JP2002204899A - ミシン及びミシンの布押え装置 - Google Patents

ミシン及びミシンの布押え装置

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JP2002204899A
JP2002204899A JP2001001985A JP2001001985A JP2002204899A JP 2002204899 A JP2002204899 A JP 2002204899A JP 2001001985 A JP2001001985 A JP 2001001985A JP 2001001985 A JP2001001985 A JP 2001001985A JP 2002204899 A JP2002204899 A JP 2002204899A
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Japan
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cloth
holding
label
rectangular cloth
sewing machine
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JP2001001985A
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Takashi Yamashita
山下  隆
Toshiyuki Kaneko
敏之 金子
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Juki Corp
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Juki Corp
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/06Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding
    • D05B35/066Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding for attaching small textile pieces, e.g. labels, belt loops

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮かしラベル付けを自動的に行うことができ
るミシンを提供することを目的とする。 【解決手段】ミシン針32と、身生地54を載置する下
板28と、身生地の上に縫い付けるラベル50を保持す
るラベル保持手段200と、下板とラベル保持手段とに
連結され、下板とラベル保持手段とをミシン針の往復方
向と直交する方向に移動させる移動手段300とによ
り、ラベルの両側端部に沿わせて縫い目55,56を形
成することによって身生地に縫い付けるミシンにおい
て、ラベル保持手段が、ラベルの両側端を挟持する挟持
手段210と、挟持手段により挟持されたラベルの中央
部下方に空間13Sを生じるようにラベルを保持する湾
曲した保持部材13を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミシン及びミシンの
布押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図26に示すように、所定の長さに切断
されたラベル50を伸縮性のある生地51へ縫着する際
には、生地51の伸縮に対応可能なようにラベル50を
たるませた状態で縫い付ける必要がある。このようなラ
ベル50を浮かしラベルと称し、従来、その縫製作業
は、予めラベル50の両端をアイロン掛けにより折り曲
げた後、中央部50cを例えば3mmほど生地51から
上方へ浮かせた状態で保持し、両端をミシンにより縫製
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のラ
ベル50の両端50a,50bの折り曲げ・アイロン掛
け作業と、中央部50cの浮かせ作業等は一般には手作
業によっているため、生産性が低いだけではなく、ラベ
ル50の中央部の浮かし量や、縫い目52とラベル端5
0aとの間の距離(コバ幅)にバラツキが生じやすいた
め、縫製品質を保つことが困難である。
【0004】また、一部には、折り曲げ作業と、浮かせ
て縫い付ける作業とをそれぞれ専用の装置あるいはミシ
ンで行う場合もあったが、それでも、折り曲げ作業と浮
かせ作業とは別の工程になってしまい極めて作業性が悪
く、またそれぞれの装置あるいはミシンを準備する必要
から広い作業スペースが必要であるとともに、コストも
高いものとなっていた。
【0005】更に、特に生地51が筒状の被縫製物の場
合には、シリンダベッドを備えるミシンを用いる必要が
あるが、このようなミシンではフラットベッドを備える
ミシンに比べて、縫製物のセット時の作業性向上のため
ベッド上の針下近傍に配置される装置をコンパクトにす
る必要がある。
