケーシング22と、第2ケーシ
ング22と第1ケーシング21との間に配置されて入口
流路20cと出口流路20dを仕切る仕切板23とを有
している。第1ケーシング21の凹部21aと第2ケー
シング22の凹部22aとの間に、熱交換エレメント2
4を嵌め込んで挟持している。
ト24の第1風路51の入口511に臨んで開く給気入
口室21cと、この室と壁21bを挟んで仕切られて出
口512に向かって開く給気出口室21dとが形成され
ている。また、第2ケーシング22には、第2風路52
の入口521に向かって開く排気入口室22cと、この
室と壁22bを挟んで仕切られて出口522に向かって
開く排気出口室22dとが形成されている。これらの各
室21c,21d,22c,22dは、第2の方向に沿
う内面を有している。
ト3の開口部30dと接続するための上述の開口部21
eを有している。また、給気入口室21cの他端は、入
口流路20cの一端と連通し、入口流路20cは上述の
第1ダクト連結部20aにつながっている。排気入口室
22cの一端は、ファンユニット3の開口部30eと接
続するための上述の開口部22eを有している。また、
排気出口室22dの他端は、屈曲状の出口流路20dの
一端と連通し、この出口流路20dは、上述の第2ダク
ト連結部20bにつながっている。
れている。この筒は、第1ケーシング21と第2ケーシ
ング22との半割り状の筒部同士を組み合わせて構成さ
れ、筒の内側に、入口流路20cとつながる開口部が形
成されている。第1ダクト連結部20aの外周面には、
給気ダクト6の端部の内面がはめ込まれている。また、
第2ダクト連結部20bは、第1ダクト連結部20aと
同様にして、出口流路20dとつながる開口部を構成
し、排気ダクト7と一体的に接続されている。
ら、入口流路20cと、給気入口室21cと、熱交換エ
レメント24の第1風路51と、給気出口室21dとを
通り、開口部21eへ至っている。排気側流路は、開口
部22eから、排気入口室22cと、熱交換エレメント
24の第2風路52と、排気出口室22dと、出口流路
20dとを通り、第2ダクト連結部20bへ至ってい
る。
する。上述のようにファンユニット3が運転されると、
上述の給気側流路および排気側流路に空気が流れる。排
気側流路では、上ファン32の運転により生成され開口
部30eでファンケーシング30から送風される気流に
より、以下の流れが生じる。空気は、ファンケーシング
30の流路30aから、開口部30e、開口部22eを
通り、排気入口室22cの内部を第2の方向に沿って案
内されつつ第2風路52の入口521の全体に均一に広
がりつつ風路内に導入される。第2風路51では、伝熱
シート27の上方を、第1の方向に沿って第1風路51
の流れと逆向きに流れる(図4の実線矢印参照)。空気
は、出口522を出ると、排気出口室22d内を第2の
方向に沿って案内されて流れ、連通開口、出口流路20
d、第2ダクト連結部20bを通り、排気ダクト7を第
2の方向に沿って導出される。
り生成され開口部30dでファンケーシング30内に吸
い込まれる気流により、以下の流れが生じる。空気は、
導入路41としての給気ダクト6から、第1ダクト連結
部20aと、入口流路20cと、連通開口と流れ、給気
入口室21c内を第2の方向に沿って案内されつつ第1
風路51の入口511の全体に均一に広がりつつ導入さ
れる。空気は、第1風路51では、伝熱シート27の下
方を第1の方向に沿って流れる(図4の破線矢印参
照)。空気は、出口512を出ると、給気出口室21d
内を第2の方向に沿って案内されて流れ、開口部21e
から、ファンケーシング30の流路30bにスムーズに
流入する。
気側の流路30b内に、光の照射を受けて空気中の汚染
物質を浄化する光触媒を担持した光触媒担持体36と、
この光触媒担持体36に光を照射する光源37とを備え
ている。また、光源37および光触媒担持体36の下方
を覆うファンケーシング30下面部と、吸込グリル34
とは、着脱可能に構成されており、これらをファンユニ
ット3から取り外すことで容易に、光源37等をメンテ
ナンスできるようにされている。
面と交差する方向に延びる多数の互いに平行な通気孔と
を有する、例えば、ハニカム構造体で構成されている。
光触媒担持体36の通気面とファンユニット3の流路3
0bの流れ方向とは、互いに交差させてある。光触媒担
持体36は、略矩形の板状に形成され、流路30bの断
面と略同じ大きさにされている。
