JP2001009015A - 光触媒を用いた脱臭素子 - Google Patents

光触媒を用いた脱臭素子

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JP2001009015A
JP2001009015A JP11181285A JP18128599A JP2001009015A JP 2001009015 A JP2001009015 A JP 2001009015A JP 11181285 A JP11181285 A JP 11181285A JP 18128599 A JP18128599 A JP 18128599A JP 2001009015 A JP2001009015 A JP 2001009015A
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adsorbent
photocatalyst
deodorizing
heating means
odorant
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JP11181285A
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English (en)
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Masanori Hirota
正宣 広田
Katsuya Wakita
克也 脇田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒と吸着剤を担持した脱臭素子に関し、
脱臭性能と吸着剤の再生効率の向上を図る。 【解決手段】 光触媒3に光に照射すると同時に、吸着
剤2に対して加温手段4を用いて臭気物質12の脱離が
起きないレベルのエネルギーを加えることにより、吸着
剤2から光触媒3への臭気物質12の拡散速度を増加
し、低濃度域での脱臭速度が向上することが、また吸着
剤の脱臭能力も効率良く再生できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光触媒を用いて空気
中の臭い成分などの汚染物質を除去し、長期間脱臭性能
を維持できる脱臭素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住空間においては、煙草やトイレ
等の生活臭の脱臭に加えて、新築住宅における建材や仕
上げ材などから発生する揮発性有機物質(VOC)への
対策など、有機物質による室内空気汚染への対策が注目
されている。また、MRSA等の院内感染問題に代表さ
れるような、室内の抗菌対策についても大きな関心が集
まっている。これらの脱臭や抗菌に対する手段の一つと
して、光の照射により強力な酸化分解の効果を発現する
光触媒が利用されている。
【0003】光触媒の特徴は、光の照射が続く限り、低
濃度の臭気に対しても完全に分解除去することが可能で
あり、吸着剤のように低濃度で平衡状態に至ることはな
い。特にppbオーダで人間に知覚される悪臭物質に対
して光触媒の効果は有効となる。しかし一般に、吸着剤
と比べると吸着能が低いため、脱臭用途に光触媒を用い
る場合は、吸着剤と組み合わせて用いている。
【0004】光触媒と吸着剤を組み合わせて得られる効
果として、初期脱臭速度の確保及び低濃度領域での臭気
除去に加えて、吸着剤の脱臭能力の再生が挙げられる。
吸着剤は、表面に多数分布する細孔に臭気物質を吸着す
るが、吸着量が増すに従い、吸着能力は低下していき、
飽和吸着量に達すると吸着能力は失われる。
【0005】しかし、吸着剤と光触媒を組み合わせた場
合には、分解能力を発現した光触媒が吸着剤表面に存在
する臭気物質を分解して、吸着剤を浄化するため、初期
の吸着性能を回復することができる。
【0006】光触媒と吸着剤を組み合わせた従来の脱臭
素子としては、例えば特開平6−170220号公報に
示されているものがある。
【0007】以下図面を参照しながら上記従来の脱臭素
子についての説明を行う。
