JP5538714B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いて形成された静電像を現像する現像装置に関し、特に、複写機、プリンタ、FAX等に用いられる現像装置に関する。
従来の画像形成装置、その中でも特に有彩色の画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置において、非磁性トナーと磁性キャリアを混合して現像剤として使用する二成分現像方式が広く利用されている。
二成分現像方式は現在提案されている他の現像方式に比較して、画質の安定性、装置の耐久性などの長所を備えている。一方、長期の耐久による現像剤の劣化、特にキャリアの劣化が不可避であったため、画像形成装置の長期使用に伴い現像剤交換という作業を行う必要がある。
一方、近年のフルカラー複写機/プリンタでは、ランニングコスト削減のために、現像剤の交換作業を行わずに高画質を維持する方法として、以下のような技術の導入が進んでいる。
例えば特許文献1によると、現像装置ハウジングの側壁に現像剤溢出部を設けたため、新しい現像剤を前記補給装置により少しずつ補給するとともに前記現像剤溢出部より排出する構成としている。こうすることで、前記現像装置ハウジング内の現像剤の特性を一定に維持させることができ、その結果、複写物の画質も一定に保持させる構成としている。
つまり、劣化した現像剤(キャリア)を新しいものと徐々に入れ替えていくことで、見かけ上のキャリアの劣化進行が止まり、現像剤全体としては特性が安定する。これによって現像剤交換という作業を不要にし、メンテナンス性を向上させているのである。
特公平2−21591号公報
従来の技術では、現像装置の側壁に現像剤溢出部つまり現像剤排出口を設け、オーバーフローによって現像剤の排出を行ない、現像剤面を一定に維持しようとする方法を用いている。この排出構成であれば本来現像装置内の現像剤の量は、現像剤上面が現像剤排出口部以下に規制されるはずである。しかしながら、現像剤の流動性が極端に落ちた場合、現像剤面が排出口以上の高さになっても排出しにくくなり、現像装置内の現像剤が想定量以上になる場合があった。
本来、現像室内の現像剤面が現像剤排出口より上側まで至った場合には、排出口より上側の現像剤は排出される構成のはずである。しかしながら剤の流動性が極端に落ちた場合、排出口近傍の現像剤のみ排出されるが、現像剤排出口から若干距離が離れた現像剤は流動性の悪さによって排出しにくくなり、現像剤面が現像剤排出口より高くなる(図8)。このような状態で、高印字画像を連続プリント時のような補給速度が上がった場合には、現像剤の補給速度に対して排出速度が追いつかないために、現像室内の現像剤量が想定量以上に至ってしまう。
なお、現像剤の流動性が落ちる要因としては様々あるが、例えば、低印字画像の連続プリント時には、トナー入れ替わりの頻度が著しく減るために予めトナーに外添している流動性付与粒子が剥がれ、現像剤としての流動性を悪化させてしまう場合がある。他には、低湿度環境下などトナーの電荷量が高くなる場合、トナー−キャリア間の静電凝集力Upによってトナーキャリア間の移動が妨げられ現像剤の流動性を悪化させてしまう場合もある。
いずれの理由にせよ従来の構成においては、現像剤の流動性の悪化に伴い現像剤の排出が好適に行われずに、補給される現像剤量と排出される現像剤量のバランスが悪くなり、現像装置内の現像剤量がしだいに増加して現像剤面が上昇する場合があった。現像剤量が所定量以上になった場合、現像装置外への現像剤あふれや現像駆動のトルクオーバーによる故障等、様々な問題が生じる可能性がある。
本発明の目的は、現像器内の現像剤の流動性が極端に悪化した場合でも、現像容器内の現像剤量の高さ変動を抑制可能な現像装置を提供することである。
前記目的を達成するための本発明の構成は、現像剤を収納する現像容器と、前記現像容器の開口部に設けられ、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像容器に形成された循環路中の現像剤を搬送する搬送部材と、前記搬送部材と対向する前記現像容器側面に設けられ、前記現像容器内の余剰現像剤を排出可能な排出口と、前記排出口の下端よりも鉛直方向上方に配置され、前記現像装置内の現像剤を前記排出口に向けてガイドするガイド部と、を有し、前記ガイド部は、前記搬送部材によって搬送される現像剤と接触することで従動回転するように設けられ、該従動回転により現像剤を前記排出口に向けて搬送可能であることを特徴とする。
