JPH0360720A - 空気清浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気清浄機に係り、特に室内の臭気成分を吸着
し分解する機能を有する脱臭ユニットを配設した空気清
浄機に関する。

〔従来の技術〕

従来、吸着剤として使用される粒状の活性炭の再生は、
通常水蒸気共存下の高温度で主として半閉 活性ガスから構成される雰皐気中で加熱処理によって行
われるため、装置が大がかりとなり、一般家庭用として
実施することは不可能であった。活性炭の再生に関連す
るものとして、特開昭５３−７９７９０号が挙げられる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

したがって従来技術では、吸着剤として使用する活性炭
の臭気成分の吸着容量は活性炭の贋で決まり、粒状活性
炭を使用する場合、その量を増せば通風抵抗は大きくな
り、送風機の能力からもその量は自づから制限されるこ
とになる。したがって臭気成分を吸着する吸着容ｒｔは
除々に低下することになり、ある程度使用すれば新たに
交換する必要が生じ、また交換の時期も人間の官能に頼
るようなことになり不明瞭であるという問題があった。

本発明の１」的は、通風抵抗が小さく、しかもメンテナ
ンスをできるだけ要さないですみ、かつ簡便に１ｆｆｌ
風路に設置できる脱臭ユニットを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題は、臭気成分を吸着するハニカム状の通風抵抗
の小さい吸着手段の表面に光により励起させて、前記吸
着手段に吸着された成分を分解できる光触媒層を設け、
この光触媒に光触媒励起光を照射する手段を設け、励起
光を効率よく照射できるように脱臭部をユニット化し、
通風路に簡便に設置できるようにしたものである。

〔作用〕

本空気清浄機の脱臭ユニットは、吸着剤表面の光触媒に
光触媒のバンドギャップ以上のエネルギーを持つ光を光
触媒励起光源より照射して、光触媒を励起する。これに
より光触媒に臭気成分の分解作用が生じ、吸着剤の表面
から除々に吸着剤の吸着している臭気成分を分解除去す
る。光触媒励起光源にほとんど発熱しない光源を使用し
た場合は、主に臭気成分が吸着剤の内側と外側の濃度差
の拡散により表面から徐々に分解除去される。光触媒励
起光源に発熱する光源を使用した場合は、吸着剤が近接
しているため吸着剤の温度も上昇し、吸着保持量が低下
するので臭気成分を放出し、それを表面の光触媒が効率
よく分解することになる。

このような動作を行うことにより、吸着剤を常にリフレ
ッシュして、脱臭性能を長期間にわたり安定に保つこと
ができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図により説明す
る。第１図において、１は吸込口２を備エタ前カバー　
３は後カバーであり送風ファン１０とともに空気清浄機
の通風路２０を備えた筐体２１を形成する。

またここで、４はプレフィルタ−５は集塵ユニットであ
る。６は臭気成分を吸着する吸着手段で、その表面に光
触媒を付加するか光触媒を練り込んで形成されている。

７は光触媒励起光源の一例として、直管形の紫外線ラン
プ、８は吸着剤６に効率よく光源を照射し、かつ紫外線
の直接光が前カバー等に当らないようにする紫外線反射
板であり、上述の吸着手段６と紫外線ランプ７、紫外線
反射板８とで脱臭部２２を形成する。また紫外線ランプ
７はランプソケット１５により保持されており、前記紫
外線ランプ７とランプソヶッ）１５と紫外線反射板８と
により前記光触媒を励起させる励起手段工９を形成して
いる。９はさらに紫外線が本体の前面に漏れるのを防止
し、かつ吸着手段６に有効に通風させるための案内板を
兼ねた風向板兼用遮光板である。