【0008】図9は従来の脱臭素子の表面の模式図であ
る。図9において、10は脱臭素子の吸着剤として用い
られている活性炭である。活性炭10の外表面および外
表面に開口する細孔内に、光触媒3が担持されており、
11は脱臭素子に吸着している臭気物質である。
【0009】また前記光触媒3の材料としては、アナタ
ーゼ型二酸化チタン(TiO2 )、酸化亜鉛(ZnO)
及び三酸化タングステン(WO3 )等を用いることが可
能であるが、この中でも二酸化チタンは弱い紫外線でも
十分な脱臭機能を発揮でき、広範囲な物質、例えば、ア
ンモニア、アセトアルデヒド、酢酸、トリメチルアミ
ン、メチルメルカプタン、硫化水素、スチレン、硫化メ
チル、二硫化ジメチル及びイソ吉草酸等の悪臭を除去で
きることから好ましいものとなっている。
【0010】光触媒3として二酸化チタンを担持する方
法としては、ゾル状に形成されたチタン系溶液中に活性
炭10を浸漬し、浸漬後の活性炭10表面の付着液を加
水分解させて水酸化チタンとし、ついでこれを乾燥、焼
成させることにより二酸化チタンを担持できる。
【0011】以上のように構成された脱臭素子につい
て、以下にその機能を説明する。
【0012】脱臭素子が紫外線等の光の照射を受ける
と、活性炭10に担持されている光触媒3の表面に発生
した正孔が、光触媒3表面の吸着水と反応してラジカル
OH(水酸基ラジカル)が生成され、このラジカルOH
が有機物の分子結合を切断することにより、例えばアン
モニア等の臭気物質11を酸化分解し、無臭化すること
ができる。
【0013】ここで光照射下かつ臭気物質11量が活性
炭10の吸着サイト数に対し多い場合では、光触媒3が
臭気物質11を直接分解すると共に、活性炭10の細孔
に臭気物質11が吸着される。
【0014】脱臭挙動が更に進み、脱臭素子周辺の臭気
物質11量が活性炭10の吸着サイト数より少なくなっ
た場合、光の照射により分解能力を発現している光触媒
3は、活性炭10に吸着している臭気物質11を分解
し、活性炭10を浄化する。
【0015】具体的な浄化挙動としては、まず光触媒3
周辺に存在する臭気物質11が分解されると、光触媒3
近傍は低濃度雰囲気となり、光触媒3から離れた箇所と
の間で濃度勾配が生じる。濃度勾配が生じると、臭気物
質11は活性炭10表面の濃度を平衡に保つために、光
触媒3が担持されている低濃度箇所へ拡散していくた
め、さらに臭気物質11の分解が進行し、ついには活性
炭10表面に吸着した臭気物質11は全て分解され、活
性炭10の吸着能力が再生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、活性炭10に吸着した臭気物質11の光触
媒3へ向かう拡散速度は、活性炭10周辺と光触媒3周
辺との間で生じる濃度勾配にのみ依存しているため、一
般に表面積の大きい活性炭10においては臭気物質11
が光触媒3と接触するまでに多大な時間を要し、結果と
して脱臭能力の低下や、吸着剤の再生速度が低下すると
いう課題があった。
【0017】本発明は従来の課題を解決するもので、吸
着剤から光触媒への臭気物質の拡散速度を増加させるこ
とにより、低濃度域での脱臭速度が向上し、また吸着剤
の脱臭能力を効率良く再生できる脱臭素子を提供するこ
とを目的とする。
【0018】また、本発明の他の目的は、加温手段から
吸着剤への熱の伝達が効率よく行われ、短時間に吸着剤
全体を均一に加温することができ、結果として吸着剤か
ら光触媒への臭気物質の拡散速度が更に増し、低濃度域
での脱臭速度がさらに向上し、また吸着剤の脱臭性能
も、より効率良く再生できる脱臭素子を提供することで
ある。
【0019】また、本発明の他の目的は、構造体の表面
積を拡大することで、吸着剤及び光触媒の担持量を増や
し、光未照射時の脱臭性能及び光照射時の光触媒効果を
より向上できる脱臭素子を提供することを目的とする。
【0020】また、上記従来の構成は、省エネの観点よ
り間欠方式で脱臭素子上の光触媒3に光を照射する場
合、活性炭10における脱臭能力の再生が遅いため、一
定時間内の照射による、活性炭10の完全な浄化が困難
となる。これを繰り返した場合、活性炭10には臭気物
