JP4444040B2 - 現像剤収納装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上に形成されたトナー画像を記録媒体に転写した後等に、像担持体上に残留するトナーを像担持体よりクリーニングし、回収するトナー回収容器と、新しいトナーを収容し画像形成装置の現像部に補給するトナー供給カートリッジと、それらを用いる画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を利用する画像形成装置において、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像するために使用されたトナーは、通常、大部分が記録媒体に転写され画像を形成するために消費されるが、一部は静電潜像担持体上に残留する。
また、静電潜像以外の像担持体面上に付着し、転写されなかった微量のトナーも静電潜像担持体上に残留する。この他にも、種々の作像プロセスで像担持体面上に付着したトナー、例えば画質を良好に維持するためのプロセスコントロール( 画質調整)用に静電潜像担持体面上に形成した基準濃度パターンのトナーも、同様に記録媒体へ転写されずに静電潜像担持体上に残留する。
従来、このような残留トナーを有効に再利用するために、クリーニング装置で回収して現像器に搬送したり、クリーニング装置の代わりに現像器にクリーニング動作をも兼用させて、転写されずに静電潜像担持体上に残留したトナーを現像器に回収する方法が提案されている。
しかしながら、回収されたトナーには異物(紙粉や駆動伝達部材の磨耗粉やホコリやゴミなど)や、凝集したトナーなどが混入したり、あるいは、回収トナーが未使用トナーと比較して小粒径化してしまったりする。
さらに、回収トナーは、何度も画像形成プロセスを経ることで劣化して帯電しにくくなったり、転写チャージ等からストレスを受けて、その摩擦帯電能力が低下してしまったり、又は、回収トナーに逆帯電トナーが含まれるようになったり、回収トナーの物理特性としての流動性が低下してしまったりすることがある。 したがって、回収トナーと未使用トナーとを混合して利用することは非常に難しく、トナー濃度の均一性やトナー電荷量の安定性などを維持することが困難である。また、一度に多くの回収トナーを現像器内に補給すると、画像以外の地肌部にトナーが多く付着して地肌汚れが発生して画質が低下したり、現像器からトナー飛散が発生しやすくなったりする。そこで、これらの不都合を解消するために、回収されたトナーを再利用せずに廃棄する方法を採用している画像形成装置もある(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開平4−208958号公報 特開平6−258943号公報
ところが、回収されたトナーを再利用せずに廃棄させる場合には、回収されたトナーが新しいトナーに混入しないように回収トナー専用の容器を備える必要がある。上記特開平4−208958号公報,特開平6−258943号公報に示される装置では、回収トナーを収容する回収部と現像部に供給する新しいトナーを収容する収容部とが一体的な構造となっている。このように一体的な構造の場合には、新しいトナーを収容する部分と回収トナーを収容する部分との容量比率を設定することが難しい。それは、使用されるトナーの量に対して回収されるトナーの量が常に一定であればよいが、画像形成装置の動作状況、例えば、頻繁に画像形成が行われている場合と、たまに画像形成が行われる場合とでは、トナーの消費量とトナーの回収量とが大きく異なるためである。特に、画質を良好に維持するためのプロセスコントロール( 画質調整)用に静電潜像担持体面上に基準濃度パターンのトナーを付着させる場合には、全部のトナーを回収するために、画質調整の回数が大きいと、トナーの回収量がかなり大きくなる。
通常、画質調整は、像担持体上に濃度パッチ画像を形成し、その画像を検出することで画像形成を行う各プロセス手段の調整を行い良好な画像形成が維持できるように行われるものであり、これまでの画像形成枚数や、画像形成装置の環境状況等に基づいて実行される。したがって、頻繁に画像形成が行われる場合の画質調整の回数は、画像形成がほとんど行われない場合の画質調整の回数よりも大きい。
