JP2006026271A - ミシンの押さえ装置 - Google Patents

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Shunichi Hashiguchi
俊一 橋口
Katsuaki Sakai
克秋 坂井
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Abstract

【課題】部品を交換することなく、布押さえの押さえ圧や押さえに必要なストロークを変更する。
【解決手段】ミシンの押さえ装置1は、布押さえ11を針板側に押下させる押下機構12に当接し、上下方向に移動自在に設けられた押さえ板18と、この押さえ板を上下方向に駆動させる押さえ板駆動部材19と、この押さえ板駆動部材を上下方向に駆動させる第1駆動リンク部材20と、この第1駆動リンク部材と第1連結リンク部材25を介して連結された第2駆動リンク部材26と、この第2駆動リンク部材と第2連結リンク部材28を介して連結され、第2連結リンク部材を駆動させる駆動装置35と、を備えており、第1駆動リンク部材と第1連結リンク部材のリンク比と、第1連結リンク部材と第2駆動リンク部材のリンク比のうち、少なくとも一方のリンク比を変更自在に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミシンの押さえ装置に関する。
従来から、ミシンには、図5に示すように、縫製される布を送る布送り台100が設けられており、この布送り台100には、布送り台100上の布を上方から押圧する布押さえ101が設けられている。この布押さえ101は、布押さえ101を針板側に押下させる押下機構102に上下方向に移動自在に支持されている。この押下機構102を構成するスライダ103には、スライダ103を上下方向に動作させる押さえ板104が連結され、この押さえ板104には、この押さえ板104を上下方向に駆動させる押さえ板駆動部材105が設けられている。この押さえ板駆動部材105は、複数のリンク部材106,107,・・・,111,112を介してソレノイド115に連結されている。
そして、ソレノイド115がa方向に引かれることにより、第1リンク部材112がa方向に移動し、第2リンク部材111が回動軸O1を中心として回動し、第2リンク部材111に連結された第3リンク部材110がb方向に押し下げられる。これに伴い、第4リンク部材109は回動軸O2を中心として回動し、第4リンク部材109に連結された第5リンク部材108はc方向に移動し、第6リンク部材107が回動軸O3を中心として回動し、第6リンク部材107に連結された第7リンク部材106の一端部がd方向に押し下げられる。これにより、押さえ板駆動部材105が下方に移動し、この押さえ板駆動部材105とともに押さえ板104も下方に移動し、押さえ板104が下方に移動することで、スライダ103を押下することとなるので、押下機構102は布押さえ101を下方に移動させて布を押圧する(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−253364号公報
しかし、従来の押さえ装置においては、各リンク部材は隣接するリンク部材と一箇所でしか連結できなかったため、布押さえの押さえ圧や押さえに必要なストロークを変更する場合にはリンク部材やソレノイドを交換しなければならず、コストが増大するとともに、交換作業という余分な手間がかかっていた。
また、上記特許文献1において、布押さえの下降時は、布を布送り台のバネによって押さえるため、布押さえが下がるにつれて、布への押圧力を上げるためのカムやトグルリンクが設けられているが、布押さえの上昇量が高く設計されたミシンにおいては、布押さえの下降始めの力が弱くなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、部品を交換することなく、布押さえの押さえ圧や押さえに必要なストロークを変更することができるミシンの押さえ装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、布押さえを針板側に押下させる押下機構に当接し、上下方向に移動自在に設けられた押さえ板と、この押さえ板を上下方向に駆動させる押さえ板駆動部材と、この押さえ板駆動部材を上下方向に駆動させる第1駆動リンク部材と、この第1駆動リンク部材に第1連結リンク部材を介して連結された第2駆動リンク部材と、この第2駆動リンク部材に第2連結リンク部材を介して連結され、前記第2連結リンク部材を駆動させる駆動装置と、を備えるミシンの押さえ装置であって、前記第1駆動リンク部材と前記第1連結リンク部材のリンク比と、前記第1連結リンク部材と前記第2駆動リンク部材のリンク比のうち、少なくとも一方のリンク比を変更自在に構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1駆動リンク部材と第1連結リンク部材のリンク比と、第1連結リンク部材と第2駆動リンク部材のリンク比のうち、少なくとも一方のリンク比を変更することにより、駆動装置により第2連結リンク部材を駆動させたときの布押さえの上下方向の移動量が変化する。