質11が蓄積することにより、吸着平衡濃度が上昇し、
脱臭能力が低下するだけでなく、気温の変化等の影響で
一定以上のエネルギーが活性炭10に加えられた場合、
吸着されている臭気物質11が気相側へ容易に脱離する
という課題があった。
【0021】本発明は従来の課題を解決するもので、光
未照射時は、冷却手段を用いて構造体を介して吸着剤を
冷却することにより、吸着剤の脱臭能力を向上させ、ま
た気温が変化することによる吸着剤の温度上昇を防ぎ、
臭気物質の脱離を抑制することができる脱臭素子を提供
することを目的とする。
【0022】また、本発明の他の目的は、加温手段、冷
却手段をペルチェ方式の温調素子で構成することによ
り、光触媒に対する光の照射の有無に合わせて、単一の
モジュールで吸着剤の冷却と加温を行い、脱臭能力の向
上、脱臭性能の効率的な再生が図れ、また部品点数の削
減によりコスト低減も図れる脱臭素子を提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、光触媒に光を照射すると同時に、吸着剤に
対して、加温手段を用いることにより、臭気物質の脱離
が起きないレベルのエネルギーを加える構成としたもの
である。
【0024】これにより、吸着剤から光触媒への臭気物
質の拡散速度を増加させ、低濃度域での脱臭速度が向上
し、また吸着剤の脱臭能力が効率良く再生できる。
【0025】また、本発明は、構造体の材質として、温
度300Kにおける、熱伝導率が30W/(m・K)以
上の素材を用いた。
【0026】これにより、加温手段から構造体への熱の
伝達が効率よく行われ、短時間に吸着剤全体を均一に加
温することができ、結果として吸着剤から光触媒への臭
気物質の拡散速度が更に増し、低濃度域での脱臭速度が
さらに向上し、また脱臭能力もより効率良く再生でき
る。
【0027】また、本発明は、構造体の表面に吸着剤の
粒子径より大きい凹凸を設けた。
【0028】これにより、構造体の表面積が拡大して、
吸着剤及び光触媒をより多く担持でき、光未照射時の脱
臭性能及び光照射時の光触媒効果をより向上できる。
【0029】また、本発明は、加温手段に加え冷却手段
も、構造体に熱伝達する形で設置したものである。
【0030】これにより、光未照射時は、冷却手段によ
り構造体を介して吸着剤を冷却することにより、吸着剤
の脱臭能力を向上させ、また気温が変化することによる
吸着剤の温度上昇を防ぎ、臭気物質の脱離を抑制するこ
とができる。
【0031】また、本発明は、加温手段、冷却手段とし
てペルチェ方式の温調素子を用いたものである。
【0032】これにより、光触媒に対する光の照射の有
無に合わせて、単一のモジュールで吸着剤の温度を制御
し、脱臭能力の向上、吸着剤の脱臭性能の効率的な再生
が図れ、また部品点数の削減によるコスト低減も図るこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、構造体と、吸着剤と、光触媒と、加温手段とからな
り、前記吸着剤と光触媒を、構造体の表面に均一に担持
し、前記加温手段は構造体に熱伝達することが可能な形
態で一本化し、前記加温手段は臭気物質を吸着した吸着
剤に対し、臭気物質の脱離が起きないレベルのエネルギ
ーを加えるようにしたものであり、前記吸着剤表面の細
孔に臭気物質が多量に吸着した場合でも、光触媒に紫外
線波長の光を照射すると、光触媒は、酸化分解力を発現
して、光触媒周辺の吸着されている臭気物質を分解する
ため、光触媒の周辺は低濃度雰囲気となり吸着剤と光触
媒との間に濃度勾配が生じて臭気物質が連続的に光触媒
側へ拡散するが、光照射と同時に加温手段により構造体
を介して吸着剤に臭気物質の脱離が起きないレベルのエ
ネルギーを加えることで臭気物質の拡散速度が増大し、
低濃度域での脱臭速度が向上し、また吸着剤の脱臭能力
も効率良く再生できるという作用を有する。
【0034】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、構造体の材質として、温度300Kに
おける熱伝導率が30W/(m・K)以上の素材を用い
たものであり、光照射と共に、加温手段による構造体の