脂で形成された、互いに平行な多数の平板と、隣接する
平板間に配置された波形板とを含んでいる。ハニカム構
造体は、平板と波形板とを交互に多数積層して、積層す
る方向に延びた表面および裏面を有する板状に形成さ
れ、表面および裏面に開口する多数の通気孔を有してい
る。これら平板および波形板の表面または内部に、光、
特に紫外線の照射を受けて臭い成分等を分解する光触媒
が担持されている。
ネルギを反応物質に与えて化学反応を起こさせる物質を
意味する。この光触媒が有する主な機能としては、臭
い成分の除去による脱臭機能や、臭い成分でない汚染
物質を分解する機能や、微生物の殺菌やウィルスの不
活化を行なう機能(いわゆる殺菌、抗菌機能)等も含ま
れるが、これらの機能は、何れも光触媒の有する酸化分
解機能によって達成されるものである。
ては、アナタース型の結晶構造を持つ酸化チタン(Ti
O2 )を例示することができる。このアナタース型の結
晶構造を持つ酸化チタンであれば、弱い紫外線でも高い
浄化能力を発揮できる点で好ましい。また、酸化亜鉛
(ZnO)および酸化タングステン(WO3 )等を用い
てもよい。
光ランプである。光源37は、波長320〜420nm
の光を発することができ、TiO2 、ZnO等の光触媒
を活性化させて効率よく汚染物質を浄化することができ
る。光源37は、光触媒担持体36の全面を照明できる
ように、光触媒担持体36の通気面と所定距離を開け
て、複数が平行に延びて配置されている。
述の構成に限定されない。例えば、光触媒担持体36
は、波形板を用いたものの他、ポリエステル系不織布等
の繊維に光触媒をコーティングしたものでもよい。ま
た、光源37としては、光触媒を励起できる光を発する
ことができるものであればよく、特に、紫外線を照射で
きるものが、浄化効率を高めるうえで好ましい。
は、下ファン31用の流路30bに連通する開口部30
dと、上ファン32用の流路30aに連通する開口部3
0eとが、互いに区画されて上下に並んで形成されてい
る。ファンケーシング30の一端面30cを、ユニット
ケーシング20の一端面に隣接して対向して配置するこ
とで、開口部同士を直結して、ユニット同士を連結する
ことができる。
は、複数の接続口30gが形成されている。接続口30
gは、下ファン31用の流路30bに連通して、給気さ
れた外気が送り出されてくる。接続口30gには、後述
するように、吹出ダクト5をそれぞれ接続することもで
きるし、調湿ユニット4を連結して、これの接続口を接
続することもできる。すなわち、ファンケーシング30
の他端面30hは、調湿ユニット4のケーシング40の
一端面に隣接して対向して配置することで、接続口同士
を直結して、ユニット同士を連結することができるよう
に構成されている。
結されて内部流路を区画する箱状のケーシング40と、
ケーシング40内に設けられて内部流路を流れる空気を
加湿する加湿手段としての加湿エレメント41と、ケー
シング40内に設けられて内部流路を流れる空気を除湿
する吸湿手段としての熱交換コイル42とを有してい
る。また、ケーシング40は、吹出ダクト5と接続する
ための接続口40aを複数個有しており、複数の吹出ダ
クトを5と接続できる(図6参照)。
の中空のシェルに、両端部が開放された状態で多数の加
湿パイプが平行に挿通されている。シェルと加湿パイプ
とは一体化されており、シェル内に加湿用の水を溜める
ことができるようにされている。加湿パイプは、水蒸気
透過性膜で形成されており、加湿パイプ内を通る空気
を、シェル内に溜められた水で加湿することができる。
あり、上述した室外機43と接続されている。室外機4
3に設けられた熱交換器と熱交換コイル42との間で、
冷媒がやりとりされて、調湿ユニット4の内部流路を流
れる空気を冷却できる。これにより、空気を除湿するこ
とができる。なお、調湿ユニット4の構成としては、例
えば、加湿や除湿のための、公知の他の構成を利用して
もよい。
接続口30gから空気が送られる。この空気は、加湿エ
レメント41の加湿パイプ内を通り、必要に応じて加湿
される。また、その下流側では、熱交換コイル42の周
囲を通過し、必要に応じて除湿される。その後、複数の
接続口40aから複数の吹出ダクト5へそれぞれ送風さ
れる。
熱交換容量で薄型の熱交換エレメント24を得られるの
で、熱交換ユニット2を薄型化でき、その結果、熱交換
ユニット2を含む複合ユニット1を壁面や天井裏等に容
