JP3023361B1 - 熱交換型換気装置 - Google Patents

熱交換型換気装置

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JP3023361B1
JP3023361B1 JP11124238A JP12423899A JP3023361B1 JP 3023361 B1 JP3023361 B1 JP 3023361B1 JP 11124238 A JP11124238 A JP 11124238A JP 12423899 A JP12423899 A JP 12423899A JP 3023361 B1 JP3023361 B1 JP 3023361B1
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Abstract

【要約】 【課題】 単体で臭気発生の問題なく除湿可能であり、
低消費電力かつ小型の熱交換型換気装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 筐体内に、(a)室内に連通した第1の
吸気口から吸入した空気を、排気口を介して室外に排気
する内気排出経路と、(b)内気排出ファンと、(c)
室外に連通した第2の吸気口から吸入した空気を、給気
口を介して室内に給気する外気導入経路と、(d)外気
導入ファンと、(e)熱交換器を備え、さらに、(f)
上記外気導入経路の上記熱交換器よりも給気口側に、圧
縮機と除湿用熱交換器とファンを有する除湿機構を備え
たことを特徴とする熱交換型換気装置である。熱交換器
により除湿を行わないため臭気発生の問題がない。熱交
換器通過後の外気を除湿するため、低消費電力である。
さらに、室外機が不要であるため、小型かつ設置容易で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気密性の高い住宅
において、外気と熱交換しつつ換気を行う熱交換型換気
装置に関し、詳細には、さらに除湿を行いつつ換気を行
う熱交換型換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅における消費エネルギー低減
の観点から、住宅の気密性を向上して冷暖房効率を高め
る試みが盛んである。しかし、住宅の気密性を向上した
場合には、室内の空気を清浄に保つための強制的な換気
装置が新たに必要となる。その換気装置は、熱交換可能
で従来の住宅にも簡便に設置できることが望ましい。
【0003】かかる換気装置として、筐体内に、室内の
空気を強制的に排出する経路と、屋外の空気を導入する
経路を有し、排出経路と導入経路を熱交換器を介して接
続した装置が一般に用いられている。この換気装置を屋
内の適当な場所に設置し、換気を行う部屋及び屋外と適
当なパイプで接続することにより、熱交換器を介して室
内の空気と屋外の空気を熱交換させながら換気を行い、
室内の温度変化を抑制しつつ強制的な換気を行うことが
できる。
【0004】また、特に夏季においては、室内を低湿度
に保つ必要もあることから、熱交換に加えて、屋外の空
気を除湿した後に室内に導入する換気装置も一部に用い
られている。例えば、ある換気装置においては、紙等の
吸湿性のある材料で構成した全熱型熱交換器を用いるこ
とにより、温度と湿度の両方を交換した後に、屋外と室
内の空気を入れ替える。
【0005】また、別の換気装置においては、換気装置
内の外気吸気口に空気調和機の室内機側の熱交換器(蒸
発器)を設け、屋外に設置した空気調和器の室外機と接
続することにより除湿を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の換
気装置においては、次のような課題があった。まず、全
熱型熱交換器を用いて除湿を行った場合、熱交換器の構
成材料である紙等が臭気成分を吸着するため、室内外の
悪臭成分が熱交換器に蓄積され、長期間に渡って室内に
悪臭空気が導入されるという問題があった。
【0007】また、換気装置内の外気吸気口に蒸発器を
設け、屋外に設置した空気調和機の室外機と接続した場
合、蒸発器と室外機を接続する配線・配管工事が必要と
なるという問題があった。さらに、換気装置内におい