【0006】なお、以上の説明は、ラベル50を身頃5
4へ縫製する場合に限らず、一般的に矩形状或いはテー
プ状の布を伸縮製のある身生地へ縫製する場合にも同様
に生じる問題点である。
【0007】従って本発明の目的は、矩形状の布の両端
を折り曲げて身生地へ縫い付ける縫製作業を自動的に行
うことができるミシンを提供することにある。本発明の
他の目的は、矩形状の布の中央部を浮かした状態で身生
地へ縫い付ける縫製作業を自動的に行うことができるミ
シンを提供することにある。本発明の更に他の目的は、
シリンダベッドを備えるミシンで上記の縫製作業を自動
的に行うことができるミシンを提供することにある。本
発明の他の目的は、以下の説明から明らかになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ミシン
針と、身生地を載置する下板(下板28)と、矩形状の
布(ラベル50)の両側端を折り曲げると共に保持する
矩形布保持手段(ラベル保持手段200)と、前記下板
と前記矩形布保持手段とに連結され、下板と矩形布保持
手段とを前記ミシン針の往復方向と直交する方向に移動
させる移動手段(送り台300)とを備え、前記矩形布
保持手段により保持された矩形状の布の少なくとも両側
端部に沿わせて縫い目を形成することによって矩形状の
布を身生地に縫い付けるミシンが提供される。
【0009】前記矩形布保持手段が、前記矩形状の布の
両側端を折曲げると共に挟持する挟持手段(挟持手段2
10)と、前記挟持手段により挟持された矩形状の布の
中央部下方に身生地を押さえる部材(身生地押え板2
2)を通し得る空間を生じるように矩形状の布を保持す
る保持部材(ラベルホルダー13)とを備えることが望
ましい。
【0010】また、前記矩形布保持手段を上下動する矩
形布上下動駆動手段(ラベルリンク板27a)を備え、
前記挟持手段は、前記矩形状の布の両端部分を二股状に
形成された先端部で支持可能な一対の折曲シャフト(ラ
ベル折りシャフト3)と、前記先端部を矩形状の布をセ
ットする布セット位置と矩形状の布を折り返して縫製可
能な状態に保持する布保持位置とに前記一対の折曲シャ
フトをそれぞれ回転駆動可能な折り曲げ用駆動手段(ロ
ータリーアクチュエータ6)とを備え、前記折曲シャフ
トと前記折曲用駆動手段の駆動軸(アクチュエータの駆
動軸6a)は、軸心をずらすことを可能とする継手(コ
イルばね継手34)により連結され、前記先端部が前記
矩形状の布保持位置に位置したとき、前記矩形布上下動
駆動手段の上下動により前記先端部が前記駆動軸に対し
て上下動可能に構成されていることが望ましい。
【0011】更に、前記挟持手段は、先端部に2つの部
材を二股状に形成された一対の折曲シャフト(ラベル折
りシャフト3)と、前記先端部を矩形状の布をセットす
る布セット位置と矩形状の布を折り返して縫製可能な状
態に保持する布保持位置とに前記一対の折曲シャフトを
それぞれ回転駆動可能な折り曲げ用駆動手段(ロータリ
ーアクチュエータ6)とを備え、前記矩形状の布保持位
置では前記先端部に二股状に形成された2つの部材の一
方と前記保持部材の裏面との間に矩形状の布を挟持する
ことが望ましい。
【0012】また、本発明によれば、長手方向一端側が
布押え駆動手段(押えリンク板27b)に連結されて長
手方向他端の自由端が被縫製物を押圧して保持する細長
状の2枚の平板(身生地押え板22、23)を、長手方
向両端にスペーサー(スペーサ24、25)を介して固
定したことを特徴とするミシンの布押え装置(布押え手
段100)が提供される。
【0013】さらに本発明によれば、長手方向一端側が
布押え駆動手段(押えリンク板27b)に連結されて長
手方向他端の自由端が被縫製物を押圧して保持する細長
状の複数の薄板(身生地押え板22’、22’、2
2’)を、重ね合わせて構成したことを特徴とするミシ
ンの布押え装置が提供される。
【0014】更に、身生地の上に縫い付ける布(ラベル
50)に係合して該布を押さえる第1部材(ラベル保持
手段200)と、身生地を押さえる第2部材(布押え手
段100)と、前記第1部材に連結される第1滑り板
(滑り板21)と、前記第2部材に連結される第2滑り
板(滑り板26)と、前記第1滑り板を上下動可能に支
持する第1ガイド溝(案内溝302b)と、前記第2滑
り板を上下動可能にかつ、前記第1ガイド溝と隣接して
配置される第2ガイド溝(案内溝303b)とを備えた
ガイド部材(ガイド面板301〜303)と、前記ガイ
ド部材に設けられた開口部(長穴300a)に挿通する
第1リンク部材(ラベルリンク板27a)を介して、前
記第1滑り板を上下動するための第1部材上下動手段
と、前記ガイド部材に設けられた開口部(長穴300
a)に挿通する第2リンク部材(押えリンク板27b)
を介して、前記第2滑り板を上下動するための第2部材
上下動手段と、により前記第1部材及び前記第2部材
を、それぞれ独立して上下動可能に構成したことを特徴
とするミシンが提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるミシンの実施
の形態を図面に基づいて説明する。このミシンはラベル
50を身頃54へ縫い付けるための装置であるが、ラベ