本発明の現像装置は、現像剤の流動性が極端に悪化した場合でも、現像容器内の現像剤量の高さ変動を抑制することができる。
以下、本発明に係る現像装置を図面に則して更に詳しく説明する。
図1は本実施例の現像装置を説明する図、又、図5はこの現像装置を用いた画像形成装置の一例を説明する図である。
(画像形成装置全体)
まず、図5を用いて画像形成装置全体の動作について説明する。本実施例の画像形成装置は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(感光ドラム)128を有する。まず帯電器121によって帯電された感光ドラム128表面をレーザ122によって露光することで感光ドラム128上に静電潜像を形成し、この潜像を現像装置1によって現像することで感光ドラム128上に現像剤像(トナー像)を形成する。
このトナー像が転写帯電器123による転写バイアスによって、転写ベルト124によって搬送される記録紙127に転写された後、記録紙127は転写ベルト124から剥離され、定着器125によって加圧/加熱され、永久画像を得る。又、転写後に感光ドラム128上に残った残トナーはクリーナ126により除去され、次の画像形成に備える。
次に図1によって、現像装置1について詳しく説明する。
現像装置1には、非磁性トナ−と磁性キャリアを含む二成分現像剤が収容されており、その混合比は重量比でおおよそ1:9程度である。この比はトナーの帯電量、キャリア粒径、画像形成装置の構成などで適正に調整されるべきものであって、必ずしもこの数値に従わなければいけないものではない。
(現像装置)
図1を用いて、本実施例の現像装置を説明する。現像装置1は、感光ドラム128に対向した現像領域が開口しており、この開口部に一部露出するようにして現像剤担持体である現像スリーブ3が回転可能に配置されている。磁界発生手段である固定のマグネット4を内包する現像スリーブ3は非磁性材料で構成され、現像動作時には図1の矢印方向に回転する。そして、現像スリーブ3は現像容器2内の二成分現像剤を層状に保持して現像領域に担持搬送し、感光ドラム128と対向する現像領域に現像剤を供給し、感光ドラム128に形成されている静電潜像を現像する。静電潜像を現像した後の現像剤は、現像スリーブ3の回転にしたがって搬送され、現像容器2内に回収される。
現像容器2は、隔壁2gにより現像スリーブ3が近い側の現像室である第1室2eと攪拌室である第2室2fとに区画され、現像容器2内に循環路が形成されている。そして、現像室である第1室2eと攪拌室である第2室2fは、補給された現像剤がそれぞれ収納可能となっている。そして、第1室2eと第2室2fにはそれぞれ、第一の搬送部材、第二の搬送部材である第一搬送スクリュー2a、第二搬送スクリュー2bが配置されている。第一搬送スクリュー2a、第二搬送スクリュー2bにより現像剤が循環路中で混合攪拌される。現像剤循環の方向は、本実施例では第一搬送スクリュー2a側で図1の奥側から手前側に向かう方向、第二搬送スクリュー2b側では図1の手前側から奥側に向かう方向である。第二搬送スクリューの上部には、本実施例で特徴的な機能を果たす強制排出部材(回転搬送板)200aが配置されている。
(補給構成)
この補給現像剤のトナー及びキャリアの混合比は、重量比で9:1程度であるが、特にこの数値に限定されるものではない。即ち現像容器2内の二成分現像剤の比に対してトナー量が圧倒的に多く、体積比を考えればトナー中にキャリアが微量混合されているものと考えることもできる。つまり、画像形成によって消費されたトナーを補う際に、微量のキャリアを徐々に補給していくことになる。
補給される現像剤のキャリアの比が多くなれば同じ量のトナー補給でキャリアの入れ替わり量が多くなり、現像装置1内の二成分現像剤はフレッシュな状態に近づくが、その分キャリアの消費量が多くなる。このためそれぞれの装置において適当な混合比を別途定めるのが好ましい。