よって、部品を交換することなく、布押さえの押さえ圧や押さえに必要なストロークを変更することができ、コストの増大を抑えることができるとともに、作業時間の短縮を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの押さえ装置において、前記第1駆動リンク部材と前記第1連結リンク部材とが連結される第1連結部と、前記第1連結リンク部材と前記第2駆動リンク部材とが連結される第2連結部のうち、少なくとも一方の連結部を変更自在に構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第1連結部と第2連結部のうち、少なくとも一方の連結部を変更することにより、駆動装置により第2連結リンク部材を駆動させたときの布押さえの上下方向の移動量が変化する。
よって、部品を交換することなく、布押さえの押さえ圧や押さえに必要なストロークを変更することができ、コストの増大を抑えることができるとともに、作業時間の短縮を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のミシンの押さえ装置において、前記第1連結部を、前記第2連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第1位置における回動軌跡に沿うように構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第1連結部を変更する際には、第1連結リンク部材と第1駆動リンク部材の連結を緩めるか解除し、第1連結リンク部材を第2連結部を回動中心として回動させて、任意の箇所で第1駆動リンク部材と位置がずれないように再度連結するだけで、容易に第1連結部を変更することができる。
よって、第1連結部の変更作業にかかる手間を減らすことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のミシンの押さえ装置において、前記第2連結部を、前記第1連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第2位置における回動軌跡に沿うように構成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第2連結部を変更する際には、第1連結リンク部材と第2駆動リンク部材の連結を緩めるか解除し、第1連結リンク部材を第1連結部を回動中心として回動させて、任意の箇所で第2駆動リンク部材と位置がずれないように再度連結するだけで、容易に第2連結部を変更することができる。
よって、第2連結部の変更作業にかかる手間を減らすことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載のミシンの押さえ装置において、前記第1連結部を、前記第2連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第1位置における回動軌跡に沿うように構成し、前記第2連結部を、前記第1連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第2位置における回動軌跡に沿うように構成したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、第1連結部を変更する際には、第1連結リンク部材と第1駆動リンク部材の連結を緩めるか解除し、第1連結リンク部材を第2連結部を回動中心として回動させて、任意の箇所で第1駆動リンク部材と位置がずれないように再度連結するだけで、容易に第1連結部を変更することができる。
第2連結部を変更する際には、第1連結リンク部材と第2駆動リンク部材の連結を緩めるか解除し、第1連結リンク部材を第1連結部を回動中心として回動させて、任意の箇所で第2駆動リンク部材と位置がずれないように再度連結するだけで、容易に第2連結部を変更することができる。
よって、第1連結部及び第2連結部の変更作業にかかる手間を減らすことができる。
請求項1に記載の発明によれば、部品を交換することなく、布押さえの押さえ圧や押さえストロークを変更することができ、コストの増大を抑えることができるとともに、作業時間の短縮を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、部品を交換することなく、布押さえの押さえ圧や押さえストロークを変更することができ、コストの増大を抑えることができるとともに、作業時間の短縮を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1連結部の変更作業にかかる手間を減らすことができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2連結部の変更作業にかかる手間を減らすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1連結部及び第2連結部の変更作業にかかる手間を減らすことができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るミシンの押さえ装置の最良の形態について詳細に説明する。
<押さえ装置の構成>