画質調整では使用したトナー全てが回収トナーとなり回収部に戻ることになるので、画質調整の回数が大きいときのトナー回収量が多くなり、そのため、回収用の収容部の容量を充分に大きく設定しておかなければならず、スペースが大きくなってしまう問題がある。回収用の収容部の容量が小さいと、回収部が満杯となったときに収容部に一体化している収容部に新しいトナーがまだ残っている状態となり、その結果、新しいトナーを使う前に全体を交換しなければならないという問題が発生する。
本発明は、新しいトナーを収容する収容部と回収トナーを収容する回収部とを独立して設け、それら同士を着脱可能に構成することで、前記収容部と前記回収部が各々着脱できるようにした現像剤収納装置を提供するものである。
本発明は、画像形成装置の現像ユニットに対して補給するための現像剤を収納し、回転駆動される収納容器と、
前記画像形成装置の画像形成部から回収した現像剤を収納する回収容器と、
前記収納容器を現像剤収納装置本体に対して着脱自在とする第1の着脱部と、
前記回収容器を前記現像剤収納装置本体に対して着脱自在とする第2の着脱部と、を備え
前記回収容器は、
前記画像形成部から回収した現像剤を内部に入れるための現像剤回収口と、
前記現像剤回収口から回収された現像剤を攪拌し、該現像剤回収口から離れる方向に送る回転可能に支持された第1羽根部材と、
前記第1羽根部材により前記現像剤回収口から離れる方向に送られてくる現像剤を攪拌し、回転可能に支持された第2羽根部材と、
前記回収容器の外面で前記現像ユニットに着脱自在に嵌合し、該現像ユニット内の攪拌ローラの回転を前記第1羽根部材に伝達する第1継手部と、
前記回収容器の外面で前記収納容器の一端と着脱自在に嵌合し、該収納容器の回転を前記第2羽根部材に伝達する第2継手部と、を備える画像形成装置の現像ユニットに装着される現像剤収納装置を提供する。
この構成では、収納容器と回収容器とが同時に交換可能となるだけでなく、収納容器と回収容器との容量比を異なるように組み合わせて用いることが可能となる。これにより画像形成能力が異なる機種が複数ある場合や、同一機種で動作状況が異なる場合等に、異なる組み合わせの現像剤収納装置が選択的に且つ容易に供給できる。
また、回収口より回収された現像剤が積み上がり、現像剤による山が形成されて、収納機能が低下することが防止されると共に、回収容器の回収口より遠い端部側、すなわち、回収容器の奥に、回収された現像剤が詰め込まれる
本発明のさらに他の実施形態では、前記第1継手部は前記現像剤回収口に近い位置に設けられ、前記第2継手部は、前記現像剤回収口から遠い位置に設けられ、前記第1継手部に接続された前記第1羽根部材は前記現像ユニット内の攪拌ローラの回転とともに回転し、前記第2継手部に接続された前記第2羽根部材は、前記収納容器の回転とともに回転する。
この構成では、まず現像ユニット内の攪拌ローラを第1羽根部材に接続することで、回収口に近接する所では第1羽根部材が回転し、現像剤の山が形成されない。そして、回収口から遠い所では、現像剤が新たに補給された時にだけ収納容器の回転とともに第2羽根部材が回転し、それにより第2羽根部材が必要以上に回転することがない。
本発明によれば、収納容器と回収容器とが同時に交換可能となるだけでなく、収納容器と回収容器との容量比を異なるように組み合わせて用いることが可能となる。これにより画像形成能力が異なる機種が複数ある場合や、同一機種で動作状況が異なる場合等に、異なる組み合わせの現像剤収納装置が選択的に且つ容易に供給できる。
以下に、本発明の実施形態に係る現像剤収納手段を備えた画像形成装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態の画像形成装置1はプリンタ部(画像形成部)2とプリンタ部2の下に配置された給紙ユニット部3とを備えている。プリンタ部2の略中央の位置に、感光層が形成されている感光体ドラム4を中心とする電子写真プロセス部が配置されている。
すなわち、感光体ドラム4を中心としてその周囲に、帯電ユニット5と、光走査ユニット6と、現像ユニット7と、転写ユニット8と、クリーニングユニット9とが配置されている。