画像形成によるトナー消費とトナー補給量制御手段による補給を繰り返すと、現像容器2の内部にはトナー補給時に共に補給されたキャリアが増加する。二成分現像剤のトナー濃度はトナー補給量制御手段によって略一定に保たれているので、現像容器2中の現像剤量が増加することになる。過剰になった二成分現像剤は、現像剤排出口2dの開口部を超えた分が補給容器5aと一体化された回収容器5bに回収される。
次に、現像剤の補給と、現像剤の回収について詳しく説明する。
ここでは、補給トナー及びキャリアが収容された補給容器5aと現像容器2内の過剰現像剤(余剰現像剤)を回収するための回収容器5bとは、一体化されて現像剤カートリッジ5を構成している。
現像剤カートリッジ5は、図3に示すように、補給容器部分である略円筒形の補給現像剤収容部5aと、回収容器部分である回収現像剤収容部5bと、で構成され、画像形成装置本体から容易に脱着可能である。
現像剤カートリッジ5を画像形成装置に手前側から挿入すると、シャッター機構6dがスライドして、現像剤回収口6bが開口する構成となっている。更に手前側の把手5cを右側にひねることで、回収現像剤収容部5bが画像形成装置本体に固定されたまま補給現像剤収容部5aが回転する。こうして、現像剤補給口6aが開口され、現像容器2側の現像剤補給口2i(図1)と連絡する構成となっている。
尚、現像剤カートリッジ5を画像形成装置から離脱する際には把手5cを左側にひねることで両開口部6a、2iが閉じ、内包する粉体が外部にもれることはない。
図3に現像剤カートリッジ5の内部の一部を示す。補給現像剤収容部5a内には、補給される現像剤を攪拌するための攪拌部材7が内蔵されている。攪拌部材7はこれに示したように樹脂フィルムなどをらせん状にしたものを剛体の軸で回転駆動するようにしたもので、適宜回転することで補給現像剤収容部5a内の現像剤を攪拌し、又、現像剤の補給を補助する。
画像形成によって消費された分のトナーは、攪拌部材7の回転力と重力によって、補給現像剤収容部5aから現像剤補給口6aに搬送される。現像剤補給口6aを通過した現像剤は、図1に示されるように現像容器2の現像剤補給口2iに配設された補給スクリュー8へと搬送される。そして、補給スクリュー8の回転に従い現像容器2内の現像スリーブ3が設置されていない攪拌室2f側に補給される。
このようにして、現像剤カートリッジ5から現像装置1に補給現像剤が補給される。
又、トナー(及びキャリア)の補給量は補給スクリュー8の回転数によっておおよそ定められるが、この回転数は図示しないトナー補給量制御手段によって定められる。トナー補給量制御の方法としては二成分現像剤のトナー濃度を光学的あるいは磁気的に検知するものや、感光ドラム128上の基準潜像を現像してそのトナー像の濃度を検知する方法など様々な方法が知られている。いずれかの方法を適宜選択することが可能である。
画像形成によるトナー消費とトナー補給量制御手段による補給によって過剰になった二成分現像剤は、攪拌室2f側に設けられた現像剤排出口2dの開口部を超えた分が、現像剤回収口6bから回収現像剤収容部5bへと落下することで回収される。
ここで、現像剤補給口6a及び現像容器2の現像剤補給口2iは、現像剤カートリッジ5差し込み方向で現像容器2の軸方向手前側よりにあり、現像剤回収口6b及び現像容器2の現像剤排出口2dは現像剤補給口6aよりも更にやや手前側に位置する。
即ち、攪拌室2fに側に設けられた現像剤排出口2dは現像容器2内の現像剤の循環方向に関し、現像剤補給口2iの上流側に位置している。現像剤補給口2iから補給されたフレッシュなキャリアは現像容器2内に収容され、攪拌室2fに循環されてきた二成分現像剤と、少なくとも現像容器2内での循環1周分混合攪拌される。現像剤排出口2dから排出され現像剤回収口6bより回収現像剤収容部5bに回収される現像剤は大半が現像装置1内で画像形成を繰り返した古い現像剤である。このようにして二成分現像剤の入れ替えが徐々に行われる。
(強制排出構成)
こうした現像装置においては、従来例にて説明したように現像剤の流動性の悪化に伴い、現像剤の排出が好適に行われず補給される現像剤量と排出される現像剤量のバランスが悪くなった結果、現像装置内の現像剤量がしだいに増加して現像剤面が上昇する場合があった。
本例においては、この現像剤の流動性変化による排出速度の低下を、以下で説明する強制排出部材によって想定以上になった現像剤のみを強制的に排出口に搬送することで防止し、現像装置内の現像剤面を一定量以下に維持可能になっている。以下に詳細に説明する。