加温を行った場合に、構造体への熱の伝達が効率よく行
われ、短時間に吸着剤全体を均一に加温することによ
り、臭気物質の吸着サイトから光触媒への拡散速度がさ
らに増加し、結果として低濃度域での脱臭速度がさらに
向上し、また吸着剤の脱臭能力もより効率良く再生でき
るという作用を有する。
【0035】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、構造体の表面に吸着剤の粒子
径より大きい凹凸を設けたものであり、構造体の表面積
が増すことにより、より多くの吸着剤及び光触媒を担持
することができ、吸着容量が増加することから、光未照
射時の吸着剤単独の脱臭能力の向上が図れ、光を照射し
た場合も光触媒担持量の増加分、臭気の分解効率をより
向上でき、また、光照射時間も少なくて済むため、消費
電力の低減も図ることができるという作用を有する。
【0036】請求項4記載の発明は、請求項1または2
または3に記載の発明において、構造体に熱伝達する形
で、冷却手段を設置したものであり、一般に温度の低下
に比例して吸着剤の吸着平衡濃度は低くなる点より、光
未照射時に冷却手段によって構造体を介して吸着剤を冷
却して、吸着剤の脱臭能力を向上させ、また気温が変化
した場合でも吸着剤上の臭気物質の温度変化を防ぐた
め、吸着されている臭気物質の気相側への脱離を抑制す
るという作用を有する。
【0037】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
発明において、加温手段及び冷却手段としてペルチェ方
式の温調素子を用いたものであり、ペルチェ方式の温調
素子は、吸着剤をより低温度まで精度良く冷却すること
により、吸着剤の脱臭性能を向上させ、また温調素子に
流す電流の向き逆転することで、加温も同様に行えるた
め、臭気物質の拡散速度向上による脱臭能力の向上、吸
着剤の脱臭性能の効率的な再生も図ることができ、また
さらに、単一のモジュールで加温と冷却ができることか
ら、部品点数の削減によるコスト削減も図ることができ
るという作用を有する。
【0038】以下、本発明による脱臭素子の実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。尚、従来と同
一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0039】尚、本発明で示されている光触媒とは、二
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸
化タングステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム及び
チタン酸バリウムからなる群の内少なくとも1種を構成
成分として用いたものである。この中でも二酸化チタン
は、弱い紫外線でも十分な脱臭機能を発揮できる点より
好ましい。
【0040】また、本発明に示されている光触媒の分解
能力を発現させるための光源としては、例えば、光触媒
として二酸化チタンを用いる場合には、400nm以下
の波長を照射するブラックライトや殺菌灯等が好まし
い。但し、前記波長に制限されず、400nm以下の波
長を若干量でも照射できるものであれば問題なく、蛍光
灯を用いても構わない。
【0041】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による脱臭素子の構成図である。図2は、同実施
の形態の脱臭素子表面の模式図である。
【0042】図1,図2において、1は脱臭素子の基材
となる構造体であり、前記構造体1表面には、吸着剤2
と光触媒3が均一に担持されている。4は加温手段であ
り、伝熱コイルヒータ、線ヒータ、面ヒータ等が適用で
きる。
【0043】5は構造体1と加温手段4をアッセンブリ
ーする筐体であり、構造体1の外枠全周が接触する形で
筐体5に固定されており、加温手段4は、筐体の一部と
接触する形で設置されている。また、筐体5の材質は、
ステンレス系またはアルミニウム系の金属を使用する
と、加温手段4の熱を効率よく筐体5全体に伝達でき、
