JP2000055432A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP2000055432A
JP2000055432A JP10219192A JP21919298A JP2000055432A JP 2000055432 A JP2000055432 A JP 2000055432A JP 10219192 A JP10219192 A JP 10219192A JP 21919298 A JP21919298 A JP 21919298A JP 2000055432 A JP2000055432 A JP 2000055432A
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heat exchanger
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unit
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Kiyoto Hamaguchi
清人 浜口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内からの排気と屋外からの給気との間で熱交
換しつつ、給気を浄化する空気清浄装置では、給気中の
汚染物質が熱交換器に付着して、長期間が経過すると、
きれいな給気を継続できなくなる場合がある。 【解決手段】本空気清浄装置1では、熱交換器21を通
る排気風路と給気風路とを設けた。熱交換器21を含む
本体ユニット2の上流側と下流側となる給気風路に、光
触媒を担持する光触媒担持体33と光源34とを備える
浄化ユニット3,4をそれぞれ配置した。浄化ユニット
3の光触媒により、給気中の汚染物質を分解除去後に、
熱交換器21に給気を導入し、さらに浄化ユニット4の
光触媒により給気を確実に浄化する。 【効果】熱交換器の熱交換効率の低下を防止。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空気清浄装置に関する。特
に、光触媒を用いて空気中の臭い成分等の汚染物質を浄
化する浄化機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】空気清浄装置には、例えば、室内からの
排気と屋外からの給気との間で、熱交換しつつ換気する
空気調和装置に、光触媒を用いて空気中の汚染物質を浄
化する浄化機能を備えたものがあり、これには、吹出口
を有するケーシング内に、熱交換器と、光触媒を保持す
る光触媒エレメントとを設けたものが考えられている。
この空気調和装置では、光触媒エレメントは、給気が流
れる給気風路における、熱交換器の下流側に配置されて
おり、換気すると、屋外の空気中の臭い成分等の汚染物
質を除去することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の空気
清浄装置では、光触媒エレメントは熱交換器の下流側に
配置されているので、汚染物質が給気とともに熱交換器
を通過する際に、熱交換器に付着することがある。その
結果、付着した汚染物質が熱交換器内部に徐々に溜ま
り、長期間が経過すると、熱交換器の内部に滞留してい
る汚染物質に比べて、光触媒の浄化機能が相対的に低下
してしまい、きれいな給気を継続できなくなることが想
定される。また、このように汚染物質が滞留した熱交換
器は、その熱交換機能にかかわらず、使用に適さなくな
る。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、熱交換器への汚染物質の付着を防止できる
空気清浄装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の空気清浄装置は、室内から屋
外への排気の流れる排気風路と、屋外から室内への給気
の流れる給気風路と、給気と排気との間で熱交換する熱
交換器と、この熱交換器を通る空気を光の照射を受けて
浄化する光触媒を担持する光触媒担持体とを備えた空気
清浄装置において、上記光触媒担持体は、熱交換器の上
流側の給気風路に設けられたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、以下の作用を奏する。
すなわち、光触媒により給気中の汚染物質を分解して除
去することができ、新鮮できれいな給気を室内に供給で
きる。また、熱交換器の上流側にある光触媒が、給気中
の汚染物質を分解して除去できるので、汚染物質は熱交
換器へ至らず、熱交換器に付着することも防止できる。
その結果、汚染物質が熱交換器内に溜まることがないの
で、汚染物質の滞留に伴い光触媒の浄化能力が相対的に
