JP2000217897A - 空気浄化材およびこれを用いた空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化材およびこれを用いた空気浄化装置

Info

Publication number
JP2000217897A
JP2000217897A JP11023524A JP2352499A JP2000217897A JP 2000217897 A JP2000217897 A JP 2000217897A JP 11023524 A JP11023524 A JP 11023524A JP 2352499 A JP2352499 A JP 2352499A JP 2000217897 A JP2000217897 A JP 2000217897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
adsorbent
gas
adsorbing
adsorption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11023524A
Other languages
English (en)
Inventor
Yu Fukuda
祐 福田
Katsuhiko Uno
克彦 宇野
Noriyuki Komeno
範幸 米野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11023524A priority Critical patent/JP2000217897A/ja
Publication of JP2000217897A publication Critical patent/JP2000217897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルムアルデヒド、VOC、臭気成分を吸
着、分解浄化する空気浄化部材に関し、空気浄化部材の
吸着性能の向上を図るものである。 【解決手段】 空気が通過する開口部11を有するセラ
ミック構造体12と、セラミック構造体12に担持され
た汚染ガスを吸着する吸着剤13と汚染ガスを常温で分
解する分解触媒14とから空気浄化部材を構成してい
る。吸着処理において前記空気浄化部材を構成するセラ
ミック構造体11に吸着剤13ととともに分解触媒14
を担持することにより、分解触媒14が吸着剤13に吸
着している汚染ガスの一部を分解し、吸着剤13の吸着
性能を回復させることができるので優れた汚染ガスの浄
化性能を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生活環境内で発生す
る室内の各種臭気や建材、家具等から発生するホルムア
ルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)などの汚染ガス
を浄化する空気浄化部材およびこの空気浄化部材を用い
た空気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の機能を有する空気浄化
部材を用いた排ガス浄化装置として、特開平8−196
859号公報に記載されているようなものがある。この
装置は図4に示すように、排ガス中の臭気成分または有
害物質を吸着する吸着層1と、吸着層1の下部に吸着層
1を加熱するヒータ2と、吸着層1の上部に吸着成分を
分解する触媒層3を備えた構成となっている。吸着層1
は活性炭などの吸着剤が充填された構成であり、排ガス
中の臭気成分や有害物質は吸着層1によって吸着除去さ
れ、排ガスが浄化される。一方吸着層1の吸着性能が低
下した場合はヒータ2によって吸着層1を加熱し、放出
したガス成分を触媒層3で分解浄化する。そして吸着層
1は前記加熱処理によって再生されるというものであっ
た。
【0003】またこの種の空気浄化装置としては特開平
3−68419号公報のようなものがある。この装置は
図5に示すように、空気清浄装置本体4の内部に静電フ
ィルタ5と脱臭装置6と送風ファン7を設けた構成であ
り、脱臭装置6は酸化触媒8で吸着剤9をサンドイッチ
するような形で設置し、さらにその外側に電熱線の加熱
ヒータ10を配置した構成となっている。この構成によ
って送風ファン7を作動させると、室内の汚染ガスを含
む空気が気流入口から空気清浄装置本体1の内部に導か
れ、吸着剤9に汚染ガスが吸着することにより除去さ
れ、空気中の有害粒子は静電フィルタ5に捕捉されるこ
とにより除去され空気が浄化される。一方脱臭装置6に
おいては吸着剤9が汚染ガスの吸着によって飽和する
と、送風ファン7が停止され、加熱ヒータ10に通電し
て吸着剤9と酸化触媒8を加熱することにより、吸着剤
9に吸着していた汚染ガスを放出させる。この放出した
汚染ガスは加熱によって活性化している酸化触媒8で酸
化分解して浄化され、吸着剤9の再生が行われるという
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の空気浄化部材として用いられている吸着層1は活性炭
などの吸着剤のみであるので吸着能力が短時間で低下