また耐食性の面でも優れる。
【0044】前記構造体1は、構造体1と臭気物質11
との接触率を高める点より、ハニカム形状の断面を形成
するのが好ましい。また構造体1の材質としては、熱伝
導率が30W/(m・K)以上の素材を適用するのが好
ましく、例えばセラミック、金属等が適用できるが、加
温手段4の熱を構造体1に均一にかつ短時間に伝達でき
る点と、耐食性の点より、ステンレス系またはアルミニ
ウム系の金属を用いるのが、より好ましい。
【0045】吸着剤2、シリカ(SiO2 )とアルミナ
(Al2 3 )を主成分とし、シリカの成分比率がアル
ミナより大きいものが好ましい。また前記吸着剤2は、
シリカ、アルミナを主成分としているため、外観が白色
であり、紫外線を吸収しがたい。このため、吸着剤2に
光が吸収されにくく、光触媒3に効率よく光が照射でき
る。
【0046】吸着剤2と光触媒3の構造体1への担持方
法としては、吸着剤2、光触媒3毎にそれぞれの粉末を
溶媒に均一に分散させた吸着剤2分散液と光触媒3分散
液を調製し、次に分散液中に構造体1を浸漬し、余分な
液をとばした後、150℃以上で乾燥させる行程を吸着
剤2分散液と光触媒3分散液毎に繰り返すのが望まし
い。
【0047】分散させる溶媒に関しては、吸着剤2及び
光触媒3を構造体1に固定化できるバインダを含むもの
を使用すると強固に担持することができる。また構造体
1への吸着剤2と光触媒3の担持量は、溶媒に分散させ
る粉末の重量濃度を変化させることにより調製できる。
【0048】本実施の形態では、光触媒3の構造体1へ
の担持はバインダを用いて固定しているが、光触媒3と
して二酸化チタンを担持する場合、ゾル状に形成された
チタン系溶液中に、吸着剤2を担持した構造体1を浸漬
し、浸漬後の構造体1の付着液を加水分解させて水酸化
チタンとし、ついでこれを乾燥,焼成させることにより
担持することも可能である。
【0049】また、構造体1に金属材料を用いる場合、
ハニカム構造に加工する前に、基材の表面に対し、50
メッシュ程度の酸化アルミニウムのビーズを高速噴射す
るサンドブラスト処理を施すことにより、基材の表面に
吸着剤の粒子径より大きい凹凸を設けられ、結果として
基材の表面積が増加する。前記基材を用いて構造体6を
形成することにより、図3に示すように吸着剤2と光触
媒3をより多く担持することができる。
【0050】以上のように構成された、脱臭素子につい
て、以下その動作を図4,図5を基に説明する。
【0051】構造体1の通気面に対して、紫外線波長の
光を照射しながら、臭気物質11を含んだ空気を通過さ
せた場合、臭気物質11は、吸着剤2に吸着されるか、
または酸化分解力を発現した光触媒3と直接接触して水
と二酸化炭素にまで分解される。また、吸着剤上の臭気
物質11も、光触媒3周辺との濃度勾配により、光触媒
3へ向かって拡散及び接触することにより分解されるた
め、図4に示すように時間の経過に対して吸着平衡を起
こすことなく、臭気物質の減少が続く。
【0052】さらに、加温手段4により、筐体5、構造
体1を介して、吸着剤2に対し臭気物質11の吸着熱よ
り小さいエネルギーを加えて加温し、かつ光を照射しな
がら、臭気物質11を含んだ空気を通過させる場合、吸
着剤上の臭気物質11は、加温手段4無しに比べ、光触
媒3へ向かう拡散速度がさらに増す。
【0053】加温による拡散速度の増加について、具体
的に説明する。図5は、吸着剤2表面の二次元的なポテ
ンシャルエネルギー分布を示している。
【0054】図5において、吸着剤2表面に衝突した臭
気物質11は、吸着熱qを失って吸着サイトに吸着す
る。吸着した臭気物質11の平均的なエネルギーはRT
(Rはガス定数,Tは絶対温度)であり、この臭気物質
11が吸着サイトが持つエネルギー壁Eより大きいエネ
ルギーを得ると(RT>E)、隣接するサイトへ移動で
きて表面拡散が生じる。また、臭気物質11が吸着熱q
より大きなエネルギーを得た場合には(RT>q)、吸
着サイトから気相へ脱離する。
【0055】本実施例においては、吸着剤2を加温して
臭気物質11のエネルギーレベルRTを、E<RT<q
の状態にすることにより、臭気物質11の隣接サイトへ