ル50の縫い付けに限定されず、一般的に矩形状の布
を、その中央部を浮かした状態で伸縮製のある生地へ縫
い付ける縫製作業に好適である。
【0016】図1に概略的に示すように本実施の形態の
ミシンは筒状の縫製物を縫製するためのシリンダーベッ
ド30を備えるミシンであり、上下動可能なミシン針3
2と、身生地を載置する下板28と、身生地を押える布
押え手段100と、身生地の上に縫い付けるラベルを保
持するラベル保持手段200と、下板28とラベル保持
手段200とに連結されて下板28、布押え手段100
及びラベル保持手段200を同時に水平方向に移動させ
る送り台300とにより、ラベルの両側端部に沿った縫
い目を形成することによって身生地に縫い付けるもので
ある。
【0017】送り台300は図2に示すように駆動手段
(図示せず)により回動可能なラベルリンク板27a及
び押えリンク板27bと、これら2つのリンク板27
a,27bの回動軌跡に対応して上下に細長い長穴30
0aを形成された3枚のガイド面板301,302,3
03と、上下動可能な2つの滑り板21,26を備え
る。なお、送り台300の前方端面304にもリンク板
27a,27bの回動軌跡に対応して上下に細長い長穴
300aを形成されている。滑り板21はガイド面板3
01,302の間に配置され、ガイド面板302に形成
された案内溝302bに沿って上下動する。滑り板26
はガイド面板302,303の間に配置され、ガイド面
板303に形成された案内溝303bに沿って上下動す
る。
【0018】滑り板21はラベルリンク板27aの先端
部を通すための小孔21aと押えリンク板27bの先端
部を通すことができる長穴21bを備え、ラベルリンク
板27aの回動に伴って上下動するが、押えリンク板2
7bが長穴21bの範囲内で回動しても移動しない構成
とされている。ラベル保持手段200は滑り板21を介
してラベルリンク板27aに連結されている。
【0019】滑り板26は押えリンク板27bの先端部
を通すための小孔26aとラベルリンク板27aの先端
部を通すための長穴26bを備え、押えリンク板27b
の回動に伴って上下動するが、ラベルリンク板27aが
長穴26bの範囲内で回動しても移動しない構成とされ
ている。布押え手段100は滑り板26を介してこの押
えリンク板27bに連結されている。なお、押えリンク
板27bはラベルリンク板27aよりも短い。
【0020】本実施の形態においては、重ねて配置され
る3枚のガイド面板301,302,303を用い、ガ
イド面板301,302間に布押え手段100を上下動
するための滑り板21を配し、ガイド面板302,30
3間にラベル保持手段200を上下動するための滑り板
26を配することにより、2つの滑り板21,26をミ
シンの前後方向に重ねて配置している。このように配置
すると、ガイド面板301,302の横幅を広くするこ
となく、滑り板21,26とこの滑り板21,26の上
下動をガイドするガイド面板301,302との摺動面
の面積を十分に確保することができ、上下動の際のガタ
を少なくすることができるとともに、コンパクトな構成
とすることができる。
【0021】布押え手段100は図3に示すように2枚
の平行に配置された身生地押え板22,22、この身生
地押え板22,22の両端側に配置された2枚のスペー
サー24,25と、身生地押え板22の先端部の裏面に
取付けられた身生地押え滑り止め23とから構成され
る。身生地押え板22,22とスペーサー24,25の
各接触面はそれぞれスポット溶接により固着されてい
る。被縫製物は布押え手段100の先端の身生地押え滑
り止め23と下板28の間に挟持される。身生地押え板
22,22はその一端側を滑り板26に固定され、他端
側(自由端側)が被縫製物を押える布押え部となる。後
述するようにこの布押え部の最大外形22Wは、ラベル
の両端縫製間隔より小さく構成されている。下板28は
下板スペーサー10、下板連結板11を介して取付けベ
ース板12へ固定され、送り台300と共に水平方向に
移動する。なお、29は針板補助カバーである。
【0022】ところで、ミシンの布押圧部材において、
被縫製部材の種類が多く、様々の厚さの変形量に対応す
るため一種類の押え部材をたわませて形状を被縫製部材
に倣わせて充分な力で押える必要がある。さらに、本実
施の形態の場合には図1、図18〜23等に示すように
布押え手段100の占有する空間が制約され、幅方向及
び厚さ方向共に大きくできないという条件があるため、
布押え部材の形状を、細長状に、しかも所定の厚さ以下
に構成する必要がある。しかしながら、これらの条件を
満たすべく、布押え手段を1枚の板で構成した場合に
は、大きい押え圧を得るために板の厚さを厚くすると、
被縫製物が厚い場合は応力が集中して折損する可能性が
ある。また、たわみ量を大きくするため板の厚さを薄く
すると被縫製部材が薄い場合には、所定の押え圧が得ら
れなくなるという問題がある。この問題を解決するた
め、本実施の形態の布押え手段100は平行平板構造を
利用してこれらの問題を解決したものである。
【0023】図4(A)は平行平板構造を示す。平行平
板は加えられる力の作用方向により変形の仕方が異なる