第２図、及び第３図は、本発明の前記脱臭部の一実施例
であり、第２図は脱臭部２２をユニット化した斜視図を
示し、第３図は脱臭部ユニットのｉｗｊｙ面図である。

第２図と第３図において、１２はゞ・Ｐ 吸着手段固定枠、１３は緩衝材、１４は吸着材固定枠蓋
であり、吸着手段６を押えて固定する最小部を残して、
通風路の分は開口しである。なお第２図においては吸着
手段固定枠蓋１４は省略しである。吸着手段６は周囲が
緩衝材で覆われて吸着手段固定枠１２に収納されている
。吸着手段固定枠蓋１４は上記吸着手段６の固定をより
確実にするためと、また緩衝材１３は耐紫外線用を用い
るが、さらに緩衝材１３に直接紫外線が照射されるのを
防止するものである。また吸着材固定枠１２の底部と吸
着手段固定枠１２に固定される固定枠：Ｊｆ１４にはさ
まれる吸着手段６の端部の上下面には、緩衝けが挿入さ
れており、衝撃による吸着手段６の破壊を防止している
。１５は直管形紫外線ランプ７のソケットであり、吸着
剤固定枠１２に固定されており、対のソケット１５に直
管形紫外線ランプ７は設置しである。また紫外線を効率
よく吸着手段６に照射するための反射板８も反射板固定
用足８ａにより吸着手段固定枠１２に設置し１軛る・ま
た本実施例は第２図に示すように・吸着剤としてハニカ
ム状に形成した活性炭を吸着手段固定枠１２に４個収納
したものであり、各２個の吸着手段に１個の直管形紫外
線ランプ７を設置し−た例である。このように吸着手段
１個に紫外線ランプを１側設けなくて、吸着手段６の数
より紫外線ランプの数が少くても効率よく光触媒励起光
を照射することができるものである。さらに直管形紫外
線ランプの管径、管長、強度及び設置スペースに関して
問題がなければ、直管形紫外線ランプを１個にすること
もでき、ソケット、反射板等の部品点数を少くできる。

第４図は、前記脱臭部ユニットを後カバー３に足 設置した場合の第１図を補暴するための実施例斜視図で
あり、前カバー　フィルター等の部品は省略しである。

１６は脱臭部ユニットを示し、１７は送風ファンのモー
タ及び′電気品等を収納した電気品ボックスである。脱
臭部ユニット１６は後カバーの仕切板３ａと３ｂに支持
部を設け、脱臭部ユニット１６の吸着手段固定枠１２の
両端を固定することにより、簡便に通風路に脱臭ユニッ
ト１６を設置したものである。また吸着手段固定枠１２
の支持部は、必ずしも上記でなくとも通風路内で著しく
通風を妨げなければ通風路中でもかまわない。また、第
５図、第６図は脱臭ユニット１６を同様に通風路に複数
個設置した他の実施例であり、脱臭効果を高めるもので
ある。

このように構成された空気清浄機において空気の流れは
、第１図の実施例の矢印の如くになる。

すなわち７アンモータを運転することにより、室内の臭
気成分を含んだ空気を前カバー１の吸込口２より吸込み
、プレフィルタ−４を通して、吸込空気の比較的大きな
塵埃を除去し、さらに集塵ユニット５によってサブミク
ロンの塵埃を除去した後、集塵ユニット６を通過した空
気は、風向板兼用遮光板９により効率よく脱臭ユニット
１６の光触媒を表面に付加した通風抵抗が少なく接触面
積の大きいハニカム状活性炭で形成された吸着剤６に導
き、臭気成分を吸着し、送風ファン１０を介して吐出口
に吹き出される。また、室内空気はプレフィルタ−４及
び集塵ユニット５を通過した後、脱臭ユニット１６の吸
着剤６を通過せずに、直接送風ファン１０を介して吐出
口に吹き出される通風路も設けである。この吸着剤６を
通らない通風路を設けた理由を、第７図、第８図で説明
する。

第７図は一定の吸着剤における風量と吸着剤通過時の臭
気成分の吸着効率の関係を示したものであり、風量が増
加すると吸着効率は著しく低下する。

また第８図は、前記吸着効率と通過風量の積で表わされ
る吸着性能指数と風量の関係を示したものであり、吸着
手段６を通過する風量はある量以上増やしても、吸着効
率が低下するので吸着性能の向上は期待できないことを
示している。すなわち本実施例は、集塵ユニット５を通
過する風量は維持しながら、吸着手段６を通過する風量
を必要以上に流さないようにすることにより、効率よく
送風ファンの動力、および騒音を小さくできるものであ
る。