し、再生処理の回数が多くなったり、吸着剤を多量に必
要とし装置が大きくなるという課題を有する。また再生
時には多量の吸汚染ガス成分を触媒層3によって処理し
なければならず、完全な分解浄化が困難で未分解の汚染
ガスを装置から放出する可能性があるとともに、完全に
分解浄化するためには吸着層1からのガスの放出を徐々
に行う必要があり、再生の時間が長くなるという課題を
有する。
【0005】一方上記従来の空気清浄装置は吸着剤9の
再生処理において、酸化触媒8と吸着剤9を加熱ヒータ
10で加熱するが、加熱ヒータ10を構成するヒータ線
の間隔が大きいため、酸化触媒8および吸着剤9に温度
むらが生じやすく、分解しにくい汚染ガスが酸化触媒8
の温度の低い部分を通過したときは未分解ガスがそのま
ま放出されるという課題を有する。また、比較的分解温
度の高い汚染ガスを分解するには酸化触媒8も高温にす
る必要があるが、酸化触媒8が触媒として機能する活性
化温度に達する前に吸着剤9から汚染ガスが放出するた
め、未分解ガスがそのまま放出される課題を有する。ま
たヒータ線から構成される加熱ヒータ10による加熱は
酸化触媒8および吸着剤9の温度むらが生じやすいた
め、短時間で酸化触媒8と吸着剤9の全体を触媒として
機能する活性化温度、吸着している汚染ガスの放出温度
以上に昇温させるためには加熱ヒータ7の消費電力が大
きくなるという課題を有する。また酸化触媒8と吸着剤
9はほとんどが加熱ヒータ10からの輻射によって加熱
されるため熱効率が悪く、酸化触媒8の活性化温度や吸
着剤9に吸着している汚染ガスの放出温度への昇温に時
間を要するため再生処理の時間が長くなり、空気清浄の
運転動作が短縮されるという課題を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、空気浄化部材を空気が通過する開口部を有す
るセラミック構造体と、前記セラミック構造体に担持さ
れた汚染ガスを吸着する吸着剤と、前記セラミック構造
体および前記吸着剤に担持された汚染ガスを分解する分
解触媒とから構成している。
【0007】上記発明によれば、吸着処理において空気
浄化部材を構成する吸着剤によって空気中に含まれるV
OC、ホルムアルデヒド、臭気成分などの汚染ガスが吸
着され、空気が浄化される。このとき、空気浄化部材に
は吸着剤とともに汚染ガスを分解する分解触媒を担持し
ているので吸着剤に吸着している汚染ガスの一部が分解
触媒の触媒作用により分解され、吸着剤は再び吸着性能
を回復させることができるので優れた汚染ガスの浄化性
能を実現することができる。
【0008】また分解触媒によって吸着剤に吸着した汚
染ガスが分解されることにより、吸着剤の吸着処理時間
を分解触媒が存在しない場合よりも長くすることができ
るので再生処理の回数を削減することができ、再生に必
要な電力の省力化を実現することができる。
【0009】また同じ吸着処理時間では空気浄化部材に
分解触媒が存在しない場合に比べ、分解触媒の分解作用
により吸着剤の汚染ガスの吸着量を少なくすることがで
きる。したがって、再生処理時に吸着剤から放出される
汚染ガスの量が少なくなることにより、分解触媒の負荷
を小さくすることができるので分解浄化の性能を向上さ
せることができ、汚染ガスの室内等への再放出を防止す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、空気が通過する開口部
を有するセラミック構造体と、前記セラミック構造体に
担持された汚染ガスを吸着する吸着剤と、前記セラミッ
ク構造体および前記吸着剤に担持された汚染ガスを分解
する分解触媒とから構成している。
【0011】そして、吸着処理において空気浄化部材を
構成する吸着剤に空気中に含まれる汚染ガスが吸着さ
れ、空気が浄化されるが、空気浄化部材には吸着剤とと
もに汚染ガスを分解する分解触媒を担持することによ
り、吸着剤に吸着している汚染ガスの一部が分解触媒の
触媒作用により分解され、吸着剤の吸着性能を回復させ
ることができるので優れた汚染ガスの浄化性能を実現す
ることができる。また分解触媒によって吸着剤に吸着し
た汚染ガスが分解されることにより、吸着処理時間を長
くすることができるので再生処理の回数を削減すること
ができ、再生に必要な電力の省力化を実現することがで
きる。また再生処理時に吸着剤から放出される汚染ガス
の量を少なくすることができるので放出した汚染ガスの
分解処理の負荷が小さくなり、分解浄化の性能を向上さ
せることができ、汚染ガスの室内等への再放出を防止す
ることができる。
【0012】また空気が通過する開口部を有するセラミ
ック構造体と前記セラミック構造体に担持された空気中
の汚染ガスを吸着する吸着剤と前記セラミック構造体お
よび前記吸着剤に担持された汚染ガスを分解する分解触
媒とからなる汚染ガス吸着手段と、空気が通過する開口
部を有するセラミック構造体と前記セラミック構造体に
担持された空気中の水蒸気を選択的に吸着する除湿剤と
からなる除湿手段とから構成している。
【0013】そして、空気中の水蒸気を除湿手段によっ
て除去することにより、汚染ガス吸着手段への水蒸気の