易に設置できて、従来、設置できなかった狭いスペー
ス、例えば、上述の1階天井裏空間に設置することがで
きる。
メント24をユニットケーシング20に収容してユニッ
ト化しているので、必要に応じて送風機等の他の機器と
組み合わせて、空気調和システムP0を構成することが
できる。このときに、本熱交換ユニット2は、薄型化で
あることに加えて、一対の風路を区画するダクトとして
も扱うことができるので、設置の自由度が高い空気調和
システムP0を実現することができる。
面20jにファンユニット3を接続し、また、ユニット
ケーシング20の第1の端面20iに屋外に臨む給気口
11や排気口12につながる給気ダクト6や排気ダクト
7を接続している。このように、熱交換ユニット2は、
薄型の直方体形の端面で気流を流通させて、熱交換ユニ
ット2の薄型の形状を生かしつつ気流の接続をすること
ができる。
3とは、互いに連結することで、複合ユニットとして一
体的に扱えるので、設置し易くて、しかも、熱交換しつ
つ換気できる空気調和システムP0を容易に実現でき
る。また、ファンユニット3は下面30iに吸込口13
を一体的に有しているので、例えば、吸込口13に接続
するためのダクト等を省略でき、その結果、複合ユニッ
トの構造を簡素化でき、複合ユニット1を小型化するこ
とができる。また、ファンユニット3は、吸込口13を
室内に臨ませているので、室内側から容易にメンテナン
スできる。
浄化機能を有しているので、必ず通るファンユニット3
で外気を、光触媒により効率よく浄化することができ
る。特に、熱交換ユニット2に対して給気の下流側で、
外気を確実に浄化できるので、例えば、熱交換エレメン
ト24が全熱交換型の場合のように、熱交換ユニット2
で外気に臭い成分等が移行する場合があったとしても、
臭い成分等を浄化した清浄な空気を室内に導入すること
ができる。
源37や光触媒担持体36を設ける場合には、メンテナ
ンスの必要がある光源37等を、室内側から容易にメン
テナンスすることができる。例えば、吸込グリル34
と、ファンケーシング30の光源37の下方部分とを取
り外してメンテナンスできる。また、光源37には、フ
ァンユニット3のモータ33に通常供給される電力を利
用して給電できるので、光源37のための配線等の構造
を簡素化できる。
を、ファンユニット3に設けているので、ファンユニッ
ト3から送り出される給気の各流路や各空調空間で、共
用することができる。また、調湿ユニット4を必要に応
じてファンユニット3に連結することで、一体的な複合
ユニット1として扱えて設置し易くて、加湿または除湿
する調湿機能を付加した空気調和システムP0を実現す
ることができる。また、調湿ユニット4は熱交換ユニッ
ト2を通った給気を通すので、給気を室内の空気温度に
近づけてから効率よく除湿または加湿でき、その結果、
調湿能力を確保しつつ小型化することができる。
グ22とこれらに挟持された熱交換エレメント24およ
び区画材28とで協働して、一対の風路51,52の各
入口および出口につながる流路を区画することができ、
熱交換エレメント24、区画材28、およびこれらを挟
持する一対のケーシング21,22の簡素な構造にする
ことができる。
の下方を給気側流路としたので、屋外から給気された外
気は伝熱シート27の下方を通過するので、外気に混ざ
っている塵埃は、第1風路52を含む給気側流路を通る
際に伝熱シート27に降り積もることがなく、その結
果、使用に際して伝熱シート27の熱交換効率を高く維
持することができる。
には、図6に示すように、複数の吹出ダクト5を接続で
きるように、例えば、ファンユニット3の接続口30f
や調湿ユニット4の接続口40aを複数個設けたので、
これらのユニットを含む複合ユニット1を複数の空調空
間で共用する際に、吹出ダクト5を分岐させるための構
成を省くことができ、システムとしての構造を簡素化す
ることができる。また、上述の接続口は、最も下流側と
なるユニットの出口側に設けることで、途中部の接続を
簡素化できて好ましい。
ように、複数台の複合ユニット1を住宅建物の各階に一
台ずつ配置しているので、各階にある各複合ユニット1
は、その階に応じた空気調和の能力、機能を有していれ
ばよい。その結果、各複合ユニット1は、建物全体を単
一のユニットで空気調和する場合に比べて、小型化する
ことができる。また、単一のユニットで1階と2階を空
気調和する場合には、上述の単一のユニットが設置され
ている階と他の階の部屋とをつなぐために、上下階を貫
