JP4440440B2 - ポケット布の折込み装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、身頃布にポケットを縫い付けるポケットセッター等に設けられるポケット布の折込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より身頃布にポケットを縫い付けるための縫製装置としてポケットセッターが知られている。該ポケットセッターには、ポケット布の縁周りを内側に折り込む折込み装置と、この折込み装置によって折り込まれた状態のポケット布を身頃布に縫い合わせるミシンが設けられている。
図9には、従来のポケット布の折込み装置の主要部を模式的に示した。図9において、1は折込みベース、2は押え板、3は折込み板、4はシリンダ、5は型板である。
図9においてポケット布を折り込む場合、型板5上に図示しないポケット布を載置した状態で、折込みベース1を下降させ、押え板2と型板5によりポケット布を挟み込む。次いで、シリンダ4、4、4、4により折込み板3、3、3、3を駆動し型板5の下に前進させる。これによりポケット布の縁周りを型板5の下側へ折り込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図9の折込み装置でポケットのサイズや形状を変更する場合、型板5と共に、折込みベース1ごと押え板2、折込み板3…、シリンダ4…を交換する必要があったので、コストが高くなってしまうという課題があった。特にシリンダは価格構成上大きな割合を占めることから、ポケットサイズ等の変更の度に交換することは問題であった。
【0004】
本発明の課題は、ポケット布の折込み装置において、交換部品数を減らしコストを抑えることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、
形成するポケットとほぼ同一形状をなす型板(80)と、
型板との間でポケット布を挟持する押え部材(押え板53)と、
型板及び押え部材の周囲に配置され、型板と押え部材との間からはみ出すポケット布の周縁部を、所定の方向に移動しながら型板の裏面側へ折り込む折込み部材(62)と、
ポケット布を型板の裏面側へ折り込む位置と当該折り込む位置から退避した位置との間で折込み部材を移動させる折込み駆動手段(22)とを備えるポケット布の折込み装置(10)において、
折込み駆動手段は、駆動手段用基台(大基台21)に設けられ、
折込み部材は、折込み部材用基台(小基台51)に設けられ、
折込み部材用基台は、駆動手段用基台に対して着脱自在であると共に、折込み部材が折込み駆動手段に対して連結・解離自在であり、
型板、押え部材、及び折込み部材が設けられた折込み部材用基台を交換することにより、形状や大きさの異なるポケット布の折込みを可能としたことを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、折込み部材は折込み部材用基台に設けられ、折込み部材を移動させる折込み駆動手段は駆動手段用基台に設けられているので、折込み部材と折込み駆動手段は別々の基台に設けられていることから、縫製するポケットの形状や大きさを変更するときには、型板、押え部材、及び折込み部材が設けられた折込み部材用基台を交換するだけでよく、折込み駆動手段を交換することなく利用できるので、コストを抑えることができる。
【0007】
ここで、折込み駆動手段としては各種シリンダやモータなどが挙げられる。
また、折込み駆動手段が折込み部材を確実に駆動できるように、折込み部材を交換することに合わせて、折込み駆動手段の駆動手段用基台における取付位置や、折込み駆動手段と折込み部材とを連結・解離自在とする連結部分の長さを調節できるようになっていることが好ましい。該連結部分は、折込み駆動手段あるいは折込み部材そのものに設けられていてもよいし、独立した連結部材であってもよい。
【0008】
請求項1に記載のポケット布の折込み装置において、押え部材は、折込み部材とは別体に取り付けられていてもよいが、請求項2に記載の発明のように、折込み部材用基台に押え部材が固定されていてもよい。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、折込み部材用基台に押え部材も固定されているので、折込み部材用基台の交換の際に、折込み部材と共に押え部材も交換できる上に、折込み部材と押え部材との位置関係を調整する必要もないので、交換作業が容易になる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のポケット布の折込み装置において、例えば図8に示すように、