図2は、現像装置2の現像剤排出口2d付近を攪拌室2f裏側から見た断面図である。強制排出部材として、本例においては剛体の軸の周囲に複数の攪拌羽根を設け、軸の回転に伴って回転する回転搬送部材200aを採用している。そして、回転搬送部材200aは、現像剤攪拌室内の第2搬送スクリュー2bの上部(鉛直方向上方)に配置されている。本実施例では、回転搬送部材200aは、余剰現像剤を排出口にガイドするガイド部材としても機能している。
この回転搬送部材200aの軸端部にはギア(不図示)が固着されており、同じく第一、第二の現像搬送スクリューの軸端部のギア(不図示)に噛み合っており、現像動作中の現像搬送スクリューの駆動に同期して、図に示す方向に回転する構成になっている。即ち、本実施例の回転搬送部材200aは、第一、第二の現像搬送スクリューを駆動する駆動源と同一の駆動源にて駆動されている。そして、回転搬送部材200aは、攪拌室2f内の現像剤搬送方向上流側から下流側に向って見たとき(図2の左側からみたとき)、反時計回りに回転する構成になっている。こうすることで、第2搬送スクリュー2b上部の現像剤を排出口に向けて搬送可能な構成となっている。上記した回転搬送部材200aの攪拌羽根部の長手方向の長さは、現像剤排出口2dの横幅と同じ値に設定してあり長手方向の位置も同じになっている。また、この回転搬送部材200aの羽根の外周部の最下部は、現像剤排出口の最下部より上側に配置しており、現像剤排出口2dより下側の現像剤には接触しないよう構成している。
上記回転搬送部材200aを用いた場合の動作及び効果について説明する。まず現像剤の流動性悪化が起こっていない場合、すなわち通常状態においては、過剰になった二成分現像剤は本来の狙いどおり現像剤排出口2dの開口部を超えた分だけ排出されるため、現像剤面は図2の破線部A以上に至らない。この場合、回転搬送部材200aは現像剤に接触することなく単体で空回転している状態にあり、現像剤排出口2dより下側の現像剤を無駄に排出することがない。
次に現像剤の流動性が悪化した場合について説明する。上記で説明したように現像剤の流動性が悪化した場合現像剤排出しにくくなり、現像剤面が現像剤排出口2d以上の高さになっても剤面は上がりつづける。一方、本例では回転搬送部材200aによって図2の実線部Bより現像剤面が上がった場合には、回転搬送部材200aを回転駆動させることにより現像剤を搬送口2d方向(図面の搬送方向B)に随時排出されるために、現像剤面の高さは実線部B以下に維持される。
以上説明したように現像剤の流動性が落ちた場合においても、回転搬送部材200aによって適正高さ以上の現像剤を強制的に排出するために、現像装置2内の現像剤面の上限位置を一定値以下に抑制することができる。更に、現像剤が通常状態の場合においても、回転搬送部材200aは現像剤排出口底面部より上部に位置しているために、本来排出すべきでない現像剤を排出してしまうこともない。
なお、本実施例では、強制排出部材として回転搬送部材200aを用いて説明したが、現像剤面が所定高さ以上になった場合に現像剤排出口2dに向かって剤搬送するものであれば、これに限定されるものではない。例えば、回転軸に放射状にブラシ繊維が植毛されたブラシ部材としてのブラシローラ(不図示)や、図4に示すような攪拌羽根がスパイラル形状を有するスクリュー部材200bであってもよい。なお、スクリュー部材を用いる場合は、羽のスパイラル形状と回転方向を現像剤排出口2dに向かって剤排出する構成にする必要がある。
本実施例では、図4に示す捻り方向のスクリュー部材200bで且つ図示内の回転方向に回すことにより、所定剤面上以上になった現像剤は現像剤排出口2dに向かって搬送され、排出される。スクリュー部材200bは回転することで、スクリュー部材200bの回転軸方向の搬送力と、スクリュー部材200bの径方向とに搬送力が生じる。本実施例では、スクリュー部材200bの径方向に生じる搬送力によって、排出口2dに向かう搬送力が付与可能となっている。