吸着を抑制することができるので汚染ガス吸着手段への
汚染ガスの吸着を効率よく行うことがき、汚染ガスの除
去性能を向上させることができる。また除湿手段によ
り、室内等の湿度を下げることができるので快適な空間
を実現することができる。
【0014】また汚染ガス吸着手段を空気の流れに対し
除湿手段よりも後流に配置している。
【0015】そして、空気中の水蒸気を汚染ガス吸着手
段よりも先に除湿手段で除去することができるので水蒸
気の汚染ガス吸着手段への吸着が防止され、汚染ガス吸
着手段の吸着による除去性能を格段に向上させることが
できる。
【0016】また分解触媒の粒子を吸着剤の粒子よりも
小さい構成としている。そして、分解触媒をセラミック
構造体だけでなく、吸着剤の粒子上にも担持することが
できるので吸着剤に吸着した汚染ガスの分子と分解触媒
の粒子との距離が接近することにより短時間で汚染ガス
分子が分解触媒へ移行し、分解性能を向上させることが
できる。
【0017】また汚染ガスを吸着する吸着剤を疎水性ゼ
オライトから構成している。そして、吸着剤として疎水
性ゼオライトを用いることにより空気中の水蒸気の吸着
を抑制し、選択的に汚染ガスを吸着することができるの
で除去性能を向上させることができるとともに、空気浄
化部材を小型化することができる。
【0018】またセラミック構造体をセラミック繊維で
構成している。そして、セラミック繊維により構造体の
骨格を多孔質構造とすることができるので軽量となり、
再生処理において汚染ガスを放出温度まで短時間で昇温
させることができ、加熱に必要な消費電力を少なくする
ことができるとともに、再生処理時間を短縮することが
できる。また多孔質構造であることにより構造体内部へ
の汚染ガスの拡散が可能となるので汚染ガスの吸着量を
大きくすることができる。
【0019】また汚染ガスを分解する分解触媒をCu、
Mn、Coの酸化物またはPt、Au、Pd、Rhの金
属の少なくとも1種で構成している。
【0020】そして、これらの分解触媒は活性が高いの
で常温で汚染ガスを分解することができ、汚染ガスの除
去性能を格段に高めることができる。
【0021】また内部に浄化風路を有する筐体と、前記
浄化風路内に空気を導入する送風手段と、前記浄化風路
内に設けられた空気中に含まれる汚染ガスを吸着する吸
着手段と、前記吸着手段に吸着した汚染ガスを放出する
加熱手段と、前記吸着手段の上部に配置された前記吸着
手段から発生したガスを分解浄化する分解手段とを備
え、前記吸着手段は前述の空気浄化部材で構成したもの
である。
【0022】そして、空気に含まれる汚染ガスは送風手
段によって筐体内に導かれ、吸着手段を構成する吸着剤
と分解触媒によって浄化される。吸着手段を構成する吸
着剤は汚染ガスを選択的に吸着することができるので吸
着能力が高く、さらに触媒活性の高い分解触媒により吸
着した汚染ガスの一部を分解することができるので優れ
た空気浄化機能を実現することができる。吸着手段に所
定量の汚染ガスが吸着すると、吸着手段は近傍に配置し
た加熱手段によって加熱され、吸着手段から汚染ガスが
放出されるが、この汚染ガスは分解手段により分解さ
れ、無害な物質に変換することができる。そして吸着手
段は元の状態に再生され、再び汚染ガスを吸着、分解す
る機能を回復させることができるので吸着手段の交換や
清掃などのメンテナンスを不要とすることができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を用いて説
明する。
【0024】(実施例1)図1は本発明の実施例1の空
気浄化部材を示し、図1(a)は空気浄化部材の斜視
図、図1(b)は図1(a)のA部断面図である。
【0025】空気浄化部材は図1(a)、(b)に示す
ように、開口部11を有するハニカム状のの多孔質のセ
ラミック構造体12を骨格とするもので、このセラミッ
ク構造体はセラミック繊維13とこれらを接着するバイ
ンダ(図示せず)で構成されたセラミックシートを加工
して作製される。またセラミック繊維13の表面、隙間
には汚染ガスを吸着する吸着剤14が、そしてセラミッ
ク繊維13と吸着剤14の表面には汚染ガスを分解する
分解触媒15が担持された構成であり、空気が開口部1
1を通過する際、空気中に含まれる汚染ガスが吸着剤1
4に吸着され、浄化される。
【0026】セラミック繊維13は耐熱性、機械的強
度、生産性に優れたアルミナ、シリカの少なくとも1種
を主成分とするものが有用である。汚染ガスを吸着する
吸着剤14は活性炭、シリカゲル、ゼオライトなどが適
用可能であるが、耐熱性、吸着性能からゼオライトが好
ましく、特に水蒸気の吸着を抑制し、VOCなどの汚染
ガスを選択的に吸着する組成である疎水性ゼオライト
(主成分がシリカとアルミナからなり、シリカの含有量
が多い組成)が最も有用である。分解触媒15は吸着剤
14に吸着した汚染ガスを常温で分解する機能を有する
もので触媒活性が高く、耐熱性の高いCu、Mn、Co
の酸化物またはPt、Au、Pd、Rh、Agの金属か
らなるものが適用され、これらの少なくとも1種で構成
される。ま分解触媒15は触媒による分解性能を向上さ