折込み部材及び折込み部材用基台(第1小基台101、第2小基台102)は複数設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、縫製するポケットについて形状の一部が異なるポケットに変更すべく、部材の交換を行う際に、複数の折込み部材用基台のうち、形状を変更する部分に対応する折込み部材用基台を交換すればよいので、より一層コストを抑えることができる。
【0011】
請求項1〜3のいずれか記載のポケット布の折込み装置において、折込み駆動手段は折込み部材とは別に駆動手段用基台に設けられているので、前述のような効果を奏することができるが、本発明は、折込み駆動手段を交換することを否定するものではなく、例えば請求項4に記載の発明のように構成し、折込み駆動手段を交換してもよい。
すなわち、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか記載のポケット布の折込み装置において、
折込み駆動手段及び駆動手段用基台は複数設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、縫製するポケットについて形状の一部が異なるポケットに変更すべく、部材の交換を行う際に、複数の駆動手段用基台のうち、形状を変更する部分に対応する駆動手段用基台を交換してもよいので、コストをある程度抑えながらもポケット布の形状や大きさに臨機応変に対応できる。
【0012】
本発明では、上記のように折込み駆動手段と折込み部材の連結部分の長さを調節できるようになっていることが好ましいが、例えば請求項5のような構成が挙げられる。
すなわち、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか記載のポケット布の折込み装置において、例えば図4に示すように、
折込み駆動手段(22)は、
駆動手段用基台に固定される駆動源(エアシリンダ24)と、
駆動源により所定のストロークで移動する可動部(25)と、
可動部と折込み部材とを連結する連結部(27)と、
連結部の位置を調節する調節部(26)とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明によれば、折込み駆動手段に折込み部材との連結部と連結部の位置を調節する調節部を設けたので、ポケットの形状や大きさを変更するために折込み部材を交換した場合、駆動源の位置を調節しなくても、調節部により連結部の位置を変更することで、折込み部材と折込み駆動手段を確実に連結できるようになるので、交換作業が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1には、本発明のポケット布の折込み装置10の主要部を示した。折込み装置10は、駆動部20、押え・折込み部50、及び型板80とから主に構成される。型板80は、ポケットの形状を決める薄板で、被縫製物ごとに所定の形状を有する型板がセットされるようになっている。
【0015】
駆動部20は、図2及び図3に示すように、駆動手段用基台としての大基台21と、大基台21の下面4カ所に設けられた折込み駆動手段22、22、22、22とから主に構成される。
大基台21は、図2に示すように略6角形の外形を有する平板であり、最も長い辺に凹部21b、21bが形成され、これら凹部21b、21bの間に開口21cを有する中央部21aが形成されている。
なお、後述するようにポケット折込み装置10では、ポケット布の折込み時に、大基台21が小基台51ごと図示しない駆動機構により上下動されるようになっている。大基台21には、駆動機構用位置決めピン21e、21e、及び駆動機構用ネジ穴21f、21fが設けられ、駆動機構用位置決めピン21e、21eを駆動機構を構成する図示しない駆動板のピン穴に差し込み、駆動板に形成された挿通穴を介して大基台21の駆動機構用ネジ穴21f、21fに結合ネジをねじ込むことで、大基台21は前記駆動板に取り付けられるようになっている。
【0016】
図2における符号23は、身頃布に縫い付けられるポケット布の折り曲げられた周縁部が、開口側からはみ出すのを防止するように周縁の開口側の布を内側に折り込むための開口部折込み機構23である。
開口部折込み機構23は、スライド板23aを介して大基台21の下面側に固定されている。スライド板23aは左右方向に長い板状体であり、その内側が大基台21に左右方向に形成された長孔21dに上面から下面に向かって通されるネジ23b、23bによって固定され、ネジ23b、23bを弛めることで長孔21dに沿って左右方向にスライド可能となっている。