低下することを防止できる結果、長期間にわたりきれい
な給気を実現できる。また、汚染物質が熱交換器に溜ま
らないので、汚染物質の滞留に起因して熱交換器が使用
できなくなることを防止できる結果、熱交換器の長寿命
化を実現することができる。
【0007】請求項2記載の発明の空気清浄装置は、請
求項1記載の空気清浄装置において、上記光触媒担持体
は、熱交換器の下流側の給気風路にもさらに設けられた
ことを特徴とする。この構成によれば、請求項1記載の
発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわち、
上流側と下流側の光触媒で給気をより確実に浄化するこ
とができる。また、万一、汚染物質が熱交換器に至って
付着することがあったとしても、下流側の光触媒担持体
が給気を浄化して、長期間にわたりきれいな給気を実現
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の空気
清浄装置を添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本
発明の第1の実施の形態の空気清浄装置の概略構成図で
ある。空気清浄装置1は、室内と屋外との間に一対の空
気流を生成する一対の送風機22,23および熱交換器
21を内蔵する本体ユニット2と、この本体ユニット2
を通る空気流を浄化する浄化ユニット3,4とを備えて
いる。また、空気清浄装置1は、複数のダクト6〜10
を有し、これらのダクト6〜10が、浄化ユニット3,
4と本体ユニット2とを接続しつつ空気流を流す。本体
ユニット2は、互いに区画された一対の内部風路を有し
ている。この一対の内部風路と、浄化ユニット3,4の
内部風路と、各ダクト6〜10とにより、屋外から室内
へ空気流を流す給気風路(この風路での流れを矢印F1
で示す。)と、室内から屋外へ空気流を流す排気風路
(この風路での流れを矢印F0で示す。)とが構成され
ている。
【0009】本発明では、熱交換器21の上流側の給気
風路に光触媒を担持する光触媒担持体33を配置して、
光触媒により給気を浄化して熱交換器21に通すように
している。給気風路は、屋外に臨み空気を取り入れる給
気口13から、浄化ユニット3の内部風路(矢印F3
1)と、ダクト6と、本体ユニット2の他方の内部風路
(矢印F21)と、ダクト7と、浄化ユニット4の内部
風路(矢印F41)と、ダクト8とで構成されて、室内
に臨み空気を吹き出す吹出口14へ至っている。また、
給気風路は、外気のみを室内に導入する通風路を構成し
ている。
【0010】排気風路は、室内に臨み空気を吸い込む吸
込口15から、ダクト9と、本体ユニット2の一方の内
部風路(矢印F20)と、ダクト10とで構成されて、
屋外に臨み空気を排出する排気口16へと至っている。
本体ユニット2は、箱状のケーシング24を有し、この
内部に互いに区画された上述の一対の内部風路を有して
いる。この一対の内部風路は、給気風路および排気風路
の一部をそれぞれ構成し、熱交換器21の内部で互いに
連通することなく交差して、それぞれの内部風路を流れ
る空気流の間で熱交換できるように、熱交換器21がケ
ーシング24内に取り付けられている。熱交換器21
は、例えば、顕熱と潜熱とを同時に熱交換する全熱交換
型の直交流形のものである。これは、平板状の多数の伝
熱シートをスペーサを挟んで間隔を開けて対向させて積
層し、伝熱シート間に一対の内部風路を交互に区画した
ものである。伝熱シートは、紙等の透湿性を有する部材
で形成されている。また、排気風路の一部である一方の
内部風路には、排気の流れを生成する排気用送風機23
が設けられている。また、他方の内部風路には、給気の
流れを生成する給気用送風機22が設けられている。
【0011】本体ユニット2の上流側および下流側の給
気風路に、光触媒担持体33を含む浄化ユニット3,4
がそれぞれ配置されている。浄化ユニット3は、給気口
13およびこの給気口13とつながり給気風路の一部と
して使用される内部風路を形成するケーシング31と、
その内部風路を流れる空気中の塵埃を捕獲する集塵フィ
ルタ32と、光の照射を受けて空気を浄化する光触媒を
担持する光触媒担持体33と、光触媒担持体33に光を
照射する光源34とを備えている。空気流の流れに沿っ
て上流側から、集塵フィルタ32と、光触媒担持体33
と、光源34とが順に並んで配置されている。集塵フィ
ルタ32は、特に外気に含まれている汚染物質を効果的
に除去できるものが使用されている。
【0012】浄化ユニット4は、ダクトとして機能する
ダクトユニットであり、ダクト7,8間に介在すること
で、ダクト7,8と協働して一体的なダクトとして機能
する。浄化ユニット4は、ダクトとして機能する内部風
路を形成する筒状のケーシング41と、内部風路に配置