くダクトが必要となる。一方、各階に複合ユニット1を
設けた本実施の形態では、上述の上下の各階を貫くダク
トを省くことができるのて、システムの構造を簡素化で
き、それに加えて、各複合ユニット1は、上述の薄型の
熱交換ユニット2を含むので、この空気調和システムP
0を、従来では設置が困難な住宅建物の空間、例えば、
上述の1階天井裏空間に設置することができる。従っ
て、多くの建物に本空気調和システムP0を適用するこ
とができる。
外機43を、各階にある複合ユニット1で共用して、1
台の室外機43で済ますことができ、構造の簡素化を図
ることできる。ここで、室外機43としては、調湿ユニ
ット4用のものに限定されない。例えば、後述するよう
に、冷暖房するユニットが設けられる場合には、このた
めのエアコンの室外機としてもよい。また、このような
室外機と複合ユニット1との接続は、通常、電気的な配
線や冷媒を通す配管で行われ、この配管に比べて大断面
積となるダクトを通す場合に比べて格段に容易に施工す
ることがてきるので、施工が面倒になることはない。
システムP0は、2階建ての建物に適用した場合を説明
したが、これには限定されない。例えば、3階建て以上
の建物や、地下室のある建物等、複数階を有する建物に
適用できる。この場合には、空気調和を必要とする各階
毎に複合ユニット1を設けることで、上述のように複合
ユニット1を小型化できて、上下階を貫くダクトを不要
にできて好ましい。また、本空気調和システムP0を、
1階建ての建物や、単一の階の空調空間が広い場合等に
その階に複数の複合ユニット1を設けても構わない。
システムP0の複合ユニット1は、天井裏に設置されて
いたが、これには限定されない。例えば、複合ユニット
1を壁面に沿わせて設置してもよい。また、熱交換ユニ
ット2の構成は、上述の構成に限定されない。例えば、
図11の概略構成図に示すように、熱交換ユニット2に
光触媒による脱臭等の、空気浄化機能を持たせてもよ
く、この場合には、ファンユニット3から光触媒担持体
36や光源37を省くことができる。
光触媒を担持した伝熱シート27と、この伝熱シート2
7に光を照射する光源90とを有している。伝熱シート
27の素材に光触媒を混入したり、伝熱シート27の表
面に光触媒をコーティングすることで、光触媒を担持し
た光触媒担持体として機能する伝熱シート27を得るこ
とができる。この伝熱シート27の表面または内部に、
紫外線の照射を受けて臭い成分等を分解する光触媒が担
持されている。また、光源90は、上述の光源37と同
様のものであり、伝熱シート27を照明できるように、
例えば、第1ケーシング21内に設ければよい。伝熱シ
ート27に光を照射することで、光、特に紫外線が光触
媒を励起して、風路内で光触媒の周囲の空気を浄化する
ことができる。
ト27に担持した光触媒で空気を浄化でき、しかも、光
触媒担持体36や光源37等をファンユニット3等に別
途設けずに済むので、複合ユニット1の構造を簡素化し
つつ、光触媒担持体36に空気を通す場合に想定される
圧力損失も防止することができる。また、上述の熱交換
エレメント24は、薄型であるので、光源90からの光
が伝熱シート27に担持された光触媒に確実に到達する
ことができ、効率よく浄化することができる。また、こ
のような光触媒を担持した伝熱シート27を有する場合
には、区画材28、特に光源90のある側に配置された
ものを透明な素材で形成してもよい。この場合には、光
源90からの光が、区画材28で遮られずに、伝熱シー
ト27に担持された光触媒に確実に至ることができ、空
気浄化の効率を高めることができて好ましい。
熱交換エレメント24の伝熱シート27の上方に給気側
流路を区画して、伝熱シート27の下方に排気側流路を
区画してもよい。これに応じて、ファンユニット3で
は、上ファン32と下ファン31の空気の流れや、フィ
ルタ35の配置が、上述の実施の形態と異なる。すなわ
ち、下ファンユニット31は、空気を下方の吸込口13
から吸い込み、流路30mを通じて熱交換ユニット2の
排気側風路に送風する。また、上ファン32は、空気を
熱交換ユニット2の給気側風路から吸い込み、フィルタ
35を通過させて、流路30nを通じて、接続口30g
へ送り出す。
ト27の下方を排気側風路とすることで、熱交換ユニッ
ト2の排気側吸込口につなげるために、ファンユニット
3の下部に排気風路としての流路30mを設けて、吸込