の移動を促進し、拡散速度を増加させている。
【0056】この結果、吸着剤の吸着サイトが早期に浄
化されることにより、気相中の臭気物質11が低濃度で
も吸着され易くなり、また、光触媒3と臭気物質11と
の直接接触による分解効果も加わるために、図4に示す
ように、1ppm以下の低濃度雰囲気での脱臭速度を向
上することができる。この効果は、当初光照射と加温を
行わず、吸着平衡に達した後、光照射と加温を行った場
合でも同様であり、平衡状態から短時間に脱臭及び吸着
剤の再生が可能である。
【0057】また、構造体1の材質にステンレス系また
はアルミニウム系の金属を用いた場合には、加温手段4
により吸着剤2を加温した際、短時間に全ての吸着剤2
を所定の温度まで加温することができるため、臭気物質
11の拡散速度をさらに高めることができ、結果として
脱臭速度や吸着剤の再生速度をさらに向上することがで
きる。
【0058】またさらに、構造体1の表面に凹凸を設
け、吸着剤2および光触媒3の担持量を増加させた場合
には、光未照射時における吸着平衡に達する時間を延長
することができ、さらに吸着平衡状態から光照射と加温
を行った場合でも、光触媒3も増量しているため、脱臭
及び吸着剤の再生を短時間で行うことができるため、結
果として光照射時間が少なくて済み、省エネにつなが
る。
【0059】以上のように本実施の形態の脱臭素子は、
構造体1と、吸着剤2と、光触媒3と、加温手段4とか
らなり、前記吸着剤2と光触媒3を、前記構造体1上に
均一に担持し、前記加温手段4は構造体1に熱伝達する
形で一体化し、前記加温手段4は臭気物質11を吸着し
た吸着剤2に対し、臭気物質11の脱離が起きないレベ
ルのエネルギーを加えるようにしたものであり、前記吸
着剤2表面の細孔に臭気物質11が多量に吸着した場合
でも、光触媒3に紫外線波長の光を照射すると、光触媒
3は、酸化分解力を発現して、光触媒3周辺の吸着され
ている臭気物質11を分解するため、光触媒3の周辺は
低濃度雰囲気となり吸着剤2と光触媒3との間に濃度勾
配が生じて臭気物質11が連続的に光触媒3側へ拡散す
るが、光照射と同時に加温手段4により構造体1を介し
て吸着剤2に臭気物質11の脱離が起きないレベルのエ
ネルギーを加えることで臭気物質11の拡散速度が増大
し、低濃度域での脱臭速度が向上し、また、吸着剤の脱
臭能力が効率良く再生できる。
【0060】また、本実施の形態の脱臭素子は、構造体
1の材質として、温度300Kにおける、熱伝導率が3
0W/(m・K)以上の素材を用いたものであり、光照
射と共に、加温手段4による構造体1の加温を行った場
合に、構造体1への熱の伝達が効率よく行われ、短時間
に吸着剤2全体が均一に加温されることにより、臭気物
質11の吸着サイトから光触媒3への拡散速度がさらに
増加し、低濃度域での脱臭速度がさらに向上し、また脱
臭能力もより効率良く再生できる。
【0061】また、さらに本実施の形態の脱臭素子は、
構造体1の表面に吸着剤2の粒子径より大きい凹凸を設
けたものであり、構造体1の表面積が増すことにより、
より多くの吸着剤2及び光触媒3を担持することがで
き、吸着容量が増加することから、光未照射時の吸着剤
の脱臭能力が向上し、光を照射した場合も光触媒3担持
量の増加分、臭気物質11の分解効率をより向上でき、
また、光照射時間が少なくて済むため、消費電力の低減
も図ることができる。
【0062】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2による脱臭素子の構成図である。
【0063】図6において、7は冷却手段、8は送風手
段である。本実施の形態は、実施の形態1による脱臭素
子に、さらに冷却手段7と送風手段8を設けたものであ
る。
【0064】前記冷却手段7は、筐体5と一体化する形
で設置されており、材質も筐体5と同様である。また冷
却手段7は、前記送風手段8からの気流が通過する構造
となっており、また気流が通過する部分には、気流との
接触率を高め熱交換を効率よく行うためのフィンが取り
付けられている。送風手段8には、ファンモータなどが
適用できる。