された光触媒担持体33および光源34とを備えてい
る。空気流の流れに沿って上流側から、光触媒担持体3
3と、光源34とが並んでいる。
【0013】光触媒担持体33は、通気面と、この通気
面と交差する方向に延びる多数の互いに平行な通気孔と
を有する、例えば、ハニカム構造体で構成されている。
光触媒担持体の通気面と給気風路や排気風路での空気の
流れ方向とは、互いに交差させて配置されている。ハニ
カム構造体は、例えば、塩化ビニル樹脂で形成された、
互いに平行な多数の平板と、隣接する平板間に配置され
た波形板とを含んでいる。ハニカム構造体は、平板と波
形板とを交互に多数積層して、積層する方向に延びた表
面および裏面を有する板状に形成され、表面および裏面
に開口する多数の通気孔を有している。これら平板およ
び波形板の表面または内部に、光、特に紫外線の照射を
受けて臭い成分等を分解する光触媒が担持されている。
【0014】光触媒は、紫外線等の光を吸収し、そのエ
ネルギを反応物質に与えて化学反応を起こさせる物質を
意味する。この光触媒が有する主な機能としては、臭
い成分の除去による脱臭機能や、臭い成分でない汚染
物質を分解する機能や、微生物の殺菌やウィルスの不
活化を行なう機能(いわゆる殺菌、抗菌機能)等も含ま
れるが、これらの機能は、何れも光触媒の有する酸化分
解機能によって達成されるものである。
【0015】ここで、酸化分解機能を有する光触媒とし
ては、アナタース型の結晶構造を持つ酸化チタン(Ti
2 )を例示することができる。このアナタース型の結
晶構造を持つ酸化チタンであれば、弱い紫外線でも高い
浄化能力を発揮できる点で好ましい。また、酸化亜鉛
(ZnO)および酸化タングステン(WO3 )等を用い
てもよい。
【0016】光源34は、例えば、直管型の冷陰極型蛍
光ランプである。光源34は、波長320〜420nm
の光を発することができ、TiO2 、ZnO等の光触媒
を活性化させて効率よく汚染物質を浄化することができ
る。光源34は、光触媒担持体33の全面を照明できる
ように、光触媒担持体33の通気面と所定距離を開け
て、平行に延びて配置されている。
【0017】なお、光触媒担持体33や光源34は、上
述の構成に限定されない。例えば、光触媒担持体33
は、波形板を用いたものの他、ポリエステル系不織布等
の繊維に光触媒をコーティングしたものでもよい。ま
た、光源34としては、光触媒を励起できる光を発する
ことができるものであればよく、特に、紫外線を照射で
きるものが、浄化効率を高めるうえで好ましい。また、
光触媒担持体33と光源34との配置も上述のものに限
定されず、例えば、光源34を空気流の上流に配置した
り、光触媒担持体33を空気流に沿うように配置しても
よい。
【0018】この空気調和装置1では、給気用送風機2
2および排気用送風機23が運転されると、室外から給
気風路を通して室内へ空気が給気され、室内から排気風
路を通して室外へ空気が排気される。室外からの給気
は、先ず、浄化ユニット3の集塵フィルタ32で塵埃を
除去され、次に、光触媒による浄化機能により浄化され
る。このように浄化された給気は、その後、本体ユニッ
ト2の熱交換器21を通過し、このとき、給気と排気と
の間で熱交換が行われて、例えば、冷たい給気は温かい
排気によって暖められる。その後、浄化ユニット4の光
触媒による浄化機能によってさらに浄化されてから、吹
出口14から室内に給気される。また、室内からの排気
は、本体ユニット2の熱交換器21を通過して、排気口
16から屋外へ排気される。
【0019】このように本実施の形態によれば、浄化ユ
ニット3の光触媒担持体33は、熱交換器21の上流側
の給気風路に設けられたので、熱交換器21の上流側に
ある光触媒が、給気中の汚染物質を分解して除去できる
結果、汚染物質は熱交換器21へ至らず、熱交換器21
に付着することも防止できる。従って、汚染物質が熱交
換器21内に溜まることがないので、汚染物質の滞留に
伴い光触媒の浄化能力が相対的に低下することを防止で
きる結果、長期間にわたりきれいな給気を実現できる。
また、汚染物質が熱交換器21に溜まらないので、汚染
物質の滞留に起因して熱交換器21が使用できなくなる
ことを防止できる結果、熱交換器21の長寿命化を実現
することができる。というのは、熱交換器21は、上述
のように紙等の伝熱シートで多数の風路を区画している
ので、その内部に汚染物質が付着したり溜まったりする
と、その汚染物質を洗浄したりして除去することはきわ
めて困難であるからである。
【0020】さらに、浄化ユニット4の光触媒担持体3
3が、熱交換器21の下流側の給気風路に設けられたの
で、万一、浄化ユニット3を通過した汚染物質が熱交換
器21に至って付着することがあったとしても、下流側
になる浄化ユニット4の光触媒担持体33が給気を浄化