構造であり、図4(B)は外力F1が加わった時の変形
を概略的に示す図である。各平板60,61の両端は湾
曲せず、変形前の平板60,61と平行な状態を維持す
る。また、このような平行平板構造の変形は平行平板の
中央で変曲点を持っている。変曲点では曲げモーメント
が零であることに注目すれば、この構造は、各平板の中
央で切断して先端に集中荷重を受ける4つの片持梁に置
き換えることができる。従って4つの梁で外力を支持す
る場合と同様に考えることが出来、一枚の平板に外力が
加えられる場合と比べると応力が分散される。本実施の
形態の布押え手段100の構成は図4(C)に概略的に
示したように、2枚の平行な平板22,22と、平板2
2,22の間に配置された2枚のスペーサー24,25
とを固定して一体的な構造としたものであるので、平行
平板構造として捉えることが可能であり、細長状で、し
かも所定の厚さ内で十分な押圧力と、たわみ量を得るこ
とができる。また、応力が分散されるので、折れにくく
折損が防止できる。
【0024】また、布押えの構造を1枚の片持支持の平
板とする場合は、その先端に外力が加わると先端部の押
え面が大きく傾いてしまうので被縫製物に対して一定の
押圧力を伴う面接触とはならないが、布押え手段100
を平行平板構造とした場合は、身生地押え板22,22
の先端部は傾斜せず変形前の状態と平行であるので、身
生地を押えるためには好都合である。
【0025】また、重ね板バネを利用して布押え手段を
構成しても、前記平行平板と同様の効果を得ることがで
きる。図5は重ね板ばねの変形の様子を示し、(A)は
板を複数枚重ねて両端を支持し、中央に集中荷重Pを加
えた状態を示す。この場合、応力は板の枚数に比例して
小さくなる。また、(B)は複数枚の板をボルトで締め
付けた場合を示す。この場合、応力σは枚数の2乗に比
例して小さくなる。図5(C)は本実施の形態の布押え
手段100の他の例を示し、身生地押え板22’を3枚
重ねて重ね板バネとして布押え部材を構成したものであ
る。重ね板バネはもちろん周知であるが、前述のよう
に、布押え手段の占有する空間が制約され、幅方向及び
厚さ方向共に大きくできず、布押え手段を細長状に薄く
構成せざるを得ないという制約条件がある場合、折損を
防止しつつ、必要なたわみ量と押え圧を得ることができ
る。
【0026】ラベル保持手段200は図6に示すよう
に、保持手段ベース17と、この保持手段ベース17へ
ラベル台16を介して固定されたラベルホルダー13
と、ラベルの両側を挟持する一対の挟持手段210を備
える。なお、挟持手段210はラベルホルダー13の左
右両側に配置されるが、その一方のみを図示してある。
ラベルホルダー13は中央部が上方に約3mm高くなる
ように湾曲し、下方に空間13Sが形成されるような形
状である。保持手段ベース17は滑り板21へ連結され
ている。ラベルホルダー13は身生地押え板22の上方
且つ身生地押え板22の両端部の間に位置するように構
成されており、従って、身生地押え板22の布押え部は
ラベルホルダー13の前方に位置する(図18〜図24
参照)。このようにラベルホルダー13を湾曲させたこ
とにより、ラベルを保持・縫製する際にその中央を上方
に浮かせることができるのは勿論、空間13Sを利用す
ることにより、身生地押え板22をラベルホルダー13
の下方に配置することが可能となる。なお、ラベルホル
ダー13にはラベル支えスペーサ15を介してラベル支
えバネ14が取付けられている。
【0027】挟持手段210は、ステンレス製ピアノ線
等で構成される細長い棒状のラベル折りシャフト3と図
7に示すロータリーアクチュエータ(折曲用駆動手段)
6とを備える。ラベル折りシャフト3の自由端は、ラベ
ル折り支点軸1とラベル折り板2とがろう付けにより固
定されて二股形状となっている。ロータリーアクチュエ
ータ6はアクチュエータ取付け部材7,8を介して取付
けベース板12へ固定されている。
【0028】ラベル折りシャフト3の他端とロータリー
アクチュエータ6の駆動軸6aとは各軸3.6aの軸心
をずらすことを可能とする継手により連結されている。
本実施の形態においてはコイルばね継手34を用いてい
るが、この他、例えばオルダム継手やユニバーサルジョ
イントを用いることができる。コイルばね継手34は継
手バネ9と、ジョイント4,5から構成され、各ジョイ
ント4,5には継手バネ9のピッチに合わせて雄ねじを
形成し、継手バネ9の両端をジョイント4,5へねじ込
んで結合したものである。2つのジョイント4,5はそ
れぞれラベル折りシャフト3の他端とロータリーアクチ
ュエータ6の駆動軸6aへ固定される。ロータリーアク
チュエータ6は、ラベル折りシャフト3の先端部を、ラ
ベルをセットするラベルセット位置とラベルを折り返し
て保持するラベル保持位置との間に回転させるためのも
のである。
【0029】ラベル折りシャフト3の先端部は、コイル
ばね継手34及びラベル折りシャフト3自体の弾性変形
により、ラベル保持手段200の上下動に応じて駆動軸
6aに対して上下動可能である。すなわち、ラベル保持
手段200が上昇しているときは図20に示すように継
手バネ9及びラベル折りシャフト3は共に変形せずに水
