JP4860061B2 - ミシンの糸緩め装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ミシンの糸緩め装置に係り、特に、押さえ上げレバーを手動あるいは足踏みペダルを介して操作することにより、この押さえ上げレバーに接続された布押さえの押さえ上げ動作と、糸調子の一対の糸調子皿に挟持された上糸の張力の解除とを行うミシンの糸緩め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ミシンにおいては、二枚の糸調子皿を巻きバネ等の付勢部材で圧縮してその間に上糸を挟持して、この上糸に適切な張力を与えることにより、天秤の糸引き上げの力に抗して余分な糸の繰り出しを防止する糸調子機構が採用されていた。
【0003】
また、このような糸調子を備えたミシンにおいては、縫製の際に被縫製物を押さえる布押さえの押さえ上げ動作と、前記糸調子による上糸の張力の解除とを同時に行う糸緩め装置が採用されていた。
【0004】
図2乃至図4は、このような従来から採用されている糸緩め装置を示したものである。
【0005】
図2に示すように、前記糸緩め装置1は、ミシン機枠の所望の位置に、前述した押さえ上げ動作と上糸の張力の解除とを行うための操作部としての押さえ上げレバー2を有しており、この押さえ上げレバー2は、その基端部をミシン機枠3に回動自在に支持されている。
【0006】
前記押さえ上げレバー2の内側には、前述した上糸の張力の解除を行うための駆動レバー4が配設されており、この駆動レバー4は、その基端部を軸部5を介してミシン機枠3に回動可能に支持されているとともに、その先端部をアーム部7aを有するリンク機構7を介して前記押さえ上げレバー2に連結されている。
【0007】
図4に示すように、前記軸部5には、この軸部5の外周よりも内径が大きな略円形のピン取付板8が前記軸部5に対して直角に形成されており、このピン取付板8の中心は、前記軸部5の中心から半径方向にずれている。
【0008】
そして、前記ピン取付板8の周縁部には、上糸の張力の解除を行うための解除ピン9が軸方向に突出するように取り付けられている。
【0009】
従って、前記解除ピン9は、前記軸部5の回転にともなって回動するようになっている。
【0010】
前記解除ピン9の近傍には、上下方向に長尺とされた平板状の皿浮かし板10が、上下方向に移動可能に配設されている。この皿浮かし板10の前記解除ピン9に対応する位置には、この解除ピン9を上下から保持する上側突起部12aおよび下側突起部12bからなる一対の突起部12が、前記解除ピン9側に向かって突出形成されている。
【0011】
従って、前記解除ピン9の回動にともなってこの解除ピン9が前記突起部12に当接されるようになっており、この解除ピン9の当接によって前記皿浮かし板10が上下に移動可能とされている。
【0012】
前記皿浮かし板10には、この皿浮かし板10の長手方向に所定の間隔を設けて楔状の複数の爪部14が形成されており、この爪部14は、前記皿浮かし板10と一体的に移動することによって糸調子15に直接係合するようになっている。
【0013】
前記皿浮かし板10の前記各爪部14に対応する位置には、糸調子15を構成する各一対の糸調子皿17a,17bが、互いに対向するように配設されており、両糸調子皿17a,17bは、図示しない巻きバネ等の付勢部材によって互いに圧接する方向に付勢されている。従って、両糸調子皿17a,17bの間に付勢部材の付勢力を介して図示しないミシンの上糸を挟持することができるようになっている。
【0014】
そして、両糸調子皿17a,17bの間には、前記皿浮かし板10による下方への移動にともなって、前記爪部14が進入するようになっており、この爪部14により、前記糸調子皿の一方17aが付勢部材による付勢力に抗する方向(図4において手前側)に押動されるようになっている。
【0015】
このため、前記皿浮かし板10の移動にともなって前記各一対の糸調子皿17a,17bを相対的に離間させることができ、これによって両糸調子皿17a,17bに挟持された上糸の張力を解除することができるようになっている。
【0016】
一方、前記押さえ上げレバー2の上方であってミシン機枠3の内側には、図3における紙面垂直方向に長尺な押さえ軸18が回転自在に配設されており、この押さえ軸18の前記押さえ上げレバー2に対応する位置には、平板状の押さえ軸レバー20が、前記押さえ上げレバー2側に延出するように形成されている。そして、前記押さえ軸レバー20と前記押さえ上げレバー2とは、J字状のフック21によって連結されている。