して、長期間にわたりきれいな給気を実現できる。ま
た、上述のように、浄化ユニット3の光触媒担持体33
により、熱交換器21に汚染物質が付着することを防止
できるので、熱交換器21の熱交換効率の低下を防止で
きる結果、この点でも、汚染物質の熱交換器21への付
着がある場合に比べて、熱交換器21を長寿命化するこ
とができる。
【0021】また、浄化ユニット3および浄化ユニット
4の光触媒担持体33は、その光触媒により給気中の汚
染物質を確実に分解して除去することができ、新鮮でき
れいな給気を室内に供給できる。特に、浄化ユニット4
の光触媒は、熱交換器21の下流側にあるので、全熱交
換型の熱交換器21のように、排気経路と給気風路との
間で空気が移行する場合があったとしても、給気を確実
に浄化することができる。
【0022】また、本体ユニット2は、熱交換器21を
含む第1ユニットとして構成され、浄化ユニット3,4
は、光触媒担持体33を含む第2ユニットとして構成さ
れ、これらの第1ユニットと第2ユニットとを組み合わ
せて本空気清浄装置1が構成されている。これにより、
第1ユニットに変更を加えることなく、第1ユニットに
光触媒による浄化機能を安価に付加することができる。
例えば、本体ユニット2のように外気処理装置として機
能するものを第1ユニットとすることで、既存の外気処
理装置をそのまま利用できて好ましい。ここで、第1ユ
ニットと第2ユニットとは、上述のように、ダクトを介
して間接的に接続されてもよいし、次の第2の実施の形
態のように、両ユニットのケーシング同士で直接に接続
されてもよい。
【0023】次に、第2の実施の形態の空気清浄装置
を、図2の概略構成図を参照しながら説明する。なお、
第1の実施の形態と同様の部分については、同じ符号を
付して説明を省略する。本実施の形態では、上述の本体
ユニット2と浄化ユニット4とが一体に構成された本体
ユニット20が設けられている。また、この本体ユニッ
ト20と、浄化ユニット5が、ケーシング同士で直接に
接続されている。
【0024】空気清浄装置1は、上述の本体ユニット2
0と、この本体ユニット20に接続される浄化ユニット
5と、これらの各ユニットに接続される複数のダクト
6,7,9,10とを有しており、これら各部によって
上述の給気風路および排気風路を区画している。すなわ
ち、給気風路(矢印F1参照)は、給気口13から、ダ
クト6と、浄化ユニット5の内部風路と、本体ユニット
20の他方の内部風路(矢印F21)と、ダクト7とで
構成されて、吹出口14へ至っている。排気風路(矢印
F0参照)は、吸込口15から、ダクト9と、本体ユニ
ット20の一方の内部風路(矢印F20)と、ダクト1
0とで構成されて、排気口16へと至っている。
【0025】本体ユニット20は、内部に排気風路の一
部と給気風路の一部を区画しつつ以下の各部を収容する
単一のケーシング25と、ケーシング25の内部に配置
された各部、すなわち、熱交換器21と、集塵フィルタ
32と、各風路に対応する光触媒担持体33および光源
34とを有している。ケーシング25は、上述のケーシ
ング24と、ケーシング41とを一体化したものであ
り、排気風路となる、熱交換器21の下流側の一方の内
部風路には、光触媒担持体33と光源34とを収容可能
な空間25aを有している。この空間25aに、空気流
の流れに沿って上流側から、光触媒担持体33と、光源
34とが順に配置されている。
【0026】浄化ユニット5は、ダクトとして機能する
内部風路を形成する筒状のケーシング51と、その内部
風路に空気流の流れに沿って上流側から配置された集塵
フィルタ32、光触媒担持体33および光源34とを備
えている。ケーシング51はと、本体ユニット20のケ
ーシング25とは、ダクトを介在させずに、直接に接続
可能とされており、両ケーシングの内部風路同士は、互
いに連通している。
【0027】このように本実施の形態によれば、本体ユ
ニット20および浄化ユニット5の2つの光触媒担持体
で、給気中の汚染物質を確実に浄化することができる。
また、浄化ユニット5の光触媒により、給気中の汚染物
質が熱交換器21へ至らず、汚染物質の熱交換器21へ
の付着や滞留を防止できる。その結果、汚染物質の滞留
に伴う光触媒の浄化能力の相対的な低下を防止して、長
期間にわたり新鮮できれいな給気を実現でき、しかも、
熱交換器21の長寿命化を実現することができる。
【0028】また、万一、汚染物質が浄化ユニット5で
浄化されずに熱交換器21に至って付着することがあっ
たとしても、本体ユニット20の光触媒で浄化できるの
で、長期間にわたりきれいな給気を実現できる。このよ
うに本実施の形態によれば、本体ユニット20は、単一
のケーシング25内に、熱交換器21と光触媒担持体3
3とを収容してユニットを構成しているので、熱交換器