平状態を維持しているが、ラベル保持手段200が下降
したときは図21に示すように両者共に弾性変形をす
る。その結果、ラベル折りシャフト3の先端部はラベル
保持手段200の下降に追随して下降することとなる。
【0030】ラベル折りシャフト3は図8及び図9に示
す軸受構造によって支持される。この軸受構造は保持手
段ベース17の端部に固定される断面L字形の突出部材
18と、上方に開口部19aを有する断面U字形のラベ
ル折り軸ガイド19と、ラベル折り軸受板ナット20か
ら構成されている。ラベル折りシャフト3は先端部近傍
に直径方向全周を凹状に構成した溝部3aを有し、突出
部材18の下方には溝部3aと対応した形状の突出部1
8aが形成されている。
【0031】この軸受構造を組み付けるには、溝部3a
と突出部18aを嵌合させた状態でラベル折りシャフト
3及び突出部材18をラベル折り軸ガイド19の開口部
19aからラベル折り軸ガイド19内へ入れ、ねじ20
a及びラベル折り軸受板ナット20によって突出部材1
8とラベル折り軸ガイド19を固定する。ラベル折り軸
ガイド19の板厚は例えば0.2mm〜0.3mmとす
る。縫製の際にラベル折りシャフト3と身生地の間に介
在する部品が薄い板材から構成されるラベル折り軸ガイ
ド19のみであるので、ラベル折りシャフト3と身生地
の間隔を極力小さくすることができる。なお、ラベル折
りシャフト3へラジアル荷重はそのほとんどが突出部材
18で支持される。
【0032】突出部材18は保持手段ベース17の長穴
17aとねじ17bにより、ラベルの両端間の長さに応
じてその位置を調整した上で保持手段ベース17へ固定
可能とされている。このように、突出部材18の位置が
変更した場合、ラベル折りシャフト3がロータリーアク
チュエータ6の駆動軸6aから水平方向にずれることに
なるが、このずれはコイルばね継手34の継手バネ9
(及びラベル折りシャフト3)の弾性変形により吸収さ
れる。
【0033】本実施の形態のミシンのようにシリンダー
ベッド30ではなく、フラットベッドを備えたミシンの
場合には、ベッド上の空間が広いので、針下に対して横
方向(図1の左右方向)にラベル折り装置を配置するこ
とができる。この場合、例えばラベルの両端を折るラベ
ル折り装置と、ラベルを押えるラベル押え装置とを別個
に設け、ミシンの針下へラベル押え装置を配置し、ミシ
ンの針下から離れた場所にラベル折り装置を配置し、両
端を折られたラベルをミシン頭部へ搬送した後ラベル押
え装置によってラベルを押えて縫製することもできる。
しかしながら本実施の形態の場合にはラベル保持手段2
00によりラベルの両端を折ると共に保持し、後述のよ
うにこのラベル保持手段200自体を下降して縫製する
構成であるのでコンパクトな構成となり、筒状の被縫製
物をシリンダーベッド30上にセットして行う縫製作業
には好都合である。
【0034】次に、以上の構成を有するミシンの動作を
説明する。先ず図10及び図11に示すように手でラベ
ル50をラベルホルダー13に載せて、手前から滑べら
せるようにしてラベル台16へ突き当てる。この時、ラ
ベル50の目印50Aとラベル台16の上面の目印16
Aとを目視にて合わせる。これによりラベル50はラベ
ル支えバネ14により軽く保持される。また、この時、
ラベル50の両端50a,50bをラベル折り支点軸1
とラベル折り板2の間へ通す。
【0035】このようにしてラベル50をラベルホルダ
ー13上にセットした状態から、図示しないロータリー
アクチュエータ6によりラベル折りシャフト3を図11
のR方向へ回転させる。ロータリーアクチュエータ6は
回転角度が270度のものを使用している。図12は初
期位置でのラベル折り板2の位置を示し、ラベル折り板
2はやや開いた状態である。すなわち垂直に対して回転
方向Rへ角度θだけ傾斜した状態とされている。このよ
うに傾斜させる理由については後述する。図13はラベ
ル折り板2を90度回転させた状態を示し、この角度近
辺を越えてから折り動作が開始される。(B)に示すよ
うに本実施の形態においては、ラベル折り支点軸1はラ
ベル折りシャフト3の中心3cとは一致せず、偏心して
いる。
【0036】更にロータリーアクチュエータ6によりラ
ベル折りシャフト3を回転し、ラベル端50aを折り返
していく。図14は180度回転した状態を示す。
【0037】図15及び図16はロータリーアクチュエ
ータ6の回転が終了した状態(270度回転)を示し、
この時ラベル50の両端50a,50bはラベル折り板
2とラベルホルダー13の裏面13aとの間の押圧力で
保持される。図14(B)及び図15(B)に示すよう
にラベル折り支点軸1は回転終了時までラベル50を引
っ張りながら移動するので、ラベル50は、張力を与え
られながら折られることとなる。従って、ラベル50の
浮かし量を一定にすることができると共に、確実にラベ
ル50の両端を折ることができる。
【0038】図17は布押え手段100及びラベル保持
手段200が下降してラベル50を身頃(身生地)54
へ縫製可能な状態となった時のラベルホルダー13、ラ
ベル折り板2、ラベル折り支点軸1、身頃54及び下板
28の関係を説明するための断面図である。上述のよう