【0017】
このため、前記押さえ上げレバー2の回動にともなって前記押さえ軸18を回転させることができるようになっている。
【0018】
前記押さえ軸18の長手方向の一端部には、この押さえ軸18に直交する前記長尺平板状の押さえレバー22が、その基端部を固定されており、押さえレバー22の先端部には、リンク腕24がその基端部を介して回転自在に支持されている。
【0019】
前記リンク腕24の先端部には、押さえ棒抱き25が連結されており、この押さえ棒抱き25には、押さえ棒26およびこの押さえ棒26の先端部に固設された布押さえ27が保持されるようになっている。
【0020】
従って、前記押さえ上げレバー2の回動にともなって、この押さえ上げレバー2に前記押さえ軸18等を介して連結された前記リンク腕24を上方に移動させることができ、これによって前記リンク腕24に連結された布押さえ27を被縫製物から離間することができるようになっている。
【0021】
このように、前記ミシンの糸緩め装置1においては、押さえ上げレバー2の回動にともなって押さえ上げ動作と糸調子の糸緩め動作とを平行して行うことができるようになっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のミシンの糸緩め装置1においては、前記押さえ上げレバー2と前記駆動レバー4とをリンク機構7を介して連結していた。このリンク機構7による連結には、アーム部7aのみでなく、例えば段付きネジ23等の複数の連結部材を介在させる必要があった。
【0023】
このため、部品点数が多くなり、ひいては、製造効率が悪くなり、製造コストが高価になってしまうといった問題が生じていた。
【0024】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、部品点数を低減することができ、製造効率の向上および製造コストの低廉化を図ることのできるミシンの糸緩め装置を提供することを目的とするものである。
【0025】
前記目的を達成するため本発明の請求項1に係るミシンの糸緩め装置の特徴は、押さえ上げレバーと駆動レバーとを、初期状態において各レバーの長手方向がほぼ平行になるようにして軸部の軸方向に互いに重なり合うように配置し、前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーの一方に長孔状の係合孔を、他方にこの係合孔に係合する係合軸を設け、これらの係合軸と係合孔を介して前記駆動レバーを前記押さえ上げレバーに回動自在に保持し、前記係合軸は、初期状態において前記押さえ上げレバーの回動中心と前記駆動レバーの前記軸部とを結んだ直線上あるいはその近傍に位置されている点にある。
【0026】
そして、このような構成を採用したことにより、前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーとを前記係合軸と前記係合孔とによって連結することができるため、部品点数を低減することができ、さらに、係合孔の形状を、初期状態における押さえ上げレバーと駆動レバーとの位置関係に基づいて、前記押さえ上げレバーの回動を前記駆動レバーに効率的に伝達できる形状に形成することができるため、押さえ上げ動作とこれに連動する糸緩め動作とを効率的に行うことができる。更に、押さえ上げレバーの動力を損失することなく、さらに有効に押さえ上げレバーの回動を駆動レバーに伝達することができる。
【0029】
請求項2に係るミシンの糸緩め装置の特徴は請求項1において、前記係合孔を、これが形成される前記押さえ上げレバーまたは前記駆動レバーの長手方向に沿って長尺に形成するとともに、前記係合軸は、その固定位置を変更可能とされている点にある。
【0030】
そして、このような構成を採用したことにより、皿浮かし板の動作量を調整することができる。