て、蒸発器の結露処理が必要となるため、換気装置の構
成が複雑となり、装置が大型化すると共に製造コストが
高くなる問題もあった。またさらに、除湿機構の消費電
力が大きいため、装置のランニングコストが高いという
問題もあった。
【0008】そこで本発明は、臭気発生の問題がなく熱
交換及び除湿ができ、小型かつ設置容易で消費電力の小
さな換気装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明のうちで、請求項1に記載の発明は、筐体内
に、(a)室内に連通した第1の吸気口から吸入した空
気を、排気口を介して室外に排気する内気排出経路と、
(b)該内気排出経路途中に設けられた内気排出ファン
と、(c)室外に連通した第2の吸気口から吸入した空
気を、給気口を介して室内に給気する外気導入経路と、
(d)該外気導入経路途中に設けられた外気導入ファン
と、(e)上記外気導入経路と上記内気排出経路の交差
部に配設された熱交換器を備えた熱交換型換気装置であ
って、さらに、(f)上記外気導入経路の上記熱交換器
よりも給気口側に、圧縮機と除湿用熱交換器とファンを
有する除湿機構を備えたことを特徴とする熱交換型換気
装置である。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、上記外気
導入経路内に、上記除湿機構を介して上記給気口に空気
を送る除湿機経路と、上記除湿機構を介さずに上記給気
口に空気を送る除湿機外経路を備えることを特徴とす
る。
【0011】またさらに、請求項3に記載の発明は、上
記筐体が、連通口を介して互いに連通した第1筐体と第
2筐体から成り、上記第1筐体内に、(a)上記内気排
出経路と、(b)上記内気排出ファンと、(c)室外に
連通した第2の吸気口から吸入した空気を連通口から送
出する第1外気導入経路と、(d)上記外気導入ファン
と、(e)上記熱交換器を備え、上記第2筐体内に、連
通口から導入した空気を給気口を介して室内に給気する
第2外気導入経路と、(f)除湿機構を備え、上記第2
筐体内において、該筐体壁面と所定の間隔を設けて上記
除湿機構を配設することにより、上記第2外気導入経路
内に、上記除湿機経路と上記除湿機外経路を形成したこ
とを特徴とする。
【0012】加えて、請求項4に記載の発明は、上記第
1筐体内において、上記外気導入ファンと上記連通口の
間にチャンバーとなる空間を設けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、上記外気
導入経路に、上記熱交換器の前後各々に少なくとも1つ
のフィルターを設けたことを特徴とする。
【0014】さらに、請求項6に記載の発明は、上記フ
ィルターの少なくとも1つが、花粉を除去可能なフィル
ターであることを特徴とする。
【0015】加えて、請求項7に記載の発明は、上記熱
交換器後側に設けたフィルターの少なくとも1つが、臭
気を除去可能なフィルターであることを特徴とする。
【0016】またさらに、請求項8に記載の発明は、上
記筐体が、発泡材料から成る一体成型品であることを特
徴とする。
【0017】さらに、請求項9に記載の発明は、上記除
湿機構を上記熱交換器に隣接配置し、除湿用熱交換器に
おける結露水と熱交換器における結露水を排出する共通
のドレンを備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照しながら説明する。 実施の形態1 図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1に係る
熱交換型換気装置を示す(a)概略図、及び(b)斜視
図である。
【0019】熱交換型換気装置10の筐体は、第1筐体
13と第2筐体41から成る。第1筐体13内には、室
内に連通した内気吸気口(第1の吸気口)30から吸入
した空気を排気口32を介して室外に排気する内気排出
経路と、該内気排出経路途中に設けられた内気排出ファ
ン25と、室外に連通した外気吸気口(第2の吸気口)
34から吸入した外気を連通口46に送出する外気導入
経路の一部(第1外気導入経路)と、該外気導入経路途
中に設けられた外気導入ファン26と、上記外気導入経