せるために吸着剤14の表面にも担持した構成が望まし
く、これを実現するために分解触媒15の粒子の大きさ
は吸着剤14の粒子よりも小さいほうが好ましい。
【0027】図2は本発明の空気浄化部材を用いた空気
浄化装置の断面図である。図において、16は空気清浄
装置本体の内部に設けられた浄化風路であり、浄化風路
16の内部には空気中の臭気や建材、壁、家具から発生
するアルデヒドや揮発性有機化合物、さらには悪臭など
の汚染ガスを吸着する本発明の空気浄化部材である吸着
手段17と、吸着手段17の下部に配置された吸着手段
17を加熱し吸着している汚染ガスを放出させる加熱手
段18と、吸着手段17の上部に配置された放出した汚
染ガスを分解する分解手段19が設けられている。ま
た、浄化風路16の上部にはクロスフローファンよりな
る送風手段20が取り付けられている。図中、実線矢印
は室内の空気中に含まれる汚染ガスを吸着する吸着モー
ド動作時の空気の流れを示し、吸込口21から汚染ガス
を含む空気が導入され、浄化された空気が吹出口22よ
り室内に戻される。また点線矢印は吸着した汚染ガスを
放出させ分解する再生モード動作時の空気の流れを示し
ており、吸着モード動作時と再生モード動作時の空気の
流れる方向は同一である。この吸着モードと再生モード
の切り替えは、加熱手段18と分解手段19と送風手段
20が電気的に接続された切替手段23と切替手段23
を制御する制御手段24によって行われる。
【0028】吸着手段17は前述の図1で示した空気浄
化部材が用いられ、セラミック繊維13を主成分とする
開口部11を有するハニカム状の構造体に吸着剤14と
分解触媒15が担されたものである。加熱手段18は吸
着手段17から吸着している汚染ガスを放出させる目的
に用いられるものであり、電熱線ヒータや金属板状のヒ
ータが適用される。また分解手段19は汚染ガスの酸化
分解能力を高めるために触媒層が形成された通風孔を有
するエキスパンド金属板を発熱体としたものが適用さ
れ、触媒層はアルミナなどの酸化物の多孔質層にCu、
Mn、Co、Fe、Ni、Ag、Pd、Ptなどの金属もしく
は金属酸化物の酸化触媒を担持して構成されている。
【0029】次に動作、作用について説明する。 (1)吸着モード 電源(図示せず)を入れると制御手段24の指令により
切替手段23が吸着モードを作動させる。すなわち送風
手段20であるファンが作動し、図中の実線矢印で示す
ように室内の汚染ガスを含む空気は吸込口21から浄化
風路16に流入し、加熱手段18、吸着手段17、分解
手段18の順に通過する。空気中に含まれる汚染ガスは
吸着手段17の吸着剤14に選択的に吸着され、浄化さ
れた空気が送風手段20を通り吹出口22から室内に戻
される。この吸着モードが動作している間は加熱手段1
8、分解手段19は作動せず、空気に含まれる汚染ガス
の除去のみが行われる。
【0030】(2)再生モード 吸着モードで所定の時間運転すると、制御手段24の指
令により、切替手段23が働いて再生モードを作動させ
る。先ず送風手段20が停止され、加熱手段18と分解
手段19を発熱させる。吸着手段17は加熱手段18で
加熱された空気と加熱手段18からの輻射によって加熱
され、吸着手段17に吸着している汚染ガスを放出させ
る。放出した汚染ガスは図中の点線矢印で示すように分
解手段19に導かれ、分解手段19の加熱によってすで
に活性化された状態にある酸化触媒によって無害な炭酸
ガスと水蒸気に酸化分解され、浄化された空気が吹出口
22より室内に排出される。吸着手段17に吸着してい
た汚染ガスのほとんどが放出し分解すると、加熱手段1
8、分解手段19の加熱は制御手段24の指令によって
停止され、再生モードが終了する。上記吸着モードと再
生モードを繰り返すことにより、室内の空気が浄化され
る。
【0031】吸着モードにおいて、吸着手段17の吸着
剤14に吸着した汚染ガスは吸着剤14およびセラミッ
ク繊維13の表面に担持された分解触媒15に移行し、
汚染ガスの中でも反応性の高い物質が分解触媒15の触
媒作用によって分解される。汚染ガスが分解することに
よってその部分の吸着剤14は再び吸着能力を回復させ
ることができるので優れた汚染ガスの浄化性能を実現す
ることができる。
【0032】また分解触媒15によって吸着剤14に吸
着した汚染ガスが分解されることにより、吸着剤14の
吸着処理時間を分解触媒15が存在しない場合よりも長
くすることができるので再生モードの回数を削減するこ
とができ、再生に必要な電力の省力化を実現することが
できる。
【0033】また同じ吸着処理時間では分解触媒15が
存在しない場合に比べ、分解触媒15の分解作用により
吸着剤14の汚染ガスの吸着量を少なくすることができ
る。したがって、再生処理時に吸着剤14から放出され
る汚染ガスの量が少なくなることにより、分解触媒15
の負荷を小さくすることができるので分解浄化の性能を
向上させることができ、汚染ガスの室内等への再放出を
防止することができる。
【0034】また分解触媒15の粒子を吸着剤14の粒
子よりも小さいものを用いることにより、分解触媒15
をセラミック繊維13だけでなく、吸着剤14の粒子上