に初期位置ではラベル折り板2は垂直に対して回転方向
Rへ角度θ傾斜した状態である(図12)。従って、2
70度回動タイプのロータリーアクチュエータ6が回転
を終了したとき、θだけ回動角度に余裕が出来、この余
裕分だけラベル折り板2をラベルホルダー13の裏面に
押し付け、ラベル50の保持力を生じせしめる。このた
め、ラベル50の両端50a,50bをラベル折り板2
とラベルホルダー13の裏面13aとの間に確実に挟持
することができる。このことから明らかなようにθは、
ラベル50を適度な力で保持可能な程度の大きさとす
る。
【0039】以上の作業は図18に示すように布押え手
段100とラベル保持手段200の両者が上昇している
状態で行うことができる。次に図19に示すように下板
28と身生地押え板22の間に身頃54をセットした
後、図20に示すように滑り板26及び布押え手段10
0を下降して身生地押え板22により身頃54を押え
る。なお、ラベル50は、この状態からラベル保持手段
200へセットしてもよい。次いで図21及び22に示
すように滑り板21及びラベル保持手段200を下降さ
せる。
【0040】図示しない針をラベルホルダー13とラベ
ル折り支点軸1の間に上下動すると共に送り台300に
より身生地押え板22を水平移動することにより、ラベ
ル50の両端50a,50bを縫い、図23に示すよう
な縫い目55,56を形成する。縫い目55,56が形
成された後、布押え手段100及びラベル保持手段20
0が上昇する。そして、図24に示すように身頃54を
手前(オペレータ方向)へ引き出す。この時、布押え部
の最大外形22Wが、ラベル50の両端縫製間隔より大
きければ引き出すことができないので、最大外形22W
はラベル50の両端縫製間隔より小さくされている。
【0041】最後にロータリーアクチュエータ6を駆動
して、図25に示すようにラベル折りシャフト3を初期
位置に復帰させることにより一連の動作が終了する。以
上、本発明のミシンを図面に示した実施の形態に基づい
て説明したが、本発明はこれには限定されず種々変更可
能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ミシン針と、身生地を
載置する下板と、矩形状の布の両側端を折り曲げると共
に保持する矩形布保持手段と、前記下板と前記矩形布保
持手段とに連結され、下板と矩形布保持手段とを前記ミ
シン針の往復方向と直交する方向に移動させる移動手段
とを備え、前記矩形布保持手段により保持された矩形状
の布の少なくとも両側端部に沿わせて縫い目を形成する
ことによって矩形状の布を身生地に縫い付ける構成とし
たので、矩形布保持手段により矩形状の布の両側端を折
り曲げ且つ保持した状態で矩形状の布を身生地へ縫い付
けることができる。従って、矩形状の布の両側端を折り
曲げる装置と矩形状の布を縫い付ける装置を別個に備え
る必要がなく、コンパクトな構成となるとともに、矩形
状の布の両端の折曲作業を自動的に行うことができる。
従って作業効率を格段に向上させることができると共
に、縫い目矩形状の布の布端間の距離(コバ幅)を一定
にすることができるので、縫製品の品質を向上すること
ができる。
【0043】前記矩形布保持手段が、前記矩形状の布の
両側端を折曲げると共に挟持する挟持手段と、前記挟持
手段により挟持された矩形状の布の中央部下方に身生地
を押さえる部材を通し得る空間を生じるように矩形状の
布を保持する保持部材とを備える構成とした場合には、
従来は手作業により行っていた矩形状の布の中央部の浮
かし作業も自動的に行うことができる。従って作業効率
を格段に向上させることができると共に、矩形状の布の
浮かし量を一定にすることができるので、縫製品の品質
を向上することができる。また、保持部材の下部に押え
部材を通して身生地を押さえることができるので、スペ
ースが有効に活用され、布押えによって占有されるベッ
ド上の面積を大幅に小さくすることができる。従って、
作業空間を広くすることができる。
【0044】前記矩形布保持手段を上下動する矩形布上
下動駆動手段を備え、前記挟持手段は、前記矩形状の布
の両端部分を二股状に形成された先端部で支持可能な一
対の折曲シャフトと、前記先端部を矩形状の布をセット
する布セット位置と矩形状の布を折り返して縫製可能な
状態に保持する布保持位置とに前記一対の折曲シャフト
をそれぞれ回転駆動可能な折り曲げ用駆動手段とを備
え、前記折曲シャフトと前記折曲用駆動手段の駆動軸
は、軸心をずらすことを可能とする継手により連結さ
れ、前記先端部が前記矩形状の布保持位置に位置したと
き、前記矩形布上下動駆動手段の上下動により前記先端
部が前記駆動軸に対して上下動可能に構成した場合に
は、矩形状の布保持手段を下降させた時、挟持手段が、
矩形状の布の両端部を保持したまま、矩形状の布を保持
した挟持手段の先端部と身生地の間の距離を小さくする
ことができるので、良好な縫い品質を維持することがで
きる。
【0045】前記挟持手段は、先端部に2つの部材が二
股状に形成された一対の折曲シャフトと、前記先端部を
矩形状の布をセットする布セット位置と矩形状の布を折
り返して縫製可能な状態に保持する布保持位置とに前記