路と上記内気排出経路の交差部に配設された熱交換器2
0を備える。第2筐体41内には、連通口46から導入
した外気を給気口48を介して室内に給気する外気導入
経路の一部(第2外気導入経路)と、圧縮機44と除湿
用熱交換器45とファン43を有する除湿機構42を備
えている。第1筐体13と第2筐体41は、壁掛けレー
ル50により連結される。また、壁掛けレール50を用
いて、熱交換型換気装置10を壁掛け設置することがで
きる。
【0020】本発明の熱交換型換気装置10は、屋内の
適当な位置に設置し、外気吸気口34及び排気口32を
適当な配管を介して屋外に連通し、内気吸気口30及び
給気口48を適当な配管を介して室内に連通する。尚、
換気を行う部屋は通常複数あり、また、屋内の配管は一
般に長くなるため、内気吸気口30及び給気口48を、
図に示すように複数箇所設けることが好ましい。
【0021】換気を行う室内から内気吸気口30を介し
て吸入された空気(図中RAと表示)は、熱交換器20
を通過して、排気口32から屋外に排気される(図中E
Aと表示)。一方、屋外から外気吸気口34を介して吸
入された空気(図中OAと表示)は、熱交換器20を通
過して連通口46から送出される。各々の空気の強制的
な流れは、内気排出ファン25及び外気導入ファン26
によって確保される。外気導入ファン26及び内気排出
ファン25は、必要な換気量を確保できれば、その種類
は特に限定されない。換気量は、1時間に住宅内の空気
を約0.5回置換する量とすることが望ましい。これよ
り換気量が多すぎては、室内の熱損失が大きく、少なす
ぎては換気不十分となるからである。例えば、一般的な
住宅の場合は、換気量が約180m3/hであることが望
ましい。また、内気排出ファン25及び外気導入ファン
26の風量は、住宅の大きさに合わせて調節可能である
ことが好ましい。
【0022】熱交換器20において、外気と室内空気の
熱交換を行うことにより、導入する外気と室内の温度差
が抑制される。例えば、外気温度35℃、室内温度25
℃であって、熱交換器20の能力が50%である場合、
導入する外気の温度を約30℃にすることができる。
尚、熱交換器20は、温度のみの交換を行う顕熱型熱交
換器であることが好ましい。温度と湿度の両方を交換す
る全熱型熱交換器の場合、前述の通り臭気の蓄積が問題
となるからである。
【0023】外気給気口34を介して導入された空気
は、連通口46を介して除湿機構42に送出される。除
湿機構42に導入された空気は、除湿用熱交換器45を
通過して除湿された後に、給気口48を介して各部屋に
送出される(図中SAと表示)。
【0024】本発明の熱交換型換気装置10は、熱交換
器20よりも給気口48側に除湿機構42が設置されて
いるため、従来の換気装置内の外気吸気口に蒸発器を設
けた熱交換型換気装置と比較して、消費電力を低減する
ことができる。外気が熱交換器20を通過することによ
り温度と共に湿度もある程度低下しているため、除湿機
構の負担が軽減されるからである。
【0025】また、外気導入経路には、除湿機構42を
介して給気口48に空気を送る経路(除湿機経路)と、
除湿機構42を介さずに給気口48に空気を送る経路
(除湿機外経路)の2つの経路を設けることが好まし
い。外気の湿度が十分低い場合には、除湿機ファン43
及び圧縮機44を停止して、消費電力をさらに抑制する
ことが好ましいが、除湿機ファン43の停止状態におい
ては除湿機構42内の流路抵抗が大きく、必要な換気量
の確保が困難となるからである。
【0026】本実施の形態においては、かかる2つの経
路を以下に説明する簡易な構造によって形成している。
図2は、本実施の形態にかかる除湿機構42を示す。除
湿機構42は、除湿機ファン43及び除湿機構44を内
臓した本体42aに、排水タンク42b、及び外装後板
42cを組み合わせて成る。除湿機42は、本体42a
の前面から吸入した空気を、除湿した後に、本体42a
の背面上方に吹き上げる。図3は、かかる除湿機構42
を収納する筐体41を示す。筐体41は、天板41a
と、側板41c及び41b、底板41dを組み合わせて
成る方形体である。天板41aには、給気口48が設け
られている。かかる方形の筐体41内に、筐体壁面と所