帯電ユニット5は、感光体ドラム4の表面を均一に帯電させるものであり、光走査ユニット6は、均一に帯電された感光体ドラム4上に光像を照射して静電潜像を形成するものである。現像ユニット7は、光走査ユニット6により形成された静電潜像を現像剤により可視化するものであり、転写ユニット8は、感光体ドラム4上に可視化された像を記録媒体上に転写するものである。クリーニングユニット9は、感光体ドラム4上に残留した現像剤(トナー)を除去して、感光体ドラム4上に新たな画像を記録することができるようにするものである。このクリーニングユニット9により除去された残留トナーは、現像ユニット7のトナー供給カートリッジ10に含まれる後述の回収容器に、トナー回収機構809を介して回収され,後に廃棄される。
給紙ユニット部3は、複数の給紙トレイ(記録媒体供給部)11,12,13,14を備えており、給紙ユニット部3は、記録媒体としての多彩な用紙をたとえばサイズ毎に分別して収容することができる。
そして、画像形成装置1は、これらの給紙トレイ11〜14の中から1つのトレイを選択し、この選択されたトレイから用紙を1枚ずつ分離し、感光体ドラム4と転写ユニット8との間に供給する。そして、転写ユニット8は、供給された用紙に、感光体ドラム4上に記録再現された画像を転写する。
給紙トレイ(第1の記録媒体供給部)11と給紙トレイ(第2の記録媒体供給部)12とは、互いに並列配置されており、給紙トレイ11および給紙トレイ12の下側に、給紙トレイ13が配置されており、さらに給紙トレイ13の下側に給紙トレイ14が配置されている。
また、給紙トレイ13および給紙トレイ14の容量は、同程度の容量とされており、さらに、給紙トレイ11および給紙トレイ12の容量は、給紙トレイ13あるいは給紙トレイ14の容量よりも大きく設定されている。
そして、給紙ユニット部3は、給紙トレイ11〜14に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するために、第1搬送経路15と第2搬送経路16とを備えている。なお、第1搬送経路15は、給紙トレイ11、13、14に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するものであり、第2搬送経路16は、給紙トレイ12に収容された用紙をプリンタ部2に向かって搬送するものである。
また、第1搬送経路15は、給紙ユニット部3のフレーム17に沿って鉛直方向に延びており、一方、第2搬送経路16は、フレーム17に沿って水平方向に延びている。
したがって、給紙ユニット部3の内部では、給紙トレイ11〜14と、第1搬送経路15と,第2搬送経路16とが効率よく配置されており、給紙ユニット部3の省スペース化が実現されている。
なお、各給紙トレイ11〜14に用紙をセットする場合は、画像形成装置1本体の前面側方向に目的の給紙トレイ11〜14を引き出して用紙の補給を行う。 ところで、第1搬送経路15中にて用紙が詰まった場合は、第1搬送経路15を構成するガイド15a(図中斜線部で示す)を、給紙ユニット部3の奥側を支点としてユーザーの手前側に回動する。これにより、第1搬送経路15中で詰まった用紙を取り除くことができる。なお、この除去操作は、第1搬送経路15とフレーム17との間に予め確保されている作業空間を用いて行う。
また、第2搬送経路16中にて用紙が詰まった場合も、第2搬送経路16を構成するガイド16a(図中斜線部で示す)を、給紙ユニット部3の奥側を支点として手前側に回動する。これにより、第2搬送経路16中で詰まった用紙を取り除くことができる。なお、この除去操作は、並列配置された給紙トレイ11および給紙トレイ12をユーザーの手前側に引き出すことにより、第2搬送経路16の下方に作業空間を確保した上で行うこととなる。
なお、本実施形態の画像形成装置1では、給紙トレイ11,12を同時に引き出すことができる構成としているが、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、それぞれの給紙トレイを独立して引き出せる構成としてもよい。この場合、給紙トレイ11を手前側に引き出すことにより、第2搬送経路16中に詰まった用紙を取り除くための作業空間を、第2搬送経路16の下方に確保すればよい。
第2搬送経路16の下流側には、比較的少量の用紙がセットされる手差し給紙ユニット18を設けている。