一対の折曲シャフトをそれぞれ回転駆動可能な折り曲げ
用駆動手段とを備え、前記布保持位置では前記先端部に
二股状に形成された2つの部材の一方と前記保持部材の
裏面との間に矩形状の布を挟持する構成とした場合に
は、矩形状の布浮かしの機能を有する保持部材の裏面側
を矩形状の布挟持のために利用することとなり、構成部
品を減らすことが出来、装置をコンパクトにすることが
できる。
【0046】また、本発明のミシンの布押え装置によれ
ば、長手方向一端側が布押え駆動手段に連結されて長手
方向他端の自由端が被縫製物を押圧して保持する細長状
の2枚の平板を、長手方向両端にスペーサーを介して固
定したので、この布押え手段は平行平板構造と考えるこ
とができる。従って、2枚の平板の先端部は傾斜せず変
形前の状態と平行であるので、身生地を押えるためには
好都合である。また、布押え手段を一枚の平板から構成
した場合に比べると、細長状でしかも所定の厚さ内で十
分な押圧力と、たわみ量が得られるとともに、応力が分
散されるので、折れにくく折損が防止できる。
【0047】さらに本発明の他のミシンの布押え装置に
よれば、長手方向一端側が布押え駆動手段に連結されて
長手方向他端の自由端が被縫製物を押圧して保持する細
長状の複数の薄板を、重ね合わせて構成したので、布押
え手段を一枚の平板から構成した場合に比べると、細長
状で、しかも所定の厚さ内で十分な押圧力と、たわみ量
が得られるとともに、応力が分散されるので、折れにく
く折損が防止できる。
【0048】更に、本発明により、身生地の上に縫い付
ける布に係合して該布を押さえる第1部材と、身生地を
押さえる第2部材と、前記第1部材に連結される第1滑
り板と、前記第2部材に連結される第2滑り板と、前記
第1滑り板を上下動可能に支持する第1ガイド溝と、前
記第2滑り板を上下動可能にかつ、前記第1ガイド溝と
隣接して配置される第2ガイド溝を備えたガイド部材
と、前記ガイド部材に設けられた開口部に挿通する第1
リンク部材を介して、前記第1滑り板を上下動するため
の第1部材上下動手段と、前記ガイド部材に設けられた
開口部に挿通する第2リンク部材を介して、前記第2滑
り板を上下動するための第2部材上下動手段と、により
前記第1部材及び前記第2部材を、それぞれ独立して上
下動可能に構成した場合には、ガイド部材の横幅を広く
することなく、第1及び第2滑り板とこれらの滑り板の
上下動をガイドするガイド部材摺動面の面積を十分に確
保することができ、上下動の際のガタを少なくすること
ができるとともに、コンパクトな構成とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるミシンの実施の形態を概略的に
示す正面図である。
【図2】 本実施の形態によるミシンの送り台、身頃上
下動手段及びラベル保持手段上下動手段の分解斜視図で
ある。
【図3】 本実施の形態によるミシンの布押え手段の分
解斜視図である。
【図4】 (A)は平行平板構造を示し、(B)はその
変形、(C)は本実施の形態の布押え手段の構造を示す
図である。
【図5】 重ね板バネを示し、(A)及び(B)はその
変形を示し、(C)は本発明の布押え手段の他の例の構
造を示す図である。
【図6】 本実施の形態によるミシンのラベル保持手段
の主要部分解斜視図である。
【図7】 本実施の形態によるミシンのロータリーアク
チュエータ及びコイルばね継手の分解斜視図である。
【図8】 本実施の形態によるミシンのラベル折りシャ
フトの軸受構造の分解斜視図である。
【図9】 本実施の形態によるミシンのラベル折りシャ
フトの軸受構造の側面図である。
【図10】 本実施の形態によるミシンのラベルホルダ
ーへラベルをセットする方法を説明する斜視図である。
【図11】 本実施の形態によるミシンのラベルホルダ
ーへラベルをセットする方法を説明する斜視図である。
【図12】 初期位置でのラベル折り板の状態を説明す
るための概略図である。
【図13】 ラベル折り板を90度回転させた状態を示
し、(A)は斜視図、(B)はラベル端とラベル折り支
点軸、ラベル折り板及びラベル折りシャフトの状態を説
明するための簡略図である。
【図14】 ラベル折り板を180度回転させた状態を
示し、(A)は斜視図、(B)はラベル端とラベル折り
支点軸、ラベル折り板及びラベル折りシャフトの状態を
説明するための簡略図である。
【図15】 ロータリーアクチュエータの回転が終了し
た状態を示し、(A)は斜視図、(B)はラベル端とラ
ベル折り支点軸、ラベル折り板及びラベル折りシャフト
の状態を説明するための簡略図である。
【図16】 ロータリーアクチュエータの回転が終了し
た状態を示す断面図である。
【図17】 布押え手段及びラベル保持手段が下降して
ラベルを身頃へ縫製可能な状態となった時のラベルホル
ダー、ラベル折り板、ラベル折り支点軸、身頃及び下板
の関係を説明するための断面図である。
【図18】 布押え手段及びラベル保持手段が上昇した
状態を示す側面図である。
【図19】 下板と身生地押え板の間に身頃をセットし
た状態を示す斜視図である。
【図20】 布押え手段が下降した状態を示す側面図で
ある。
【図21】 ラベル保持手段が下降した状態を示す側面