請求項3に係るミシンの糸緩め装置の特徴は、押さえ上げレバーと駆動レバーとを、初期状態において各レバーの長手方向がほぼ平行になるようにして軸部の軸方向に互いに重なり合うように配置し、前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーの一方に長孔状の係合孔を、他方にこの係合孔に係合する係合軸を設け、これらの係合軸と係合孔を介して前記駆動レバーを前記押さえ上げレバーに回動自在に保持し、前記係合孔を、これが形成される前記押さえ上げレバーまたは前記駆動レバーの長手方向に沿って長尺に形成するとともに、前記係合軸は、その固定位置を変更可能とされている点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーとを前記係合軸と前記係合孔とによって連結することができるため、部品点数を低減することができ、さらに、係合孔の形状を、初期状態における押さえ上げレバーと駆動レバーとの位置関係に基づいて、前記押さえ上げレバーの回動を前記駆動レバーに効率的に伝達できる形状に形成することができるため、押さえ上げ動作とこれに連動する糸緩め動作とを効率的に行うことができ、更に、皿浮かし板の動作量を調整することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るミシンの糸緩め装置を図1を参照して説明する。なお、従来と基本的構成が同一もしくはこれに類する箇所については、同一の符号を用いて説明する。
【0032】
図1に示すように、本実施形態のミシンの糸緩め装置30における押さえ上げ動作のための各構成部については基本的に従来と同様である。
【0033】
ただ、本実施形態において、押さえ上げレバー31と駆動レバー32とは、布押さえ27が被縫製物に圧接している状態(以下、初期状態と称する)において、各レバー31,32の長手方向がほぼ平行になるようにして前記軸部5の軸方向に互いに重なり合うようになっている。
【0034】
また、前記押さえ上げレバー31には、この押さえ上げレバー31の長手方向に沿って長尺な長孔状の係合孔34が形成されており、この係合孔34は、初期状態においては図1に示すようにその長手方向がほぼ水平な状態に位置されるようになっている。
【0035】
そして、前記駆動レバー32の先端部の前記係合孔34に対応する位置には、この係合孔34の長手方向に直交する幅方向の寸法よりもわずかに直径が小さく形成された円柱状の係合軸35が、前記係合孔34側に突出するように取り付けられている。そして、前記係合軸35は、前記係合孔34を貫通することによって係合孔34に係合されている。
【0036】
このため、前記係合軸35を介して前記駆動レバー32の先端部を押さえ上げレバー31に回動自在に保持することができ、また、押さえ上げレバー2の回動を前記係合孔34に係合された係合軸35を介して前記駆動レバー32に伝達することができるようになっている。
【0037】
従って、本実施形態においては、前記押さえ上げレバー31と前記駆動レバー32とを両者に形成された前記係合軸35および前記係合孔34によって直接連結することができるようになっている。このため、従来のリンク機構7を介した連結に比べて部品点数を低減することができるようになっている。
【0038】
また、前記係合孔34の形状を、初期状態における前記押さえ上げレバー31と前記駆動レバー32との位置関係に基づいて、この係合孔34が形成された前記押さえ上げレバー31の回動を前記駆動レバー32に効率的に伝達できる形状に形成することができるようになっている。このため、押さえ上げ動作とこれに連動する糸緩め動作とを効率的に行うことができる。
【0039】
また、本実施形態において、前記係合軸35は、初期状態において前記押さえ上げレバー31の回動中心と前記駆動レバー32の前記軸部5とを結んだ直線上(図1における破線A上)あるいはその近傍に位置されるようになっている。このため、押さえ上げレバー31の動力を損失することなく、さらに有効に押さえ上げレバー31の回動を駆動レバー32に伝達することができる。
【0040】
さらに、本実施形態において前記係合孔34は、図1の破線Aに沿って(長手方向に沿って)長尺に形成されるようになっている。また、この係合孔34に係合すべく、破線Aに沿って複数箇所に形成されたねじ部40に、前記係合軸35が選択的に固定されるようになっている。
【0041】
この構成により、前記係合軸35は、前記駆動レバー32上の固定位置を変更可能とされている。このため、皿浮かし板10の動作量を調整することができるようになっている。
【0042】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0043】