【0065】以上のように構成された脱臭素子につい
て、以下その動作を説明する。
【0066】光未照射の状態で、構造体1の通気面に対
して、臭気物質11を含んだ空気を通過させた場合、臭
気物質11は、吸着剤2に吸着される。
【0067】臭気物質11の吸着量が増加して、吸着剤
2表面の臭気物質11濃度と気相中の臭気物質11濃度
が一定の濃度に達すると平衡状態となり、臭気物質11
の吸着がそれ以上進まなくなる。またこの吸着平衡濃度
のレベルは、図7に示すように温度に比例して増減す
る。
【0068】本実施の形態においては、光未照射時は送
風手段8により、冷却手段7を冷却することで、筐体
5、構造体1を介して吸着剤2を冷却できるため、吸着
剤を室温より低い温度に保つことができる。このため、
吸着剤2の吸着平衡濃度が下がることにより、光未照射
時の脱臭性能を向上することができる。また、室温が上
昇した場合でも、冷却手段7の効果により、吸着剤2は
温度変化を受けにくく、吸着剤2の臭気物質11が脱離
し難い。
【0069】さらに、吸着剤2が吸着平衡に達した場合
でも、冷却手段を停止し、光照射と加温手段4による吸
着剤2の加温を行うことにより、さらなる低濃度までの
脱臭と吸着剤2の脱臭能力の再生を迅速に行うことがで
きる。
【0070】本実施の形態では、加温手段4と冷却手段
7を別個に設置したが、替わりに単一のペルチェ方式の
温調素子9を図8に示す形態で設置することで、吸着剤
の冷却をより低温度まで精度良く行うことができ、これ
により吸着平衡濃度がさらに下がり、また温調素子9に
流す電流の向きを逆転することで、加温も同様に行える
ため、臭気物質11の拡散速度向上による脱臭能力の向
上、吸着剤の脱臭性能の効率的な再生も図ることがで
き、またさらに、単一のモジュールで加温と冷却ができ
ることから、部品点数を削減コスト低減も図ることがで
きる。
【0071】以上のように本実施の形態は、構造体1の
一部と接触する形で、冷却手段7を設置したものであ
り、一般に温度の低下に比例して吸着剤2の吸着平衡濃
度は低くなる点より、光未照射時に冷却手段7によって
構造体1を介して吸着剤2を冷却して、吸着剤2の脱臭
能力を向上させ、また気温が変化した場合でも吸着剤2
上の臭気物質11の温度変化を防ぐことができるため、
吸着されている臭気物質11の気相側への脱離を抑制で
きる。
【0072】また、本実施の形態は、加温手段4及び冷
却手段7としてペルチェ方式の温調素子9を用いたもの
であり、ペルチェ方式の温調素子9は、吸着剤2をより
低温度まで冷却することにより、吸着剤2の脱臭性能を
向上させ、また、温調素子9に流す電流の向きを逆転す
ることで、加温も同様に行えるため、臭気物質11の拡
散速度向上による脱臭能力の向上、吸着剤2の脱臭性能
の効率的な再生も図ることができ、またさらに、単一の
モジュールで加温と冷却ができることから、部品点数の
削減によるコスト低減も図ることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、構造体と、吸着剤と、光触媒と、加温手段とから
なり、前記吸着剤と光触媒を、構造体の表面に均一に担
持し、前記加温手段は構造体に熱伝達する形で一体化
し、前記加温手段は臭気物質を吸着した吸着剤に対し、
臭気物質の脱離が起きないレベルのエネルギーを加える
ようにしたものであり、前記吸着剤表面の細孔に臭気物
質が多量に吸着した場合でも、光触媒に紫外線波長の光
を照射すると、光触媒は、酸化分解力を発現して、光触
媒周辺の吸着されている臭気物質を分解するため、光触
媒の周辺は低濃度雰囲気となり吸着剤と光触媒との間に
濃度勾配が生じて臭気物質が連続的に光触媒側へ拡散す
るが、光照射と同時に加温手段により構造体を介して吸
着剤に臭気物質の脱離が起きないレベルのエネルギーを
加えることで臭気物質の拡散速度が増大し、低濃度域で
の脱臭速度が向上し、また吸着剤の脱臭能力も効率良く
再生できる。
【0074】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、構造体の材質として、温度30
0Kにおける熱伝導率が30W/(m・K)以上の素材