にも担持することができるので吸着剤14に吸着した汚
染ガスの分子と分解触媒15の粒子との距離が接近する
ため短時間で汚染ガスの分子が分解触媒15へ移行し、
分解性能を向上させることができる。
【0035】また吸着剤14として疎水性ゼオライトを
用いることにより空気中の水蒸気の吸着が抑制され、汚
染ガスを選択的に吸着することができるので除去性能を
向上させることができるとともに、吸着手段17である
空気浄化部材を小型化することができる。
【0036】また吸着手段17の骨格であるセラミック
構造体12をセラミック繊維13で構成することにより
多孔質構造とすることができるので重量が軽くなり、再
生処理において汚染ガスを脱離温度まで短時間で昇温さ
せることができ、加熱に必要な消費電力を少なくするこ
とができるとともに、再生処理時間を短縮することがで
きる。また多孔質構造であることにより、セラミック繊
維13で構成されているセラミック構造体12の内部に
存在している吸着剤14および分解触媒15への汚染ガ
スの拡散が可能となり、汚染ガスの吸着量を大きくする
ことができる。
【0037】また汚染ガスを分解する分解触媒15であ
るCu、Mn、Coの酸化物またはPt、Au、Pd、
Rhは触媒活性が高く、ホルムアルデヒド、メチルメル
カプタンなど比較的分解しやすい化学物質に対しては常
温で分解することができるので汚染ガスの除去性能を格
段に高めることができる。
【0038】吸着手段17を用いた空気浄化装置は吸着
モードにおいて、吸着手段17を構成する吸着剤14が
汚染ガスを選択的に吸着することができるので吸着能力
が高く、さらに触媒活性の高い分解触媒15により吸着
した汚染ガスの一部を分解することができるので優れた
空気浄化機能を実現することができる。また再生モード
において、加熱手段18によって加熱され、吸着手段1
7から放出した汚染ガスは分解手段19により分解さ
れ、無害な物質に変換することができるとともに、吸着
手段17は元の状態に再生され、再び汚染ガスを吸着、
分解する機能を回復させることができるので吸着手段1
7の交換や清掃などのメンテナンスを不要とすることが
できる。
【0039】実施例1では吸着手段17としてセラミッ
ク繊維13からなる開口部11を有するハニカム状のセ
ラミック構造体12に吸着剤14と分解触媒15を担持
したものを用いたが、この構成に限定されるものではな
く、吸着剤14自身を成形した多孔体なども適用でき
る。
【0040】また加熱手段18は電熱線ヒータや金属板
状ヒータに限定されるものではなく、セラミックの面状
の電気発熱体や吸着手段17自身あるいはその近傍に磁
性体材料を配置して誘導加熱する方法も適用可能であ
る。
【0041】また分解手段19は脱着した汚染ガスを酸
化分解し浄化するものであり、実施例1で述べた触媒層
を形成したエキスンド金属板の電気発熱体以外にも金網
を発熱体としたものや加熱手段18と通風孔を有する触
媒体を用いた間接加熱型のものも適用可能である。
【0042】(実施例2)図3は本発明の実施例2の空
気浄化部材を示し、図3(a)は空気浄化部材の斜視
図、図3(b)は図3(a)のB部断面図である。
【0043】実施例1と異なる点は空気浄化部材である
吸着手段16の変わりに同じ構成の汚染ガス吸着手段2
5と、吸着モード時の汚染ガスを含む空気が汚染ガス吸
着手段25よりも先に通過する除湿手段26を配置した
ことである。
【0044】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有している。空気浄化部材を構成している汚染ガス
吸着手段25は実施例1で述べた吸着手段16と同一の
材料構成、構造および機能を有するものであり、説明は
省略する。除湿手段26は図3(a)、(b)に示すよ
うに、開口部27を有するハニカム状の多孔質のセラミ
ック構造体28を骨格とするもので、このセラミック構
造体28はセラミック繊維29とこれらを接着するバイ
ンダ(図示せず)で構成されたセラミックシートを加工
して作製される。またセラミック繊維29の表面、隙間
には空気中の水蒸気を吸着する除湿剤30が担持された
構成であり、空気が開口部27を通過する際、空気中に
含まれる水蒸気が除湿剤30に吸着され、空気から除去
される。
【0045】除湿手段26のセラミック構造体28を構
成するセラミック繊維29は耐熱性、機械的強度、生産
性に優れたアルミナ、シリカの少なくとも1種を主成分
とするものが適用される。また空気中の水蒸気を吸着す
る除湿剤30はシリカゲル、ゼオライトなどが適用可能
であるが、耐熱性、吸着性能からゼオライトが好まし
く、特に水蒸気の吸着を選択的に吸着する主成分がシリ
カとアルミナでシリカの含有量が少ない組成のものが有
用である。
【0046】空気中の水蒸気を除去する除湿手段26を
設けた構成とすることにより、汚染ガス吸着手段25へ
の水蒸気の吸着を抑制することができる。したっがって
汚染ガス吸着手段25は空気中の汚染ガスを選択的に吸
着することが可能となり、さらに汚染ガス吸着手段25
を構成する吸着剤14として疎水性ゼオライトを用いる