口13に簡単に接続することができる。その結果、図2
に示す場合の流路30fを省いて、ファンユニット3内
の流路の構成を簡素化でき、ファンユニット3を小型化
することができる。
ト3では、光触媒担持体36や、光源37を必要に応じ
て省いてもよい。また、調湿ユニット4では、必要に応
じて、加湿エレメント41と除湿用の熱交換コイル42
の何れか一方を省いてもよい。例えば、図10の構成で
は、熱交換コイル42が省略されている。
成に限定されない。例えば、図8と図7に示すように、
複合ユニット1を、熱交換ユニット2とファンユニット
3とで構成して、調湿ユニット4を省いてもよい。ま
た、複合ユニット1を熱交換エレメント2のみで構成し
てもよく、この場合には、送風機をダクト等に設けて、
熱交換ユニット2と組み合わせることで、図7の場合と
同様に機能する。
い。例えば、図9に示すように、給気の温度を上げた
り、下げたりできる冷暖房ユニット8を設けてもよい。
冷暖房ユニット8は、室外機81と接続して使用され、
複数の接続口を有している。各接続口に吹出ダクト5が
接続されて、複数の給気吹出ユニット15につながって
いる。図9では調湿ユニット4からの吹出流をダクト9
を介して冷暖房ユニット8に導いているが、上述の各ユ
ニットと同様に一体的に連結してもよい。
なくとも熱交換ユニット2を有していればよい。また、
上述の熱交換エレメント24を複数を連結して使用して
もよい。例えば、単一の伝熱シート27を支持する枠体
26を、複数の伝熱シート27に対して一体に形成し
て、熱交換エレメント24を構成してもよい。
種々の設計変更を施すことが可能である。
レメントと区画材とによる効果として、単一の伝熱シー
トの波形の高さに一対の区画材の厚みを加えた分の非常
に薄い厚みスペースにおいて、入口、出口を含めた各風
路をコスト安価に区画できる。しかも、伝熱面積と容積
との比を等しく設定した場合、従来の直交流型の熱交換
器と比較して熱交換効率を高くすることができる。ま
た、波形を横断する方向に長い薄型の直方体状の熱交換
エレメントを得られる。その結果、熱交換ユニットを薄
型化できるので、壁面や天井裏等に容易に設置でき、従
来、設置できなかった狭いスペースに設置することがで
きる。
トとしても扱うことができる本熱交換ユニットと、必要
に応じて送風機等の他の機器と組み合わせて、設置の自
由度が高い空気調和システムを実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効
果に加えて、以下の効果を奏する。すなわち、熱交換ユ
ニットの端面で接続が行われるので、その薄型の形状を
生かすことができる。また、熱交換ユニットとファンユ
ニットとを連結した複合ユニットは、一体的に扱えて、
設置し易くて、しかも、熱交換しつつ換気できる空気調
和システムを容易に実現できる。
載の発明の効果に加えて、以下の効果を奏する。すなわ
ち、ファンユニットは吸込口を一体的に有するので、複
合ユニットの構造を簡素化でき、その結果、小型化する
ことができる。また、ファンユニットを室内側から容易
にメンテナンスできる。請求項4記載の発明によれば、
請求項2または3に記載の発明の効果に加えて、以下の
効果を奏する。すなわち、ファンユニットで、外気を光
触媒により効率よく浄化でき、特に、空気流の上流側と
なる熱交換ユニットで外気に臭い成分等が移行する場合
があったとしても、臭い成分等を浄化した清浄な空気を
室内に導入することができる。また、ファンユニットが
室内に臨む場合には、光源や光触媒担持体のメンテナン
スを容易にできる。また、光源にファンユニットから給
電でき、構造を簡素化できる。
至4の何れかに記載の発明の効果に加えて、以下の効果
を奏する。すなわち、必要に応じて調湿ユニットをファ
ンユニットに連結して、一体的に扱えて設置し易くて調
湿機能を有した空気調和システムを実現することができ
る。また、熱交換ユニットで給気を室内の空気温度に近
づけてから、調湿ユニットで効率よく除湿または加湿で
き、その結果、調湿能力を確保しつつ小型化することが
できる。
至5の何れかに記載の発明の効果に加えて、熱交換エレ
メント、区画材、およびこれらを挟持する一対のケーシ
ングの簡素な構造で、一対の風路の各入口および出口に
つながる流路を区画することができる。請求項7記載の
発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、熱