定の間隔を設けて除湿機構42を設置することにより、
除湿機経路と除湿機外経路を形成することができる。
【0027】図4は、熱交換型換気装置10の断面図で
あり、2つの経路が形成されている様子を示す。除湿機
構42は、筐体41の側板41b及び天板41aとの間
に適切な間隔を有するように設置されている。除湿機フ
ァン43が動作している場合、吸気口46から吸入され
た空気は、主に除湿機構42を通過して給気口48から
排気される。一方、除湿機ファン43が停止している場
合、吸入された空気は、主に除湿機構42と側板41b
及び天板41aの間の空間を通過して給気口48から給
気される。
【0028】除湿機構42と、筐体側板41b及び天板
41aとの間隔は、主に、外気導入ファン26と除湿機
ファン43の能力によって決まる。例えば、外気導入フ
ァン26の能力が180m3/hであり、除湿機ファン
43の能力が60m3/hであった場合、側板41b及び
天板41aと除湿機42との間を約5cm程度とするこ
とが好ましい。
【0029】また、図1(a)に示すように、第1筐体
13において、外気導入ファン26と、連通口36の間
にチャンバーとなる空間28を設けることが好ましい。
これにより、第1筐体13と第2筐体をパイプ部などを
介さずに直接接続することが可能となり、熱交換型換気
装置10を小型化することができる。
【0030】チャンバー空間28を設けるためには、例
えば、図1(a)に示すように、第1筐体13内におい
て、内気排出経路と外気導入経路を、各々の排気側が隣
接するように配置し、内気排出経路の排気側に設置した
内気排出ファン25と外気導入経路の給気側に設置した
外気導入ファン26を、上下にずらして設置すれば良
い。これにより、外気導入経路において内気排出ファン
25に隣接する部分をチャンバー空間28とすることが
できる。またさらに、上記配置によってファンを上下に
ずらすことには、内気排出ファン25と外気導入ファン
26を一部重ねて設置することにより熱交換型換気装置
を狭巾化できる利点もある。熱交換型換気装置を狭巾化
することにより、持ち運びが容易となり、屋内における
設置場所の自由度を高くすることができる。
【0031】また、外気導入経路の熱交換器20の前後
各々にフィルターを設けることが好ましい。例えば、ロ
ングライフフィルター16、花粉フィルター18、脱臭
及びNOx除去フィルター24等を設ける。ロングライ
フフィルター16は虫、ほこり等を除去し、花粉フィル
ター18は、花粉等の微細な粉塵を除去する。これらの
フィルターは、熱交換器20の目詰まり防止のために熱
交換器20の前に設置することが好ましい。
【0032】一方、脱臭及びNOx除去フィルター24
は、熱交換器20の後側に設置することが好ましい。熱
交換器20には一般にドレン22が付随して設置されて
いるが、ドレン22から少量の外気が侵入する場合があ
るからである。熱交換器20の後側に脱臭及びNOx除
去フィルター24を設けることにより、室内に導入する
空気の全てについて脱臭及びNOx除去を行うことがで
きる。またこの配置には、熱交換器20が全熱型熱交換
器であった場合にも、熱交換器20に蓄積した臭気成分
の室内への侵入を防止することができるという利点があ
る。
【0033】また、内気排出経路においても、熱交換器
20の目詰まり防止のために、熱交換器20の手前に、
ロングライフフィルター14を設置することが好まし
い。
【0034】また、熱交換型換気装置の筐体を、発泡材
料から成る一体成型品とすることが好ましい。これによ
り、熱効率を高め、かつ筐体の製造コストを低減するこ
とができる。
【0035】実施の形態2 図5は、本発明の実施の形態2に係る熱交換型換気装置
を示す概略図である。本実施の形態においては、単一の
筐体を用い、除湿機構42を外気導入ファン26よりも
熱交換器20側に設置する。この構成によれば、実施の
形態1における熱交換型換気装置10をさらに小型化
し、製造コストを低減することができる。
【0036】さらに、除湿機構42が熱交換器20に隣
接配置されているため、除湿用熱交換器45における結
露水と、熱交換器20における結露水を共通のドレン2
2により排出することが可能となる。ドレンを共通化す