押さえ装置1には、図1に示すように、針板上で搬送される布地を上方から適度な圧力で押圧する板状の布押さえ11が設けられている。この布押さえ11は、当該布押さえ11を針板側(布押さえ11の下方)に押下させる押下機構12によって支持されている。押下機構12には、ミシンフレームに固定された基台13が設けられており、この基台13の先端部13aには、上下方向にスライド移動自在に設けられ、布押さえ11を支持する支持部14が設けられている。
また、基台13には、当該基台13の基部側で回動自在に支持された一対の押さえリンク板15,15が設けられている。この押さえリンク板15,15は、その先端部15aが支持部14の上端部に係合されており、押さえリンク板15,15が回動軸C1を支点に回動することにより、支持部14を上下方向にスライド移動させることができるようになっている。
また、基台13には、押さえリンク板15,15よりも上方で、当該基台13の基部側で回動自在に支持されたスライダ16が設けられている。このスライダ16の後端部16bと押さえリンク板15,15の後端部15bは、バネ部材17により連結されており、回動軸C2を支点としたスライダ16の回動に伴って押さえリンク板15,15も回動することができるようになっている。ここで、スライダ16と押さえリンク板15,15は、ともに先端部15a,16aが最も上方に位置し、後端部15b,16bが最も下方に位置する姿勢で自然長のバネ部材17によって連結されており、スライダ16の先端部16aが下方に動いて後端部16bが上方に動き、バネ部材17が伸びた際にその弾性力により押さえリンク板15,15の後端部15bが上方に動くようになっている。
スライダ16の先端部16aの上方には、その下面がスライダ16の先端部16aに当接するように押さえ板18が設けられている。この押さえ板18は、布押さえ11と略平行に設けられており、スライダ16の先端部16aを下方に押下できるようになっている。
押さえ板18の上面には、押さえ板18を上下方向に駆動させる押さえ板駆動部材19が接合されている。この押さえ板駆動部材19の上端部19aには、押さえ板駆動部材19を上下方向に駆動させる第1駆動リンク部材20が当接するように設けられている。
第1駆動リンク部材20は、図1及び図2に示すように、第1駆動リンク部材20を上方から押さえて駆動させる押さえ部材21と、後述する第1連結リンク部材25と連結される連結部材22が互いの一端部でピン部材P1により連結されて構成されている。押さえ部材21と連結部材22は、ともに板状に形成され、両者のなす角が90度程度となるように連結されている。また、押さえ部材21と連結部材22は、互いに独立して回動しないように連結されており、ピン部材P1を回動軸として第1駆動リンク部材20全体が同時に回動できるように構成されている。
連結部材22の他端部には、円弧状の長孔23が形成されている。この長孔23は、第1駆動リンク部材20と第1連結リンク部材25の一端部の連結部である第1連結部C4を変更自在にするために形成されている。すなわち、第1連結部C4を変更することにより、第1駆動リンク部材20と第1連結リンク部材25のリンク比を変更できるようになっている。
また、長孔23は、第1連結リンク部材25の他端部と後述する第2駆動リンク部材26の第2連結部C5を回動中心として、第1連結リンク部材25を回動させたときの第1連結リンク部材25の一端部(第1位置)の回動軌跡に沿うように形成されている。
第1駆動リンク部材20には、第1連結部C4で第1連結リンク部材25の一端部がネジやボルト等の締結部材T1により連結されている。第1連結リンク部材25は、長尺に形成された板材であり、その他端部には、第2駆動リンク部材26がネジやボルト等の締結部材T2により連結されている。第2駆動リンク部材26は、略L字状に形成された板材であり、第1連結リンク部材25との連結箇所には、円弧状の長孔27が形成されている。この長孔27は、第2駆動リンク部材26と第1連結リンク部材25の連結部である第2連結部C5を変更自在にするために形成されている。すなわち、第2連結部C5を変更することにより、第2駆動リンク部材26と第1連結リンク部材25のリンク比を変更できるようになっている。
また、長孔27は、第1連結リンク部材25と第1駆動リンク部材20の第1連結部C4を回動中心として、第1連結リンク部材25を回動させたときの第1連結リンク部材25の他端部(第2位置)の回動軌跡に沿うように形成されている。
第2駆動リンク部材26には、第2連結リンク部材28の一端部がネジやボルト等の締結部材T3により連結されており、この第2連結リンク部材28の他端部には、後述する第3連結リンク部材33と連結するための連結板30にネジやボルト等の締結部材T4により連結されている。連結板30には二つの連結孔30a,30bが形成されており、第2連結リンク部材28の他端部に形成された孔28bと連結孔30aとを重ねて締結部材T4を挿通させることにより、第2連結リンク部材28と連結板30が連結される。一方、第3連結リンク部材33の一端部に形成された孔(図示略)と連結孔30bとを重ねてネジやボルト等の締結部材T5を挿通させることにより、第3連結リンク部材33と連結板30が連結される。この連結板30は、トグル機構により、支持板31に連結されており、第3連結リンク部材33の一端部が最も突出した位置と最も引っ込んだ位置のいずれかの位置で静止することができるようになっている。