この手差し給紙ユニット18には、どちらかというと特殊な用紙がセットされる可能性が高い。これは、手差し給紙ユニット18に対して手軽に用紙の交換あるいはセットができるからである。手差し給紙ユニット18からは第3搬送路21を介して第2搬送路16に用紙を供給できるようになっている。
また、給紙ユニット部3の右側に、オプション装置として給紙ユニット20を連結することができるようになっている。この給紙ユニット20は、その他の給紙トレイ11〜14に比べて、大きな容量に設定される。この場合には、給紙ユニット20から給紙された用紙は、第4搬送経路19から第2搬送経路16を経てプリンタ部2へと導かれるようになっている。
現像部は、現像ローラや攪拌装置を備えた現像ユニット7と、当該現像ユニット7に対してほぼ水平に着脱自在にセットされ、現像ユニット7内に適宜トナーを補給するための中間ホッパー80と、中間ホッパー80に対して着脱自在に構成されたトナー供給カートリッジ10とからなる。このような構成により、トナー供給カートリッジ10が感光体ドラム4への露光を妨げないようになり、メカニズムのコンパクト化も図られている。
現像ユニット7には、トナー濃度を所定の濃度で維持し感光体ドラム4にトナーを供給するためにトナー濃度センサ41、現像ローラ42および攪拌ローラ43等が設けられている。
この現像ローラ42は、アルミニウム合金、黄銅、SUS304ステンレス等の非磁性金属製の中空円筒状の現像スリーブ内に、磁界を発生させるための複数本の磁石体を固定したマグネットローラを内挿して構成されている。この現像ローラ42は、現像スリーブのみを回転させながら、表面に現像剤を磁気的に吸着して感光体ドラム4と接する現像部へ搬送・供給する。
攪拌ローラ43および現像ローラ42は、図示しない制御部の指示を受けて、図示しない駆動装置により回転駆動される。
トナー濃度センサ41は、現像ユニット7の下方に設置されており、現像ユニット7の現像剤のトナー濃度を検知し、電圧(濃度検知電圧)として検出する。そして、検出された電圧と基準電圧とを比較し、現像ユニット7内のトナー濃度が低ければ、中間ホッパー80内に設けられているトナー補給ローラ802の図示しない駆動部に対して、駆動信号が出力される。
本実施例では、現像剤として二成分系現像剤を用い、現像剤を攪拌して摩擦によってトナーを帯電させ、この帯電トナーを感光体ドラム4上に形成された静電潜像に静電気的に付着させ可視像を形成している。この種の現像ユニット7では、トナー濃度を測定するためのトナー濃度センサとして透磁率センサを使用しているが、差動トランス方式のトナー濃度センサを用いてもよい。
本発明の「現像剤収納装置」であるトナー供給カートリッジ10は、トナー回収容器70とトナー補給部90と、該トナー補給部90を中間ホッパー80に対して着脱自在とするためのカートリッジ受部80aとを備えている。
トナー補給部90は、円筒形状をなし、図示していない駆動部に連結されていて、外側が回転することによってトナーを中間ホッパー80に対して攪拌供給できるよう構成されている。また、トナー補給部90は、カートリッジ受部80aを介して中間ホッパー80に対して着脱自在になっている。
また、トナー回収容器70も、後述のカップリングと締結ネジとにより、中間ホッパー80及びトナー補給部90に対し着脱自在な構造となっている。
図示の例では、トナー補給部90の円筒体の内部には、円筒両端部のトナーを中央に集めるための、螺旋部が設けられている。従って、トナー補給部90内部に回転駆動される攪拌部材や、トナー補給部90から中間ホッパー80へトナーを供給するための供給部材を設ける必要がない。トナー補給部90の略中央部には、トナー供給口91(図5参照)が設けられている。このトナー供給口91と中間ホッパー80の略中央部に設けられているトナー受け口813とが連結され(図2〜4参照)、この連結部を介してトナー補給部90から中間ホッパー80に対してトナーが補給される。
このような構成により、交換するトナー補給部90の構成部品が少なくて済むので、トナー供給カートリッジ10のコストをさらに低減することが出来る。トナー補給部90から中間ホッパー80へのトナーの補給は、中間ホッパー80内部のトナーが所定量よりも少なくなったことを後述するセンサS2(図2参照)により検知した場合に、トナー補給部90を図示しない駆動部を介して所定時間回転させることで行う。これにより、トナー補給部90から中間ホッパー80へトナー補給される。