まず、初期状態において、前記押さえ上げレバー31、およびこの押さえ上げレバー31に形成された前記係合孔34は、その長手方向が図1に示すようにほぼ水平な状態に保持されている。このとき、布押さえ27は、リンク腕24によって図3における下方に移動されており、被縫製物を押さえた状態になっている。また、このとき、前記皿浮かし板10の爪部14は、前記糸調子15に係合しておらず、各一対の糸調子17a,17bは、付勢部材の付勢力によって両者の間に上糸を挟持した状態になっている。
【0044】
さらに、初期状態において、押さえ上げレバー31と駆動レバー32とは、各レバー31,32の長手方向がほぼ平行になるようにして前記軸部5の軸方向に互いに重なり合っている。また、前記係合軸35は、前記押さえ上げレバー31の回動中心と前記駆動レバー32の前記軸部5とを結んだ直線上あるいはその近傍に位置されている。
【0045】
そして、初期状態から、押さえ上げ動作および糸緩め動作を開始する場合は、前記押さえ上げレバー31を図1における状態から反時計方向に回動する。
【0046】
この押さえ上げレバー31の回動により、押さえ上げレバー31に連結されたフック21が下方へ移動し、このフック21に連結された前記押さえ軸18が図3における反時計方向に回転する。そして、前記押さえ軸18の回転により、この押さえ軸18に連結された押さえレバー22が同方向へ回動し、この押さえレバー22の回動にともなって前記リンク腕24が上方へ移動する。これにより、リンク腕24に連結された前記押さえ棒抱き25が、押さえ棒26および布押さえ27とともに上方へ移動し、押さえ上げ動作が完了する。
【0047】
一方、前記押さえ上げレバー31の回動にともなって、前記押さえ上げレバー31の係合孔34に係合された前記係合軸35は、前記係合孔34に沿うようにして駆動レバー32とともに図1における時計方向へ回動する。
【0048】
このとき、前記係合軸35は、前記押さえ上げレバー31の回動中心と前記駆動レバー32の前記軸部5とを結んだ直線上あるいはその近傍に位置されいるため、押さえ上げレバー31の動力を損失することなく、押さえ上げレバー31の回動を駆動レバー32に効率的に伝達することができる。
【0049】
そして、前記駆動レバー32の回動にともなって、この駆動レバー32に前記軸部5および前記ピン取付板8を介して連結された前記解除ピン9は、外周面に前記下側突起部12bを当接させた状態で図4における下方へ回動を行なう。
【0050】
これにより、前記突起部12が形成された皿浮かし板10が各爪部14とともに下方へ移動し、各爪部14は、下方に隣位する各一対の糸調子皿17a,17bの間に進入する。
【0051】
そして、前記爪部14の進入により、各糸調子皿17a,17bは付勢部材の付勢に抗するように相対的に離間され、両糸調子皿17a,17bの間に挟持された上糸は挟持を解除される。
【0052】
これにより、糸調子15による上糸の張力が解除され、糸緩め動作が完了する。
【0053】
したがって、本実施形態によれば、前記押さえ上げレバー31と前記駆動レバー32とを、初期状態において各レバー31,32の長手方向がほぼ平行になるように前記軸部5の軸方向に互いに重なり合うようにすることができ、また、前記押さえ上げレバー31と前記駆動レバー32とを前記係合軸35および前記係合孔34によって直接連結することができる。このため、部品点数を低減することができるとともに、押さえ上げレバー31の回動を前記駆動レバー32に効率的に伝達でき、押さえ上げ動作とこれに連動する糸緩め動作とを効率的に行うことができる。
【0054】
また、本実施形態によれば、前記係合軸35を、初期状態において前記押さえ上げレバー31の回動中心と前記駆動レバー32の前記軸部5とを結んだ直線上あるいはその近傍に位置させることができるため、押さえ上げレバー31の動力を損失することなく、さらに有効に押さえ上げレバー31の回動を駆動レバー32に伝達することができる。
【0055】
さらに、本実施形態によれば、前記係合軸35の前記駆動レバー32上の固定位置を変更することができるため、皿浮かし板10の動作量を簡易に調整することができる。
【0056】
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0057】