を用いたものであり、光照射と共に、加温手段による構
造体の加温を行った場合に、構造体への熱の伝達が効率
よく行われ、短時間に吸着剤全体を均一に加温すること
により、臭気物質の吸着サイトから光触媒への拡散速度
がさらに増加し、結果として低濃度域での脱臭速度がさ
らに向上し、また吸着剤の脱臭能力もより効率良く再生
できる。
【0075】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、構造体の表面に吸着剤
の粒子径より大きい凹凸を設けたものであり、構造体の
表面積が増すことにより、より多くの吸着剤及び光触媒
を担持することができ、吸着容量が増加することから、
光未照射時の吸着剤単独の脱臭能力の向上が図れ、光を
照射した場合も光触媒担持量の増加分、臭気の分解効率
をより向上でき、また、光照射時間も少なくて済むた
め、消費電力の低減も図ることができる。
【0076】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または2または3に記載の発明において、構造体に熱伝
達する形で、冷却手段を設置したものであり、一般に温
度の低下に比例して吸着剤の吸着平衡濃度は低くなる点
より、光未照射時に冷却手段によって構造体を介して吸
着剤を冷却して、吸着剤の脱臭能力を向上させ、また気
温が変化した場合でも吸着剤上の臭気物質の温度変化を
防ぐため、吸着されている臭気物質の気相側への脱離を
抑制できる。
【0077】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、加温手段及び冷却手段としてペ
ルチェ方式の温調素子を用いたものであり、ペルチェ方
式の温調素子は、吸着剤をより低温度まで精度良く冷却
することにより、吸着剤の脱臭性能を向上させ、また温
調素子に流す電流の向き逆転することで、加温も同様に
行えるため、臭気物質の拡散速度向上による脱臭能力の
向上、吸着剤の脱臭性能の効率的な再生も図ることがで
き、またさらに、単一のモジュールで加温と冷却ができ
ることから、部品点数の削減によるコスト低減も図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による脱臭素子の構成図
【図2】同実施の形態の脱臭素子表面の模式図
【図3】同実施の形態の表面積増加後の脱臭素子表面の
模式図
【図4】同実施の形態の脱臭素子の脱臭挙動を示す特性
【図5】同実施の形態の脱臭素子の吸着剤表面のポテン
シャルエネルギー分布図
【図6】本発明による実施の形態2の脱臭素子の構成図
【図7】同実施例の脱臭素子の吸着平衡濃度と温度の関
係を示す特性図
【図8】同実施例のペルチェ方式の温調素子を設置した
場合の脱臭素子の構成図
【図9】従来の脱臭素子の表面の模式図
【符号の説明】
1 構造体 2 吸着剤 3 光触媒 4 加温手段 7 冷却手段 9 ペルチェ方式の温調素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造体と、吸着剤と、光触媒と、加温手
    段とからなり、前記吸着剤と光触媒を、構造体の表面に
    均一に担持し、前記加温手段は構造体に熱伝達すること
    が可能な形態で設置されており、前記加温手段は臭気物
    質を吸着した吸着剤に対し、臭気物質の脱離が起きない
    レベルのエネルギーを加えるようにした脱臭素子。
  2. 【請求項2】 構造体の材質として、温度300Kにお
    ける、熱伝導率が30W/(m・K)以上の素材を用い
    た請求項1に記載の脱臭素子。
  3. 【請求項3】 構造体の表面に吸着剤の粒子径より大き
    い凹凸を設けた請求項1または2に記載の脱臭素子。
  4. 【請求項4】 構造体に熱伝達する形で、冷却手段を設
    置した請求項1または2または3に記載の脱臭素子。
  5. 【請求項5】 加温手段、冷却手段をペルチェ方式の温
    調素子により構成した請求項4に記載の脱臭素子。
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