また所定時間トナーを補給しても中間ホッパー80のトナー量が回復しなかった場合には、トナー補給部90内部のトナーが空になったことを検知して、図示しない表示装置等によって、ユーザーに報知する。ユーザーはこれを見てトナー供給カートリッジ10を引き抜き、さらにトナー回収容器70を外してトナー補給部90のみを中間ホッパー80から取外して交換すればよい。
トナー補給部90に収容されているトナーが全て使用された時に、トナー回収容器70が回収されたトナーによってほぼ満杯である場合には、トナー供給カートリッジ10ごと交換する。また、トナー補給部90の容量に対して、トナー回収容器70の容量がかなり小さい場合には、トナー補給部90が空になる前にトナー回収容器70が満杯になるので、トナー回収容器70のみを交換する。
前記トナー回収容器70の交換に供するために、支持台100(図5参照)のシャッター案内部に取付ネジ穴80b(図2、3参照)を設けている。この取付ネジ穴80bと締結ネジ80cを用いて支持台100に対してトナー回収容器70を装着し固定できるようになっている。このときの締結用のねじは図5に示すように例えば2本とし、上側と下側からの2箇所で同じ締結構造によって固定する(下側については図示していない)。
トナー補給部90の交換に供するために設けられているカートリッジ受部80aは、2本の締結ネジ80dにより支持台100に固定できるようになっている。カートリッジ受部80aと支持台100とにより、トナー補給部90を上下からサンドウィッチ状に挟んで該トナー補給部90を固定し、カートリッジ受部80aを外すことで、該トナー補給部90を取り外せることが出来るようになっている。なお、ネジ止めの方法は、上記の構成に限定されるものではない。
トナー回収容器70が満杯になる前にトナー補給部90が空になる場合にはトナー補給部90のみを交換する。
トナー補給部90の交換は、トナー回収容器70を分離させた後に2本の締結ネジ80dを外して行う。
トナー補給部90として、長さが異なる(容量が異なる)ものを複数種類用意し、同様に、トナー回収容器70としても容量が異なるものを複数種類用意することにより、それらを組み合わせることで、それぞれの画像形成装置の動作状況に合わせてそれらを組み合わせることもできる。この場合には、画像形成能力が異なる機種ごとに設定したり、同一の機種でも使用状況に応じて複数種類の中から選択して使用できるようにしたりすることができる。
また、図5に示すようにトナー補給部90とトナー回収容器70との境となる位置が矢印AまたはBの方向にシフトした位置に変わるように、トナー補給部90とトナー回収容器70の形状を変えることで、トナー供給カートリッジ10の外形サイズを変えることなく、トナー補給部90とトナー回収容器70とのそれぞれの容量の比率を変えることができる。
トナー回収容器70は、トナー回収口が位置する部分をスプリング等による付勢力を働かせたシャッターを用いて通常塞いでいるが、シャッターは、トナー供給カートリッジ10を挿入することで、待避し、トナーを回収する回収路が形成されるようになっている。
トナー供給カートリッジ10を中間ホッパー80に取りつけるとき、中間ホッパー80に設けられた図示しないロック部材をトナー供給カートリッジ10の支持台100に噛み込ませ、これにより、トナー供給カートリッジ10を中間ホッパー80に固定する。このとき、トナー供給カートリッジ10取りつけ時のクリック感が得られるようになっている。
このようにトナー供給カートリッジ10においては、該トナー供給カートリッジ10が組立てられた状態でそれ自体を交換しても、また、トナー回収容器70を分離し、それのみを交換しても良いし、トナー補給部90のみを交換しても良い。使用者やサービスマンが所望する方法でそれらの交換を行うことができる。 トナー回収容器70は、トナー回収口701、第1カップリング702、第1回転軸703、第1羽根部材704、第2カップリング705、第2回転軸706、および第2羽根部材707とから構成されている。トナー回収口701は感光体ドラム21上に残ったトナーを回収するトナー回収機構809(図1参照)に近い位置に備えられ、このトナー回収機構809の出口と連結可能である。