図である。
【図22】 ラベル保持手段が下降した状態を示す斜視
図である。
【図23】 ラベルの両端に縫い目を形成した状態を示
す斜視図である。
【図24】 身頃を取り出している状態を示す斜視図で
ある。
【図25】 にロータリーアクチュエータを駆動してラ
ベル折りシャフトを初期位置に復帰させた状態を示す斜
視図である。
【図26】 従来の浮かしラベル付け作業を説明するた
めの斜視図である。
【符号の説明】
1 ラベル折り支点軸 2 ラベル折り板 3 ラ
ベル折りシャフト 3a 溝部 6 ロータリーアクチュエータ(折曲用
駆動手段) 13 ラベルホルダー 13S 空間 18 突出
部材 18a 突出部 19 ラベル折り軸ガイド 19
a 開口部 21,26 滑り板 22,22 身生地押え板 22W 身生地押え板の最大外形 24,25 スペ
ーサー 27a,27b リンク板 28 下板 30 シ
リンダーベッド 32 ミシン針 34 コイルばね継手 50 ラ
ベル 54 身頃(身生地) 100 布押え手段 20
0 ラベル保持手段 210 挟持手段 300 送り台 301,302,303 ガイド面板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン針と、 身生地を載置する下板と、 矩形状の布の両側端を折り曲げると共に保持する矩形布
    保持手段と、 前記下板と前記矩形布保持手段とに連結され、下板と矩
    形布保持手段とを前記ミシン針の往復方向と直交する方
    向に移動させる移動手段とを備え、 前記矩形布保持手段により保持された矩形状の布の少な
    くとも両側端部に沿わせて縫い目を形成することによっ
    て矩形状の布を身生地に縫い付けるミシン。
  2. 【請求項2】前記矩形布保持手段が、前記矩形状の布の
    両側端を折曲げると共に挟持する挟持手段と、前記挟持
    手段により挟持された矩形状の布の中央部下方に身生地
    を押さえる部材を通し得る空間を生じるように矩形状の
    布を保持する保持部材とを備えることを特徴とする請求
    項1記載のミシン。
  3. 【請求項3】前記矩形布保持手段を上下動する矩形布上
    下動駆動手段を備え、 前記挟持手段は、前記矩形状の布の両端部分を二股状に
    形成された先端部で支持可能な一対の折曲シャフトと、
    前記先端部を矩形状の布をセットする布セット位置と矩
    形状の布を折り返して縫製可能な状態に保持する布保持
    位置とに前記一対の折曲シャフトをそれぞれ回転駆動可
    能な折り曲げ用駆動手段とを備え、 前記折曲シャフトと前記折曲用駆動手段の駆動軸は、軸
    心をずらすことを可能とする継手により連結され、前記
    先端部が前記矩形状の布保持位置に位置したとき、前記
    矩形布上下動駆動手段の上下動により前記先端部が前記
    駆動軸に対して上下動可能に構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のミシン。
  4. 【請求項4】前記挟持手段は、先端部に2つの部材が二
    股状に形成された一対の折曲シャフトと、前記先端部を
    矩形状の布をセットする布セット位置と矩形状の布を折
    り返して縫製可能な状態に保持する布保持位置とに前記
    一対の折曲シャフトをそれぞれ回転駆動可能な折り曲げ
    用駆動手段とを備え、 前記布保持位置では前記先端部に二股状に形成された2
    つの部材の一方と前記保持部材の裏面との間に矩形状の
    布を挟持することを特徴とする請求項2記載のミシン。
  5. 【請求項5】長手方向一端側が布押え駆動手段に連結さ
    れて長手方向他端の自由端が被縫製物を押圧して保持す
    る細長状の2枚の平板を、長手方向両端にスペーサーを
    介して固定したことを特徴とするミシンの布押え装置。
  6. 【請求項6】長手方向一端側が布押え駆動手段に連結さ
    れて長手方向他端の自由端が被縫製物を押圧して保持す
    る細長状の複数の薄板を、重ね合わせて構成したことを
    特徴とするミシンの布押え装置。
  7. 【請求項7】身生地の上に縫い付ける布に係合して該布
    を押さえる第1部材と、 身生地を押さえる第2部材と、 前記第1部材に連結される第1滑り板と、 前記第2部材に連結される第2滑り板と、 前記第1滑り板を上下動可能に支持する第1ガイド溝
    と、前記第2滑り板を上下動可能にかつ、前記第1ガイ
    ド溝と隣接して配置される第2ガイド溝とを備えたガイ
    ド部材と、 前記ガイド部材に設けられた開口部に挿通する第1リン
    ク部材を介して、前記第1滑り板を上下動するための第
    1部材上下動手段と、 前記ガイド部材に設けられた開口部に挿通する第2リン
    ク部材を介して、前記第2滑り板を上下動するための第
    2部材上下動手段と、により前記第1部材及び前記第2
    部材を、それぞれ独立して上下動可能に構成したことを
    特徴とするミシン。
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