スライド板23aの内側端は上方に若干突出しており、この突出した部分に設けられた回動軸23cには開口部折込み部材23dが回動可能に軸支されている。スライド板23aの外側端は下方に突出しており、この突出した部分に設けられた回動軸23eにはシリンダ23fが回動可能に軸支されている。シリンダ23fの駆動により出没するロッド23gの先端が、折込み部材23dの基端側の図示しない軸に回動可能に軸支されている。これにより、シリンダ23fを駆動してロッド23gを出没させると折込み部材23dが回動軸23cを中心に回動し、折込み部材23dの先端が、ポケット布の周縁の開口側の布が内側に折り込まれるように作用する。
【0017】
各折込み駆動手段22は、図4に示すように、エアシリンダ24、可動部25、調節部26、及び連結部27とからなる。
エアシリンダ24は、折込み駆動手段22の駆動源となるもので、大基台21に対して固定され、ピストンである可動部25を所定のストロークで前方(図3の右方)に押し出すものである。
【0018】
調節部26は、アーム26a、26b、26cを2組有する。アーム26a、26aの一端部は図2、図3に示すように可動部25の上面にネジ30により回動可能に取り付けられている。アーム26b、26bの一端部は図3、図4に示すように、アーム26a、26aに対向するように可動部25の下面にネジ31、31により取り付けられている。アーム26c、26cの一端部は、連結部27の下面にネジ32、32により取り付けられている。そして、アーム26a、26a、26b、26b、26c、26cの他端部は、図3に示すように、調節ネジ33により互いに連結されている。調節部26においては、ネジ31、32及び調節ネジ33を緩めて、アーム26a、26bとアーム26cとによって形成される角度を変え、所定の角度になったら調節ネジ33を締め、次いでネジ31、32を固定することで、連結部27が所定の位置に設定されるようになっている。
【0019】
連結部27は、後述する押え・折込み部50の支持板61を固定することで、折込み手段60を折込み駆動手段22に連結するものである。図3に示すように連結部27の前端部には下方に突出する突出部27aが形成され、また下面には幅合わせ部材28が段ネジ29により固定されている。
幅合わせ部材28には長穴28aが形成されており、連結部27には段ネジ29に螺合するネジが切られている。よって、支持板61の上部を突出部27aと幅合わせ部材28の間にはめ込み、支持板61の厚さに応じて、幅合わせ部材28の位置を前後(図4の左右)に調節した後、段ネジ29を締めることで、支持板61を突出部27aと幅合わせ部材28とで挟持して固定するようになっている。
【0020】
また、大基台21の中央部21aには、小基台51に設けられた位置決めピン52、52を差し込むことができるピン穴36、36と、結合ネジ70、70が挿通される挿通穴35、35が設けられている。
【0021】
押え・折込み部50は、図5、図6に示すように小基台51と、押え板53と、折込み手段60とから主に構成される。
折込み部材用基台である小基台51は、押え板53及び折込み手段60をほぼ被う平板である。小基台51の上面には、長穴54a、54aが設けられた上板54が取付ネジ55、55により取り付けられている。上板54上には位置決めピン52、52が立設されるとともに、結合ネジ70、70が螺合するネジ穴54b、54bが設けられている。
また、小基台51には、押え板53の高さ調節を行うための調節ネジ56、56が設けられている。
さらに、小基台51には、大基台21に設けられる開口部折込み機構23のスライド板23aが当接するストッパ51aが固定されている。なお、図5において、本来は小基台51の左縁部の破断部分にも右縁部同様にストッパ51aが設けられている。
【0022】
押え板(押え部材)53は、ポケット布を型板80に対して押さえつける板で、ほぼ五角形に形成されている。押え板53は、その上面に設けられた高さ調節板53aを介して、前記調節ネジ56、56によって高さ方向の位置が調節されるようになっている。
小基台51の下面側には、押え板53を形成する5辺のうちの短い4辺に対峙するように折込み手段60が4個設けられている。
各折込み手段60は、折込み部材62、支持板61、固定板63、ガイド板64などから構成される。折込み部材62は、図5、図6に示すように、押え板53の一辺に対応するような幅を有する薄い板からなり、支持板61に止めネジ68、68によって固定されている。
【0023】