例えば、上記実施形態では、押さえ上げレバーに係合孔を設けるとともに、駆動レバーに係合軸を設けたが、これに代えて、押さえ上げレバーに係合軸を設けるとともに、駆動レバーに係合孔を設けるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の請求項1に係るミシンの糸緩め装置によれば、コストの低廉化および小型化ならびに動作の効率化を図ることができる。
【0060】
請求項2、3に係るミシンの糸緩め装置によれば、コストの低廉化および小型化ならびに動作の効率化を図ることができ、更に、上糸の緩め量等の条件の異なる多様な種類の縫製を行う場合においても、柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るミシンの糸緩め装置の実施形態を示す正面図
【図2】 従来から使用されているミシンの糸緩め装置の一例を示す正面図
【図3】 従来から使用されているミシンの糸緩め装置の一例を示した図2の右側側面図
【図4】 従来から使用されているミシンの糸緩め装置の一例を示す図2の背面図
【符号の説明】
3 ミシン機枠
5 軸部
9 解除ピン
10 皿浮かし板
14 爪部
15 糸調子
27 布押さえ
30 糸緩め装置
31 押さえ上げレバー
32 駆動レバー
34 係合孔
35 係合軸
Claims (3)
- 回動動作にともなって布押さえを被縫製物に対して接離させる押さえ上げレバーをミシン機枠に回動可能に配設し、その基端部が軸部を介して前記ミシン機枠に回動自在に支持されている駆動レバーの先端部を前記押さえ上げレバーに回動自在に保持し、前記駆動レバーの前記軸部上に、回動動作にともなって皿浮かし板を上糸が挟持された糸調子の一対の糸調子皿の間に進入させることによって前記上糸の張力を解除可能とされた解除ピンを形成し、前記押さえ上げレバーの操作によって前記布押さえの押さえ上げと前記上糸の張力の解除とを行うように形成されたミシンの糸緩め装置において、
前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーとを、初期状態において各レバーの長手方向がほぼ平行になるようにして前記軸部の軸方向に互いに重なり合うように配置し、前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーの一方に長孔状の係合孔を、他方にこの係合孔に係合する係合軸を設け、これらの係合軸と係合孔を介して前記駆動レバーを前記押さえ上げレバーに回動自在に保持し、
前記係合軸は、初期状態において前記押さえ上げレバーの回動中心と前記駆動レバーの前記軸部とを結んだ直線上あるいはその近傍に位置されていること
を特徴とするミシンの糸緩め装置。 - 前記係合孔を、これが形成される前記押さえ上げレバーまたは前記駆動レバーの長手方向に沿って長尺に形成するとともに、前記係合軸は、その固定位置を変更可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のミシンの糸緩め装置。
- 回動動作にともなって布押さえを被縫製物に対して接離させる押さえ上げレバーをミシン機枠に回動可能に配設し、その基端部が軸部を介して前記ミシン機枠に回動自在に支持されている駆動レバーの先端部を前記押さえ上げレバーに回動自在に保持し、前記駆動レバーの前記軸部上に、回動動作にともなって皿浮かし板を上糸が挟持された糸調子の一対の糸調子皿の間に進入させることによって前記上糸の張力を解除可能とされた解除ピンを形成し、前記押さえ上げレバーの操作によって前記布押さえの押さえ上げと前記上糸の張力の解除とを行うように形成されたミシンの糸緩め装置において、
前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーとを、初期状態において各レバーの長手方向がほぼ平行になるようにして前記軸部の軸方向に互いに重なり合うように配置し、前記押さえ上げレバーと前記駆動レバーの一方に長孔状の係合孔を、他方にこの係合孔に係合する係合軸を設け、これらの係合軸と係合孔を介して前記駆動レバーを前記押さえ上げレバーに回動自在に保持し、
前記係合孔を、これが形成される前記押さえ上げレバーまたは前記駆動レバーの長手方向に沿って長尺に形成するとともに、前記係合軸は、その固定位置を変更可能とされていることを特徴とするミシンの糸緩め装置。
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