第3連結リンク部材33の他端部には、第3連結リンク部材33を往復駆動させて第2連結リンク部材28を駆動させる駆動装置としてのソレノイド35のシリンダナックル36がピン部材P2により連結されている。
<押さえ装置の動作説明>
次に、上記構成からなる押さえ装置1についての動作を説明する。
最初に、布押さえ11を下方に移動させて布を押圧するときの動作について説明する。
第3連結リンク部材33がソレノイド35側に引かれる方向(図1中のs方向)にソレノイド35を駆動させると、シリンダナックル36を介して第3連結リンク部材33がソレノイド35側に牽引され、第3連結リンク部材33に連結された連結板30はトグル機構の回動軸C8を中心として反時計回りに回動する。連結板30が反時計回りに回動することにより、連結板30に連結された第2連結リンク部材28の他端部も連結板30の回動軌跡に沿って移動するため、第2連結リンク部材28の他端部は下方(図1中のt方向)に移動することとなる。第2連結リンク部材28の他端部が下方に移動することにより、第2連結リンク部材28の一端部、すなわち、連結部C7も下方に移動し、この移動に伴って第2駆動リンク部材26は回動軸C6を回動中心として時計回りに回動する。
第2駆動リンク部材26が時計回りに回動することにより、第2駆動リンク部材26の一端部、すなわち、第2連結部C5も時計回りに回動し、この第2連結部C5で連結されている第1連結リンク部材25の他端部も回動軸C6を回動中心として時計回りに回動する。これに伴い、第1連結リンク部材25の一端部、すなわち、第1連結部C4は他端部側にu方向に牽引され、第1駆動リンク部材20はピン部材P1を回動中心として反時計回りに回動することとなる。第1駆動リンク部材20が反時計回りに回動することにより、第1駆動リンク部材20を構成する押さえ部材21の先端部は下方に移動し、当接している押さえ板駆動部材19の上端部19aを押さえる。
押さえ板駆動部材19が押さえられて、下方に移動することにより、押さえ板18も下方に移動し、スライダ16の先端部16aは押さえ板18に押さえられて回動軸C2を中心として反時計回りに回動する。これに伴い、スライダ16の後端部16bは上方に移動し、スライダ16の後端部16bに連結されたバネ部材17の弾性力によりリンク板15の他端部15bも上方に移動し、リンク板15は回動軸C1を中心に反時計回りに回動する。これにより、リンク板15の先端部15aは下方に移動し、この先端部15aに係合された支持部14も下方に移動し、布押さえ11は下方に移動する。
次に、布押さえ11を上方に移動させて布への押圧を解放するときの動作について説明する。
第3連結リンク部材33がソレノイド35から遠ざかる方向(図1中v方向)にソレノイド35を駆動させると、シリンダナックル36を介して第3連結リンク部材33がソレノイド35から遠ざかるように押し出され、第3連結リンク部材33に連結された連結板30はトグル機構の回動軸C8を中心として時計回りに回動する。連結板30が時計回りに回動することにより、連結板30に連結された第2連結リンク部材28の他端部も連結板30の回動軌跡に沿って移動するため、第2連結リンク部材28の他端部は上方(図1中w方向)に移動することとなる。第2連結リンク部材28の他端部が上方に移動することにより、第2連結リンク部材28の一端部、すなわち、連結部C7も上方に移動し、この移動に伴って第2駆動リンク部材26は回動軸C6を回動中心として反時計回りに回動する。
第2駆動リンク部材26が反時計回りに回動することにより、第2駆動リンク部材26の一端部、すなわち、第2連結部C5も反時計回りに回動し、この第2連結部C5で連結されている第1連結リンク部材25の他端部も回動軸C6を回動中心として反時計回りに回動する。これに伴い、第1連結リンク部材25の一端部、すなわち、第1連結部C4は一端部側(x方向)に押され、第1駆動リンク部材20はピン部材P1を回動中心として時計回りに回動することとなる。第1駆動リンク部材20が時計回りに回動することにより、第1駆動リンク部材20を構成する押さえ部材21の先端部は上方に移動し、押さえ板駆動部材19の上端部19aへの押さえが解放される。
押さえ部材21による押さえ板駆動部材19への押さえが解放されると、押さえ板18を押さえる押圧力も解放されるため、バネ部材17の弾性力により、スライダ16の後端部16bが下方に移動することで、スライダ16は回動軸C2を中心として時計回りに回動する。これに伴い、リンク板15の他端部15bは下方に移動し、リンク板15は回動軸C1を中心に時計回りに回動する。これにより、リンク板15の先端部15aは上方に移動し、この先端部15aに係合された支持部14も上方に移動し、布押さえ11は上方に移動して布への押圧力が解放される。
<実施形態の作用効果>
実施形態における押さえ装置1によれば、図1及び図3に示すように、第1駆動リンク部材20と第1連結リンク部材25との連結においては、第1連結部C4をピン部材P1側に近づけると第1連結部C4での回動半径が小さくなるため、第1駆動リンク部材20の連結部材22の小さな回動で押さえ部材21の大きな回動をさせることができる。よって、布押さえ11の上昇位置を変えることなく、布押さえに必要なストロークを小さくしながらも、布への押圧力を高めることができる。従って、厚い布を押さえるのに適するものである。