ることにより、熱交換型換気装置10がさらに小型とな
り、装置設置時のドレン配管が1本で済む。
【0037】また、本実施の形態においては、外気導入
経路の給気口48を、内気吸気口30及び外気吸気口3
4を介して内気排出経路の排気口32の逆側に設け、内
気排出経路の下部に電源部52を配設する。かかる位置
に電源部52を配設することにより、電源部52を空気
の経路から外し、電源部52への結露による故障を防止
することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上記説明したように構成され
ているため、下記の効果を奏する。本発明のうちで、請
求項1に記載の発明によれば、外気導入経路の熱交換器
よりも給気口側に、圧縮機と除湿用熱交換器とファンを
有する除湿機構を備えるため、単体で臭気蓄積せずに除
湿可能であり、消費電力が小さく、小型かつ設置容易な
熱交換型換気装置を提供することができる。
【0039】また、請求項2に記載の発明によれば、除
湿機構を介して給気口に空気を送る除湿機経路と、除湿
機構を介さずに給気口に空気を送る除湿機外経路を備え
るため、外気の湿度が十分低い時には、除湿機構内のフ
ァンと圧縮機を停止することができ、除湿機構の消費エ
ネルギーをさらに低減することができる。
【0040】またさらに、請求項3に記載の発明によれ
ば、第2筐体内において、該筐体壁面と所定の間隔を設
けて除湿機構を配設することにより、簡易な構造で上記
除湿機経路と上記除湿機外経路を形成可能である。
【0041】またさらに、請求項4に記載の発明によれ
ば、第1筐体内において外気導入ファンと連通口の間に
チャンバーとなる空間を設けたため、第1筐体と第2筐
体をパイプ等を介さず直接連通し、熱交換型換気装置を
小型化することができる。
【0042】また、請求項5に記載の発明によれば、外
気導入経路の熱交換器の前後各々にフィルターを設ける
ため、熱交換型換気装置により室内に導入される空気を
清浄化することができる。
【0043】加えて、請求項6に記載の発明によれば、
上記フィルターの少なくとも1つが、花粉を除去可能な
フィルターであるため、花粉等の微細な粉塵の室内への
侵入を抑制すると共に、熱交換型換気装置内の各機構の
目詰まりを防止することができる。
【0044】また、請求項7に記載の発明によれば、上
記熱交換器後側に設けたフィルターの少なくとも1つ
が、臭気を除去可能なフィルターとすることにより、熱
交換型換気装置によって室内に導入される空気の全てに
ついて脱臭を行うことができる。
【0045】さらに、請求項8に記載の発明によれば、
熱交換型換気装置の筐体を発泡材料から成る一体成型品
とすることにより、熱交換型換気装置の熱効率を高める
と共に製造コストを低減することができる。
【0046】さらに、請求項9に記載の発明によれば、
除湿機構を熱交換器に隣接配置し、除湿用熱交換器と熱
交換器を共通のドレンで処理するため、熱交換型換気装
置をさらに小型化し、熱交換型換気装置を設置する際の
ドレン配管が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態1に係る熱交換
型換気装置の一例を示す(a)概略図及び(b)斜視図
である。
【図2】 図2は、本発明の実施の形態1に係る熱交換
型換気装置の除湿機構を示す斜視図である。
【図3】 図3は、本発明の実施の形態1に係る熱交換
型換気装置の第2筐体を示す斜視図である。
【図4】 図4は、本発明の実施の形態1に係る熱交換
型換気装置の一部を示す部分断面図である。
【図5】 図5は、本発明の実施の形態2に係る熱交換
型換気装置を示す概略図である。
【符号の説明】
10 熱交換型換気装置、11 筐体、13 第1筐
体、14及び16 ロングライフフィルター、18 花
粉フィルター、20 熱交換器、22 ドレン、24
NOx除去及び脱臭フィルター、25 内気排出ファ
ン、26 外気導入ファン、30 内気吸気口(第1の
吸気口)、32 排気口、34 外気吸気口(第2の吸
気口)、41 第2筐体、42 除湿機構、43 除湿
機ファン、44圧縮機、45 除湿用熱交換器、46
連通口、48 給気口、50 壁掛けレール、52 電