なお、本実施例では、強制排出部材の駆動は現像動作中の現像搬送スクリューの駆動に同期して行っているが、強制排出部材のみ独立した駆動にしても良い。独立駆動を用いることで、例えば、現像剤面高さを検知する検知手段を設けて所定高さ以上になった場合に現像剤排出のための駆動を行うことも可能である。また例えば、第一搬送スクリュー2a、第二搬送スクリュー2bの駆動時のトルク測定手段を設けて、駆動トルクが所定値以上になった場合に強制排出部材を独立して駆動させてもよい。搬送スクリューの駆動トルクは現像室内の現像剤質量に依存するため、これを利用して、強制排出部材を駆動させてもよい。即ち、現像剤の流動性悪化によって現像剤排出口よりも現像剤面が上昇した場合の駆動トルクを予め測定しておき、その値を超えた場合に強制排出部材を駆動させることで、現像剤の強制排出を行う。
以上、説明したように、本発明の現像装置によって、現像剤の流動性が極端に悪化した場合でも、現像剤排出口高さ以上の現像剤を強制排出する回転部材を設けたことで、常に所望値以下に現像剤量を維持することができる。その結果、現像剤を徐々に自動交換してメンテナンス性を上げ、現像剤の流動性変化がおきた場合においても、補給トナーの攪拌不良やトルクオーバー等が発生しない現像装置を実現できる。
実施例1では、強制排出部材を駆動させて所定剤面以上の現像剤を現像剤排出口に向かって搬送することにより、常に所望値以下に現像剤量を維持していた。一方、実施例2では強制排出部材を現像剤の搬送力によって従動回転させ、所定剤面以上の現像剤を排出する構成を用いている。なお、強制排出部材を除く現像器構成、補給構成は実施例1と同構成のため説明は省略する。
図6は本実施例2の強制排出部材を示す断面図である。図6の強制排出部材は、攪拌羽根がスパイラル形状を有するスクリュー部材200cである。そして、スクリュー部材200cのスパライラル羽根の最外周部は現像剤排出口2dの最下部より上側になるように配置され、現像剤排出口2dより下側の現像剤には接触しないよう構成している。なお実施例1と異なり、スクリュー部材はギア駆動ではなく現像剤面が上昇した際に現像剤搬送力を受けて従動回転する構成になっている。
上記スクリュー部材200dを用いた場合の動作及び効果について説明する。まず現像剤の流動性悪化が起こっていない場合、すなわち通常状態においては、実施例1と同様に、過剰になった二成分現像剤は本来の狙いどおり現像剤排出口2dの開口部を超えた分だけ排出されるため、現像剤面は図7の破線部A以上に至らない。この場合、スクリュー部材200cは現像剤に接触することないため静止したままであり、現像剤排出口2dより下側の現像剤を無駄に排出することがない。
次に現像剤の流動性が悪化した場合について説明する。上記で説明したように現像剤の流動性悪化に伴い現像剤排出しにくくなり、現像剤面が現像剤排出口2d以上の高さになっても剤面は上がりつづける。本例ではスクリュー部材200cによって図6の実線部Bより現像剤面が上がった場合には、図中の矢印方向にスクリュー部材200cが従動回転する構成となっている。即ち、第2搬送スクリューによって搬送方向Aに搬送される現像剤が、スクリュー部材200cのスパイラル羽とに接触して、スクリュー部材200cが従動回転する。
なおスクリュー部材のスパライラル羽の捻り形状は、図6に示したの構成になっている。第二の現像搬送スクリューの回転によって図の右方向に向かって搬送されている現像剤が所定剤面以上になった際に、上記スクリュー部材200cに接触する。すると、スクリュー部材200cはその捻り形状によって図示の矢印方向に従動回転し、更にその回転にともなって現像剤排出口2dにむかって現像剤を搬送及び排出する。
すなわち、本実施例2では現像装置内の現像剤が所定剤面以上になった場合に、スクリュー部材200cの従動回転によって現像剤が強制排出されるため、本実施例1と同様の効果が得られる。
強制排出部材として現像剤の搬送力によって従動回転するスクリュー部材を用いる場合、例えば図7に示すような構成を用いてもよい。なお、強制排出部材を除く現像器構成、補給構成は実施例1と同構成のため説明は省略する。
図7(a)は現像装置2fを上側からみた上面図、図7(b)は現像装置2fを裏側からみた横断面図である。実施例2では第2搬送スクリューとスクリュー部材200cは平行配置した状態で、スパライラル羽根の捻りによって現像剤の搬送力を受けて従動回転させ、現像剤排出口へ現像剤搬送する構成であった。実施例3では図7に示すとおり第2搬送スクリューとスクリュー部材200dは上下の高さをずらして垂直に交差する配置になっている。スクリュー部材200dのスパライラル羽根の最外周部は現像剤排出口2dの最下部より上側になるように配置しており、現像剤排出口2dより下側の現像剤には接触しないよう構成している。