上記のように、送風ファンを運転して臭気成分を光触媒
を付加した吸着手段６に吸着した後、光の実施例につい
て、第９、第１０図により説明する。

第９図は、送風ファン運転と、臭気成分を分解する手順
の実施例であり、送風ファン１０を運転することにより
、吸着手段６により臭気成分を吸着し、送風ファンを停
止すると吸着作用も停止する。送風ファン運転時間の積
算時間がある一定時間入を過ぎて、送風ファンが停止さ
れた時は、直ちに光触媒励起光源が一定時間Ｂ点灯し、
反射板８により効率よく吸着剤６に紫外線が照射され、
吸着手段の光触媒層が励起されて臭気成分が分解より吸
着手段が加熱され、吸着手段の吸着保持量が低下するの
で臭気成分を放出し、それを表面の光触媒が効率よく分
解する効果もある。また、紫外線により殺菌効果も期待
できるものである。また第７図中には明示していないが
、一定時間Ｂ光源が点灯中に送風ファン運転信号が入力
された時は直ちに点灯を停止し、送風ファン運転により
臭気も丈の吸着を行うように作用する。また第１０図に
示すように送風ファン運転が連続運転で停止しない時は
、ある一定時間Ｃ運転後、強制的に送風ファン運転を停
止し、ある一定時間Ｄ、光源が点灯し、臭気成分の分解
を行い、吸着手段の再生後に送風ファンの運転を再開す
るものである。

本発明は、室内の塵埃を除去するフィルターまたは集塵
ユニットと組合せなくても成立するものであり、その実
施例を第１１、第１２、第１３図に示す。臭気成分を吸
着する吸着手段６は第２図、第３図に示す実施例と同様
に、ハニカム状の活性炭で形成されていると共に、その
表面に光触媒を付加するか光触媒を練り込んで形成され
ている。

前記吸着手段６は固定枠１２に複数個収納され、かつ前
記固定枠１２には光触媒を励起させる励起手段１９が前
記吸着手段６よりも少ない個数設置されている。前記固
定枠１２は、送風ファン１０を備えた通風路２０を有す
る筐体２１内に設置されている。前記吸着手段６と励起
手段１９とにより脱臭部２２を形「戊しており、前記脱
臭部２２にり、本装置は脱臭装置として使用する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、送風ファンと吸込側に室内の塵埃を除
去するフィルターまたはフィルターと集塵ユニットを備
えた空気清浄機の通風路の、フィルターまたは集塵ユニ
ットと送風ファンの間に、風向板兼用の遮光板を備え、
表面に光触媒を付加した吸着手段を備え、光触媒を励起
させる励起手段を設けたので、室内空気の塵埃はフィル
ターまたは集塵ユニットで除去でき、かつ風向板兼用の
遮光板により効率よ（吸着手段に室内空気を導き、吸着
手段により臭気成分を吸着できる。また吸着した臭気成
分は光触媒と光触媒励起手段とにより効率よく分解でき
るので、安定した臭気成分の吸着性能が得られる効果が
ある。また、吸着手段をハニカム状の活性炭で形成し、
吸着手段を収納する固定枠に複数個の吸着手段を収納し
、光触媒励起手段は吸着手段の数より少ない個数設置し
て脱臭部を形成したので、通風抵抗を小さくでき、かる
効果がある。また、光触媒励起手段は直管形の紫外線ラ
ンプであり、このランプソケット及び反射板を吸着手段
に設置したので、脱臭部をユニット化でき、コンパクト
にできる効果がある。また通風路を形成する筐体の仕切
板または通風路内に支持部を設け、脱臭ユニットの吸着
手段固定枠の両側を前記支持部に固定するようにしたの
で、簡便に通風路に設置できる効果がある。また、空気
清浄機の通風路において、吸込側の室内の塵埃を除去す
るフィルターまたは集塵ユニットを通過した後、吸着手
段を通過せずに直接送風ファンから室内に吐出されるバ
イパスを設けたので、室内の塵埃を除去する風量は維持
しながら、吸着手段を必要以上の風量を流さないように
することができるので、さらに送風ファンの動力、およ
び騒音を小さくできる効果がある。また、吸着手段を収
納し励起手段を設置した吸着剤固定枠を、空気清浄機の
通風路に複数個設置したので、吸着手段の数を多くする
ことができ、簡便に脱臭効果を高めることができる。ま
た、吸着手段が吸着した臭気成分の分解は、送風ファン
の運転時間を積算し、−定時間以上運転した後、送風フ
ァンが停止された時は直ちに紫外線ランプを一定時間照
射するので。