ことにより、汚染ガス吸着手段25は汚染ガスをメイン
に吸着させることができるので吸着効率が向上し、優れ
た除去性能を実現することができる。
【0047】また除湿手段26により、室内等の湿度を
下げることができるので快適な空間を実現することがで
きる。
【0048】汚染ガス吸着手段25と除湿手段26を有
する空気浄化部材を実施例1で述べた空気浄化装置の吸
着手段17の代わりに用いた場合、汚染ガス吸着手段2
5は吸着モード時の空気の流れに対し、除湿手段26よ
りも後流に配置することにより、空気中の水蒸気を汚染
ガス吸着手段よりも先に除湿手段26で除去することが
できるので水蒸気の汚染ガス吸着手段25への吸着が防
止され、汚染ガスの除去性能を格段に向上させることが
できる。
【0049】また実施例1の装置に適用した場合、加熱
手段18は汚染ガス吸着手段25と除湿手段26の間も
しくは除湿手段26の下方に配置することが望ましい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る空気
浄化部材は、吸着処理において前記空気浄化部材に吸着
剤を用いているので空気中に含まれる汚染ガスを吸着
し、空気を浄化することができる。さらに空気浄化部材
を構成するセラミック構造体と吸着剤に汚染ガスを分解
する分解触媒を担持することにより、吸着剤に吸着して
いる汚染ガスの一部が分解触媒の触媒作用により分解さ
れ、吸着剤の吸着性能を回復させることができるので優
れた汚染ガスの浄化性能を実現することができる。さら
に分解触媒によって吸着剤に吸着した汚染ガスが分解さ
れることにより、吸着処理時間を長くすることができる
ので再生処理の回数を削減することができ、再生に必要
な電力の省力化を実現することができる。また再生処理
時に吸着剤から放出される汚染ガスの量を少なくするこ
とができるので放出した汚染ガスの分解処理の負荷が小
さくなり、分解浄化の性能を向上させることができ、汚
染ガスの室内等への再放出を防止することができる。
【0051】また請求項2に係る空気浄化部材は、汚染
ガスを吸着、分解する汚染ガス吸着手段に加えて空気中
の水蒸気を吸着する除湿手段を設けた構成とすることに
より空気中の水蒸気が除去され、汚染ガス吸着手段への
水蒸気の吸着を抑制することができるので汚染ガス吸着
手段への汚染ガスの吸着を効率よく行うことがき、汚染
ガスの除去性能を向上させることができる。また除湿手
段により、室内等の湿度を下げることができるので快適
な空間を実現することができる。
【0052】また請求項3に係る空気浄化部材は、汚染
ガス吸着手段を空気の流れに対し除湿手段よりも後流に
配置することにより、空気中の水蒸気を汚染ガス吸着手
段よりも先に除湿手段で除去することができるので水蒸
気の汚染ガス吸着手段への吸着が防止され、汚染ガス吸
着手段の吸着による除去性能を格段に向上させることが
できる。
【0053】また請求項4に係る空気浄化部材は、分解
触媒の粒子を吸着剤の粒子よりも小さい構成とすること
により、分解触媒をセラミック構造体だけでなく、吸着
剤の粒子上にも担持することができるので吸着剤に吸着
した汚染ガスの分子と分解触媒の粒子との距離が接近す
ることにより短時間で汚染ガス分子が分解触媒へ移行
し、分解性能を向上させることができる。
【0054】また請求項5に係る空気浄化部材は、汚染
ガスを吸着する吸着剤を疎水性ゼオライトから構成する
ことにより、空気中の水蒸気の吸着が抑制され、選択的
に汚染ガスを吸着することができるので除去性能を向上
させることができるとともに、空気浄化部材を小型化す
ることができる。
【0055】また請求項6に係る空気浄化部材は、セラ
ミック構造体をセラミック繊維で構成することにより、
セラミック繊維により構造体の骨格を多孔質構造とする
ことができるので軽量となり、再生処理において汚染ガ
スを放出温度まで短時間で昇温させることができ、加熱
に必要な消費電力を少なくすることができるとともに、
再生処理時間を短縮することができる。また多孔質構造
であることにより構造体内部への汚染ガスの拡散が可能
となるので汚染ガスの吸着量を大きくすることができ
る。
【0056】また請求項7に係る空気浄化部材は、汚染
ガスを分解する分解触媒として触媒活性の高いCu、M
n、Coの酸化物またはPt、Au、Pd、Rhの金属
の少なくとも1種で構成しているので常温で汚染ガスを
分解することができ、汚染ガスの除去性能を格段に高め
ることができる。
【0057】また請求項8に係る空気浄化装置は、吸着
手段として前述の空気浄化部材を用いた構成であるの
で、空気に含まれる汚染ガスは送風手段によって筐体内
に導かれ、吸着手段を構成する吸着剤と分解触媒によっ
て浄化することができる。また吸着手段を構成する吸着
剤は汚染ガスを選択的に吸着することができるので吸着
能力が高く、さらに触媒活性の高い分解触媒により吸着
した汚染ガスの一部を分解することができるので優れた
空気浄化機能を実現することができる。また再生処理に
おいて加熱手段によって吸着手段から放出した汚染ガス
は分解手段により分解され、無害な物質に変換すること
ができる。さらに吸着手段は元の状態に再生され、再び