源部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒島 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 内山 邦泰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−197934(JP,A) 特開 平2−44142(JP,A) 特開 平9−159209(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/08 101 F24F 7/08 F24F 1/00 F24F 11/02 102

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に、(a)室内に連通した第1の
    吸気口から吸入した空気を、排気口を介して室外に排気
    する内気排出経路と、(b)該内気排出経路途中に設け
    られた内気排出ファンと、(c)室外に連通した第2の
    吸気口から吸入した空気を、給気口を介して室内に給気
    する外気導入経路と、(d)該外気導入経路途中に設け
    られた外気導入ファンと、(e)上記外気導入経路と上
    記内気排出経路の交差部に配設された熱交換器を備えた
    熱交換型換気装置であって、 さらに、(f)上記外気導入経路において上記熱交換器
    よりも給気口側に、圧縮機と除湿用熱交換器とファンを
    有する除湿機構を備えたことを特徴とする熱交換型換気
    装置。
  2. 【請求項2】 上記外気導入経路内に、上記除湿機構を
    介して上記給気口に空気を送る除湿機経路と、上記除湿
    機構を介さずに上記給気口に空気を送る除湿機外経路を
    備えることを特徴とする請求項1記載の熱交換型換気装
    置。
  3. 【請求項3】 上記筐体が、連通口を介して互いに連通
    した第1筐体と第2筐体から成り、 上記第1筐体内に、(a)上記内気排出経路と、(b)
    上記内気排出ファンと、(c)室外に連通した第2の吸
    気口から吸入した空気を連通口から送出する第1外気導
    入経路と、(d)上記外気導入ファンと、(e)上記熱
    交換器を備え、 上記第2筐体内に、連通口から導入した空気を給気口を
    介して室内に給気する第2外気導入経路と、(f)除湿
    機構を備え、 上記第2筐体内において、該筐体壁面と所定の間隔を設
    けて上記除湿機構を配設することにより、上記第2外気
    導入経路内に、上記除湿機経路と上記除湿機外経路を形
    成したことを特徴とする請求項2記載の熱交換型換気装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1筐体内において、上記外気導入
    ファンと上記連通口の間にチャンバーとなる空間を設け
    たことを特徴とする請求項3記載の熱交換型換気装置。
  5. 【請求項5】 上記外気導入経路において、上記熱交換
    器の前後各々に少なくとも1つのフィルターを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱交換型換気装置。
  6. 【請求項6】 上記フィルターの少なくとも1つが、花
    粉を除去可能なフィルターであることを特徴とする請求
    項5記載の熱交換型換気装置。
  7. 【請求項7】 上記熱交換器後側に設けたフィルターの
    少なくとも1つが、臭気を除去可能なフィルターである
    ことを特徴とする請求項5記載の熱交換型換気装置。
  8. 【請求項8】 上記筐体が、発泡材料から成る一体成型
    品であることを特徴とする請求項1記載の熱交換型換気
    装置。
  9. 【請求項9】 上記除湿機構を上記熱交換器に隣接配置
    し、除湿用熱交換器における結露水と熱交換器における
    結露水を排出する共通のドレンを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の熱交換型換気装置。
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