トナー回収口701がある端部付近(図4の左側端部付近)に継手部(本実施例における第1の継手部)として設けられている第1カップリング702は、中間ホッパー80の外部で攪拌部材と一体となって回転する歯車810に突起812を介して嵌合している。これにより歯車810と第1カップリング702とは、中間ホッパー80の攪拌部材の回転動力をトナー回収容器70の羽根部材704に伝達して回転させる。この第1カップリング702には第1回転軸703が取り付けられており、第1回転軸703にはこの回転軸と共に回転しトナーを攪拌する梯子型の形状の第1羽根部材704が取り付けられている。さらにトナー回収口701から遠い側の端部付近(図4の右側端部付近)にトナー補給部90との継手部(本実施例における第2の継手部)として、トナー補給部90の端部に設けられている突起912(図3参照)を介して嵌合する第2カップリング705が取り付けられており、第2カップリング705には第2回転軸706が取り付けられている。さらに、第2回転軸706にはこの回転軸と共に回転しトナーを攪拌可能な梯子型の形状で第2羽根部材707が取り付けられている。
トナー回収機構809から送り込まれたトナーはトナー回収口701からトナー回収容器70に入る。回収されたトナーがトナー回収容器70内に積み上がるように溜まってしまうと、トナー回収口701からの新たなトナーが回収できない状態になってしまうので、回収口に近接した位置に回転可能に支持された第1羽根部材704により、積み上がった回収トナーの山を崩しながら、回収トナーをトナー回収容器70の奥に送り込むことができるようになっている。さらに、トナー回収容器70には第2羽根部材707が備えられており、更に奥へと回収トナーを送り込み、できるだけ多くの回収トナーを収容できるようになっている。
第2羽根部材707の構造は第1羽根部材704の構造と同じであるが、この第2羽根部材707は、トナー補給部90を動力回転部材として用いている。つまり、トナー補給部90がトナーを補給するために回転するときに、その回転とともに、トナー回収容器70内の奥の第2羽根部材707が回転するような構造となっているのでトナーの補給に見合ったトナー回収動作を得ることができる。
中間ホッパー80は、トナー収容部801と、トナー供給ローラ802と、攪拌部材803と、トナー送りスクリュー804とを備え、トナー補給部90から供給されるトナーを攪拌部材803とトナー送りスクリュー804により攪拌しながらトナー供給ローラ802の方に送ることができるようになっている。
攪拌部材803の支軸805を中心に、櫛形もしくは梯子状の攪拌羽根806が時計方向に回転し、補給ローラ802の回転によって現像ユニット7にトナーが補給される。S2(図6参照)はトナーカートリッジ内のトナー残量を判定するための検知部であり、前述した現像剤のトナー濃度測定部に用いられる透磁率センサと同等のセンサが用いられている。
攪拌羽根806には、柔軟性のある高分子からなるシート807が取り付けられ、そのシート807の先端に被検知部材808が設けられている。中間ホッパー80にトナーが多く存在するときには、披検知部材808は攪拌羽根806が回転することによって形成される細い略円筒状の空洞部に沿って回転する。ところが、トナーが減少すると被検知部材808は重力の作用でセンサS2に近い軌跡を通るようになる。これにより、センサS2の出力値が変化する。この値をチェックすることにカートリッジ内の残存トナー量を確認する事が出来る。
シート807の長さは、少なくとも被検知部材808が中間ホッパー80の筐体の底部に摺接しうる動作が可能な程度に設定されることが好ましい。これよりも短いと残量検知が難しくなる。また、そのシート807の長さは攪拌部材803の支軸805の中心からその直下の内壁に至る距離よりも短いことが好ましい。長すぎると、攪拌部材803との干渉により、スムーズな動作が困難になることがある。