汚染ガスを吸着、分解する機能を回復させることができ
るので吸着手段の交換や清掃などのメンテナンスを不要
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1の空気浄化部材の斜視
図 (b)同空気浄化部材の一部断面図
【図2】本発明の実施例1の空気浄化部材を用いた空気
浄化装置の断面図
【図3】(a)本発明の実施例2の空気浄化部材の斜視
図 (b)同空気浄化部材の一部断面図
【図4】従来の空気浄化部材を用いた排ガス浄化装置の
断面図
【図5】従来の空気清浄装置の断面図
【符号の説明】
11,27 開口部 12,28 セラミック構造体 13,29 セラミック繊維 14 吸着剤 15 分解触媒 16 浄化風路 17 吸着手段(空気浄化部材) 18 加熱手段 19 分解手段 20 送風手段 25 汚染ガス吸着手段 26 除湿手段 30 除湿剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米野 範幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4C080 AA05 AA07 BB02 CC02 CC12 HH05 JJ04 JJ05 MM02 MM04 NN02 QQ11 QQ17 QQ20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気が通過する開口部を有するセラミッ
    ク構造体と、前記セラミック構造体に担持された汚染ガ
    スを吸着する吸着剤と、前記セラミック構造体および前
    記吸着剤に担持された汚染ガスを分解する分解触媒とか
    ら構成される空気浄化部材。
  2. 【請求項2】 空気が通過する開口部を有するセラミッ
    ク構造体と前記セラミック構造体に担持された空気中の
    汚染ガスを吸着する吸着剤と前記セラミック構造体およ
    び前記吸着剤に担持された汚染ガスを分解する分解触媒
    とからなる汚染ガス吸着手段と、空気が通過する開口部
    を有するセラミック構造体と前記セラミック構造体に担
    持された空気中の水蒸気を選択的に吸着する除湿剤とか
    らなる除湿手段とから構成される空気浄化部材。
  3. 【請求項3】 汚染ガス吸着手段は空気の流れに対し除
    湿手段よりも後流に配置した請求項2記載の空気浄化部
    材。
  4. 【請求項4】 分解触媒の粒子は吸着剤の粒子よりも小
    さい構成とした請求項1ないし3記載の空気浄化部材。
  5. 【請求項5】 汚染ガスを吸着する吸着剤は疎水性ゼオ
    ライトから構成される請求項ないし3記載の空気浄化部
    材。
  6. 【請求項6】 セラミック構造体はセラミック繊維で構
    成した請求項1ないし3記載の空気浄化部材。
  7. 【請求項7】 汚染ガスを分解する分解触媒はCu、M
    n、Coの酸化物またはPt、Au、Pd、Rh、Ag
    の金属の少なくとも1種で構成した請求項1または2記
    載の空気浄化部材。
  8. 【請求項8】 内部に浄化風路を有する筐体と、前記浄
    化風路内に空気を導入する送風手段と、前記浄化風路内
    に設けられた空気中に含まれる汚染ガスを吸着する吸着
    手段と、前記吸着手段に吸着した汚染ガスを放出する加
    熱手段と、前記吸着手段の上部に配置された前記吸着手
    段から発生したガスを分解浄化する分解手段とを備え、
    前記吸着手段は請求項1ないし7のいずれか1項記載の
    空気浄化部材で構成した空気浄化装置。
JP11023524A 1999-02-01 1999-02-01 空気浄化材およびこれを用いた空気浄化装置 Pending JP2000217897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023524A JP2000217897A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 空気浄化材およびこれを用いた空気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023524A JP2000217897A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 空気浄化材およびこれを用いた空気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000217897A true JP2000217897A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12112844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11023524A Pending JP2000217897A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 空気浄化材およびこれを用いた空気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000217897A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105215A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭体および脱臭体を用いた脱臭装置および空気調和機