21と光触媒担持体33とを別々のケーシングに収容す
る場合に比べて、構造を簡素化でき、しかも、熱交換器
21と光触媒担持体33とを一体に扱えて設置しやす
い。
【0029】また、熱交換器21を含む第1ユニットと
しての本体ユニット20と、光触媒担持体33を含む第
2ユニットとしての浄化ユニット5とが設けられている
ので、第1ユニットと第2ユニットとを組み合わせるこ
とで、外気処理装置としての第1ユニットに変更を加え
ることなく、第1ユニットに流入する給気を浄化するた
めの光触媒による浄化機能を安価に付加することができ
る。
【0030】なお、光触媒担持体33および光源34を
含むユニットの構成は、上述の各実施の形態に示したも
のに限定されない。例えば、光触媒担持体33と光源3
4とでユニットを構成しない場合も考えられる。また、
ユニットとする場合も、上述の本体ユニット2,20、
ダクトユニット、給気口ユニットの他のユニット構成も
考えられる。例えば、上述の浄化ユニット4のケーシン
グ41に吹出口14を形成して、ケーシング41と光触
媒担持体33とを備えた吹出口ユニットとして構成して
もよい。また、第2の実施の形態の、浄化ユニット5と
本体ユニット20とを一体化して、単一のケーシング2
5内に熱交換器21とその上下流の2つの光触媒担持体
33とを備えるユニットを構成してもよい。また、第1
の実施の形態の、浄化ユニット3と本体ユニット2とを
一体化して、単一のケーシング内に熱交換器21と、そ
の上流側の光触媒担持体33とを備えるユニットを構成
してもよい。また、上述のように各ユニット間の接続
は、ダクトを介した間接的なものでも、直接に連結する
ものでもよい。
【0031】また、図1と図2に示す各実施の形態で
は、空気清浄装置1は、本体ユニット2に送風機22,
23を備えていたが、これには限定されない。例えば、
上述の本体ユニット2から送風機22,23を省いて構
成し、この送風機22,23の省かれた本体ユニットに
別途設けられた送風機を組み合わせてもよい。このよう
に、本空気清浄装置1としては、送風機22、23の有
無には限定されない。また、光触媒担持体33の配置も
種々例示できる。要は、光触媒担持体33が、熱交換器
21の上流側の給気風路に設けられていればよい。
【0032】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、以下の効
果を奏する。すなわち、熱交換器の上流側の給気風路に
ある光触媒により、給気中の汚染物質が熱交換器へ至ら
ず、汚染物質の熱交換器への付着や滞留を防止できる。
その結果、汚染物質の滞留に伴う光触媒の浄化能力の相
対的な低下を防止して、長期間にわたり新鮮できれいな
給気を実現でき、しかも、熱交換器の長寿命化を実現す
ることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、熱交換器の上流側と下流側と
の光触媒で給気をより確実に浄化することができ、これ
に加えて、万一、汚染物質が熱交換器に至って付着する
ことがあったとしても、下流側の光触媒で浄化すること
で、長期間にわたりきれいな給気を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の空気清浄装置の概
略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の空気清浄装置の概
略構成図である。
【符号の説明】
1 空気清浄装置 21 熱交換器 33 光触媒担持体 F0 排気風路 F1 給気風路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内から屋外への排気の流れる排気風路(F
    0)と、屋外から室内への給気の流れる給気風路(F1)と、
    給気と排気との間で熱交換する熱交換器(21)と、この熱
    交換器(21)を通る空気を光の照射を受けて浄化する光触
    媒を担持する光触媒担持体(33)とを備えた空気清浄装置
    (1) において、 上記光触媒担持体(33)は、熱交換器(21)の上流側の給気
    風路(F1)に設けられたことを特徴とする空気清浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気清浄装置(1) におい
    て、 上記光触媒担持体(33)は、熱交換器(21)の下流側の給気
    風路(F1)にもさらに設けられたことを特徴とする空気清
    浄装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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