交換ユニットの伝熱シートの下方を排気側風路としたの
で、ファンユニット内の流路の構成を簡素化でき、ファ
ンユニットを小型化することができる。
至6の何れかに記載の発明の効果に加えて、熱交換ユニ
ットの伝熱シートの下方を給気側風路としたので、給気
された外気中の塵埃が、伝熱シートに降り積もることが
なく、その結果、使用に際して伝熱シートの熱交換効率
を高く維持することができる。請求項9記載の発明によ
れば、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の効果に加
えて、複合ユニットに複数の接続口を設けることで、複
数の空調空間で共用するときに、構造を簡素化すること
ができる。
乃至9の何れかに記載の発明の効果に加えて、以下の効
果を奏する。すなわち、建物の各階に複合ユニットを設
けたので、各複合ユニットはその階に応じた空気調和の
能力、機能で済み、単一のユニットで建物全体を空調す
る場合に比べて、小型化することができる。また、各階
を貫くダクトを省けて構造を簡素化でき、さらに、薄型
のユニットを含むので、この空気調和システムを、従来
では設置が困難な住宅建物に設置することができる。
0記載の発明の効果に加えて、例えば、除湿用の室外機
を各複合ユニットで共用して、構造を簡素化できる。
これが設けられた建物の透視斜視図である。
合ユニットの概略構成図である。
構成図である。
の主要部の接続の概略構成図である。
構成図である。
の主要部の接続の概略構成図である。
ムの複合ユニットの概略構成図である。
略構成の正面断面図である。
グ) 20a 第1ダクト連結部(給気側吸込口) 20b 第2ダクト連結部(排気側吹出口) 20i 第1の端面 20j 第2の端面 21 第1ケーシング(一対のケーシングの一方) 22 第1ケーシング(一対のケーシングの他方) 21e 開口部(給気側吹出口) 22e 開口部(排気側吸込口) 24 熱交換エレメント 26 枠体 27 伝熱シート 27m 波形の頂部 28 区画材 30a 流路(排気風路) 30f 流路(排気風路) 31 下ファン(送風手段) 32 上ファン(送風手段) 36 光触媒担持体 37 光源 41 加湿エレメント(加湿手段) 42 熱交換コイル(吸湿手段) 43 室外機 51 第1風路(給気風路) 51 第2風路(排気風路) 511,521 入口 512,522 出口 A1 第1の方向(波形の頂部が延びる方向) A2 第2の方向(波形の頂部を横断する方向) A3 波形の起伏の方向
Claims (11)
- 【請求項1】一の方向(A3)に関して薄い直方体形状をな
す熱交換ユニット(2) を少なくとも備え、 上記熱交換ユニット(2) は、 上記一の方向(A3)に起伏する断面波形の単一の伝熱シー
ト(27)、およびこの伝熱シート(27)の周縁を保持する枠
体(26)を含む熱交換エレメント(24)と、 伝熱シート(27)の両面の波形の頂部(27m) にそれぞれ沿
って波形を横断し、対向する伝熱シート(27)の面との間
にそれぞれ給気風路(51)および排気風路(52)を区画する
一対の区画材(28)と、 上記熱交換エレメント(24)と一対の区画材(28)を収容し
たケーシング(20)とを備え、 各区画材(28)は、波形の頂部(27m) が延びる方向の中間
部に配置され、 波形の頂部(27m) が延びる方向に沿って区画材(28)の前
後に各風路(51,52) の入口(511,521) と出口(512,522)
とが設けられていることを特徴とする複合ユニット。 - 【請求項2】請求項1記載の複合ユニット(1) におい
て、 上記熱交換ユニット(2) のケーシング(20)の第1の端面
(20i) に、給気側吸込口(20a) および排気側吹出口(20
b) が開口され、第2の端面(20j) に給気側吹出口(21e)
および排気側吸込口(22e) が開口されており、 上記第2の端面(20j) に連結されるファンユニット(3)
をさらに備え、 このファンユニット(3) は、上記給気側吹出口(21e) お
よび排気側吸込口(22e) を通してそれぞれ風を送る一対
の送風手段(31,32) を含むことを特徴とする複合ユニッ
ト。 - 【請求項3】請求項2記載の複合ユニット(1) におい
て、 上記ファンユニット(3) は、室内(R) に開口して室内空
気を吸い込む吸込口(13)と、この吸込口(13)から吸い込
んだ室内空気を上記熱交換ユニット(2) の排気側吸込口