一方、図1及び図4に示すように、第1連結リンク部材25と第2駆動リンク部材26との連結においては、第2連結部C5を回動軸C6側に近づけると第2連結部C5での回動半径が小さくなるため、第1連結リンク部材25の移動量を大きくすることができる。よって、布押さえ11の下降時の位置を変えることなく、布押さえに必要なストロークを小さくしながらも、布への押圧力を高めることができる。従って、薄い布を押さえるのに適するものである。
従って、部品を交換することなく、布押さえ11の押さえ圧や押さえストロークを変更することができ、コストの増大を抑えることができるとともに、作業時間の短縮を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。リンク比を変更する手段は長孔に限らず、例えば、複数の連結孔を形成してもよい。また、長孔は第1駆動リンク部材と第1連結リンク部材、第1連結リンク部材と第2駆動リンク部材の連結箇所に限らず、他の箇所に設けてもよい。また、リンクの数、形状、配置等も自由に変更可能である。その他、本発明は、発明の要旨を逸脱しない範囲内で自由に変更、改良が可能である。
本発明に係るミシンの押さえ装置の概略側面図である。 本発明に係るミシンの押さえ装置におけるソレノイドの駆動力を布押さえに伝達する機構の分解斜視図である。 本発明に係るミシンの押さえ装置における第1駆動リンク部材の正面図である。 本発明に係るミシンの押さえ装置における第2駆動リンク部材の正面図である。 従来技術におけるミシンの押さえ装置の概略側面図である。
符号の説明
1 押さえ装置
11 布押さえ
12 押下機構
18 押さえ板
19 押さえ板駆動部材
20 第1駆動リンク部材
25 第1連結リンク部材
26 第2駆動リンク部材
28 第2連結リンク部材
35 ソレノイド(駆動装置)
C4 第1連結部
C5 第2連結部

Claims (5)

  1. 布押さえを針板側に押下させる押下機構に当接し、上下方向に移動自在に設けられた押さえ板と、この押さえ板を上下方向に駆動させる押さえ板駆動部材と、この押さえ板駆動部材を上下方向に駆動させる第1駆動リンク部材と、この第1駆動リンク部材に第1連結リンク部材を介して連結された第2駆動リンク部材と、この第2駆動リンク部材に第2連結リンク部材を介して連結され、前記第2連結リンク部材を駆動させる駆動装置と、を備えるミシンの押さえ装置であって、
    前記第1駆動リンク部材と前記第1連結リンク部材のリンク比と、前記第1連結リンク部材と前記第2駆動リンク部材のリンク比のうち、少なくとも一方のリンク比を変更自在に構成したことを特徴とするミシンの押さえ装置。
  2. 前記第1駆動リンク部材と前記第1連結リンク部材とが連結される第1連結部と、前記第1連結リンク部材と前記第2駆動リンク部材とが連結される第2連結部のうち、少なくとも一方の連結部を変更自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載のミシンの押さえ装置。
  3. 前記第1連結部を、
    前記第2連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第1位置における回動軌跡に沿うように構成したことを特徴とする請求項2に記載のミシンの押さえ装置。
  4. 前記第2連結部を、
    前記第1連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第2位置における回動軌跡に沿うように構成したことを特徴とする請求項2に記載のミシンの押さえ装置。
  5. 前記第1連結部を、
    前記第2連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第1位置における回動軌跡に沿うように構成し、
    前記第2連結部を、
    前記第1連結部を回動中心として前記第1連結リンク部材を回動させた場合に、前記第1連結リンク部材の第2位置における回動軌跡に沿うように構成したことを特徴とする請求項2に記載のミシンの押さえ装置。
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US8442019B2 (en) 2003-08-12 2013-05-14 Bose Corporation Method and apparatus for avoiding wireless audio signal transmission interferences

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8442019B2 (en) 2003-08-12 2013-05-14 Bose Corporation Method and apparatus for avoiding wireless audio signal transmission interferences

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