固定板63は、小基台51に対して止めネジ69、69によって固定されている。さらに固定板63には案内ネジ67、67が取り付けられており、これら案内ネジ67、67の先端部はガイド板64の図示しない挿通孔にはめ込まれ、ガイド板64が前後(図6の左右)に移動するときの方向を規制する。また、固定板63には、後述する2組の折込みネジ66とバネ65が挿通可能な図示しない固定板挿通孔が設けられている。
ガイド板64は、折込み部材62が型板80の下に滑りこむ際のガイドとなる部材であり、折込み部材62の先端部62aがその下部に当接した状態になっている。
【0024】
各支持板61には、折込みネジ66、66が貫通しており、これら折込みネジ66、66の軸部に、バネ65、65が取り付けられ、さらに折込みネジ66、66の先端はガイド板64の図示しない折込みネジ用ネジ穴に螺合している。バネ65、65の支持板61側の端部はワッシャー66a、66aによって抜け止めされ、他端部は前記折込みネジ用ネジ穴の周囲に当接している。
折込みネジ66、66の頭部は支持板61から抜けることはないが、一方支持板61は、バネ65、65側に折込みネジ66、66に沿うように移動可能となっている。
【0025】
上記構成を有する駆動部20に対して、押え・折込み部50を取り付けるには、次ぎのように行う。
小基台51の位置決めピン52、52を、大基台21のピン穴36、36に差し込んだ状態で、結合ネジ70、70を大基台21の挿通穴35、35を介して小基台51のネジ穴54b、54bに回し入れることで大基台21に対して小基台51を組み付ける。これにより、大基台21に対する小基台51の位置決めが達成される。
なお、小基台51の上板54から突出している取付ネジ55、55、調節ネジ56、56は大基台21の凹部21b、21b、開口21c等に臨む。
このとき、各折込み駆動手段22と折込み手段60との間で、調節部26のアーム26a、26bとアーム26cとによって形成される角度を変えて、連結部27の突出部27aが支持板61に対応する位置になるように調節し、その状態で調節ネジ33及びネジ31、32を締める。また、突出部27aと幅合わせ部材28とで支持板61の上面61aを挟みこみ段ネジ29を締め、これにより折込み駆動手段22と折込み手段60とを連結し、図1の状態になる。図1の状態では、エアシリンダ24が作動し可動部25が前進(図1の右方)すると、支持板61も同じ方向に移動するようになる。
【0026】
次ぎに、開口部折込み機構23の調節を行う。ネジ23b、23bを弛めてスライド板23aを大基台21に対して移動可能とし、スライド板23aを長孔21dに沿って移動させてスライド板23aの内側端をストッパ51aの外側端に係合させた後、ネジ23b、23bを締め付けてスライド板23aを大基台21に固定する。これにより、ポケットのサイズ、形状等が変わっても、開口部折込み部材23dの先端がポケット布の周縁の開口側の布を確実に内側に折り込むように、開口部折込み機構23の位置を容易に調整することができる。
【0027】
上記のように駆動部20と押え・折込み部50とが組み付けられた折込み装置10において、ポケット布Pの折込みを行うときの動作を図7に基づいて説明する。図7では、2組の折込み駆動手段22及び折込み手段60について模式的に示した。
まず、型板80上にポケット布Pを載置し、次いで、図7(a)に示すように、駆動部20及び押え・折込み部50を型板80に向かって図示しない駆動機構により下降させ図7(b)の状態とする。
次いで、各折込み駆動手段22のエアシリンダ24を駆動すると、可動部25が前進し、支持板61も前進し始め、折込み部材62も共に移動するとともに、ガイド板64もバネ65の付勢力により前進する。
やがて、図7(c)に示すように、ガイド板64は、押え板53、ポケット布P、型板80に当接すると、それ以上前進できなくなるが、支持板61は押され続けるので、支持板61はバネ65の付勢力に抗して折込みネジ66に沿って前進し折込み部材62も共に前進すると、図7(d)に示すように折込み部材62によってポケット布Pの周縁部が型板80の下側に折り込まれる。
【0028】
以上のポケット布の折込み装置10によれば、折込み部材62は小基台51に設けられ、折込み部材62を駆動する折込み駆動手段22は大基台21に設けられているので、折込み部材62と折込み駆動手段22は別々の基台に設けられていることから、縫製するポケットの形状や大きさを変更するときには、型板80、押え板53及び折込み部材62が設けられた小基台51を交換するだけでよく、折込み装置10の価格構成の中で大きな割合を占める折込み駆動手段22は交換することなくそのまま用いることができるので、コストを抑えることができる。