吸着手段が吸着した臭気成分は定期的に効率よく分解さ
れ、吸着手段の安定した性能を維持でき、かつ紫外線に
よる殺菌効果も期待できる。また紫外線照射中に、送風
ファン運転の信号が人力された時は送風ファン運転が優
先するので、空気清浄をしたい時は直ちに空気清浄運転
ができるものである。また送風ファンが連続運転で停止
しない時は、ある一定時間運転後、強制的に送風ファン
を停止し、紫外線ランプを一定時間照射するので。

連続運転であっても、吸着手段が吸着した臭気成分を分
解した後、運転を１ｔ＋開するので安定した脱臭効果が
得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の空気清浄郡断面図、第２図
は脱臭部ユニット斜視図、第３図は脱臭部要部断面図、
第７図は一定の吸着剤における風量と吸着剤通過時の臭
気成分吸着効率の関係を示す図、第８図は臭気成分の吸
着効率と通過風量の積で表わされる吸着性能指数と風量
の関係図、第９図は送風ファン運転と臭気成分を分解す
る手順の一実施例を示す図、第１０図は送風ファン回転
と臭気成分を分解する手順の他の実施例を示す図、ある
。 １・・・前カバー　２・・・吸込口、３・・・後カバー
　４・・・プレフィルタ−５・・・集塵ユニット、６・
・・吸着・・・吸着剤固定枠、１３・・・緩衝材、１５
・・・紫外線ランプソケット、エ ツト、１７・・・電気品ボックス、１ ９・・・励起手段、２０・・・通風路、２・・・脱臭部
。 １４・・・固定枠蓋、 ６・・・脱臭部ユニ ８・・・ノーズ、１ １・・・筐体、２２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、送風ファンと吸込側に室内の塵埃を除去するフィル
   ターまたはフィルターと集塵ユニットを備えた空気清浄
   機の通風路において、前記フィルターまたは集塵ユニッ
   トと送風ファンの間に、風向板兼用の遮光板を備え、表
   面に光触媒を付加した、または光触媒を練り込んだ臭気
   成分を吸着する吸着手段を備え、かつ前記、光触媒を励
   起させる励起手段を設けたことを特徴とする空気清浄機
   。 ２、前記吸着手段をハニカム状の活性炭で形成し、この
   吸着手段を収納する固定枠に、複数個の吸着手段を収納
   させ、また前記励起手段は吸着手段の数より少ない個数
   設置した脱臭部を設けたことを特徴とする特許請求の範
   囲第一項記載の空気清浄機。 ３、前記、励起手段を直管形の紫外線ランプと、この紫
   外線ランプを保持するランプソケットと、紫外線ランプ
   の反射板とより形成し、このランプソケットとその反射
   板を前記吸着手段固定枠に設置したことを特徴とする特
   許請求の範囲第一項記載の空気清浄機。 ４、通風路を形成する筺体の通風路内に支持部を設け、
   前記吸着手段固定枠の両側を前記支持部に固定すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空気清浄機。 ５、前記、空気清浄機の通風路において、吸込側の室内
   の塵埃を除去するフィルターまたは集塵ユニットを通過
   した後、前記吸着手段を通過せずに直接送風ファンから
   室内に吐出されるバイパスを設けたことを特徴とする特
   許請求の範囲第１記載の空気清浄機。 ６、前記、吸着手段を収納し励起手段を設置した吸着手
   段固定枠を前記空気清浄機の通風路に複数個設置したこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空気清浄機
   。 ７、前記送風ファンの運転時間を積算し、一定時間以上
   運転した後送風ファンが停止された時は、直ちに紫外線
   ランプを一定時間照射することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の空気清浄機 ８、前記紫外線ランプを照射中に、送風ファン運転の信
   号が入力された時は、送風ファン運転が優先することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空気清浄機。 ９、前記送風ファンが連続運転で停止しない時は、ある
   一定時間運転後強制的に送風ファンを停止し、紫外線ラ
   ンプを一定時間照射することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の空気清浄機。 １０、臭気成分を吸着する吸着手段をハニカム状の活性
   炭で形成すると共に、前記吸着手段を収納する固定枠に
   複数個の吸着手段を収納させ、前記固定枠に前記光触媒
   を励起させる励起手段を前記吸着手段よりも少ない個数
   設置し、前記固定枠を送風ファンを備えた通風路を有す
   る筐体内に設置したことを特徴とする脱臭装置。