上記スクリュー部材200dを用いた場合の動作及び効果について説明する。まず現像剤の流動性悪化が起こっていない場合、すなわち通常状態においては、実施例1と同様に、過剰になった二成分現像剤は本来の狙いどおり現像剤排出口2dの開口部を超えた分だけ排出されるため、現像剤面は図7の破線部A以上に至らない。この場合、回転搬送部材200aは現像剤に接触することなく単体で空回転している状態にあり、現像剤排出口2dより下側の現像剤を無駄に排出することがない。
次に現像剤の流動性が悪化した場合について説明する。上記で説明したように現像剤の流動性悪化に伴い現像剤排出しにくくなり、現像剤面が現像剤排出口2d以上の高さになっても剤面は上がりつづける。
本例ではスクリュー部材200dによって図7の実線部Bより現像剤面が上がった場合には、図中の矢印方向にスクリュー部材200dは従動回転させられる。このとき、第2搬送スクリューによって搬送方向Aに搬送される現像剤が、スクリュー部材200dのスパイラル羽と、羽と羽の間に備わったリブに接触して、回転力が付与される構成となっている。この回転力によりスクリュー部材200dが従動回転する。スクリュー部材の従動回転によって図中の搬送方向Bすなわち現像剤排出口B方向に現像剤が搬送されて、所定剤面以上になった現像剤を強制排出可能な構成になっている。
以上説明したように、本実施例2では現像装置内の現像剤が所定剤面以上になった場合に、スクリュー部材200dの現像剤搬送力を受けた従動回転によって現像剤が強制排出される。このため、本実施例1と同様の効果が得られる。更に、現像剤が通常状態の場合においても、スクリュー部材200dは現像剤排出口底面部より上部に位置しているために、本来排出すべきでない現像剤を排出してしまうこともない。
本実施例の現像装置の例を示す図 本実施例1における強制排出部材の例を示す図 本実施例の現像カートリッジの例を示す図 本実施例1における強制排出部材の例を示す図 本実施例の画像形成装置を示す図 本実施例2における強制排出部材の例を示す図 本実施例3における強制排出部材の例を示す図 現像容器内の現像剤の流動性の変化に伴う現像剤量の高さ変動を説明する図
符号の説明
1 現像装置
1a ロータリー、回転現像手段(回転体)
2 現像容器
2a 第一搬送スクリュー(第一搬送部材)
2b 第二搬送スクリュー(第二搬送部材)
2c リブ
2d 現像剤排出口
2h 規制ブレード(層厚規制部材)
3 現像スリーブ(現像剤担持体)
4 マグネットローラ(磁界発生手段)
5 現像剤カートリッジ
5a 補給現像剤収容部(補給容器)
5b 回収現像剤収容部(回収容器)
6a 現像剤補給口
9 現像カートリッジ
21 回転軸
22 攪拌羽根
128 感光ドラム(像担持体)

Claims (3)

  1. 現像剤を収納する現像容器と、前記現像容器の開口部に設けられ、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像容器に形成された循環路中の現像剤を搬送する搬送部材と、前記搬送部材と対向する前記現像容器側面に設けられ、前記現像容器内の余剰現像剤を排出可能な排出口と、前記排出口の下端よりも鉛直方向上方に配置され、前記現像装置内の現像剤を前記排出口に向けてガイドするガイド部と、を有し、前記ガイド部は、前記搬送部材によって搬送される現像剤と接触することで従動回転するように設けられ、該従動回転により現像剤を前記排出口に向けて搬送可能であることを特徴とする現像装置。
  2. 前記ガイド部は、回転可能になっている搬送板またはブラシ部材またはスクリュー部材であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記ガイド部は、前記排出口の上端よりも鉛直方向下方に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
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