(22e) に導く排気風路(30a,30f) とを含むことを特徴と
する複合ユニット。 - 【請求項4】請求項2または3に記載の複合ユニット
(1) において、 上記ファンユニット(3) は、光の照射を受けて空気中の
汚染物質を浄化する光触媒を担持した光触媒担持体(36)
と、この光触媒担持体(36)に光を照射する光源(37)とを
さらに含むことを特徴とする複合ユニット。 - 【請求項5】請求項2乃至4の何れかに記載の複合ユニ
ット(1) において、 上記ファンユニット(3) に連結される調湿ユニット(4)
をさらに備え、 この調湿ユニット(4) は、ファンユニット(3) から室内
に送られる給気を加湿する加湿手段(41)および給気を除
湿する吸湿手段(42)の少なくとも一方を含むことを特徴
とする複合ユニット。 - 【請求項6】請求項1乃至5の何れかに記載の複合ユニ
ット(1) において、 上記熱交換ユニット(2) のケーシング(20)は、熱交換エ
レメント(24)および一対の区画材(28)を両側から挟持す
る一対のケーシング(21,22) を含むことを特徴とする複
合ユニット。 - 【請求項7】請求項3記載の複合ユニット(1) におい
て、 上記熱交換ユニット(2) の伝熱シート(27)の上方に給気
側風路を配置し、下方に排気側風路を配置したことを特
徴とする複合ユニット。 - 【請求項8】請求項1乃至6の何れかに記載の複合ユニ
ット(1) において、 上記熱交換ユニット(2) の伝熱シート(27)の上方に排気
側風路を配置し、下方に給気側風路を配置したことを特
徴とする複合ユニット。 - 【請求項9】請求項1乃至8の何れかに記載の複合ユニ
ット(1) において、 上記熱交換ユニット(2) を介して複数の空調空間へそれ
ぞれ外気を供給する複数の吹出ダクト(5) への接続口(3
0g,40a) を有することを特徴とする複合ユニット。 - 【請求項10】請求項1乃至9の何れかに記載の複合ユ
ニット(1) を複数台設けて、住宅建物(H) の各階に一台
ずつ配置したことを特徴とする空気調和システム。 - 【請求項11】請求項10記載の空気調和システム(P0)
において、 上記複数台の複合ユニット(1) は、共通の室外機(43)に
接続されることを特徴とする空気調和システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10099760A JP2959550B1 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 複合ユニットと、これを備えた空気調和システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2959550B1 true JP2959550B1 (ja) | 1999-10-06 |
JPH11294796A JPH11294796A (ja) | 1999-10-29 |
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JP (1) | JP2959550B1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114228206A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-25 | 宿迁精诚模具有限公司 | 一种用于负载催化剂的高结晶度复合膜的成型模具及制备方法 |
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-
1998
- 1998-04-10 JP JP10099760A patent/JP2959550B1/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114228206A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-25 | 宿迁精诚模具有限公司 | 一种用于负载催化剂的高结晶度复合膜的成型模具及制备方法 |
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JPH11294796A (ja) | 1999-10-29 |
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