また、シート807は、被検知部材808が重力により揺動できる程度の柔軟性を具備していることが望ましい。その理由は、シート807の柔軟性が低い場合には,トナーの抵抗は非常に小さいため、攪拌部材803によりトナーが流動化したとき、シート807の剛性によりトナー層内に潜り込んでしまったり、トナー層から離れて空中を回動する等の不具合が発生する虞があるからである。さらに、シート807の材質は、PET等の高分子材料であることが望ましい。金属材の場合には、被検知部材808との判別が難しくなり、誤検知の虞がある
尚、残量に応じて被検知部材とセンサの距離が変化することにより、残量を検知する方法であれば、いずれの方法も使用可能である、例えば、トナー上面にフロートを配置して、その上下位置を検知するような方法でもよく、その他、圧電センサ等によって内部のトナー量を検知する方法でもよい。
本発明の実施形態に係る現像剤収納手段を備えた画像形成装置の構成図である。 上記画像形成装置に用いられる現像剤収納容器の平面図及び側面断面図である。 収納容器を回収容器から分離した現像剤収納容器の平面図である。 上記現像剤収納容器の平面図である。 上記現像剤収納容器の斜視図である。 上記現像剤収納容器の側面断面図である。

Claims (3)

  1. 画像形成装置の現像ユニットに対して補給するための現像剤を収納し、回転駆動される収納容器と、
    前記画像形成装置の画像形成部から回収した現像剤を収納する回収容器と、
    前記収納容器を現像剤収納装置本体に対して着脱自在とする第1の着脱部と、
    前記回収容器を前記現像剤収納装置本体に対して着脱自在とする第2の着脱部と、を備え
    前記回収容器は、
    前記画像形成部から回収した現像剤を内部に入れるための現像剤回収口と、
    前記現像剤回収口から回収された現像剤を攪拌し、該現像剤回収口から離れる方向に送る回転可能に支持された第1羽根部材と、
    前記第1羽根部材により前記現像剤回収口から離れる方向に送られてくる現像剤を攪拌し、回転可能に支持された第2羽根部材と、
    前記回収容器の外面で前記現像ユニットに着脱自在に嵌合し、該現像ユニット内の攪拌ローラの回転を前記第1羽根部材に伝達する第1継手部と、
    前記回収容器の外面で前記収納容器の一端と着脱自在に嵌合し、該収納容器の回転を前記第2羽根部材に伝達する第2継手部と、を備える画像形成装置の現像ユニットに装着される現像剤収納装置。
  2. 前記第1継手部は前記現像剤回収口に近い位置に設けられ、前記第2継手部は、前記現像剤回収口から遠い位置に設けられる請求項1に記載の現像剤収納装置。
  3. 感光層が形成される感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムの表面に光像を照射して静電潜像を形成する光走査ユニットと、
    前記光走査ユニットにより形成された静電潜像に対して現像剤を供給することで可視像を形成する現像ユニットと、
    前記感光体ドラム上に形成された可視像を用紙に転写する転写部と、
    前記現像ユニットに装着され、該現像ユニットに対して現像剤を補給する現像剤収納装置と、を備え、
    前記現像剤収納装置は、
    前記現像ユニットに対して補給するための現像剤を収納し、回転駆動される収納容器と、
    前記感光体ドラムから回収した現像剤を収納する回収容器と、
    前記収納容器を現像剤収納装置本体に対して着脱自在とする第1の着脱部と、
    前記回収容器を前記現像剤収納装置本体に対して着脱自在とする第2の着脱部と、を備え
    前記回収容器は、
    前記感光体ドラムから回収した現像剤を内部に入れるための現像剤回収口と、
    前記現像剤回収口から回収された現像剤を攪拌し、該現像剤回収口から離れる方向に送る回転可能に支持された第1羽根部材と、
    前記第1羽根部材により前記現像剤回収口から離れる方向に送られてくる現像剤を攪拌し、回転可能に支持された第2羽根部材と、
    前記回収容器の外面で前記現像ユニットに着脱自在に嵌合し、該現像ユニット内の攪拌ローラの回転を前記第1羽根部材に伝達する第1継手部と、
    前記回収容器の外面で前記収納容器の一端と着脱自在に嵌合し、該収納容器の回転を前記第2羽根部材に伝達する第2継手部と、を備える画像形成装置。
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