【0029】
また、ポケット布の折込み装置10において、押え板53は、小基台51に固定されているので、小基台51の交換の際に、折込み部材62と共に押え板53も交換できる上に、折込み部材62と押え板53との位置関係を調整する必要もないので、交換作業が容易になる。
さらに、折込み装置10の各折込み駆動手段22では、エアシリンダ24の位置を調節しなくても、調節部26により連結部27の位置を変更するだけで、折込み手段60と確実に連結できるようになり、交換作業が容易になる。
【0030】
<変形例>
図8には、本発明の変形例を示した。図8の押え・折込み部100は、前記押え・折込み部50と異なり、小基台や押え板が分割され、第1小基台101、第1押え板103、及び第2小基台102と第2押え板104とから構成される。
第1小基台101と第2小基台102には、上記折込み手段60が2個ずつ設けられている。
また、この場合駆動部の構成は図2、図3の駆動部20とほぼ同様でよいが、大基台は、第1小基台101、第2小基台102のそれぞれを組み付けることができる構造とする。
具体的には、第1小基台101と大基台との組み付けは前記実施の形態と同様に行い、第2小基台102と大基台との組み付けについては、第2小基台102に第1小基台101同様に位置決めピン102a及びネジ穴102bを形成し、図示しない大基台には位置決めピン102aとネジ穴102bに対応する位置に、それぞれピン穴と挿通穴を形成し、位置決めピン102aをピン穴に差し込んだ状態で大基台の挿通穴を介してネジ穴102bへ図示しない結合ネジをねじ込むことによって行われる。
このように小基台を分割することで、ポケット布の大きさや形状を変更する際、駆動部を交換しなくてもよいことに加えて、押え・折込み部100についても、第1小基台101のみ、あるいは第2小基台102のみだけ交換すればよい場合もあり、より一層コストを抑えることができる。
【0031】
なお、本発明は上記実施の形態及び変形例に限らず、具体的な構造・形状等について適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記実施の形態では全ての折込み駆動手段が1つの大基台に設けられていたが、必要に応じて、一部交換可能に分割されていてもよい。図9には、本発明のポケット折込み装置を構成する駆動部の他の例として駆動部200を示した。駆動部200では、大基台が分割され、第1大基台201と第2大基台202から構成される。第1大基台201と第2大基台202のそれぞれには、図2と同様の折込み駆動手段22が2つずつ設けられている。
第1大基台201には、駆動機構用位置決めピン201aと駆動機構用ネジ穴201bが設けられ、また、第2大基台202には、駆動機構用位置決めピン202aと駆動機構用ネジ穴202bが設けられている。そして、図2の大基台21同様に、図示しない駆動機構の駆動板のピン穴に駆動機構用位置決めピン201a、202aを差し込み、駆動板に形成された挿通穴を介して結合ネジ(図示せず)を駆動機構用ネジ穴201b、202bにねじ込むことで、第1大基台201、第2大基台202を駆動機構に取り付けることができる。
このような構成をとれば、各大基台ごと一部の折込み駆動手段を交換できるようになり、コストをある程度抑えながらもポケット布の形状や大きさに臨機応変に対応できる。
また、折込み手段では必ずしもバネを介設する必要はない。
【0032】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、折込み部材は折込み部材用基台に設けられ、折込み部材を移動させる折込み駆動手段は駆動手段用基台に設けられているので、折込み部材と折込み駆動手段は別々の基台に設けられていることから、縫製するポケットの形状や大きさを変更するときには、型板、押え部材、及び折込み部材が設けられた折込み部材用基台を交換するだけでよく、折込み駆動手段を交換することなく利用できるので、コストを抑えることができる。
【0033】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、折込み部材用基台に押え部材も固定されているので、折込み部材用基台の交換の際に、折込み部材と共に押え部材も交換できる上に、折込み部材と押え部材との位置関係を調整する必要もないので、交換作業が容易になる。
【0034】
請求項3に記載の発明によれば、縫製するポケットについて形状の一部が異なるポケットに変更すべく、部材の交換を行う際に、複数の折込み部材用基台のうち、形状を変更する部分に対応する折込み部材用基台を交換すればよいので、より一層コストを抑えることができる。