JP2007111312A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭体および脱臭体を用いた脱臭装置
JP2007143582A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭体およびそれを用いた脱臭装置
CN100360224C (zh) * 2004-06-14 2008-01-09 中国科学院生态环境研究中心 室温条件下甲醛气体氧化催化剂
CN101274281B (zh) * 2007-03-16 2011-06-15 苏州工业园区安泽汶环保技术有限公司 一种室温去除空气中甲醛催化剂及其制备方法
CN113262581A (zh) * 2021-05-11 2021-08-17 江苏优冠汽车配件有限公司 一种壁流式蜂窝状除甲醛空调滤芯
CN113685949A (zh) * 2021-07-30 2021-11-23 宁波方太厨具有限公司 一种用于空气净化器的过滤结构

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100360224C (zh) * 2004-06-14 2008-01-09 中国科学院生态环境研究中心 室温条件下甲醛气体氧化催化剂
JP2007105215A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭体および脱臭体を用いた脱臭装置および空気調和機
JP2007111312A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭体および脱臭体を用いた脱臭装置
JP2007143582A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭体およびそれを用いた脱臭装置
CN101274281B (zh) * 2007-03-16 2011-06-15 苏州工业园区安泽汶环保技术有限公司 一种室温去除空气中甲醛催化剂及其制备方法
CN113262581A (zh) * 2021-05-11 2021-08-17 江苏优冠汽车配件有限公司 一种壁流式蜂窝状除甲醛空调滤芯
CN113685949A (zh) * 2021-07-30 2021-11-23 宁波方太厨具有限公司 一种用于空气净化器的过滤结构
CN113685949B (zh) * 2021-07-30 2022-06-21 宁波方太厨具有限公司 一种用于空气净化器的过滤结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1499836B1 (en) Air cleaner filter system capable of nano-confined catalytic oxidation
JP2008522822A (ja) 光触媒の保護方法
JP2010524628A (ja) 再生脱臭フィルターを備えた空気浄化器及びこの空気浄化器の再生脱臭フィルターの再生方法
JP2002276999A (ja) 空気換気浄化装置
JP5881872B1 (ja) 分解装置及びその運転方法
JP2000217897A (ja) 空気浄化材およびこれを用いた空気浄化装置
JP4904695B2 (ja) 脱臭体および脱臭体の製造方法およびそれを用いた脱臭装置
JP2005224703A (ja) 自己再生型有害ガス除去フィルター及びその製造方法並びに空気清浄機及び空調システム
JPH0368419A (ja) 脱臭装置とそれを用いた空気清浄装置
JP2000015036A (ja) 空気清浄装置
JP3653930B2 (ja) 空気清浄機
JPH11155937A (ja) 空気清浄装置
JP2003135582A (ja) 空気浄化装置
JPH11267457A (ja) 空気清浄装置
JPH05237342A (ja) ガスの浄化装置
JPH11156138A (ja) 空気清浄装置
JP3769939B2 (ja) 空気清浄装置
KR0138712B1 (ko) 공기정화기의 탈취 필터
JP4926446B2 (ja) 脱臭体およびそれを用いた脱臭装置
JP2000146236A (ja) 空気浄化器及び空気調和機
JPH10314542A (ja) 空気清浄機
JPH10290923A (ja) 空気清浄機
JP2006288689A (ja) Voc除去装置、その再生方法および産業用排気装置
JPH11267445A (ja) 脱臭デバイスとこれを備えた脱臭機及び空気調和機
JP2000237538A (ja) 光触媒空気浄化装置