【0035】
請求項4に記載の発明によれば、縫製するポケットについて形状の一部が異なるポケットに変更すべく、部材の交換を行う際に、複数の駆動手段用基台のうち、形状を変更する部分に対応する駆動手段用基台を交換してもよいので、コストをある程度抑えながらもポケット布の形状や大きさに臨機応変に対応できる。
【0036】
請求項5に記載の発明によれば、折込み駆動手段に折込み部材との連結部と連結部の位置を調節する調節部を設けたので、ポケットの形状や大きさを変更するために折込み部材を交換した場合、駆動源の位置を調節しなくても、調節部により連結部の位置を変更することで、折込み部材と折込み駆動手段を確実に連結できるようになるので、交換作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポケット布の折込み装置の一例を示す一部断面図である。
【図2】図1の駆動部について大基台を一部破断して示す平面図である。
【図3】図2の駆動部の一部断面図である。
【図4】折込み駆動手段を下から見た平面図である。
【図5】図1の押え・折込み部について小基台を一部破断して示す平面図である。
【図6】図5の押え・折込み部の一部断面図である。
【図7】図1の折込み装置によりポケット布の折込みを行うときの動作を順を追って説明する図である。
【図8】本発明の押え・折込み部の他の例を示すもので、第1小基台及び第2小基台を一部破断して示す平面図である。
【図9】本発明の駆動部の他の例を示すもので、第1大基台及び第2大基台を一部破断して示す平面図である。
【図10】従来のポケット布の折込み装置の主要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 折込み装置
20 駆動部
21 大基台(駆動手段用基台)
22 折込み駆動手段
24 エアシリンダ(駆動源)
25 可動部
26 調節部
27 連結部
50 押え・折込み部
51 小基台(折込み部材用基台)
53 押え板(押え部材)
60 折込み手段
61 支持板
62 折込み部材
63 固定板
64 ガイド板
65 バネ
80 型板
100 押え・折込み部
101 第1小基台(折込み部材用基台)
102 第2小基台(折込み部材用基台)
201 第1大基台(駆動手段用基台)
202 第2大基台(駆動手段用基台)

Claims (5)

  1. 形成するポケットとほぼ同一形状をなす型板と、
    型板との間でポケット布を挟持する押え部材と、
    型板及び押え部材の周囲に配置され、型板と押え部材との間からはみ出すポケット布の周縁部を、所定の方向に移動しながら型板の裏面側へ折り込む折込み部材と、
    ポケット布を型板の裏面側へ折り込む位置と当該折り込む位置から退避した位置との間で折込み部材を移動させる折込み駆動手段とを備えるポケット布の折込み装置において、
    折込み駆動手段は、駆動手段用基台に設けられ、
    折込み部材は、折込み部材用基台に設けられ、
    折込み部材用基台は、駆動手段用基台に対して着脱自在であると共に、折込み部材が折込み駆動手段に対して連結・解離自在であり、
    型板、押え部材、及び折込み部材が設けられた折込み部材用基台を交換することにより、形状や大きさの異なるポケット布の折込みを可能としたことを特徴とするポケット布の折込み装置。
  2. 押え部材は、折込み部材用基台に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のポケット布の折込み装置。
  3. 折込み部材及び折込み部材用基台は複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のポケット布の折込み装置。
  4. 折込み駆動手段及び駆動手段用基台は複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のポケット布の折込み装置。
  5. 折込み駆動手段は、
    駆動手段用基台に固定される駆動源と、
    駆動源により所定のストロークで移動する可動部と、
    可動部と折込み部材とを連結する連結部と、
    連結部の位置を調節する調節部とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のポケット布の折込み装置。
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